根向井寧夢(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)

登録日:2025/10/19 Sun 08:26:31
更新日:2025/10/19 Sun 15:00:40NEW!
所要時間約15分で…読めまぐー





「なんで…そんな…見ず知らずの私なんかに…」

「ああ…もうダメ… 意識…が…」








( ◠_◠ )「ぐー」



根向井(ねむい) 寧夢(ねむ)とは君のことが大大大大大好きな100人の彼女の登場人物であり、愛城恋太郎の31人目の彼女。




◆概要

概要
m( ◠_◠ )m「ぐー!」

お花の蜜大学附属中学校に通う中学二年の女子生徒。誕生日は9月3日。*1胡桃と同じ。
詩人とクラスが隣同士。
祖父母が靴屋「靴工房ねむい」を営んでおり、彼女も靴の製作に携わっている。

◆容姿

容姿
m( ◠_◠ )m「ぐーぐー!」

淡い水色の、羊を思わせるゆるふわパーマがかかったミディアムヘア。
靴作りの邪魔にならないよう輪っかを繋げたようなデザインのヘアバンドをつけており、作業時は更に三つ編みにまとめる。
学校では制服のシャツの上から袖無しのセーターを着用。

「寝る子は育つ」を体現したかのような年齢離れした発育良好な体格。身長は恋太郎より若干低い程度と高校生以上を含めても長身の部類。
お山のサイズは現役中学生彼女(ヒロイン)で初の(唐音)点越え。厚手の作業用エプロン越しでも明確な存在感を見せる。
後述する体質で常にうっすらと隈の浮いた眠たげな目をしており、表情の変化もゆるやか。
なお眠気を無理に我慢すると目を閉じまいとして白目気味になり、顔が奇妙に力みながらも口元が緩んでいるという非常にアレな表情となる。

◆性格・体質

性格・体質
  m( ◠_◠ )m「ぐー?」


「すいません…私…いつも眠すぎてどこでも寝ちゃうんです…」
一人称は(わたし)。同級生相手でも基本は丁寧口調。
下記の体質のため、「…」が間に入りがちなゆったりとした話し方。それを反映してセリフのフォントもか細いものになっている。

祖父母が営む靴屋で毎日夜まで靴を作っているために常に眠たげにしており、耐えきれなくなるといつでもどこでも寝始める睡眠体質。
怖気づいた時など目をギュッと瞑る癖があるが、それをトリガーに寝入ってしまうほど。のび太も真っ青の寝付きの良さ。
場所や状況さえも関係なく、意図的に抗わない限り外で歩いている最中や人と行動している最中でさえ眠りに落ちてしまう。

靴の製作途中でも当然寝落ちしてしまうものの起きた時にはなぜか完成しており、童話のように工房にいる小人が代わりに作っているという認識。
祖父母の代から小人の存在は語り継がれており、お礼に置いているパンも毎朝必ずなくなっている。

このような体質のために人付き合いにも消極的で引っ込み思案な性格であり、自己評価も低くなりがち。
しかしながら根は心優しく、恩を受けた相手や困っている人に何かをしてあげたいという気持ちは人一倍強い。
また明るく積極的な性格への憧れが強く、夢の中で見る自分は常に憧れの姿を体現したような明るい少女である。

日常生活や交流の負担となっている体質だが睡眠自体は大好きであり、「寝る事は人間にとって一番幸せな時間」とまで信じている。
かつては眠気をどうにかするため夜の睡眠の質を向上させようと色々努力し安眠に一家言を持つほどになった。しかしそれでも解消しなかった眠気についてはもはや諦めている。
眠っているときは満面の笑みを浮かべ幸せそのものといった様子であり、普段とはまるで異なる表情を見せる。
しかし一度眠りに落ちると―――



( ◠_◠ )「ぐー」

実は眠ったままでも起きている時と同様、あるいはそれ以上にアクティブに行動できるという特異体質。
寧夢自身は夢遊病と認識しているが到底そんなレベルではなく、歩行や食事といった日常動作からある程度複雑な作業まで難なくこなす。
上述した寝ている間の靴作りも実際は小人ではなく彼女自身が完成させており、パンも夜食としていただいている。
目を瞑っているにも関わらず周囲の状況は視覚的なものも含め完全に把握しており、判断も的確。
この時は「ぐー」としか発声(?)できないため、意思表示はジェスチャーや筆談等で行う。*2
眠っている間の表情はこのように→( ◠_◠ )満面の笑みを浮かべているのがデフォルトだが、状況によって多少緊迫した表情を作ることも。

普段の寧夢とはかけ離れた行動力・積極性を見せ、身体能力が上がっているかのような描写も多い。*3
なお寝ている間の行動は起きてからも覚えているが、夢の中の出来事と思っている。
そのため寝ている間に必要な行動を済ませたり、問題を解決していても起きた後で「夢では意味がない」と自己嫌悪に陥ることも。
起きている時にあまりに自分に都合の良いことがあると夢だと思い込んでしまい、結果として起きながらでもとても大胆な行動に出てしまったりもする。
寝ている間の行動と併せて考えるに、根っこにはかなり思い切った願望を抱えている模様。つまりはムッツリスケベならぬグッスリスケベ

楽しいことの最中でも眠りに落ちてしまうが、絶叫マシンやバイオレンスな創作物など刺激の強い娯楽ならば眠気が吹き飛ばされ起きたままでいることができる。
ファミリーに加入して初めてその事に気づいて以降はそうした趣味を好むようになり、同好の士と共に楽しんでいる
この時ばかりは普段眠たげな目も大きく見開き、ハイライトも強まって見るからに楽しそうな様子となる。

◆スペック

スペック
 m( - - )m「ぐ~」

「でも私には――ずっとやってきた靴作りがある…!」
中学生にして商品になるレベルの靴を手作りできるという稀有な技術の持ち主。
幼少時から祖父母の店を手伝っており、小学3年生の時にはデザイン含め一から1人で作れるようになっている。
祖父母が高齢で靴をあまり作れなくなっても、大好きな店を続けてもらうため積極的に靴作りに励んできた。
自己評価が低くなりがちな彼女も靴作りにだけは一定の自信があるようで、恋太郎に告白する際も自作の靴と共に想いを伝えている。

眠っている間の身体能力は中々のもので、人1人を宙に浮く勢いで引っ張ったり、見事なプロレス技を決められるほど。
大胆になった性格と合わせてエネルギッシュに問題解決に力を発揮するが、いささか手段が脳筋気味になることが多い。
彼女本来の自然な眠気のみならず薬物といった外的要因による入眠でも問題なく活動可能。
また眠った状態で行動している間は現実と異なる光景、いわゆる「普通の夢」は見ないため、催眠使い悪夢使いに対して特効ともいえる体質。

※「100カノ」は能力バトルものではなくラブコメです。念の為。


◆恋太郎先輩との馴れ初め

恋太郎先輩との馴れ初め
    m( ◠_◠ )m「ぐー♡」

「私は中等部2年…寝向井 寧夢です…」
「ありがとうございます…助けていただいて…」

帰り道に通りがかった工事現場で、寧夢がおじいちゃん作業員の構えるドリルに眠気でフラつきながら突っ込みそうになったところを恋太郎が助けたのが出会い。
そしていつものようにビビーン!!となる。

その後、寧夢の身の上を聞きながら帰り道を共にする二人だったが、眠気に耐えられず彼女が道路へと倒れ込む。
いつもの事だから放置しても構わないという態度の寧夢だったが、誠実お化けにそんな真似はできるわけもなく安全な場所に連れて行くと宣言。
見ず知らずの自分に向けられる優しさに戸惑いながらも寧夢は眠りに落ちていった。
そんな彼女の幸せそうな寝顔を微笑ましく感じていた恋太郎だったが、突如としてその寝顔のまま直立した寧夢に驚愕させられる。

( ◠_◠ )「ぐー」

「た……立った……」
「クララじゃないけど立った………」

そして恋太郎の手を取ると、先程とは別人のような圧の強さで何処かへと引っ張っていく寧夢。
心配な気持ちもあって恋太郎はそのまま付いて行き、食事に遊びにと完全にデートそのものの流れとなる。  ※この時点では付き合ってもなんでもいません。
「ぐーぐー」としか話せ(?)ないながらも寧夢の楽しげな様子に、恋太郎の戸惑いは薄れ胸を温かくしていった。

日もすっかり暮れた頃、立ち寄った公園でようやく寧夢が目を覚まし、夢の中で見ていた恋太郎とのデートが現実だったと知る。
寧夢の体質を把握した恋太郎は小人の正体も察するが、寧夢の気持ちを慮り真実を胸の中にしまい込む。
自分の体質で迷惑をかけたと謝る寧夢だったが、恋太郎は屈託のない笑顔で一緒にいられて楽しかったと告げる。
恋太郎の優しさに想いを募らせながらも告白に踏み切れない寧夢は、唯一自信を持てる自作の靴と共に想いを伝える事を決意。

寧夢はその夜から早速恋太郎のための靴作りを始め、眠気を必死に抑え込み小人(眠った自分)の力を借りることなく独力で作業に挑む。
しかしついに完成した靴を恋太郎に手渡そうとするも、土壇場になって怖気づき言葉に詰まってしまう。
自分の不甲斐なさにギュッと目を閉じる寧夢だったが――

( ◠_◠ )「ぐー」

それを引き金に眠りに落ち、途端に一切の躊躇なく靴を恋太郎に手渡すとお礼を言う隙も与えず唇を奪った
間髪入れず手で♡マークを作って想いを伝えると更におかわりキスの連発をくらわす。
慌てた恋太郎に起こされ、ものすごい夢を見たと恥じらいながらもいつの間にか靴を渡せた事に安堵する寧夢。
「起きている時は暗い性格の自分も夢の中では明るくなれる」と嬉しげに語る彼女に恋太郎は自分の想いを告げる。

「確かに…()()()の根向井さんも明るくてかわいい女の子かもしれないけど」
「俺はこんな素敵な靴を俺のために作ってきてくれた――」
「起きてる時の根向井さんだってとても魅力的な人だと思うよ」

「根向井さん もしよかったら俺と――付き合ってくれませんか?」

想いを寄せている相手から自分の好きではないところまで受け入れられ、告白される。
そんな夢のようなシチュエーションを目の当たりにした寧夢は――

「ああ…何だ… 夢か……」

本当に夢だと思い込み意気消沈
しかしどうせ夢ならば、と今度は明瞭な意識の下で恋太郎の唇を奪い、自らの想いを伝えた。

「大好きです… 愛城先輩…」*4


◆ファミリー加入の経緯

ファミリー加入の経緯
   m( ◠_◠ )m「ぐー!」


「…と言う次第でございまして…」
「根向井寧夢ちゃんを新しい彼女として迎え入れさせていただいてもよろしいでしょうか……!」

いつもの流れでファミリーメンバーに紹介される寧夢。
居並ぶ30人の美女・美少女らに怖気づき、自信の無さからギュッと目を瞑ったことで「ぐー」が発動。
恋太郎が彼女の体質を解説する裏で用意したフリップを掲げハッピーうれピーよろピくねー「プリチー」「ビューチホ」「よろしくね」と陽気に挨拶。
直後に目を覚ました寧夢も、夢の中で挨拶をしたらなぜか現実で温かく迎え入れられている状況で歩み寄りを始める。

そして眠るのが大好きだという寧夢の歓迎会を兼ねて、花園家でパジャマパーティーならぬ寝顔パーティーが開催。
しかし昼間からぐっすり眠れるよう焚かれた楠莉製の睡眠薬の製作者も知らない副作用で“悪夢パーティー”と成り果てた。
他の彼女(ヒロイン)達が「恋太郎の死」という最悪の悪夢にうなされる中、眠ったまま行動し始め1人悪夢から解放された寧夢。
あまりに苦悶に満ちた寝姿を見過ごせるはずもなく、どうにか他メンバーを起こすべく奮闘する。
だが安心(できない)の楠莉クオリティだけあって本来の入眠効果も尋常ではなく、まぶたをひん剥こう往復ビンタをかまそうバケツで水を浴びせようプロレス技をかけようとまるで起きる気配を見せず手詰まりとなる。

だが彼女(ヒロイン)達全員が死ぬ」という悪夢にうなされながら原作者と集英社に脅迫する恋太郎の存在に気付き、更に彼女(ヒロイン)達の恋太郎を求める声に一計を案じる。そして彼女(ヒロイン)たちを横一列に並べると、そこに向かって恋太郎をダッシュで引きずって行く
すると勢いで絶妙な高さに頭の浮いた恋太郎の唇が彼女(ヒロイン)達のそれを掠め、おそらくラブコメ史上例を見ない睡眠強制30連キスが達成される。
愛する相手との現実の触れ合いでファミリーの悪夢は払拭され、全員が「スヤ…」(約1名「びしょびしょ」)と安らかな寝顔を浮かべる。
それを確かめた寧夢は自らも「スヤーッ!!!!」と幸せな眠りについて終了。目覚めた後も楽しい夢を見た感覚は残り、他メンバーも助けられた事実を無意識に感じ取ったのか夢に寧夢が出てきたと和やかな雰囲気に。
こうして31人目の彼女(ヒロイン)は、夢での危機を乗り越え現実でもファミリーと強い絆を結べたのであった。危機に追い込んだのもメンバーの1人だとかは言ってはいけない。


◆ファミリー内の人間関係

ファミリー内の人間関係
   m( ◠_◠ )m「ぐーぐー!」

覚醒時の大人しい態度も眠った時のアクティブさもそれぞれに受け入れられ、日々を楽しく過ごしている。
(体格はともかく)ファミリーでも年少側で、基本的に素直で礼儀正しい性格もあり年上勢から可愛がられる描写が多い。
また一方で眠っている時は他メンバーとの交流や問題解決に積極的に動いている。
起きたまま楽しめる趣味に目覚め同好の士ができた一方、存在自体が安眠スポットのような仲間もおり起きている時も寝ている時も居心地は良い模様。


フリーダムを愛するアメーリカな先輩彼女。(純日本人)
いつでもどこでも眠れる寧夢のフリーダムなスリーピングを好ましく思っている。
寧夢の側もファミリーで受け入れられているとはいえ周りに迷惑をかけているとばかり思っていた体質を褒めてもらえたことを喜んでいた。
ナディーが悪夢に苛まれた時は親身になって解決に協力し、最終的には悪夢をボコボコにすることで安眠を取り戻した。
「寧夢ガールのどこでもスリープれる事は誰にでもできる事じゃない――とってもスペシャルな特技デース!」

同級生で隣のクラスの先輩彼女。ファミリー加入前から優等生として名高い凛の事は知っていた。
寧夢が起きたまま楽しめる刺激的な趣味に目覚めたのを知り、バイオレンスを愛する凛からも意識を寄せるようになる。
各々の考えでお互い趣味を共有することにためらっていたが、羽香里唐音の取り成しもあって共にバイオレンスな映画を楽しみ趣味を語り合える仲になった。
「寧夢さん――今度はもっとバイオレンスな映画にも挑戦してみましょう…!」
「はい…っ」


お花高の裏番長を自称する二重の意味で先輩彼女。色々と残念な要素の多い彼女だが寧夢からは素直に先輩と呼んで敬っている。
先も寝付きは良い方だが成長にはまるで関与しておらず、発育のいい寧夢を素直に羨ましがり秘訣を乞うたことも。
後輩らしい態度で慕ってくる寧夢には一層先輩風を吹かしがちだが、両者が眠っている際は寧夢が世話を焼く立場になる場合が多い。
「…あの…(さき)先輩は… 身長なんかよりも…心の大きな先輩だと思います…」
「もっと言って…いいんだよ…ッ!!」


夢でも現実でも幸せにしてくれる大大大大大好きな彼氏。好きなデートは添い寝デート。
恋太郎と乗ったジェットコースターで眠ることなく楽しめたことが、刺激的な趣味に目覚めたきっかけである。
告白時には眠った状態とはいえ熱烈なキスを連続でかましており、登場回で行ったキス回数ではそれまでの彼女(ヒロイン)中ダントツ1位。
起きてても寝ていても寧夢が楽しげでいる様子には心底キュンキュンし幸せを噛み締めている。
「ごめんなさい デート中に寝るなんて…」
「寧夢ちゃんが楽しい夢を見てくれてるなら俺は嬉しいよ」

◆余談

余談
m( ◠_◠ )m「ぐー!」

  • 祖父母の外見はまるっきしアルプスの少女ハイジに登場するアルムおんじとクララのおばあさま。寧夢と同様に靴作りの夢を見ている間に小人が完成させているという経験をしており、彼女の体質は遺伝だと思われる。

  • 寝ている間、現実では「ぐー!」としか話せないが、夢の中では普通に発話していることが単行本オマケで判明。口調も内容も非常に明るくハイテンション気味で、起きている時の寧夢とはまるで別人である。
 「私はこーんな靴が好き♪ トンテンカンテン♪トンテンカンテン♪」




「追記・修正のお願いなんて やっぱり私なんかには…!!」 ギュッ…!!


( ◠_◠ )「ぐー」


 追 記 
m( ◠_◠ )m

 修 正 
m( ◠_◠ )m

よろしくね
m( ◠_◠ )m



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最終更新:2025年10月19日 15:00

*1 ベッドの日。9(グッ)3(スリ)の語呂合わせ

*2 そのために習字セットやフリップボードを常備。起きている時にそれらを疑問に思っているかは不明

*3 元々体格には恵まれているので単にリミッターが外れている可能性もある

*4 その後無事に現実だと気づいて全力の土下座を全力で恋太郎に止められた