逃走中が15周年を迎えた2019年。その際に放送された2つのスペシャルの内容を紹介します。
逃走中15周年プロジェクトSP
2019年9月14日放送。
同年8月13日に行われた「
15周年プロジェクト発表会見」。青山シズカ役・足立梨花とベテラン・
田中卓志を迎えた会見にて番組史上初となる「一般逃走者」の募集が発表。特に参戦する秋SPでは田中に加え
HIKAKINの参加も決定する夢の舞台に飛び込める大チャンス。X(旧Twitter)及び公式サイトにて募集の受付がされる中、締め切りはほぼ丸2日後となる9月15日24時まで。そこで皆さんから投稿された意気込み動画を紹介しつつ、これまでの逃走中名場面をランキング形式で紹介。ちなみに意気込み動画には一般の方に混じり大の逃走中ファンである
菊田竜大も応募していた。
恐怖の100体ハンター部門
毎回のクライマックスとも言える100体ハンター。その中から印象的な回を紹介。
第3位 100体のハンターゾーン(めちゃ逃ゲ)
ハンターゾーン内にハンター2体とダミーハンター100体が登場。網鉄砲を獲得するためにはハンターをかいくぐって手に入れなければならない。
この難関には長野五輪スピードスケート金メダリスト、ロケットスタートが持ち味の
清水宏保が挑戦。ハンター1体に見つかりながらもトップスピードで網鉄砲を獲得。しかし別のハンターとの挟み撃ちに遭い確保。金メダリストであってもダミーハンターには惑わされてしまう。
第2位 扉1枚を隔てた天国と地獄(沈黙の巨大迷宮2)
徐々に出口が封鎖されていくレイクタウンの建物の中から脱出しなければならず、タイムアップ・完全封鎖と共にハンター100体が放出される。
梅田彩佳は封鎖された出口に翻弄されわずかに間に合わず閉じ込められハンター100体の餌食に。
梅田1人にハンター100体が向かって来る確保シーンはもとより時間切れを知り静かに絶望する姿も悲しさを感じる。
第1位 伝説のハンター100体放出(ジャンプ!お台場)
徐々に出口が封鎖されていくアクアシティの中から脱出しなければならず、タイムアップ・完全封鎖と共にハンター100体が放出される。
最後1人閉じ込められハンター100体に追われた後、開かない出口に向かって助けを呼びながらハンターに飲み込まれる
月亭方正の画は今なおバズり、3年後の
逃走中AWARDでも取り上げられたほど。
ちなみに当時のジャンプ!の映像を地デジ画質で見るのは管理人は初めて。何よりジャンプ!期の映像を使ってくれたのも12年ぶりではなかろうか。
異色のキャラクター部門
逃走中の主役はもちろん逃走者。しかし、時にゲームと逃走者を翻弄するエリア内のキャラクターも見どころの一つ。
第3位 恐竜(ハンターと進撃の恐竜)
大学の研究施設から逃げ出した2頭の恐竜。構内で暴れまわり学生たちが大パニックに陥ったのはもちろん、復活ミッションでは図書館のハンターゾーンに出現。
青山テルマの挑戦では進路をふさぐ形となり別の道を行った結果ハンターと鉢合わせし確保。ハンター5体放出阻止ミッションでは
髙橋海人と
岡崎紗絵が頑張ってお肉で誘導しコンテナに閉じ込めて捕獲成功。ハンター10体の放出も阻止した。
とはいえハンゾウさんが好きというだけあって「クロノスといえば恐竜」は共通認識なはず。
第2位 鬼軍団(江戸)
江戸編の最終盤。怯えた住人によって逃走者は建物内から追い出された上、逃走者を発見次第鐘を鳴らして通報する。
やはりここは
藤本敏史との戦い。2度目の逃走成功まで残り90秒まで迫り、建物を使いハンターを交わすも鬼軍団に見つかり通報。逃げる先々で鬼軍団に出くわし、逃げた先でも別のハンターに捕捉。残り30秒で笠立てを使った熾烈な戦いを見せるも最後はほぼ挟み撃ちで確保。しかし長い逃走中の歴史の中でも最終盤での戦いの名勝負の一つに数えられる。
第1位 妖怪軍団(呪われた遊園地)
逃走者が「アイテムの地図」と乗せられて祠のお札を剥がしたことによって蘇った妖怪たち。
雪女はゲームタイマーを凍らし人々の動きを止め、狐女はお客さんを操ったが、その中でも園内に現れた50体の妖怪軍団。ちゃんと見てみると色々めちゃくちゃ。
復活ミッションでは
舟山久美子や
亀田大毅、
くっきー!がお札を貼って封印。特に舟山と小豆洗いの
小豆洗い「お前をおしるこにしてやろうか~」
舟山「こっちがおしるこにしてやろうか!(お札を貼る)」
小豆洗い「私が、私がおしるこに~」
というやりとりはアドリブとはいえ中々の面白さ。協力して無事50体の妖怪を封印することに成功した。
脅威の通報部隊部門
逃走成功の大きな壁となる通報部隊はいつの逃走中でも脅威。この通報部隊に何十人もの逃走者が苦しめられ犠牲となった。
第3位 明治時代に現れたハンターヘリ(激動明治の大事変)
最初期の「渋谷」から「お台場大決戦」まで登場し、「逃走中の通報部隊」の象徴とも言える「ハンターヘリ」。
取り上げられた「激動明治の大事変」では背の低い建物が多い立地だけにロックオンも多く、逃走成功経験者の
川田広樹も確保されるほど。
ハンターヘリ撃退の為には花火を打ち上げる必要があるが、残り5分の時点でも残りは
秋元才加・
篠原信一・藤本敏史の3人のみ。他人任せの篠原・藤本に対し勇気を出して火打石を手に入れた秋元によって花火が打ち上げられハンターヘリを撃退することに成功した。
第2位 最強の通報部隊 BMX通報部隊(エピソード1)
BMXに乗り軽快な動きで巡回し、逃走者を発見次第笛で通報する。
残り3分でラストプレイヤーとなった
ゴリはゲームセンターに潜伏して乗り切ろうとするが、BMX通報部隊はゲームセンターにまで侵入。あまりの行動範囲にパニックになりながら避けようとするが残り90秒で通報されハンターが接近。どこに隠れても見つけ出すBMX通報部隊に苦しめられる中でついにハンターに見つかり逃走するも残り42秒で確保。
ある意味未来ドラマ開始初回に相応しい衝撃の幕切れとなった。
第1位 不気味な通報アンドロイド(誘惑の扉)
空中を浮遊し上空から逃走者を探す3体のアンドロイド。逃走者を見つけ次第アラームを鳴らす。
「鬼軍団」などキャラが決まっているものやヘルメットで顔を隠しアンドロイド味のあるBMX通報部隊に対し、オペラ座の怪人のような真っ白な仮面姿のアンドロイドというこれまでにない不気味な出で立ち。呼吸音のような捜索音も恐怖を誘う。
停止するためには3人同時にレバーを下さなければならない中、ミッションに挑んだ
山田親太朗が見つかり通報。ハンターに見つかるも行き止まりに追い込まれ確保された。
一方、ミッションは
前田健太・
濱口優・
小籔千豊がレバーを下しクリア。レバーを下したと同時にボテッと墜落するアンドロイドもまた何かシュール。
一般逃走者予選会
2019年11月16日(サザエさんSP放送の1週間前)放送。「ハンターと進撃の恐竜」の再放送の合間に放送。
今回X(旧Twitter)や番組公式ホームページにて応募した希望者は約1500人以上。その中から19人が書類選考を通過しお台場・フジテレビ24階に集められた。
本戦に参戦できるのは男女1人ずつ。そしてそれを決めるのは本編さながらの3体のハンターとの真剣勝負。
ルール
「祭典SP」や「お台場大決戦」の復活カード獲得ミッション、「スーパースター7番勝負」で行われた方式と同じ。
全長70mのエリア内に宝箱が設置。宝箱の傍らに設置された看板のシールをめくると4桁の数字が書かれており、その番号でダイヤルロックを開錠。中にあるカードを手に入れ生還すればクリア。
ただし、シールをめくってから5カウント後にハンター3体が放出され確保されれば失格。
男女共に成功した1名が本戦進出。尚2人以上成功した場合はスタートから生還までのタイムが一番短い人が進出となる。
距離は男性が65m、女性が60m、小学生は性別を問わず55m。
女性ブロック
8人がエントリー。
ダイヤルロックをいかに素早く外し逃げる時間を稼げるかが勝負。スタートと同時に響くサイレンとハンター放出までのカウントダウンに打ち勝つ精神力は本戦でも大事。
しかし、焦りで中々ダイヤルロックが開かず逃げる間も無く確保される挑戦者たち。
7人が挑むも宝箱を開けて逃げるフェーズまで到達した人ですら1人であり成功者はゼロ。万が一全員が失格となれば女性出場者はゼロとなる容赦ないルール。
女性陣最後の希望となったのが主婦。勢いよく飛び出し宝箱の解除に挑戦。放出とほぼ同時にカードと手に入れ全力疾走し、徐々にハンターとの距離が縮まって行くも間一髪で生還。
もちろん成功者は1人だけのため主婦・
厚海渚の本戦出場が決定した。
男性ブロック
13人がエントリー。
脚に自信のある者達が挑んでいくも、やはり宝箱を開ける事すらできず次々と確保。走力も大事だが、ミッションでは時に極限状況での集中力や器用さも問われていく。
そんな中、学生時代にバドミントン選手権大会で優勝したスポーツマンの男性が挑戦。軽い足取りで宝箱に向かい、鍵を開けるのは少し手間取るも開けてからはロケットスタートでハンターを突き放し生還に成功。
続いての挑戦者は現役の心臓外科医の男性。オペさながらの精密な手さばきでハンター放出前にカードを獲得。そのリードを生かしハンターにもセーフティリードを保って生還に成功。熾烈な男性ブロックの戦いの中、残る挑戦者は2人。
今回最年少・小学5年生の少年。しかし鍵を外すことが出来ず、最後はハンターに囲まれ確保。思った以上の生ハンターの怖さに緊張して手元が動かず。
ラストは趣味がトライアスロンという会社員。宝箱までも全力ダッシュからの即パネルをめくりロックも難なく解除。100m12秒という俊足でハンターとの距離を全く縮めさせることなくクリア。
これにより男性ブロックはクリアタイム勝負に持ち込まれることに。バドミントン覇者の男性は51秒、心臓外科医の男性は34秒、そして会社員・
古橋法生は
29秒。他の参加者も思わず驚く脅威のスピードで本戦出場権を手にした。
2人の意気込みと本戦での活躍は本人の項目を参照。
最終更新:2024年09月29日 23:34