須藤育(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)

登録日:2023/08/02 Wed 08:49:30
更新日:2025/05/14 Wed 13:26:38
所要時間約 25 分で読めるよ!





いいや…もっと…努力…しなきゃ… もっと…ッ
もっとキツくならなきゃ…! 痛くて辛くて…壊れちゃうような…!♥


須藤(すとう) (いく)とは『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』のヒロインであり、愛城恋太郎の9人目の彼女。

CV:高橋李依(アニメ版)



◆概要

お花の蜜大学附属高等学校に通う高校一年の女子生徒。誕生日は1月9日 *1
山女と同じクラス(1年3組)。


◆容姿

淡いグレーベージュのショートヘアと太めの眉に藤色の目で、運動部らしい引き締まった身体つき。
制服時は半袖シャツで、スカートの下にはスポーツスパッツを穿いている。
私服もスポーティなものやボーイッシュなものが中心。スカートはほとんど持っていないようで、恋太郎との2人きりのデートで初めて身につけた女性らしいロングスカートは母親から借りたものだった。


◆性格

——ボク達 恋太郎ファミリーにとってかけがえのないもの——

それは 大切な皆との友情と努力 そして勝利だ!!!!

一人称はボク
絵に描いたような根性論者で、努力で叶わないことはないを地で行き、ストイックな姿勢を常に崩さない。
……しかしそのストイックさが災いし、筋トレがキツければキツいほど効く感じがして楽しくなるのと同じ理屈でキツければキツいほど嬉しいというストイックを通りこしてドMのような性格になってしまった
「軋む痛む腕…! ちぎれそうな指…! 全身に走る激痛…! はああああキッツぅううう~~!!♥」
「なんか語尾にハートついてない?」

その知的好奇心……もとい的好奇心は留まるところを知らず、素振りをする育のお腹をバットでボコボコにする部活勧誘を提案したり、果ては失恋の痛みさえフられるつもりで味わうなどもう出る漫画が違う域にある。
回を経るにつれキツく感じられさえすればなんでもよくなってきている感すらあり、どう見ても鍛錬に役立ちそうにないことにもキツそうなら興味を示すガチにやべー奴。
運命の相手と成就しなかった場合の未来がこうも想像しやすい子もなかなかいないだろう……そのはず……たぶん……。

最年少の知与にすら「気分を害せればなんでもいいんですね」と呆れられる無敵のドMだが、あくまで自分に向けられた艱難辛苦を悦びに変換するだけ(だけ?)と推測され、ドMとスパルタ(対自身)を除けば根は真面目。
ツンデレを喪失した唐音の復活に失敗したと誤解したときは、ただ悲しみ苦しむしかないガチ凹み状態の「キッツ…」を見せている。友情や仲間意識に厚い彼女らしいといえばらしい。こんな形で感じたくなかった。

上述のように逆境を好み何事にも玉砕を期待して果敢に挑む一方で、自身の女の子らしさには本当に自信が持てておらず、その影響もあってちょっとエッチなハプニングに弱い。そういうのは羽香里羽々里のほうが向いていると思っている様子。
特に耳が弱点らしく、甘噛みでもされようものなら目の前の企画も修行も忘れて取り乱してしまう。また、ラッキースケベに遭ったり恋太郎に真っすぐな目で女の子扱いされたりすると、非常に可愛い反応を見せる。全人類の一兆倍かわいい。


◆スペック


ボクは根性以外の話なんてする気は無い!!!!

ドMを拗らせたことによる狂気的な練習量を誇るだけあって、野球の実力は本物。
他校の選手が歯噛みするピッチングで投手を務めるだけでなくバッティングにも長けており、筋力ゴリラ最強の唐音でさえもブチギレブーストがかかってようやく打てる球威な相手投手の決め球を、通常verはもちろん衝撃で服が弾け飛ぶほど熾烈な全力verすら場外ホームランに打ち抜ける。
愛でブチギレたブーストがかかったとはいえ、患部が変色するほどの負傷を氷袋に突っ込んで「よし治った」でそこから戦線に復帰するなど、回復力も凄まじい。ドMだから……?
日頃から鍛えに鍛えているため、野球以外の運動も得意な部類に入る。例として、決して大柄では無いにもかかわらず相撲で男子高校生の恋太郎を揺さぶってぐらつかせたり、直径数十センチ高さ4~5メートルある倒木を一人で引きずって運んだり、廊下の壁に手足で前後に突っ張って何十分も耐えたり、と様々。
アイドルステージのダンスもいけるなど、生まれ持った運動センスの方もなかなか。
運動後のマッサージも行えるなど、総じて身体面にはハイスペックで隙が無い。

そして驚くことに、これらの動きを立っているのも困難な程の激痛を全身に抱えている、という最悪の肉体コンディションでこなしている。
万全のコンディションになったらどのようなスペックになるのか気になる所だが、全身の激痛を揉み解されてしまうと却ってメンタルに大ダメージを受けるため(詳細は後述)、恐らくそれを見ることができる日は永遠に来ない。
その能力はシンプルな瞬発力や持久力、耐久力にも反映されており、ファミリー内での運動系レクリエーション企画もそれなりにこなすが、企画内容によってはドMの欲求が発露しあえて自滅することも多々ある。
こうした背景から素の肉体スペックはファミリーでも上位に入り、活かせるのであれば戦闘力も中々のもの。……やはり、ドMが先走ってだいたいの場合自滅するが。
また、さすがに限界はあるようで、どう見ても人体構造上ヤバい震えが止まらなくなったりした際は周りから強制的にストップがかかる。選手生命、大事。


◆恋太郎との馴れ初め

初登場は第33話。
女子野球部の助っ人募集のために校門の近くで素振りの実演をしていたところ、その姿を毎日目撃していた恋太郎と初めて目が合い、ビビーンと衝撃が走る。
すっかり赤面し動転した様子の育は自己紹介ののち、来週末の練習試合で勝てないと女子野球部が廃部になってしまうという事情、
「現実じゃそうないけど漫画だとよく聞くやつ……」
全国で優勝しようと誓い合った残りの8人は本気すぎるあまり本場の野球を学ぶためアメリカに留学していってしまったこと、
「ガチ勢がすぎる……!」
そのため現在の女子野球部には部員が育ひとりしかいないことを明かす。
これを聞いた恋太郎も、育のあまりにもな無茶が心配になったこともあって、助っ人勧誘にノックで協力することに。
ともにプレイすることを通じて育が本当に野球が大好きなことを理解し、女子野球部を存続させてあげたいと考えた恋太郎は、翌日も勧誘と練習に付き合う約束をする。

親切に協力してくれるうえ、マゾい練習量にもついてきてくれる男の子。誰かと一緒にやる野球は本当に楽しいと改めて実感した育は、今までそんな日が来ることを想像すらしていなかった恋心を自覚する。

しかしその翌日、恋太郎が凪乃と手をつないで仲睦まじく歩くところを目撃してしまう
少なからずショックを受ける育は、しかし——それにもかかわらず、告白する。

「愛城君 ボクと付き合ってください」

この一世一代の告白を受けて。

「ごめんなさい」

恋太郎は、自分にはもう8人も彼女がいるからこれ以上の人数はちゃんと幸せにできる確証がないフってしまう


これが ボクの初めての 恋

そして 失恋


キッッツううううう~~!!!♥♥♥

痛い!!!♥ 痛い!!!♥ 痛い!!!♥

胸が……ッ張り裂けそう……ッ!!!♥

ボクに教えてくれてありがとう愛城君……この世界に——

こんなキツいのが あったなんて……ッ!!!!♥♥♥♥

「カッ……ハッ……!!♥」


「ブォエアアッ」「血反吐」

実は恋太郎には失恋のショックをキツがって悦ぶ目論見がバレており、好きな人が望むことならとそれを体験させるためにフる演技をしたのだが、既に好意を持っていた相手をフる、傷つけることをしたせいで恋太郎のほうが血反吐を吐いて参ってしまった。
そして、フったのは演技ということ、全部バレていること、告白の返事が「はい」ということ、幸せにできる確証はないが死んでも皆を幸せにする覚悟しかないことを明かし、晴れて9人目の彼女として付き合うことになった。

「な…なんて“彼女の幸せ”にストイックなんだろう…!! まるでボク以上…!!!」

ちなみに、凪乃と並び歩く恋太郎が目にしたのは、ベタ惚れしてることは間違いない相手に交際相手がいる可能性を認識したのにもかかわらず、耳まで紅潮させ顔を綻ばせ涎すら垂らす姿である。
100回フられ、その全てで深い悲しみと傷を負い続けた恋太郎にとって、その失恋の痛みを悦ぶ存在はかなりのカルチャーショックであり、彼が彼女好き好き大好きモンスターでなかったら地の底までドン引いていたことだろう。
彼女が死にかけたときや滂沱の汗を流してお願いする彼女紹介でも見せなかったガチの衝撃顔である。


◆ファミリー加入の経緯


…という次第でございまして… 須藤育さんを新しい彼女として迎え入れさせていただいてもよろしいでしょうか……!

まだ芽衣来て二話だぞ

この漫画のテンポがおかしいのは今に始まったことじゃない

開口一番「1年3組須藤育です!! よろしくお願いします!!」の挨拶と90度のお辞儀で新入部員のようなノリだった育は、先輩彼女へのけじめとしてケツバットを要求するというぶっとび具合を見せるも、それには「綺麗な人やかわいい子ばかりだから、自分なんかが混ぜてもらっていいのか」という引け目もあってのことと明かし、その褒め言葉に胸打たれた一同から歓迎され、すぐに打ち解ける。
一方で女子野球部のメンバー不足と廃部問題には進展がないため、恋太郎から一同へ事情を伝え「皆で野球をやってみないか?」と提案。
「かしこまりました」
「命令じゃないですよ」

ちょうどこの時期胡桃加入直後のフードファイトの代償が訪れダイエットに勤しんでいた彼女たちにとって、大好きな恋太郎と一緒に体を動かせる機会などただの僥倖でしかなく、正式な助っ人として試合に出られる高等部組はもちろん、中等部の胡桃、理事長とそのメイドである羽々里と芽衣も練習に参加することを即決する。

練習で疲労困憊となったファミリーと彼女たちを送って帰る恋太郎を見送り、もうすこし自主練していくとグラウンドに残った育だったが、翌朝すっかり筋肉痛の一行が登校すると、
「10万1128…!!♥ 10万1129…!!♥」
「徹夜でしか導き出せない値」
グラウンドには昨夜のユニフォーム姿のまま汗だくのクラクラで素振りを続けている育の姿があった。
徹夜で練習などというイカれた無茶でついに昏倒してしまった育は保健室へ運ばれるが、やがて目を覚ましても未だボロボロの状態。心配で様子を見にきた恋太郎に止められても、ピッチャー(ボク)の投球で1点も取らせずボクのホームランで1点取れれば試合には勝てる」からとまだ練習しようとする。
その場は「今は……授業中だから……」「ぐうの音も出ないや……」ということで収まったものの、恋太郎は育がこれ以上無茶をするつもりなら“ふんどしで氷水かぶって練習に付き合い熱を出して育より先にぶっ倒れ育がぶっ倒れるまで無茶させない作戦”しかないと決意する。

その日の放課後、またも練習を終えた一行を見送ってひとり残ろうとする育だったが、
「私達もしてくわよ——自主練」
恋太郎が衣服を脱ぎ捨てふんどし一丁になると同時に宣言する彼女たち。
実は育の寝顔を盗撮しにベッドの下に隠れていた羽々里が事情を把握して一同に伝えており、「今の自分達では頼れというほうが無茶なのはわかっているが、もっと実力を高められるよう頑張るから、一緒に勝つ仲間だと頼ってほしい」と頼む。
この言葉に胸を打たれた育と恋太郎は皆とともに円陣を組み、改めて勝利への気合いを入れるのだった。

「なんかふんどしのやついる」
「いいんだ…そんな些細な事は…!!」
「このレベルの奇行を些細で済ませようと言うのだからこの漫画はどうかしている」

そして迎えた練習試合当日。
助っ人を頼んだやるやる三姉妹が姉妹間で風邪が3連鎖して「やっぱやれぬ」となってしまい人数不足となったお花の蜜大学附属高校は、対戦相手である寿裸漆区(じゅらしっく)高校の監督に許可を得て、急きょ恋太郎ファミリー彼女部隊全員出場きゅ、9人だから野球だとか安直なアレじゃないんだからねっ!!

しかしパワー全振り投手・寺野(てらの)サウル子が放つチート球威の剛速球・暴君竜の大砲(ティラノ・キャノン)と、謀略家捕手・辺路木(べろき)ラプ子の策略に苦しめられ、さらにサウル子の肩が壊れるため1日1投限定の暴君竜の大砲(ティラノ・キャノン)全力投弾(フルバースト)によって育が腕を潰されてしまい、守備が不完全となってなすすべもなく点差を広げられていく。
だがラプ子のトラッシュトークでよりにもよってを傷つけられたことでファミリーの怒りと士気に火がつき、唐音が恐竜殺戮隕石(しねメテオ)で暴君竜の大砲を打ち返したことを鏑矢として、恋太郎ファミリー反撃開始。
育の復活とブチギレブーストにより9回裏2アウトの時点で3点差まで巻き返し、この土壇場でどうにか満塁に。
ここでホームランを打てれば逆転勝利という背水の陣でバッターボックスへ向かおうとする育だが、それを恋太郎が引き止める。

「俺の知ってる育は——野球の時いつも笑顔なんだ バッターボックスに立ってるとき以外は」

実は育には中学時代の試合で打ったホームランで観客に怪我をさせてしまったトラウマがあり、それ以来ロクにバッティングができなくなった。腕を痛める前の最初の打席でど真ん中を2球も見逃してしまっていたのもそのためだったのだ。

「でも大丈夫 今日は打つ」
「野球部存続の誓いのため そして——力を貸してくれたこの大切な恋太郎ファミリーのため」
「今日打てなきゃ ボクが野球をやってきた意味はない……!!」

覚悟を決めた育だが、サウル子の最後の1球は試合もバッテリーの身体も終わらせる覚悟で放たれた暴君竜の大砲・全力投弾
その圧倒的な球威による風圧で服が少林サッカーみたいにボロボロになりながら、ここで打てなければ腕はもう持たない、しかし打てば打球が観客に当たってしまうかもしれない…と葛藤する育だったが、

「育!!!! 打て—————ッ!!!!」

そこへ、観客の目も気にせず場外でミットを構えた恋太郎の声が響く。
絶対に受け止めるから打ってこいというその言葉に、気合いの声と涙とともに打ち抜かれた打球を、恋太郎は「俺がここで受け止めなきゃ 育はもう二度と打てない!!!!」と決死の覚悟で、帽子も服も弾き飛ばされ下着一枚になりながら、どうにか受け止める。
こうして観客に一切被害を出さずに超ド級のホームランが決まり、練習試合はお花の蜜大学附属高校の逆転勝利。
喜びに湧き立つファミリーの輪から飛び出した育は、勝利に湧く体力も残っていない恋太郎のもとへ駆けつける。彼女の下着姿を前に必死で目を瞑る恋太郎へ——

「——ボクなんかのが“ありがとう”になるか分からないけど…」

その顔を引き寄せてキスをする育。
突然のことに驚きで目を開いた恋太郎に、

「ありがとう恋太郎——大好き」

と、育は涙の入り混じった爽やかな全開の笑顔を向けるのだった。


◆ファミリー内の人間関係

上下関係を重んじる体育会系、尊敬を含め思ったことをまっすぐに伝えるということもあり、すぐにファミリーに馴染み、前述の野球編時点でもしっかりコミュニケーションやコンビネーションの輪に溶け込んでいた。
「奇人は馴染むのが早い傾向にある」
「?」

恋太郎ファミリーの秩序という名の絶対的ツッコミ。
基本的にドMボケやりたい放題の育にはほぼ総員が広くツッコミを入れるのだが、唐音の場合は何せパワーがパワーなので、手が出るタイプのツッコミだと育はそれすらも「キツい修行」に変換してさらなるボケに昇華させてしまう。
そんなありさまゆえに、ツンデレ喪失した唐音が思い切りのよさやパワーまで失いケツバットの威力が激減した際はガチの意気消沈顔を見せていた。
「ならボクもだッ 恋太郎だけを苦しませはしない」
「こじれるからおとなしくしてろあんたは!!」ガシッ
「ああ…イイよ もっとキツく…!!♥」

100カノ屈指のヤベー奴、もとい理事長先生。
知与の加入回では欲望の赴くままにスパンキングプレイを始め、二人揃って存在ゔーッと認定され、のちに揃って蠱毒回にお呼びがかかった。
(ああああああプニプニなのにキュッと引き締まってなんて瑞々しいお尻…!!)
「もっとやってい…?」
「望むところです」

第5巻の表紙をともに飾った連番彼女。
育は「修行のため」、芽衣は「羽々里様に尽くすため」と目的は違えど、同じキツい奇行修行に揃って全身全霊で取り組める、ある意味似た者同士の特に修行が必要のない2人。
育から頼まれてたびたびケツバットをかましているケツバッテリーでもあり、自身も「私めを必要としてくださる育様のお気持ちに応えたいのです…!」と夜な夜なケツバット様の練習に励んでいる。
「この体勢の辛さは羽々里様に“尽くしている”実感がひしひしとわきます…!」
「ね! いいですよねここ キツくて!」

同じ高等部1年3組のクラスメート。
山女と恋太郎の出会いも育が山女を「園芸部の優敷さんが」と恋太郎に紹介したことがキッカケなので、山女のファミリー加入以前からある程度の交流はあったようで、加入後もクラスで和やかに談笑する仲。
一方、山女の巨躯からくるパワーやウェイトも隙あらば自身のキツい修行に変換しようと機をうかがっているフシもある。
「育サン なんで背後をついてくるんだどー?」
「いや 転んだら危ないなと思って」

凄腕マッサージ少女。
痛みが褒美というなら逆に癒され痛みを奪われるのが苦痛なたちであり、紅葉の手によってせっかく溜めた激甚な筋肉痛を揉み消された際は絶叫して悲嘆。まさかの弱点が露呈する形となった。回復呪文でダメージを受けるアンデッドか
紅葉側は珍しくフェチ目的でなく、癒やしを追求する立場からの純然たる使命感で静止も聞かなかった。選手生命、大事。
「いえ マッサージをする者として助けを求める筋肉を放ってはおけません!!」もみもみ
「え…!? ちょ ちょっと——!!」
「うわあああああボクの筋肉痛があああああああ」
(無敵のドM(いく)にこんな弱点が…!!!!)

剣道部の女騎士先輩という名の赤ちゃん
ファミリー内では数少ない体育会系仲間であり、彼女同士にして運動部らしいさっぱりした先輩後輩の関係。
蠱毒回にもお呼びがかかった「100カノのヤベー奴」同士でもあるが、騎士華は自身の幼児退行癖を恥ずべきものと自覚しているのに対し、育はあくまで修行のつもりなのでドMの自覚がないという大きな相違点がある。
また、騎士華の高い運動能力は育のドM発現の間接的なトリガーとなることも多い。
「じゃ…じゃあ…せめて…私のラーメンに…ふーふー…して…くれないか…っ?」
「えっなんでですか?」

バイオレンスお嬢様。
加入回で対面早々ケツバットを頼まれて以来、需要と供給の噛み合ったコンビネーションを繰り広げている。
その通じ合いっぷりたるや、騎士華がおもちゃの剣でビーチボールを打って飛ばしているのを見ただけで無言かつ即座にケツバッティングの構えに移行するほど。
なお育曰く、凛のケツバットは「力任せの——暴力!って感じ」で、シメには芽衣の「キレのある」ケツバットがいいのだそう。どういうことなの……。
「キッッツゥウウ〜ッ!!!!♥」
「バイオレンすわ〜!!!!♥」

カポエイラお姉さん。
騎士華との異種格闘技風船割り様で互角の戦いを見せたエイラに、ヤンキーのようにバットを肩に担いだ状態で手合わせを求める。
当然ツッコミの嵐となるも、「別に構わないわよ バットは物理で倒せるから」と承諾され、何の迷いもなく風船をお尻(ケツ)に装着。開始の合図と同時にエイラへ背を向けて痛烈に風船を割られ、その威力にかつて見た番組の罰ゲームを想起しながら、満足そうに敗北していった。
(ああ…そうか これが あの日見た 夢の景色か————)ドサァ……ッ
「何なのこれ!!!?」
「そういう病気なんで気にしないでください」
正確にはタイキックはカポエイラではなくムエタイの蹴りだが深く考えてはいけない。

直接的な絡みは際立って多いわけではないが、育のドMが発現すると真顔ともドン引きとも形容しがたい表情かつ無言でそのさまを見つめていることが多い。

ご存知我らが彼女好き好き大好きモンスター。
育は自身をあまり女の子っぽくない、むしろ「男の子みたい」と思っており、そこがちょっぴり引け目だが、恋太郎はそんな自分を「ありのままでボーイッシュな育が大好き」と全力で女の子として愛してくれるため、嬉し恥ずかしな様子を見せている。
また、同じく日頃から努力を惜しまず、彼女のことになるとちょっとどころじゃない狂気の努力を見せるそのストイックさにも惚れ惚れ。
「おいどこに目ぇつけてんだ育は全人類の一兆倍かわいいだろうが」
「恋太郎 バットは人を殴るための道具じゃない お尻を叩くための道具だよッ」


◆家族構成

両親、兄、弟の5人家族。

  • 須藤 育也
育の兄。第5巻収録の番外編「こうしてモンスターは生まれた」に登場。
幼少期から野球が大好きで、育が野球に興味を持ったのも彼がキッカケ。


◆余談

  • 名前の由来は「ストイック」から。本作の例に漏れずキャラクターの端的な特徴からもじった名前だが、実在人名としてもほとんど違和感がない。

  • 昔弟に頼まれて遊んだことがキッカケでゲームも好き。どうやら弟は野球や運動にはあまり興味を持たなかったらしい。
    育自身の好きなジャンルはもちろん鬼畜ゲー

  • 育も知らないことだが、実は遠い血縁が「本気グループ」という企業グループを経営している。
    「提供する全品質を本気で」のモットーで知られており、「妥協したら殺す」が社是。
    もはやホラーにおける怪異レベルで超常現象を引き起こす準レギュラー的存在であり、登場するとほぼ間違いなく店の誠実なサービスへの対処に命がけで追われるのが定番となっている。
    何事にも本気で取り組むのはやはり血筋なのだろうか。



アニヲタwikiに死ぬ気で追記すればできないことなんかなにもないよ!
できなかったことがあったなら それは修正が足りてなかっただけの話さ!

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  • 1月生まれ
  • 1月9日生まれ
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  • 太眉
最終更新:2025年05月14日 13:26

*1 第133話にて判明。由来は名前(い=1、く=9)の語呂合わせと思われる。

*2 この時の育也の表情は、完全に「見てはいけないものを見てしまったホラー映画のキャラのリアクション」である。