ナツカワ ハルキ

登録日:2020/07/26 Sun 15:51:40
更新日:2024/03/17 Sun 13:23:01
所要時間:約 14 分で読めるっす!





ヨウコ先輩はギリギリまで諦めなかった!人々を守る為には、自分の身を顧みない。あれがプロだ!

俺も...俺もプロでいたいんです!


「ナツカワ ハルキ」とは、『ウルトラマンZ』の登場人物である。

演:平野宏周

プロフィール

名前:夏川 遥輝
階級:3等特尉
所属:地球防衛軍対怪獣特集空挺機甲隊「ストレイジ」
生年月日:1997年6月20日
出身地:山梨県深間市
身長:183㎝
体重:78㎏
血液型:A型
趣味:筋トレ・プロテイン作り
特技:空手・野球・アメフト・各種格闘技


概要

本作の主人公。年齢は23歳。
対怪獣ロボット部隊「ストレイジ」の若き隊員にして、対怪獣用ロボット兵器「特空機」のパイロットを務める。

第1話にて、ゲネガーグとの戦いで命を落としてしまうが、共闘していたウルトラマンゼットと一体化することで復活。
以後、防衛隊の一員として活動する傍らで、人知れずウルトラマンとなって退屈持て余して蔓延る宇宙人刺激求めて蘇る巨大怪獣と戦うことになる。


人物像

一人称は「俺」
この手の主人公らしく、その性格は端的に言えば「熱血バカ」そのもの。
自分が人々の命を守る防衛隊の一員であるという自覚は強く、小さな犬を守る為に臆さず前線に出るような勇敢さを持つ。
その一方で、目の前のことに夢中になりすぎて周囲への配慮が疎かになってしまうことも多々あり、実際に犬を助けた際には、誤って怪獣の視界に入って追い回された上に、
セブンガーに搭乗するヨウコがハルキを助けようと咄嗟に怪獣をビルに向かって殴り飛ばしてしまい、怪獣以上の被害を出す遠因になってしまった。
また、セブンガーに搭載されたロケットパンチ「硬芯鉄拳弾」をノリノリで敵に見舞った結果、本来守らなければいけない観測所まで破壊してしまったこともある。
このような行動を連発する度に長官のクリヤマからこっぴどく怒られ、隊長のジャグ(ゲフンゲフンヘビクラと共に平謝りするのがお約束となっている。
ただし、ヘビクラからも決して甘やかされている訳では無く、第5話ではペギラとの戦いでウインダムごと氷漬けにされたヨウコを助けるためとは言え、上司への出撃許可を得ないままセブンガーを発進させ、
ヨウコの救出こそ成功したものの、結果的に機体を半壊させてしまったことについて「後で分厚い始末書書いてもらうぞ」と静かに叱責されている。
(といっても、この時はヘビクラが余計なことをしなければ無断出撃する必要もなかったのだが...)

このように未熟さの否めない人物ではあるものの、自分を犠牲にしてでも誰かを救おうとする等ウルトラマンの変身者としての資質は間違いなく持ち合わせており、その点はゼットからも(主に番外編にて)認められている。
自己犠牲とはいえど基本的には「ギリギリまで粘る」というスタンスであり、例えばヨウコの救出時にはセブンガーを半壊させたが自身は怪我を負うこともなくヨウコを無事に救出している。

後述の経歴故か根はかなり体育会系気質であり、特に年功序列に関しては結構気を使っている。
実際、ゼットとの初対面時は(状況が切羽詰まっていたのもあるが)タメ口で接していたが、その後改めてゼットの年齢(5000歳)を聞き、
「人生の先輩」としてそれまでの自分の接し方を謝罪し、以降は「ゼットさん」と呼んで基本的に敬語で接するようになった。

その他、花粉症持ちであり丁度その季節の任務の際にはくしゃみを連発し、かなり辛そうにしていた。
スイーツ好きな一面もあるらしく、冷蔵庫(といってもユカ専用で、怪獣の皮膚や角が沢山入っている怪しげな物)にプリンを入れている事もあった。
変なところで負けず嫌いを発動することもあり、朝倉リクがカップ麺を大量に平らげる姿を見て「俺も腹減りまくりっす!」と自分もカップ麺にがっついていた。

口癖は「押忍!」で、主に返事として常用している。
平時はともかくとして畏まった場や叱られている時などでも平気で「押忍」を使うため、ヘビクラからは苦い顔をされ、度々「『了解』と言え」と注意されている。
だが一向に直る気配は無く、本人が本気で直すつもりがあるのかも怪しいところ。

過去

父親とは幼少期にギーストロンの怪獣災害にあったことで死別している。
父親は死の直前にまで迫る怪獣から人々を救おうとしており、恐らくストレイジの一員を志したのも、小さな犬にまで命を懸けるような姿勢も「父親のように多くの人々を助けたい」「誰にも自分と同じような思いをして欲しくない」といった尊敬と一種のトラウマによるものと思われる。

一方でそんな過去から親子の関係には人一倍敏感で、それは人間だろうと怪獣だろうと関係なく、第11話では卵を守ろうとしていただけのレッドキングの父親を殺してしまったと知った際には激しく動揺し、更にはキングジョーストレイジカスタムの攻撃から母親のレッドキングを庇ってしまった。
彼の過去を鑑みると気持ちは理解出来るが、ヘビクラから「いつまた暴れだすか分からない」と指摘されている通り、レッドキングが民間人に危害を加える可能性は依然残ったままなのだ。この方の存在意義及びアイデンティティー全否定である
また、この出来事はハルキの心に深い傷を残してしまうのだった...
更にグルジオライデンの一件でトラウマは悪化し、一時はウルトラフュージョンの維持すら出来なくなってしまったが、カネゴンとの交流を経てゼットとも悩みを共有出来たため一旦気持ちの整理がついた。
そして、ブルトンの発生させた四次元空間において過去へタイムスリップし、父・マサルと再会。
そこでハルキは自分の悩みをマサルに問いかける形で打ち明ける。

もし、誰かを守ろうとしたときに…その行動が同時に別の誰かを傷付けてしまったり…守れないって分かったら…どうしますか?

それに対しマサルは「難しい質問ですね…」と前置きしてから答える。

うーん…なんて言えばいいのかなぁ……守りたい人を全員守れるわけじゃない。
助ける為に手を伸ばそうにも手の長さには限界がありますしね。
だから、手が届く範囲で…自分の信じる正義を、守ると決めた人を全力で守る。
それが使命だと思っています

手の届く範囲…

そのせいで傷付けてしまったり、守ることが出来なかった人のことは…僕は絶対に忘れません

その後、父の薫陶を胸に元の世界に戻ってきたハルキに迷いはなかった。
決意を新たにゼットと心を合わせ、戦いに臨むのであった。


技能

ロボットのパイロットである一方で空手に精通しており、ヘビクラに稽古をつけてもらう場面もある。
実際、第1話のゼットの戦闘シーンをよく見ると、オリジナルに比べて(ウルトラメダルの効果もあるが)ハルキと一体化したアルファエッジの方が軽やかな動きをしており、セブンガーとの二体がかりでも苦戦したゲネガーグ相手に善戦していた為、格闘センスそのものはかなり高い模様。
またヨウコ共々白兵戦にも強く、バリスレイダーバロッサ星人へ素手で挑みかかる(やや無謀な)場面もしばしば。
射撃の腕もなかなかのもので、標的が大きいとはいえ透明状態のネロンガに発信器のついた弾を命中させたり、信号弾でテレスドンの注意を引きつけたり、
ペギラの注意を引きつけウインダムの攻撃のための隙を作り出したりしている。
第7話や第15話では激しい銃撃戦もこなしている。

対ペギラ戦ではセブンガーのブースターの炎で氷漬けのウインダムを溶かしたり、セブンガーで頭突き+綱芯鉄拳弾の自動発射という二段構えの攻撃でペギラを吹っ飛ばして救出活動の時間を確保したりと、かなり機転を利かせている。
更にこの無断出撃自体、突然現れた怪しい魔人にライザーを盗られて変身できない中、ヨウコを救出するために考えた最善の策である。
小難しい理屈で物事を理解するのではなく、咄嗟の勘やひらめきで難局を切り抜けるタイプであり、機転を利かせた判断を随所で見せる。

一方で知識面ではかなり他のメンバーと差があり、話題に置いてけぼりになったり、特にユカからの専門的な説明は理解できない事が多い。
また芸術や歴史にも疎いらしく、3万年前の石器(正体はゼットランスアロー)を見ても「石の杭にしか見えない」とつまらなさそうにしていた。
ただ、防衛軍の組織に所属している為か兵装系の知識には強く、『トリガー』客演時にはナースデッセイ号の兵装について根掘り葉掘り聞いていた際、マナカ ケンゴはその話に全く着いていけなかった。まぁ、元植物学者と防衛軍のパイロットじゃ知識の差が大きいもんね…

パイロットとしての技能はヨウコに比べると低いらしく、ウィンダム登場以降は基本的に旧式機担当。
キングジョーの操縦を兼ねてより熱望していたが、シミュレーションの成績が振るわず最終話になるまで一度もヘビクラ隊長の許可が出なかった。
しかし、比較対象であるヨウコの操縦技術が非常に高いため相対的に低く見られがちというだけで、彼もれっきとしたプロのパイロットであり、
最終話にていざキングジョーの操縦を任せられると、弾幕で視界を奪った隙に変形してデストルドスを翻弄したり、
ペダニウムハンマーを展開してコックピットブロックを抉りながら腕を縮めて距離を詰めるなど、ぶっつけ本番にもかかわらずその機体特性を存分に活かした戦闘を行なっていた。


人物関係

先輩パイロット。
上記の体育会系気質は勿論のこと、どんな時でも使命を果たそうとする姿には心底尊敬しており、自分も彼女の様にありたいと思っている。
ヨウコ自身からも、そのおっちょこちょい振りに呆れられたり、怒られたりすることこそあれど、内心では「やる時はやる男」として信頼されている。
そしてよく腕相撲をしては彼を負かしている


  • オオタ ユカ
同じく先輩隊員。
年齢自体はハルキの方が一つ上だが、先輩なので敬語を使っている。
同僚として関係自体は良好だが彼女の科学オタク振りには付いていけなくなることが多々あり、専門用語を連発する姿に困惑することも少なく無い。


隊長にして直属の上司。
上記の通り周囲への被害や自分を省みない姿勢、口癖などの件で度々叱られてはいるが、
その明るくフレンドリーな姿や時に自分を庇ってくれることなどから兄貴分として深く信頼しており、何だかんだで仲は良好。
ヘビクラからも正義感そのものは認められており、弟分として可愛がられている。


ある意味相棒。
上記の通り、彼の実年齢を知ってからは敬語で接するようになるが、本人からは「ウルトラ気持ち悪い」と嫌がられている。
一方でハルキもゼットの怪しい日本語には首を傾げており*1、その辺りはお互い様というところか。
またボイスドラマなどの描写を見るに性格的にも「体育会系の熱血漢」「悪気なく失礼、不適切な発言をしてしまう」など妙に近いところがあり、波長自体は合う模様。

一応初代のような憑依・融合型ウルトラマンのようだが、変身アイテムのバストアップ画像から視覚情報などを得ていたエックスや、変身者と知覚などを共有していたらしきタイガとは異なり、
ゼットは基本的にハルキのインナースペース内にいて、外部の情報をあまり得る事ができず、ハルキとの意思疎通や外部干渉もできない*2ようで、
それもあってゼット側からは非常時を除いてハルキに干渉することが少なく、ハルキもゼットの力が必要な場面以外ではそもそもゼットライザーを出すこと自体ないため、
同じように変身者とウルトラマンがバディのような関係にあった『ウルトラマンX』や『ウルトラマンタイガ』と異なり、日常シーンでの掛け合いは少ない。
明らかにこれまでの憑依・融合型のウルトラマンとは異なる描写がされているが、これがゼットライザーの機能の問題なのか、ゼットがウルトラ未熟だからなのかは不明。


デルタライズクローの武器であり、ある意味でコイツも相棒。
ウルトラマンベリアル のように傲岸不遜で気まぐれな性格の魔剣で、気が向くと勝手にインナースペースに現れる。
常日頃から面白いものを斬らせろと言っているが、礼儀正しいハルキのことを気に入っているため、
ハルキが相手を斬りたくないときにはそれに従って傷付けずに倒すことへと協力している。
実態を持たないグリーザでも斬ることができるデタラメな力を持つ一方、ハルキが傷付けたくない相手を傷付けずに斬るなど、非常に器用なところがある。

ゼットとハルキが諸々の事情もあって一体化"せざるを得なかった"点があるのに対してベリアロクは完全に個人的な感情でハルキに力を貸している事や、
説得シーンなどが挟まる影響もあってゼットより会話の機会が多い事などから、一部のファンからはゼット以上に「ハルキの相棒」という印象が強いなどと言われる事も。


  • 朝倉リク
またの名をウルトラマンジード
デビルスプリンターによって復活したギルバリスを追って、アナザースペースから『Z』世界の地球にやってきた。
ゼットが『兄弟子』と慕うのに対し、ハルキは彼を『リク君先輩』と呼んでいる。


黒幕のセレブロに寄生されている今作のメインヴィラン。
暗躍自体は序盤からしていたのだが、その活動方針ゆえにベリアルメダル強奪グリーザとの戦いまで対面したことがなく、その後も顔を合わせることはなかった。
その後は彼に「借りパク野郎」呼ばわりされ付け狙われることになる。



最終決戦の果てに…



客演での活躍


第7話『インター・ユニバース』

ウルトラマンゼットに変身してキングジョー ストレイジカスタムを奪ったバロッサ星人を追いかけていたが、星人が繰り出したブルトンの発生させた四次元空間に飲み込まれて星人やキングジョー共々『トリガー』次元に飛ばされてしまう。
このときゼットライザーを壊されてウルトラメダルも奪われ、変身もウルトラフュージョンもできなくなる散々な目に遭うが、どうにか無事に生きて別次元の地球へと降り立つことに成功する。

動かなくなったキングジョーを自力でどうにか修理しようとしていたとき、突如現れたキングジョーの調査に現れたGUTS-SELECTの面々と出会い、成り行きで一時的に彼らと合流することになる。
この時、ハルキは直感でマナカ ケンゴ隊員がウルトラマンの変身者であることを悟り、ケンゴとその協力者であるヒジリ アキトに正体を明かして協力を求めることになる。
アキトの技術をもってしてもゼットライザーを修復することはできなかったが、アキトはGUTSスパークレンスをゼットライザーの代用として使えるようにしたことで、一時しのぎではあるが変身とウルトラフュージョンができるようになる。

変身できるようになったことから、『トリガー』次元に滞在中はウルトラマンの力が必要なときはケンゴと共に変身して戦っていた。
しかし相変わらずそそっかしいところがあり、初回の変身ではアキトの説明を聞かなかったため『Z』第1話のようなグダグダなやり取りを繰り広げ、それに懲りた2回目はケンゴと一緒に変身するとき隣のケンゴの操作を所々確認しながらGUTSスパークレンスを操作していた。


第8話『繁殖する侵略』

プロ意識の高さゆえ、客人という立場にもかかわらずGUTS-SELECTの一員であるかのように振る舞っていた。
非常事態が発生すると


GUTS-SELECTが対処すべき事案ですね!!

押忍…

すぐ出動しましょう!!!!

…と、ケンゴと共に隊長へと進言していた。
このとき2人が両側からナナセ ヒマリに肩をぶつけて挟み込むような形となったため、ヒマリは「暑苦しいのこの2人…」と困惑していた。
タツミ隊長が「GUTS-SELECTは独自の警戒態勢に移行する」と隊員らに指示を出すと、GUTS-SELECT隊員らが一斉に「ラジャー!」と応えるなか、ハルキは1人最も大きな声で


おおおおおおっす!!!!

いつも以上に凄まじく暑苦しい返答を行っていた。
タツミ隊長もさすがにこれには苦笑いしており、ハルキに対して「うん、君は良いから」と声を掛けている。

この後キングジョー ストレイジカスタムがダダ(PDO)によって暴走させられ、共に戦った特空機を自らの手で倒すという苦渋の決断を迫られることになったが、
「ごめんなキングジョー、また直してやるからな」と悔しさをにじませながらも、そのままトリガーゼペリオン光線と共にゼットのゼスティウム光線で容赦なくトドメを刺している。
かつて時空を超えて亡き父と出逢い、守るものに限界があることを思い知ったハルキだからできたことだろう。

キングジョーを倒した後はベリアロクの力で元の次元へと帰ることになり、ゼットに変身してキングジョーの残骸を回収して宇宙へと飛び立っていった。


余談

  • 演者の平野氏も、幼少期にウルトラシリーズを見て育った世代であり、その頃には兄も一緒だったらしい。

  • 劇中でもあった通り実年齢はゼットの方が上であり、彼に対して敬語を使っているハルキだが、ゼットは地球人の年齢に換算すると中学3年生~高校1年生くらいの為、
    精神年齢や種族としての成熟度だけで言えば実はハルキの方が年上と言える。「若者」レベルで何千歳とかいう連中と比較するのがそもそも間違っている気はするが*5



押忍!この手が届く限り……みんなの項目、守るぜーっ!!

よぉーし!それじゃあ行くぞ、ハルキ!!


シューワッチ


この項目が面白かったなら……\押忍ッ!!と/

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最終更新:2024年03月17日 13:23

*1 当初はいちいちツッコんでいたが、後にやめている。慣れたのか、年上と知ってツッコみづらくなったのか、はたまた諦めたのか……。

*2 劇中でハルキがとある人物にゼットライザーを奪われた際、ゼットライザーに闇の力の干渉があったことは知覚しつつも何があったかは理解できていなかった

*3 倒される直前ゼットから「これ以上の戦闘は無理だ」と言われている。それに対してハルキは「でも!」としか答えず結局戦闘を続行してしまっている

*4 何気にヘビクラがダークゼットライザーを失う原因にもなった

*5 敢えて例えるなら、2〜6ヶ月程度しか生きられない蚊の成虫が人間の子供を「自分よりも大人」と言っているような物である。そもそもライフスケールが違いすぎるのだ。