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~そして覚醒へ…~

登録日:2026/05/14 Thu 00:00:00
更新日:2026/05/29 Fri 08:23:19
所要時間:約 8 分で読めます





別世界の物語が始まる時、彼は現れるという。

*1


そして覚醒へ…(グレイテスト・シーザー)》とは、TCGデュエル・マスターズ」のカード。
DM25-RP4「王道W 第4弾 終淵 ~LOVE&ABYSS~」に収録されたクリーチャーである。レアリティはスーパーレア。

あの《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を模ったスチーム・ナイトの1体。
同種族の中でも珍しく、ナイトを対象にした効果を発揮する。


解説

そして覚醒へ…(グレイテスト・シーザー) SR //闇文明 (6)
G-NEOクリーチャー:アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ/スチーム・ナイト 8500
G-NEO進化:光、水、または闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時または攻撃する時、自分の山札の上から1枚をシールド化する。その後、このクリーチャーは自分のシールドを1つブレイクしてもよい。
自分のシールドゾーンにあるコスト9以下の、呪文またはナイト・カードすべてに「S・トリガー」を与える。

通常クリーチャーか耐性付きの進化クリーチャーのいずれかから選んで召喚できるG-NEOクリーチャーの1体。
cipとアタックトリガーで山札の上から1枚をシールド化した後に任意で自身のシールドを1つブレイクでき、召喚酔いを無視できるNEO進化クリーチャーとして出せば、cipから続けてアタックトリガーも発動できるカードデザインになっている。
更には常在効果として、自分のシールドゾーンにある特定のカードに対するS・トリガーの付与を行える。
これらのトリガー付与と能動的な自身のシールドブレイクによって、様々なカードをS・トリガーで踏み倒せる暴発のコンボに繋げやすい1枚となっている。

そんなトリガーが付与される対象となるのは、コスト9以下の呪文もしくはナイト・カード。
実用性で言えば呪文を踏み倒せる方が大きいものの、特徴的なのは種族にナイトを参照する点。
性能的に既存のナイトとの関わりが薄かったスチーム・ナイトには珍しい効果であり、ナイトやスチーム・ナイトは勿論、同じくナイトの種族カテゴリに属するダーク・ナイトメアファンキー・ナイトメアも効果の対象となる。
おまけにカード単位で対応しているため、種族に「ナイト」さえ含めばタマシードクロスギアもトリガーできるようになっている。後者のカードタイプで唯一対応しているのはコレだが…
また、地味に《~そして覚醒へ…~》自身もトリガー付与の対象であり、シールドから出れば2体目、3体目と連鎖して出す事も可能である。

登場当初はスペックに反して目立った活躍を見せなかったが、しばらくするとプレイヤー達の研究も進み、暴発を活かした様々な型の【ドロマーシーザー】として成立。
中でも、同じスチーム・ナイトの《~世紀末の善悪~》をメインとする【ドロマーハンデス】に加わったデッキは逆札篇に入ってからは環境上位にも顔を覗かせている。
やや遅咲きではあったが、まさしく「そして覚醒へ」と言わんばかりに破竹の勢いを見せている。


相性の良いカード

ウルの天宝 R 光文明 (4)
タマシード:エンジェル・コマンド/フュージョナー
S・トリガー
シンカライズ
このタマシードが出た時、このタマシードから進化できるコスト6以下のNEOクリーチャーを1体、自分の手札からこの上に置いてもよい。
超魂X(これがクリーチャーの下にあれば、そのクリーチャーにも以下の能力を与える)
ブロッカー

同時収録された《浄化の精霊ウルス》のタマシード
特定のNEOクリーチャーを自身の上に重ねて踏み倒せるcipを持ち、条件に合致している《~そして覚醒へ…~》の早出し手段としてはまさにうってつけ。
4コストで素出ししても通常より2マナ軽く進化クリーチャーとして出せる上に、S・トリガーまで付いているので引ければ相手ターンに展開して手痛いカウンターも見舞える。
《~そして覚醒へ…~》を使うなら欠かせない1枚となっている。

ペテンズゲート VR 光/水/闇文明 (8)
呪文
S・トリガー
相手のクリーチャーをすべてタップする。自分はカードを1枚引き、自分のシールドをすべてブレイクする。

同じく同時収録された呪文。
この呪文自体にS・トリガーが備わっているが、コスト8なので《~そして覚醒へ…~》のトリガー付与対象でもある。
《~そして覚醒へ…~》が場にいる状態で詠唱できれば連鎖して大規模な暴発が行えるため、是非とも暴発を狙いたい1枚となっている。
また、同じく《~そして覚醒へ…~》でトリガーを付与できる《真気楼と誠偽感の決断》なら踏み倒す事ができ、セットで組まれる事が多い。

LOVE&ABYSS(ラブ・アンド・アビス) VR 闇文明 (9)
呪文
プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーはバトルゾーン、手札、墓地にある自身のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。

同時収録された呪文。
《~そして覚醒へ…~》がトリガーをギリギリ付与できるコスト9の呪文で、次世代の《オールデリート》とも呼ぶべき大規模な山札送りが行える。
相手に対して詠唱できれば1ターンはほぼ確実に動きを止められるため、上記の呪文を展開するまでの繋ぎとして運用されている。


関連カード

暗黒皇(ダーク・カイザー) グレイテスト・シーザー 闇/火文明 (6)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ/ナイト 13000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分のナイト・クリーチャーまたはドラゴンのいずれか2体を重ねた上に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にある闇または火の呪文を、コストの合計が7以下になるように好きな枚数選び、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
T・ブレイカー

《~そして覚醒へ…~》の元となったナイト。
戦国編における背景ストーリーのラスボスを務めたクリーチャーでもある。
性能面ではリメイク元から殆ど別物になっている事も多いスチーム・ナイトだが、「呪文の踏み倒し」という点では遠回しながら《~そして覚醒へ…~》でも再現されている。

ちなみに、スチーム・ナイトになっても超銀河弾 HELL》を踏み倒せない点は変わらず。
呪文の踏み倒し範囲も大幅に拡張されたのだが、それでもコスト10にはギリギリ届かない辺りがシーザーのシーザーたる所以なのだろう…


背景ストーリー

ロマノフ一族の始祖《煉獄大帝 キング・ロマノフ》によって設立された蒸気の騎士団「スチーム・ナイト」。
ナイトを始めとした歴代のクリーチャー達の物語を糧に動く彼らの内、あの《暗黒皇グレイテスト・シーザー》の物語を元とするスチーム・ナイトこそ《 そして覚醒へ…(グレイテスト・シーザー)》であった。

これまで「全ての元凶」としての側面が取り沙汰されてきたシーザー。
しかし《~そして覚醒へ…~》の登場と共に、実はその出現自体が別世界における新たな物語の始まりを暗示するという意外な事実が明らかになった。


時は戦国編サムライとナイトが鎬を削る戦国武闘会が開かれた時代。
ナイトの一員である邪眼の使徒シーザーに《暗黒王デス・フェニックス》の魂が封じ込まれ、《暗黒皇(ダーク・カイザー) グレイテスト・シーザー》として新生する。
決勝戦にて勝利を焦ったシーザーは《超銀河弾 HELL》の乱射という凶行に及び、ついには時空の裂け目が開いてしまう。
これによって太古の種族オリジンが現れ、結果として超次元の向こう側にある異世界パンドラ・スペースとの接続、引いてはパンドラ・スペースを挟んだもう一つの世界との分岐を招いている。

時は王来篇レクスターズディスペクターによる王来大戦が巻き起こった時代。
シーザーもまたディスペクターの素材として取り込まれ、《「俺」の頂 ライオネル》と合成させられ《暗獅連結 グレイテスト・ネルザ》と化した。
龍の歴史鬼の歴史という鏡合わせの二つの世界で同じように現れたネルザは、一方では《戦国接続 ギャラクテスト・シデンシーザー》として、もう一方では《終末縫合王 ザ=キラー・キーナリー》として再構成された後、それぞれレクスターズ達に討たれている。
二つの世界がぶつかり合った末に王来大戦も終結し、物語の舞台は禍々しき邪神の歴史へと移っていった。

時は王道W、深淵のジャシンが魂と器に分かれて争い合う時代。
DARK MATERIAL COMPLEX》の再起動を求めてこの世界にやって来たスチーム・ナイトの一団として、《~そして覚醒へ…~》も推参する。
深淵より復活した《アビスベル=ジャシン帝》から始まる物語は紆余曲折を経て、ジャシンの肉体である《究極の虚 ジャシン=ヴリドガルド》の深淵への再封印という形で決着が付き、邪神の歴史もまた一つの幕を下ろした。

そしてシーザーの出現と共に今再び、謎の存在が歴史の裏側に来たかのような異世界を旅する、全く新しい物語が始まろうとしていた。

なお、当の覚醒シーザーさんは自身のフレーバーテキスト以外で触れられておらず、おそらく大半のスチーム・ナイトと同じようにCOMPLEX完全起動の犠牲になったと思われる。合掌。


余談

  • カード名はドラゴンクエストシリーズ第3作目の副題である『そして伝説へ…』のパロディ。
    戦国編の次シリーズが神化編である事を踏まえるならカード名も《~そして神化へ…~》となるべきところだが、パロディ元と同じ語感を優先したのか「覚醒」のシリーズ名が宛がわれている。
    また、このカードが収録されたDM25-RP4の次のエキスパンションにあたる「エピソード4 パンドラ・ウォーズ」が超次元ゾーンをフィーチャーしており、覚醒に因んでそちらの予告としての側面もあったと思われる。

  • ナイトの中でもかなり有名なクリーチャーだったため、スチーム・ナイトの登場当初からリメイクを期待する声が上がっており、最終弾でついに実現する運びとなった。
    逆に対となる《超聖竜シデン・ギャラクシー》のテクノ・サムライ版は、王道Wの時点では未登場となっている。

  • 通常版のイラストを描いたのは、元ネタである《暗黒皇グレイテスト・シーザー》も担当したhippo氏。



そして追記・修正へ…(ツイキアンド・シューセー)

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最終更新:2026年05月29日 08:23

*1 画像出典:https://x.com/handstandhippo/status/2002344878571721028 旧Twitter イラストレーターhippo氏 @handstandhippo 2025年12月20日掲載より ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids