アットウィキロゴ

セイラ・マス

登録日:2021/11/29 Mon 16:06:49
更新日:2026/09/16 Wed 12:08:52
所要時間:大丈夫、あなたなら約 15 分で読めるわ


▽タグ一覧
GQuuuuuuXに登場したファーストキャラ Gファイター おっぱい アルテイシア・ソム・ダイクン ガンダム登場人物項目 コア・ブースター コメント欄ログ化項目 シャア被害者の会 ジオンの遺児 セイラ セイラさん セイラ・マス セクシー担当 ニュータイプ パイロット ホワイトベース隊 メインヒロイン 一年戦争 上品 井上瑤 元カノ 入浴シーン 公王 准尉 初代ヒロイン 医学生 名塚佳織 地球連邦軍 女王 妹 姫 宇宙世紀 宇宙世紀0062年生まれ 宇宙世紀キャラクター項目 巨乳 年上ヒロイン 投資家 本名だと誰かわからない人 機動戦士Gundam GQuuuuuuX 機動戦士Ζガンダム 機動戦士ガンダム 機動戦士ガンダムΖΖ 潘めぐみ 父親に似なくて良かった 碧眼 軍人 軍曹 金髪 金髪さん 魔性の女



それでも男ですか!軟弱者!


セイラ・マスは、宇宙世紀ガンダムシリーズの登場人物で、初登場は『機動戦士ガンダム』。
CV:井上瑤/潘めぐみ(『THE ORIGIN』)/名塚佳織(『機動戦士ガンダムさん』)

  • 目次


概要

当人の出自や劇中でも「美人」と称されるビジュアル、後の作品から来るイメージから、
『機動戦士ガンダム』(1st)のメインヒロインとして扱われたり、そう紹介されることも多いが、
実際のところ、TV版『ガンダム』においては、物語中盤辺りまでは目立つサブキャラクターの一人くらいの扱いであり、
活躍などが増えていったのはTV版の物語後半や劇場三部作辺りからである。

なお、本編でも比較的に早い段階で明かされることだが、セイラ・マスとは仮名、或いは改名後の氏名であり、
本来の名(旧名)はアルテイシア・ソム・ダイクンである。
その姓名からも解るように、ジオニズムの提唱者にしてジオン公国の前身ジオン共和国の首相、
“ジオン”の名を掲げた組織にも共通するスペースノイド至上主義者達の政治・思想的シンボルとして歴史に名を残すジオン・ズム・ダイクンの遺児の一人で、
母とは死別しているが、生き別れとなった兄キャスバル・レム・ダイクンがいる。

尚、兄妹の母親は『ガンダム』の長い歴史上でも不明のまま*1であり、
ダイクンが黒髪であるのに対して、兄妹が揃って金髪碧眼の美形であることから、
おそらくはダイクン兄妹の容姿は亡き母親譲りなのだろうと想像される程度であったのだが、安彦良和による『THE ORIGIN』にて、
晩年のダイクンの愛人であり二番目の妻となった『クラブ・エデン』の歌手アストライア(アストライア・トア・ダイクン)との間に生まれた子等だったと設定された。
確かに1stにおいても、ダイクンが死んだ時の回想場面(第38話)で明らかにデギン同様に老年といってもよいビジュアルであり、
デギンの末子であるガルマが後妻の子であるなら、ガルマと年齢がさほど変わらないキャスバルやアルテイシアもそうだと考えるのが自然である。

幼少期に父と死別した後には、兄妹揃って父の側近であったジンバ・ラルの保護を受けると共に、
ジオンの独裁を狙って動き出したザビ家の粛清を逃れるべく、マス家の養女となりサイド3から脱出。
これ以後、セイラ・マスを名乗るようになり、養父母の下で普通に幸せに暮らしていた。
兄キャスバルも同様の経緯を経てエドワウ・マスを名乗っていたのだが、その後は復讐を優先して出奔。自らサイド3(=ジオン公国)に向かった。
一方の『THE ORIGIN』では、実際にザビ家からの刺客を差し向けられたことがキャスバルが行動を起こす決意をさせたことになっており、
それに伴い、兄同様に狙われたであろうセイラも順風満帆とは言えない人生を送ってきたことになっている。

尚、幼すぎた(死別時6歳)ということもあってか、自分がダイクンの娘であるという事実こそ認識しているものの、
死んだダイクンの思想を受け継ぐとか、ダイクン亡き後のジオンを独裁国家としたザビ家への疑念・復讐心を持っている等ということはなく、
一年戦争に参加したのも、劇中で描かれている通りサイド7から脱出する際に成り行きでホワイトベースに乗り込み、
ミライ・ヤシマなどと同様に、人手が足りない等の理由からクルーとして働くようになったためである。

むしろ、その出自故に敵対する立場となったジオン公国の中で、慕っていたジンバ・ラルの子であるランバ・ラルのように、
自分がダイクンの遺児であることを知っており、頭を垂れてくる人物と出くわしたなんてことはセイラ側からすれば全く望んでいない状況であり、
続いてラルの壮絶な死を目撃したことなどは余計に彼女を苦しませることになってしまった。後、再会した兄の数々の所業とかもね。

以下に、各作品毎のセイラさんの動向。


【機動戦士ガンダム】

U.C.0062年9月12日生まれ。初登場時の年齢は17歳。地球連邦軍ホワイトベース隊の一員。
金髪クールビューティーな美少女…というか美女で、スレンダーな印象ながら抜群のプロポーション(B84・W60・H80)を誇り、
スタッフからも一種のセックスシンボルという扱いだったのか、本放送当時から明確な3サイズが設定されていたり、セクシーさを強調されたイラストが描かれたりしている。
本放送時~劇場版の原作では、かなり大人びたデザインなのだが、設定年齢やイメージなどを考慮してか、
後年には若々しいというか少し幼いイメージと更に強調されたセクシーさを取り入れられたビジュアルにされたりすることもあり、
本放送時のビジュアルと見比べると髪型以外はほとんど別人に見えることも少なくない。

宇宙世紀ともなると、現代よりも早い段階で進みたい進路に向けた専門的な教育を受けられるのが普通となっているのか、
この年齢にして既に医者となるための教育を受けていたらしく、フラウに「医者の卵」と呼ばれる場面がある。
実際、アムロ達と同様にサイド7で暮らす移民ではあったようなのだが、医療ボランティアとして働いていたらしく、
サイド7に留まっていたのも仕事の為だったと説明されてたりも。

ホワイトベースでも医療スタッフとしての働きを期待されていたと思われるのだが、サイド7脱出からの一連のジオンとのいざこざもあってか、
まだ立場も信頼関係もハッキリとしない中で険悪となってしまったブライトとアムロ達の対立を感じ取り、
自ら通信オペレーターを買って出た後は主にブリッジクルーとして働いていくことになった。
ここまでの行動からも解るように、非常に正義感、責任感が強く献身的。
気も強く、それ故にか他者にも自身の信念というものをぶつけることがあり、顔を合わせた直後のカイに対して、
彼が積極的に難民の救助に協力していないという理由だけで「軟弱者!」と叱責しつつビンタをかましている。
因みに、この時点で既にカイはセイラを見知っていたのだが、美人故に周囲で評判になっていたとか、
ずっと医療ボランティアとして働いていたために顔を知られていたからとかだろうか?

性格もあってか、臨時クルーの中でもブライトやミライといった、年長、纏め役の側と意見を同じくすることが多かったが、
艦長に操舵手と主な役割が決まっている彼等とは違い、実は前線に出る機会も少なくなく、便利屋的なポジションだったりする。
また、ゲーム作品では落ち着いた(美人の)通信オペレーターというイメージが付いているが、
『ガンダム』においては割とアグレッシブで突飛な行動を起こすこともある、ややトラブルメーカーな側面もあった。
因みに、持って生まれた雰囲気からなのか、アムロやカイといった同年代~年下のクルーはおろか、
命令系統を明確にするためか他のクルーにはやや不遜にも見える態度を取っていたブライトからも基本的に「さん」付けで呼ばれており、
「セイラ」とだけ呼ぶのは、ホワイトベースクルーでは同性の友人として親しくしていたミライくらいであった。

さて、基本的にはクールな彼女が前線に出るようになったのは、ホワイトベース出港前に生存者が残っていないか確認する為にサイド7内を廻っていた所で、
地球連邦軍製MSの予備パーツを調べる兄に似たとてつもなく怪しいジオン軍人と遭遇したことがきっかけである。変な仮面付けてるし
その後の戦いにて、例の赤くて怪しい軍人が、ジオン公国のエースパイロットであるシャア・アズナブルであると知り、
それだけを頼りにランバ・ラル隊のギャロップが高速で近づいてきた時には、高速で近づいてくる単機=「兄かもしれない」という理由だけで、
独断専行でガンダムに(他のクルーには虚偽の説明をした上で)乗りこんで接触を図ろうと試みた挙げ句、
撃墜こそされなかったが、危うくガンダムごと鹵獲されそうになるという、当時の連邦からすれば致命的になりかねない失態を起こしかけている。
それ以外にも、腕利きのパイロット=シャアと思い込んでは、確認もしない内から飛び出したりしているので危険が危ない。
もっとも、この間までは戦争と無関係な所にいた一般人なので新興国のジオンの内情なんか知る由がないし、
更に『ガンダム』世界の戦場ではミノ粉のせいで通信、索敵もままならないとなれば、
シャアらしき人物がいるとみれば、直に接触して確かめる以上に手段がないので他にやりようがなかった面もある。
(更に言えば、ちゃんとガンダムの操縦用シミュレーターで訓練は積んでいたようなので予想以上に実戦が難し過ぎたのである。)

ただし彼女自身も地上編では他のクルー*2と同じぐらい身勝手な面を見せており、
上述した通り、ラルの部隊に接触しようとガンダムに勝手に乗り込んだ際には「ブライトからの特命」と偽っている。
それで成果を出したならともかく上述通り鹵獲されかけたというのでは間違いなく大失態で、
後にマチルダ・アジャンからも「本来なら銃殺刑は不可避」「レビル将軍が尽力して『ニュータイプの実験』という意味で立功贖罪の機会を与えた」と釘を刺された。
そこまで説明されても反省する様子はなく、却って「連邦はニュータイプを軍事利用するのか」と不信感を見せる。
さらに、ガンダムごと捕まりかけたセイラをフォローしてくれたアムロが周囲の軋轢から脱走した際には、
「銃殺刑に決まってる」と煽るカイにセイラは「必要ならそうするってことよ」「このままアムロのわがままを通させる訳にはいかないわ」と発言。
フラウ・ボゥから「アムロが出て行った理由が分かったわ」と他の面々共々幻滅された。
ちなみにこのアムロ脱走エピソードはセイラ暴走エピソードの次の回である。
ラル隊の捕虜を尋問する際には、顔を出していきなりシャアのことを尋ねるという不審な行動を見せたため、
脱走した捕虜からもジオンから送り込まれたスパイと誤認された。
後述のテキサスコロニー編では、Origin版でとうとうスパイ容疑で尋問を受ける羽目になった。
またガンダム出撃から帰還した際には「兄のことを知りたいから」という真意を明かせないために、
「女でも戦えると証明したかったから」と、アムロを気まずくしかねない言い訳もしている。

因みに、セイラがそれほど暴走してまで兄に会いたがったのは何かしらの思惑があった……とかではなく、
単に生き別れていた最愛の兄と顔を付き合わせたり話をしたいという程度の肉親の情愛からであり、
幼い頃は優しかった兄がよりにもよってジオンの軍人になったかもしれないと思ってしまった時点でショックを受けていた。
尚、彼女の読みは実際に当たっていて、シャアこそが生き別れた実兄キャスバルその人であったのだが、
向こうは向こうで自分に銃を向けてきた少女が生き別れた妹アルテイシアかも知れないと思った時には、全く同じ理由(あの優しい妹が銃なんて…)で悩んでいた。
兄妹は後にジャブローに到着した所で、遂に明確にお互いを確認する形での再会を果たすが、
ホワイトベースより降りてくれという兄の願いをセイラことアルテイシアは断ることになる。

さて、そんな赤い彗星を兄に持つセイラさんのパイロットとしての才能と可能性は……というと、
TV本編に限れば後のことを考えると全く出来ない訳ではないが兄やアムロと比べると明らかに向いていないと断言出来るレベル。
物語終盤には新兵の駆るゲルググ程度なら一蹴するぐらいの腕と戦果を挙げており、エースパイロットの範疇には入れるが、
偶然兄妹直接対決の形になったアムロ(ガンダム)&セイラ(Gファイター)VSシャア(シャア専用ゲルググ)&ララァ(エルメス)の戦いでは、
アムロとニュータイプ同士の共鳴現象を起こしたララァに苛立ったシャアに「邪魔な雑魚」扱いされて危うく殺されかけている*3。

ホワイトベースにGファイター(劇場版ではコア・ブースター)が配備されてからは、
戦力の確保(この頃にはガンキャノンはカイ、1人乗りになったガンタンクは基本的にハヤトが専任)の為にもセイラが乗って出撃するようになったが、
よりにもよって初めて乗り込んだタイミングで起きた黒い三連星との戦いにてマチルダの特攻紛いの援護をフォロー出来ずに死なせてしまったことでショックを受ける。
その後は自主的に特訓までしていたのに、悪気がなかったとはいえコンビを組んで出撃するようになっていたアムロから、
ブリーフィングにて「経験不足」と言われてしまった程(これに対して自嘲もあるからだが皮肉を込めた返しをしてアムロを慌てさせている)。

尤も、この頃にはアムロが手練れと呼べる程のパイロットへと成長しており、ガンダムの専任パイロットの問題も解決していた為か、
共に出撃する機会が多かったこともありセイラの力が及ばない所は直ぐにアムロがフォローに回れたことや、Gファイター自体の性能の高さや自分の限界を見極めたセイラの性格もあってか、
普通に出来る範囲での戦果を出せるようになり、後にハヤトからはカイと同様に自分以上のパイロットと認められるまでになっている。
一方、劇場版では唐突にニュータイプの可能性があるとして新配備されたコア・ブースターを任され、オルテガのドムを撃破するという真逆の演出となっている。

この後、到着したジャブローにてスレッガー中尉が配属となる。
戦闘機も使いこなす彼だが、セイラ機とは別にもう一機のGファイターも用意されたためセイラがブリッジに戻されることはなく、引き続き攻撃部隊に所属し続けた。
アムロとのお馴染みの練習中にMAブラウ・ブロと初遭遇して異常な方向からの攻撃の片鱗も経験している。

この後、マ・クベが数々の策を凝らしてガンダムを迎え撃ったテキサスコロニーにて連絡が取れなくなったアムロの安否を確認しに来た所で、いきなりバギーに乗り込んできたシャアと三度目の邂逅。
ここで、アムロがニュータイプである可能性をも含めて、
短い時間なれどようやく離れて以降の兄の過去や現在の活動の理由を知ることになるも、結局は理解し合うことのないままに物別れに近い状態となる。
……そして、この後で金塊を送られるという、身を案じたつもりなのだろうが今更ながら立場を危うくするような贈り物という名の嫌がらせを受け取ることに。
たまたま通信を聞いていたのがフラウと交代していたブライトで、事情がありそうだと覚った時点で大人の対応で「聞かなかったこと」にしてくれたので事なきを得ている*4。

その後、シャリア・ブルが搭乗して完全に力を発揮したブラウ・ブロと、続いてララァ・スンが搭乗するエルメスとの戦闘にも参加。
ララァとの戦いでは感応し合うアムロとララァに兄妹揃って外野から介入する形となり、ララァが死亡する原因を作ったことで、シャアより若干の逆恨みをされることに。
その後、ア・バオア・クー戦にもGファイターに搭乗して参加し機体は失うも無傷で生還している。
劇場版ではシャリア・ブルとの戦いがカットされ、コア・ブースターに差し替えられている以外の経緯は同じ。

1stでは所謂ニュータイプがパイロット能力の拡大として扱われる一方で、より広い意味を内包した概念として登場し、
ニュータイプ能力に目覚めた兆しが見える人物というのは割と多いのだが、意外にもセイラが覚醒の兆しを見せるのは39話と遅く、
ホワイトベースではアムロより先に目覚めの兆候を見せて普段の関係が遠いにもかかわらずフラウを嫉妬させたミライさんより遥かに遅い。
ダイクンの遺児という出自からするとニュータイプに覚醒したのがかなり遅くも思えるが、
そもそもダイクンはニュータイプ論を唱えたというだけで、彼自身がニュータイプだったなんて話はないどころか、後付けでマイナス方向にフォローされることが殆どだということもあり、
ニュータイプとしてはそこまで能力が強くないとされるシャア共々、「ダイクンの遺児なのに」等と揶揄されるのは筋違いと言えるだろう。
また、フォローをすれば兄妹揃って目覚めてからの覚醒は早く、ラスト近辺では超能力と言っても過言ではないレベルの感応や察知能力を示している。
もっとも、アムロとシャアの関係については「戦争だからって2人が戦う事はない」などという、当人たちからすれば見当外れもいいところな発言もしているが*5。
…そこから考えると、唐突な発言だったので問題にされてなかっただけで、セイラさんこそが紫豚やカテ公に先駆けて登場していた、
ガンダムシリーズにおける元祖「私の掌の中で男達よ争え」系ヒロインだったのかもしれない。
ただ、「ララァを殺された!」と後年まで続く恨み節を吐くシャアに対して「それは、お互いさまよ!」と指摘しており、
割と正鵠を射てもいたため、両名のように常軌を逸していたわけではない。*6
尤も、アニメ本編ではまともな人だが、後述の小説版や『THE ORIGIN』では危うい部分が描かれているため、
御大や一部のスタッフには既に“そういう性質”を見出だされていたのかもしれないが。

そして、崩壊するア・バオア・クーで最後の邂逅を果たした兄直々に「アムロ君が待っている」との声をかけられ、実際にアムロの「声」に導かれて他のクルーに合流。
皆と共に子供達の導きで脱出してきたアムロを迎えている。


【小説版】

富野監督による小説版では、キャラクターの付け方をアニメよりも極端にした結果、アムロに対する“運命の女(ファム・ファタール)”として描かれている。
本文では“娼婦的特性”と記述されており、アムロと肉体関係を結び、事後にシャアへの殺意を口にするという場面もある。
また、他の媒体では懐いていたとされるジンバ・ラルを“復讐を執拗に説いてくる相手”として嫌っていたとされる。
ただ、「シャアへの殺意」といっても「シャアを殺してくれる?」と一言発言するのみで、つい口から出てしまった、というほどのものである。
実際、そんな言葉を口にした自分に嫌悪感を抱いたり、「それが言いたくて僕と寝たんですか!」とショックを受けるアムロに詫びたり、
アムロから「セイラの殺意をシャアに伝えた」と皮肉交じりに言われた*7際には逆に彼女が傷つき頬を張ったりと、
TV版でガルマを謀殺したシャアやキラ・ヤマトが戦いの末に死亡することを望んでいたフレイ・アルスターのように「明確に殺意があった」という感じではなかったりする。
アムロへの愛情も本当で、彼とはその後も何度も寝室に入る、彼から「出征お守り」の話をされてめちゃくちゃ怒りつつもさりげなく「帰ってきたらあげるわ」と答える、
彼が昔憧れていたマチルダ・アジャンと通信で私的会話した際にはそこはかとなく嫉妬を覗かせるなど、彼への好意を示す多くの場面がある。
兄への深い愛憎がアムロへの愛情と入り交じったというのが本当のようで、ラストでは前者を断ち切ることで人間的な成長を果たすことになった。

なお、色々とTV版・劇場版とは設定やストーリーが違うことで有名な小説版では、アムロが最終局面で戦死するも、
彼の霊魂などの導きもあり、敵味方を超えて協力することを決意したシャアとホワイトベースクルーがザビ家を打倒するという形で一年戦争は終結。
そして、セイラはそれには参加しなかったものの、彼女が全裸で海に飛び込むところで終わるラストシーンは語り種となっている。

なおTV版では「おだてが上手」と初期から言われていたが、こちらでは初期には堅苦しく不器用な反応を繰り返し「ドジセイラ」と陰口を叩かれていた(他には容姿から「金髪さん」とも)。
中盤からはいろいろと成長するが、「お守り」について知らなかったことでこの称号は消えなかった。

近年の『スーパーロボット大戦シリーズ』では、上記の通りアムロとよろしくやったり秘密のお守りを受け渡しした事をネタにされてもいる


【THE ORIGIN】

本作では、TV本編や劇場版とは齟齬もあるが幼少期や養父テアボロの存在、医学生である事実などが描かれた。
また、赤い彗星が先んじて本物のシャア・アズナブルと入れ替わった兄キャスバルであると諜報員のタチ中尉から得た情報から行き着く等、人生ハードモード。
性格的にも、原作アニメでのやや抜けた所もあるおっとりとした性格とは違って、心優しい性格を持っている一方で、
兄キャスバルにも通じる切れ者、狂気的な性格や支配者としての資質をも持つことが描写されている。
終盤ではジム装甲強化型に搭乗し、シムス中尉のブラウ・ブロと交戦しこれを討ち取るも相打ちとなりコア・ファイターで脱出。
ア・バオア・クーに単身乗り込みジオン兵にとらわれるも、自らがアルテイシアであることを暴露。偶然アルテイシアの顔を知っていた兵士がいたため難を逃れる。
おりしもキシリア・ザビが総統ギレン・ザビを暗殺したクーデターが勃発したため、
ギレン派並びに旧ダイクンシンパだった将兵たちは激怒し、アルテイシア=セイラを神輿に担ぎカウンターテロを起こすこととなった。
これによりキシリアの天下は三日どころか一時間も持たないうちに瓦解し、サイド3本国に撤退しようとするも、そこでセイラに説得されたシャアに待ち伏せられ引導を渡されることとなった。
つまり、結果的にセイラがア・バオア・クーに乗り込んだことが遠因となり、ザビ家滅亡*8と相成ってしまった。

外伝『アルテイシア0083』では、重要人物として保護、事実上の軟禁状態に置かれながらもイギリスの「アストライア財団」の一員として戦災孤児の救援にあたっている。
また、名前のみの言及だがカイが心を通わせたスパイの少女ミハル・ラトキエの弟と妹であるジルとミリーの面倒も見ていると語られており、
これについて、作者の安彦は「放ってはおけない問題」として心に抱き続け、泣きながら描いたエピソードだと語っている。
別の外部作品でジルはムラサメ研究所に拾われ強化人間の被験者となって死亡、ミリーは誘拐されて行方不明という壮絶な最期を迎えている事も関係しているかもしれない。

余談だが、完結記念に『機動戦士ガンダムさん』に掲載されたパロディ漫画『機動戦士ガンダムさん じ おりじん』では、
ギレン射殺がもののはずみによる事故という扱いになり、セイラはこのままだとジオン内部が大抗争を起こし連邦に食い物にされると踏み、
キシリアに銃を突きつけ脅しつつ「ジオン国民を纏めるための『人柱』となってくれたら、後の部下たちの扱いは保証する」と「交渉」。
条件を飲んだキシリア亡き後、約束通りキシリア派の残党を保護し、ジオン共和国の二代目大統領となった。


【機動戦士Ζガンダム】

ホワイトベースクルーの中では重要人物であったにもかかわらず出番が殆どない。
シャアと戦ったこと自体は後悔はないのだが、それでも実の兄と殺し合ってどちらかが死んでいたかもしれないという事実が後からじわじわと心労となり、
軍や戦争からは徹底的に離れる生き方をする決心をしたとのこと。
第8話にてクワトロが訪れた部屋にて、幼少期のシャアとセイラが写った写真が飾られていたのと、
第37話にて、クワトロが正体を公表して行った演説をどこかの別荘から見ていたが、担当声優の井上氏が海外旅行中だったので台詞はない。*9


【小説版Ζ】

Ζガンダム小説版では、この時の描写が詳細にされておりホワイトベースから降りた後は株式売買で成功を収めるも一人で暮らしているとのこと。
また、兄に対しての疑念が明確に描写されており、この時点で後の決起を予見したかのような反応を示している。

尚、後発となる劇場版(新訳Ζ)では、諸々の後に続く戦いが回避された結果となったからかセイラの登場する場面が変更され、
戦いの後で再会したカイ・シデンから兄についてのインタビューを受けている。
ちなみに、新訳Ζが製作された頃には、既に1stからセイラ役を担当していた井上氏が鬼籍に入っていたのだが、
代役などは立てられず、井上氏の過去の音声データを用いたライブラリー出演という扱いとなった。


【機動戦士ガンダムΖΖ】

第28話にて、爆発に巻き込まれて死亡したと思われる主人公ジュドーの妹リィナを助け、また保護していたのがセイラとされ、第46話にてリィナを連れてブライトと再会。
続く最終話(第47話)にてジュドーとの再会を果たさせている。
一方、投資家となっていることや兄であるシャアの死を望んでいることといった、上述の小説版を含むセイラの情報がアニメシリーズ本編でも同様であると明言された形となっている。
兄について「宇宙の意志に従わなければいけないと思っている」と言っていたが、シャアの真の目的の一つはご存知の通りアムロとの決着なので、
相変わらず兄の事を自分で思っているほど理解できていないのであった。

『ΖΖ』の小説版では、リィナを助けたのは現地徴用兵ラド・カディハで、彼から保護を依頼されてブライトに送り届けたことになるが、
一方でムック『別冊アニメディア 機動戦士ガンダムΖΖ PART.2』に収録された鈴木裕美子*10による短編小説『Sensitive Eyes of Sisters 優しすぎた妹たち セイラとリィナ、ふたりの妹の旅立ち』では、
カラバの仲間に頼まれて、救出されたリィナの主治医となって治療を担当する中で心を通わせたことになっていた。


【小説 ベルトーチカ・チルドレン】

富野氏による本作は小説版ガンダムと違って劇場公開された『逆襲のシャア』と概ね同じストーリー展開となっているが、
シャアは少女時代のアルテイシアの写真をロケットに入れて携帯しているという設定になっており、
「地球に住んでいる だろう アルテイシアにとってはアクシズが落ちなかったのはよかったのだ」
と、地球に住んでいる(と思われる)セイラのことを案じた後にシャアが(おそらくは)死亡する描写になった。
ただし、セイラ当人は登場せず、この時のシャアの力をもってしてもセイラの消息は掴めなかったことになっている。


【機動戦士ガンダム ピューリッツァー -アムロ・レイは極光の彼方へ-】

時系列的には最新のセイラさん。
彼女に遭うためにキッカは「ドブロブニク国際空港」に飛んだため、現在はクロアチア共和国ないしその付近に住んでいる。
相変わらず「財団」を運営し戦災孤児達の世話をしており、ステファニー・ルオともその際に知り合ったらしい。
今まで兄やアムロの事を話したがらなかったが、相手がホワイトベースで一緒だったキッカということと、
「自分がニュータイプという言葉を『戦争の道具』と世間に誤解させた一端を担った事の後悔」が晴らせるかもしれないということで、一年戦争で起きた様々な事を話した。

なおリィナ・アーシタとは同居、ないし頻繁に交流している間柄らしく、インタビューを終えたセイラの前に現れ仲良く言葉を交わしていた。
その為に性癖は兄に似たとかネタにされている。


【SDガンダム外伝】

…とガンダム本編では割と中途半端な立ち位置だが、こちらではヒロインとして扱われる。CVは原えりこ。
ファンタジーでおなじみの姫役はフラウに譲り、彼女は騎士ガンダム達と共に戦う騎士(ナイト)という立ち位置。
HPは320と人間族としては一流といっていいレベルの実力である。
本編と変わらずシャアの妹だが、名前は偽名ではなく本名である。
初登場時スライムアッザムにされていたり、敵の老兵ガルバルディαと一騎打ちしたり、適応者以外には非常に重くなる伝説の弓矢を必死に運んだりと活躍シーンはそれなりに多い。
ちなみにSFC版では敵をスライムアッザムに変える「スライムル」の魔法が使える。
最終的にはなんと騎士アムロと結婚する。つまりSDガンダム外伝ではシャアがアムロの義兄になってしまった。

武者・騎士・コマンド SDガンダム緊急出撃のおまけ「パパルの暁-冒険少女アルテシア-」にも登場。こちらでのCVは松井菜桜子。
父ドズル・パンタローネを殺した者に敵討ちする為にガズエル、ガズアルと共に「騎士クイン・マンサ」として旅をしている。要するに快傑ズバット。
こちらはリボンを操る戦士として立ち回るが、同時に父を殺した者の手がかりが得られないことに涙する一面も持っている。

なおSDの彼女の声優を務めた2人は機動戦士ガンダムZZでジュドーを巡ったヒロイン2人をやっている。
そして双方でなぜかガルバルディ系とやたら絡んでいる。本編じゃ無関係なのに。


【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】

「アルテイシア!?」

『-Beginning-』一年戦争パート及び第8話Aパートにおいて登場。
連邦のニュータイプとして、白く塗装された軽キャノンに搭乗している。
連邦軍のソロモン攻略戦に参加していたらしく、ドズル・ザビを撃ち、戦死させているらしい。
連邦軍のソロモン落としにも参加しており、ソロモンを破壊するために内部に乗り込んできたシャアに攻撃を仕掛けている。
ただし、ソロモン内部にいた連邦のMSがセイラ専用軽キャノンしか確認できず、そもそもこのままだとセイラはソロモン諸共グラナダへ堕ちてしまう事にもなる*11ため、
ソロモン落としによる大量虐殺を看過できず、阻止するためにあの場に来ていたのではないかとの視聴者の意見もある。
だとしたら言うまでもないが、それを土壇場で翻してソロモンをグラナダへ落そうとした兄への印象は最悪であろう。
シャアの返り討ちにあってあわや撃墜されかけるも、彼がニュータイプの能力でアルテイシアが乗っていることに気づいて出来た隙をついて反撃し、その場を離脱した。
ちなみに、この時のアルテイシア(セイラ)がどういう心境であったか等は一切描写されていないため、
シャアの方は勘付いたものの、アルテイシア側がガンダムに乗っているのが兄だと気付いているかは実は不明なのだが、
あまりにも殺意が高いMSの装備もあって「相手の素性や目論見に勘付いた上で鬼子の兄を殺そうとしている」というのが視聴者の間では共通認識になっている。
ちなみにこの時ハンマーを放っており、これが本編における赤いガンダムの武装となる。

その後の行方は不明だったが、最終話においてシャリア・ブルが彼女をジオンの新たな指導者にする計画を進めていた事が発覚。
エンディングでは正史同様に内輪揉めで滅んだザビ家の後釜としてトップの座に収まり、同時にジオン・ズム・ダイクンの正統後継者がジオンに帰還する形となった。
なお、女性がジオンの指導者になった事で正史における以後のシリーズでの火種を尽く回避できたのではと好意的に見られているが、
同時にザビ家の生き残り*12やそれを担ぐ勢力との諍いが起こる可能性を指摘する声も出ている。
実際、「女性がジオンの指導者になった」こと自体はあるが、それが平和には繋がらなかった。
ぶっちゃけガンダムシリーズは「平和になったと思ったら内紛が起きて新たな戦乱へ」がいつものパターンなので、
指導者一人やその性別一つで何もかも良い方向に行くと考えるのは楽観が過ぎるだろう。
ましてや内紛の激しさでは連邦以上と言われるジオンである。何が起こっても不思議ではない。

シャアの謀略の余波でジオンの指導者になってしまったことには内心穏やかではないだろうというのもこれまた視聴者の間では共通意見になっているが、
そもそも正史でシャアがダイクンの遺児という立場に縛られて追い詰められていった要因の一つは、
(シャア側もそう望んでいた可能性が高いが)セイラがシャアにその辺りの色々を全部押し付ける形となったことと推測されるため、
シャアがシャリアの計らいもあって「ダイクンの遺児」という立場から解放されたことも加味すれば、
アルテイシアとシャアの立場が正史とは逆転する形となったのが『GQuuuuuuX』の顛末であり、
ある意味兄のおかげで正史で一年戦争後は自由に生きていられた因果が次元を超えて巡る形となったとも考えられる。

ちなみにジオン側に物語の主観が当てられていた事もあり、劇中では終始「アルテイシア」の名で呼ばれており、
「セイラ」の名は乗っていた軽キャノンに設定として冠された程度で、台詞もなく声優も設定されていない。
直接姿を現したのも最終話の就任式での正装姿のみと、尽くサプライズゲストとしての扱いとなっている。

一年戦争で連邦サイドで多大な戦果をあげたシイコさんとは間違いなく面識があるおいしい関係なので、この2人中心の話でスピンオフを望むファンも多い

【ゲーム】

【スーパーロボット大戦シリーズ】

兄とは違い、1stくらいでしか話に絡むキャラとして出せそうにないため、出番は少ない。
仮に参戦できたとしても能力値はお世辞にも高くなく、クワトロが味方になるあたりで入れ替わりのように戦線離脱するパターンも何度かあった。*13
おまけに『F完結編』で今までのステージの総合ターン数が規定数以内に、
「ハイパージェリル」という回でアムロを特定のマスで待機させると仲間になる完全な隠しキャラ。
しかもFからデータコンバートしないと登場しない。わかるかこんなもん
そこまでやっても、能力としては完全に戦力外。ニュータイプであるがだからどうしたというレベル。

『A』ではオマージュキャラであるリンダ・プラートとの絡みがあった。
能力的にはあまり強くないが、アムロより撃墜数が多いとフルアーマーガンダムの代わりにGファイターが入手出来たり、
シャアと戦闘させると原作通り金塊が手に入り軍資金の足しになったりと隠し要素によくかかわる。

『GC』以降はクワトロが仲間入りしてもセイラが離脱しないパターンが主流になっている。


【ギレンの野望シリーズ】

こちらは一年戦争が主な舞台なためシリーズ皆勤賞。
とはいっても、基本ホワイトベース隊のメンバーはイベントをこなしながらジオンのエースをつぶしていくことになることが多いため、
一年戦争限定のナンバリングだと本格的につかうことができるようになるのは終盤ぐらいになる。
デラーズフリート世代以降も扱うナンバリングだと成長した彼女がエゥーゴバージョンとして参戦する。
かわったところではキャスバルと名乗りシャリア・ブルとともに立ち上げたネオジオンや逆襲しようとしたシャア、さらには正統ジオンでアライメントがLAW寄りだと加入してくれる。
ただしこのルートだと虐殺を解禁してカオスルートに足を突っ込むと機嫌を損ねて離脱してしまう。

パイロットとしては最初は弱いが格闘以外はめきめき成長するしランクAでNTに覚醒し射撃と反応にボーナスが付くため、最終的には射撃と生存性はオールドタイプよりも強い純エースクラスとなる。
但し、上記の通りイベントや勢力の絡みで合流が遅れがちなため、ジオンの系譜意外だとなかなか使う機会に恵まれない。


【戦士達の軌跡】

シロー編をクリアすることで使用可能。能力値はいずれも低めだが、加速力だけは連邦軍ではアムロに次ぐNo.2になっている。

ミッションは「セイラ出撃」の1ステージのみ。
アムロ・カイ・ハヤト編では「迫撃!トリプル・ドム」以降のミッションにも登場し、コアブースターで援護してくれただけに続きがないのが悔やまれる*14。
原作通り兄の消息を知るためにガンダムを半ば強奪し、ランバ・ラル隊と接触することになる。
味方にアムロのガンキャノンとハヤトのガンタンクがついてくるが、こちらからアムロたちに支援要請を出すことはできない。
原作を再現してか、敵と接触するだけでプレッシャーゲージが自動的にどんどん上昇していく仕様になっており、まともに攻撃することすらままならない難関ミッションである*15。
ちなみに、ラル隊と接触する前にガンキャノンに捕捉されると作戦失敗になってしまう。
アムロ編では護衛対象で、ハヤトのガンタンクとともにラル隊を撃退することになる。
当然ながらレベルは1でこちらからセイラに支援要請を出すこともできないため、孤立するとガンダムとは思えない弱さですぐ撃墜されてしまう。

特別ミッション「ハードコア」では陸戦ガンダムに搭乗し、カレン・クリスのジム頭と協力してハモン・キシリアのダブデの撃沈を目指すが、
ビームバズーカを引っ提げたシャルロッテ・ララァ・アイナ搭乗ドムが立ちはだかる。

井上氏は2003年3月28日に逝去したため、本作が遺作になった。
スタッフロール後は「謝辞~苦しい中最後まで戦い、「セイラさん」の声を与えてくれた、天国の“井上瑤”様…」というスタッフからの追悼コメントが表示されており、
収録中はスタッフが見ても明らかなほど体調を崩していたようである。
しかし、ゲーム中では病気に苦しんでいるとは思えないほどの熱演を見せており、購入したプレイヤーを驚かせた。


【余談】

御大自らによる小説版では、前述のようにアムロにとっての“魔性の女(ファム・ファタール)”として描かれているセイラさんだが、
アニメ本編では出撃前に鼓舞されて照れたり、Gファイターを専任して扱うようになった後にコンビで出撃するようになったりはしたが、
いいとこ憧れのお姉さんに照れる年下男子くらいの関係であり、軽い恋愛感情すら想像させるような場面は存在していない。
しかし、両者の担当声優である古谷と井上は「あの二人は絶対に付き合っている」ということで意見を合わせていたとのこと。

それを知ってか知らずか、上述のように恋愛感情や関係を匂わせるような描写が無い(●●)にもかかわらず、意味深とされる発言があると紹介されることもあり、
シャアとの今生の別れとなる場面では「アムロ君が呼んでいる」と背中を押すような発言をされており*16、
続編である『Ζ』に至っては、アムロを諦めた立場のフラウが「まだセイラさんのこと好きなんでしょ?」とからかう場面すら存在する。(後には、実際に交際までしていたのだが(アムロへの監視が緩まないとか)色々あった末に別れたとされている。)

『ガンダム』では登場人物の名前にも付けるきっかけとなった元ネタとかアイディアの元なんてのも紹介されてたり話題にもなっていたのだが、セイラさんは特に明かされても話題にもされていなかった。
米国人からはマサチューセッツ州のセイラム(略すとセイラム・マス)を元ネタにした変な名前(富野作品の名称はだいたいそうだが)に見えるようだ。
しかし、後に『BSアニメ夜話』にて御大自らから「放送コードに引っかかるから(ここでは言えない)」という衝撃の解答がされた。
ここからGならぬ自◯関連のネタだとの予想が立てられている……マスだけに。
「ガンダムさん」でも御大がそのことを言おうとしてセイラさんにガンダムハンマーを喰らうというネタがあったりする


『名探偵コナン』に登場する世良真純の名前の元ネタはセイラさん。おかげで元ネタを知っている人には見た目も併せてすぐに世良の素性がわかるようになっている。
ただしセイラさんのオリジナルの声優は既に亡くなっている為兄や兄のライバルと違い担当声優まで合致はしなかった。







追記修正してください。大丈夫、貴方なら出来るわ。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年09月16日 12:08

*1 一応、ダイクン自身が初めて描かれた本編38話にて死の間際のダイクンにすがりつく妻と思われる金髪の婦人が既に描かれてはいた。

*2 アムロ:ブライトを軽視して勝手にガンタンクで出撃。ブライト:強くなったアムロに恐怖を感じて最低の態度を繰り返す。カイ:不和を撒き散らす言動を続けたあげく後で自分も脱走。ハヤト:カイと同じく脱走。ミライ:ブライトに付和雷同してアムロ脱走の切っ掛けとなる、ショックも露わに走り出した彼へのフォローもブライトの顔色に忖度してやめる。

*3 何かを察したらしいララァに寸前で制止されたシャアが、撃墜しようとした機体にセイラが乗っていたことに気付き、戦闘中に隙を生んでしまってガンダムに撃墜されかけ、自機中破及び自分を庇ったララァを戦死させるという大失態に繋がった。

*4 Origin版ではさらにスレッガーやカイたちにも見つかって騒ぎが大きくなったことからブライトの一存で黙殺できず、スパイ容疑で尋問・拘束を受ける羽目になった。本来はそれぐらいの事態だったわけである。

*5 尤も、シャアの方はララァを殺されたという私怨と、ニュータイプ能力を地球連邦軍に都合よく利用されている(ように見える)アムロが気に喰わないという、言ってみれば個人の感情でアムロと戦っているのに対し、アムロ側は「自分(たち)が本当に戦うべき相手はシャアではなくザビ家」と再三発言し、当人もそう認識しており、実際にシャアのジオングを無視して振り切っている場面もある他、その後の対峙で「お前もニュータイプだろう!」ともシャアに対して言っているので、セイラの発言はアムロの意志には寄り添っているとも言える。

*6 さらに言えば、シャアとアムロという愛した男たちの傍から人として死んだ後も離れようとしないララァ(の霊魂)の方がたちが悪いという話もある。『逆シャア』では実際に口さがないファンから「悪霊」呼ばわりされているのもさもありなんといったところか。

*7 アムロは直前のクスコ・アル戦で精神的に大きなショックを受けていたため、ついこの言葉が出てしまったのである。

*8 ミネバは既に脱出しているので除外。

*9 第11話の放映時点くらいまでは日本におらず、それから帰国後に出演しようにも急いで調整しなければ間に合わなかったと思われる。

*10 ΖガンダムやガンダムΖΖの脚本にも参加

*11 それ込みの決死隊だった、あるいは脱出できる見込みがあった可能性も考えられなくはないが。

*12 さらに『GQ』での宇宙世紀では軍を除隊したガルマも生き延びている可能性が高い。

*13 『第3次』ではフラグが立たないとクワトロの仲間入りしないので、クワトロが仲間にならない場合は最後まで仲間にいる。

*14 コアブースター自体はキャンペーン限定で生産された特別版『角川書店連合企画 特別編』にて、コマンド入力で解放されるので使用可能。

*15 能力値とは無関係のシステムになっているため、レベル30まで上げたり他のパイロットで出撃したりしても変わらない。

*16 この直前、アムロに殺意満々で襲い掛かっていたシャアはセイラの乱入で「自分と手を組め」と妥協案を出している。「セイラの婿になる」というのはアムロに突き付けた三番目の選択肢である。まるでヤケクソのように言い出したために当のアムロからは「正気か?」と発狂を疑われ、セイラからも「兄さん…?」とドン引きされていたが。しかし、経緯はともかくとして小説版や後のゲーム作品等でのif…を描いた作品ではそっちのルート(シャアがリーダーに目覚めアムロ達が従う道)が正解として扱われているのが何とも。この時点での(アニメでは後もの)シャアが余りにも覚悟が無さすぎたのが何よりもの原因か。