スイクン(クロノス参戦プレイヤーwiki 管理人)

ここでは当wiki内で頻出する番組について解説します。
もし番組や当Wikiを見て「この番組って何?」と思ったらぜひ参照してください。

+ 目次

クロノス関連

クロノス

2007年4月から9月に放送された番組。
同年4月のハウステンボス編の2週間後から日曜24時25分(月曜0時25分)に30分のレギュラーとして放送された。
逃走中のみならず「ザ・リアル」で行われた解除中に加え、新たに密告中・護衛中・討論中・潜伏中・生還中が開催。半年間で全14ゲームが開催。
放送形態は30分ゲームの場合は1本立て、1時間のゲームは2週に渡る前後編か80分SP(逃走中「nightmare」「森の公園」)で放送された。
また、キャスティングも多くのゲームで2本撮りという形式となっており、2つの違うゲームにほぼ同じメンバーが挑戦するという趣向で行われた(片方のゲームのみのプレイヤーもあり)。

オープニングでは毎回「ゲームセレクト(ここでは登場したゲームのみならず「来日中」「計測中」「乗船中」など登場しなかったゲームの名称も)」「ステージ」「ゲーム時間」が設定される形となっており、このゲームセレクト場面は14年後の「新ゲームを攻略せよ」においてもシズカがゲームを選択するコントロールパネルのデザインに近い形として登場した。

最終回「生還中」のラストでは「『クロノス』でのミッションは全て終了」としたものの「だがゲームはまだ終わらない…」の言葉と共に番組終了へのカウントダウンが始まり「逃走中の新たなステージ」として同年10月17日21時(ジャンプ!初回)を予告。「さあ、ゲームを始めよう」の言葉で締めくくられた。

その後、クロノスのロゴは未来ドラマに登場する逃走中を運営する「クロノス社」のロゴとしてタイトルがカタカナから英語表記になった形で使用されている。

現在はフジテレビオンデマンドにて討論中・生還中以外の12本が配信。一時は高部あい高知東生の逮捕により一部が配信停止になったものの、現在は再び全ての回が配信されている。

ジャンプ!〇〇中

2007年から2008年にかけて毎週水曜22時から放送された番組。
「〇〇中」のタイトルに合わせ様々な企画を行っていく。
特色として制作が2班体勢となっており、これまで同様クロノスゲームを担当する「クロノス班」と、前番組「オリキュン」を担当した「水10!班」に分かれて制作。クロノス班はクロノス時代の逃走中・密告中・護衛中とタイムプレッシャーゲームを製作する一方、水10!班は50人のゲストを呼びトークを行う「生態調査中」、24分間で目標を達成すれば賞金100万円が手に入る「挑戦中」、リレー形式で書いた小説をドラマ化し出来を競う「執筆中」とバラエティ企画をメインに行われた。

また、オリエンタルラジオ(中田敦彦藤森慎吾)、チュートリアル(徳井義実福田充徳)、山本裕典が実質的な司会としてレギュラー出演し、クロノスゲームでは全ゲームに参戦するという当時としては異色のスタイルで行われた(「生態調査中」では司会、「挑戦中」ではオリラジ・チュートがレポーター、「執筆中」ではオリラジ・チュートがレギュラーチームとして挑戦し、山本はドラマ主演を務めた)。

ゲームは逃走中5回、密告中2回、護衛中1回が放送。逃走中では3回全滅*1・2回山本が逃走成功、密告中ペア戦・護衛中ではオリラジチームが優勝と「レギュラーの強さを見せた」とも「極端」とも言える結果となっている。

多くの回がDVD化され、クロノス時代はFODで配信されている中、唯一ソフト化・配信化のどちらもされておらず、半ば「幻の時期」化されているものの、「15周年記念ゲーム事前特番」「お台場大決戦」では今や「伝説」と化した「ジャンプ!お台場」編の100体ハンター放出が放送されている。
また、横浜・みなとみらいの「放送ライブラリー」では初回放送(ジャンプ!お台場編)を無料で視聴することができる。

とはいえ放送時間としてはクロノスシリーズ初のゴールデンタイム・全国放送進出であり、この時期から逃走中を見始めたというファンも多い。

Numer0n

2011年から2014年まで放送されたゲーム番組。基本は逃走中同様単発特番での放送だが、2012年から2013年までは23時からのバラエティ枠「COOL TV」で放送されていた。
編成企画には逃走中創始者である高瀬敦也氏が携わっている。

マスターマインドをベースしたゲームであり、1対1の対戦型。
お互い0から9のカードを使い3ケタもしくは4ケタの数字を設定。相手の数字が何かを予想し互いにコールし、数字と位置が合っていれば「EAT」、数字は合っているが位置が違う場合は「BITE」とコールする(例として「963」の数字の時に「643」とコールされた場合は「1EAT1BITE」)。これを繰り返し先に相手の数字を当てた方の勝利となる。
また、相手の数字を絞り込むためのアイテムもあり、各桁が5以上の「HIGH」か4以下の「LOW」かを知ることができる「HIGH&LOW」、「使っている数字の最大値-最小値」の「スラッシュナンバー」を知ることができる「SLASH」、コールした数字がどの桁に入っているかor使われていないかを知ることができる「TARGET」、相手が指定した桁の数字を晒す代わりに2回連続で解答できる「DOUBLE」がある。また、防御アイテムとして数字の並び順を入れ替える「SHUFFLE」、数字を手持ちの使っていないものから入れ替える「CHANGE」があり、これらを効果的に使うことで勝利へと近づけていく。

番組では日村勇紀が番組の象徴である「ヌメロン王」として君臨し、設楽統が実質的な司会進行を担当。
プレイヤーには「ジャンプ!〇〇中」時代からの高瀬氏の番組の常連メンバーが揃っており、中でも中田敦彦は番組では最多5度の優勝を誇る実力を見せる一方、強烈なインパクトと立ち振る舞いで沸かせ「絶対王者」に君臨。後年中田と高瀬による対談では司会のバナナマンでさえも「中田の『ヌメロン』」とその存在と功績を認めていたことを明らかにしている。
また、多くの番組で時にライバルとして、時に仲間として戦う一方、一発で数字を当てる「ONE CALL」を達成した眞鍋かをり、中田にいいようにやられながらも国立大卒として、そして「ブサイクの意地」として優勝を掴んだこともある田中卓志、親交の深いバナナマンからはぞんざいに扱われつつも雀士の力で鋭い読みを決める児嶋一哉などまさにオールスターズが勢ぞろい。また、中田が病欠時には代打で藤森慎吾が参戦。藤森が優勝した次の回では「絶対王者・中田VSディフェンディングチャンピオン・藤森」というオリラジ対決も行われた。

また、当初から高瀬氏が「アプリ化」「ゲーム化」を目的にしていたということもあり、実際にスマートフォンアプリ及びボードゲームとして発売。スマートフォンアプリはサービス終了まで300万ダウンロードを記録した。

一方、レギュラー版後期ではラストに世界観を補完するようなアニメ「青伝遊承 Numer0nSaga」が放送されるなど高瀬氏が好きな深い世界観をうかがわせるネタもあった。

その後、高瀬氏の退社に伴い放送休止となったが、2019年にひかりTVにて「Numer0n Ⅱ(ヌメロン ザ・セカンド)」として2大会開催。2代目ヌメロン王に小沢一敬、執事に井戸田潤、秘書に中田花奈を迎え、田中・児嶋らフジテレビ時代の猛者に加え、新たに漫画家・やしろあずきやコスプレイヤー・伊織もえなど逃走中同様新ジャンルのプレイヤーも迎え行った。

前述の通り逃走中常連出場者も多く登場する他、逃走中では「新浦島太郎物語」にて島のおじさんから確保者に対しNumer0n勝負を持ちかけられる出来事が発生。経験者である博多大吉と勝負を行った。また、この時に設定したナンバーが後のミッションで大きく関わるというヒントパートの役割をしていた。

怪生伝

2014年に放送された番組。番組公式では「ファンタジックフィールドミステリーゲームショー」と称している(その他、タイトルコールでは「フィールドミステリーゲーム」、初期段階では「ファンタジックフィールドミステリーリアルゲームバラエティショー」と称していた)。
上記のNumer0n同様逃走中創始者の高瀬敦也氏が手掛けた。

何も知らない芸人が人々を救う「導師」として、テンの「スズキさん」、コウモリの「ヤマモトさん」といった「使い魔」と共に、人々の心を蝕み異変を起こしていく「怪生(けしょう)」を封印するというドラマとゲームを融合させたような番組。

2013年年末にパイロット版として斉藤慎二が挑む「傘娘編」を放送。2014年にレギュラー放送されてからは第1章では先ほどの「傘娘編」に裏で狩野英孝が新人導師として修業するパートが組み込まれた形で放送。第2章「岩ノ女編」では新たに田中卓志が導師として加わり斉藤とともに奔走、第3章「鈴鳴編」では狩野と田中が対立する2つの陣営にスパイとしてもぐりこみながら解決に向けて奮闘した。
いずれの回でも謎解き問題から「石積み」「バウンドさせてのボール入れ」など集中力や根気が必要とされる過酷なチャレンジまで様々な困難が待ち受ける一方、怪生の成り立ちについては哀しく切ない背景があるなどただの「ドラマ設定付きゲーム番組」としては重いストーリーが展開される。

また、パイロット版ラストには突如として木の陰から中田敦彦が登場し視聴者を大きく動揺させ、その後のレギュラー版ではその男が顔半分が怪物の「ゴッド」と名乗り、封印された怪生の力を吸収し、陰で何か企み暗躍する様子も見せた。

「ドラマのようでドラマではない」「クイズやゲーム番組というには違い過ぎる」という形容しがたく、企画した高瀬氏すら「ヘンテコ」と称するほど敷居の高い番組でもあり、さらに放送された3章まででまだ「全体の1/4」という恐ろしく広大な構想であったが、高瀬氏の異動・退社に伴い未完のまま止まっている。
が、後述の「邪鬼王」に加え現在も高瀬氏が構想する企画プランにはこの怪生伝が見え隠れしていることも多い。

邪鬼王

2017年に放送された番組。番組公式サイトでは「フィールドミステリーバトルゲーム」と称されている。
こちらも前述2番組同様高瀬敦也氏が手掛けた番組である。

何も知らずにつれてこられた田中卓志春日俊彰岡田結実小峠英二の4人が「剣士」となり、手持ちの剣を使い道中で現れる「邪鬼」と対決。邪鬼の「ライフ」を突くことができれば倒すことができるが、自分たちの腰・両ひざについているライフも同様に邪鬼に突かれると消えてしまい、全て失うと「戦線離脱」。4人のうち1人でもラスボス・邪鬼王を倒すことができれば賞金100万円獲得となる。

同年7月に異動により逃走中を始めとする多くの番組の編成企画から離れる中で高瀬氏が直接手掛ける番組としては実質ラストということもあり、プレイヤーも過去の逃走中優秀成績者、舞台となるフィールドもお馴染みの房総のむらである一方、怪生伝の際に登場したものの用途が全く分からなかった謎の石が「リン」という通貨であることが分かったり、怪生伝同様1人での過酷な試練や謎解き、そして謎めく村の秘密やその背後に隠されているさらに壮大な物語、そして番組内で明かされない謎と、高瀬氏のフジテレビでの番組作りの集大成に相応しいてんこ盛りの内容となっていた。

フジテレビ系列

森田一義アワー 笑っていいとも!

1982年から2014年に放送された番組。司会はタイトルの通り森田一義ことタモリ。
月曜から金曜まで毎日新宿・スタジオアルタから生放送から曜日ごとのレギュラーと共に放送。メインコーナーとして前日のゲストから紹介されたゲストがトークする「テレフォンショッキング」、曜日替わりの恒例コーナーとして心理戦ゲーム「恐怖のドカン大作戦」、ランキングクイズ「1位を当てちゃいけまテン」、そっくりさんが登場する「身内自慢コンテスト」などがあり、また日曜午前にはコーナーの振り返りや放送終了後のトークをまとめた「増刊号」も放送。春ドラマ・秋ドラマのキャストを迎えての「祭典SP」、クリスマス・年末に行われる「特大号」も季節の到来を告げる恒例のスペシャルとして放送されていた。
32年に渡り「お昼の顔」を務めておりその絶大なる知名度から芸能人にとっても「一度は出たい番組」「出演出来たら一人前」といった芸能人の通過点的存在でもあり、また歴代レギュラーにはダウンタウン・ウッチャンナンチャン・とんねるず・明石家さんま・所ジョージなど名だたるメンツも揃っており「レギュラーになれたら一流芸能人」とも言われた。アシスタントである「いいとも青年隊」やコーナーレギュラー、ゲスト出演で大ブレイクすることも多く、パンツェッタ・ジローラモ水無昭善は番組内のコーナーで見いだされた。
一方、生放送中の地震や一般参加者と称された女の子が劇団の子役と言ってしまったり、月亭方正とのテレフォンショッキング中に番組終了を質問する男性が退場させられるなどの事件も多かった。
2013年10月22日のエンディングにてSPゲストとして登場した笑福亭鶴瓶さんの口から翌年のいいとも終了が発表。2014年3月31日にはグランドフィナーレが行われ、前述のレギュラーOBも登場し大きな話題となった。
番組の総放送回数8054回は「生放送バラエティ最多放送記録」、うち怪我などによる欠席を除いたタモリさんの出演回数8001回は「生放送バラエティ最多単独司会記録」としてギネスブックに認定されている。

前述の通り、レギュラーになることが1つのステータスということもあり、逃走中に出演した多くの「一流芸能人」もレギュラーを経験している。

めちゃ×2イケてるッ!

1996年から2018年に放送された番組。
「新しい波」→「とぶくすり」→「殿様のフェロモン」→「めちゃめちゃモテたいッ!」を経て、土曜8時に進出。かつてはTBS「8時だよ!全員集合」とフジ「オレたちひょうきん族」が争っていた時間であり、自らの事を「平成の土8」と称した。
「おだいばZ会」と呼ばれるレギュラー陣にはナインティナイン(岡村隆史矢部浩之)、よゐこ(濱口優有野晋哉)、極楽とんぼ(加藤浩次・山本圭壱)、雛形あきこ鈴木紗理奈光浦靖子武田真治の10人でスタート。2000年に大久保佳代子が加入し、以上11人を「オリジナルメンバー」と称す。
主にゲストを迎えてのトークやコント、ゲームコーナーなどを行っており、翌1997年からは岡村が様々な現場に挑戦する「岡村オファーシリーズ」が開始。また、中居正広との「日本一周シリーズ」、芸能人が学力テストに挑戦する「抜き打ちテスト」、濱口に大規模なドッキリを仕掛ける「濱口だまし」などの人気企画が多数生まれた。
また、コーナーでは負けると罰ゲームを受ける「七人のしりとり侍」「単位上等!爆走数取団」、流行に疎い矢部が説明に挑戦する「ザ・カルチャータイム」、濱口が無茶ぶりに挑戦する「クイズ濱口優」などが人気コーナーとなった。
旬のアイドルが出ることも多く、2000年代はモーニング娘。、2010年代はAKB48をメインとし学校形式で企画を行っている。
また、番組からはタレント、スタッフ、一般人問わず人気が出ることも多く、菊地亜美嗣永桃子は番組での活躍をきっかけにブレイク。スタッフでは中嶋P(中嶋優一)、カガリP(明松功)、素人では番組に投書したことから関係が始まったヨモギダ君(蓬田修士、一時期はプロのミュージシャンとして活動していた)がいる。
フジテレビの看板番組としての象徴でもあり、2004年・2011年・2015年には「FNS27時間テレビ」の母体番組を担った。
一方、「しりとり侍」では負けると野武士から叩かれるといったことから「いじめにつながる」とPTAや放送倫理・番組向上機構(BPO)から批判を浴びることも多く、実際に「しりとり侍」は糾弾され打ち切りになってしまった。
また、メンバー編成についてもいろいろあり、2006年に自身の不祥事により山本が芸能界を引退してしまい多くのコーナーが打ち切りに。その後立て直したものの2010年には岡村が心身を崩し無期限休養を発表。その間にめちゃイケでは「新メンバーオーディション」を開催。これによりたんぽぽ(白鳥久美子川村エミコ)、ジャルジャル(福徳秀介後藤淳平)、重盛さと美・敦士・三中元克が加入した。
その後は岡村も復帰し17人体制だったものの、2015年に三中がプロの芸人になったことで再試験を行うも不合格となり番組から降板。一方、2016年には山本と10年振りに再会を果たし芸能界復帰の道を作り、2018年にはレギュラーに復帰した。
一方、かねてから晩年の低視聴率など様々な憶測が飛ぶ中で2017年に翌年での番組終了が発表。2018年3月31日に約22年の幕を下ろした。これは前述の「全員集合」「ひょうきん族」を大幅に超え、土曜8時に放送されている番組では最長記録となった。

逃走中では初期からめちゃイケ女子メンバーを中心に出演。「呪われた遊園地」編では「めちゃイケ女性メンバー参戦SP」というサブタイトルもあり、当時の女性メンバーのうち光浦を除く3人が出演。「激動明治の大事変」編ではめちゃイケ新メンバー発表から約3週間後の放送ということで、ジャルジャル・重盛に加え、最終選考に残っていた大地洋輔が参戦。さらに2015年の27時間テレビ前週には初の番組コラボ回として「めちゃめちゃ本気で逃げてるッ!(当wikiでは「めちゃ逃げ」と表記)」編が開催された。この回では当時芸能界休業中だった山本、スケジュールの都合(時期的にドラマ「ドクターX」の出演と思われる)による敦士、放送時間帯(日曜19~22時)に対し裏番組である日テレ「世界の果てまでイッテQ!」の温泉同好会メンバーである川村、TBS「この差って何ですか?」の司会である加藤を除いたレギュラー14人が逃走中に参戦した。

はねるのトびら

2001年から2012年まで放送された番組。略称は「はねトび」。
「新しい波8」で見いだされた芸人5組(キングコング・ロバート・ドランクドラゴン・北陽・インパルス)によるコントやゲーム企画を行う番組。
コントでは「グローバルTPS物語」「ピンクハレルヤ物語」「秋山森乃進」などが人気となり、ゲームコーナーでは滑りやすい食材を箸で落とさずに掴む「回転SUSHI」、様々な挑戦の限界を探る「ギリギリッス」、リズムに合わせて略された言葉を元に戻す「短縮鉄道の夜」などが放送された。

意外にもはねトびメンバーからの出演数は少なく、キングコング(西野亮廣梶原雄太)・鈴木拓虻川美穂子・インパルス(板倉俊之堤下敦)と11人中6人のみ。秋山竜次・塚地武雅・伊藤さおりはゲーム内ドラマの重要人物のみで出演。そのうち鈴木ははねトび放送終了2週間後の出演、梶原は2020年に「YouTuber・カジサック」として出演するなど厳密にははねトびメンバーとして出演していない。が、鈴木は結果的に出演が人生を大きく変えることになる因果でもある。

ピカルの定理

2010年から2013年まで放送された番組。
「フジ算」で見いだされた芸人やタレント達がコントや様々なコーナーを行う番組。
コントではBLドラマ「ビバリとルイ」、「テブラーシカ」、「白鳥美麗物語」など。コーナーでは様々現場に潜入する「カメレオン~バレずに潜入の定理~」、「又穂稀サッカー対決」などがあった。
前述の「めちゃイケ」「はねトび」が作ってきた「総合バラエティ」の源流を継ぐ一方、レギュラーメンバー「ピカリ隊」は様々な要因で流動的なのが特徴であり、オリジナルメンバーはピース(綾部祐二又吉直樹)、モンスターエンジン(大林健二・西森洋一)、平成ノブシコブシ(徳井健太吉村崇)、ハライチ(岩井勇気澤部佑)、平野綾、大島麻衣、岡本麻里の11人でスタート。火曜深夜から土曜深夜に上がる際に大林・平野・岡本が抽選でハズレを引き「充電」として降板(その後、大林はNY修行ロケで復帰)。2ndシーズンから渡辺直美、夏菜が加入。2ndシーズン終了時に大島・夏菜が卒業し、水曜22時台の3rdシーズンから千鳥(大悟ノブ)、西内まりや、加賀美セイラが加わり、そのまま水曜20時台の4thシーズンまで続いた。
あまりに早くの昇格もあってかわずか4年(特にゴールデン進出の4thシーズンは半年)で終了してしまったものの、以後はテレビ業界の資金回りも厳しくなり、セット代がかかるコントや大規模企画などが敬遠されたこともあり、それらの「大規模総合バラエティ番組」は「新しいカギ」が始まるまで待つことになる。

逃走中では番組放送開始とほぼ同じ時期の「激動明治の大事変」で平野が、次回「卑弥呼伝説」で平成ノブシコブシの2人と岡本が、次回「大統領暗殺計画」でピース・ハライチが出演(この2組のうち岩井以外は「信長と忍者の里」で出演済み)と1stシーズンメンバーではモンスターエンジンと大島以外全員参戦経験あり。特にピース・平成ノブシコブシ・澤部は以降の回にも出演し多くの見せ場を作っている。
一方、当時はメンバー入りしてもブレイクしなかった千鳥は2017年「海賊ルフィと恐怖のハンター」で初参戦している。

クイズ!ヘキサゴンⅡ

2005年から2011年まで放送された番組。司会は島田紳助氏。
前身である「バッテンチョイス クイズヘキサゴン」(2002年から2005年放送)では知識と演技力、駆け引きが問われる頭脳戦をメインだったがリニューアルしタイトルを変更。様々なタレントが収録前に行われる予選ペーパーテストによって実力が均等になるようにチームが振り分けられ、クイズに挑戦する形となった。
特に2006年からは番組内で珍解答を繰り広げる「おバカさん」がピックアップされるようになり、それらを生かしたクイズコーナーも多数登場。番組の人気だけでなく、他局でも「おバカさんの珍解答を見て楽しむ」という形の番組が登場するなど大きな広がりを見せた。
また、番組では紳助氏の作詞家名義「カシアス島田」プロデュースの元、楽曲ユニットを多数結成しほぼ毎月に渡りCDをリリース。それらも大きな人気となりコンサートも開催。特に「Pabo」「羞恥心」、さらにその2組を合体させた「アラジン」で2008年の紅白歌合戦に出場した。
また、FNSの日では2009年・2010年にメイン番組を担った(ただし、紳助氏が日テレ「行列のできる法律相談所」に出演する関係上、通常より1時間少ない「26時間テレビ」として行われた)。
番組内のレギュラー陣は「ヘキサゴンファミリー」と呼ばれており、年齢・職業関係なく公私共に交流を深めており「学校みたい」と形容され、実際に行楽地でクイズを行う「合宿」、クイズだけでなく体力も競う「運動会」も開催された。一方、毎週の出演者数が固定されているということもあり、「新規で来たゲストに冷たい」など内輪感を指摘されることも多かった。
2011年8月に紳助氏が芸能界引退を発表。その後はメンバーが代理司会を務めたが、翌9月に終了。が、紳助氏司会の番組で打ち切りとなったものもある中で最終回を「卒業式」として行った他、その後のコンピレーションアルバム発売、ファイナルコンサートの開催の他、番組内ユニット「サーターアンダギー」も活動を継続した(2013年2月に解散)。
現在もメンバー間で交流がある他、2015年2月の上地雄輔の結婚披露宴、2019年2月の遊助10周年記念ライブでは羞恥心が再結成されている。

逃走中ではジャンプ時代の2007年から2011年までヘキサゴン全盛期ということもありヘキサゴンメンバーが参加することも多く、特に参戦数ランキングトップの1位に田中が、2位に藤本が位置していることもあり、むしろ「1人も出ない回の方が少ない(「ジャンプ!お台場」から放送終了前の回である「白雪姫と野獣王子」までの全22回の逃走中のうち、ヘキサゴンメンバーが参戦していないのは「ジャンプ!USJ」・「ジャンプ!森の公園」・「沖縄」・「呪われた遊園地」の4回のみ)」といった状況であった。
人数的要素もあるが賞金獲得者数も多く、アラジンの半数が逃走成功を果たしている。

+ 主なヘキサゴンメンバー
出演者 主な参加ユニット
つるの剛士 羞恥心
野久保直樹 羞恥心
上地雄輔 羞恥心
里田まい Pabo
木下優樹菜 Pabo
スザンヌ Pabo
FUJIWARA
藤本敏史原西孝幸
南明奈のスーパーマイルドセブン
岡田圭右
(ますだおかだ)
スベラーズ
品川庄司
品川祐庄司智春
品川祐とスベラーズ(品川)
トモとスザンヌ(庄司)
アンガールズ
田中卓志山根良顕
エアバンド
ラクダとカッパ(山根)
小島よしお スベラーズ
山田親太朗 サーターアンダギー
元木大介 矢口真里とストローハット
向井慧 MUSH
具志堅用高
大沢あかね 矢口真里とストローハット
矢口真里 矢口真里とストローハット
misono 里田まいwith合田家族
南明奈 南明奈のスーパーマイルドセブン
神戸蘭子 里田まいwith合田家族
クリス松村 ラクダとカッパ
中村仁美 部長と部下
辻希美
麻木久仁子
板東英二
水野裕子
増田英彦
(ますだおかだ)
安田美沙子

細かすぎて伝わらないモノマネ選手権

2005年から放送されている企画。
元々は「とんねるずのみなさんのおかげでした」内の企画「博士と助手」の世界観を引き継ぐ形で「博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~」として放送。2018年の番組終了後は「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」として毎年年末(2023年からは夏と年末)に放送されている。
「誰もが知っている人物で分かりやすいネタ」が基本のモノマネに対し「モノマネはもっとコアに、もっと深いところに入って行かなければならない」をコンセプトに文字通り「細かすぎ」なモノマネを披露。そのネタは「芸能人の些細なワンシーン」や「一般人のふとした瞬間」など文字通り「細かすぎる」ものから「マイナー競技のプロ」や「マイナー映画・ドラマにありがちなシーン」など「分からないけれど面白い」ものまで様々。
また、審査員によって「伝わらない」と判断された場合はステージの床が開き奈落に落とされる。が、逆にこれを「舞台装置」として生かした構成力の高いネタも多い。
現在は全国での熾烈な予選を経た限られた人数が本放送に進出、再度ネタを披露する「おかわりタイム」を挟み決勝披露、そして「見たい!(ベスト3には入らなかったもののネタを見たいという実質「入賞」)」を経てベスト3が発表される。
無名でも優勝や高評価では一気に人気が出ることも多く、「ジャッキーチェンの映画に出てくる店主」の河本準一、「アタック25での故・児玉清の司会ぶり」の博多華丸、「80年代アイドルのパフォーマンス」のいとうあさこ、「ゾンビ映画でゾンビに出くわす人」のこがけんなどが知名度を上げている。また、一般人の参加もOKであり、元・製薬会社社員の牧田知丈さんが常連として登場している。

爆笑レッドカーペット

2007年から放送されたお笑い番組。通称「レッドカーペット」。司会は今田耕司と高橋克実(番組内では「CEO」名義)。
タイトルにちなんでネタ披露の舞台はレッドカーペットを模したベルトコンベア。芸人はそこに乗り登場し、従来の3~4分程度ではなく1分程度のショートネタを披露。披露後はベルトコンベアが動き退場となる。その間にゲストが面白さを品評し「小笑い」「中笑い」「大笑い」「満点大笑い」の4段階で評価する。
番組の最後には高橋がゲストの中から1人を指名し、選ばれた人の独断で本日のMVPとなる「レッドカーペット賞」を決定する。

初回・第2回放送は当時データ捏造問題で打ち切られた「発掘あるある大事典」の穴埋め。さらにTBS・日曜劇場では平均視聴率24.4%・最高視聴率30.4%の「華麗なる一族」が放送中であり、今田が「巨大軍艦にマチ針で戦いを挑む」と自虐する一幕もあった。しかし次々と芸人が現れては短時間のネタを披露するというテンポの良い演出から「ショートネタブーム」としてブレイク。翌2008年からはレギュラー放送が始まり2010年まで放送。その後も元日の「爆笑ヒットパレード」内で「新春レッドカーペット」として復活放送が行われた。

番組からは世界のナベアツ、エド・はるみ渡辺直美、ナイツ(塙宣之土屋伸之)、もう中学生、ハイキングウォーキング(鈴木Q太郎・松田洋昌)などがブレイクを果たしている。

ちなみにレッドカーペットの評価はかなり甘く、ほとんどが「大笑い」「満点大笑い」となるが、唯一たむらけんじのみが「小笑い」を出している。

レギュラー放送期間だった2008年~2010年を中心に、レッドカーペット出演芸人が逃走中にも多数参戦。藤崎マーケット(トキ田崎佑一)、鳥居みゆき長友光弘などはネタで演じたキャラクター(舞台衣装)のまま参戦している。

また、姉妹番組として常連出演者が逆に長尺のシチュエーションコントを展開する「THE THREE THEATER」「爆笑レッドシアター」もレギュラー化された。

特に「レッドシアター」レギュラーであるはんにゃ*2金田哲川島章良)、フルーツポンチ(村上健志亘健太郎)、しずる(池田一真*3)、ロッチ(コカドケンタロウ中岡創一)、我が家(杉山裕之坪倉由幸・谷田部俊)、ジャルジャル(後藤淳平福徳秀介)、狩野英孝柳原可奈子と8組全員参戦経験あり。我が家も「上野」編に参戦した杉山に加え、坪倉は「ハンター消滅」編にてニセ逃走者として登場しており、出演経験がゼロなのは谷田部だけ。以上から「めちゃ×2イケてるッ!」「はねるのトびら」などを押さえ、フジテレビのバラエティ番組としては屈指のクロノスゲーム参戦率である。

芸能人が本気で考えた!ドッキリGP

2018年から放送されている番組。司会は東野幸治。単発特番時代はウエンツ瑛士が司会を務めていたが、レギュラー放送開始時には留学していたため小池栄子が務めている。
タイトル通り芸能人及び番組が考えたドッキリを様々な芸能人にかけていく。また、一般人に対しても「全校集会の原稿を芸人に考えてもらい沸かせるドッキリ」や、ペットの犬・猫に対し「欲望に勝てるかチャレンジ」などの企画も行われている。
番組内でリアクションの良かったターゲットは高スパンでドッキリを掛けられることになり、主にワタリ119や和田まんじゅう(ネルソンズ)がその餌食に。他にも森脇健児の「衝撃的寝顔」を見るためのドッキリや昴生に対する「秒で獅子舞が離さない」、ドッキリを考えるレギュラー陣も菊池風磨への年1の「秒で服消滅」、向井康二の「記憶戦隊マッサマン(記憶力対決に負けると即逆バンジー)」など容赦がない。
特にJOYに対しては「初おろしドッキリの実験台」として定期的にかけられており、その為「水曜日のダウンタウン」で毎年集計される「年間ダマされ王」にて、通常尾形貴弘ナダルなどのいじられ芸人やブレイク芸人・ネクストブレイク芸人が多い中でコンスタントに上位に食い込むという珍現象を起こしている。

番組では「run for dokkiri 逃走中じゃないドッキリ」を3回実施。
富士急ハイランド内の絶凶・戦慄迷宮を使い逃走中を実施。ハンターは特別に用意した「ゾンター」を投入と力が入っている…ように見えるが、実際はあからさまにハンターにバレバレな状況でも絶対に捕まらない…というより捕まえてくれない。さらにエリア内には別のゾンター(戦慄迷宮の本物のアクター)が現れ脅かすなど過酷な状況に加え、何より「自分以外の逃走者は一切いない」ということ。事前の説明では綾瀬はるか・篠原涼子・立川志らくなど本家に登場してくれるかも微妙な豪華キャストが登場。実際に電話で会話することもできるが、実はモノマネタレントの沙羅・河口こうへいがなりかわって会話しているだけ。その他にもハンター放出を阻止するためのミッションも存在しているが、クリアするためには簡単な計算をするだけ、しかもパニックになるとスタッフが手伝うというやらせ行為まで行い必ずクリアできるなど、完全ガチンコの本家に対し様々な所で雑な仕組みになっている。

ターゲットには番組のドッキリクリエイターである向井に加え、常連ターゲットのワタリ119、「裸のため本家では出演がほぼ不可能」とされたアキラ100%(ただし俳優業など服を着た仕事も行っているため今後の出演可能性が本当にゼロというわけではない)、四千頭身からは本家に参戦した後藤拓実「じゃない」都築拓紀と石橋遼大がかけられた。

ちなみに「真夏のハンターランド」編及び「ハンターと鋼鉄の魔神」の放送情報の初報はどちらもこの企画の際に行われている。

千鳥のクセがスゴいネタGP(千鳥のクセスゴ!)

2020年から2025年まで放送された番組。MCは千鳥(大悟ノブ)。
人気芸人が普段行うネタとは全く違う「クセがスゴい」ネタを披露し、番組最後に大悟が独断でグランプリを決定する。
粗品による「パチンコ・ギャンブルネタ」、見取り図(盛山晋太郎リリー)による「東大阪のカスカップル」、狩野英孝もとい「EIKO」による「クセがスゴい歌唱」などの人気作が多数生まれる一方、大村朋宏と晴空親子、Mr.マリックと娘のLUNA親子、さらには俳優がコラボとして出演するなど意外な人が出演することも多い。いずれもクセや時に悪意の強いネタに千鳥やゲストが困惑する一方、「グランプリ」と銘打っているだけあって明らかに外したりスベったネタには厳しく批評するなど意外とガチ度は高め。
2023年からはこれまでのネタ披露に新企画を加えた『千鳥のクセスゴ!』へと番組名が変更された。

逃走中では2021年「ハンター迎撃作戦」にてコラボが実施。当該回にはクセスゴ常連メンバーのチョコレートプラネット(長田庄平松尾駿)・エミリンに加えエリア内には「クセがすごい従業員」としてエハラマサヒロも登場。また、その様子をスタジアムのVIPルームから千鳥が観戦し時折ツッコミを入れたほか、放送直後のクセスゴGPブロックではチョコプラによる逃走中ネタ「スーパーマウスホーンを攻略せよ!」が放送。長田が開発した「スーパーマウスホーン(ボールギャグにラッパが付いており、息を吐くだけでラッパが鳴ってしまう)」を装着した状態で逃走するも何故か足元に足つぼマットが敷かれており、その痛みで音が鳴ってしまいハンターに気づかれ確保されてしまった。
また、番組名改題後の2023年にもCOWCOW(多田健二・善し)によるコント逃走中が放送。クセスゴのスタジオに潜入し周りを警戒する逃走者・善しと同じようにハンター(多田)もスタジオに侵入し、セットの裏側に潜伏している善しを見つけ追跡するが、確保と同時にコンビ揃ってカメラに向かい肩を組んでドヤ顔といういつもの締めに。一方、中々本物のハンターと遜色無いいでたちとクオリティやドキドキさせるオチには千鳥からツッコミを受けつつもかなりの高評価を受けた。
そして、2025年3月2日の最終回放送日には逃走中公式アカウントからも感謝のポストが送られている。

千鳥の鬼レンチャン

2020年から放送されている番組。スペシャルでの放送を経て2022年からはレギュラー放送されている。司会は千鳥(大悟・ノブ)。また、相手としてかまいたち(濱家隆一山内健司)がレギュラー出演。進行を務める天の声をダイアン・ユースケが担当。津田篤宏は「津田レンチャン」など挑戦者として参加する。
毎回千鳥とかまいたちが事前に挑戦者をドラフトで選出。選んだ挑戦者が競技に対し何連続で成功(レンチャン)するかという「合計レンチャン数」で競う。

番組の目玉企画は「サビだけカラオケ」。楽曲のサビ部分を一音も外すことなく歌えればクリア、一音でも外してしまった時点で即終了となる。徐々に難易度が上がっていき、10曲連続で成功すれば鬼レンチャン達成・賞金100万円獲得となる。また、通常モードでの鬼レンチャン達成者は「レジェンド」とされ、次回からは「レベル5からスタートし後半5曲は最高難易度のレベル10・5曲を全てクリアしなければならない」「クリアすれば賞金200万円」の「鬼ハードモード」も存在する。
現役アイドルから意外なタレントまで様々な挑戦者を迎える一方、千鳥・かまいたちによるイジりやヤジが時折きつくなることもあり、挑戦者からのクレームが来ることもしばしば。特に「home」で知られる木山裕策は「もっと木山」として挑戦したモノマネ芸人のMr.シャチホコにレンチャン数で敗北したことから「細いシャチホコ→細シャ」に番組内限定で改名。さらに次回では「木山奪還」を賭けて挑戦したものの失敗し「細魚(ほそぎょ)」に改名させられ、自己新記録の9レンチャンを達成するまで2年に渡り続けられた。

一方で抑揚やこぶしなど技術も重視される従来のカラオケ番組に対し「音程さえ合っていればゴリ押しOK」というルールから、物議を醸すチャレンジャーも多く、代表例として高橋真麻の音程に合わせて行き過ぎた棒読み歌唱(通称「メカ真麻」)、ほいけんたの高音部分の発音の誤魔化し(例として「HIGH PRESSURE(T.M.Revolution)」の「カラダが」の部分を「カラダぐぅ」と発音)、ササキオサムによる過剰な裏声(通称「ヘッドボイス」)などがある。

「サビだけカラオケ」以外では「400mサバイバルレンチャン」「筋トレサバイバルレンチャン」などスポーツ系の企画を実施。しかしこちらでも「400mサバイバルレンチャン」で森脇健児が一人だけ競技用スパイクに履き替えたり、「筋トレサバイバルレンチャン」でのおおよそ腹筋や背筋とはいえないやり方に対するカウントがあったりなどで、千鳥・かまいたちが抗議する場面が見られる。

それでも番組の常連出演者である徳永ゆうき・ほいけんたの人気も上がり、レギュラー2年目ながら2023年の27時間テレビを任されるという大出世を果たした。

逃走中はこの2023年の27時間テレビに参加。番組同様「千鳥軍」「かまいたち軍」に分かれ競い合った。
また、2024年にはお試し企画として「逃走せよ!レンチャン」を開催。稲村亜美みりちゃむなどの美女軍団12人に対し、森脇率いるハンター軍とサッカーコートで対決。最初は森脇1人から始まり、1セット2分を生き残ると1レンチャン。1セットごとにナダル→栗谷(カカロニ)→石橋遼大(四千頭身)→お見送り芸人しんいちと追加され、最終5セット目は5体との勝負。1人でも逃げ切れば美女軍団の勝利、全員確保すれば森脇ハンター軍の勝利となり勝利軍に金一封が与えられる。
が、実際の所は「美女に対し男達がタッチしようと下心が見え見え」「ハンター軍が声をかけあって相手を囲む」「ナダルがヘルニアを押して強行参戦するも悪化し第4セットから欠場」など、千鳥・かまいたちも呆れるほどのクオリティとなり、千鳥も「俺らも行くから皆で逃走中に謝りに行こう」と言うほど。しかも、森脇・石橋は午前中に行われた「400mサバイバルレンチャン」からの午後撮影だったのだが、400mサバイバルレンチャンは2月放送に対し、6月放送となったこの企画に対して「スタッフもあまりのひどさにお蔵入りにしかけた」「TBSのドラマ『不適切にもほどがある!』がヒットしたことに感化され蔵出ししたのでは?」とスタッフの判断にも疑念が沸くことに。

火曜は全力!華大さんと千鳥くん

2021年から放送されている番組。フジテレビ系列での放送だが制作は関西テレビ。
タイトル通り博多華丸・大吉(博多華丸博多大吉)と千鳥(大悟・ノブ)がメイン。また実質的なレギュラーとしてかまいたち(濱家隆一・山内健司)、また、「クセが凄い大喜利」にて「ゴールデンタイムなのに視聴率0.1%、何をした?」という解答に大吉が「ダイアン×ダイアン×ダイアン(かつて放送された「SMAP×SMAP」が元ネタ)」と答えた事から準レギュラーとしてダイアン(津田篤宏・ユースケ)も加わっている。また、ビジュアルデザインはネゴシックスが担当しており、セットや各メンバーのキャラクター画などを手掛けている。
最年少の濱家ですら1983年生まれ(2023年で40歳)と全員が中年の「おじさん」に突入する中で、様々なゲームに全力で挑戦する番組。主にレギュラー陣とゲストを含めた6人が協力し、街頭アンケートや特定の人々に聞いたアンケートで6連単達成を目指す「6連単ぴったり当てたら100万円」、7人で協力してゲームに挑み賞金を稼ぎつつ、その中に1人潜む妨害して賞金獲得を阻止する「スパイ」を見破る「スパイ1/7」などが放送されている。

6連単企画では子ども相手のアンケートランキングにて「ノブの逃走成功」「山内の2回参戦2回自首」という「逃走中での成績」を元に予想を組み立てたり、逆に答えたお子さんから言及されるということがある中で、2023年7月4日には「賞金総額500万円 視聴者と山分けSP」が放送。ゲームをクリアするまで賞金が減額され、最終的にストップした時点の賞金を獲得、獲得賞金を視聴者と山分け(半額をクオカードとしてプレゼント)する企画を行う中、最終ステージとして「組立中」が登場。
6人に加え助っ人として村上佳菜子も加えた7人でフォレストアドベンチャー・よこはま(3万平方メートル・東京ドーム2/3個分)を舞台にエリア内に散らばった家具のパーツ(天板・幕板・足パーツ3つ)を回収しネジ止めして組立。出来上がった家具に乗り高台にある停止ボタンを押せばクリア。制限時間は30分、賞金は200万円から常に減額されていく(1秒あたり約1111円)。
ただしゲーム開始30秒後にハンター・鬼越トマホーク(金ちゃん・良ちゃん)、5分後にハンター・クロちゃんが放出。確保されると木や柱に拘束される上、顔に激クサ泥を塗られる罰も受ける。ただし他の逃走者が見つけ出して解放すれば復活することができる。本家のスマートな姿に対し逆にがっちりとした体格の3人であり、流石に長時間のスタミナでは劣るものの意外な俊敏性を見せるハンター3人におじさん6人はほぼ勝てず。
さらにラスト10分になると最強のハンター・槙野智章が放出。3人とは比べ物にならないスピードで7人を追いかけた。
また、残り16分からはエリア内に「ハンター攻撃アイテム」も登場。本家でもお馴染みの網鉄砲に加え、噴射することで追走意欲を失わせる「激クサ水鉄砲」、バッテリーが切れるまで半径10m以内のハンターにビリビリを食らわせる「ビリビリリモコン」が登場した。
最後は完成した家具でのハンター足止めや大悟の土壇場での激クサ水鉄砲もあり時間稼ぎに成功。最後は残り3分14秒でタイマーを停止し21万5141円を獲得。しかし、村上以外の6人は全員1回は確保され泥まみれに。朝から様々なアスレチックに挑まされヘロヘロのおじさん6人からは「危ない」「今後2時間スペシャルはスタジオでまったりとした企画にしてほしい」「ロケバスにプロテクターやヘッドギアがあったら降りる」と当然の文句。

2週間半後の「FNS逃走中」に千鳥・かまいたち・ダイアンだけでなく村上、ハンターとして参戦した鬼越・坂井、クロちゃん、槙野も参戦するなど、実質的には予行練習も兼ねた形…どころか、27時間テレビ放送後のかまいたちのYouTubeチャンネルにて、当日のスケジュールが「華大千鳥(上記の「組立中」)」→数時間オフ(濱家はNHK「Venue101」生放送)→深夜1時集合→「逃走中」という正真正銘の「予行練習」であり、濱家に至っては本番に先だって実質「27時間テレビ」をやるという状態だったことを明らかにした。

新しいカギ

2021年から放送されている番組。メインキャストに霜降り明星(せいや粗品)・チョコレートプラネット(長田庄平松尾駿)・ハナコ(秋山寛貴・岡部大菊田竜大)、コントなどのサブメンバーを丸山礼岡崎紗絵が務める。
当初は金曜で放送され、かつての「めちゃイケ」「はねトび」「ピカル」を継ぐようなコントとして「力見力」や「バチェ田バチェ男」、「はこね男子」などがメインに。同年秋からは土曜夜20時と「伝統の土8」に移動。その一方で大規模企画として「学校かくれんぼ」がスタート。カギメンバー&ゲストが校内に隠れ、それを全校生徒が捜索。時間内に全てのメンバーを見つけ出せるかで戦うというものであり、数々のコントセットを作ってきた歴史ある大道具屋「フジアール」VS「全校生徒の数の力」という構図だけでなく、コロナ禍によって文化祭や体育祭、修学旅行など「生徒みんなで楽しめる催し」が中止や縮小傾向にあった中で、一致団結して楽しめる企画ということで大ヒット。その後も学校の先生とカギメンバーや芸人が漫才を披露する「先生と漫才グランプリ」、生徒が仕掛けを考えてカギメンバーを脅かす「学校肝試し」、テレ朝「クイズタイムショック」の恒例問題「今何問目?」をベースにした高校生たちによるクイズ大会「高校生クイズ今何問目?」など、学生たちとの青春を楽しむ企画が大人気となり、「学校かくれんぼ総集編」がギャラクシー賞月間賞を受賞。2024年の「FNS27時間テレビ」ではベース番組として放送されることとなり、笑いあり、そして高校生との3ヶ月の本気のダンス練習を経て披露する「カギダンススタジアム」などで大盛り上がり。「若者のテレビ離れ」と言われている中で若年世代の世帯占拠率45%を記録するなど大成功を収めた。

逃走中も前年に引き続き27時間テレビに参加。テーマである「日本一楽しい学園祭」にちなみ、初の学校となる日本航空高等学校で開催。「学校かくれんぼ」に挑戦したり、生徒たちとの協力&対決など学校にちなんだミッションで戦った。

イタズラジャーニー

2021年から放送されている番組。単発2回での放送を経て2022年からは2024年まではレギュラー放送された。
ジャーニー(レギュラー)にかまいたち(濱家隆一・山内健司)とチョコレートプラネット(長田庄平松尾駿)、ツアーガイドに渋谷凪咲を迎え、毎回様々な場所でアクティビティやグルメを楽しむ。
旅のルールは「流れて来るガイダンスに従う」のみであり、度々中野周平(蛙亭)のアナウンスで指示が出されるが、その指示に従うとほぼ高確率でイタズラを喰らう事になる。毎回オープニングでは「坂を転がって来る大玉を身を挺して受け止める」から始まり、食事では「キャン」こと鹿の睾丸を食べさせられる、「スプラトゥーン」としてインクバズーカを喰らう、逆バンジー(あまりにも逆バンジーをやりすぎて逆に普通のバンジーを「正バンジー」と呼ぶほど)などが恒例のイタズラとなっている。
また、大がかりな仕掛けとメインキャストが多忙なため、1ヶ月に1回数本撮りで行う「シーズン制」で撮影されている。

単発第2回・山梨編では「忍野 しのびの里」にて忍者体験を行った後に「run for sekkyo ほんこんから逃走中」が開幕。教わった忍術を上手く使い、4人にとって大先輩であるほんこんから15分間逃走。一番最初に捕まった人がほんこんから説教を受けるというイタズラに挑まされることに。もちろん隠れている最中にもみちおボンビーややす子による軽めのイタズラも。
ここでは山内が「囲炉裏の下に隠れ場所がある」という説明を見つけて身を潜めたものの、その説明書きを隠さなかったため同じく見てしまったほんこんにバレてしまい確保。ほんこんから普段の言動や「ブレーク前に受け取った結婚祝いや出産祝いのお返しをしていない」という不義理について説教されてしまった。

呼び出し先生タナカ

2022年から放送されている番組。担任(MC)をタナカ先生(田中卓志)、副担任(サブMC)をハセガワ(シソンヌ・長谷川忍)が務める。
舐められがちな芸能人のイメージを田中が変えるべく、彼らに「バカじゃない」ことを証明するチャンスを与え、なおかつ間違いに対する反省を促すのがコンセプト。
ゲストの生徒に義務教育レベルの知識をテストし、その中から珍回答をシェア(暴露)。最後に生徒たちの総合得点順位が発表される。最下位になった生徒は「呼び出しクン」として田中に呼び出され、バイクの相乗りで自宅まで送られる(というCG設定の)形で説教され、最後に強風にさらされる罰ゲームを田中とともに受ける。
また、成績不良の生徒には「停学処分」が命じられる厳しいシステムも組み込まれている。

横川尚隆・島太星(NORD)・小宮璃央・村重杏奈あのゆうちゃみなど番組から新世代「おバカタレント」も生み出されている。特に横川・島・小宮の3人は同回に出演したつるの剛士の提案で、彼が「ヘキサゴンⅡ」時代に所属していた「羞恥心」のオマージュである「小中大」を結成している。

一方、番組開始当初から同局放送の「めちゃ×2イケてるッ!」の企画『抜き打ちテスト』との類似が指摘。実際に一部スタッフは「めちゃイケ」時代にも携わっていたことから岡村隆史や加藤浩次が「仁義としてどうなのか」と苦言を呈すなど物議を醸した。一方、主要5教科(国数理社英)のみだった『抜き打ちテスト』に対し、体育・美術・家庭科などの副教科や国語の書道・英語の英会話など実技も実施しており、それによって順位の逆転が起こるなど波乱やリカバー要素として機能している。

かつての「ヘキサゴンⅡ」同様、「呼び出し先生タナカ」の放送開始以後には常連生徒によるクロノスゲーム参戦が見られる他、2024年には映画「逃走中 THE MOVIE:TOKYO MISSION」の宣伝も兼ねたコラボも実施。理科の難問実験クイズへのヒントチャンスとして教室のロッカーを開けるとハンターが登場。スタート地点からどこから現れるか分からないハンターが登場してから走り出し、100m先の安全地帯(湾岸スタジオ内)まで逃げ切ることができればヒント獲得というミッションに東大チームから元QuizKnockのこうちゃん、難関大芸人チームから岡部大、高学歴女子チームからおば科(助っ人)の浮所飛貴が挑戦。なえなのから「逃げ切れたらLINE交換」というチャンスに浮かれてこうちゃんがデレデレとなった所にハンターが登場し逃走。素直に逃げる浮所・ハンターの視線から大きく逸れる逃げ方をした岡部に対し出遅れたこうちゃんは植木で駆け引きをして逃げようとするも確保。その間に2人は湾岸スタジオに入りクリア。讃えられる2人に対しこっそり教室に入るこうちゃんにタナカ先生からもチームメイトからも手厳しい一言。
さらに「特別問題」として「ハンターから長く逃げ切れるのは村重orやす子」の2択問題が出題。各チームが解答を決定したところで「正解発表」兼教室内にハンターを放出しタイマンエキシビションマッチ。最初はやす子を追ったハンターだが、視界から外れるように椅子を使った小回りの利いた動きをした結果、奥にいた村重が追われ確保。当てたチームには鑑賞チケットがプレゼントされた一方、ハンターの反応の仕方を熟知するなどやはりハセガワも逃走中通だった。

FNS27時間テレビ(FNSの日)

1987年から年1回放送される長時間特番。別名として「FNSの日」がある。

毎年、放送当時の人気番組をベースに27時間前後をぶっ通しで生放送する。メイン番組による企画のスペシャル版はもちろん、長時間の通し企画やFNS系列局対抗企画、人気番組の企画に総合司会が挑戦するコラボレーションが行われる。
深夜帯では明石家さんまと中居正広による「さんま・中居の今夜は眠れない(SMAP解散後はさんま単独コーナー)」が放送。さんま自身が1年の中で気に入った女性を紹介する「ラブメイト10」や盟友・ビートたけし扮する「火薬田ドン」による中継が恒例となっている。
放送年の新人アナウンサーは番組のフィナーレにおいて当該回の提供各社を読み上げるのが恒例となり番組の締めとスポンサーの皆様へのお礼を兼ねた大切な役割を担う。

後述の「24時間テレビ」に対するアンチテーゼ的な意味合いで制作されたことから、多くの年ではお笑い要素が多め。しかし一方で感動をテーマにした回もある。
また、長時間生放送特有のハプニングも多く、過去にはさんまのレンジローバーを運転したたけしが車庫入れでブロック塀にぶつける「レンジローバー事件」、中継先で酔っ払った笑福亭鶴瓶がカメラの前で下半身を露出してしまった「鶴瓶チン事件」、めちゃイケ・爆裂お父さんにて加藤浩次が当時AKB48の人気メンバーだった渡辺麻友の顔を踏んだことから過激なファンから殺害予告が飛ぶ事態となった「爆裂お父さん殺害予告事件」など世間をザワつかせた事例もある。

2017年・2018年は全編録画で進行、2020年は新型コロナウイルスの流行により中止、2021年・2022年は代替番組として「ラフ&ミュージック」が2夜連続での放送となった。

2023年・2024年のFNS27時間テレビでは日曜朝のパートとして「FNS逃走中」が登場。伝統の「FNS系列局対抗企画」も兼ねており、逃走者はメインMCにFNS系列27局から「同都道府県が出身地」「系列局に番組を持つ」「その都道府県にゆかりや交流がある」芸能人・著名人27人を加えた面々が参加。また、通常の逃走中とは違い前面に名前&代表局が書かれたゼッケンを着用しており「長く生き残り、ミッションで活躍すれば代表都道府県・代表局をアピールできる」というプライドと責任がかかった戦いに。もちろんメインMCにとっても歴史ある27時間テレビのMCを背負い立って挑むという重責も。
また、当該回の内容はその年の27時間テレビに因んだ内容となっており、2023年は「千鳥の鬼レンチャン」のテーマ「真剣勝負」に因み、「千鳥軍VSかまいたち軍に分かれての戦い」「逃走成功して勝てばボーナス200万円」というルールとなり「いかに自分達を有利に・相手を不利にするか」「ラストは真正面での潰し合い」とバチバチ。2024年は「新しいカギ」のテーマ「日本一楽しい学園祭」に因み、初の学校となる日本航空高校で開催。授業中や部活中の生徒たちの間を縫って逃走し、生徒たちとの交流や戦いも繰り広げられた。
一方、生放送中のスタジオではメインMCに加え見届け人としてミスター逃走中・田中卓志が加わり戦いの行方を見守る…のだが、既に結果を知っているのは勿論、ここまでおおよそ12時間起き続けそろそろ眠気が一番危ない頃であろうメインMC陣は序盤のCM中に退出し仮眠休憩やメイク直し、次の企画の準備などを行い、スタジオにはメインMCのそっくりさんや家族、知人に入れ替わるため実質田中が「代理司会」として3時間務めることに。本放送中ではあまり気付きにくいが、ワイプではゲーム内容や緩手を打つ逃走者に対し厳しい指摘をしたり、微妙な判断が求められる状況下においてスタッフにルールの確認を行うなど、しっかり聞くとより深く逃走中を楽しめるようになっている。

FNS27時間テレビの大舞台だけに大仕掛けも多く、朝7時から見るにはかなりヘビーな内容な一方、今の逃走中のメインターゲットであるキッズには相当な人気であり、特に2024年公開の映画「逃走中 THE MOVIE」の制作のきっかけは、夏休みがはじまったばっかり、子ども達も「遅くまで寝ていたい」と思う中で、「プロデューサーの知人の子どもが2023年版FNS逃走中を見るために朝7時に起きていた」という事を知り、人気の高さを実感して本家スタッフに映画の提案を行ったことがきっかけとなるなどここもまた番組飛躍の足掛かりとなっている。

アニメ(フジテレビ系列かつコラボ経験あり)

サザエさん

故・長谷川町子が連載していた漫画を元にしたアニメ。
いつも元気で正義感も強いがそそっかしいサザエを中心に、父の波平、母のフネ、弟のカツオ、妹のワカメ、夫のマスオ、息子のタラオ、飼い猫のタマの磯野家によるエピソードや、親戚のノリスケ一家やお隣さんの伊佐坂先生一家。カツオ・ワカメが通う小学校の同級生などを巻き込み様々なお話が展開される。
基本的に明るいドタバタ劇が繰り広げられる日曜夕食時の家族の団欒にぴったりな一方、時には「全自動卵割り機」やサイコパスな言動が多いワカメの同級生・堀川の回などぶっ飛んだ回もしばしば。
1969年から放送されており、放送年数50年を超える長寿アニメとしてギネス世界記録にも認定。また、「サザエさん=日曜日の夜」というイメージから「サザエさんが放送されると翌日の月曜から始まる学校や仕事が近づくのを考え始め憂鬱になる」という事を「サザエさん症候群」と呼称されるなど日本人にとっては「知らない人・見た事が無い人はいないのでは?」と言えるほどの知名度を持つ番組。
オープニングでは日本各地をサザエさんが訪れる光景(中には「ハンターと進撃の恐竜」の舞台である大正大学内にある「鴨台さざえ堂」が取り上げられたことも)が流れ、次回予告の「来週のサザエさんは〇〇、△△、□□の3本です」からのサザエさんとのジャンケンもお馴染み。ちなみにサザエさんとのジャンケンは1991年から始まっており、50年の歴史からすると意外に遅いがそれでも30年以上続けられている。

逃走中では番組放送開始の周期が丁度35年ズレということから「逃走中15周年&サザエさん放送50周年記念」として「サザエさんSP」が開催。OPでは逃走者&ハンター姿のサザエさんから始まり次回予告風ミッション予告、ハンター放出阻止ミッションでは波平とダミーである兄の海平(波平が頭の毛が1本に対し、2本なのが特徴)が登場。賞金単価アップミッションでは賞金アップとハンター放出を賭けてサザエさんとジャンケン勝負。ハンター大量放出阻止ミッションではサザエさん一家を集めるミッションが行われた。

ちなみに通常日曜日に放送されることの多い逃走中に対し、当該回は翌日曜日にサザエさん50周年記念スペシャルが放送される関係上珍しく土曜日放送となった。

ちびまる子ちゃん

故・さくらももこが連載していた漫画を原作としたアニメ。
作者の生地である静岡県清水市を舞台に、さくらももこ自身をモデルとした楽天的で怠け者なまる子と父のひろし、お母さん(すみれ)、お姉ちゃん(さきこ)、祖父の友蔵、おばあちゃん(こたけ)によるさくら家のエピソードを中心に、大親友のたまちゃん、大金持ちの花輪くん、ムードメーカーのはまじ、玉ねぎ頭が特徴的な永沢くんなど特徴的なクラスメートが登場する学校でのエピソードが1話完結で放送される。
基本的にはまる子がドジを踏むエピソードが多い一方、時には永沢くんの家が火事で全焼してしまうなどシリアス・ブラックな話も見られる。また、1970年代半ばを舞台としており、さくらももこ自身も好きだった故・西城秀樹や山本リンダ、テレビ番組では「クイズグランプリ」が登場するなど当時の世俗にちなんだ話も多い。

1990年から放送を開始。既にカルト的人気があるもアニメ化による効果は懐疑的だったものの放送されるや否や人気が大爆発。特にエンディングテーマとして起用された「おどるポンポコリン」はミリオンセラーを記録。一旦は「クオリティを保てるのは良くて3年まで」という作者の方針から終了するも、再開の声も多く2年後に復活。2期累計放送30年とフジテレビで放送されているアニメではサザエさんに次ぐ長寿アニメとして日曜の夕食時の定番番組となっている。

逃走中では「まる子大捜索指令」でコラボ。富士山を超えて山梨県・富士急ハイランドを花輪くんが貸切りまる子・たまちゃんと遊ぶも、ゲームマスターの青山シズカの手によってゲームに巻き込まれることに。また、この回では現在のオープニング曲「おどるポンポコリン」を歌うももいろクローバーから佐々木彩夏高城れにが参戦。賞金単価アップミッションでは「ちびまる子ちゃんのテーマ曲を間違えずに歌う」というミッションも行われた。

ドラゴンボール

故・鳥山明によって週刊少年ジャンプに連載された漫画。
7つ集めるとどんな願いも叶うという「ドラゴンボール」を巡り、孫悟空と仲間たちが旅をしながら修行と戦いを積む、「努力」「友情」「勝利」の王道作品。
1984年に連載が開始、1986年に天下一武道会の開始と共にアニメ化されると人気が爆発。初代シリーズでは平均視聴率20%超え、最高視聴率29.5%を記録。1992年に公開された映画「ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人」では400万人の動員を記録した。
連載は1995年に終了したものの、その後の人気は衰えるどころか世界80か国で放送され世界中にファンが誕生。2009年には「ドラゴンボールZ」のリマスター版である「ドラゴンボール改」が放送されると人気が再燃。新キャラクターを加えた劇場版及びその流れを継ぐ新作アニメ「ドラゴンボール超」が2015年に開始され人気は不動の物に。
世界累計発行部数2億6000万部、ゲームソフトシリーズ全世界累計5000万本、アーケードゲーム「スーパードラゴンボールヒーローズ(SDBH)」は累計出荷枚数10億枚、作品全体の総売り上げは2兆5000億円を超えるという、まさに日本を代表する世界的漫画。

逃走中では2018年の「ドラゴンボール超」放送中に「横浜中華街大決戦」でコラボ。ドラゴンボールの世界観さながらに横浜中華街を舞台に逃走劇を繰り広げ、オープニングゲームやミッションではドラゴンボールを集める事がキーに。また、エリア内にはドラゴンボールのキャラクターに扮したコスプレイヤーやSDBHのレアカードを持つ子ども達がミッションに関わる事に。最終ミッションではハンターヘリのプレッシャーに耐えながら仙豆を長い菜箸で掴むというまさに本編さながらの「修行」のようなミッションが行われた。
ちなみに当該回ではいつもよりも若手逃走者の多い回だったものの、「ドラゴンボール超」以降に登場した破壊神ビルスや全王様を知らず悩む逃走者も多く見られた。

ONE PIECE

尾田栄一郎によって1997年から週刊少年ジャンプで連載されている漫画。
海賊王を目指す少年 モンキー・D・ルフィが個性豊かな仲間たちと共に各地を巡り強敵たちと戦う。
ギャグを織り交ぜながらも冒険と友情、そして感動のシーンなど少年漫画の王道を走り続け、現時点でジャンプ連載作品では「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の40年に続く歴代2位の長期連載となっており、単行本は100巻突破。国内の累計発行部数は日本の漫画では最多となる4億1000万部、全世界累計発行部数5億1000万部を記録。「最も多く発行された単一作者によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録にも認定されている。
また、1999年からはアニメも放映開始。こちらもフジテレビで放送されているアニメ及び東映アニメーションのアニメシリーズとして長期となる20年以上に渡り放映。映画も15作公開され、最新作の「ONE PIECE FILM RED」の主題歌「新時代」はApple Musicデイリーチャート「トップ100:グローバル」にて日本の曲では初となる1位を記録する大ヒットと世界中にファンを増やし続けている。

逃走中では2017年にコラボ第1弾「海賊ルフィと恐怖のハンター」として放送。初のアニメコラボ回ということもあり、ルフィの掛け声と共にゲームスタート。ミッションではキャラクターの名前を答える物や、「悪魔の実」のカードを使ったミッションも。復活ミッションではダイバーシティを丸ごと使い「インペルダウン編」を彷彿とさせるゲーム、そして最終ミッションでは作中でも屈指の名シーンを使い、さらには舞台版のルフィと麦わらの一味も登場するという派手な仕掛けも。
そして2021年には単行本100巻到達を記念し2度目のコラボ「ルフィと黄金の秘宝」が開催。この回ではアニメでの当時の舞台であるワノ国からブルックの魂が100巻記念展示の等身大フィギュアに乗り移って動き出し、お宝探して動き出したためにゲームにいろんな影響を及ぼした。
どちらの回においてもキャラクターの名前や知識が問われるミッションが発令されており、もちろん逃走者の中にも大ファンや知識を持っている人もいるものの、全く分からない逃走者もそれなりにおり、それに対する連携や知識の共有など普段の逃走中とはまた違う戦略が必要となった。

逃走中 グレートミッション

2023年から2025年まで放送されたアニメ。タイトル通り「逃走中」を原案としたアニメ。
未来の月世界を舞台に、パルクールが得意な熱血漢の運び屋・トムラ颯也が病弱な弟・ハルのためにお嬢様の西洞院ルナ、何度も逃走成功を果たしている絶対王者のモーリス・シューメーカーら個性豊かな逃走者と共に仮想空間で行われる逃走中に挑む。
キャラクター原案は漫画「地獄先生ぬ~べ~」シリーズを担当している岡野剛先生が担当。
パルクール技術を使い建物の間を縫うように移動するなど現実の逃走中ではほぼ実現できない逃走劇もある一方、ハンターも度重なる妨害をものともせず、さらには逃走者を追うためにはビルの破壊なども何ともないなどより恐怖感を増している。
逃走者の行動も「ミッション不参加を決め込もうとしたがアイテムを見つけて渋々やる羽目に」「ミッション後の油断で確保」など「逃走中あるある」もふんだんにちりばめられている一方、「全員で協力して逃走成功を目指す」「逃走成功も大事だがミッションも積極的に参加・クリアしたい」という人も多くなった現実の逃走中に対し、「相手が裏切ろうとも逃走者はその時その時で自分にベストな選択をしている」「人の為に逃げ切れるほど逃走中は甘くない」など、「逃走中は完全な個人戦」である大前提をベースにしている。

逃走中では第2話放送日に「グレートコラボSP」が放送。エリア内には多くのポスターが貼られ、本編からは月村サトシ役の浪川大輔が参戦。第1・第2ミッションではエリア内に出現したトムラ颯也アンドロイドが攻略のカギとなり、第3ミッションでは颯也の得意とするパルクールにちなみパルクールハンターと勝負。最終ミッションでは1stシーズンの舞台でのカギとなる渋谷に巣食う怪獣「シブラー」にちなみ怪獣を捕獲するミッションが行われた。


他局

爆笑オンエアバトル

1999年から2010年までNHKで放送されていた番組。また、同年から2014年までは「オンバト+」として放送された。
毎回芸人が10~15組参加しネタを披露。そのネタを一般審査員100名が「全国に届けたいか」という基準で評価し良ければゴルフボールをレーンに流し、終点でバケツに入った分が票数となり、その重さ(番組では「キロバトル」と称す)上位半数が「オンエア」として放送。逆に下位は「オフエア」となり容赦なくお蔵入りとなる、通称「史上最もシビアなお笑い番組」。
放送開始当時は、1998年まで全国放送されていた「ボキャブラ天国シリーズ」以降若手芸人のネタ見せ番組が無かった。この背景から「過酷だが実力があれば毎回放送される」という実力主義の番組として根強い人気を見せている。結果としてM-1優勝前のますだおかだ(岡田圭右増田英彦)、陣内智則、アンタッチャブル(山崎弘也・柴田英嗣)、スピードワゴン(井戸田潤小沢一敬)、ハマカーン(浜谷健司・神田伸一郎)など、現在でも活躍する多くの人気芸人を輩出した。

爆笑ファクトリーハウス 笑けずり

NHKBSプレミアムにて2015年・2016年に放送された番組。ナビゲーターは尾上松也
実力派芸人が多数見守るオーディションで見いだされた「今は粗削りだが磨けば光る原石」の芸人たちが富士・本栖湖畔のペンションで共同生活。毎回先輩芸人たちが講師として訪れネタ作りの講義を行い、ラストにはその審査員の前で出来上がったネタを披露。審査の結果最下位となった芸人が「けずられ」て敗退・退場。これを繰り返し残り3組となったところで生放送・視聴者投票による準決勝・決勝を行い優勝を決める。優勝者にはNHK地上波への優先出演権が与えられる。
1stシーズンの漫才編ではザ・パーフェクトが、2ndシーズンのコント編ではマスオチョップが優勝を果たしている。一方、先輩芸人からの容赦ない指導で自分たちの実力を思い知り解散・引退したコンビも多い。
1stシーズン3位のぺこぱ(シュウペイ松陰寺太勇)は2019年のM-1グランプリで3位、2ndシーズン4位のハナコ(秋山寛貴・岡部大菊田竜大)は2018年のキングオブコントで優勝。共に「お笑い第7世代」の代表として扱われている。
また、2021年の「THE W」では1stシーズン準優勝のAマッソ、2ndシーズン準優勝のオダウエダが天才ピエロを交えての最終決戦に臨むこととなり、オダウエダが優勝を果たしている。
また、ひょっこりはんは1stシーズンに当時「ダイキリ」として出演後解散。ピン芸人として活動しブレイクを果たしている。

天才てれびくんシリーズ

1993年からNHK・Eテレで放送されている番組。司会と「てれび戦士」と呼ばれる子ども達がクイズ・ゲームやドラマ、視聴者と共に行うチャレンジ企画などで構成される。
現在までに「天才てれびくん(初代)」「天才てれびくんワイド」「天才てれびくんMAX」「大!天才てれびくん」「Let's天才てれびくん」「天才てれびくんYOU」「天才てれびくんhello,」と経て、2023年からは再び「天才てれびくん」に名を戻して放送される。
どちらかというと、司会者やコーナーのまとめ役など大人側の出演者がクロノスゲームに出ているケースが多い。しかしてれび戦士側でも卒業後に芸能界で活躍する人が多く、クロノスゲーム参戦者以外でも俳優の生田斗真さんや声優の飯田里穂さんらも輩出している。幼い頃から「テレビの基礎を叩きこまれる」と語る一方、長きに渡り司会とも触れ合うため、後に「師匠」として慕う事も多い。
また、てれび戦士とは違う形ではあるが、2009年に当時てれび戦士だった重本ことりさんをリーダーにオーディションでメンバーを選出しユニットを作る企画を行い、高野洸大原優乃らが選ばれ「Dream5」を結成。番組を飛び出しアニメ「妖怪ウォッチ」のテーマソング「ようかい体操第一」を歌い大ヒット。紅白歌合戦にも出場した。
また、2011年から2013年に放送された「大!天才てれびくん」での特別編「大!天才クエスト」では男女に分かれ社員旅行(木曜の生放送を旅先から放送)や豪華ディナー(木曜の生放送で特製ディナーを食しながら放送)を賭けたゲーム対決を実施。各年度の最終ステージは房総のむら(2011年)・修善寺虹の郷(2012年)・ロックハート城(2013年)とクロノスの舞台をコンプリート(うち修善寺虹の郷は放送後の2022年に開催が実現)。最終ステージでは「俊足モンスター」として地元の俊足小学生がハンターの如く追いかけててれび戦士たちを捕まえた。

そして2023年には天てれシリーズ30周年特別企画「時空鬼」が放送。江戸時代と明治時代が混ざった「時空が入り乱れた空間(ワープステーション江戸)」を舞台とし、初代「天才てれびくん」にて登場した「テレゾンビ」がてれび戦士14人のうち7人を催眠術で洗脳し「時空鬼」に。時空鬼が手持ちの「時空の矢」を当てることでてれび戦士を「無限牢」に入れる事ができるが、無限牢の外から扉を開けることで解放することができる。また、随時「時空チャレンジタイム」が発動。5分以内に指定の場所を見つけ、過去にてれび戦士が挑戦したゲームにクリアすると盾を持った先輩てれび戦士(大沢あかね・中田あすみ・中村嘉惟人・ソーズビー)が1人加わるが、失敗するとそのまま無限牢に送られてしまう(解放も可能)。また、エリア内には「白人間」がおり、タッチする事で双方の味方となり、護衛あるいは攻勢に使うことが出来る(1バトル終了で元に戻ってしまい、再びタッチが必要となる)。制限時間90分終了時点でてれび戦士7人+先輩戦士2人の9人中4人以上が生き残っていればてれび戦士の勝利。1戦2日間×攻守交代して2戦と4日間に渡り放送された。
企画発表当初からエリアも含めスタッフ90人・カメラ80台と「逃走中っぽい」と噂されていたが、それもそのはず逃走中企画者でもある高瀬敦也氏その人が制作に関与。さらに「原則個人戦の逃走中」「チームの捜索側VS個人戦の潜伏側の潜伏中」と非対称型ゲームはあれど「非対称型チームVSチーム」は初の試み。これまで「地方ロケ」や「てれび戦士全員とMCとのロケ」が恒例であるものの、2020年からの新型コロナウイルス禍に完全にぶち当たってしまい、ロケはおろか私生活でも体育祭などが出来なかったてれび戦士たちにとっては良い思い出となった。

ちなみに高瀬氏は2022年度の「hello,」から制作に参加しており、「時空鬼」以外にも「タコ紹介」「ピンクモンスターギュナイ」を手掛けている。

+ 司会
出演者 担当
キャイ~ン
ウド鈴木・天野ひろゆき)
1996~1997年度 司会
月亭方正 1998~2000年度 司会
角田信朗 2001年度 司会
TIM
レッド吉田ゴルゴ松本
2003~2006年度 司会
安田大サーカス
(団長安田・HIRO・クロちゃん
2007~2008年度 司会
西山茉希にしおかすみこ 2009年度 司会
ハリセンボン
近藤春菜箕輪はるか
2007~2009年度 木曜生放送司会
ガレッジセール
ゴリ川田広樹
2010年度 司会
長友光弘木下優樹菜 2010年度 木曜生放送司会
出川哲朗 2011~2013年度 司会
蝶野正洋 2014~2016年度 茶の間戦士訓練教官
(視聴者双方向ゲームパート 司会)
オリエンタルラジオ
中田敦彦藤森慎吾
2014~2016年度 装備開発課
(スタジオチャレンジパート 進行)
千鳥
ノブ大悟
2017~2019年度 研究員
(スタジオチャレンジパート 進行)
ティモンディ
前田裕太高岸宏行
2023年度 司会

+ てれび戦士
てれび戦士 在籍年度
ウエンツ瑛士 1995~1999年度
大沢あかね 1999年度
瑛茉ジャスミン 2003~2005年度
橋本甜歌 2004~2006年度
岡田結実 2010~2013年度

24時間テレビ「愛は地球を救う」

1978年から日本テレビで年1回放送されている番組。
毎年8月最終土曜・日曜日に2日間かけて放送されており、視聴者からの寄付を募りつつ、障がいを抱えた人がチャレンジをする様子やスポーツやパフォーマンスなど様々な記録に挑戦する様子を放送。一方で深夜パートのバラエティ企画では、年によって芸能人の暴露や過激なチャレンジなど刺激的な場面も見られる。
また、メインとなるのは「チャリティーマラソン」であり、毎年チャリティランナーがおおむね100km前後を2日間かけてゴールの会場まで走るという企画。ゴール近辺になるとZARD「負けないで」の合唱、そしてエンディングの番組テーマ曲「サライ」を聞いて夏の終わりを感じる人も多い。
尚、新型コロナウイルスによる沿道への応援を防ぐため、2020年では非公開の敷地を周回し、5kmごとに10万円が寄付される「募金ラン」として、2021年は東日本大震災から10年の年ということから福島県・Jヴィレッジにて1組10km×10組のリレーで行われた。

一方、「偽善」「感動ポルノ」といった批判的意見や、寄付金とは別に出演者にギャラが発生しているということもあり「制作費をそのまま寄付に回した方が良い」といった意見もあるものの、現状日本唯一のチャリティ番組としての知名度は高く、年間10億円以上の寄付が集まっており、これらは全て障がい者・高齢者支援や災害の被災地支援に充てられている。

逃走中の参加者にもチャリティランナー経験者も多く、DAIGOは実際に番組内でも言及された。
番組としては「呪われた遊園地」編にて1日目(土曜日)と、「上陸!猛獣の島」編にて2日目(日曜日)とバッティング。特に「上陸!猛獣の島」ではエリア内に黄色のTシャツを着て走る兼近大樹(放送当日、裏では100kmマラソンに挑戦中)と付き添うりんたろー。のそっくりさんが現れていた。
また、2008年でのエド・はるみ挑戦時には裏で「お台場2」編が再放送されており、裏被りのためエドにモザイクがかかるという措置がなされていた。

+ チャリティランナー一覧
挑戦者 挑戦年
錦野旦 1999年
西村知美 2002年
山田花子 2003年
アンガールズ
田中卓志山根良顕
2006年
エド・はるみ 2008年
はるな愛 2010年
佐々木一家
北斗晶佐々木健介
佐々木健之介・佐々木誠之介)
2012年
大島美幸 2013年
DAIGO 2015年
ブルゾンちえみ(藤原しおり 2017年
近藤春菜・水ト麻美
よしこいとうあさこ
2019年
高橋尚子・土屋太鳳・吉田沙保里
陣内貴美子・松本薫・野口みずき
2020年
(募金ラン)
岸優太水谷隼荒川静香
川井梨紗子・川井友香子・五郎丸歩
田中理恵・長谷川穂積・丸山桂里奈
林咲希・城島茂
2021年
兼近大樹 2022年
やす子 2024年

電波少年シリーズ

1992年から日本テレビで放送された番組。
初代は「進め!電波少年」として放送。司会は松本明子と松村邦洋。当時としては斬新な「スタジオ場面はクロマキー合成されており、出演者は頭しか映らない」「話のオチがつくと顔が伸びたり爆発したりする」という演出もあった。
主に「アポなしロケ」をメイン企画とし、文字通り様々な事に事前許可取り(アポイントメント)なしで突撃。特に長いまゆ毛が特徴的だった「村山富市首相(当時)のまゆ毛を切る」やパレスチナ解放機構議長(当時)の「故・アラファト議長と『てんとう虫のサンバ』でデュエット」などは成功したものの、基本的に怒られ、一歩間違えれば大惨事になりかねない物もしばしば。また、「若者更生シリーズ」として松村が当時流行っていた「エアマックス狩り」を止めるべく挑むもチーマーにボコボコにされるという事態も。また、特番「INTERNATIONAL」では海外に舞台を移すも、ここでは「山崎邦正が本物のマフィアにロシアンルーレットで脅される」「出川哲朗がオーストラリアのゲイバーに潜入するも襲われる」と国内の比ではないショッキングな事態も多数あった。
その後、1996年に当時無名の芸人だった猿岩石(有吉弘行・森脇和成)による「香港→ロンドンのユーラシア大陸横断ヒッチハイク」がスタート。心身共にボロボロになりながらもゴールを目指す2人の様子は一気に人気に。ゴール後にリリースした「白い雲のように」は大ヒットを記録した。
これに伴い1998年に「進ぬ!電波少年」にリニューアル。無名芸人・芸能人が成功するまで終われない長期ロケ企画に挑戦するようになり、ドロンズによる「南北アメリカ縦断ヒッチハイク」、朋友(チューヤン・伊藤高史)による「アフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイク」のヒッチハイクシリーズや、「人は懸賞だけで生きて行けるのか」をテーマになすびが挑んだ「電波少年的懸賞生活」、坂本ちゃんが東大合格を目指した「電波少年的東大一直線」などがヒット。また、兄弟番組「雷波少年」も放送され、こちらも応援するチームの成績で食事が出るかどうかが決まる「熱狂的巨人ファン」、合宿生活を経て渾身の一曲を作り、オリコンチャートで規定以上の順位を取れなければ解散・引退という「ラストシリーズ」が放送。この企画に挑んだSomething ELseの「ラストチャンス」はミリオンセラーを記録した。
その後、「電波少年に毛が生えた 最後の聖戦」として22時台に昇格するも、民主党(当時)本部の前でママさんコーラス隊が揶揄する歌を歌い民主党から抗議を喰らう、ヒッチハイクシリーズから言われていた「やらせ騒動」が本格的に高まり、さらに「河童出現のニュースを作り東京スポーツに売り込む」という行動が批判を浴び4か月で終了した。
その後はジョージアやトヨタとのタイアップ企画で部分的に復活。2021年には「電波少年W」としてWOWOWで放送。松本・松村と番組を指揮していた「Tプロデューサー(T部長)」こと土屋敏男と共に当時の思い出や様々な「テレビの記憶」を振り返る企画が行われた。

当時ですら「スタッフが謝罪と対応に追われまくる」「長期ロケ企画では遭難や命の危険、栄養失調によるリタイア」という過酷さであり、土屋氏も後年「あんなに局に負担のかかる番組はない」と漏らしており、コンプライアンスが強化された現在ではほぼ実現不可能な番組の一つに数えられている。
一方で芸人にとっては猿岩石の例もあり「過酷だが頑張れば無名から一躍スターになれる」という一発逆転の大チャンスの企画でもあり、その後もCBC「ノブナガ」の「地名しりとり」シリーズやMBS「ロケみつ」など「無名芸人による長期チャレンジ企画シリーズ」は時世に合わせながらも脈々と受け継がれている。
その他、OPテーマの「The Wall 〜長城〜」は「電波少年の曲」として有名になったり、コロナ禍でリモート会議などが普及した際には「背景を電波少年のセットに変える」のが流行るなど、30年経った今でも記憶に残る人も多い。

実は逃走者の中にもブレイク前に参加していたりオーディションに参加していた芸人も多々いたりする。
+ 参加企画(時系列順)
山崎邦正 男を磨くシリーズ
出川哲朗 アポなし企画
キャイ~ン(ウド鈴木・天野ひろゆき) キャイ~ンのはじめてのおつかい
よゐこ(濱口優有野晋哉 ワンウェイチケットの旅*4
ふかわりょう 無敵のセールスマン
猿岩石(有吉弘行・森脇和成) ユーラシア大陸横断ヒッチハイク
なすび 電波少年的懸賞生活
いとうあさこ 電波少年的15少女漂流記
山田ルイ53世*5 電波少年的インターポール
スギちゃん*6 雷波少年系ゴミ生活の旅
カラテカ(入江慎也・矢部太郎) カラテカのはじめてのおつかい
木下隆行 日本ポッチャリ党

ぐるぐるナインティナイン

1994年から日本テレビで放送されている番組。司会はナインティナイン(岡村隆史矢部浩之)。略称は「ぐるナイ」。
当初は日曜夕方に関東ローカルで放送されており、岡村が様々なスピードで達人と競う「マッハマン」、様々な物の限界を探る「安全マン」などの体を張ったキャラ企画をメインとしていた。
1997年に金曜ゴールデンに進出、2009年からは木曜に曜日移動し、既に放送25年を超える日テレ内でも長寿番組の域に到達している。
現在は後述の「ゴチになります!」をメインに、本格的なコスプレをした芸能人を当てる「ダレダレコスプレショー」、音が出ないように食事に挑戦する「音が鳴ったらダメ家族」など、現在も数多くの新コーナー・新企画を生み出している。

グルメチキンレース ゴチになります!

「ぐるナイ」で放送されている企画。ナインティナインの2人はプレイヤーとして参加し、進行は局アナ時代から羽鳥慎一さんが担当。
「ゴチメンバー」と呼ばれるレギュラーと「VIPチャレンジャー」のゲストが高級料理店で事前に設定された金額になるように値段を見ずに料理を注文し食事。最終的に一番設定金額から遠かった人が敗者となり全員の食事代を自腹で支払らわなければならない。
また、年間総自腹額が多かった下位が「クビ」として降板(ナイナイは翌1年間チョイ役での出演)となるサバイバルレースの一方、「ピタリ賞を出せば賞金100万円&自腹額リセット」「シーズン最終戦で1位を取れば自腹額全額返金&リセット」と大逆転の要素も含んでいる。
1998年に初回が放送されてから1年間を1シーズンとして行い、既に20年以上実施。当初はバラエティ要素が多かったメンバーも現在では俳優・女優も参戦し1年間かけて食事とバラエティ力を鍛えるという意味でも長きにわたり人気となっており、特にシーズン初戦の新メンバー発表、クビが決定するシーズン最終戦はネットでも速報で結果が報じられるなど一大企画となっている。

おもしろ荘

「ぐるナイ」で放送されているコーナー。アパート「おもしろ荘」を舞台に、まさしく「おもしろそう」な若手芸人がネタを披露する。
コーナー初期に紹介した小島よしおが大ブレイクを果たすと一躍「若手芸人の登竜門」的存在となり、ジョイマンやM-1準優勝前のオードリーなどもブレイクしている。
現在は年1回、年明け直後にスペシャルとして放送。過去の優勝者にはブルゾンちえみ・ぺこぱ・ネルソンズなどが名を連ねており、優勝しなくてもあばれる君ひょっこりはんやす子などインパクトを残した芸人は「ゴチになります」のロケなど本編で起用されることもあり、そのネームバリューと実績からいわば「新年1発目のお笑い賞レース」と言えるグレードとなっている。

ウッチャンナンチャンのウリナリ!!

1996年から2002年まで日本テレビで放送された番組。前番組「ウッチャンウリウリ!ナンチャンナリナリ!!」に次ぐウッチャンナンチャン(内村光良・南原清隆)司会の番組である。
主なレギュラーはウッチャンナンチャン、キャイ~ン(ウド鈴木・天野ひろゆき)、K2(勝俣州和・堀部圭亮)、よゐこ(有野晋哉濱口優)、千秋藤崎奈々子、ビビアン・スーの11人。また、コーナーレギュラーも加わることが多かった。
屋内でのシリーズコントがメインだった前番組に対し、ロケによるチャレンジ・挑戦物がメイン。「ドーバー海峡横断部」では内村・ウド・堀部・濱口・藤井貴彦アナ・神尾米(元プロテニスプレイヤー)の6人でフランスとイギリスの間にあるドーバー海峡を水泳でリレー横断することに成功。「芸能人社交ダンス部」では南原が活躍を見せ番組終了後も特番・レギュラー放送化されるなど人気を見せた。
また、「ウリウリ!ナリナリ!!」で結成された千秋・内村・ウドの「ポケットビスケッツ」が大ブレイク。さらにビビアン・南原・天野によるライバルユニット「ブラックビスケッツ」も登場。両者が武道館ライブやCD発売を賭け熾烈な戦いを繰り広げる度に人気となり、両者ともミリオンヒットを記録した。
2001年には企画の失敗により全男性レギュラー陣を国民投票で選ぶ「ウリナリ解散総選挙」を実施。これにより堀部・よゐこが去り新たに大竹一樹(さまぁ~ず)・ゴルゴ松本(TIM)・坂本ちゃんが加入。しかし、同時に千秋・藤崎など古参女性陣も去ってしまった事で視聴者の反発を招き1年後に番組終了となった。

とはいえポケビ・ブラビは平成に生まれた番組発ユニットでは大成功と言える「伝説のユニット」となり、2018年には「24時間テレビ」内でポケビが、2022年には「ベストアーティスト」内でブラビが限定復活を果たした。

エンタの神様

2003年から日本テレビで放送されている番組。司会は福澤朗と白石美帆。
当初は大物アーティストによる歌の披露や松尾幻燈斎(Mr.マリック)による「気の極み」など様々なエンターテイメントを披露していたが、半年で若手お笑い芸人によるネタ番組へ完全シフト。出演芸人にキャッチフレーズが付き、フリートークなどを挟まず多くの芸人のネタをテンポよく見せる。この番組からはドランクドラゴン、インパルス、アンジャッシュ、陣内智則、アンタッチャブル、オリエンタルラジオなどがブレイク。また、まちゃまちゃによる「摩邪」、高橋茂雄による「犬井ヒロシ」、スリムクラブ(内間政成・真栄田賢)による「快物フランチェン」など普段のネタとは違うキャラ物での出演も多い。2010年にレギュラー放送終了後も現在は年数回スペシャルで放送されている。
お笑いブームの火付け役となった一方、「ネタになぞりテロップをつける」「コントのシチュエーションや状況などをテロップ出しする」といった演出や、芸人の持ちネタではなくスタッフ主導のネタ(特に上記のキャラ系ネタ)など独特な手法も見られる。こうしたことに難色を示し、出演を断った芸人もいる。
また、波田陽区やコウメ太夫など所謂「一発屋」も多く輩出した一方、以降のお笑い界では賞レースの整備から実力派芸人が順当に売れる構造が作られ「無名・若手から一気にスターダムにのし上がってから失速する」という形がほぼ無くなった。その意味で当番組はフジ「爆笑レッドカーペット」と並び「一発屋量産番組」の最終世代ともいえる。

世界の果てまでイッテQ!

2007年から日本テレビで放送されている番組。司会は内村光良(ウッチャンナンチャン)。
世界中の様々な場所に行きロケを行う。主に宮川大輔担当の「お祭り男」、イモトアヤコ担当の「イッテQワールドツアー」、大島美幸いとうあさこ椿鬼奴など女芸人による「温泉同好会」、中岡創一による「QTube」、出川哲朗デヴィ・スカルノ・出川ガールズ(河北麻友子堀田茜谷まりあなど)による「出川女子会」などがある。
放送年数は15年を超えており、日テレ・日曜20時台の番組最長を記録している。
放送時間が日曜20時ということもあり、フジテレビで日曜放送が多いクロノスゲームとは裏被りが多く、その場合レギュラーは出演できない。この理由で「めちゃ逃ゲ」ではめちゃイケメンバーながら温泉同好会メンバーでもある川村エミコが欠席している。しかしレギュラー入り前の出演や、日曜日以外の逃走中放送などの理由から、実はイッテQメンバーにもクロノスゲーム経験者が多い。

有吉の壁

日本テレビで放送されている番組。司会は有吉弘行と佐藤栞里。
様々な場所で一般人になりきりコントを披露する「おもしろ〇〇の人選手権」(一般人の壁)や、オリジナルの芸人になり切ってネタを披露する「ブレイク芸人選手権」などがあり、その出来を有吉が判定する。
即興性が問われるネタから作りこみ具合が問われる物まで、昨今では珍しい純度の高いお笑い番組であるのもさることながら、チョコレートプラネットの「TT兄弟」「Mr.パーカーJr」、ジャングルポケットの「ストレッチャーズ」などが番組外まで影響するほど大ブレイクになるなど話題性も大きい。

番組内の「おもしろ〇〇の人」選手権では、特定施設の貸し切り撮影が原則。そのため日光江戸村よみうりランド横浜・八景島シーパラダイスなど逃走中の舞台だった場所がロケ地になることもある。さらに芸人のネタで逃走中のパロディが演じられたことも。

クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?

日本テレビのクイズ番組。アメリカのクイズ番組「Are You Smarter than a 5th Grader?」の日本版。特番として4回放送後、2019年から2024年までレギュラー放送。その後は再び特番として放送されている。司会は劇団ひとりと佐藤隆太。

タイトル通り、主に現在の義務教育で習う科目や資料集に載っている事柄。また、ひらめき問題や最新・ご当地の学校事情に関する問題に挑戦。正解ごとに賞金が上がっていくが、1問でも間違えれば即終了・0円。無論自信が無かったり賞金額に納得すれば途中でのドロップアウトも可能。
また、スタジオには小学5年生の子役5人も参加し共に解答。解答者は「ルーレットで決まった1人の答えを見る『ルーレット』」「選んだ1人の答えを見る『指名カンニング』」「全員の答えを見る『全員オープン』」の3つの救済が与えられており、これを上手く使いながらクリアしていく。
10問正解で賞金100万円となるが、さらに高額賞金が望める最終問題が待っており、「用意された事柄を該当するか否か完答する」「用意された事柄を指定された順に並べる」といった問題が出題。さらに最終問題は救済使用不可であり完全自力。全て正解すれば完全制覇・賞金300万円獲得となる。

完全制覇者には番組初の完全制覇者・河野玄斗から始まり、高橋真麻大村朋宏親子、春日俊彰トラウデン直美・都仁きょうだい、U字工事(益子卓郎福田薫)、いとうあさこ村山輝星・片桐仁ペアなどが名を連ねており、特に宮脇花綸は2022年から開始された一般参加募集から応募しての完全制覇、そして伊沢拓司は番組レギュラー最終回・最終挑戦者として完全制覇し番組に花を添えた。
また、特番では最高賞金1000万円となっており、こちらは松丸亮吾・ふくらP(QuizKnock)・木村昴が成し遂げている。

また、小学5年生メンバーには2024年度には鈴木楽が参加。逃走中で共演したフワちゃんが参戦した際には成長に驚く様子を見せたことも。

ロンドンハーツ

テレビ朝日で放送されている番組。司会はロンドンブーツ1号2号(田村淳・田村亮)。
1999年に『イナズマ!ロンドンハーツ』として放送開始。当初は一般人のカップルを対象にした企画が中心だった。代表例としてカップルの女性が賞金獲得を目指して他の覆面男性とキスを行い、彼氏が耐えられなければチャレンジ終了になる「彼氏のためにやるキッス」、ターゲットに架空のメールを送り浮気するかを検証する「The Bl@ck Mail」などがある。
2004年ごろからは芸能人をフィーチャーした企画が中心となり、あるテーマで一般人100名のアンケートによる出演者対象のランキングを予想する「格付けしあう女たち」がヒット。梨花青田典子、杉田かおる、青木さやか、故・飯島愛さんなどがブレイクした。
徹底的に作り込んだドッキリにも定評があり、パリコレクションと称して青木さやかを架空のファッションショーに参加させる「ほぼパリコレドッキリ」(通称ほぼコレ)、狩野英孝に「50TA」名義でのCDデビューを持ちかけ、ライブ中にステージ上の落とし穴へ落とす「50TAドッキリ」など名作揃い。なかでも狩野扮する50TAは楽曲が好評だったため、実際にアルバム化やライブなどが行われている。またドッキリのためだけにアパートを建設し「2階の床が抜け1階へ落ちる」という仕掛けを使い終われば即解体という離れ業を演じたことも。

運動系では不定期特番として「スポーツテスト」を開催。田村淳の鈍足ぶりが「巨乳走り」「モモ神」などとしてイジリ対象になっている。一方で王道バラエティの運動系企画であることから、クロノスゲーム経験者が多数登場しているのも特徴。

2020年末にはFUJIWARA・藤本敏史による「太夫フェス」で白塗りの芸能人が鬼ごっこを行い、ハンターに確保されると顔を黒く塗られるという逃走中パロディ企画「白塗り中」を開催した。
2023年にはパンサー・尾形貴弘の金欲を試すドッキリとして「鬼ごっこ番組で最後まで逃げ切り優勝したら報酬100万獲得」という逃走中の丸パクリのような偽企画を展開。尾形に加えジャングルポケット・太田博久、三四郎・小宮浩信、ウエストランド・井口浩之、さらば青春の光・森田哲矢、インディアンスが仕掛人として参加。モバイル端末へのミッションや確保情報の送信、ハンターに準ずる「ソルジャー」による追跡シーンのBGM「ラン・ローラ・ラン」など本家同様の演出も見られた。一方でミッションは仲間と2人で挑み報酬をアップさせるものがほとんどで、内容も「足ツボマットの往復」「かき氷の完食」など本家以上に過酷なもの(もっとも足ツボは「戦闘中」で一度登場しているが)。報酬アップをもくろむ尾形が強引にミッションポイントへ連行させることから仕掛人が嫌がり、一時は彼らが尾形から「逃走中」になるカオス状態に。さらにソルジャーは尾形のみを追跡するが、巻き添えになった仕掛人を含めて途中まで誰も確保せず。そのためゲーム時間120分に対し、後半半ばに太田が確保されるまで失格者ゼロ。なおかつ終盤には、生き残った仕掛人全員が続々確保というヤラセ感丸出しの演出も。最終的に尾形は逃げ切るも、贈呈された賞金の小切手は「115万円」ではなく「115万ロンハーポイント(1ロンハーポイント=1/10円)」というネタバラシを行い、マジギレする尾形の姿で幕を閉じた。

しくじり先生 俺みたいになるな!!

テレビ朝日で放送されている番組。担任(司会)にオードリー・若林正恭、レギュラー生徒に吉村崇澤部佑を迎えている。
毎回過去に様々な失敗をした「しくじり先生」が登壇。その失敗のエピソードや原因を振り返りつつ、それを受けて我々が失敗しないような教訓を学ぶ番組。
初回のオリエンタルラジオから人気がつき、一旦はゴールデンタイムにまで進出。その後終了したものの、2019年からはAbemaTVとの連動放送という形で再び深夜でレギュラー放送され、現在はAbemaTVをメインに月1回地上波放送されている。
また、「非常勤講師」と呼ばれる中田敦彦が歴史上の偉人のしくじりを紹介する「しくじり偉人伝」「中田歴史塾」といったスピンオフも行われた。

生徒のみならず、何故かしくじり先生として登壇する側にもクロノスゲーム出演者が多いという謎の縁を持つ。

テレビ千鳥

2020年からテレビ朝日で放送されている番組。
毎回千鳥・大悟がノブを巻き込み様々な企画を行う。極限まで我慢しきった状態で至福の一杯を食べる「ガマンめし」、1周しか回ることが出来ないバイキングビュッフェでの料理の取り方や盛り付けのセンスを競う「1周だけバイキング」、芸人が書かれたカードから共通点を見出し役を作って競う「芸人ポーカー」などの人気企画もある一方、深夜番組ながら酒・タバコ・女性下着の3点セットが登場することも多く、「ガマンたばこ」や「レモンサワーの絶妙な比率を探る」、「帰れま10方式で人気女性下着を当てる」といった攻めた企画も多い一方、Tverのマイリスト登録者数は190万件であり、2021年には1位を記録している。

2021年に「芸人やタレントや俳優やスポーツ選手がよくやってるアレをやりたいんじゃ!!」として逃走中パロディが登場。何も知らないノブに逃走者姿の大悟が現れ勝手に逃走中っぽいゲームに挑まされる事に。「パルメザン火山」「パブフの太陽」など難解なゲーム内用語が登場したり、「ミッションに失敗するとハンター2万体放出」「逃走成功で賞金7億円」など「子どもが見る夢」「小学生が考えたようなバカ設定」とその反対に「ハンターボックスがスーパーマーケットで使うようなカゴ台車」「ミッションが『タバコを1本吸いきる』」というチープすぎる小道具など絶妙な逃走中パロディを見せた。
また、他の逃走者として村上朝日奈央鈴木福小杉竜一(以上4名はインサートのみ)、藤田ニコル安藤美姫吉田沙保里アレックス・ラミレスが登場。キャスティング自体はノブからも「本家で正月SPできる」という力の入れようであり、逃走成功経験者のニコルが至近距離からのハンター回避を見せたり、小杉の自首成立、そしてハンターに確保された千鳥の2人をラミレスが救出という熱い展開もあった。

ちなみにラミレスはこの放送の直前まで放送されていた「戦闘中 忍の逆襲」に出演しておりまさかのダブルヘッダーとして視聴者を崩れ落ちさせた。
また、放送後の「ハンターと偽ハンター」ではこの時1落ちだった村上が2位、2落ちだった朝日が1位(逃走成功)というまさかの正反対の結果をもたらしている。

赤坂5丁目ミニマラソン

TBS「オールスター感謝祭」内で行われている企画。
TBS本社屋のある赤坂5丁目周辺をコースとし、3.5km~4km前後で争われる。
コースとしてはかなりアップダウンが激しく、序盤のサカス坂の下り→上り、スモールハット(正面ゲート)、正面玄関を通り、高低差12mという「心臓破りの坂」を通る。特に心臓破りの坂ではドラマが生まれることも多い。
参加する芸能人は希望者であれば誰でも参加できる他、招待選手としてエリック・ワイナイナやシドニー五輪銀メダリストのリディア・シモン、アテネ五輪銅メダリストのバンデルレイ・デ・リマ、近年では毎年行われる箱根駅伝で快走を見せる青山学院大学の選手も参加する。一方、実力を元に「一般女子」「一般男子」「体力自慢」「マラソン芸能人」といった組分けでハンデキャップも用意されており、時に無名の一般男子から優勝者が出る大波乱も多い。
番組の一企画ながら人生を変える経験も多く、猫ひろしは優勝をきっかけにマラソンに目覚め、最終的にカンボジア国籍を取得しリオ五輪に出場。森脇健児はタレントとして伸び悩んでいた中で優勝しマラソンタレントとして頭角を現すことになった。近年では森脇を中心としたドキュメント的企画も行われており、その中で発した「アカサカンドリーム」という言葉が森脇及び企画の象徴的フレーズとして使われている。
また、歴史ある企画ことから「優勝や完走できなくても記念として挑戦する人」や、原則的にトップの選手の映像が使われ、カメラに映ることも多いことから「抜かれて周回遅れになることを前提にネタを披露する人」もいる。
尚、新型コロナウイルス流行後は沿道の応援を防ぐため東京ドイツ村で開催されており、「心臓破りの坂」ほどではないものの平坦な場所がないアップダウンだらけの難コースだった。2023年春からは従来どおりの赤坂5丁目ミニマラソンが開催されている。

過去の逃走者にもこのミニマラソンでの優勝経験者がおり、なかには逃走中や戦闘中との二冠を達成した人もいる。
+ 過去の優勝者

オールスター後夜祭

2018年から放送されている番組。司会は有吉弘行と髙山一実(放送開始当初は乃木坂46所属)。
文字通り前述「オールスター感謝祭」の後の深夜に放送され、セットをそのまま使い、解答者はほぼオール芸人。一方、演出には後述の「クイズ☆タレント名鑑」「水曜日のダウンタウン」で知られる藤井健太郎氏ということもあり、問題は「芸能ゴシップ」「キン肉マンや刃牙などの格闘漫画」「プロレス・格闘技」といった下世話・マニアックな難問も多く「ピリオド途中で解答者が2人以下となりチャンピオン決定」「全滅で全員復活」というケースも多い。特に「旧満州出身者」に関する問題はほぼ毎回出題されており「旧満州ノルマ」「予習しておくべき」と言われるほど。
また、途中のイベントでは「全員が協力し、連続成功すれば賞金が倍増。全員成功すれば天文学的数字の賞金が得られるチャレンジ」もある。
そして「優勝を目指す『オールスター感謝祭』」に対し「最下位にならないようにする」というのが大きな違いであり、最下位となった者は「ちょっとした罰(毒霧やアイアンクロー)」に加え「永久追放」として二度と番組に解答者として出演することができないという厳しいルール。特に野田クリスタルは出演後にM-1グランプリを優勝し本家「感謝祭」には出演するも、後夜祭には出られないという「鉄の掟」となっている。

23年春では「赤坂5丁目逃走中」が開催。出演芸人64人全員がTBS局内(メインであるBスタジオ・隣のAスタジオ・大道具通路・クローク)を使いハンターから逃走。ゲーム時間5分・ハンターは2体からスタートし1分ごとに1体追加(ラスト1分は2体追加され最大7体)という形で行い、逃走成功したメンバーで賞金10万円を山分けした。
「ゲーム時間史上最短の5分」と「史上最多人数の64人」という両方向に本家を超えただけでなく、放送日の4月9日は朝に「逃走中 THE GREAT MISSION(第2話)」が、夜には「逃走中 グレートコラボSP」が放送されたため、「1日3逃走中」に。参加者には本家「グレートコラボSP」参加者であるウエストランド(井口浩之河本太)、お見送り芸人しんいち岡野陽一も揃い、井口は逃走成功を果たすなど「さながら前夜祭」という形となった。
24年秋では「新崎人生が逃走中」を開催。全身に般若心経を記したプロレスラー・新崎人生に扮した男が逃走。般若心経の代わりに別の文字が書かれており、時間内に読み取って問題に正解した人と新崎人生風の男で5万円を山分けするというルール。なお、新崎人生風の男はハリウッドザコシショウ・ひょうろく・みちおが担当したものの、ザコシとみちおは過去に最下位を取り永久追放されたため番組内では一切名前は呼ばれなかった。

スポーツ男子頂上決戦シリーズ

1995年からTBSで放送されている不定期特番のひとつ。
番組タイトルは回によって異なり、2010年までは「スポーツマンNo.1決定戦」、2012年からは「最強スポーツ男子頂上決戦」として放送されている。

体力自慢の男性芸能人やアスリートが番組オリジナルの競技種目を複数戦い、総合得点を競う。
当初はプロ野球やサッカーなど、各スポーツのアスリートが中心となって参加していたが、のちに「芸能人サバイバルバトル」という副題で芸能人をフィーチャーした企画が行われるようになった。

超えられる跳び箱の段数を競い合う「モンスターボックス」、3分間の高速腕立て伏せで回数を争う「クイックマッスル」、ボタンを押し、遠くで落下するボールへのタッチを目指しダッシュする「ショットガンタッチ」、ホイール状で回る4本のバーを無限に跳び越え、引っかかれば脱落の勝ち残りバトル「ハードジャンパー」など、定番の競技種目も話題になっている。

過去の優勝者であるケイン・コスギ、池谷直樹、照英などは、この番組がきっかけで知名度が全国区になっている。一方、体力を競い合うというコンセプトからクロノスゲームとの親和性もあり永井大関口メンディーなどは逃走中、佐野岳は戦闘中との二冠を達成した。

SASUKE

1997年からTBSで放送されている不定期特番。
毎回100人の一般人・芸能人が「鋼鉄の魔城」と呼ばれる緑山スタジオに設営された巨大アスレチックセットの攻略を目指す。
主なエリアに湾曲した壁を駆け上がる「そり立つ壁」、懸垂の要領でバーを持ち上げて上って行く「サーモンラダー」、3cmの突起に指をかけて進んでいく「クリフハンガー」などがある。

当初は上述の「スポーツマンNo.1決定戦」なども含めた番組「筋肉番付」の特番として放送されていたが番組終了後も独立化。さらに初の完全制覇者である「毛ガニの秋山」こと秋山和彦、2人目の完全制覇者である「最強の漁師」長野誠、自主練セットの設営など現在に至る流れを作った「ミスターSASUKE」こと山田勝己、現在に至るまで唯一の皆勤賞である山本進悟などの「SASUKEオールスターズ」が番組を引っ張り、その後も3人目の完全制覇者である漆原裕治を中心とした「SASUKE新世代」、4人目の完全制覇者である「SASUKEくん」こと森本裕介を中心とした「SASUKE君世代」など新たな世代と共に進化を続けている。
また、海外では「NINJA WARRIOR」の名前で20か国以上で現地版が制作されるなど世界に波及。ついにはオリンピックの近代五種の馬術と置き換えられる形で2028年のロサンゼルス五輪から導入されるなど、1番組企画が五輪競技になるという「世界のSASUKE」となっている。

勿論一般人のみならず芸能人の中にも「SASUKEの魔力」に取り付かれた人も多く、特に塚田僚一は2ndステージ進出、樽美酒研二は3rdステージ進出を果たしている他、佐藤弘道ワッキーも2ndステージ進出経験を持つ。また、SASUKEを見てきた世代でもあるHIKAKIN粗品もいいところまで行く一方、尊敬する「毛ガニの秋山」スタイルで挑むせいやや毎回最初のエリアで脱落する春日俊彰なども恒例。女性陣ではフワちゃん東村芽依も2ndステージ進出こそしていないが女性としては十分高レベルの成績を残している。

一方、逃走中においても「SASUKEオールスターズやSASUKEくんを出してほしい」「SASUKEくんなら簡単に逃走成功できるだろう」という意見もファンから出る一方、芸能人ならともかくあくまで「一般人(特に漆原・森本は一会社に勤めるサラリーマン)」という立場もあり、「ギリアスリート扱いで出せなくもないが、一般人として扱うのならば一般逃走者募集のように選考を通す必要があるのでは」ということもあり現時点では実現の可能性は低め。また、スピード・スタミナに加えパワーやジャンプ力が必要なSASUKEに対し、どちらかと言うと「動くべきか動かざるべきかの判断力」「トレーニングではどうしようもできない運」も必要な逃走中ということもあり、身体能力だけでの逃走成功は厳しいかもしれない。特に森本は後述のFischer's「100分鬼ごっこ」に参戦した際、鬼のシルクロード・ぺけたんを十分振り切る脚力とスタミナを残しながらも2人に逃げ場の無い際に追い込まれて確保されており、決して「単純な能力だけでは逃げ切れない」という事を際立たせる結果となった。

プレバト!

2012年からTBSで放送されている番組。制作は毎日放送(MBS)。
芸能人が「俳句」「生け花」など様々な物事に挑戦し、その出来栄えを講師が「才能アリ」「凡人」「才能ナシ」で査定する。キャリアなどは一切関係なく、大物芸能人が厳しいダメ出しを受けることも多い。
また、科目で優秀な成績を収めると「特待生」となり、出演時には昇格試験を実施。クリアすることで段級位を上げていき、「名人」「名人十段」「永世名人」、そして最高位の「師範」を目指すことになる。
また、スペシャルでは特待生・名人が一堂に会し争う「タイトル戦」や「一斉昇格試験」、番組の代表者で競う「番組対抗戦」や作品を見る目を養う「2択試験」などが行われる。

「体育会系」のクロノスゲームに対し「文化系」という正反対に位置する番組だが、両方の番組に出演する人も多く、人によっては「逃走成功」と「特待生」の二冠を達成している人もいる。

クイズ☆タレント名鑑

2009年から2012年までTBSで放送された番組。司会はロンドンブーツ1号2号の田村淳さん、主なレギュラー回答者に相方の亮さん、FUJIWARA、おぎやはぎ、有吉弘行がいる。
主なコーナーに無作為に抽出したワードから誰についての2次検索ワードかを当てる「検索ワード連想クイズ」、指定した1週間の芸能人の出演本数を予想する「ジャスト21」、実在するモノマネ芸人を当てる「モノマネ芸人いる?いないクイズ」などがある。
様々な視点から芸能界やタレントをテーマにしたクイズを行う一方、検索ワード連想クイズでは犯罪や不祥事に関する言葉からそれに関連するタレントを答えたり、「自称そっくりさんクイズ」では2011年に引退し表向きに名前を出しずらい島田紳助氏にそっくりな人物が出演(この時の正解は自称「ウド鈴木」)など藤井健太郎氏による悪意ある演出や言動、また、「『モノマネ芸人いる?いないクイズ』では『GO!ピロミ』、『芸能人オファークイズ』では松島トモ子さん関連は正解が確定しているため『予約』として最後まで残しておく」「不正や番組のクイズに対し不満を持った場合退場(その間は「3年B組金八先生」の伝説回「卒業式前の暴力」の如く中島みゆきさんの「世情」に乗せて退場)」といった常軌を逸したお約束が番組を盛り上げており、「芸能界ガチ相撲トーナメント」でボビー・オロゴンが発した言葉から「クソ番組」とも称されている。

番組では逃走中パロディ企画「ギリギリ有名人が逃走中」が放送。かつて一世を風靡したが、「顔は分かるんだけれど名前は何だっけ…」と思い出すのが難しい「ギリギリ有名人」を当てるクイズ。解答者が「ハンター」となり遊園地に潜むギリギリ有名人を捜索。答えが分かったらその人を捕まえ名前をフルネームで解答。正解すれば確保となりポイント。不正解の場合は1分間その場から動けずその間に逃げられてしまう。
もちろんテーマ曲及び追走時BGMは本家と同じ物を使用している。
当初はスタジオパートでの得点とこのロケパートでの得点で優勝を争ったものの、第2回からは司会の淳さんもハンターとして参加し全編に渡り放送。単純に確保数が一番多い人が優勝というルールに藤本敏史から「ただの逃走中」と真正面からのパロディであることを指摘され淳が先手を打って謝罪することとなった。
制限時間は無いため、解答者としては「全員を確保するまで終わらない体力戦」を強いられ、ギリギリ有名人にとっては本来逃げるメリットがないだけでなく「名前を間違えられまくる」上「当てられたら確保で牢獄に収監」と誰も得しない企画である。
また、オープニングでは逃走中常連出場者の藤本による逃走中裏話が語られており、「この企画に出てから本家の方に出られなくなった」と不義理による圧力が示唆された(もちろん実際はそんなことはなくその後も出演)他、台風の接近による豪雨での開催時には「本家はこれよりももっと弱い雨で中止になった(収録時期的に「白雪姫と野獣王子」)」と本家の十分な安全対策について語っているが、番組では「うちはうち、よそはよそ」と一蹴されている。また、本家逃走中でよみうりランドを舞台にした「大統領暗殺計画」の放送1か月後に、同じよみうりランドを舞台に「ギリギリ有名人が逃走中」が放送されるというニアミスが起こったケースもある。
また、ある回では解答者の前にスーツにサングラスという「本物のハンター」っぽい人物が現れ解答者を追いかけるという事も(ちなみに番組では「本家とは違う人なので問題はない…はず」と弁明)。淳や藤本も思わず反射的に逃げてしまった一方、クリス松村は「王国」編のドラマキャストとして出演していたにもかかわらずハンターを見かけても逃げなかったどころかハンターを知らなかった事に2人から突っ込まれていた。

尚、2016年に「クイズ☆スター名鑑」として復活。「ギリギリ有名人が逃走中」も1回行われたものの、初回放送の「検索ワード連想クイズ」でトラブルが発生という事態もありわずか半年かつ最終回を深夜の特別編で済ますという最後まで「クソ番組」っぷりを見せつけることとなった。


水曜日のダウンタウン

2014年からTBSで放送されている番組。司会はダウンタウンの浜田雅功さん、松本人志さんはレギュラーパネラーを務める。
芸人が様々な説や企画を持ち込み、それにまつわる検証やロケを行う。
前述の「クイズ☆タレント名鑑」同様藤井健太郎氏が演出を務めていることもあり、取り上げる説はもちろんVTRにもふんだんに悪意がちりばめられている。
また、何かとお騒がせの番組でもあり、警察沙汰になったことも一度や二度ではなく、かつては年1ペースで放送内で謝罪があるような状態である。一方で優れた番組を表彰する「ギャラクシー賞」の月間賞を4度受賞するなど振れ幅が非常に大きい。

番組が生み出した「モンスター」ことクロちゃんに関する説・企画も多数行われる他、小宮浩信尾形貴弘小峠英二などが検証(ドッキリ)のターゲットにされることも多い。また西村瑞樹の「サイコな言動」もこの番組によって発掘された。

また、前述の「ギリギリ有名人が逃走中」に続き、「子どものファンを獲得する」として「ピンポンダッシュで逃走中」「オシャレしながら逃走中」「おばちゃんファンから逃走中」と逃走中パロディも3度放送。もちろんいずれもゲーム内容はさておき高いクオリティでパロディされている。
さらに新居に引っ越したクロちゃん宅を使った「クロちゃん宅に潜伏中」も実施。本家クロノスが1度しか行わず、しかも放送から15年経っているという「最早本気のクロノスマニアしかわからないゲーム」であるにもかかわらず、賞金を「本家の1/10である1秒=10円」という「大概の人が『本家』見たことねぇだろ」とツッコまざるをえないほどのこだわりようを見せた。
また、「寝坊癖相方遅刻チャレンジ」でも「集合時間の6時から1秒遅刻するごとに相方に10円の賞金」というルールもあってかタイマーが逃走中を模していた。

アイ・アム・冒険少年

TBSにて放送されている番組。
2014年から2015年まで1年間深夜で放送。その後単発放送を経て2020年から2024年まではゴールデンで放送されていた。
深夜時代は希少な生物や珍しい施設などを取り上げていたが、後期に放送した「脱出島」が人気となり、以降の特番でもベース企画として放送。現在も「脱出島」をメインに体を張ったチャレンジ・実験企画が放送されている。
「脱出島」では「もしも無人島に取り残されたら」をテーマに、各人の能力に合わせて用意された様々なアイテムと自らの知識・技術・体力を武器に火起こしをはじめ飲み水や食料、寝床を確保。そして脱出用のイカダを作り上げ最終的に近くにある有人島にたどり着くことができれば脱出成功となる(イカダの破損による航行不能・体力の限界によるドクターストップの場合はリタイア)。また、複数人によるタイムレースとなっており、無人島上陸から一番早く脱出した人が優勝となる。
中でも山岳部出身であるあばれる君は時にギャグが滑ったり裏番組である日テレ「有吉ゼミ」をプロフィール上で優先しているなどスタッフやナレーションに辛辣にいじられながらも高い脱出成功率、そして最多優勝と絶対王者の貫禄を見せている。

東大王

2017年から2024年までTBSで放送されたクイズ番組。司会はヒロミと山里亮太
番組内での大会やオーディションによって選ばれた東京大学・大学院在学中の知識自慢が「東大王」となり、芸能人や一般視聴者と対決する。
日テレ「高校生クイズ」や「頭脳王」によって広められた、これまでのクイズ番組ではありえない難易度の問題を解く「知の甲子園」スタイルの一方、東大王による問題の解説やヒロミ・山里のイジリもあり同傾向の番組よりもバラエティ感を増すことに成功しており、初代大将→解説・芸能人チーム助っ人→新東大王チーム大将と番組皆勤賞、最終回「真の東大王決定戦」も制した伊沢拓司、2代目大将の水上颯、3代目大将で番組最初期から6年間東大王を務めた鶴崎修功、初の女性東大王としてアイドル的人気を博した鈴木光、知識量は豊富ながら初めての問題で「ツイスト(ダンス)」を「ジャスコ(現イオン系列のショッピングセンター)」と誤答したことから「ジャスコ林」というあだ名が付けられた林輝幸など多くのスターを生んだ。
また、芸能人チームにおいても、難問オセロで脅威的な正解率を誇る富永美樹・アンミカ、難問オセロの戦略で強さを見せる「オセ朗太」こと宮川一朗太、当初はお荷物扱いだったものの必死の勉強で主力になりあがった「漢じい」こと山下真司、ガヤで番組を盛り上げながらも早押しでの正解数も多いFUJIWARA(藤本敏史原西孝幸)、若手からはこちらも難問オセロの主力となった中間淳太、鈴木光の高校の後輩である影山優佳など今までのクイズ番組では発掘されなかった新たなクイズの主力を発掘した。

PRODUCE 101(PRODUCE 101 JAPAN)

2016年から韓国で放送された公開オーディション番組。通称「プデュ」(日本版は「日プ」)。
事前オーディションで選ばれた101人の練習生がデビューを目指し合宿生活を行う。
練習生たちの生き残りを決めるのは専門家の評価ではなく「国民プロデューサー」、すなわち視聴者。段階ごとに毎日好きな候補生に投票することが出来、期間内の合計票数によって生き残り・脱落が決まる形となる。そのため司会を務めるチャン・グンソクも肩書は「国民プロデューサー代表」となっている。
最初に事前評価によって「A(デビュー圏内)」「B(上出来)」「C(普通)」「D(イマイチ)」「F(落第)」に振り分けられ、さらに3日間のレッスンを行い再評価される。その後、少人数のグループを結成し完成度を競う「グループ評価」、ボーカル・ラップ・ダンスの中から自分に適したポジションを選び完成度を競う「ポジション評価」、各曲に定められたコンセプトを表現できるかを競う「コンセプト評価」を経て徐々にふるいにかけられ、最後はデビュー曲の出来栄えを通し最終合格者を決める「デビュー評価」によって合格者が決定する。
2016年のSeason1にて「I.O.I」が、2017年のSeason2にて「Wanna One」が、2019年のSeason4では「X1」がデビュー。また、2018年のSeason3では「PRODUCE 48」として48グループ在籍者と韓国の参加者が競いあい「IZ*ONE」としてデビュー。日本からは本田仁美矢吹奈子・宮脇咲良が選ばれた。
また、脱落した候補生もグループを結成してのデビューや他のオーディション番組に挑戦してデビューするなど国内外問わず「合宿形式による公開オーディション番組」も多数誕生。特にJ.Y.Parkによる「Nizi Project」が生み出した「NiziU」も人気となるなど大きな社会現象となった。
一方、Season3・Season4では後に票数操作が発覚。プロデューサーが逮捕される事態となり、IZ*ONEとX1は一時期活動休止、特にX1は活動期間半年で解散という事態となっている。また、いずれのグループも活動期間は1年~2年半での解散という実質「期間限定グループ」という形での活動である。

日本では「PRODUCE 101 JAPAN」として2019年にSeason1、2021年にSeason2を開催。国民プロデューサー代表はナインティナイン。シーズン初回(練習生お披露目)及びシーズン最終回(デビュー者発表)はTBSにて放送。通常回はGYAO!にて配信される。
Season1では「JO1」が、Season2では「INI」が誕生した。また、韓国版と違い活動期間の制限はない。
2023年には「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」としてガールズユニットオーディションが開催され、国民プロデューサーは木村カエラが担当。配信はLeminoで行われた。こちらでは上位11位による「ME:I」がデビューしている。

クロノスゲームにも2020年から続々と参戦。毎回好成績を残し、JO1・INIからはラストプレイヤーも出ている。

THE鬼タイジ

2020年からTBSで単発で放送されているゲーム番組。
プレイヤーは特殊銃(第3回まではペイント銃、第4回からは光線銃)を持ち、エリア内に潜む人間が変えられてしまった「鬼」を銃撃し「タイジ」していく。1体倒す事に賞金が加算されていくが、鬼から棍棒などで攻撃を喰らってしまうと脱落・賞金も没収となる。全員で協力しラスボスを倒すことができれば賞金を手にすることができる。

当初はさがみ湖ピクニックランドやよみうりランドなどの遊園地で行われており、また、セミファイナルではサップボードに乗り背後から泳いで追って来る鬼から逃げるステージ、ファイナルステージではエリアを巡回するドローンを避けて操縦する鬼を倒すステージがあったものの、「ドローンからの逃走」は「KEI-DRONE」、「泳いで追走する敵から逃げる」という構図は「超水上サバイバル オチルナ!」と酷似しており、両方の番組を手掛け、現在は逃走中・戦闘中を担当する瀧澤卓氏からも苦言を呈されたものの、第5回からは舞台を地域一帯に広げ、さらにラスボス鬼とのステージではバズーカやバギーを使用するなどよりスケールアップした迫力ある戦いと独自路線を開拓した一方、こちらも鬼化に暗躍する人物が現れるなど回をまたいだストーリー展開も期待されている。

ゲーム番組として15年以上に渡り放送される「『古豪』逃走中」と、まだ放送期間としては短いながら放送ペースの速さで一気に知名度を上げた「『新鋭』THE鬼タイジ」の対決はバラエティ番組・ゲーム番組ファンでも話題になることが多く、2021年12月31日に「THE鬼タイジ 大晦日決戦」が、翌2022年1月1日に「逃走中 美女とハンターと野獣」が放送。続く2022年3月19日に「THE鬼タイジ 呪われた房総半島」が、翌2022年3月20日に「逃走中 ハンターと偽ハンター」と両日隣り合わせの真っ向勝負が2回連続で繰り広げられ、8月には28日に「逃走中 上陸!猛獣の島」が、31日に「THE鬼タイジ 箱根夏の陣」と先後手交替して放送された。

そして2022年12月31日(大晦日)にはついに裏番組同士となる「直接対決」が実現。いち早く「大晦日放送」を発表したものの、事前リリースでは放送時間3時間が予定されるなど「大晦日でも通常営業」の雰囲気を見せた逃走中に対し、鬼タイジサイドは前年の3時間45分を超す5時間45分(実際は直前のボクシング中継延長により5時間30分に短縮)放送とリード…したかに見えたが逃走中は最終的にその上を行く6時間45分放送を実現させた。
また、鬼タイジ側は日光を舞台としたこともあり、逃走中でもお馴染み日光江戸村では「某人気番組の人型アンドロイドが鬼化した『ハンター鬼』」が登場。ハンターの如くプレイヤーを視界に捉えると追いかける上、上手く背後を取って倒さなければならないという難易度に。さらに「上級ハンター鬼」として藤光謙司も登場。BGMはもちろん撃破時にはしっかりと現在の逃走成功時の賞金獲得フォントを使う拘り様を見せた。ちなみに藤光は以前の回でもプレイヤーとして参加しており「逃走者」「鬼タイジのプレイヤー」「鬼」「(パロディに近い形ではあるが)ハンター」と4種全てを制覇している。
一方の逃走中サイドも伊沢拓司の話し中に背後に鬼が通ったり、伊沢が鬼を見つけると2体がかりで襲い掛かり、伊沢から「鬼タイジじゃん(伊沢曰く「あくまで一般名詞であり特定の番組を指すわけではない」)」とツッコまれるなど、結果的に両番組とも「裏の相手を意識してパロディを掛け合う」というWクロスカウンターという結果になった。

また、年が明けて2023年1月3日の「ここにタイトルを入力」では「新しいゲーム番組『run away 大逃亡』を収録するも、年末年始でロケ地のブッキングが難航し、他番組とダブルブッキングしてしまった」という事でさがみ湖プレジャーフォレストで「ポリスと呼ばれる鬼から30分逃げ切れば賞金100万円」というゲームを行うも、その映像の背後や行く手には「どくろバスター」というやはり棍棒を持つどくろをボールで迎撃する番組の様子が映ってしまったり、さらには相手方の出演者が自分達の番組のミッションに絡んでしまったり、逆に自分達が相手方の番組のアイテムを見つけてしまうなどの、2つの番組が様々な所で交差してしまうというカオスな状況が繰り広げられた。

その後も2023年4月2日に「THE鬼タイジ 鬼病院占拠」が、翌週4月9日に「逃走中 グレートコラボSP」とつかず離れずの戦いを見せている。

一方、やはり両日共にプレイヤー、あるいは近い・親しい人物が出演する(フワちゃん春日俊彰など「連戦」になるケースや、「『呪われた房総半島』VS『ハンターと偽ハンター』」では、鬼タイジでは兄の三浦獠太、逃走中では弟の三浦孝太が参戦。また、林家三平は鬼タイジでは仕掛け人、逃走中では逃走者として出演した)など、やはりゲーム番組のオリジナル感があるキャスティングを作り出すことの難しさも顕著となっている。

ちなみにかつて逃走中・戦闘中を手掛けた放送作家が現在は鬼タイジを担当するなど、やはりフジとTBSによる「外ロケゲーム番組」としての因縁はまだまだ続きそうである。

Ya-Ya-yah

テレビ東京にて2003年から2007年まで放送された番組。
ジャニーズJr.のメンバーで結成されたグループ「Ya-Ya-yah」に加え、デビューしたばかりのNEWS、同じくジャニーズJr.内グループ「J.J.Express」がコントやロケなど体を張った企画に挑戦する。また、ジャニーズの番組らしく歌のコーナーがメインであった。
その中でも「鬼ごっこ」シリーズが人気企画として行われていた。ただし、制限時間の変動がある逃走中に対し「制限時間1時間(うち最初の5分は最初の逃げる時間になるため実際の捜索時間は55分)」が固定されていた。また、鬼は黒タイツに白の仮面の出で立ちの他、「ソルジャー」と名のつく回ではサバイバルゲームの達人たちが鬼となって襲い掛かった。第10回からは覆面芸人軍団との対決となっており、メンバーを確保しないと顔出し無し・ノーギャラという鬼にとっても過酷なルールで行われた。
プレイヤーとしては当時ジャニーズ事務所所属だった浅香航大手越祐也が後に逃走中にも参戦。また、芸人鬼にはクロちゃん猫ひろし入江慎也大地洋輔などがおり、特に猫ひろしは当時から俊足を見せていた。
また、エリアとしては第6回では「大学キャンパス」で利用された尚美学園大学で行われた。

日向坂で会いましょう

2019年からテレビ東京で放送されている番組。アイドルグループ「日向坂46」の冠番組。司会はオードリー(春日俊彰・若林正恭)。
「けやき坂46(ひらがなけやき)」時代に放送された「ひらがな推し」に続く番組である一方、乃木坂46による「乃木坂工事中」、櫻坂46による「そこ曲がったら、櫻坂?」に対して「予算が異常なほど少ない」。また、男子校出身のオードリーを筆頭とするおじさんスタッフによるキン肉マン・プロレス・野球ネタから始める様々なネタの多用と本来ターゲットであるはずの中高生とは真逆のテイストとなっている。また、頻繁に大喜利を開催するなど、同スタッフが手掛けた「内村プロデュース」の「大型クイズ番組」に因み「大型大喜利番組」と称される一方、その打率の高さやコメント力の高さに目を付けた他局のスタッフからの注目度も高い。
他局ネタやパロディ企画も多く、特に「オレたちひょうきん族の『ひょうきん懺悔室』」「アメリカ横断ウルトラクイズ」「THE夜もヒッパレ」など昭和・平成の名番組をパロディすることも多い。
一方、坂道グループの中でも屈指の身体能力の持ち主が揃っており、走力に関しては平均走力も高く、特に加藤史帆渡邉美穂東村芽依の3強は男子顔負けの走力を持つ。その傾向は企画にも反映されており、「半数近くの回が制服ではなくジャージを着用して動く企画」という頻度から「令和のTHEガンバルマン(by日テレ「スーパージョッキー」)」という最早芸人扱い。また、東村のプレゼンによるTBS「SASUKE」のパロディ企画「KASUKE」にてSASUKEや「スポーツマンNo.1決定戦」方式で体力を競い合い、同じく東村がプレゼンした「春日ハンター」では遊園地を舞台に逃走中方式で春日から逃げるゲームを行った。
前述の通り「体力系メンバーが多い」「体力系企画が多い」「業界視聴率が高い」ということから、番組内の体力系企画はさながら「外番組に向けたグループ内トライアル(予選)」の一面も多く、実際に番組内で高い身体能力を見せたメンバーが参戦。また、他のゲーム系番組にも参戦するなど、「日向坂初の逃走成功」に向けて強者を送り込んでいる。

日向坂野球部

番組内で結成された(?)部活動。元々若林と佐々木久美が巨人ファン、春日が西武ファン、富田鈴花が巨人のヴィーナス(マスコットガール)体験経験者、小坂菜緒が「タッチ」「H2」などのあだち充作品好きと野球好きが比較的多く、番組で挑戦した「バッティング」では春日が投じた球を加藤・久美・高本彩花が「バックスクリーン3連発」でセットの外に運びオードリーを抱腹絶倒させるなど野球に対して熱く、特に小坂が「始球式をしたい」というブログを書いたことからその夢を実現させるために春日演じる「コットン監督」の元トレーニングを行う。しかし、「始球式」と言いながらもバッティング練習や守備練習に挑戦したり、80年代野球で育ってきたオードリー&スタッフによる「達川光男」ネタなど全体的にネタが古くメンバーを困惑させることもしばしば。だが、2019年には巨人の春季キャンプ地でもあり「日本の日向」とグループとしても関係の深い宮崎で「宮崎キャンプ」まで開催。特に2020年に加入した山口陽世は野球経験者であり、久美からも「(グループは)野球に力を入れている」と称すなど完全にドラフト選出状態の中、その技術であっという間にエースに昇格。4期生の石塚瑶希も貴重なサウスポー野球経験者と着々と戦力を固めている。
ただ、当然の事ながら野球に興味関心のないメンバーがほとんどであり、度々「休部」「廃部?」にされてしまうものの、実際にメンバーが始球式を経験したり、グッズではご当地版ユニフォームを制作。2023年の「4回目のひな誕祭」では横浜スタジアムを埋め尽くしたファンの前で試合さながらに山口が始球式を披露。さらに2日目にはサプライズゲストとしてアレックス・ラミレスがキャッチャーを務めるという豪華なセレモニーになるなど、「日向坂といえば野球」というイメージに大きく貢献している。

海外

全員加速中

中国のテレビ局・湖南衛視制作の逃走中。こちらはフジテレビからライセンスを購入し、スタッフにも逃走中創始者の高瀬氏が携わるなどちゃんとした中国版となっている。

基本ルールは通常の逃走中と同様だが、大きく違う点として「ポイント制」となっている。
中国のテレビ局のルールにより賞金が出ない代わりに、「逃走ポイント」が加算。逃走成功か自首をするとその時点のポイントを獲得できる。さらに確保された場合でも確保された時点の1/10のポイントを獲得できる。そのため長く逃げればより高得点とはなるが、確保されずに自首した方が高ポイントを得られるのは変わらない。
1シーズン通して戦い、獲得ポイントが一番高かった逃走者がシーズンチャンピオンとなる。
また、2ndシーズンでは趣向をがらっと変えライフ制を導入。各プレイヤーごとにライフを持っており、1回の確保でライフを1つロスト。全てロストすると脱落となる。また、「ハンターから逃げ切っての逃走成功」を目指すのではなく、ゲーム全体を通してミッションを行っていき「最終ミッションをクリア(もしくは最終ミッションを経ての成績が良かったチーム)」した者が逃走成功扱いとなる。

エリア内ドラマ・未来ドラマ等も日本版と同じようになっており、実際に日本版で行われたミッションを中国版にしての再登場(あるいは難易度アップ)もあり、中には「実際に使われている工場プラントで逃走中」「走行中の地下鉄車内でミッション」、特に最終戦では「アルティメットルール」に加え「時空を超える決戦」のように時代が違う2つのエリアでの逃走を1つの場所で再現するという中国でしかできないスケールの大きい仕掛けが待っている。

逃走者は日本版の「ジャンプ!」のようにレギュラーメンバーとしてアイドルグループ「TFBOYS」の3人や俳優の贾乃亮(ジア・ナイリャン)、杜淳(ドゥ・チュン)らに加え、中国を拠点とするSNH48のメンバーも参戦した。

1stシーズン・2ndシーズンでは中国の乳製品国有企業である「蒙牛乳業」が、3rdシーズンでは「コカ・コーラ」が冠スポンサーとなっている。これも「番組内のCM挿入が禁止」という中国のルールのため、番組内では「蒙牛乳業」の主力商品「純甄」やコカ・コーラが多く登場。牢獄内に準備されており逃走者や確保者が飲むシーンや、エリア内の登場人物に飲ませるシーン、そしてラストはこれで乾杯して締めるのが恒例となっている。他にも1stシーズンではスニッカーズやウォッカ、2ndシーズンではカクテルも用意されている。
また、各シーズン最終戦では賞金の代わりに逃走者の獲得ポイントと同額の人民元が各地の学校に対し寄付が行われるというチャリティ番組としての一面を持つ。

2015年11月から2016年元日まで「1stシーズン」、2016年4月から2016年6月まで「2ndシーズン」が放送。その後3rdシーズンの放送は無く打ち切りとなっていたが、2023年に「全員加速中2023」として7年ぶりに3rdシーズンが再開。この間に進化したAIをテーマにし、VR&メタバース空間でのミッションをを取り込むなど、やはり日本版以上の規模を見せている。

また「エリア全体をドローンで撮影する」といった技術は日本版よりも早く登場。その他にも一部ミッションをアレンジして日本版に逆輸入した例もある。その他、「VS新型ハンター」で登場した「レディースハンター」も2ndシーズンから登場。ただし、日本版と違いこちらは赤のレザージャケットを身に付けたスタイルとなっている。

また、当サイトで表記している「逃走ポイント」についても全員加速中のシステムをできる限り準拠する形で算出している。

全話YouTubeの湖南衛視公式チャンネルにて視聴することが可能(シーズン1シーズン2)。
シーズン1初回からかっこよすぎるティザー映像やオープニングなど日本版顔負けの映像美の一方、テロップなどの雰囲気が日本と違うなど中国の演出の違いを比べるのも楽しみ方の一つになるだろう。
そして中国語が分からなくても大体の雰囲気で楽しむことができるのが逃走中の魅力でもある。

賞レース

M-1グランプリ

2001年から開催されている朝日放送が主催するお笑いコンテスト。島田紳助さん企画の下、「日本一面白い漫才コンビを決める」というコンセプトで開催。結成10年以下のコンビを対象にプロアマを問わず参加可能。優勝者には1000万円という当時としては破格の賞金が与えられる。また、ゴールデンの全国放送で決勝が行われるという事もあって、優勝すれば翌日からテレビに引っ張りだこと、まさに「M-1ドリーム」が具現化されている。
また、スリムクラブ、オードリーなど優勝できなくても印象を残しテレビで活躍できるというチャンスがある一方、決勝に進んだとはいえ下位に落ち込むとかなりのショックを受けるといったこともある。
一旦2010年の第10回で終了したが、2015年から再び開催。上限を「結成15年まで」に拡大。決勝が放送されるのがクリスマス近辺ということもあり「年の瀬の風物詩」「クリスマスの風物詩」の1つになっている。
2011年から2014年までの中断期間は「日清食品 THE MANZAI」が開催された。

クロノスゲームにも過去の優勝者やファイナリストが参戦している。
+ 歴代優勝者リスト
参戦していないコンビに関してはリスト外。
優勝者
2001年 中川家
中川剛中川礼二
2002年 ますだおかだ
岡田圭右増田英彦
2003年 フットボールアワー
岩尾望後藤輝基
2004年 アンタッチャブル
(山崎弘也・柴田英嗣
2005年 ブラックマヨネーズ
小杉竜一吉田敬
2006年 チュートリアル
徳井義実福田充徳
2007年 サンドウィッチマン
伊達みきお富澤たけし
2008年 NON STYLE
(石田明・井上裕介
2015年 トレンディエンジェル
(たかし・斎藤司
2017年 とろサーモン
(村田秀亮・久保田かずのぶ
2018年 霜降り明星
せいや粗品
2019年 ミルクボーイ
駒場孝内海崇
2020年 マヂカルラブリー
野田クリスタル村上
2021年 錦鯉
長谷川雅紀渡辺隆
2022年 ウエストランド
井口浩之河本太

また、「ハンターと偽ハンター」では男性芸人7人中クロちゃんを除きM-1優勝者(2004年王者 アンタッチャブル・柴田英嗣、2008年王者 NON STYLE・井上裕介、2020年王者 マヂカルラブリー(野田クリスタル村上)、2021年王者 錦鯉(長谷川雅紀渡辺隆)が顔を揃えるという異例の回となった。

R-1グランプリ

2002年から開催されている関西テレビが主催するお笑いコンテスト。「一人芸日本一」を決めるというコンセプトのもと、ジャンル・芸歴を問わず漫談、一人コント、一発ギャグの面白さを競う。優勝賞金は500万円。なお、「R」は「落語」という意味であり、第1回では「座布団の上で漫談をする」という形だった。
普段はコンビで活動している人もそれぞれピンで出場でき、2018年には通常の決勝進出で霜降り明星の粗品が、敗者復活でせいやが勝ちあがるという展開になったこともある。
一方、他の賞レースよりベテランや勝ちやすい風潮があった中、2021年からはルールが改定され「芸歴10年以内」に参加資格が限定。それにより多くの芸人が参加資格を失うなど波紋を呼んだ。

こちらもM-1と同じく過去の優勝者や準優勝者などがクロノスゲームに参戦している。

+ 歴代優勝者リスト
参戦していない人はリスト外
優勝者
2005年 ほっしゃん。(星田英利
2006年 博多華丸
2007年 なだぎ武
2008年
2012年 多田健二
2015年 じゅんいちダビッドソン
2016年 ハリウッドザコシショウ
2019年 粗品
2020年 野田クリスタル
2022年 お見送り芸人しんいち

ラジオ

オールナイトニッポン

ニッポン放送で放送されている深夜番組。1967年から放送され50年以上の歴史を持ち、ニッポン放送の代名詞的存在でもある。オープニングで流れる「ビタースイートサンバ」でもおなじみ。

これまでに多くのパーソナリティが担当している中でも、クロノスゲーム出演者が放送後に番組についての裏話を語るケースも多い。

  • これまでのケース
番組 パーソナリティ 当該回
ナインティナインのオールナイトニッポン 岡村隆史
矢部浩之
めちゃ逃ゲ
ゴールデンボンバー鬼龍院翔のオールナイトニッポン 鬼龍院翔 上野アメ横妖怪伝説
アルコ&ピースのオールナイトニッポン0 平子祐希
お台場大決戦
FNS逃走中2023
ウーマンラッシュアワー村本大輔のオールナイトニッポン 村本大輔 大江戸ヒーローズ
どうぶつ島
霜降り明星のオールナイトニッポン せいや まる子大捜索司令
ハンターと強欲の王
FNS逃走中2024
粗品 逃走中inオールスター秋の祭典
サザエさんSP
FNS逃走中2024
三四郎のオールナイトニッポン0 小宮浩信 海賊ルフィと恐怖のハンター
横浜中華街大決戦
生逃走中2023

アッパレやってーます!

大阪・毎日放送(MBSラジオ)で放送されている番組。曜日ごとにメンバーが変わる形を取っており芸人・アイドル・声優など様々なジャンルの出演者によるフリートークやコーナーが行われる。

その中でもかつての月曜パーソナリティはよゐこ(濱口優有野晋哉)、鈴木拓山本彩(2020年4月まで)が担当しており、全員逃走中出演者かつ有野を除いては好成績を叩きだしているメンバーでもある。
2018年10月1日放送分では山本が「『謎解きカフェ』に行った」という話から「謎解き系クイズ番組」→「体力系ゲーム番組」と展開し逃走中の話題となり思い出や攻略法についてトーク。
また、2019年6月からレギュラーに加入した谷まりあが「サザエさんSP」に参戦した2日後の2019年11月25日の放送ではリスナーからのメールで谷が低成績だったことや過去の鈴木の自首をイジられつつも再び逃走中談義となり、「すっげぇ早く(収録が)始まり、すっげぇ早くストレッチする」「終わるのもすっげぇ早い(昼前に終了)」と「逃走中あるある」を披露した。

また、トークの中では濱口や鈴木から逃走中の攻略法などについて語られている。
  • 濱口&鈴木拓式攻略法
「隠れてはいけない」
「逃走中」は「鬼ごっこ」であり「かくれんぼ」でないとし、一旦隠れてしまうと安心に加えそこから怖くなって動けなくなってしまい、最終的にハンターに見つかってしまうとのこと。この言葉は有野初参戦の「新桃太郎伝説」でも語られている。
「大通りのど真ん中を堂々と歩いてはいけない」
ハンターが現れた時すぐに隠れられるようにしておかなければならない。
「ハンターの後ろを取る」
ハンターを見つけると距離を取ってしまう人が多いが、むしろ背後を取ればハンターが踵を返さない限りは見つからない。また、ハンター同士がすれ違うことも少ないため、安全の可能性が上がる。こちらは鈴木が「新浦島太郎物語」で語っている。
「逃げ道が三方ある場所を選ぶ」「壁を背にする」
常に挟み撃ちを警戒し逃げ道を確保するために三叉路で警戒する一方、壁を背にし見る方向を減らして警戒をしやすくする。
が、「ハンター消滅編」ではハンター10体のオープニングミッションとはいえハンター4体に囲まれ打つ手なしだったことも語っている。
「足遅い人は角を4回曲がるしかない」「曲がるときは壁に手をかけられる場所で」
走力で劣る以上は視界から外れることを優先。また、曲がる際もポールや壁の出っ張りを利用し遠心力でスピードを落とさずに曲がるよう意識する。
「人と組まない」
あくまで個人戦であることから人を過度に信用してはいけない。
鈴木自身も「すぐに裏切ります」と宣言するほか、濱口も「禁断の恋と財宝村」編の解除ミッションで当初は春日俊彰と解除する約束が春日に裏切られ鈴木と解除したという事例がある。
「自首は時間や賞金よりも残り人数」
目標金額などではなく、「狙われる的の多さ」から人数で自首を判断する。実際鈴木の2回の自首はどちらも残り5人の段階で成功している。

ちなみに本当にベテラン勢になってくるとやはり選ぶ所は被っていく模様。

YouTube

100分間鬼ごっこ

YouTuber「Fischer's-フィッシャーズ-」が2019年から投稿している企画。各界の著名YouTuberとアスレチック動画など身体能力が高いフィッシャーズが100分間鬼ごっこで対決する。
リーダーのシルクロードが常時の鬼となり、残るメンバーは時間ごとにシルクロードが引いたカードによって1人が一定時間参戦。さらにラストは「スペシャルモンスター」が投入。第1回ではシルクロードの兄「兄クロード」が、第2回では男性インスタグラマーフォロワー日本1位の山下智久が、第3回ではホラー回ということでゾンビ(エリック・ワイナイナ)、フリーホラーゲーム「PIEN」より「ぴえん(内藤大助)」、ホラーゲーム「青鬼」から「青鬼(ハリウッドザコシショウ)」が追加。第4回では「ラスボス」小林幸子が放つSP(パルクール選手2人)が追加された。
2019年から開始以降、毎年正月(2024年は諸事情により春)に投稿されており、第1回は2019年の動画急上昇ランキング1位を獲得。これまでで逃走成功したのは第4回でのNICO(平成フラミンゴ)のみとなかなかの難関なものの、年明けに相応しい豪華企画となっている。
参戦者は当然YouTuberが中心になるが、なかにはHIKAKIN那須川天心藤本敏史など本家逃走中に参戦経験のある人物も。
最終更新:2025年04月13日 11:08

*1 うち1回は自首成立者1名

*2 当時のコンビ名。今は「はんにゃ.」。

*3 当時は村上純

*4 この時はリタイアしており、スタッフや出川から芸人魂の無さに相当な叱責を受けた事を後年語っている

*5 当時は「ピュアぞー」名義

*6 当時はコンビ「メカドッグ」として活動