概要
長崎県佐世保市にあるテーマパークで、1992年に開業。
オランダ語で「森の家」を意味し、総敷地面積約152万平方メートルは単独で日本最大、ディズニーランドとディズニーシーを合わせた面積にほぼ等しいという非常に広大な面積を持つ。
当初は水田だった場所に土壌改良や植樹を経てオランダの街並みを再現。「施設内その物が街並み」という形であり、特に隣接する「ハウステンボスワッセナー」は住居・別荘地として分譲住宅があるなどまさにテーマパークの域を超えた「街」そのものである。
一方、開業から次第に客数が伸び悩み、2003年には会社更生法を適用し破綻。2010年からは旅行会社のH.I.S.による経営再建が行われ、無料で入ることのできるフリーゾーンの設定や観覧車の建設、変なホテル、脱出ゲームなど新たな施設が建設され、実際に黒字転換に成功。2022年にはHISから香港の投資会社・PAGに株式が売却されている。
アクセス
- JR大村線・ハウステンボス駅
- 長崎空港から直行船で50分
クロノス概要
登場回
- ハウステンボス
- 密告中 ハウステンボス
- ジャンプ!ハウステンボス
- 王国
- 白雪姫と野獣王子
- Battle Royal
概要
逃走中に5回、密告中に1回登場。
クロノス移行前かつ初めてのハンター100体投入という「ハウステンボス(初回)」、初の密告中、逃走中2時間スペシャルと盛大に行われた「ジャンプ!ハウステンボス」、エリア内ドラマ初登場となった「王国」、未来ドラマ開始から間もない「白雪姫と野獣王子」、過去最大スケールのゲームとなった「Battle Royal」と全てがインパクトのある回ということもあり「洋のエリア」として絶大な知名度を持つ。
エリアは基本的に全域であるが、ホテルなどがあるアドベンチャーパークには入ることができない。
そして、あまりに広すぎることからほぼ全ての回においてエリア移動ミッションが組み込まれている。
基本的な名称は「ジャンプ!ハウステンボス」の際の物が当時の正式名称を使っている(ハーバータウン・フォレストヴィラを除く)ためそちらにあわせながら解説する。
現在はアートガーデンという名前。ユトレヒトとは陸続きであり、広大な草原となっている。現在は白い観覧車やウインズ佐世保が建設されている。ビネンスタッド・ニュースタッド・ブルーケレンと橋でつながっている。
何故かあまり使用されず、「ジャンプ!ハウステンボス」と「Battle Royal」でしか使われていない。
現在はタワーシティという名前。「王国」では「王の塔」と呼ばれるハウステンボスで一番高い塔「ドムトールン」がそびえたつ。ビネンスタッドと橋でつながっている。
現在はアムステルダムシティという名前。中世の建物が並ぶメインの街。多くのミッションポイントの起点となるほか、多くの回でも象徴的な跳ね橋はここにある。
現在は光のファンタジアシティという名前。運河の周りに2本の大通りと内部に路地が形成されている。ビネンスタッド・ニュースタッドと橋でつながっている。
現在はアトラクションタウンという名前。噴水広場がメインとなり、南部には風車がいくつかある。
現在はフラワーロードという名前。花畑など狭いエリアの中に風車が点在する。ニュースタッド・ブルーケレンと橋でつながっている。
現在はアドベンチャーパークの一部。細かい道と周回しやすい森を中心としたエリア。
ビネンスタッドにかかる跳ね橋から行くことができるエリア。
直線が多い港町。
オランダの宮殿を再現したエリア。裏には広大な庭園もある。
森に囲まれたエリアの中にさらに湖に囲まれた島があるエリア。湖の外側や内側にコテージが立ち並んでいる。白雪姫と野獣王子でしか使われていない。
エリア変遷は以下の通り。
前半戦はユトレヒト・ビネンスタッド・ミュージアムスタッド・ニュースタッド・キンデルダイク・ブルーケレン。フリースラントは内部には入ることができず、ユトレヒトを繋ぐ道のみ利用可能。
新エリアはハーバータウンとパレスハウステンボスを使用。
広さは東京ドームおよそ20個分と紹介されたが、実際に逃げられるエリアはそこまで広くないはず…(密告中、ジャンプ!逃走中も同様。)。
前回のハウステンボスに続きミュージアムスタッド・ニュースタッド・キンデルダイク・ブルーケレンをAエリア、フリースラント(の周囲の道)・ユトレヒト・ビネンスタッドをBエリア、ハーバータウン・パレスハウステンボスをCエリアに設定。ただし、時間によってAエリアとCエリアが封鎖されていく。
本戦はフリースラント・ユトレヒト・ビネンスタッド・ミュージアムスタッド・ニュースタッド・キンデルダイク・ブルーケレン。ただし、ブルーケレン、ミュージアムスタッド、フリースラントと順に封鎖されていく。
ボーナスステージではハーバータウンとパレスハウステンボスを使用。
前半戦は初回ハウステンボス同様前半戦はユトレヒト・ビネンスタッド・ミュージアムスタッド・ニュースタッド・キンデルダイク・ブルーケレン。そのうちユトレヒトは「キングタウン」、ビネンスタッドは「オレンジタウン」、ニュースタッドは「グリーンタウン」、キンデルダイクは「ホワイトタウン」、ブルーケレンは「イエロータウン」という名称になっている。
新エリアはこれまで同様ハーバータウンとパレスハウステンボスを使用。
これまでとは逆のパターンとなり、スタート時はパレスハウステンボス・ハーバータウン・ユトレヒト・ビネンスタッドのエリア(東京ドームおよそ5個分)が使用。さらに新たに「妖精の森」としてフォレストヴィラも解放されている。
後半戦はミュージアムスタッド・ニュースタッド・キンデルダイク・ブルーケレンが使用されている(東京ドームおよそ2個分)。
5つの区画に分けられており、ハーバータウン、アートガーデン(フリースラント、ユトレヒト)、アムステルダムシティ(ビネンスタッド、ミュージアムスタッド)、アトラクションタウン(ニュースタッド、キンデルダイク)、アドベンチャーパーク(ブルーケレン等)が使用可能。これまでの逃走中で使用されたエリアの内、パレスハウステンボスとフォレストヴィラを除く全エリアがほぼ全時間帯で使用可能。
その広さは26ha(東京ドーム約5.5個分の広さ)で、作品内ではサッカーコート19個分の広さと紹介されている。
+
|
エリア名称早見表 |
現在の名称/番組内名称 |
密告中 ハウステンボス |
ジャンプ!ハウステンボス |
王国 |
Battle Royal |
アートガーデン |
(不使用) |
フリースラント |
(不使用) |
アートガーデン |
タワーシティ |
Bエリア |
ユトレヒト |
キングタウン |
アムステルダムシティ |
ビネンスタッド |
オレンジタウン |
アムステルダムシティ |
光のファンタジアシティ |
Aエリア |
ミュージアムスタッド |
(不明) |
アトラクションタウン |
ニュースタッド |
グリーンタウン |
アトラクションタウン |
フラワーロード |
キンデルダイク |
ホワイトタウン |
アドベンチャーパーク |
ブルーケレン |
イエロータウン |
アドベンチャーパーク |
ハーバータウン |
Cエリア |
マリンターミナル |
(不明) |
ハーバータウン |
パレスハウステンボス |
パレスハウステンボス |
(不明) |
(不使用) |
フォレストヴィラ |
(不使用) |
(不使用) |
(不使用) |
(不使用) |
|
+
|
使用エリア早見表 |
この表ではエリア名を略し、下記のように1文字で表記する。
- フリースラント…フ
- ユトレヒト…ユ
- ビネンスタッド…旧
- ミュージアムスタッド…博
- ニュースタッド…新
- キンデルダイク…キ
- ブルーケレン…ブ
- ハーバータウン…港
- パレスハウステンボス…宮
- フォレストヴィラ…森
回 |
フ |
ユ |
旧 |
博 |
新 |
キ |
ブ |
港 |
宮 |
森 |
ハウステンボス(前半戦) |
|
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
|
ハウステンボス(後半戦) |
|
|
|
|
|
|
|
○ |
○ |
|
密告中 ハウステンボス |
|
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
ジャンプ!ハウステンボス(本戦) |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
|
ジャンプ!ハウステンボス(ボーナスステージ) |
|
|
|
|
|
|
|
○ |
○ |
|
王国(前半戦) |
|
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
|
王国(後半戦) |
|
|
|
|
|
|
|
○ |
○ |
|
白雪姫と野獣王子(前半戦) |
|
○ |
○ |
|
|
|
|
○ |
○ |
○ |
白雪姫と野獣王子(後半戦) |
|
|
|
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
|
Battle Royal |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
|
|
|
かなり凝った中世の街並みだけに背の高い建物が多い分、出会い頭によるハンターの出くわし等も多い。一方、運河があるため高低差を活かした撒き方や庭園を使った駆け引きもあるなど戦略も大きく問われる。
また、「ハウステンボス(初回)」ではヘルメットを獲得することにより乗車できるレンタサイクル、密告中や「ジャンプ!ハウステンボス」では追放されると車によって連行され牢獄バスに乗らされたり、王国では自首手段が運河を航行する船への乗船や馬車への乗車とかなり凝っているが、現在はリニューアルで牢獄バスは新型の電気型になったため現存しない。
「白雪姫と野獣王子」以降観覧車やアトラクションなどが多く建設され、統一された世界観が崩れてしまったというのもあり、「エリアドラマ付きのゲーム」は難しいと思われたが、Netflix版「Battle Royal」にてまさかのカムバック。世界観が崩れたのを逆手に取り、デコトラ、BMX、トライク、ボートなどありとあらゆる仕掛けが逃走者に襲い掛かるという「Netflixならではのとんでもない規模のゲーム」が実現した。
最終更新:2024年09月25日 23:18