ペーパーマリオ(ペーパーマリオシリーズ)

登録日:2024/10/16 Wed 23:00:00
更新日:2025/05/29 Thu 22:07:16
所要時間:約 7 分で読めます






画像出典:マリオストーリー公式サイト(https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nmqj/game/chara/index.html)


ペーパーマリオ(Paper Mario)とは、ペラペラな紙になったミスタービデオゲームことマリオのことである。


概要

当然っちゃ当然だが、ペーパーマリオシリーズの主人公。
マリオをデフォルメ化し、ペラペラな紙にしたようなデザインをしている。
お馴染みの赤い帽子に青のオーバーホール、ヒゲは共通しているが、体格が大きく異なる。
ぱっと見二頭身くらいに縮小されており、足が胴体とつながっている。*1
そして手がデカい。

設定及び性格は本家マリオとさほど変わらないが、基本的に無言かつ無表情であり感情は身振り手振りで表現する。無言という点ではスーパーマリオRPGに近いか。
表情に関しては完全な無表情というわけではないが、クッパやピーチ姫に比べると起伏は薄い。無表情で敵を屠る姿には狂気さえ感じる
オリガミキング辺りから表情が大きく変わるようになり、寒暖な気候に苦しんだり、目が白くなる表情まで追加された。
本家マリオのような金にガメツイ一面はなく、むしろパーッと使っている。

ルイージとの関係は本家同様良好だが、ルイージの性格上一緒に冒険することはあまりない。
ピーチ姫とも仲が良いが、たまに本気の姫にたじろぐ。
クッパとはライバルといった感じで、そこまで険悪な仲ではない。
作品によっては協力してくれることも。

CVは本家同様チャールズ・マーティネー氏が担当しているが、喋るのはRPGとスペマリのみ。


性能

世界観の違いもあるが、素の機動力は本家よりかなり劣っており特にジャンプがスペマリ以外だいぶ低い。
その代わり、各作品毎にアイテムや様々なアクションを覚えることができ、作品によっては本家マリオに負けず劣らずの力を得る。
自らを折り紙にしたり、狭い隙間を通ったりできるのは本家マリオにはできない独自の能力であるといえる。

ジャンプやハンマーで道を切り開くのは本家と同じだが、6作品ともジャンプとハンマーを発展させた技を使用できる。
アイテムを使った変身はシールまで無かった。

前2作にはバッジシステムがあり、様々なバッジを付けることで自身や仲間を強化することができる。
後3作には経験値の概念がないため、あんまり戦闘する意味が無い…


各作品での活躍

マリオストーリー

初登場。ペーパーマリオの冒険が始まる。

…と思いきや最序盤からいきなりクッパにやられるという衝撃の展開に。
その後ピーチ姫も城ごと攫われてしまう。
ピーチ姫とスターの精を助けるべく、各地で出会った仲間と共にクッパに挑む…という今までに無かった展開。

バッジによって様々な技を出すことができる。
フィールド上では仲間との協力で仕掛けを解いたりマリオ単独ではいけない場所に行くことができる。


ペーパーマリオRPG

ピーチ姫に宝探しに誘われ、ゴロツキタウンに着くマリオ。
だがピーチ姫はもうおらず、マリオは手元にあった地図を頼りに途中で仲間と出会いながらスターストーンを探す旅に出る。

この作品ではペラ魔人による呪いという名のパワーアップで新しい能力を得ることができる。
自身を折ることで紙ヒコーキや船になったり、丸まったり横向きになれる。
また、ブーツやハンマーを新調することで新アクションと技を追加できる。

やってはいけないことをしたり選択肢によっては大変な目に遭う。
とあるイベントでは(依頼のためではあるが)ルイージに冷たく接する。また、彼の冒険の話を聴いている途中に寝てしまう。
幻の生物は叩いてはいけないと念を押されてもぶっ叩く。

ただそれ以外ではイケてるヒゲなので女子大生マダム男の娘お姉さんからの評判は良い。

後は厳密には本人ではないのだが、とあるステージで敵の策略で名前と姿を奪われたことにより世にも珍しい饒舌で表情豊かなマリオが見られる。
ちなみに仲間は違和感に全く気づかなかった。

スーパーペーパーマリオ

いきなりピーチ姫(とルイージとクッパ他)が攫われ、更にコントンのラブパワーを呼び起こされてしまう。
白の予言書に書かれていた勇者の一人*2であるマリオは、3人の勇者を探し出しノワール伯爵の野望を打ち砕くことになる。

従来のマリオのような2Dアクションでステージを駆け巡る。
今作では新たに「次元ワザ」という能力を得る。次元ワザを使うことでステージが90度回転し、別の視点でステージを見ることができる。
地味なことだが彼のみしゃがむことができる。

前作同様、選択肢を断ることで身を滅ぼす展開になることがある。
また、ハザマの世界の美的感覚が違うのか、住民からはルイージと共におっさんやらヒゲやら言われ放題にされる。
レドとは会話できるが、グリンとは会話できない。


ペーパーマリオ スーパーシール

シールフェスタに参加していたところ、クッパが乱入しロイヤルシールとピーチ姫を掻っ攫う。
ルーシーからは「マリオがシールコメットに触ったせいでこうなった」と言いがかりを付けられ、半ば仕方なく冒険に出かける。


今作から仲間がいなくなり、ナビゲートキャラクター「ルーシー」との二人旅となる。
一切喋らないので彼がルーシーのことをどう思っているかは不明。
固有能力は「ペパライズ」で、画面外から一部オブジェクトを操作できるが、操作の手間が…

技はシールを使って繰り出す仕様になり自由度が大きく減少した。
中にはモノシールという立体的なモノを呼び出すものまであり、発動時には画面外に逃げ出す。
アイテムのシールを使うことでファイアマリオやアイスマリオになれる。


マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX

遂に本家マリオとの共演が果たされる。
それと同時に「ペーパーマリオの世界」が従来の「マリオの世界」とは異なる「本の中の世界」の出来事であることが示唆された。
イメージカラーはオレンジ。やはりボイスはない。

絵本の中から解放され、途中で立体マリオと出会う。
ルイージはマリオが二人いることから安心している。

環境が違うためか、素のステータスはかなり低い。
その代わりとして与えられた固有能力は「コピー」で、自身のコピーを増やして重なることで戦闘力を補うことができる。
そのためいかにコピーを維持するかが重要となってくる。
トリオアタックでは自身を変形させることで攻撃を繰り出すこともできる。

フィールドではトリオアクションで道を切り開く。ペラペラなボディを活かして狭いところを通ったりもできる。


ペーパーマリオ カラースプラッシュ

嵐の夜、自宅に来たピーチ姫から真っ白になったキノピオを見せられる。
送られてきた住所であるイロドリアイランドに向かうと、島は色抜けしていた。
イロドリタウンで出会ったペンキーと共に島を元に戻す旅に出る。

固有能力は「ペンキハンマー」と「キリトリ」
ペンキハンマーで叩くと地形にペンキで色を付けられる。
キリトリは前作のペパライズに近いが、効率はだいぶよくなっている。

戦闘はカードを使う。…要するに前作と大体同じ。
一部カードは色を付けなければ使い物にならないくらい低火力。
アイテムのカードを使うことでファイア、アイスに加えてしっぽマリオとカエルマリオになれる。


ペーパーマリオ オリガミキング

ピーチ姫にオリガミまつりに招待され、ピーチ城へと向かうマリルイ。
しかしピーチ姫は既にオリー王によってオリガミと化しており、更に城ごと攫われてしまう。
城の地下で出会ったオリビアと共に各地の紙テープを破壊することになる。

固有能力は「カミの手」。マリオの両手が巨大化し腕が蛇腹状になる。
これにより仕掛けを解いたり敵をぶっ叩いたりすることができる。
ブンボー軍団にトドメを刺すのもカミの手である。

今作から表情が大きく変わるようになり、とあるキャラクターの決死の行動の際には大慌てし、亡くなった後には悲しそうに俯いたりする。
他はダンスしたりヲタ芸したり


余談

スマブラシリーズには参戦していないものの、フィギュアとしてはDXから登場している。

キャラマリオではマリルイとのトリオで実装。めっちゃ粗い。

スーパーマリオくんでは従来の立体マリオとして冒険するためペーパーマリオは出てこない…
と思いきやとある話で本人が登場。紙だけに喋りがカミカミになりいまいちしまらない。


そんな本家マリオとの関係性は、今のところ不明。
マリオストーリーのCMが「近頃ゴルフパーティテニスにばかり興じていた3Dのマリオが、久々に冒険に行こうと思い立つ」という内容であったため、この時点では表現方法が違うだけの完全な同一人物扱いであったと思われる。
だが上記したペパマリMIXの設定から、現在では彼らは別の世界線にいる同一人物であるという可能性が高い。




ちなみに、マリオストーリーの海外名称もPaper Mario(ペーパーマリオ)である。




……(身振り手振り)

 ↑「追記・編集よろしくね!」と言っている

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最終更新:2025年05月29日 22:07

*1 膝が無いため、歩くときは足がバタバタ動く。

*2 本文には「赤い帽子に青いツナギ、フサフサのヒゲのオトコ」と書かれていたらしい