ここでは過去5回行われたペアルールについて紹介します。
基本ルール
- ミッションによって逃走者2人でペアを結成することができる。
- ペアのどちらか一方が逃走成功した場合、もう片方は確保されていても逃走成功者と同額の賞金を受け取ることができる。
(例:逃走者AとBがペアを組み、逃走者Aが確保されても逃走者Bが逃走成功・賞金108万円を獲得すれば逃走者Aも108万円を獲得する)
- ペアのどちらか一方が自首成立した場合、もう片方も状況に関わらず同額の賞金を受け取ってゲームから離脱する。
(例:逃走者CとDがペアを組み、逃走者Cが50万円で自首成立した場合、逃走者Dはその時点で生き残っている・ゲーム続行の意志を持っていても賞金50万円獲得でゲームから離脱となる。)
- ペアの結成・組み換え・解消は所定のミッションでしかすることができない。
メリットとデメリット
メリットはもちろん「賞金獲得の可能性が2倍になること」。ただでさえ1人逃走成功すら毎回「出るか否か」の逃走中。それが2人のうちどちらかが逃走成功すれば自分も賞金獲得となるためチャンスは大きくなる。
とはいえ当然そう簡単にチャンスを与えるクロノス社ではなく、ミッションでは「ペア結成者しか影響しないミッション」「ペアが2人生き残っていないとクリアできないミッション」も登場。チャンスが増える分大変さもその分味わってもらうことになる。
そして実は一番大きいのが「心理的負担」。最初は「どっちか生き残ればいい」「万が一の時は囮になれば」と気楽になりがちだが、どちらか片方が確保されると残った方は「相手の賞金獲得権利も背負う」ということになる。そうなると「下手にミッションに挑んで確保されてペア相手に迷惑をかけたくない…」となりミッションに動かなかったり隠れて凌ぐといった弱気なプレイングになってしまう人も多い。もちろんそれも一つの作戦ではあるが、そこにやはり「ペア必須」や「人数が必要」などどうしても動かざるをえないミッションが絡み苦悶する人も多い。
また「自首すれば両者に賞金が…」というのもあるが、ここもどうしても「少しでも多くペア相手に賞金を持って帰ってほしい」と考えると結局行きつく先は満額すなわち「逃走成功」になってしまう。
「チャンスが2倍」ということは「背負う責任も2倍」となるのだ。
沈黙の巨大迷宮
残り81分にエリア内3か所に計8つのベストが設置。2人で装置を開け同じベストを着るとペア成立となる。ペアの制限はなし。組むことができる制限時間はゲーム残り65分まで。
初のペアルールの中、EXILE同士で組むNAOKI・NAOTO、「良い捨て駒」として狩野を利用しようとする中田、そして
杉崎美香と認証しようとした藤森を
強奪して認証したあやまん監督など個性豊かな組み合わせに。
しかし、次のミッションではペア結成者に対して「指定時間までにQRコードを認証しベストのテンキーで入力しないとアラーム起動」というミッションが。
そしてゲーム残り25分からは新たなベスト3組が用意され「ペア組み替え可能」という誘惑が。さらに最終ミッション・ハンター5体放出阻止のためには「ペア両者が生き残っていないといけない」というシステムのためミッションクリアのためには組み替えることが必要という場面も。
沈黙の巨大迷宮2
(左がアイテム獲得者、太字は振動アラーム起動者)
最初のミッションでエリア内に「有利となるアイテム」が入った装置6つが設置。ただし、電子ロックがかかっており獲得するには6人同時でレバーを下ろし館内の電源を落とさなければならない。
枠左のメンバーがクリアしベストを獲得。そして今回は異性の逃走者と組まなければならないという制約付き。すんなり決まった所もあれば、梅田はペアを組もうとする井上から逃走し、偶然出会ったV.Iと組むという井上にとっても屈辱的な出来事が。
しかし、次のミッションでは逃走中初となる「振動アラーム」がペアの一方に起動。一歩どころかちょっとでも体を動かせばアラームが鳴るというベストを解除するためにはこれまた逃走中初登場「
ハンターゾーン」に挑まなければならないというシステム。
ペアシステムに隠れがちだが今後の逃走中で恒例となるものの初登場が実はここの回に集中している。
奥様はかぐや姫
ゲーム開始直後に「残り85分以降に男女ペアを結成可能」と通達。この回では男性12人・女性6人のため当然争奪戦は必至の中、第1ミッションでは女性逃走者に対し振動アラームが起動。動けない女性逃走者は電話などでとにかく男性逃走者に助けを呼ぶ必要があると同時に、男性逃走者に対しては恩を着せてのアピールタイムという構図にも。
その後ペア結成タイムになったものの、アラーム解除した2組がそのままペアになったのに対し、「浮気」がバレたり「遅刻」したりとで思ったよりペアはできず。
一方、復活ミッションでは「復活カードを獲得した場合は復活かつペア未結成の場合はペアも結成」というシステムにより、先の振動アラームミッションで助けられなかった的場がリベンジで眞鍋を助けるという熱い構図に。
どうぶつ島
(左がゲーム開始時エリアスタート、右がゲーム開始時牢獄スタート)
この回ではゲームスタート時から既に8組がペアリングされているが、この事実が知らされたのはゲーム開始5分後。さらに最初のミッションにクリアできなければ牢獄にハンターが放出されペア相手は何もできずに確保されてしまう。ペアの組み合わせはミッション後に発表。
普段から交流のある加藤・須賀ペアと岡田・ぺえペア、ジャニーズ(現:SMILE-UP)初の逃走者であるA.B.C-Zの塚田・橋本ペア、アスリートの水谷・八重樫ペア、ポケットビスケッツ・Every Little Thingと両者ともにミリオンヒットを達成した経験を持つ千秋・伊藤ペア、この回の後に続けて放送されるドラマ「キャリア~掟破りの警察署長~」から柳沢・白洲ペアとほとんどは良い組み合わせだが、「逃走中ど真ん中世代」ニコルと前回「大江戸ヒーローズ」ではミッションを発動するサイコロを積極的に振っては自身はミッションに参加しないというプレイングで大炎上を起こした村本という真反対ペア、ベテラン・澤部と当時自由奔放な言動で大ブレイクしたりゅうちぇるというチグハグペアも。
ミッションも「ペアでないと参加不可」「効率的なプレイングのためには分かれることが必要」というのも多い中で、ラストミッション後に登場したのが「究極の選択ボタン」。このボタンを押せば逃走成功賞金が60万円→120万円にアップするが、ペアは解消され相手は賞金を得られないというもの。しかも牢獄の前に設置されており、ペアの目の前でこの決断を下すという非情極まりないシステム。
ゴールデンコンビ
(左がキッズ逃走者 備考欄はリュックのデザイン)
ペア制×キッズ逃走者初の試み。ゲーム残り100分までにキッズ逃走者が大人逃走者に同じ色のビブスと揃いのリュックを渡すことでペア成立となる。
男女ペアの時と同じ、いや、それ以上の争奪戦となり、いくつかは修羅場の勃発も…。ちなみにマイカ・秋元ペアは初の女性同士ペア。
一方、「キッズは隠れておいて大人たちがミッションを」という考えを見透かすように「キッズがいないとクリアできない」「ただでさえ人数が少ない終盤戦で4人はいないとクリアできない」というミッションとなっており、動くか、ペア相手を動かすかという判断が逃走者達を苦しめ、終盤はどこのペアも涙涙の連続に。
最終更新:2025年05月14日 15:32