逃走中の中で2010年5月放送の「沖縄」から導入された「未来ドラマ」。
2019年の「
逃走中15周年記念プロジェクト発表会」では青山シズカ役の足立梨花が登場。「数年前の映像がずっと使われている」と言いつつも、
衣装の紛失&入らないということからスカートとブーツを新調するなど、
予算をかけただけに未来ドラマ編の進展がありそうな気配が見られました。
そして、2020年10月。約5年ぶりに満を持して未来ドラマが復活しました。
というわけで、ここでは特別にこれまでの未来ドラマ編のストーリーをおさらいするページにしたいと思います。
プレゲーム編
沖縄
番組ラストにて逃走成功を喜ぶ
川田広樹・
金田哲の様子をモニターでチェック。モニターを消してからはクロノスのOPに使われた映像が使われており、何らかの関連がある様子を示唆していた。
日本昔話
ゲーム開始前にはエリアをセレクトし生成(「都」の他には「遊園地」「海岸」「廃墟の町」があった)。
エンディングでは
小塚崇彦の逃走成功の様子をモニターで見守っており、その一室が「CHRONOS」のロゴが書かれたビルの上にあること(クロノス社)が明かされた。
呪われた遊園地
今回もゲーム開始前にエリアセレクト(「夜の遊園地」の他には「岩場」「市街地」「廃墟」)。
エンディングではゲーム寸前で確保された
亀田大毅の映像を確認後、各ハンターの確保数(ここでハンターのナンバー及びコードネームも確認可能)をチェックし新規データを保存していた。
信長と忍者の里
今回もゲーム開始前にエリアセレクト(「忍者の里」のほかに「洋館(激動明治の大事変)」「弥生時代の村(卑弥呼伝説)」「遊園地(大統領暗殺計画)」)。
手負いのあやめの姿を見たことで馬小屋に「ADD HUNTERS」としてハンター30体を追加。追加量調整と思われる円グラフも100を最大として30にしているため、やはり最大はハンター100体の模様。
全滅後は「REVIVAL GAME」を発令。
ゲーム再開後は「ADD HUNTERS」としてハンター02NN・10HM・09TR・11KJの中から10HM・11KJを選択しエリアに投入した。
激動明治の大事変
今回もゲーム開始前にエリアセレクト(「明治時代」のほかに「弥生時代の村(卑弥呼伝説)」「遊園地(大統領暗殺計画)」「暗い未来風都市」)。
憲法草案盗難事件を見て「A HIGHER LEVEL OF OBSERVATION(監視レベルを上げる)」を50%に設定。新エリア移動ミッションを発動させた。
その後、新エリア移動ミッション終了後「REVIVAL GAME」を発令。
新エリア移動後は「A HIGHER LEVEL OF OBSERVATION」を75%に設定。ハンターヘリが投入された。
エンディングでは賞金を獲得した
秋元才加・
篠原信一を見てから新規データを保存した。
卑弥呼伝説
今回もゲーム開始前にエリアセレクト(「弥生時代の村」のほかに「忍者の里(信長と忍者の里)」「宮殿(ハウステンボス)」「都会(新宿?)」)。
卑弥呼の救済を聞いて「RESET PRIZE」を発動し賞金単価減額装置を設置。
残り15分となり「ADD HUNTERS」でハンターNN・HM・JN・TR・KJの中からHM・JN・KJを選択。スカイダイビングで投入する。
エンディングでは「長期保存実験」としてエリア内の追加ハンター3体を卑弥呼の鏡の隣に転送し石棺を設置。ちなみにこの時モニターに映る日付は「2901年1月16日」。放送日の2011年1月16日から890年後になっている。
また、音声で幹部と思われる者から「ハンターの開発は順調に進んでいるのか?」と聞かれ、「実験は第3段階に突入しました」と返答。別の幹部からは「膨大な開発費がかかっているんだ。失敗許されないぞ。」と圧をかけられる。さらに別の幹部からは「実験の成果に期待しよう。頼むぞ。」と励ましの声をかけられ「次の報告を待つ」と言う言葉で交信が切られる。
大統領暗殺計画
今回もゲーム開始前にエリアセレクト(「遊園地」の他に「忍者の里(信長と忍者の里)」「宮殿(ハウステンボス)」「都会(新宿?)」)。
監視カメラを見て「A HIGHER LEVEL OF OBSERVATION(観測レベルを上げる)」を50%に設定。監視カメラを乗っ取りハンターに通報するように改造する。
暗殺未遂騒動後には「REBOOT THE HUNTERS」として石棺のハンターを再起動させる。
スナイパーの逃亡には逃走用の車両を見て「RESET THE PRIZE」を発動し賞金リセット装置を設置する。
ゲーム終了後には空中に浮かぶスタジアムで
スザンヌが賞金を獲得する様子を大々的に放送。
その後、収益確認では「スタディオン動員数 11万3792人」「外部モニター総数 220万8453人」と表示。さらにプレイヤーに対するオッズや投票人気が表示(最安値は1.82、最高値は15.87)。先の幹部からは「なかなか盛況だったようだな」「スタジアムの観客も喜んでくれたようです」「みんなこのエンターテイメント
ゲームに期待しているわ。次回も楽しみにしているわ。」と賛辞を贈られ、コントロールルームから遠くのスタジアムを眺める姿で終わった。
ハンターX計画編
エピソード1・ハンター誕生
ついに逃走中の第1回が開催されることとなり、クロノス社内ではその準備も最終段階に。これまで姿を見せてこなかった開発者・ゲームマスターも被っていたマスクとフードを取って「月村サトシ」の名を明かし、助手の望月ミレイと共にハンター1号機の最終チェックを行う。ハンターサングラスを取り出し月村自らの手で装着し起動。一方、スタジアムでは大勢の観客が入りボルテージも最高潮に。
開発室から指令室に戻りいよいよゲームスタートの時が。
「これより第1回逃走中を開催する。さあ、ゲームを始めよう」
月村がハンター1号機をエリアに転送しいよいよ第1回逃走中が幕を開けた。
時は西暦2900年。巨大企業「クロノス社」は月面世界でエンターテイメント企業として大きな影響力を持っていた。
クロノス社の若き天才科学者・月村サトシは研究を重ねハンターを完成。エンターテイメントゲームとして逃走中を開催し、ハンターの恐怖と逃走者の人間模様を重点に見せることで盛り上げていた。
一方、指令室では「順調だな」と期待を込める「幹部A」、「なかなか面白いアンドロイドね」とハンターに興味を見せる女性幹部の「幹部B」、「しかしこの繰り返しではあまりに単調だな」と皮肉屋の「幹部C」が交信し見届けながらゲームを進行。もちろん月村も「ゲームを盛り上げるために様々な仕掛けを用意している」と宣言。既にハンターの量産化にも成功しているとし最初のミッションが発動。賞金単価変動ミッションを発令する。
続いて、第2ミッションを発令。ハンターサングラスには逃走者の顔がメモリーされており、逃走者かそうでないかを識別できると説明。が、幹部Cからは「識別すると言ってもエリアに逃走者しかいないのだから意味がないだろう」と煽られるも、世界地図の日本をタッチしエリア内に大勢の一般客と3体のダミーハンターを投入。さらに駐車場には本物のハンターが入ったハンターボックス3台が出現。望月からダミーハンターについての説明(メモリーの入っていない色付きフレームのサングラスのため確保されない)が行われ、その趣向に幹部Aからは期待される。
一方で望月の元に「実行しろ」というメッセージが届き、それを合図に望月は「メインサーバーに予想以上の負荷がかかってる」という理由で指令室から退室。廊下では幹部Cと通信しており「上手くいったら約束通り2階級昇進ですよ」と「ある計画」のために動き出す。
サーバールームにたどり着いた望月は幹部Cと交信しながら逃走中のゲームプログラムに侵入。月村のミスに見せかけて「エキストラ2人」のオートコントロールを解除し操作する。
一方、この時点で観客動員10万1211人、スタジアム以外の観戦者である外部モニター200万7635人。第1回にしてスタジアムがほぼ満席という上々な滑り出しだが、それに満足せず第3ミッションを準備。逃走者の人間性を試すべく強制失格回避ミッションを発令する。
一方、月村の及び知らぬところで望月にコントロールされたエキストラが逃走者に「携帯電話無効化装置」を装着・起動させ携帯電話の電源を勝手に落とす。
月村は前のミッションで指紋認証装置を屋内に設置した事には理由があるとし、観覧車ビルにハンター30体を設置。第4ミッションとして観覧車ビル脱出ミッションを発令する。
多くの逃走者がすぐにクリアするも、一部の逃走者のモバイルが使えない事が判明。様々なモニターを出し、逃走者の背中に付けられたモバイル無効化装置が原因であることを突き止めることはできたが、「これがバレたら客が騒ぎ出すぞ」と心配する幹部A、「このゲームの開催にどれだけの予算がかかってると思ってるんだ?今から中止にするか?」と煽る幹部Cに対し「すぐに対応します」とクリアした逃走者に救出に向かうよう通達を出し、全員が脱出に成功する。
だが、望月は「さっきはうまく切り抜けられたけど今度はそうはいかないわよ」と再びエキストラを操作。封鎖された観覧車ビルを開放しハンター5体を放出させる。
指令室にも警報が鳴り、月村もハンターの流出に気づく。異変に気付いた月村がエキストラを消去しようとしてもエラーが出て消せない事に「失態ばかりだな。このままじゃゲームが成立しないぞ」と煽る幹部C。だが、逆探知でサーバールームに接続し望月が操っていたことが発覚。「まさか君だったなんて…」とショックを受ける月村だが、逃げようとする望月にサーバールームの扉を閉め追い詰める。理由を聞く月村に対し望月が「このゲームを潰そうとしている人がいるって事」「あなたの知らない所で別の計画が…」と答えたところで「月村はゲームに集中しろ、裏切り者はこちらで処理する」と幹部Cが割り込み、警備員を転送し望月にテスラガンを浴びせ確保。幹部Cに切り捨てられた事にショックを受けながら倒れる。
何とかエキストラも消去したものの、邪魔に負けずゲームを成功させようと奮闘する月村。打開策を聞く幹部Aに対し「第1回目で逃走中は終了か?」と幹部Cからは煽られるが、この状況を利用しさらに面白いゲームにすることを宣言。ハンターは-239度以下で停止する設定になっていることから、冷凍銃を利用するミッションを発令。増えたハンターを元に戻す事に成功する。
ゲームが残り10分となる中、トラブルから立て直したことで幹部たちも一安心。さらに最後の仕掛け・BMX通報部隊を投入。最後は
ゴリの悔しい雄たけびが上がる中、第1回逃走中は終了。幹部Aは「何とか成功といったところか」と胸をなでおろし、幹部Bからは「次回も楽しみにしているわ」と期待されるが、幹部Cからは「だが今日のようなトラブルは二度と許さんぞ」とプレッシャーをかけられ交信が切断。月村は指令室を後にする。
が、月村が去った後幹部Cと総裁が交信。月村を失脚させられなかったことを幹部Cが謝るが、総裁はそれを許し、何よりハンターが完成した事を評価。「あの計画を実行するには十分だ。次の手段を考えよう」と月村に対する新たな策を考えることを決めたところで交信が終わった…
白雪姫と野獣王子
今回は何事もなくゲームを完遂。
ゲーム終了後物想いにふける月村。
時は2500年。地球は人類が生存できない環境へと変貌し、人々は宇宙移民船に乗って月へ脱出。月面にコロニーを建設し新たな生活を始めた。それから400年が経った2900年代が舞台なのだ。
ゲームデータを保存し、セキュリティをかけようとしたところで幹部の有明リョージから交信。最高記録の売り上げが出たことを祝し、亡くなった母も活躍を喜んでいるだろうと励ます。
一息つく月村がペンダントを外すとホログラムで浮かび上がる母の姿が。
「必ず誰もが喜ぶエンターテイメントにしてみせる」
そう誓った所で警報音が鳴り出した。モニターには「ハンターの機密ファイルがコピーされました」と表示。急いでコピー経路を確認した中で、「ハンターX計画」というファイルを発見。しかし、ブロックがかかっておりアクセスできない。
月村は自分の知らないところで動き出す「ハンターX計画」をついに知ったのだった…
狙われたハンター
月村はゲームを進行しながらハンター計画のファイルを開こうとするが、何度もエラーが出てしまい手詰まりに陥る月村。そんな月村の指令室のガラス窓にカラス型のロボットが突撃。ホログラムによって「これ以上ハンターX計画を嗅ぎまわるな。さもなければゲームを妨害する」と脅迫される。だが月村は「それほど知られたくない重要な秘密が隠されている」と感じ取り調査を再開する。
一方、クロノス社の別の部屋ではその様子を幹部・有明リョージが監視。
「懲りない男だねぇ。どうなっても知らないよ。」
と、今度はクロノス社の総裁から通信。総裁は「ハンターの起動方法」を知りたがっているが、有明もわかっておらず総裁の「策は考えているんだろうな」という言葉に有明は「楽しみにしてください」と期待させる。
「脅迫には屈しない。ゲームは予定通り進める。」
脅迫に負けずゲームを進めながらハンターX計画を探る月村だが、気を取られている間に有明がゲームの妨害を開始。ねずみ小僧の家に大量の小判を転送し、それを配ったことで宿場町が混乱に陥る。
当然月村もゲームの妨害を知るが、月村はこの司令室が監視されていることを知りつつも妨害に屈することなくゲームを続行する。
と、ミッションの異変に気付いたエンターテイメント部門チーフ・高月ハンゾウが入室。慌ててハンターX計画のファイルを隠し平静を装うが、ハンゾウに見破られておりハンターX計画の画面が開かれる。「お前また何か始めるつもりか?」と楽し気に話すハンゾウに対し、月村は脅迫があったことを話し、それがクロノス社内の人間ではないかと語る。「まさか上司の俺を疑っているのか?」と詰めながらもファイルが開けない事に分析官の手を借りようとするハンゾウ。それに対し月村は1人で解決しようと固辞するが、「何が隠されてるか分からんだろ。一刻を争うかもしれねぇ。」とその手を押さえ「上司命令」として分析官を呼び寄せる。
上級分析官として竹取カレンが入室。1年ぶりの再会にお互い喜ぶ一方、竹取が顔見知りだったことに驚くハンゾウに月村は亡くなった母の親友と明かす。
ハンターX計画のファイルには特殊なプロテクトが何重にもかかっているようだが解除はできる見込みとなり、竹取は「あなたを助けなかったら天国にいるあなたのお母さまに怒られちゃうわ」と解析を開始。あっという間にプロテクトを破り、一部だがファイルを開くことに成功。そこには「ハンターによるコロニーの制圧」「月面すべてのコロニーを侵略」という文言が。「ハンターは逃走中のためのアンドロイドです」と憤る月村に、竹取は元々ハンターは月村の母が考案したものと明かし月村の母の話を語り出す。
月のコロニーはどこも限られた土地に建物が密集して建てられており、狭くて危険なため子どもが遊ぶ公園も無いという状況。そんな状況を憂いた月村の母は逃走中を成功させ、その収益でコロニーに子ども達が遊べる公園を作ろうとしていたのだった。
一方、相手がハンターの起動方法を探っていると踏んだ月村は起動前のハンターをエリアに設置しミッションを発令。その様子を見た有明は「待ってた」とばかりにニセ逃走者・
山根良顕を投入。その様子を月村も確認するが、ニセ逃走者には司令室からのコントロールを防ぐ特殊な装置が装着されており排除できないことを知る。
ハンター放出の時が迫り、ニセ逃走者は檻の前で待機。カメラを通して有明がハンター起動方法を見ようとするが、月村はマントで隠した状態でハンターを起動。有明の作戦は失敗し苛立つ一方、指令室のハンゾウ・竹取も月村のペンダントに注目する。
ニセ逃走者によるゲームの妨害に加え、ハンターX計画のプロテクト破りも限界に来たことから直接犯人を特定することに。月村はニセ逃走者がハンター放出の瞬間をリアルタイムで送信していたことからカメラの送信履歴を割り出すことで犯人を特定することを考え、ニセ逃走者を利用したミッションを発令する。
有明もゲームにアクセスしニセ逃走者を回収してしまうと居場所がバレてしまうことからゲーム終了まで乗り切るためにニセ逃走者のクローン20体を追加し21体に増殖させる。
「簡単にはいかせないよ。月村。」
一方、ニセ逃走者の増殖を知った月村も「逃走者が見つけてくれれば問題ないはずです」とミッションを続行する。
ミッションクリアと竹取の手によってニセ逃走者の送信元が割り出せることに。その正体が有明と知り驚く月村。ハンゾウは急いで有明の部屋に警備員を呼び拘束することに。指令室から有明が警備員から銃を突き付けられ手を上げる姿を監視する中、ハンゾウも増援に向かうため司令室を離脱、竹取は有明のアクセス履歴からパスワードを探すことに。月村は「せっかくですから」とニセ逃走者を通報部隊にしゲームを盛り上げる。
田中卓志が逃走成功しゲームは無事終了するも、数々のトラブルに「有明幹部には聞きたい話が山ほどある」と憔悴気味の月村。が、通信でハンゾウから有明が警備員を突破し逃げたことを報告。「誰かが手助けしない限り突破するなんてあり得ない」と驚きハンゾウに呼びかけようとしたところで竹取から解析が完了しそうと声をかけられる。
改めて明らかになるハンターX計画。それは「ハンターの人工知能をヒトへ移植し完全コントロール」「ハンターによる軍隊を形成し月面すべてのコロニーを侵略する」という衝撃的な物。コロニー10万人にハンターの人工知能を移植するという壮大な計画だが、月村はこの計画を有明たった1人で企てるのは無理があると勘づき、もっと大きな力が動いていると考える。
一方、窮地を脱出した有明は「あとは頼みますよ…総裁…」とクロノス社を去った。
沈黙の巨大迷宮
今回のゲームエリアとして無人の巨大ショッピングモールを選択。しかし、エリアに謎の人物がエリアに紛れ込む。その侵入者を追って月村もエリアへ。司令室の竹取の助けを借りながら捜索するが、間違いなく「ハンターX計画」が関連していると踏み、月村は侵入した人物を捕まえ黒幕を突き止めるべく捜索。竹取は指令室からサポートを行いつつ、月村はペア結成ミッションを発令する。
逃走者の
眞鍋かをり・
高橋茂雄ペアに見つかったりもありつつ侵入者を捜索。だが竹取も見つけられないことからエリア内で直接侵入の痕跡を見つけることに。侵入者も痕跡を上手く消しているようだが、ゲームに侵入できる人間、さらに月村や竹取の目をごまかして入れるような人間は多くない。月村は有明と考えるが、竹取は「あの状況でどうして有明幹部は逃げられたのか?」と、有明を逃がしたり、エリアに侵入できることからハンゾウ説を持ち出す。とはいえこの静かなエリアではそう長くは隠れられないと判断しゲーム続行を判断。「逃走者たちにもこの静けさを楽しんでもらいます」とアラーム停止ミッションを発令。だがその背後には侵入者が…
その後も
あやまん監督に見つかりながらも侵入者を捜索するが、ゲームセンター内でも見つからず。竹取から通信が入る。ペアの一方が確保されていく状況だがゲームは上手くコントロールできていると語る月村。だが侵入者の方は難航していると漏らすも、侵入者がハンターX計画の黒幕というのであれば、月村しか知らないハンターの起動方法を知りたがるはずと読み、エリア内でハンターを起動すると伝える。自分が囮となる危険すぎる方法に竹取は止めて司令室に戻るよう説得するが、竹取に指令室からの監視を頼み「次のミッションで侵入者は絶対姿を現すはず」と復活ミッションを発令する。
狩野英孝がハンターを放出するハズレの鎖を引く直前。月村はハンターボックスの近くに接近。その背後には侵入者が。
自ら囮となってハンターボックスの近くまで行きハンターを起動。それに惹かれた侵入者を竹取がマーキングに成功。位置情報を送ってもらいワープを使ってたどり着くが、侵入者もワープを利用し逃走。度重なるワープの末、ついに見失ってしまい、竹取による監視画面にも映らず侵入者がエリアから出てしまったことを知る。侵入者がハンターX計画の関係者であることは間違いないが、落ち込む月村に対し竹取は「私はいつでもあなたの味方よ。あなたのお母さんがそうだったように。」と励まし、月村も気を持ち直してミッションを発令する。
「誰とペアを組むのか、それが逃走者の運命を握ります。」
だが、その様子を見た竹取も一人つぶやく。
「誰とペアを組むのか、それはあなたの運命も握っているのよ。」
ゲームが終了したのを見届け、ハンターX計画の黒幕について考えながらエリアを歩く月村。
一方、ワープしてクロノス社に戻ってきた侵入者。その正体はハンゾウだった。
「空振りだったか…」
そして司令室から月村を見る竹取。
「ハンターの起動方法、いつまで隠せるかしら、サトシ君?」
大江戸シンデレラ
無事ゲームを終わらせ、ゲームへの妨害も無くなりそうと安心する竹取だが、それでもハンターX計画に対し有明よりも強い力が働いていることを考える月村。
月村は竹取に対し総裁に会った事があるか聞くと「会ったことは無いが表面上はね。」と答える竹取。意味深な言い方をする竹取曰く、総裁は「人に会う時はマスクをかぶり、普段は身分を偽って社内にいる」という噂があるとし、「意外に身近にいる人だったりして」と語る。
と、本来はやってはいけない事だが、分析官の特権を利用し、竹取がハンゾウの数日間のアクセス記録を捜索。すると月村のコンピューターに竹取ですら気づかない特殊なやり方で何度もアクセスしていたことが発覚。ハンゾウの真意が分からないが、「月村の事を嗅ぎまわっている」という事から、月村はハンゾウを総裁を疑うようになる。
一方、サーバールームでファイルをアクセスするハンゾウはついに核心にたどり着く。
「やはりそうか…これで全てが分かったぞ…」
ラストミッション
ゲーム開始前、ハンゾウはサーバールームで調査しハンターの黒幕が誰かを突き止める。急いで月村に知らせようとするが、そこに総裁と兵士がワープ。急いで月村に通信するも総裁が全てシャットダウンしており繋がらず。ハンゾウは総裁に向かってハンターX計画の黒幕であると突きつけるが、一方でハンターの起動方法を知らないことから計画を実行に移せないとも語る。しかし、総裁は「目星は付いている」と語ると同時に兵士が取り囲むが、ハンゾウはワープして脱出する。
ゲーム開始後、ハンゾウに通信を繋ごうとしても繋がらない月村。前述の件以降連絡が取れないことからハンゾウを黒幕と疑う月村だが、司令室にエラー音が鳴り響く。どうやらゲームエリア内に何者かが侵入したようだ。それがハンゾウではないかと考える2人だが、指令室からは居場所を特定することができない。そこで竹取は「ハンターを設置して誘き寄せれば」と提案。早速ミッションを発令しハンターを設置。さらにハンゾウを特定するトラップとしてエリアの住人を風船の破裂音に反応しないよう設定。自分の手で摑まえるべく月村もゲームエリア内にワープする。
ミッション終了前、ハンター起動方法を探る総裁は月村を監視しハンター放出の時を待っていた。そしてハンターが放出する直前、月村がマントの中で隠して行っていたハンターの起動を透視し、その方法が「月村が持つペンダントと指環を合わせる」という事を突き止める。
一方、エリア内の月村はハンゾウの姿を追う中、風船の破裂音に反応したハンゾウを発見し隠れて様子を伺うハンゾウの元へワープ。黒幕を話そうとするハンゾウを制し黒幕と決めつけるが、ハンゾウは黒幕を暴くために単独で動いていたと説明。「誰も信用できない状況下ではこれしかできなかった」と説明するハンゾウだが、月村は警備員を転送。ハンゾウは咄嗟に逃げ出し、月村は警備員に追わせようとするが、その警備員に後ろから襲われ気絶。ハンターに必要なペンダントと指環を奪われる。ペンダントと指環はそのまま総裁に渡されついにハンターを手中に収めた総裁。
「これでハンターは私の物だ」
一方、ハンゾウは先ほどの場所に戻ると地面に月村のコントローラーが落ちていたことから事態を察する。
気絶させられた間にエリア内の空き店舗に監禁させられた月村。ハンターを起動するペンダントと指環が無くなっていることに気づき、さらにコントローラーを無くした事から司令室に戻ることもミッションを発令することもできなくなる。
その月村の前にモニター越しに総裁が現れペンダントと指環を見せる。
ハンターX計画の黒幕が総裁と確信した月村に対し、総裁は「一刻も早く月の領土を広げなければこの狭いコロニーの中で我々は滅んでしまう。」「お前も子どもたちが駆け回る広い台地を目指しているのだろう?」と諭すが、侵略を望まない月村は「少しずつでも環境を良くして行けばいい」と反論。だが、その言葉を総裁は「お前は…本当に甘いな」と一蹴する。
そしてマスクとフードを取った総裁の正体。それは竹取であった。
ショックを受ける月村に対し「ハンゾウは良い道化になってくれた。私の正体を暴こうと危険を冒して頑張る彼をお前は私の口車に乗せられ疑ってくれた。」「早く計画を始めなければ我々のコロニーだって狙われているかもしれない。人間とは手に入れたいものの為なら形振り構わぬ生き物だからな。」と語る総裁。その思想を否定する月村だが、総裁は「ならば逃走者に聞いてみようではないか。安全を選ぶのか?それとも欲しい物の為にリスクを厭わないのか。」と賞金単価選択ミッションを発令する。
だが、逃走者は「金」よりも「安全」を優先し賞金単価ダウン&ハンター消滅を選択。その様子を見た総裁は「欲の無い人間たち。でも結局こういう奴らは気休めを塗り重ねることに満足し、本当の脅威には気づけない。まるで今のお前の様に。」と、月村を含め安全を選択した逃走者達を蔑み、「逃走者の中に裏切り者がいる」という通達を出す。
月村に対し総裁は「私はお前の才能を買っているんだ」「手段が違うだけでお前と私の目的は同じだろ?」とハンターX計画に引き込もうとするが、「僕はハンターに侵略戦争なんかさせない」と断固拒否。が、総裁は「人間は欲しい物を目の前にして欲望を抑える事はできないんだよ。それがいかに他の者を省みない選択だとしてもね。」と「裏切り者が分かる」という通達を出す。
一方、ハンゾウは月村にコントローラーを渡すためエリアから自分の研究室に帰還。月村を助けるために開発中の戦闘中アンドロイド「忍」を使おうと開発助手・水無月ユリエに頼むも、まだ調整が必要なことから動かせず、直接届けなければならないことに。再びゲームエリアに戻るが、月村のいる部屋は警備員によって見張られており通信も不可能。竹取に気づかれないためにも逃走者の手を使うことに。公衆電話に出た
荒川静香にコントローラーを託し、ハンゾウが囮となって警備員を引き付けている間に荒川が月村にコントローラーを滑り入れ、月村は脱出に成功しハンゾウとも合流。疑ったことを謝る月村だが、ハンゾウは「気にすんな!」と快く許す。
一方、ゲームを乗っ取った総裁は30体のハンターを投入しゲームを破壊しようと準備。それに気づいた月村は大量確保に備え復活ミッションで逃走者数を増やす。
だが「今さらどうあがいても無駄だ月村」と総裁はエリア内に30体のハンターを投入。ペンダントと指環でハンターを起動しゲーム崩壊を目論む。
無茶苦茶なゲーム展開に騒然となるスタジアムをあざ笑い、逃走中を終焉させようとする総裁。仕上げに総動員で月村とハンゾウを捕まえるよう警備員に命令。だが、月村は「まだゲームは終わっていない」とし、ハンターを停止し総裁が再起動する間にペンダントと指環を奪還する作戦を語る。心配するハンゾウに対しミッションを発令しようとするが一瞬ためらってしまう。
「もし、このミッションが失敗すればハンターX計画が実行されてしまう。そうなれば逃走中も全て終わり…」
が、それを振り切り逃走者に全ての運命を託す。
「これが僕のラストミッションです」
月村によって冷凍コンテナが起動。そして月村とハンゾウはペンダントと指環の奪還に動く。
逃走者の活躍によってハンター28体が凍結。ゲーム崩壊を阻止された総裁は月村とハンゾウの行方を追っていたが、中々捕まらない事に警備員を呼び出すが、警備員は「月村とハンゾウを確保した」と2人が再び捕まった映像を見せる。もう一度ハンターを起動させようと再びペンダントと指環を合わせようとした瞬間、こめかみに銃を突きつけられる。
警備員に変装していたのは月村、そして映像に映っていた月村とハンゾウは倒された警備員だった。
月村はペンダントと指環の返却を要求。それに総裁は大人しく応じ、ついに取り戻す。
「何故だ。何故私の邪魔をする。お前の手ぬるいやり方よりももっと多くの土地を圧倒的な速さで手に入れることができるのに」と語る総裁に対し「そのために多くの命を犠牲にすることわけにはいかない」と返す月村。だが、総裁は「母親譲りの理想論か?犠牲なくして繁栄は得られない。」と理想を求める月村に反論する。
ハンゾウも警備員を引き連れ到着し、ハンターX計画資料をすべて公表の上、反逆罪で警察に引き渡すことを告げる。だが総裁は拘束しようとする警備員の手を払いのけ、「私を捕まえたところで私の意見に賛同する者が現れ、やがてこの月を支配するだろう」と最後まで意見を崩さず連行された。
「これで全部終わりですよね」と疲労困憊の月村に対し、「何とかゲームも上手くいったな。次は俺の方も頑張んないとな。」と戦闘中に向けて気合を入れるハンゾウ。忍の映像を見せ期待と応援の声をかける月村にハンゾウも快く答え指令室を後にする。
月村は1人司令室に残る。ペンダントを開けるとそこに現れたのは月村の母のホログラム。
「逃走中は守ったよ。母さん。」
こうして全ての陰謀が終わった…
かに見えた…
多くの警備員に連行される総裁。だが、「母親と同じ所に送ってやる」とピアスのスイッチを起動する。
「さようなら…サトシくん…」
ホログラムを見終えた月村がいる司令室にカラス型ロボが突撃。ガラスを突き破って爆発し…
爆発音に気づいたハンゾウが慌てて司令室に戻るが…
アルティメット編
戦闘中初陣
司令室にてハンゾウと水無月が戦闘中の行方を見守る中、第1回戦闘中開催を祝福する水無月。だがハンゾウは浮かない顔をする。
すぐにそれが逃走中のことと察した水無月。ハンゾウは「月村があんな事になって…今は俺たちが頑張らなければいけない。」と気合を入れなおし、最初のイベントとして武器屋をオープン。逃走中と違い賞金を自由に使えるシステムであり「生き残るには賞金をいかにうまく使うかがポイントだ」と語る。もちろん肝となるのは戦闘中の目玉でもある忍。
「ここからが本当の戦闘中の始まりだ」
武器屋でプレイヤーが続々と忍を獲得する中、忍を持たないプレイヤーが不利になることを危惧する水無月。だが、忍が欲しいという心理を利用し新たに忍を手に入れるチャンスを用意。だが、そのためには「リスク」も冒す必要があるとして闘技場をオープンする。
「忍の強さ、身をもって味わってもらおう。」
ゲームも中盤となり、積極的に賞金を利用するプレイヤーもいる一方、所持金が少なく手を出せないプレイヤーも続出。不安になる水無月にならばと次はタイムセールを用意。安心する水無月に対し「だがそうは甘くないぞ。人が集まれば当然バトルは起こるからな。」と発動する。
ゲームも半分も過ぎ、アイテムや賞金の少ないプレイヤーが行き詰まっていくが、これもハンゾウの計算の内。「少ない金額で最高の武器が手に入るチャンスだ」と特殊装備の忍の準備を命令。忍はカスタマイズで様々な能力を発揮できるとし、「ビックバトルボール忍」・「大盾忍」と趣向の異なる2体を用意。とはいえ、ルーレットである以上運も必要と語るハンゾウ。
「勝ちたいなら運も味方につけなきゃな」
残り30分となり、「戦闘中はそう甘くはない」とエリアに戦車を転送。「一体何をする気ですか!?」と動揺する水無月に「ここまでのパワーバランスを崩す。このミッションを制した者がこのゲームの勝者に最も近づくはずだ。」とボールチェンジミッションを発令する。
無事戦闘中も終わりスタジアムも大盛況。ハンゾウを労い、収益も期待できると語る水無月に対し、ハンゾウは「もう次の戦闘中のゲームプランも考えてある」と水無月と共に次なるゲームの準備を始めた。
新桃太郎伝説
月村の代わりにゲームマスターとしてミッションを発令するハンゾウ。
ゲームを終え一息つき、「なんとかやれたなぁ」とペンダントと指環を見る。
と、ドクターと通信を繋ぎ、月村の様子について尋ねる。
ドクターによれば月村は「リカバリープラン」により順調に回復中の模様。
だが、今回のゲームは月村が残してくれたゲームプランによるものであり、早く戻ってくれることを祈るハンゾウ。
とはいえ復帰には時間がかかるというドクターの通信に割り込む形で、月村宛てに「逃走中アルティメットに関する報告書」を受信。
自分の知らない新たな計画に対し慄くハンゾウであった。
沈黙の巨大迷宮2
月村の復帰が間近に迫る中、今回もハンゾウが月村の代わりにゲームを進行する。
エリア内で忍のトレーニングをさせる中、水無月を呼び出し戦闘中の準備について通信。次回に向けて忍の戦闘能力を上げる他、新たな戦闘アイテムとして「バックシールド」「バトルシューター」を開発。期待できると言いながら、再びゲームに戻る。
ゲーム終了後、一息つく中、ついに完全復帰を果たした月村が帰還。
「いよいよゲームマスターの復帰だな!」と喜び、ペンダントと指環を返すハンゾウ。一方、ハンゾウが逃走中アルティメットについて聞くと、先の事件で反対勢力が一掃されたことにより逃走中へのバックアップ体制が整ったことから、かねてから計画していた「究極のゲーム」を開始することができるようになったと語る月村。
今日はスタジアムの観客に向け詳細の一部を発表。
スタジアムのモニターを通して現れ、逃走中を構成する5つの要素「時間」「エリア」「賞金」「ハンター」「逃走者」を史上最高のスケールで用意する「逃走中アルティメット」の開催を宣言。その言葉に沸き立つスタジアム。
「とんでもないゲームを考えてたんだな…」と敬服し「次回開催するのか?」と浮足立つハンゾウだが、「いえ、まだ時間がかかりそうです。まずはこの究極のゲームにふさわしい逃走者を用意しなければなりません」と開催に向けて準備をする月村だった。
禁断の恋と財宝村
3回ぶりに逃走中ゲームマスターとして正式復帰をしゲームを進めていく。
ゲームも終盤になる中、司令室にハンゾウと水無月が入室。
戦闘中の準備について聞くと、開発していたバトルアイテムしたと喜ぶハンゾウに「来週の戦闘中ではバトルがさらに面白くなる」と期待する月村。とはいえ、2週連続でのゲーム開催はお互い負担が大きいとぼやくハンゾウに「そうですね」とつぶやく月村。そんな月村の心情を知ってか知らずか「お前も助手を付けれたらどうだ。水無月みたいな。」と話しかけるハンゾウに「ハンゾウチーフ何言ってるんですか…」と何故か照れる水無月。その様子から何か察したハンゾウは「お前ら割とお似合いかもな」と茶化すが、「今の所1人で大丈夫です」と空気の読めない発言をする月村に少し残念そうな顔を見せる水無月。
それよりも戦闘中のプレイヤーが気になる月村にプレイヤー一覧を見せるハンゾウ。3人で来週の戦闘中にも期待をよせる。
ゲームが終わり、再びスタジアムのモニターに現れ逃走中アルティメットの出場者の条件を発表。その出場資格とは「逃走成功者」「自首成功者」「注目すべき特徴を持った過去の逃走者及び新たな挑戦者」と発表。史上最高のゲームになることを観客に約束する。
「アルティメットはいつ開催するのか?」と聞くハンゾウに「準備にもう少し時間がかかります」と月村は返答。少し残念そうな顔をするハンゾウだが、「何か協力できることが会ったら遠慮なく言ってくれ」と協力を約束。月村も「ふさわしい仕掛けを作るために、ハンゾウさんにしかできないお願いがあります」と依頼。それを快諾し司令室を去るハンゾウと水無月。一方、月村のモニターには「逃走中アルティメット『忍』利用計画」と映し出されていた…
戦闘中大江戸忍大戦
今回は何事もなく無事に終了。
ゲーム終了後、司令室に月村が入室。
「今回も面白いゲームでしたね」と感想を述べる月村に「見てたのか!」と驚くハンゾウ。それに対し月村は「もちろん」と返す。
と、水無月は月村に逃走中アルティメットの状況について聞き「私にできることがあったら何でも言って下さい」とはにかみながら言うと、月村は「水無月さんに言っていただけると心強いです」と返すが、それでも水無月の手を借りないことにハンゾウも水無月も目を合わせる。が、それを遮るように月村はハンゾウに「過去の逃走中と一味違うゲームにしたい」と相談を持ち掛ける。ハンゾウに見せた画面には「戦闘アンドロイド『忍』利用計画」の文字が。その画面に言葉を失うハンゾウと水無月だった…
アルティメット1stステージ
30名の逃走者の前にモニター越しに現れた月村。
逃走者に対し、逃走中アルティメットの開催及び15人ずつ2つのグループに分けたこと、最後まで逃げ切った人にアルティメットプレイヤーの称号を与えると宣言する。
ゲームが始まったことを祝すハンゾウに対し、ミッションの数も多いことからハンゾウもサポートとして加わってもらったことを語る月村。
ハンゾウがアルティメットの逃走者選出基準について聞くとモニターでそれぞれの特徴について説明。
まずは「逃走成功者」。
清原和博・
矢口真里・
田中卓志・
皆藤愛子、さらに
平畠啓史・
中岡創一と意外性のある逃走成功者を集めた。続いて「自首成立者」として
鈴木拓・
misonoを選出。「ゲームの状況によって無理せず冷静な判断を下した者は、このアルティメットへの参加資格が十分にあります」と語る月村に「自首も『ハンターに確保されなかった』という点では逃走成功と同じだからな」と返すハンゾウ。さらに「逃走成功目前での確保者」として
的場浩司・
荒川静香・
ゴリ・
井上裕介・
吉村崇・
中尾明慶・
眞鍋かをりを選出。月村は「成功者と遜色ない経験値があり、逃げ切る可能性を秘めています」と語る。初参加の逃走者(
城田優・
吉木りさ・
多田健二・
潮田玲子・
小川直也・
高橋みゆき)も入れたことに驚くハンゾウに対し、過去のデータでは逃走成功者の8割以上が初参加という事実を明かす月村。ハンゾウも「未知数という可能性か」と納得。「ゲーム時間ゼロの瞬間に何が起こるのか。予測不可能なラストを見せてくれるでしょう。」と月村は期待する。
早速最初のミッションからハンターヘリが登場し盛り上がるハンゾウ。「逃走中の初期からゲームを盛り上げた仕掛けです」と語る月村に「最初のミッションにお前のお気に入りを持って来るとはな」と楽しむハンゾウ。
と、司令室に水無月が入室。驚く月村に「せっかくのアルティメットですから一番いい場所で見せてもらっても良いですか?」と話し快諾される水無月。一方、ハンゾウからは「お前には後でちゃんと仕事をしてもらうからな」と言われ、準備完了と返答する。
最初のミッションでは全員に協力してもらうミッションであることを明かす月村に、まだ13人もいるのに全員協力が必要なことを驚く水無月。「協力するプレイヤー数が少ないほどミッションの難易度が上がります」と語る月村に納得するハンゾウ。モニターを通して月村はハンター放出阻止ミッションを発令する。
ハンター放出阻止ミッションはクリアし、スタジアムのボルテージもアップ。
だが、オープニングゲームで勝利したシードグループは何もせずに賞金が上がることから「しばらくは観客気分ですね」と語る水無月に「それはどうかな?」と不敵な笑みのハンゾウ。
「アルティメットプレイヤーを目指す者に油断している暇はありません」
そう言って月村はシードグループに賞金単価とリスクを天秤にかけた通達を出す。
「優越感に浸れる」という理由で賞金単価アップ&リスク大のミッションを選択したシードグループ。
その様子を見て「これが彼らの選択か。『リスク』を知ったら驚くぞ。」とワクワクするハンゾウ。月村は冷静に次のミッションを発令する。
「誰よりも早くチャンスへ向かって走り出した者がアルティメットプレイヤーへと近づくでしょう。」
1人クリアにつき3人先発グループとの交代という事に混乱するシードグループを見届けながら、低リスクであれば1人クリアにつき1人交代だったことを明かす月村。「これでゲームの流れは大きく変わるでしょう」と自信を見せる。
1stステージも終盤になるなかでいきなり「準備完了」の表示が出て驚くハンゾウ。2ndステージで発動するミッションの準備が出来たと語る月村に「随分準備が速いですね」と驚く水無月。
「セーフティーボックス」と呼ばれる謎のコンテナを「楽しみな仕掛けだな」と楽しむハンゾウ。どんな仕掛けか聞く水無月に月村は後程説明するとして次のミッションを準備。ハンター100体の放出準備をする月村にハンター数が2ndステージにも持ち越されるため心配する水無月にそのために過去の逃走中での冷凍銃経験者(荒川・田中・ゴリ・井上・矢口)も集めたと説明。
「アルティメットプレイヤーを目指す者なら100体のハンターにも立ち向かえるはずです」
その説明に納得する一方、「ここで彼らの出番か」と理解したハンゾウ。シードグループの面々には「勇気」ではなく「優れた知恵」を発揮してもらうとし、ミッションを発動する。
逃走者の活躍により99体のハンターが凍結されエリア内に残る形に。が、水無月がエリアに残ったハンターについて聞くと「このハンターたちが逃走中アルティメットの称号の前に立ちはだかる最後の関門になるでしょう」と冷静に語る。
1stステージが終わったものの、セーフティーボックスに閉じ込められた
澤部佑の映像を見るハンゾウと水無月に対し、「上手く誘いに乗ってくれました。彼の存在が今後の展開を大きく揺るがす。」と語る月村。
「ここからが、本当の逃走中アルティメットの始まりだ。」
アルティメット2ndステージ
セーフティボックスに閉じ込められた澤部の様子を3人で見届ける司令室。澤部の処遇を聞く水無月に「彼は一時の安全を得るためにあるリスクを背負う事になってしまいました」と説明する月村。
澤部は1stステージ残り20分ごろにセーフティーボックスに入室。閉じ込められると同時にハンター2体が放出されエリアもゲートで封鎖。ハンターゾーンと化してしまった。室内には扉解放までのカウントダウンが刻まれており、45分後に強制解放され確保されるという「リスク」を背負う事に。モバイル無効化装置がボックス内にあり携帯電話も使えず助けも呼べない状態になってしまった。
「甘い蜜には毒があるってことだな」と語るハンゾウ。次は澤部を助けるミッションと聞く水無月に対し肯定するも、月村は「ただし今までの逃走中と今回のアルティメットを同じだと思っていると後で後悔するかもしれません」と語り、モバイル無効化装置を切って澤部のモバイルを復活。これで澤部は他の逃走者に助けを呼べる状態となりミッションを発動する。
続々と救出に向かう逃走者の様子を観察する水無月。「逃走者の数が多い方が確保される数が下がるからな」と作戦的に納得するハンゾウ。それを肯定しつつも、「ただし、今回に関して言えばメリットばかりではありません」と語る月村にその訳を聞くハンゾウ。
「アルティメットプレイヤーになれるのは、最後まで逃げ切ったただ1人だけです。」
「アルティメット…それは『究極』を意味します。『アルティメットプレイヤー』とは、逃走者として逃走中を極めた唯一無二の存在が得られる称号であるべきです。」
「ですから、逃走中アルティメットは例えゲーム時間がゼロになっても最後の1人になるまで時間無制限でゲームを続行します。」
「これが逃走中アルティメットのルールです」
そのルールを知らない逃走者を心配する水無月。「逃走中は個人のゲーム…自分が逃げ切らなければ意味が無いという事か…」と慄くハンゾウ。「これこそが逃走中アルティメットの神髄です」と月村はミッションに動く逃走者を観察する。
ゲームも半分となり、月村は水無月に「そろそろ活躍してもらいましょう」と指示。ハンゾウも忍の投入に期待を膨らませる。
次のミッションではさらにプレイヤーの数を増やすことを狙うが、もちろん増えるかどうかはプレイヤーの判断次第。それでも1人になるまでのサドンデスになることを知らない逃走者を危惧するハンゾウに対し、水無月の忍のスタンバイも完了。今回は月村の指示通り「常に逃走者を捜索する状態」に、ハンゾウの指示で2体の忍で1人の逃走者を追う「コンビネーションモード」を搭載。コンビネーションモードに驚く月村に対し「せっかく出すんなら、次回の戦闘中に向けてこっちも色々テストさせてもらうぞ」と語るハンゾウに月村も期待しながら2人でミッションを発令する。
2ndステージも残りわずかとなり、ついに逃走者へアルティメットルールを通達。ようやく自分達がライバル同士であることに気づくと語るハンゾウに、自首という選択肢も提示する月村。「当然の選択」と言うハンゾウに対し「アルティメットプレイヤーの称号を放棄する」とも言う水無月。だが、月村は「アルティメットプレイヤーへの賞金は2倍にします」と宣言。
「富も名声もたった1人の物か…」と語るハンゾウの前で月村は逃走者に通達を出す。
残る逃走者がアルティメットルールへの意思を固めた中、2ndステージも残り12分。ゲーム時間無制限・賞金2倍と逃走時間も賞金も過去最大となるアルティメットに感心するハンゾウ。そんな中で月村は2ndステージ最後となるミッションを発令する。
アルティメットステージも残り3人となり、「さあ、これで決着を着けさせてもらいます」と凍結ハンターをモニターに出す。
「どんな協力や戦いがあっても、最後はやはりハンター」
「そして、逃げ切れるかどうかは自分の力」
「恐怖に打ち勝ち、走り続けた者だけが切り開ける未来。それが、アルティメットプレイヤーへの称号なんです」
月村は通達を出し、凍結されていた99体のハンターを再起動する。
結果、
上地雄輔がアルティメットプレイヤーとなり、スタジアムも大盛り上がりと大成功でアルティメットを完遂。
労うハンゾウに対し「ハンゾウさんのおかげです」と握手を交わし、水無月にも感謝の言葉と握手を交わす。
そんな中、月村に対しハンゾウは「次回の逃走中から新たなサポートメンバーを加える」と伝える。「1人で大丈夫です」と固辞する月村に「これは決まった事なんだ。月村、お前にまたこの前みたいなことがあったら困るんだ。」と説得するハンゾウ。1年前、総裁・竹取の報復で生死を彷徨った事を思い出し、月村はハンゾウの命令を受け入れる。
一方、その頃別の場所でスタジアムの様子を見る1人の男が。
「月村…浮かれていられるのも今のうちだ…」
それはライバル企業・ヘリオス社の幹部に収まった有明リョージであった…
ゲームマスター候補編
戦闘中忍ヶ原の乱
闘技場により
槙原寛己が双龍の忍を獲得。
初登場となる双龍の忍に期待を膨らませるハンゾウと水無月。逃走中アルティメットで試した2体の忍による「コンビネーションモード」が良いテストとなり、その圧倒的な攻撃力は他のプレイヤーの脅威になるだろうと楽しむハンゾウ。一方、水無月は2体の忍に「契約の腕輪 双龍」を装着。
「さあ、双龍の忍。思う存分暴れてくれ!」
チーム戦が終了し、敗者の部屋の前でブラウンクロウが鎖を張って囲い、さらに4体のレッドクロウが登場。
クロウについて聞く水無月に対し、これまでのブラウンクロウに対し機械操縦能力に長けたレッドクロウと説明するハンゾウ。次のイベントでは敗者に復活のチャンスを与える形となるが、せっかく倒したプレイヤーを復活させるのは勝ち残っているプレイヤーにとっては納得がいかないのではと心配する水無月。だが、復活者には最初の同じ賞金が与えられるため、最終的に勝ち残れば賞金総額も上がると説明しメリットもあることを説明するハンゾウ。だが、簡単に復活させるわけではなく、「今までにない過酷なイベント」に挑んでもらうと復活イベントを発令する。
ゲームを終えハンゾウが一息つく中、司令室に白い服を着た2人が入室する。ゲーム内容に興奮する男の子と、目まぐるしく変わる戦況が勉強になったと語る女の子。その2人に「逃走中とはまた一味違うだろう」と言いつつも「だが、あいつはちょっと俺より厳しいぞ」と言い、水無月に窘められ「冗談だよ」と返す。と、噂をしていると月村が入室。改めてハンゾウが月村に「逃走中の新たなサポートメンバー」として、ゲームマスター候補生の朱月サク・青山シズカを紹介。「C.C.P」と書かれたプレートを見つけ「クリエイタープラントの出身ですか?」と尋ねる月村に、ハンゾウは「ゲームマスター養成機関からトップレベルの2人を連れて来た」と語る。その言葉に喜ぶサクと表情を変えないシズカ。
ハンゾウは月村に「この逃走中は最早お前だけのゲームじゃない。逃走中の存在はこの俺たちの住むコロニーの未来を担っていると過言じゃない。」と諭し、月村は「分かってます」と決意。月村に対しサクは「俺、月村さんのようなゲームマスターになってみせます!」、シズカは「私は、月村さんの高度な技術全てを知りたいです」と語りかけ、その熱意に月村も「一緒に頑張ろう」と2人と握手を交わす。
早速サクから来週の逃走中について聞かれ、次回逃走中ではゲーム中のある仕掛けが逃走者を翻弄すると説明。画面に出てきた箱(玉手箱)について聞くシズカに言葉を返さず画面を閉じるが、興奮を隠せないサクの様子に笑顔を見せる月村。
一方、クロノス社の近くのヘリオス社内では再びハンターX計画に向けて動き出していた。
ハンターX計画では竹取が全ての罪を被り逮捕。一方、有明は証拠不十分により釈放。それにより何とか賛同者達も生き抜くことができた。
「俺もまた、こうして夢の続きが見られる…」
と、通信が入る。「待っていたぞ」と迎える画面にはサクの姿が。「逃走中のメンバーに選ばれ月村との接触に成功しました」「計画を実行に移す」と報告するサク。サクはハンターX計画側の人間だったのだ…
「月村…俺の計画からお前は逃がさない…」
新浦島太郎物語
無事ゲームを終えた月村と見学していたサクとシズカ。
「やっぱシステムをいろいろ勉強してから見るとまた違って見えますね」と興奮するサク。シズカにも話を振るが「認識の甘い箇所がありました」と自分に厳しいシズカ。
ゲームが終わってからも様々な作業をする月村にサクが興味を持つが、月村はあくまで個人的に収支結果を見させてもらっているとのこと。シズカによれば逃走中の収益は全てコロニーの環境整備に回されるようで、月村が逃走中を行う理由も先の様に子ども達が広い土地で遊べるようにと模範的な解答をし、「よく理解してくれてありがとう」と褒める月村。だが、最近は大きな課題として「エネルギー資源の枯渇」にも取り組んでいるとのこと。サクによれば資源の奪い合いにより、他のコロニーでは戦争まで勃発している中、月村は自分達の力で土地を開拓し、その資源でコロニーを守りたいと宣言。それが月村、ひいてはクロノス社としての目的と理解するシズカ。お金も時間も労力も途方もないが、争うよりは良いという月村に同調するシズカ。その2人を一瞬冷めた目つきで見るサクだが、すぐに月村に明るく次の課題を聞く。月村からは次の課題として「実際にミッションを考える」という課題が提示。それに喜び早速考えるべく司令室を出るサク。追ってシズカも司令室を出る。その2人を見てほほ笑む月村。
一方、サクはデバイスに対しダミー映像・回線切替・通信遮断を仕掛けヘリオス社の有明と交信。「逃走中のミッションに関与可能になりました」と報告し、「ようやく、あなたのお役に立てる時が来たんですね…」と感慨深くなるサクに有明は「これぐらいできて当然だ」と冷たく話す。有明からは「サク、俺たちの計画、強大な軍事国家設立のためには莫大な資金が必要だ。失敗は許されんぞ。」と厳命。サクも計画を次の段階に進めるとし、有明からも報告を期待される。
戦闘中欲望と戦場の絆
ゲーム中盤になり、ハンゾウが「今度は彼らに協力し合ってもらう」と認証ミッションを発令。協力という事を尋ねる水無月に「敵同士という状況の中で、彼らを接触させるミッションだ。お互い信用し合わなければクリアはできない。」と語るハンゾウ。「協力する相手を間違えればバトルに発展しかねない。誰を選ぶか?その選択が明暗を分けるという事ですね」と理解した水無月に返事をし、プレイヤーに通達する。
ゲームも終盤戦になり、最後のミッションの発令の準備。水無月も双龍の忍の準備が完了したと報告。双龍の忍は戦況を大きく動かす強力なアイテムであり、それをエリアに設置し奪い合ってもらうとハンゾウは説明。水無月も「ここまでバトルを避けていたプレイヤーも手に入れようと戦いに挑みそうですね」と期待するが、ハンゾウは「しかし、全員が奪いに行くわけではないぞ」と説明。「忍を持っている者たちは新たに忍と契約することができない。つまり、他のプレイヤーの獲得阻止に動く」。ということを理解した水無月に「その通りだ」と返事するハンゾウ。
「その中でミッションを制した者が最後の1人に大きく近づくぞ。」
無事戦闘中を終え、かなり疲れた様子を見せるハンゾウ。水無月にも労いの言葉をかける中、司令室に月村・サク・シズカが入室。月村もハンゾウに労いをかける中、候補生2人に「ゲームマスターの勉強はどうだ?もうギブアップするか?」と冗談を飛ばすハンゾウに2人は真剣に否定。一方、月村は2人に次回逃走中のミッション案を考案してもらい、良ければ実際に採用すると説明。楽しみにする水無月にシズカに対しライバル意識を燃やすサクと「勝ち負けを争う課題じゃないですけど、月村さんのご期待に沿えるように頑張ります。」と冷静なシズカ。
「逃走中が盛り上がることがひいてはコロニーの発展につながる。それを忘れないように。」と諭す月村に2人は返事をする。
一方、ヘリオス社内では有明がサクからの通信を受ける。「準備が整いました。計画を実行に移します。」と宣言するサクに健闘を祈る有明だが、通信を切ろうとする有明にサクは月村が逃走中の収益でエネルギー資源の発掘を行っていることを伝え、「そういう方法も…あるんですね…」と揺らぐが、有明は「サク…俺たちのコロニーは何故滅んだ…」と一言。「エネルギー資源を狙われて…他のコロニーに攻められて…」と説明するサクに「それでお前は何を奪われた…」と問う有明。「家族…友達…みんな全部です」というサクの返答。
有明「そうだ。あの時俺やお前にもっと力があれば…」
サク「もっと力があれば…家族を守れた…」
有明「これ以上大切なものを失いたくはない…だから…」
サク「一刻も早く…どこよりも早い軍事政府を確立し他のコロニーを制圧する…」
そう返答するサクを褒め、「あの地獄の中全てを失ったお前を拾ったのは、誰だ?」。有明の問いにサクは「有明さんです」と即答。「誰が正しいかお前ならわかるな…?」と問う有明にサクは返事をし通信が切断される。
「月村のような甘い考えでは決して生き残れないという事を…教えてやろう…」
廊下にて1人となりデバイスを外して一息つこうとする月村の背後に警備員がワープし、月村をスタン警棒で気絶。そのままワープで連れ去ってしまう。
その様子をデバイスで確認するサクと有明であった…
最後のサムライ
連れ去られた月村の代わりにハンゾウがゲームマスターを代行。
目立った展開等はなし。
奥様はかぐや姫
今回もハンゾウがゲームマスターを代行。
ゲーム終了後、何とか無事に終えたハンゾウ。労うサクに対し、月村がいない状況でのサポートを感謝するハンゾウ。シズカは「何があっても逃走中を中止するわけにはいきません」と返答。ハンゾウは2人に引き続き月村の捜索チームに加わるよう指令を出す。
一方、ヘリオス社内では連れ去られた月村が拘束されていた。
その月村の前に有明が姿を現す。「これはどういうつもりだ!」と怒る月村に「かつての上司に随分な口の利き方だな」と挑発。真意を聞こうとする月村に「君と話がしたい」と丁寧に話を切り出す有明。自分も資源戦争について懸念している事を語る中、「だから僕は逃走中で資金を集めて何とか解決しようとしている」と言う月村に「途方もないよ月村」と反論。「私ならこの問題をすぐに解決できる」と宣言し、強大な軍事国家を設立し他のコロニーを制圧。つまり「力による支配で平和をつかみ取る」ということを明かし、月村にも「君も一緒にやらないか」と誘うが、月村は拒否。それに食い気味のレベルで「んなわけないだろう」と侮辱。「逃走中のゲームプログラムだけいただいて資金調達に利用させてもらうよ」と逃走中を奪い取ろうとするが、今やクロノス社と無関係の人間である有明に逃走中は手出しできないはずと語る月村。だが有明は「それはどうかな…?」と立ち去り、その背中に月村は「お前の勝手にはさせないぞ!すぐに仲間が来てお前の計画を止めてくれるはずだ!」とクロノス社の仲間を信じる。
自室に戻り、逃走中のプログラムを見る有明。
「仲間…だと?」
一方、クロノス社ではサクが逃走中のプログラムをいじっていた…
戦闘中欲望の都
無事にゲームを終え、水無月に労われるが浮かない顔をするハンゾウ。「私、またゲームが終わればいつものように月村さんが来てくれるような気持ちでいて…」と落ち込む水無月に「みんな必死で月村の捜索にあたってくれてるんだ。シズヤやサクも頑張ってくれてる。」とハンゾウが諭す。
一方、サーバールームであらゆるデータを使い月村を捜索するシズカ。だが月村の存在は無く「このコロニーにいない」という結論を出そうとするも「どこかに見落としがある」と考え、サクの検索範囲から行動パターンを割り出すことに。が、サクの検索にエラーが発生。社内を検索しても「該当なし」と表示された上、大量のパスワードを要求される。明らかに不審な出来事の連続に「まさか…?」とシズカは疑問を抱く。
一方、ヘリオス社内に囚われた月村の前に再び有明が現れる。
「お仲間とやらは助けに来てくれたかな?」と挑発する有明に「今やクロノス社を退いたあなたに僕が誘拐された痕跡をゼロにすることはできない。」と反論。それを肯定する有明だが、「だがお前になら出来るだろう」とある人物を呼ぶ。それはサクであった。
改めて「ヘリオス社での部下」としてサクを紹介する有明。動揺する月村に対し、サクを計画のため研究生の頃からスパイとして送り込んでいたことを明かす有明。
有明から現在の状況説明を要求され「逃走中のゲームプログラムをコピー・転送後、オリジナルを消滅する準備が整っている」と説明。「二度と逃走中が行えなくなる」と心配する月村に「これからはヘリオス社が新たなる逃走ゲームを行い、その利益で軍事国家を設立するんだからな」と高笑いする有明。
一方、サーバールームではシズカがサクについて調べていた。
「サク…大胆に見せて本当は臆病で疑い深い…私は知っている…だってずっとそばで一緒に学んできたんから…」。そしてついにサクがヘリオス社所属という事を突き止めた。
「サク…お願い…嘘だと言って…」
ハンター消滅
月村が連れ去られ、シズカが捜索に当たる中で、ハンゾウが付添う中サク1人でゲームマスターをすることに。
今回のゲームプランを全てサクに任せたハンゾウ。いきなりハンター10体からのスタートという意表を突いたゲームに驚くが、他にも今までにないゲームという事を聞き期待するハンゾウに対し、サクは今回のゲームではスタート時からニセ逃走者を仕込んだ事を説明。「信頼関係を揺さぶってゲームを展開させます。誰がニセモノか見破らないと逃走成功は難しいです。」と語りサクに肩を叩いて期待するハンゾウ。
「ニセモノはすぐそばに…潜んでいますよ…」
通達後、早速疑い合う逃走者に「全て順調に進んでいます」と笑みを浮かべるサク。
一方、ヘリオス社に囚われた月村の前に再び有明が現れる。
モニターを出すと逃走中を放映するスタジアム、そして司令室でゲームマスターをするサクの姿が。
「お前がいなくてもゲームは始まりそして終わる。その時こそ逃走中は俺の物だ。」
有明の言葉に抵抗する月村に対し、月村の拘束を手錠型にし、警備員によって月村を連れていく有明。
連れてこられたのは有明のオフィス。再び動けないよう拘束する中、「お前にいい物を見せてやろう」と有明はモニターを映す。映し出されたのはサクが送ってきた逃走中のプログラム。「だがもう1つ重要な物を手に入れなければな。」有明が最後に狙うのは逃走中の重要な肝であるハンター。ハンターを盗み出し、ヘリオス社の優秀な複製技術でコピーすれば、逃走中は完全に有明の手中となる。だが、「ハンターの転送には特殊なセキュリティがかけられている。外部から手出しはできない。」と語る月村に「誰が司令室に座っているか忘れたか?」とバカにする有明。ハンターをゲームの途中で、しかも月村が完成させた記念すべきハンター1号機を狙うと宣言する有明。「そしてお前は消える。」
一方、クロノス社の司令室ではサクがミッションを発令。「逃走者同士が信用し合わないとこのミッションはクリアできません。しかし、間違ってニセ逃走者を信用してしまうと大きなリスクを背負うことになります。」と説明するサクに、誰が偽物か見極める必要があると理解するハンゾウ。
「誰を信じるのか、その選択が命運を分けます」
ニセ逃走者・坪倉を停止したものの、もう1人ニセ逃走者がいる事に混乱する逃走者達。その様子を見て「上手くいきました」と自信を見せるサク。と、サクはハンゾウに対し月村の捜索をするシズカを心配。微妙な返答をするハンゾウに対し影で笑みを浮かべるサク。だがその様子をハンゾウは見ており…
一方、サクと有明の関係を突き止めたシズカは関連を探しつつも「ずっと一緒に学んできたのに…」とショックを受ける。
実はゲーム直前に事実をハンゾウに報告。驚くハンゾウに対し事実を突きつけるが、「何か行動を起こし、目的が分からないサクを追い詰めるのは月村さんの命に関わるかもしれません」とすぐに行動することを警戒。それに対しハンゾウがサクを監視し、シズカが引き続き調査を続けることを指示。つまり、サクがスパイと知った上で月村を救出するために泳がせていたのだった。
捜索を続けるシズカ。ついにヘリオス社に月村の生体反応があることを突き止める。シズカはセキュリティを解除し転送の準備を進める。
「有明リョージ…逃走中から月村さんを奪うなんて…絶対に許さない!」
それは今までクールだったシズカが感情を露わにした瞬間だった。
その頃、ヘリオス社ではハンターの転送にはニセ逃走者を使うと宣言し、何も手出しできない月村をあざ笑う有明。「せいぜいお仲間が助けに来てくれることを祈っとくんだな。」と笑いその場を去る有明。
一方、クロノス社の司令室では第2ミッションの準備。次のミッションには罠が潜んでいるとし、ニセ逃走者が妨害を仕掛けると説明するサク。「互いの動きを見張ってなければミッションは失敗するってわけか」と語るハンゾウに、「逃走者はさらに疑心暗鬼に陥る」と楽しむかのようにサクはミッションを発令する。
ニセ逃走者が誰か悩む逃走者を楽しむサクに対し、言葉少なに相槌を打つハンゾウ。
一方、シズカはついにセキュリティを突破し、ヘリオス社に囚われた月村のもとにワープ。月村からサクの意図を知らされたシズカはハンゾウにメッセージを送り、それを合図に警報を鳴らし警備員を転送してサクを包囲。問いただすハンゾウに対し「遅いよ…もう計画は止まらない…」と吐き捨てるサク。ハンゾウの司令で捕えようとしたその寸前でサクはワープしゲーム空間に侵入。観客が騒ぎだす前にサクを捕える必要があるとハンゾウは焦る。
一方、シズカは月村の拘束を解除。が、有明がスタンスティックでシズカを気絶させてしまう。「この部屋のセキュリティを突破してくるなんてなかなかやるじゃないか。だが計画の邪魔はさせん。」とシズカのモバイルを破壊し、シズカを人質に取る。
一方、代わりにゲームマスターを務めることとなったハンゾウ。ニセ逃走者を排除しなければハンターが盗まれてしまう。しかし、ゲームを中断すればスタジアムの観客が暴動を起こす危険性がある。最後の手段として逃走者達にニセ逃走者を止めてもらうようミッションを発令する。
一方、エリアに逃げ込んだサクはエリアを見下ろす高台でモバイルでハンターZONE内で捜索するハンターの様子を確認。ハンゾウが手を打ってきてもこれまで通りミッションを妨害することからハンター1号機を盗む計画に問題はないと自信を見せる。
しかし、逃走者の活躍によってニセ逃走者は停止。次の作戦を思案するサクに有明から通信も入り、本来ニセ逃走者がハンター1号機に取り付ける予定だったが、「停止したならまた起動させるまでです」と尚も自信満々にニセ逃走者を再起動する。一方、ハンゾウはサクの居場所を探す傍ら、ニセ逃走者の再起動も関知。「自然なゲーム展開だと思わせながら停止させる」ことを考え、「ハンターはサングラスで逃走者を識別している」ことを利用し登録データを書き換えてニセ逃走者を捕まえる事を思いつきミッションを発動。一方、それを知ったサクもハンター1号機を絶対に転送させるべく、ニセ逃走者を捕まえさせないために増殖させる。
関口メンディーの活躍によってニセ逃走者の顔データを登録し書き換えを完了。放出された10体のハンターによってニセ逃走者坪倉・益若を確保しゲームからの排除に成功する。
またしても失敗したサクだが「アンドロイドができないなら俺がやる!」とついに自身の手で動くことに。
「有明さん…俺はあなたの役に立つ…」
動き出したサクを感知したハンゾウは急いで警備員を転送。エリア内をワープで逃げ回る中、ついにハンター1号機を発見。
「計画は絶対に失敗できない…有明さんのために…」
警備員に追われながら必死にハンター1号機に向かって走る。ついに警備員に取り押さえられるが、その手に転送装置はない。すんでの所で転送装置はハンター1号機に取り付けられ、サクの叫びと共にハンター1号機が転送された。
「有明さん…」
月村と倒れるシズカの前に転送されたハンター1号機が出現。それに喜ぶ有明の一方、「これであいつの役目は終わりだ」とサクのデータを全て削除し、有明との関係を全て断ち切る。「サクを何だと思ってるんだ!」と怒りに震える月村に対し「なんとも思ったことはない」とあっけらかんと話す有明。その興味はもう逃走中が自分の手中に入ったことにしかなかった。
何とか無事ゲームは終了したものの、絶体絶命の状況に置かれた月村。残りはハンターの複製だけとなった中で、有明は月村を始末することに。気絶から回復したシズカの目の前で、部屋に置かれたレーザー銃を起動する有明。
「逃走中は俺が受け継いでやるから心配するなぁ!!!」
覚悟して目を閉じた月村。
だが、レーザーは当たらなかった。
盾になったのは
ハンター1号機だった。
そのまま月村に倒れてくるハンター1号機。
「こんなこと…ありえん…」と動揺する有明。再びレーザー銃を起動し、今度は背後から月村を狙撃。背中に命中し月村はハンター1号機と共に崩れ落ちる。
「ハンターは修理させてからコピーさせてもらうよ」と話す有明に対し、月村は瀕死の体でハンター1号機に近づき、指環に隠されたスイッチを押す。
その瞬間、ハンター1号機のサングラスが赤く光り警報音が鳴り出す。慌てる有明に対し、月村はハンターの「時限爆破装置」を起動したと宣言。
月村「ハンターは誰にも渡さない」
有明「バカか!?たかが機械に命を懸けるだと?悪い冗談だ!」
軽蔑する有明に月村は涙ながらに叫ぶ。
「あなたにはないのか…命を燃やして作ったモノが…命を懸けてでも守りたいという思いが!!!」
その言葉に「愚かな…」と吐き捨て、「お前ら3人とも仲良くおさらばするがいい…だが俺は諦めんぞ!」と高笑いしながら有明は去る。
一方、回復したシズカは脱出を試みるが、デバイスは有明によって破壊された事に気づく。
その様子を見た月村は必死にモニターを動かし、コントローラーを転送。それをシズカに渡し、1人だけ逃げるよう告げる。拒否するシズカに
「俺はもう助からないから…たとえ戻ったとしてもゲームマスターを続けることは不可能だ…ならばここで、ハンターと最期を共にする…」
尚も嫌がるシズカにコントローラーを装着させ、シズカをクロノス社の司令室に転送する。
「あとは頼んだ…」
司令室に残っていたハンゾウのもとにシズカが転送される。シズカを心配するハンゾウに対し、「このままじゃ月村さんが…」と話すシズカ。
「始まりも終わりも…お前と2人か…ありがとう…ハンター」
その瞬間、クロノス社の司令室から見えるヘリオス社から爆炎が上がった。
ハンゾウがモニターで確認すると、月村の生体反応が消えてしまった…
ただ、月村の名を叫ぶシズカの声が司令室に響いた…
10周年記念ゲーム編
白雪姫と七人の侍
ハンゾウが見守る中でシズカがゲームマスターを代行することに。
青吉が紫門を閉めたことにより、金次と銀次を呼びに行けない事になり困る白雪姫一行を見て焦るシズカ。「どうしても白雪姫の仲間集めに手を貸したいようだな」と茶化すハンゾウに笑顔で答え、分断解除ミッションを発令する。
その後、青吉は妻を人質に取られおり打つ手がない状況を見て悩むシズカ。やはりどうしても白雪姫を手助けしたいが、どうやって門番を追い払うか思いつかず困るが、「どうしても助けたいんだったら俺に良い考えがあるぞ」と、ハンゾウがミッションを発動する。
ミッションは失敗したものの、兵士を追い払い青吉の妻を救出。ほっとするシズカだが、「それにしてもハンゾウチーフは恐竜好きですね」という直球の質問に対し、「実は次回の戦闘中にも恐竜を出そうと考えてるんだ」と喜びながら語るハンゾウ。驚くシズカに「戦闘中に出てくる恐竜はこんなもんじゃないぞ!」と自慢するハンゾウにシズカも期待を寄せる。
なんとか1人での初ゲームマスターを終えぐったりするシズカを労うハンゾウ。急遽ゲームの進行を任せたとはいえ上手く行った事に賛辞を贈るハンゾウに対し、サポートのおかげと謙遜するシズカ。シズカが腕に着けていたハンターの起動装置を返却する中、ハンゾウは「俺たちはあいつの残してくれた逃走中を守っていく使命がある」と決意し、シズカもそれに応える。
一方、ハンゾウが次回のゲームプランについて尋ねると、月村のファイルを整理した所「10周年ゲームプログラム」を発見。まだ解読の途中とはいえ、既に明らかになっている情報に「10年前にこんなことを考えていたとは」と驚くハンゾウ。そのままシズカは残る情報の解読を進める中、割り込みで「ふ化開始」という情報が入ってくる。シズカはゲームの途中でブラウンクロウが見つけた「卵」の事と気づき、ハンゾウは次回戦闘中で使う仕掛けと告白。これまでにない戦闘中になることを宣言するハンゾウにシズカも期待する。
その頃、エリアから運び込まれた卵は、クロノス社内の装置で保温される中ひびが入り…
戦闘中恐竜の乱
ゲーム開始後、最初のミッションを発令するハンゾウ。前回の逃走中でようやく発見できた恐竜の卵を早速使用することに。
しかし、どういったミッションが気になる水無月に対し、各コンビの戦力差を生むためエリアにバトルボールを仕掛ける事を説明。バトルボールが多ければ当然ゲームを有利に進められるが、そこに立ちはだかるのが3頭の恐竜。恐竜には「丸い物体に反応する」という習性があり、各コンビがその特徴を上手く使わなければバトルボールは獲得できない。ハンゾウがモニターを通じて、3カ所の巣にバトルボールを設置する。
澤部佑・
ダレノガレ明美ペアが発見したたてがみの恐竜は寝ており、その異変に司令室も気づくが、「まあ、予想外の事が起きたら起きたでゲームが面白くなるだろう」と放置する。が、そのたてがみの恐竜が目を覚まし…
目を覚ましたたてがみの恐竜は恐竜の卵を探すため他の恐竜を襲撃。襲われた恐竜は卵を咥えて逃げるが、たてがみの恐竜の攻撃により卵を落としてしまう。卵を探す恐竜はブルークロウが運ぶバトルボールを卵と勘違いしてしまい、そのまま武器屋を占拠してしまう。
その様子を見たハンゾウはすぐにミッションを発令する。
ゲームも中盤戦となり、次のミッションを発令。「次はコンビの関係性を揺さぶるミッションだ。パートナーの存在をより深く意識することになるだろう」と認証ミッションを発令する。
残り5組となり、戦力の差が出てきた中で、最後のミッションを準備。「このミッションでどのコンビにも逆転の可能性が生まれる」と賞金倍増ミッションを発令する。
ゲーム終え、水無月に労われるハンゾウ。そこにシズカが入室。逃走中10周年記念ゲームの解読が終わったことを報告し、早速データを閲覧ししその内容に驚愕する3人。月村は「今行われている逃走中」とは違う「別のルールで行われる逃走中」を企画していたことを語るシズカ。水無月が「大変なゲームになりそうですね」という言葉に返事をするシズカだが、不安そうな顔を見せるシズカに声をかける水無月に対し平静を装いシズカは司令室を退出する。
司令室を出たシズカは一人つぶやく。
「出来ない…別のルールで行われる逃走中をいきなり1人でやるなんて…私には…無理…」
一方、シズカを心配する水無月に対し、ハンゾウも「確かにシズカはまだ経験が浅い」と心配。だが、実は「新たなゲームマスター」に心当たりがあったハンゾウ。ハンゾウが出したそのゲームマスター候補に驚く水無月であった…
時空を超える決戦 前編
10周年記念ゲームが始まり、ゲームマスターを務める2人に発破をかけるハンゾウ。きっちりと返事をするシズカに対し「任せてくださいよハンゾウさん!」と軽く返す新ゲームマスターの如月カケル。楽しそうにする如月に好感触のハンゾウ。如月はシズカに対しても呼びかけるが、シズカは微妙な表情。
2つのエリアで同時に行われる逃走中に対し「さすがアイツのアイデアだ」と感心する如月だが、月村の事を「アイツ」呼ばわりしたことにシズカは嫌な表情。一方、ハンゾウは月村が用意したゲームプランに対しどのようなミッションを考えたか期待する。
まずは最初のミッションを発令。現代エリアにハンターボックスが用意されるが、クリアするには江戸エリアの協力が必要。自分達は関係ないのにリスクを冒せるかどうかが試されるとしミッションを発令する。
続いてのミッションを尋ねるハンゾウに、「今回のゲームは全て自分達だけではクリアできない仕掛けにしてあります」とシズカが説明。次のミッションは立場が逆になることを察したハンゾウに、如月もその通りと説明。さらに、先ほどのミッションよりも難しくなることを説明しながらミッションを発令する。
ゲームも終盤戦になり、次のミッションを聞くハンゾウ。今回のゲームは時代は異なるが同じ場所で同時に行われている事を説明。次は時空を超えてアイテムを受け渡すミッションを発令。これまで積み上げてきた協力関係が最も試されるミッションであることを説明するシズカと如月にうなづくハンゾウ。
「ま、後々その関係が大変なことになるけどね…」
如月は軽く笑いながらミッションを発令する。
ゲーム終了後、今度は両エリアによるチーム戦が発表。
「『まだゲームは終わらない…』月村の思惑通りってやつか…」と改めて感心するハンゾウに、「全てはゲームを面白くするため。逃走中を最高のエンターテイメントにするだ。」と語る如月。コロニー拡大の為頑張ってきた月村を偲ぶ一同の中、如月は人一倍月村の事を思っていた。
子ども時代、窮屈で狭いコロニーに対し、「もっと広い所で遊びたい」という夢を2人で語り合って約束していたのだった。
「あいつが一番思い入れのあるあのハンターも間に合わせたかったんだけどな…」
そう1人つぶやく如月を不思議な目で見るシズカに対し、ハンゾウは引き続き期待していると発破をかける中、如月はシズカとハイタッチを交わそうとし手を上げる。恐る恐る手を上げたシズカにハイタッチとグータッチでグイグイ来る如月に、シズカは苦笑いするばかりであった。
時空を超える決戦 後編
自分が確保されてもチームが勝てば賞金がもらえる団体戦がスタートし、ハンゾウがこれからの展開を聞くと、「一度は協力しあった仲間と戦うことになってゲームはより白熱していくと思われます」「面白くなるのはこれからですよ」と自信を見せる2人。今回は逃げ切った人数が多いチームが勝利となるため、「いかに相手人数を減らすか」かカギとなることから、早速潰し合いのミッションを発令。如月が目で合図しシズカが操作してハンターボックスを設置する。
中盤戦に入ったが、残り人数は6対6の接戦に。ハンゾウが次のミッションを聞き、シズカが発令しようとしたところを如月がストップ。「今新しいミッションを思いついた」と「逃走者達にハンターに近づいてもらう」「ハンターに近づくのはかなりリスクが高い。どちらがその危険を冒して競い合ってもらおう」と説明。シズカに了解を得ようとするが、「ハンターに近づくなんて今までそんな…」と反対しようとするシズカに「大丈夫だって。チーム戦は自分が捕まっても終わるわけじゃないんだから。それぞれがチームの為にどれだけ危険を冒せるかが試される。」と話をしながらセッティング。やや不満そうなシズカに対し「面白そうだな」と理解を示すハンゾウ。準備が整い如月がミッションを発動する。
ゲームも終盤戦となり大詰め。ラストは先にクリアした方が相手チームの1人を確実に確保できるミッションであり、逃走成功の可能性が高い人物を狙えば有利になるが、如月は「ま、顔に特徴がある人を選んだ方が良いかもしれないけど」と発言。その言葉に引っかかるハンゾウに対し「まあ見ててください。誰をターゲットに選ぶかが見所ですよ」と如月がミッションを発動する。
無事10周年記念ゲームを終え、労うハンゾウに対し感謝の言葉を述べようとするシズカを遮るように「用があるんで」とそそくさと如月は退出。ハンゾウがシズカに如月について聞くと「見事でした。とても初めてゲームマスターを務めたとは思えないほど…」とその力量は認めるが「私は苦手なタイプですが…」と告白。一方、ハンゾウからは偏見を持たせないよう黙っていたが、如月が月村の兄であることを明かす。
驚くシズカに対し、「月村が遺した10周年記念ゲームを手伝ってもらうのにふさわしいだろ」と語るが、急ぎの用にハンゾウも疑問を抱く。
一方、その如月は懐から1枚の写真を取り出す。それは夢を語り合った少年時代の2人の写真だった。
「『逃走中の収益でコロニーを広げる』か…俺の夢も覚えててくれたんだな。」
「もうすぐだからな…」
その目の前には修復中のハンター1号機があった…
逃走中新時代編
誘惑の扉
今回もハンゾウに見守られながらシズカが1人でゲームマスターを担当。無事終わりぐったりするシズカをハンゾウが労う。
一方、クロノス社内の別の部屋では如月がある計画を進めていた。それは爆破したハンター1号機の復元することだった。
秘かにその作業をする中、ついに復元に完了する。
めちゃ逃げ
今回から如月がゲームマスター、シズカがサポートという体制に。
早速最初のミッションの準備を指示し、シズカがフジテレビ大階段上に大玉を設置。
「さて、このミッション。もちろん誰かがやればいいんだけれど…」と声をかける如月に対し、「捕まる危険を冒してでも挑む者が現れるかどうか、楽しみですね。」とシズカは返答。その言葉を受けミッションを発動する。
ミッション後、いきなりエリアに乱入した江頭2:50に戸惑うシズカと興味を持つ如月。
シズカが急いで検索し、江頭のプロフィールを表示。江頭が逃走中に参加できなかった事に怒っていることからどうするか如月に聞くが、「今の所問題なさそうだし、とりあえず放っておこう」と静観。その対応に少し心配そうな顔をするシズカ。
続いてのミッションは東京湾から船に乗ったハンター100体を転送。これまで潜伏していたプレイヤーも動かざるを得ないミッションと説明するシズカに対し、如月は何か別のモニターを見ているが、急いでそのモニターを消す。「見ちゃった?実はシズカにまだ伝えてない仕掛けがあるんだ。きっと驚くよ。」と思わせぶりな発言。何か言おうとするシズカに「それは後のお楽しみ。まずは逃走者達に100体から逃げ切ってもらおう」とエリア移動ミッションを発令する。
「誘惑の扉」で登場した「ハンターの口」を模した「江頭の口」を使って
おのののかに襲い掛かる江頭の様子を見る司令室。「あの男、相当今回のゲームに出たかったみたいだね。手が込んでる。」と賛辞すら贈る如月に対し、ゲーム中の勝手な行動を心配するシズカ。だが如月はまだ「面白いからいいんじゃない?」と気に留めぬばかりか、心配するシズカに対し「じゃあシズカが見張っといてよ」と冗談を飛ばしシズカも渋々見逃す。
ゲームも終盤戦となり、「ここまで協力してきた逃走者だけど、次は復活を賭けて戦ってもらおう」と復活ミッションを準備。「それと、あいつもここで復活だ」と見せたのはあのハンター1号機。だが、ハンターとしての登場でないことに疑問を抱くシズカに「そこはお楽しみ」と復活ミッションを発令する。
網鉄砲獲得ミッション挑戦中の
濱口優に三度江頭が乱入し羽交い締めに。ゲームの進行を妨害する事態に「ちょっと遊ばせすぎたね。でもすぐ対処できるよ。」とミッションアンドロイドに改造されたハンター1号機を転送し、江頭を引きはがしそのままエリア外へ転送。「ね?問題ないだろ。」という如月に対し、「これで正常にゲームが進められますね」と少々厭味ったらしく言うシズカであった。
ゲームマスター青山シズカ編
ハンターと鋼鉄の魔神
エリアの一角にシズカが登場。今回から正式にゲームマスターに昇格し1人でゲーム進行を務めるようになった。
ゲームも15分が経過し最初のミッションを発令。用意したのは新たに開発した「パワースーツハンター」。
「パワースーツを装着したこの子を見たらどう思うんだろう…さあ、暴れておいで。」
そう言いながらパワースーツハンター3体をエリア内に転送する。
ゲームを見守る中、「非常事態発生」との通知が。ロボット展示会に馬飼が侵入し巨大ロボ・メガボッツをハッキングし暴走させていた。一瞬焦るも「まあ、いつも通り利用させてもらいましょう。」とメガボッツにアラーム解除レバーを設置しミッションを発令する。
ゲームも折り返しとなるが、再び「非常事態発生」の通知。今度は馬飼がハッキングでドローンを爆発させていた。無事なドローンは残り3台。その様子を見て「じゃあ、これ使っちゃいましょう。」とドローンを転送させ復活ミッションを発令する。
ゲーム時間も48分と終盤戦となり新たなるミッションを発令。今度は「ジャンピングアンドロイド」を準備する。
「足に強化パーツを装着したこの子たちの脚力はハンターを遥かに超える。さあ、行っておいで。」
その言葉と共にジャンピングアンドロイド6体を転送し賞金単価アップミッションを発令する。
ゲームも最終盤となるが、馬飼はデモリッシャーXを乗っ取り暴走を始めていた。
「またこの人…捕まってなかったんだ…」
馬飼の暴走に悩みながらも「これで行きましょう」とラストミッションを発令した。
ハンター迎撃作戦
今回はクロノス社の指令室からゲームをコントロールするシズカ。
「1人目確保。スタジアムの反応も上々ね。今日はVIPルームにゲストが2人来ているから存分に楽しんでもらわないと。」
そう言いながらモニターを切り替える。
モニターが映し出したのはスタジアムのVIPルーム。
そこには奇抜な恰好をした富裕層のVIPゲスト・千鳥。
早速1人目の確保が
中山秀征であることを残念がる2人。
ノブ「ヒデさんは引っ張らないと。ギャラが高いんだから。」
大悟「あんな檻にずっと入れてるタレントじゃない」
ノブ「いつもなら三四郎の
小宮がやる役」
今度はハンターの髪型の話題に。
ノブ「ハンターの髪型のクセスゴかった。
ロン毛横刈り。」
大悟「刈るかロン毛かのどっちかやけれどな普通はな。」
そんな様子を見るシズカ。
「ずいぶんクセがスゴい格好してるわね…富裕層のセンスって独特よね…まあいいわ。私はゲームに集中しましょう。」
クセがスゴい従業員(エハラマサヒロ)とよみうりランドのマスコットキャラクター・グッドくんが
兼近大樹に絡む様子を見た千鳥。
大悟「こうやって見た方がおもろいな。『どうぞ~』って言うよりかはああいう急に現れて邪魔してる方が。でもグッドくんは笑ってなかった。」
ノブ「もっと優しい顔してた。グッドくん。」
大悟「でもちゃんと人気者のところ行っとった。EXIT行けばしっかり映ると思って。」
とはいえこの従業員が邪魔する役割かお助けキャラなのか今のところわかりかねる千鳥。そんな様子を見てシズカはハンター放出ミッションを発動する。
ハンターが7体となり続々と確保され苦しむ逃走者たち。
「ハンターが7体になって逃走者たちも苦戦してるわね。となれば用意していたアレを出しちゃおうかしら。」
そう言って表示したのは網鉄砲とハンター停止装置。
「この2つを組み合わせて使えばハンターを1体減らせるわよ。ただし、ハンターには網鉄砲をかわす新機能を付けさせてもらったわ。かわされたらTHE END。さあ、ヒーローは現れるかしら?」
そう言いながらエリア内に網鉄砲とハンター停止装置を出現させ通達を出す。
ドローン通報部隊停止ミッションにて、バケツを借りたい
伊沢拓司と
オカダ・カズチカに絡んだクセがスゴい従業員の様子を見て苦笑いの大悟。
大悟「手応えなさそう…」
ノブ「しばらくブラシ見てたもんな」
大悟「あんなとこはね、映しちゃダメよ」
大悟「今伊沢君来て『うわ!この謎が!』みたいな一番盛り上がって一番ええとこや。『みんなで掃除しよう』いらない!」
ノブ「5秒ぐらいネタ入れる間あったけどな」
大悟「怖いって。プロレスラーと東大の人にネタは怖いって。」
復活ミッションで兼近を復活させた
山邉蒼生を讃える2人。一方、やはり兼近の人気も実感。
大悟「『ちょっとあるかも』みたいな顔してた奥の
菊田がイヤでした」
ノブ「
松尾とかじゃなくて?」
続いて話題は牢獄回しに。
ノブ「牢獄まわししてた
柴田さんも良かった」
大悟「牢屋まわしできる人が今後のフジテレビで回していく。1番多彩だから、タレントの種類が。」
いよいよゲームは残り20分の最終盤、残り5人となり逃走成功者予想をする2人。
大悟は「アスリートの身体能力」に期待し
那須川天心、ノブは「SnowManの勢い」に期待し
目黒蓮と予想。
ノブ「
長田も頑張ってほしいんですけど、あんな『お金お金』言ってる奴はな…この雷が落ちるかも!!!」
大悟「お前そんなんなん今日?大丈夫か?今年。休むか?(今年の)あたまちょっと休むか?」
とはいえゲームを満喫するVIPの様子に一安心のシズカ。最後のミッションは「せっかくだからこれでもっと盛り上がって頂こうかな」と2人の顔をスキャンしマスクを生製。20体の「千鳥通報部隊」として投入する。
千鳥通報部隊に牢獄も怖がるのを見て「俺ら卑怯なやつやなぁ」と戸惑う2人。
ノブ「今でこそそんな無いけど子ども人気なくなるなぁ」
ノブ「なんか敵の方のザコキャラっぽい」
大悟「それがイヤ。ボスなのかと思いきやさらに下っ端。」
新ゲームを攻略せよ
後に行われる新ゲームから逃走者9人が追加されるという通達に困惑する逃走者たちを観察するシズカ。
「今回の仕掛けは新ゲームだけじゃないわ。新たな9人の逃走者たち。まあ、彼らも何も知らないわけだけれど。彼らにはこの後存分に暴れてもらいましょう。」
困惑する逃走者とは対照的に冷静に最初のハンター放出阻止ミッションを発令する。
鈴木福が確保され
鈴木楽と共に兄弟で脱落。何も知らされずただ待たされるだけで困惑する追加逃走者達だが、現時点では残り15人。「新ゲームのためにもう少し人数絞る必要があるわね。」とまだまだじらすシズカ。
今回用意した新ゲームは「
密告中」。逃走者同士のかつてないサバイバルゲームを期待しつつも次のミッション。競走馬4体を用意し「この子達にも走ってもらいましょう」とハンター消滅ミッションを発令する。
残り逃走者は12人に。一方の追加逃走者も気合十分。「新たな逃走者9人をエリアに解き放ちましょう」とハンターをエリアから転送で排除し追加逃走者9人を投入。逃走者たちがエリアの各所に散ったのを確認し、各逃走者の胸と背中に3ケタのナンバーが書かれたゼッケンを装着させる。
「さあ、逃走者対逃走者。新たなサバイバルゲームの幕開けよ。」
ルフィと黄金の秘宝
ワンピース100巻記念展示会場の人形に魂を乗り移らせ、お宝を探し動き始めたブルックを観察するシズカ。初めて見る悪魔の実の能力に「面白いじゃない」と楽しそうなシズカ。それにちなんだ最初のミッションを発令する。
後半戦・ダイバーシティ東京に移り次のミッションを準備。復活カードの入った宝箱を転送しミッションを発令…しようとするも、ブルックが宝箱を発見し復活カードを持っていってしまった。思わぬハプニングにシズカも困惑するが「まあ、ハプニングはつきものよね…少しだけ様子を見てみましょう。」と今回は静観。
ブルックが怪しげな扉の中にあった黄金のギターを発見。
「魂王(ソウルキング)と呼ばれるあなたなら必ず飛びつくと思ってたわ。次は邪魔されちゃうと困るから少し休んでてもらいましょう。」
その言葉と共に部屋を塞ぐよう海楼石の壁を設置。さらにブルックを複製したブルック通報部隊を投入した。
お台場大決戦
初の大晦日決戦。過去最多31人の逃走者に加え、早くもエリアには巨大ロボットを用意し逃走者を驚かせるが、「今回は特大スケールのミッションを用意している」と宣言。
「さあ、始めるわよ。逃走中、最初のミッション…」
「大掃除は済んでるようですね。」
と、謎の男が。男の名はクロノス社管理部に所属する若月シオン。管理部の人間が指令室に来たことに驚くが、若月によると「あの人」が来るらしい…が、ミッション発動を忘れてることを若月に指摘され、ここ最近のようなドS感ある発令ではなく大人しくハンター放出阻止ミッションを発令する。
と、指令室の扉が開き…
「あなたは…?」
「久しぶりだから迷っちゃった~」
接待する若月に誰だか分からず困惑するシズカだが、「それでも君はクロノス社のゲームマスターか!」と若月が叱責。やってきたのは数々のゲームを成立させてきたレジェンドゲームマスター・兎川バガンザ。
無礼を働き謝りつつも自己紹介をするシズカをどかして椅子に座り、勝手に次のミッションを確認するバガンザ。若月も「また始まった…」とどうやらこれがいつもの調子の模様。
次のミッションはロボット犬を使うミッション。
「良いこと思いついちゃった~この子たち、ハンターにくっつけちゃったら面白くない?」
「それは流石にやり過ぎ…」と止めるシズカを「ノリ悪くてつまんない」と一瞥し勝手にミッション発動。
「さあ、始めるわよ。天下を治める『お台場殿』は現れるのかしら?」
(賞金単価アップミッション発令)
ゲームは中盤戦へ。
「犬も良かったけれど~新型投入しちゃおうかしら。」
バガンザは続いてオリンピックメダリストハンターを投入した復活カード獲得ミッションを発令する。
ジャスティン・ガトリンハンターに
髙部瑛斗が確保されたものの、
エリック・ワイナイナハンターを振り切り
はじめしゃちょーが復活カードを2枚獲得。「こんなはずじゃなかった~」と慌てるバガンザに対し、ワイナイナの走力が遅いのはもちろん、長距離向けのハンターを選んだことに若月がツッコミ。シズカも「具合が悪いんでしたら…」と気遣うがバガンザは「舐めんな小娘!」と逆ギレ。
若月「凄い人なんだけれどこういう所面倒くさいんだよな…」
そもそも「新型」と言いながらワイナイナというチョイスを指摘する若月にバガンザは「見たかったんだもんワイナイナ…」と駄々っ子状態。
青山「あの、そもそもワイナイナって誰なんですか?」
若月「ほら~若い子分からないじゃないですか。」
兎川「銀メダリストよ!オリンピックのメダリストと言ったらワイナイナでしょ!」
若月「2000年のシドニーです。メダリストっつてもワイナイナが走るのは42.195kmですから。ここ走るのせいぜい250mなんで。」
兎川「やっぱりベン・ジョンソンにすればよかったかな…」
青山「あのベン・ジョンソンって…」
若月「もういいでしょ!オリンピック懐かしトーク。やめ!」
その後もワイナイナハンターから
イ・チャンミンが復活カード1枚、サンディ・モリスハンターから
森崎ウィンが復活カード1枚、
ゆうたが2枚、ジャスティン・ガトリンハンターから
馬瓜エブリンが復活カード2枚と合計8枚の復活カードを獲得。
この時点での確保者12人に対し復活カード8枚は当然過去最多。若月も青山も心配するが「8枚8枚ってうるさい!」とブチギレ。
「大丈夫よ。このまま簡単に復活できるなんて大間違いなんだから!」
その言葉に若月は真意を察する。
「ほほう…では今、牢獄にいる者達の
運命もまだまだ分からないって言う事ですね…」
運命…?
抗おうとするなんて愚かね…
天命に逆らうな…!!!
(復活ミッション発令)
見事なゲームメイキングの結果復活者は2名に。バガンザも上機嫌で歌い出し若月はヨイショ。そしてシズカはそれに引き気味で小さく拍手のみ。
続いてのミッションはヘリコプターを使ったミッション。もちろんこれだけでも十分スケールは大きいが「全然足りないわよ!」とロングレッグマン・電動一輪車部隊・ドローンと全部乗せ。流石に若月も「今日だけですよ~」と念押しつつもミッションを発令する。
(アラーム解除ミッション発令)
ゲームは残り30分となり次が最終ミッション。
「やっとあのカギを使う時がきたわね」と語るバガンザ。カギとは最初のハンター放出阻止ミッションのロボットの座席についていたカギのこと。ゲーム序盤からラストへの伏線を張るというメイキングに若月も「最近始めたばっかの小娘とは違う」とヨイショしバガンザも上機嫌だが流石のシズカもイラっと顔。
若月「性格はめんどくせぇけどやっぱ腕あるな‥」
兎川「めんどくさい?」
最終ミッションはもちろんハンター。シズカもラストと言う事もあり地上波では7年ぶりにハンター100体を用意。その手腕にバガンザもようやくシズカの腕を認める。
若月「さあじゃあ始めちゃいましょうか!イケイケゴーゴーフー!」
そしてシズカとバガンザが2人で手を合わせてハンター100体放出阻止ミッションを発令する。
無事に大晦日の大規模ゲームを
伊沢拓司の逃走成功という形で完了。
今回バガンザが来訪したのは大仕事に挑むシズカに活を入れに来たため。とはいえ最後はシズカの力量を認め「もう大丈夫」と安心。
「最後のミッションなんて私たちWinkみたいだったもんね」
と陽気に「さよならだけどさよならじゃない」と歌いながら指令室を去る若月とバガンザに結局最後までジェネレーションギャップを埋められず苦笑いするシズカだった。
若月「あ、これやまかつWinkだ。」
最終更新:2024年09月27日 20:33