メリーさんの電話(都市伝説)

登録日:2011/11/27 Sun 06:19:03
更新日:2025/01/09 Thu 22:26:54
所要時間:約 5 分で読めます





「メリーさんの電話」とは、有名なホラー系都市伝説の一つ。
横浜に現れた正体不明の老婆の方ではない。


私、メリーさん。今概要を書いてるの。

いつ頃から現れたかは不明だが、とにかく古い都市伝説。今では古典的な内容となっており、アレンジを加えられたものも多い。
以下大まかな内容


 ある少女が引越しをする際、古くなった人形を捨てて行った。
 その夜、電話がかかってくる。

「私、メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの」
 てめえをさん付けで呼ぶとはなんとも厚かましいものではないか。

 少女は電話を切ったが、またすぐに、それも何度もかかってくる。しかも、出る度徐々に家に近づいている…!両親起きてやれよ。

 そして……

「私、メリーさん。今あなたの家の前にいるわ」
 なんという歩行スピード。

 少女は思い切って家の扉を開ける(いいから親起こせ)も、そこには誰の姿もなかった。
 いたずらだったか……と安心するのもつかの間、またも電話が。出ると、


私、メリーさん。
今あなたの後ろにいるの。


こええ!
特に話がここで終わっていること(余韻を残す終わり方)が怖いとされているが、
中には「少女が振り向く→刺されてあぼーん」というところまで持ってっちゃってるパターンもある。
またこの「メリーさん」という人形がリカちゃん人形になっているパターンも。
同じ人形であるという他に、リカちゃん人形の方が声をイメージしやすいということもあって広まったのだろう。
むしろリカちゃん人形の方で聞いたことがある人もいるのでは?


私、メリーさん。今派生類話についてまとめているの。

先述したとおり結末が話によって違ったり、舞台がマンションになってたり、相手に逆襲されるor辿り着けないなどメリーさんが酷い目に遭ったり。
最近(と言っても一昔前だが)では電話ではなくメール、いわばチェーンメールでメッセージが届くという話もある。メリーさんは携帯を持っているのだろうか。
狙われる(?)のが「人形を捨てた、以前の持ち主」ではなくなってきているというのも特徴か。

以下ネタ

  • メリーさんの悲劇
メリーさん『私メリーさん。今あなたの後ろにいるの』
若本『俺の背後に、立つんじゃねえええええ!!』
以降、穴子達の穴子達による穴子達のためのパーティー。
若本『微塵に砕けろ!ジェノサイドブレイバー!!』
若本『これで終わりだ!サイコパワーの前にひれ伏せぇぇい! 弱い!弱過ぎるぞ!』
若本『舞え!望み通り、天からお塩!!』
若本『デンジャーに決めるぜ!それが、俺の名だ。』
若本『すこぉーし遊んでやろう。デモニックメギド!!』
若本『ブルァァァァ!かめはめ波!!』
若本『ザ・ワールド!時よ止まれぃっ!貧弱貧弱ゥ!そして時は動き出す。馴染む!実に馴染むぞッ!!』
若本『塵に帰るがいい!カイザーフェニックス!!』
若本『天窮穢界の如くなり!滅せる欲ぞあるものか!!』
若本『スクルァップァァブルェィク!』
若本『クルァックウゥアップフィニッシュ!』
メリーさん『ぴぎゃっ』

※以下はバルバトスがコスプレしているだけです。
セル『今日の俺は、いささか大人気なかったな。』
ベガ『今日の俺は、退屈しのぎにすらならぬ。』
音速丸『今日の俺は、んー、お○ぱい。』
皇帝『今日の俺は、オール・ハイル・ブリタニア!!』
貂蝉『今日の俺は、しがなぁーい、踊り子よぉーん。』←無理がある
ジョニー『今日の俺は、いい的だぜ!』
バルバトス『今日の俺は、ジェントルメンキャラなのよぅ。』
ドラキュラ『今日の俺は、ベルモンドの末裔。』
吉光『今日の俺は、願い事、叶わず!』
イグニス『今日の俺は、選ばれし宿命の落とし子。』選んでません
ルガール『今日の俺は、怯えている。』
ドラマDIO『今日の俺は、ロードローラーだッッ!!』
V様『今日の俺は、お口にとろけるぅ~ベリーメロン♪』
若本規夫『今日の俺は、若本規夫でございます。』
かちかち山『今日の俺は、かちかち山。』
BASARA信長『今日の俺は、織田信長ぞ!』

これらのネタのせいで、メリーさんを萌えキャラとしてとらえている連中が増えてきているとか。


私、メリーさん。今私をモチーフにした作品を読んでいるの。

やはり古典的な怪談である為か、この話をモチーフにして作られた作品も多い。
特に「学校の怪談」等、いくつかの怪談集の中の一つとして使われる。

地獄先生ぬ~べ~

27巻(文庫版18巻)の『メリーさんの巻』は、『ぬ~べ~』屈指のトラウマエピソードの1つであり、知名度はかなり高い。
この話の「体の部位を探させて、見つけられないと死ぬ」という特徴は別の怪談「ソウシナハノコ」に、謎解きを仕掛けてそれが解けなければ身体の部位を持ち去れるという点では「カシマさん」に近い。
本エピソードの与えたインパクトがあまりにも大きかったからか、創作であるはずの『ぬ~べ~』設定のメリーさんが実際の都市伝説として流布したという事例もあるらしく、2008年刊行の書籍『知っておきたい世界の幽霊・妖怪・都市伝説』(西東社、監修:一柳廣孝)では、このメリーさんが「手足のない人形」の名義で名だたる都市伝説と一緒に掲載されてしまっている。集英社は怒らないのだろうか。
朝里樹氏の著書『日本現代怪異事典』でも、この噂が漫画を基にした可能性を併記したうえで取り扱われている。
また、先週までバトル系長編である『結成!!童守町少年妖撃団編』をやっていたことと、『ぬ~べ~』では長編が終わった翌週はギャグ回が多かったことが相まって、油断していた読者達を恐怖のどん底に叩き落とした。

学校の怪談(1995)

宿直の先生が遭遇したという噂として登場。
話の流れは同じだが遭遇したのは少女でもないし「人形を捨てる」という導入部もなく脈絡なく電話をかけてきて襲撃する存在とされており、
その姿はスイカ版ジャック・オ・ランタンというもの。
なおその怪談はオチで語り手が死んでいるため話自体が伝わるはずがないと即座にツッコまれていた。

銀魂

第四百五十六訓でこの話をモチーフにした怪談が登場…するも、ネタの項目で書かれた通り完全に聖闘士星矢ネタ満載であったため
銀さんは怪談の内容よりも車田先生にシバかれる方を恐れていた。

ポプテピピック

ネタの項目にもあった通り相手(釘バット持ったCV:日笠陽子玄田哲章徳井青空森久保祥太郎の女子中学生)が悪すぎたとしか言いようがない。

華子さんとメリーさん

本作の主要キャラの1人で、トイレの花子さんこと華子の親友。クールな性格だが人を驚かせるのが大好き。
黒いセーラー服に白いカーディガンを着たメカクレ女子で、華子と共に同人誌を買いに行ったりなかなか原稿が進まない彼女に檄を飛ばしたりといったヲタク生活を楽しんでいる。
さらに時代の変化に合わせて現在はスマートフォンを愛用し、スマフォさえ繋がれば例え地球の裏側だろうと通話相手の背後に瞬間移動できる。



正直、昨今ではあまり恐怖心をあおらない怪談である。
この怪談のキモは「電話があるはずのないところからメリーさんが電話をかけ続けてくる(そして自分の部屋に近づいてくる)」ことなのだが
携帯電話の普及がその部分を台無しにしている部分がある。
無論、「人形が電話をかけてくる」「どんどんと得体のしれないものが近づいてくる」という恐怖もあるのだが。
むしろ、リアルに押し掛けてくる可能性のあるヤンデレストーカーとかのほうがよっぽど…
…え?お前はそんな心配をしなくたって大丈夫だって?

えぅ……ぐすん……
メ、メリーです、この録音きいたらでいいので追記修正してください……

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