ここでは各回のエリア内ドラマのストーリー(新浦島太郎物語以降)をまとめております。
新浦島太郎物語
舞台は沖縄のとある島。モズク漁を産業の中心とし、栄えてはいないものの長閑で平和なのんびりとした島。
そんな島の住人達の憩いの場である浦島食堂は今日も多くの客で賑わっていた。島一番の大男である譲二や「モズクの天ぷら」が好きな町医者の浜比嘉先生も足繁く通うお店を幸子1人で切り盛りしているが、そんな中である噂が出回っていた。どうやら最近島にはリゾート開発の人が出入りしているらしく、噂ではリゾートホテルが建設するらしい。「島が栄えて上等さぁ」とのんきな事を言う照おじぃだが「リゾート開発となれば浦島食堂が取り壊される」という事を聞いて驚くも、そこを割り込むように幸子が料理を運んでくる。浦島食堂の土地を手離すことを心配する照おじぃに「当たり前さぁ。こんなにみんなが来てくれる店潰すわけにはいかないさぁ。」という幸子の言葉に安心し盛り上がる一同の中、幸子の息子・太郎が帰ってくる。「暇なら少しは店手伝ったらどうね」という住民の言葉に対し「誰がこんな古臭い味のメシしか出さない店なんか手伝うか。俺はな、いつか東京に出てでっかい仕事する人間さ。」と反発。幸子の声にも耳を傾けず、いつものように堤防に出て釣りをし始める…(ハンター放出阻止ミッション発令)
太郎が釣りを終え砂浜を歩いていると、チンピラに絡まれている男を見つける。見ないふりをしてその場を去ろうとするが、絡まれている男から「浦島?」と声をかけられ、その男が同級生の亀山と気づく。亀山から助けを求められ、勇気を出して釣り竿を振り回し何とかチンピラを追い払い救出。東京に行ったはずの亀山と久しぶりの再会に驚く中、亀山から「お礼」としてどこかに連れていかれる。
亀山に連れていかれたのは「レストラン 竜宮城」。豪華料理のもてなしに感動する中、オーナーの乙姫祥子とも遭遇。若者が島にいることを驚かれるが、太郎も上京の夢はあるがお金がないと語るも「高い志を持っている」と褒められる。
そんな中、乙姫から「島のリゾート開発」についての話を持ち出される。実はこのリゾート開発は乙姫による「竜宮開発」が進めており、亀山もその仕事の関係で島に戻ってきていたのだった。
乙姫は島を「夢のある島」にしたいと語りだす。
「浦島食堂はとっても景色の良い所にありますよね。あそこにホテルが建ったら素敵だって思いません?もしあの土地を売っていただけたなら売り上げの10%、浦島さんにお渡しいたします。」
乙姫から破格の提示をされ戸惑う太郎に、亀山から「玉手箱」が渡される。中には土地売買の契約書と「挨拶代わり」として東京での生活資金が入っているという。
「お若くて聡明な浦島さんならどうすればいいかわかりですかね?」とけしかける乙姫に「とりあえず店に帰って考えます…」とひとまず持ち帰ろうとするが、乙姫から「一つだけ…」と注意をされる。「契約する気が無いのなら、決してこの箱、開けないでくださいね…」。
夢である「東京に行く資金」と「浦島食堂を手放す」という事実。究極の2択に太郎は困り果ててしまう…(玉手箱の通達発令)
帰る道すがらもどうすればいいか悩み続ける太郎。
一方、乙姫と亀山は…
「亀山、あなた上手くやったわね…」
「あいつは高校を出て上京した俺を羨んでたから、絶対に箱を開けますよ。」
そこには亀山に絡んでいたはずのチンピラもいた。全ては太郎に土地を売り渡すための一芝居だったのだ。
「まあ、あそこにホテルが建って、また島に活気が戻れば結局は皆がまた喜ぶでしょうし…」
そう願う亀山に対し、乙姫は「何言ってんの?」と嘲笑う。
「あの土地が手に入ったら別の不動産業者に適当に嘘ついて値段釣り上げて売り飛ばすのよ。」
「そんな話聞いてない!」と慌てる亀山に「あんたの借金誰が肩代わりしてるか忘れた?ねぇ?どの口で物言ってんの?」と静かに圧力をかける乙姫。その言葉に亀山も拳を握りしめ歯を食いしばることしかできない…
一方、浦島食堂に帰ってきた太郎。帰ってきても幸子の姿が見えない事に心配になるが、厨房に入ると倒れている幸子を発見。何とか幸子を背負い浜比嘉先生の診療所へ向かう。
診療所にやってきた
田中卓志の助けも借り、往診から急いで戻ってきた浜比嘉先生と共に診療所に入る。
何とか目を覚ました幸子。一命はとりとめたが原因はやはり働きすぎ。浜比嘉先生からも「このまま働いていたらいつか大事になる」と心配され、今日は休んでいくよう促される。2人きりとなった中で幸子は太郎に「ごめんね…」と声をかける。「オカンが倒れたら店どうする?」と心配する太郎に「店の土地の名義、お前にしてあるから。好きにしなさい。おっかぁ1人じゃもう食堂続けられないから…」と告げる幸子。その言葉に太郎は複雑な表情を見せる…
1人浦島食堂に戻った太郎。「好きにしろ」とは言われたものの、中々踏ん切りがつかない中で乙姫と亀山も食堂に。幸子が倒れたという報を聞きやってきたそうだ。幸子を心配する乙姫に「この店売ってホテルが建てば、本当にお金もらえるんですよね?」と聞く太郎。「素敵なリゾート地になれば島の皆様もお喜びになるじゃないかしら」と説明する乙姫に真実を知る亀山は隣で複雑な表情をするしかない。
「お母さまに楽させてさしあげたら…」
乙姫の隣にいる亀山は東京に行き革靴にスーツと立派な男となった。一方、自分はまだ泥だらけの靴。
自分の夢、母への心配、そして島の発展のため、亀山が一瞬止めようとしたことに気づかず、ついに太郎は玉手箱を開けてしまう。中に入っていたのは「浦島食堂を5000万円で売り渡す」という土地売買契約書とその手付金兼上京資金500万円。太郎が何も知らず契約書に判を押す様子を亀山はただ震えながら拳を握りしめる事しかできない…
浦島食堂の看板に「土地売約済」と貼られ、浦島食堂も営業できず譲二も腹が減ったまま。
まだ悩み続ける太郎に話を聞きつけた照おじぃが駆けつける。「何も店を畳むことはない」という照おじぃに「その方がおっかぁも楽できて喜ぶさ…」と太郎は返すが「バカァ!」と一喝。
「おめぇのおとうが亡くなって、さっちゃん何のために今まで一生懸命頑張ってきたと思っとるわ!おかあは、お前が小さい頃から太郎の夢が叶うようにってずっとこの店守ってきたんだぞ!」
その夢が思い出せない太郎に「自分で思い出せ!」と言い立ち去る照おじぃ。
すれ違った小学生を目にし、その夢が「小学校に埋めたタイムカプセル」に入っていると気づき小学校に向かう。(ハンター閉じ込めミッション発令)
梅田彩佳・
城田優の助けを借りタイムカプセルを掘り出す事に成功。そこから小さい頃に書いた手紙を発見する。
大人になった自分へ書いた手紙。そこには
「大きくなったらうちの店を継ぎたいです。それでオカアを幸せにしてあげたいです。」
一方、「しょうがない。サインしたのはあいつだ…」と言いつつも、何もできない事を悔しがる亀山。と、幼い頃から知り合いのオバアに話しかけられる。まだ両親に顔を見せていないなど気まずい顔を見せる中、オバアから「子どもは皆、この島の宝やんぞ~」と言われ複雑な表情になるも「なんくるないさぁ~この島はいい島さぁ。心配事なんて全部遠くへ行くさぁ。」と励まされ思わず泣いてしまう。
その頃、浦島食堂に戻った太郎。「オカアは自分が店を継ぐのを待っていた」と知り、1人寂しく厨房に立ちレシピを眺める。と、その厨房の中に「太郎上京資金」と書かれた通帳を見つける。その中にはこれまで必死に1万円ずつ貯めていた上京資金が。
「店継がせたかったんじゃないのか…東京で何かするって…こんな口ばっかの俺の事信じてくれて…俺全然気づかなくて…オカアの大事な店…」
泣きながら自分の選択を悔いる中、目に入った玉手箱を持ち、契約を破棄しに店を飛び出す。
レストラン竜宮城にたどり着き、乙姫に契約を取り消すために太郎は頭を下げる。が、乙姫は態度を一変。
「金に釣られててめえのその手でサインしたよね。あの土地はもうこっちのもんなんだよ!」
土下座してでも懇願する太郎に乙姫は一切聞き入れず、部下にブルドーザーを運ばせて即刻店を潰すよう命令。足にしがみついてでも必死に止めようとする浦島に亀山も「だらしねえお前がいけねぇんだろうが」と一喝し表に出るよう連れていく。
外に連れて行った先でも謝る太郎に、一転して亀山は乙姫のリゾート開発が嘘であり、土地転がしが目的である事を語る。尚もリゾート開発を信じる太郎に「ブルドーザー早く止めに行け!俺が絶対何とかするから。」と促す。その言葉に応え、太郎は急いで浦島食堂へ向かう。
一方、乙姫に対し「本当に浦島の土地にホテルを建てる気は無いんですね?」と聞く亀山。「そうだって言ってんの。ホテルなんか建てないの。さっさとあの土地売っ払うよ。」という乙姫に「わかりました。」と亀山は覚悟を決めた表情をする。
一方、島にブルドーザーを乗せたトラックが近づく中、亀山を信じまずは時間稼ぎをするしかない太郎。浦島食堂にたどり着き照おじぃに真相を話し、とにかくブルドーザーを止めるべく照おじぃのトラックで道を塞ぐ事にするが、トラックは使ってなかったためエンジンが動かずピンチに陥る…(ハンター放出阻止ミッション発令)
島の住民に加え、逃走者の協力もありトラックを引っ張り道を塞ぐことに成功。ひとまず時間を稼ぐことができた。そこに乙姫が到着。契約書を盾にする乙姫に「ホテルを建てる話は嘘だ」と言う太郎。「そんな話、証拠?どこにあんの?」と言う乙姫に対し「証拠ならある」と亀山が現れ、「その契約書は無効だ」と先ほどの話を聞かせる。実は先ほどの会話を裏でスマートフォンで録音をしていたのだった。当然「ホテルの売り上げ」について書かれている契約書は虚偽となり無効に。乙姫に造反した亀山は「俺はこの島の人間ですから。お金の事は今まで自分で何とかしますから。今までお世話になりました。」と決別。住民たちに糾弾されついに乙姫は契約書を破り捨て逃亡。浦島食堂は無事守られた。亀山に感謝する太郎だが、今後の仕事を心配する太郎に亀山は「この島でオトウのモズク漁の仕事継ぐことにしたさぁ。なあ、そしたらお前の店で俺の取ったモズク使ってくれるか?」と島に戻ることを語り「あったりまえやさぁ!」と握手を交わす。
一方、診療所で休む幸子に太郎は上京資金の通帳を差し出す。「ああ、バレちゃったさぁ」と笑う幸子に「俺、自分の夢叶えることにしたから」と宣言する太郎。「東京さ行くねぇ…」と寂しがる幸子に対し首を横に振り「俺の夢はオカアの店を継ぐこと。オカアを幸せにすること。」そう言ってモズクの天ぷらを差し出す。と言っても幸子のとは違い焦げ気味。
「オカア、早く元気になれよ。俺じゃうまくできなかったさぁ。店の事とか、オカアの味、いっぱい教わらないと。」
その言葉に手を握って感謝する幸子。
「オカアは幸せ者さぁ。」と太郎の初めてのモズクの天ぷらを試食。「うまいよ。形はまだまだだけどね。」と言いながらも食べ進める姿にお互い涙を見せる。
こうして浦島食堂は守られ、島にまた平穏な日々が戻ったのであった。
最後のサムライ
時は江戸から明治への過渡期。欧米化も進み、その流れにより侍は数を減らしていた。だが、中には最後まで刀を捨てず侍として生きる者もいた。それはこの街で暮らす剣之介もその一人だった。
かつての侍仲間と街で出会うが、彼は既に刀を捨て大工に転職。「俺みたいに侍辞めて商売でも始めたら…」と言われるが「時代が変わっても己が変わるわけではござらん。拙者はかつて仕えた殿の教えを守り、最後まで侍として生きる。」とかっこよく語るが、語り終えた途端にお腹の音が。「そうはいっても仕える殿もいない。食うにも困るよなぁ。」といじられるが「そんなことはない…さっき食ってきたところだ」と「武士は食わねど高楊枝」を地で行く剣之介にかつての仲間も半ば呆れかける。
その頃、街の一角では武器商人の米田権蔵と領事のエドワードが群衆を蹴散らすように人力車で移動。その背後では警官の高倉信忠も続く。逃げる群衆にぶつかりおばあさんが転び持っていた野菜を落としてしまうなど半ばパニック状態。人力車は転んでいたおばあさんに気づき止まるが、その勢いでエドワードが持っていたウイスキーが服にかかってしまった。謝るおばあさんに対しエドワードが怒るが、米田はエドワードを諫め「ここはお任せを…」と変わる。人力車を降りた米田は土下座して謝るおばあさんに対し顔を一変し蹴り飛ばす。見ていた群衆もやはり米田の気性の荒さを知っており「関わらない方がいい」とその場を立ち去る。謝るおばあさんを掴み強引に立たせようとする米田だが、そこに剣之介が割って入る。楯突いたことにエドワードの命で警官が制圧しようとするが、一太刀で警棒をはじき飛ばす。
「無抵抗な者に対してあまりにも乱暴であろう。見逃すわけにはいかぬ。」
一方、その様子を井戸の陰から少年の小太郎も覗いていた。剣之介の立ち振る舞いと強さに「かっこいい…」と一目惚れ。
しかし、現場ではおばあさんを介抱する剣之介に対し「忌々しい…まだ侍がいるのか…」といら立つ米田。と、エドワードのズボンがウイスキーで汚れているのを見つけ思案し剣之介に声をかける。
「おい、人の物汚したら弁償するのが筋ってもんだろう?そうだな…35銭はもらわないとなぁ。ねぇ、ミスターエドワード。」
しかし、35銭という大金など持っていないおばあさんに対し、このあたりの土地は米田が持っていることから「マネーを払うまで何人たりともこの先の通行を許さん」と封鎖を宣言。剣之介も財布を漁るが持っているのは4銭のみ。持ち合わせがなく慌てる剣之介に「どうしたミスターサムライ?今度は助けてやらないのか?」と米田は挑発しながら高笑いする。
(エリア封鎖阻止ミッション発令)
スギちゃん・
田中卓志・
狩野英孝・
斉藤慎二・
安座間美優・
相葉裕樹がお金を出し合い35銭を工面し代わりに払ったことで封鎖は免れた。
しかし、領事館ではメンツを潰された米田がいら立つが、「それにしてもまだソードを持っているサムライがいるとは」と興味を見せるエドワード。その「ソード」という言葉にヒントを得た米田はエドワードに耳打ちしある計画を伝える。エドワードも「私は政府にプレッシャーかけましょう」と合意し、米田から賄賂を受け取る。一方、その様子を警備する警官の高倉も黙って見ており…
一方、剣之介の家では井戸水で体を清め中。筋骨隆々の整った体を見せるが、再びかつての侍仲間と遭遇。米田相手に大立ち回りしたことがすでに話題となっていると伝えるが「侍として当然の事をしたまでだ」と顔色一つ変えぬ剣之介に「またいつもの『殿の教え』か…えらいねぇ」と呆れる。その言葉に剣之介もかつて仕えた殿を思い出す。
剣之介の主君が病に伏せ幾ばくもない中、涙を見せながら殿に付きそうが、殿は「これから時代は変わっていく…しかし、侍の心、忘れるでない…」「大切なものを守って生きていく侍で居続けるのだ」と語り息を引き取った。その言葉に剣之介も「殿の教え、忘れません。拙者は決して刀は置きません」と決意したのだった。
「殿…拙者は殿の教えを今も守っております…」
と、置かれていた刀に小太郎が近づくが、剣之介は「触るな」と一喝。反射的に怒鳴った事を謝るが「刀は侍の命。これが無くては侍ではいられんのだ。」と刀を遠ざける。が、小太郎は自分の名を名乗り「俺を強い侍にしておくれよ」と弟子にしてほしいと頼み込む。「侍は今の時代肩身が狭いぞ」とやんわり断る剣之介だが、小太郎からは「じゃあ、なんで侍をやってるのさ」と反論。ここでも「殿の教えを貫き、最後まで自分の刀で人々を守り続ける事を誓ったから」と答える剣之介だが、またしてもお腹の音が。お腹が空いていることを小太郎に見透かされ、尚も意地を張る剣之介に小太郎は懐からおにぎりを差し出す。最初は断る剣之介だが、ついに手を出して口に入れようとするも「その代わり弟子にしてくれ」という交換条件に結局おにぎりを返して去る剣之介。小太郎も剣之介の意地っ張りに呆れるも、こちらも「弟子にしてくれるまで諦めないからな」としぶとさを見せる。
その頃、街中では自動売物箱(自動販売機)が登場。明治4年に導入された郵便制度に伴い設置され日本最古の自動販売機でもある。切手と葉書が購入でき、その様子に興味を見せる群衆。剣之介もその様子を見て「箱が物を売る…」「切手とは何だ…」と町人に尋ねるが、切手すら知らない剣之介に「あんた遅れてるなぁ。今は文明開化の世の中だぞ。」と町人に言われ、流石の剣之介も哀愁を感じてしまう。
「時代は変わってゆくのだな…」
(ハンター放出阻止ミッション発令)
剣之介は川辺で剣の素振り。が、その後ろでは勝手に小太郎が木の枝で練習中。再び侍になる道を諦めるよう説得する剣之介だが、小太郎は耳を貸さず素振りを続ける。だが、剣之介の「何故侍になりたい?」という言葉に懐からペンダントにした剣の鍔を取り出す。
「父上は立派な侍だった。おいらも父上みたいな立派な侍になりたいんだ。」
小太郎は侍の父と2人暮らしをしていた。だが、訪問者の声が聞こえると小太郎は父によって押し入れに入れられ、「何があっても絶対に出てくるんじゃないぞ」と身を隠される。
だが、襖を少し開けその様子を覗く小太郎。どうやらある男から立ち退きを迫られていたが、父は「先代の殿から賜った土地。いくら金など積まれても売りはせん。」と契約書を払いのける。だがその男は銃を取り出し父を射殺。崩れ落ちる父の亡骸に苦悶の表情を浮かべる小太郎だが、その男の右腕にはギザギザとついた痣が。一方、警官が証文を探す中、付き添う高倉も「何てことを…」と絶句するが「こいつは刀を抜こうとした。正当防衛になりますよね?」とエドワードに聞く男。小太郎の父を射殺したのは米田だったのだ。エドワードも高倉に正当防衛であると承認するよう圧力をかける中、米田は高倉も元侍であった事に気づく。
「今強いのは刀じゃなくて、金を持ってるやつなんだよ…」
持っていた刀の鍔は父上の形見。
「おいらも刀が欲しい。いつかきっと父上の仇を討つんだ。剣の腕を磨いて強くなるんだ。」
だが剣之介は「刀は恨みを晴らすための道具ではない。刀に拘らずともよかろう。」と別の道を探すよう諭しながら水を取ろうとするが…
その動揺に気づいた小太郎から呼びかけられ剣之介は平静を装う。
一方、領事館では米田とエドワードの元に高倉から条例の文書が届く。届いたのは廃刀令。実在の物は明治9年に配布され、皇族・役人・軍人・警察官以外の帯刀を禁じた条例だが、ここでは「私の土地(=米田が持つ土地)で侍が腰に刀を差すことを禁ずる」という完全に剣之介を狙い撃った条例。「剣之助め…やつに刀を置かせてやる…」と高笑いする米田とエドワードだが、その様子をうつむいた様子で見る高倉…
街にも廃刀令の文書が交付される。廃刀令に気づいた剣之介は小太郎を先に家に帰るよう促すが、街道に出た瞬間に警官に気づかれ取り囲まれてしまう。米田とエドワードも姿を見せ「剣之介、刀を置け」と投降を求めるが「拙者は殿との約束を守らねばならん。刀を置くことはできんのだ。」と拒否。米田の号令で警官が襲い掛かり、最初は組手で対応するも覚悟を決め刀を抜き峰打ちで対応。あっという間に警官は全て倒され、慌てたエドワードが警官を招集。流石に数で分が悪いことから集まる前に逃走する剣之介。一方、米田は建物の陰からひっそりと見ていた小太郎に気づき何かを企む…
警官が街を捜索する中、茂みに隠れてやり過ごした剣之介。警官が離れた隙に馬車鉄道の運転手に近づき街の外まで運んでくれるよう頼むが、侍と見破られた運転手からは「危ない橋を渡るわけにはいかねぇ」と拒否。頼み込む剣之介に運転手から「特別利用料金」として35銭で貸切にすると吹っ掛けられる。当然そんな大金など持ち合わせていない剣之介。またしても窮地が襲う…
(
光浦靖子・
白鳥久美子・
篠崎愛アラーム解除ミッション発令)
光浦・白鳥によって35銭の運賃が支払われ馬車を貸し切りにし、剣之介は家に戻ることに成功。
一方、領事館にいる米田とエドワードの元に警官から「剣之介を取り逃がした」と報告を受ける。どうするべきか聞くエドワードに「ミーにお任せください。奴に刀を置かせるいい作戦があります。」と再びエドワードに耳打ち。その様子を高倉は再び見ており…
その直後、小太郎は米田に捕らえられていた。わめく小太郎に対し米田は「家に盗みに入られたものがおり、そいつが犯人がお前にそっくりだと言っていた」とでっち上げた犯罪と目撃証言を語る。当然否定する小太郎に「やったかどうかはどうだっていいんだよ」という言葉に唖然とする小太郎。その傍らではまたしてもエドワードが賄賂を数えており、その様子をまだ黙って見る高倉。
「お前は剣之介をおびき出すためのただの エ サ。今大量の警官隊がこっちに向かっている。」と真意を語る米田。全ては正義に駆られ救出に向かう剣之介をしとめる為の罠だったのだ。汚い手を使うことに怒りを見せる小太郎を米田はからかって嘲笑う。
一方、剣之介の家では剣之介が読書をしていたが、扉が開く音が。刀を持って扉を開けるがそこには誰もおらず。だが、足元には小太郎が持っていた形見の鍔が、そして「小太郎を預かった。返してほしければ今すぐ領事館まで来い。来ないときは小太郎の命はないと思え。」という米田からの脅迫状が。脅迫状を丸め怒りに震える剣之介。深い思案の末ついに決心する。
「小太郎…命に代えてもお前を助け出す。」
小太郎を監禁する部屋では米田とエドワードが会話。小太郎が罵声を浴びせるが「あんたには侍の心が無いのか!」という言葉に米田も怒りを見せ、腕まくりをし小太郎に掴みかかるが、その腕にはあの時見たギザギザの痣が…
目の前にいる米田が自分の父を殺した犯人だと知った小太郎は追及するが「そんなこといちいち覚えているわけがない」と米田はしらばっくれ小太郎を倒す。小太郎は米田に突っかかるが手が後ろの柱に繋がれており米田に届かない。父上の仇として激昂する小太郎を米田は弄ぶように煽り続ける。一方で米田はエドワードに援軍を要請しており到着も間近。
「憎き侍め…俺の前にひざまづかせてやるわ…」
だがその一部始終を高倉は黙って聞いており…
そして剣之介は領事館へと急行していた。
「すまん…小太郎…拙者が刀を置かないばっかりに…」
(ハンター放出阻止ミッション発令)
剣之介は領事館に到着。剣之介は小太郎を呼ぶが、警官たちが襲来。再び峰打ちで制していく。
援軍が来ない事に焦る米田だが、援軍の進む道は
ピエール瀧・
濱口優・相葉・田中によって道が封鎖され援軍が到着できない状況に。警官に誘導されエドワードは逃げようとするが、吹っ飛んできた警官に続いて剣之介と遭遇。「小太郎はどこだ…」と怒りに震える剣之介に懐から銃を抜くが銃を持つ手を峰打ちで叩かれ命乞いしながら逃走。エドワードは屋外に逃げるが、高倉が盾となったことで逃亡。尚も小太郎を探す剣之介の前に米田が小太郎に銃を突きつけながら現れる。
「刀を捨てろ!さもないと…」
だが、剣之介は「もとより刀を置くつもりでここに来た」と意外な言葉を発し、その代わり小太郎の無事を約束するよう命じる。
しかし、小太郎の脳裏にはこれまでずっと「刀は侍の命」と言い続けていた剣之介が。銃を突き付けられながらも刀を置かぬよう剣之介に頼む小太郎だが、剣之介はそっと刀を地面に置いた。
「いいんだ。刀が無くとも人は守れる。これでお主を守ることができるならばそれでよい。」
約束通り小太郎を離す米田だが、その途中で銃声が。
「気が変わった…」と2人に銃口を向ける米田。
「元々俺は侍が気に入らねえんだよ!この世から侍を消し去ってやる!」
撃鉄を起こし震えながら引き金を引き始め、ついに銃声が…
が、その瞬間、米田の手は高倉によって天に向けられていた。
「あの男は侍の命である刀を置いた。それでいいじゃないですか。」ととりなす高倉に歯向かう米田だが、そこに剣之介と小太郎を守るように警官隊が到着。
「我々も元侍の端くれ。あんたが今まで金でもみ消した事件は全て表沙汰にしてもらう!」
銃を落とした米田は警官たちによって一瞬で拘束され連行されていった。
一方、窮地を救ってくれた高倉に剣之介は「かたじけない」と一礼し去っていくが、その後ろ姿を見ながら高倉は一人呟く。
「礼を言わなければならないのはこちらの方だ。忘れていたよ。本当に大切な物は何かってのを。」
小太郎を心配する剣之介に対し、小太郎は地面に置いた刀を渡すが剣之介は「これはもうよい」と断り語りだす。
「拙者は間違っていた。本当に大切な物は刀ではない。侍の心だ。殿は大切なものを守る侍の心を伝えたかったのだろう。拙者はそんな侍の生き方をこれから日本を背負う者たちに伝えられればそれでよい。」
と、綺麗に決めたところでお腹の音が。
が、今度は「腹、減ったな。」と素直にお腹が空いたことを認める剣之介に対し「ほら。あの時おにぎり食っとけばよかっただろ。」と茶化す小太郎。
こうして刀を置いた剣之介は新たな道を歩み出したのだった。
奥様はかぐや姫
今回の舞台となる平安の都。そこでは美しいと評判のかぐや姫が話題となっていた。かぐや姫に会いに多くの殿方が家を訪れ、おじいさんもかぐや姫にそのことを伝える中、「それにしても竹藪で倒れているお前さんを見つけた時は本当に心配したもんじゃ」と回想する。
ある日、おじいさんが竹藪に行くと突如としてまばゆい光が発せられ、それが収まった時「時越えの石」の傍らに1人の女性が倒れていた。倒れていたのはかぐや姫…現代の人間・竹田かぐや。ケガもしておりおじいさんの肩を借りておじいさんの家まで行くことに。おじいさんはかぐやの服を「えらく変わった着物」と言うが、かぐやもおじいさんの服を「時代劇に出てきそうな格好」と言いながら街まで出てくるが、かぐやの目に映ったのは現代とはまるっきり違う平安の町。
「私の家は…街は…」とパニックになるかぐやに対し、「迷子になった」と思ったおじいさんは少し歩いて思い出させようとするが、当然そんな話ではない。だが、街中を歩くうちに平安時代ではありえない服や髪型は一瞬で注目を浴び、殿方から名前を聞かれて答えたことで「かぐや姫」として祀り上げられ、さらに身に付けている指輪の宝石やネックレスなどを珍しがられさらに注目を集めることに。一方、その近くでは牛車が。お付きの者に名前を聞き、その者もかぐやに目をつける。
夫の剣之介の事を想い1人月を見上げるかぐや。おじいさんとおばあさんもかわいそうとは思うものの「このままわしらの子どもになってくれたらうれしいのぉ…」とも考える。
都中の男がかぐやを嫁にしようとし、着物やかんざしなど大量の貢ぎ物が。「誰を選ぶかはかぐや次第じゃよ」とおじいさんはあくまでかぐやの意志に委ねるがもちろんかぐやの表情は困り顔。
(男女ペア結成ルールの通達)
と、かぐやのいる屋敷に朝廷に仕える助麻呂がやってくる。早速手を取り「私と結婚してください」とプロポーズ。戸惑うかぐやに対し猛烈な押しを見せる助麻呂。「そなたのためならなんだってできる。その証に幻と言われる宝を捧げましょう。そうしたら私と結婚してください。」と言い立ち去る。玉の輿を期待するおじいさんとおばあさん。そしてかぐやも「この時代の男性って女性のためにこんなに積極的なのね」と気持ちが揺らぎ始める。
(女性に対する振動アラーム解除ミッション発令)
助麻呂が宝を持ってきたら結婚という大きな事態に心配で右往左往するおじいさん。「結婚は…」と戸惑うかぐやの左手の薬指には既に結婚指輪が。
新年となり、ビーフシチューを作るなど剣之介の好物を揃えて豪華なディナーを準備するかぐや。プレゼントの小箱も用意するが、時刻はもう19時。剣之介の帰宅も近づき急ぎ始める。1月5日は2人の結婚記念日なのだ。しっかりとドレスアップに指輪もしてウキウキの気分で迎える…
が、あっという間に時刻は23時半。「もう結婚記念日終わっちゃうよ…」とうなだれた所でようやく夫の竹田剣之介が帰宅。だが、仕事がかなり疲れたようですぐに自分の部屋で着替えようとする。流石に引き留め「今日何の日か覚えてるよね?」と聞くが、剣之介は「年末から仕事が立て込んでてそれどころじゃないんだ」と覚えておらず。さらに左手の薬指には指輪が無い。「手洗う時に外してそのまま忘れてきちゃったかな」と今頃気づいた剣之介に対し「剣之介にとって結婚指輪ってそんな程度なの?」と怒るかぐや。尚も正月休み返上の仕事が忙しいとばかりつぶやく剣之介に「今日が何の日か忘れるぐらい仕事が大事なの?」と詰めるかぐやだが、剣之介は「俺が仕事してるから生活できてるんだろ?」と「禁句」を言ってしまう。その言葉にショックを受けたかぐやはショールを取って家を出て行ってしまう。が、剣之介は疲れと呆れでかぐやの事を追わず。
怒りに任せながら道を歩くかぐやだが、その時竹藪の中に何か光る物(時超えの石)を見つける。気になって近づき手を触れた瞬間光に包まれ、そして平安時代へとタイムスリップしてしまったのだった。
「もう家には帰れないんだろうなぁ…いいんだ。あんな奴…もう会いたくない!」
決別を決めて家を出ようとするが、家の外にはかぐや見たさに人だかりが。慌てて戻るが「こっちの私はお姫様か…嘘みたい…」と現実との待遇の違いに思わず喜びを見せる。と、再び助麻呂が来訪。かぐやに対し幻と言われた黄金の勾玉をふんだんにあしらった首飾りを用意し求婚。だが、かぐやは「私には夫がいるんですよ」とそこは誠実に真実を伝え断る。しかし、助麻呂は「たとえ夫がいても私があなたを深く愛していることには変わりがない!」と逆に火をつける結果に。「良い返事をお待ちしています」と伝えられ再び去っていく。
だが、牛車に戻る最中では…
「お前が作った勾玉、よくできていた。誰も偽物とは思うまい…」
「これであの女も助麻呂様の手に落ちましょう」
「私が欲しいのは女ではない。かぐや姫が身に付けている宝石だ。ああ…早くあの宝を私の宝物庫に並べたい…」
助麻呂はかぐやではなくかぐやの見つけている宝石類を手に入れるために求婚しており、さらに貢ぎ物も付き人に作らせた偽物だったのだ。
一方、そうとは知らないかぐや。
「剣之介にも聞かせてやりたいよ、あんなセリフ。私、こんなに愛されちゃってるんだからね。」
少しずつお姫様扱いに慣れ始めてきたかぐやだが、それでも結婚指輪を見て剣之介にどうしたらいいか助けを求める。
悩むかぐやを心配しおばあさんが近づきかぐやにアドバイスする。
「女にとって結婚というものは一生を左右する大事な事。いろんな殿方がいらっしゃるけれども、見た目や財産に惑わされないようにのう。最後に決めるのは自分の心じゃよ。よくよく考えなされ。」
(ペア結成ミッション発令)
一方、現代の剣之介。面倒な事になり疲れを見せるが、ふと入れたズボンのポケットに結婚指輪が入っていた。リビングに出るとそこには好物のビーフシチュー。そしてカレンダーを見てようやく今日が結婚記念日だと気づく。大失態を悔やむ中、テーブルの上に置いてあったプレゼントをつかみ外へ飛び出しかぐやを探す。携帯で連絡しようとすると着信音はすぐ近くから。そこには再び光り輝く時超えの石が。かぐやの携帯を見つける中、剣之介も時越えの石に触れ平安時代へ…
目覚めた剣之介はかぐや同様平安時代の街に驚くが、当時の人々にとって身長も高くがっしりとした体格の剣之介に住民たちが「化け物」だと怯え始める。
慌てて逃げるが、逃げ込んだ先は助麻呂の宮殿。改めてタイムスリップしたことに驚く剣之介だが、そこに助麻呂が現れる。
「かぐや姫からの返事はまだか?」
かぐやという言葉に気づき隠れて聞き耳を立てる。
「助麻呂様の結婚を断る女などおりますまい。」
「薄紅色の石がついた二重に交わった指輪、耳飾り、首飾り、どれも見た事が無い物ばかりだった。」
その指輪の特徴はまさに今している結婚指輪。剣之介は助麻呂が「かぐや姫」と呼んでいる人物がかぐやであることを悟る。
「ああ、早くかぐや姫の指輪が欲しい…早く全部取り上げよ!」
欲望が爆発する助麻呂に剣之介は焦り聞き出そうとするも砂利で転んでしまい助麻呂に気づかれ、侵入者として兵士に追われてしまう。何とか街の路地に隠れ兵士をやり過ごし、かぐやも同じ時代にいることは分かり探したいところだが、身動きの取れない状況に頭を悩ませる。
一方、「まずいことを聞かれた」と焦る付き人だが、助麻呂は「今すぐ力づくにでも」と強硬手段を命令。だが流石に助麻呂の周辺人物が連れてきては人目についてしまうことを案じた付き人は誰かに頼んで連れてくることを思案する。
(剣之介と助麻呂からの依頼発生)
ダレノガレ明美によって屋敷に連れてこられたかぐや。
強引に結婚を迫る助麻呂に「そんな簡単に決められるもんじゃないですよね」と反論するが、助麻呂の目にはもはやかぐやが身に付けている宝石しか映らず。
「私は我慢が嫌いだ。今すぐすべて欲しい…」
強引な手段を取ろうとする助麻呂についにかぐやも堪忍袋の緒が切れその場を去ろうとするが、兵士に取り囲まれてしまう。
「結婚か…嫌ならしなければいい。ただし宝石は全て置いていけ。この世にある美しい宝石は全て私の物だ!」
強引にネックレスを外そうとする助麻呂の要求を飲み、イヤリングとネックレスを差し出すかぐや。助麻呂は指輪も要求するが、かぐやは拒否。「無理やりでも奪い取る」と付き人が剣を取り出すが「私の大切な宝を血で汚すのは趣味ではない。一番の楽しみは最後にとっておくのも一興だ。」と付き人を制し、兵士にかぐやを連行させる。
一方、かぐやを探す剣之介は屋敷の近くまで来るが、連行され牢に閉じ込められるかぐやを目撃。
そしてかぐやは入れられた牢で同じように捕らえられた姫たちを発見。彼女たちもまた助麻呂に求婚され、宝石を奪われ牢に閉じ込められていたのだった。
自分勝手で家を飛び出したばっかりにこのような事態にまでなったこと、毎日頑張って働いている剣之介を労うこともせず嫌味ばっかり言っていたことを泣いて悔やむかぐや。
その後悔は剣之介も同じだった。かぐやが家事を行ってくれているから毎日働けるし頑張れる。なのにそんな大事な事を忘れてかぐやに酷いことを言ってしまった。
「なんて俺はバカなんだ…」
だが、悔やんでばかりはいられない。とりあえず何か武器になる物があれば…
(剣之介からの依頼発生)
白鳥久美子によって竹竿を手に入れた剣之介。門番の兵士が襲い掛かるが「かぐやを返してもらう」と見事なさばきであっという間に兵士の槍を弾き飛ばし、恐れをなした兵士は退散。
牢を開け久しぶりの再会を果たす2人。
「かぐや。結婚記念日忘れててごめん。」
剣之介の指に嵌った結婚指輪を見たかぐやも「こんな時に何言ってんの…」と泣きながら再会を喜び合う。ひとまず早く逃げることが最優先の中、かぐやは牢にとらわれた姫たちにも逃げるよう促す。「あのお方に逆らっては…」と躊躇う姫たちだが、かぐやは「こんなところに一生いるつもり?牢屋に入るのはあの助麻呂の方でしょ!」と鼓舞。その言葉に姫たちも牢から脱出する。
一方、助麻呂のもとには兵士から姫たちが逃げた事が報告。助麻呂は「かぐやを都から出すな。あの指輪は必ず私の物にする。」と兵士たちに都の外に続く通りの封鎖を指令する。
兵士に追われる中、何とか街道の裏路地に逃げ込みやり過ごすことに成功した2人。かぐやは剣之介に何故平安時代にやってきたか聞き、お互い「時超えの石に触った」事がタイムスリップした原因だと突き止める。ならばもう一度触れば元の時代に戻れるはず。2人で現代に戻ることを誓い合う。
(ハンター放出阻止ミッション発令)
一方、中々かぐやが捕まらない事にいら立つ助麻呂。しかし、付き人によりもうすぐ都の各所に見張りが到着。もはや「袋の鼠」と化し万全の態勢が整う事に笑顔を見せる。
眞鍋かをり・
白鳥久美子・ダレノガレにより時間を停止させた隙に通りを警備する兵士たちの武器を隠し、その間に剣之介が制圧。無事時越えの石にたどり着くことができた。
と、後ろの茂みが揺れ剣之介が警戒するが、出てきたのはおじいさんとおばあさん。無事を喜ぶおじいさんに心配をかけたこと、自分がいた現代に戻ること、たくさん世話をしてもらったのに何も恩返しできない事を謝るかぐや。だがおじいさんからは「かぐやが幸せになってくれることが一番嬉しい」。おばあさんからは「今度は自分の居場所を見失わないようにね」と温かい言葉をかけられる。
再び時超えの石が光り出し、触れたかぐやと剣之介は平安時代から姿を消した。
一方、助麻呂の屋敷ではかぐやから奪ったイヤリングとペンダントに見惚れるが、そこに左大臣と兵士が訪れる。牢に捕らわれた姫からの通報により助麻呂が行ってきた悪事は全て暴かれており、官位及び財産を全て朝廷に返上し、都からの追放を命令。兵士によって宝が取り上げられていく様子に崩れ落ちる助麻呂。
「私の…宝石が…宝が奪われる…私の…この世の全てが…」
そしてかぐやと剣之介が目を覚ますとかぐやが落とした携帯電話が。無事に現代に戻ってくることができた。剣之介が持っていたかぐやからのプレゼント。その中には腕時計が。
「大好きな剣之介へ これからも二人同じ時を歩んで行こうね」
改めてかぐやが家事を務めるから自分が仕事に全力を出せるのに酷いことを言った事を謝る剣之介。かぐやも指輪や記念日などに拘って剣之介の気持ちが分からなくなっていたことを謝る。
と、竹藪の外から声が。その声は剣之介に怒りながら歩くタイムスリップする前のかぐや。止めようとするかぐやを「俺たち、あの時代に行ったからお互い分かり合えたんだから。」を剣之介は抑える。腕時計の時刻は11時45分。
「結婚記念日、まだ間に合うよな。かぐや、俺のお嫁さんになってくれて本当にありがとう。」
と決めた所でお腹の音が。
「帰ってご飯食べよ。剣之介の好きなビーフシチューだよ。」
こうして時を超え2人は夫婦の絆を取り戻したのだった。
白雪姫と七人の侍
逃走の舞台は白雪家が治める国。だがゲーム前に白雪姫の両親である殿と奥方が揃って亡くなった。住人達も白雪姫が後を継ぐと見られている一方、国の年貢が上がる一方であり、住民達の生活はかなり苦しい物になっていた。
両親が亡くなり心労でやつれた様子の白雪姫を見かね、魔夜はおどろおどろしい色をした果実を差し出す。躊躇う白雪姫に「元気が出る果物」と強引に押し付けその場を去るが、その裏では魔夜は不敵な笑みを見せる。
魔夜に言われるまま果実を食べようとするが、そこに爺が止めに入る。「殿と奥方が亡くなられた今、側室の魔夜は白雪家の実権を狙っている身ですぞ」と警戒し、万が一があってはならないと爺が毒見。と、一口齧った瞬間爺は毒で倒れてしまう。「やはりあの女が来てからこの国はおかしくなった…」と魔夜の本性を悟った爺。戸惑う白雪姫に爺は赤木蔵之介を探すよう伝える。一方、その様子を陰で見ていた兵士は魔夜の屋敷へ行き、魔夜に対し暗殺の失敗と白雪姫が赤木を探すことを報告。「七人の侍」を集結させるのはまずいと魔夜も兵士を動員させ白雪姫を捕まえようとする。
「おのれ白雪姫…お前さえいなくなればこの国は私の物になるのに…」
一方、倒れた爺は白雪姫に七人の侍について伝える。
「覚えておいでではないでしょうな…赤木は15年前まで殿にお仕えする七人の侍の一人です…彼らは必ずや姫の力になってくれましょう…」
と、兵士が屋敷に迫ってきた。早く逃げるよう促す爺に、「必ず魔夜を倒しこの国を救います」と伝え屋敷から逃げ出す。だが、周囲には兵士も多数。まずは言われた通り赤木を探さなければ…
(賞金アップアイテム獲得ミッション発令)
小籔千豊によって姫が隠れる水車小屋に赤木を連れてくることができた。小籔から白雪姫が命を狙われているという事を聞いた赤木に白雪姫が事情を説明。赤木は力を貸す事を快諾し残りの六人の侍を集めることに。2人で槍使いの黄平の元に向かう。
黄平の元に到着した2人。赤木は15年前に七人の侍達が追い出されたのも魔夜の策略だったのだろうと推測。白雪姫もこの国の民たちを高い年貢で苦しめているのも父を操っていた魔夜の仕業に違いないと確信し、真実を知った黄平も怒りを見せ、その様子に「ずっと民たちを苦しめていたなんて白雪家の者として申し訳ない…」と謝る白雪姫。
赤木は黄平に七人の侍で集まる事を指示しつつ「あれは持ってるな?」と聞く。黄平が槍と共に取り出したのは「風」と書かれた黄色の玉。この玉は七人の侍が1個ずつ持っており、その七人が集まれば強力な突風を巻き起こす「風神の術」が使えるという。魔夜を倒す希望が見える中、3人は仲間集めを再開する。
一方、魔夜の屋敷では…
「七人の侍、やはり私の前に立ちはだかるか…」
魔夜は殿の側室として白雪家に来てから家臣を支配。殿を操り年貢を上げるなど陰の権力者となっていた。しかし、七人の侍は魔夜に服従せず。魔夜も七人の侍が発動できる風神の術を警戒し、殿を操って七人の侍を追い出していたのだった。
「だが手は打ってある。絶対に七人が集まることはない…」
(ハンター放出阻止ミッション発令)
3人は緑丸と合流。緑丸も魔夜が来てから殿がおかしくなったことを思い出し仲間に加わる。
次は青吉の元へ。わらじ編みをする青吉に赤木達が協力を呼び掛けるが「それはできぬ」と拒否。思わぬ返答に動揺する侍達に「姫が狙われているならしばらく身を潜めていればいいでないか」「拙者はもう姫の力にはなれぬ」とその場を去ってしまう。心配する黄平だが赤木は「きっと大丈夫だ。青吉を信じよう。」と他の仲間との合流を優先する。
一方、道を歩く青吉の元に矢文が。その内容に苦悶の表情を見せる…
金次と銀次の兄弟と合流しようとする一行、が、その行く手に青吉が。青吉は道を繋ぐ紫門を閉じてしまう。
「悪いがここを通すわけにはいかん…」
扉の向こうで呼びかける赤木に対し、「後は任せたぞ…」と青吉は兵士に紫門の警備を命じる。
金次と銀次は紫門の向こう側にいる。このままでは呼びに行くことができない…
(エリア分断解除ミッション発令)
光浦靖子が稽古中の金次・銀次と出会うも2人は話を信じず中々取り合ってくれず。が、赤木側にいた
山本彩の提案でそれぞれのスマホで赤木と金次が会話。赤木から事情を聴いた金次・銀次は紫門へ急行し警備の兵士をお互い二刀流で撃退。紫門を開けエリアの再解放、そして白雪姫達との合流に成功する。
一方、青吉の妨害は七人の侍最後の一人である茶助にまで及んでいた。
農作業をする茶助を青吉が襲撃。茶助も鍬で立ち向かうが弾き飛ばされ万事休すかと思われたがそこに一行が到着。
「何か理由があるのだな。そうなんだろ。」と慮る赤木に「理由などない。拙者は魔夜側に寝返ったのだ…」と青吉は逃げ出す。だが、何か考える茶助に気づいた金次。茶助は青吉が自分を倒せる所だったにもかかわらず一瞬躊躇っていたことを感じていた。やはり青吉には何か裏切らなければならない理由があるのかもしれない。
「何があっても拙者はお前たちを信じている…」
その頃、青吉は魔夜の屋敷に出向いていた。茶助を倒す事に失敗したことを報告する青吉に魔夜は「そうやって時間稼ぎするなどとは…お主の妻を亡き者にするまでだ…」と告げる。実は青吉は妻の菊江を人質に取られ魔夜に従わざるをえない状況に追い込まれていたのだった。命乞いをする青吉だが「二度の失敗は許さんぞ…」と脅す魔夜に青吉は歯を食いしばる…
「妻を助けたい…だが仲間を切る事などやはりできぬ…どうしたらいいんだ?」
何もできない状況に青吉は地面を叩いて悔しがる。
(復活カード獲得ミッション発令)
ハンゾウが設置したレバーを
澤部佑と
古閑美保が上げたことでトリケラトプスが出現。菊江が監禁されてる小屋を警備していた兵士たちは恐竜に驚き退散し菊江を解放することに成功。一行も菊江と合流し青吉の事情を聞くことができた。
菊江を人質に取られ仕方なく魔夜に従っていたことを知った一同。「でも皆さんはずっと青吉さんを信じていましたよね」と白雪姫は七人の絆の強さを語る一方、卑劣な手を使う魔夜に赤木も怒りも見せる。
再び青吉を探す中、突如現れた青吉が赤木に斬りかかる。だが、一行は武器を収め、白雪姫の後ろから菊江が現れる。
夫婦の再会に喜ぶ一方、仲間を裏切り刃を向けたことを悔やむ青吉。だが、白雪姫は「あなたの仲間は裏切られたと思っていませんよ」とフォローし改めて仲間入りを打診。他の仲間からも武器を渡されついに仲間へ。これで七人の侍が揃った。
一方、七人の侍が揃い焦る魔夜。屋敷に近づけさせないよう兵士たちに命令し七人の侍に襲い掛かるが、七人の侍は100人の兵士相手に風神の術を発動。圧倒的な力で吹き飛ばしてしまった。尚も襲い掛かる兵士たちも次々と倒していき焦る魔夜は逃亡。と、隠れていた白雪姫は魔夜が建物に逃げ込む所を発見。建物内には多数の毒の果実が。この果実を証拠として見せれば魔夜を追放できる。だが、その後ろから魔夜が襲い掛かる。
「一人でのこのこと来おって…馬鹿な奴よ…」
白雪姫は薬を嗅がされそのまま倒れてしまった。
兵士を全て倒した侍達も倒れている白雪姫を発見。毒を受けたことを知り、白雪姫が目を覚ますよう介抱する。
(通報部隊停止ミッション発令)
山本の手によって白雪姫に解毒剤が渡され、飲んだことで白雪姫も目を覚ますことができた。
改めて爺が倒れる原因となった毒の果実の証拠を公にすることで魔夜を追放できると確信した一行。
一方、魔夜は「もう少しでこの国をわが物にできたというのに…覚えておけ…」と逃げるように去っていった。
魔夜を追放し再び国に平穏と活気が戻ってきた。
七人の侍たちも再び白雪姫に仕える中、赤木から隣の国からの世継ぎ祝いが届いたと木箱を持ってくる。珍しい果物らしく白雪姫に渡されるが、そこに再び爺が割って入る。爺も解毒剤のおかげで一命をとりとめることができていた。今回も念のため爺が毒見として一口。と、口を押さえる様子に全員が慌てるが「うまい!」と今度は本物のリンゴ。ちょっときつめな冗談とはいえ笑いが起こる。
和やかな様子に白雪姫は「でも大変なのはこれからです。私は皆さんから仲間を信じる心の大切さを教えられました。これからは白雪家が団結し、この土地をもっと豊かな国にしていかなければなりません。」と改めて全員とこの国の発展を誓い合う。
その後白雪姫は白雪家を継ぎ、七人の侍たちが支えていったのであった。
ハンターと進撃の恐竜
今回の舞台は東京生物大学。ここでは巨大生物研究科が設置されており、アラスカで発見された氷漬けの卵から恐竜の孵化に成功。生きた恐竜を使い生態の研究が行われていた。
しかし、ティラノサウルスとラプトルの2頭が飼育棟から脱走し学内を暴れまわる事態に。慌てて教授の富岡ジョージも監視室に到着し助手の本松花から状況を聞く。監視カメラに映る飼育室には確かに網が破られ恐竜がいなかった。富岡は本松に捜索ドローンを使って恐竜を探すよう指示。しかし、ゲームマスターの如月によってドローンのコントロールを奪われてしまう。本松もドローンの制御が効かない事に気づき、富岡は本松を監視室に残して自ら恐竜を探しに動く。
(ドローン通報停止ミッション発令)
学内では恐竜に追われ学生がパニックになりながらも食堂に避難。一方、富岡も飼育室に到着。やはり2頭とも脱走していた。早くしなければ大惨事が起きてしまう…
(賞金単価変動ミッション発令)
富岡は偶然遭遇した
魔裟斗から恐竜が外にいた事を伝えられ、改めて見つけたら情報を教えてもらうよう依頼する。
逃げた恐竜を探していた教授は食堂に到着。本松も追って到着し、早く逃げるよう促すが、怯える学生たちが2人の後ろを指さすと、2人の背後にはラプトルが。
大パニックで逃げ出す学生と富岡に対し、本松は腰を抜かして倒れてしまう。迫るラプトルと逃げるよう呼びかける富岡に対し、本松は近くにあったフォークで立ち向かう。
「来ないで…お願い…やめて…」
恐竜が本松を襲おうとした瞬間、如月の手によって恐竜は図書館に転送。危機から脱したとはいえ恐竜が目の前から消えたことに驚く2人。
(復活ミッション発令)
恐竜を捕まえようと再び富岡が捜索する中、図書館から出たラプトルとティラノサウルスを発見。ティラノサウルスに呼びかけるがティラノサウルスのヘッドバットで壁まで吹っ飛ばされ、倒れている間に2頭とも再び離れてしまうが、富岡はティラノサウルスを追いかける。一方、本松もラプトルを発見していた。
(ハンター10体放出阻止ミッション発令)
髙橋海人・
岡崎紗絵の活躍により2頭の恐竜をコンテナに閉じ込め捕獲に成功。
捕獲された恐竜は無事に飼育室に戻され厳重にロック。2人で二度とこんな事故を起こさないよう気を引き締める。
謎に満ちた古代生物の研究はまだまだ続く…
ハンターと鋼鉄の魔神
舞台は2大最新ロボ展示会が行われている八景島・シーパラダイス。
展示に向けて開発主任と助手が点検作業を行うが、その様子を陰から覗く男・馬飼が…
馬飼は主任と助手が離れた隙にメガボッツに近づきタブレットでハッキングに成功。メガボッツを暴走させる。主任と助手も異変に気づき近づくが、その隙に馬飼は逃走。無人で暴れ出すメガボッツを主任は止めようとするも吹っ飛ばされてしまう。
(アラーム解除ミッション発令)
長田庄平の手によって何とかメガボッツの停止に成功。しかし、このトラブルでバッテリーが壊れてしまった。
もう1つのブースが心配になり主任は助手に確認を指示。その様子を陰から見る馬飼。
「邪魔が入ったようだな…」
実は半年前。馬飼は主任たちのロボット開発チームに所属していた。しかし、馬飼のロボットに対する思想は危険な物であり、それを危惧した主任からチームを外されていた。今回はその逆恨みとして展示会に侵入し開発したロボットを使って暴れようとしていたのだった。
「俺を首を切った奴らに報いを受けさせてやるんだ…」
もう1つの展示会場では最新ドローン「MR2」の展示が行われていたが、馬飼は陰からハッキングしドローンを爆破。が、助手が駆けつけ一連の事が馬飼の仕業だと知るが馬飼は逃走する。
(復活ミッション発令)
最後の標的として馬飼は展示スタッフを眠らせ「デモリッシャーX」に乗り込みメガボッツの破壊を企む。
「俺を切った会社もロボット業界もジ・エンドだ!」
警備員達と共に助手も追い付き呼びかけるが、馬飼は耳を貸さずデモリッシャーXは起動。慌てて主任に電話しメガボッツの元に向かっていることを伝える。
(ハンター10体放出阻止ミッション発令)
逃走者の手でバッテリー3つを揃えることはできず、その間にデモリッシャーXによって檻を壊されハンター10体が放出。が、最後のバッテリーは助手が持ってくることに成功し、主任からメガボッツを操縦するよう頼まれ乗り込み対峙。メガボッツの一撃でデモリッシャーXは停止。警備員に取り押さえられる馬飼だが、憤る主任を睨みつけながら連行されていった。
とはいえ馬飼の企みは阻止され何とかロボット展示会の平穏を取り戻すことができた。
まる子大捜索指令
今回の舞台となる富士急ハイランド。実はこの日は花輪くんが貸切にしまる子・たまちゃんと遊ぼうとしていたのだった。
綺麗な富士山を望みながら乗り放題の乗り物に目が移りまくるまる子。とりあえずたまちゃんの先導でメリーゴーランドに乗ろうとするが、シズカの操作でそれぞれ網鉄砲を持たされ離れ離れの場所にワープさせられてしまう。不安気なたまちゃんに対し「まあいいや。楽しまないと損だよ~」と遊び始めるまる子。そしてカフェに飛ばされた花輪くんも落ち着いて紅茶を飲み始める。
(網鉄砲獲得ミッション発令)
ようやくまる子・花輪くんを探し始めるたまちゃん。
一方、アトラクションを楽しみまくっていたまる子は絶叫・戦慄迷宮の中に迷い込んでしまう。
「お化け屋敷なんて一人で入るもんじゃないね…」
ゾンビの脅かしに絶叫しながら建物から飛び出したまる子。ようやくまる子も一人が心細くなりたまちゃん・花輪くんを探し始める。
(復活カード獲得ミッション発令)
なんとかたまちゃんは花輪くんと合流するが、まる子とはまだ出会えず。
(振動アラーム解除ミッション発令)
たまちゃん・花輪くんに出会ず半べそのまる子。「ここかな…」とたどり着いた先は絶望要塞。だがこの中でも見つからず泣き出してしまう。
一方、まる子を探す2人も手分けして探すことに。
(ハンター10体放出阻止ミッション発令)
ミッションによって再合流したたまちゃんと花輪くん。まる子はミッションには間に合わなかったものの逃走者によって絶望要塞の外へ脱出し、無事2人と合流。
「もう二度と会えないかと思ったよ~」と泣くまる子を慰めるたまちゃん。
花輪くんの音頭で気を取り直して再び遊園地を楽しむまる子達であった。
ルフィと黄金の秘宝
ワノ国から映像電伝虫を使い逃走中の様子を見る麦わらの一味。自分達の人形が展示されていることに驚き「俺もハンターと鬼ごっこしてぇなぁ」と呑気な事を言うルフィに「戦いの前に余計な体力使わないでよね」と怒るナミ。だが、「でも確かにお宝は欲しいわね…」と目をキラキラさせウソップにツッコまれるが、ナミはブルックに「魂だけ向こう(逃走中が行われている現実世界)に行ける」という事からお宝を探しに行ってもらうよう依頼。ブルックも「お宝探し。胸が高鳴りますねぇ。まあ私、胸ないんですけど。」とスカルジョークを飛ばしながら幽体離脱。魂をワンピース100巻記念展示会場にあったブルックの人形に移らせ、陽気に歌いながらお宝を探し始める。
(ハンター放出阻止ミッション発令)
道中では
もう中学生や
津田篤宏にスカルジョークを飛ばしながらもお宝を捜索。が、ミッション対象だったため津田によって認証されミッションクリア。
その後は
渡邉美穂と
トラウデン直美をナンパしようとするも断られたりもする一方、ゲームの方は連続確保で中々厳しい状況に。
と、観戦中の麦わらの一味にワノ国の仲間であるイヌアラシから通信が。イヌアラシからは戦いの前に同志である犬を集めたいところだが、生憎麦わらの一味の周りには犬はおらず。
(賞金単価アップミッション発令)
お宝を探すブルックはペットグッズショップ「ジョーカータウン」内へ。が、そこにはブルックが苦手とする犬(チワワのらむねちゃん)が。近くには何か入ってそうな怪しい箱があるが近づけず大パニック。
近づいた渡邉と
小籔千豊に犬を移動させてもらい何とか箱に近づけたが、箱は犬を運ぶためのキャンピングキャリーで空っぽ。まさに無駄「骨」。
新エリアのダイバーシティ東京に移動してもお宝を探す中、シズカが設置した宝箱を発見。いかにも怪しげな宝箱を開けるが、中には復活カード。ブルックにとってはよくわからないものだが一応持っていくことに。ゲームプランとしては想定外のハプニングだがここはシズカも静観。
その後、復活カードは先ほど犬を遠ざけて助けてもらった小籔にお礼としてプレゼントした。
なかなかお宝が見つからない中、エリア内に怪しげな扉を発見。開けると中には「黄金のギター」が。音楽家のブルックにとっては最高のお宝に感激するが、実はシズカが仕掛けた罠。ミッションを邪魔されないために部屋の外に壁を設置。さらにブルックをコピーした通報部隊5体を生成。ブルックも閉じ込められたことに気づき、杖の仕込み刀で壁を突くが、ダイヤモンド並の堅さを持つ海楼石製の壁では太刀打ちできず。
(ブルック通報部隊停止ミッション発令)
狩野英孝と小籔の活躍により壁が動き脱出に成功。その場にいた狩野と
斉藤慎二に感謝を述べつつその場を後にする。
ゲームに翻弄されながらもなんとか脱出できたことに一安心のブルック。が、その行く手にはブルック通報部隊が。
「偽物は許しませんよ…覚悟はよろしいですか?でも、斬っちゃいましたよ。」
通報部隊の目の前にいたブルックはいつの間にか通り過ぎていた。
「鼻唄三丁矢筈斬り」
ブルックが仕込み刀を収めた瞬間にブルック通報部隊は全て崩れ落ちた。
と、電伝虫によってルフィから通信が。カイドウを倒すための戦いの時が迫り、ワノ国に戻ることに。
「で、お宝は見つかったのか?」
「ええ。素晴らしいものが手に入りましたよ。ヨホホホホ!」
美女とハンターと野獣
舞台は開店前のショッピングモール。kaze棟の書店では店員の森野すずが開店の準備をしていた。
と、何か本が落ちた音が。見ると床の上には見覚えのない本が。そのタイトルは「新 美女と野獣」。
だが、それは決して開いてはいけない本だった…
森野が本を開いた瞬間kaze棟が停電。戸惑う森野の目の前の本からは光があふれだす。驚き飛び退く中、本から野獣が現れ悲鳴を上げる…
一方、停電が起こり館内を見回る警備員の畠中。と、森野の悲鳴を聞きつけ書店へ向かう。書店に向かうと倒れた森野と森野に手を伸ばそうとする野獣を発見。畠中も驚き尻もちをつく中野獣は逃走。何とか落ち着いた畠中も無線で野獣の存在を知らせkaze棟の封鎖を命じる。
(kazeエリア脱出ミッション発令)
松丸亮吾に連れられkazeエリアから脱出することができた野獣は姿をくらませる。
だが、野獣出現の情報はすぐに伝えられ自衛隊が到着。宮司愛海アナも現場に到着しリポートを行い、報道ヘリも飛ぶなど物々しい事態に
一方、moriエリアにはベルも現れる。ニュースで報じられた防犯カメラに映った野獣を発見し、野獣の身が危ないと悟り捜索する。一方の野獣もベルに会いたいものの中々動けず…
(アラーム解除ミッション発令)
野獣を捜索し続けるベル。しかし、野獣は既に自衛隊に追いつめられていた。
「危害は加えない。ある女性を探しているだけだ」と話す野獣に戸惑う自衛隊だが、そこに野獣の肩を狙って1本の矢が飛ぶ。
「この野獣は危険だ!私の娘を奪ったんだ!逃がすな!」
ベルを奪ったと激昂するベルの父が野獣の命を狙っていたのだった。その隙に野獣は逃げるがベルの父は自衛隊と共に野獣を追う。
(復活&賞金単価アップミッション発令)
再び松丸と
田中卓志と出会い、2人に「ベルがいたらここにいると伝えてほしい」と頼む野獣。追手から隠れ続ける中、ベルの身を案じる野獣。一方のベルも野獣を探しエリアを彷徨っていた。そしてベルの父と自衛隊も野獣を倒すために捜索していた。
(ハンター3体放出阻止ミッション発令)
田中の説得と先導で野獣を、
佐藤勝利の先導でベルをミッションポイントに向かわせ合流を狙うが、
松田宣浩がベルの父と自衛隊をミッションポイントに連れてきてしまったことにより野獣は田中が裏切ったと思い激怒しながら逃走し再び隠れてしまう。遅れてやってきたベルとは会えずミッションは失敗しハンター3体が放出される。
ついにベルの父に追いつめられた野獣。止めようとする野獣の声に耳を貸さずベルの父は野獣の肩めがけて矢を放ち、野獣は崩れ落ちる。
瀕死の野獣を檻に閉じ込め、自衛隊による護送車の到着まであと15分。思ったよりも早く決着が付き、檻に鍵もかけ瀕死で逃げ出すこともできないだろうと隊員も安心する。
(ハンター15体放出阻止ミッション発令)
松丸によって檻が開放され、縛られていた縄もほどかれ解放。野獣は松丸の無事を祈りながらその場を去る。
フラフラになりながらも歩き続ける野獣にようやくベルも会うことができた。
そこにベルの父と自衛隊もやってくるが、ベルは身を挺して野獣を守り愛を伝える。
「あなたを愛してます…」
その言葉と共に野獣とベル、ベルの父はその場から光とともに消えていった。
書店でずっと倒れていた森野。ようやく目を覚まし絵本の最後のページを開くと
「こうして、真実の愛を手にした野獣は魔法が解け王子様に戻りました。」
上陸!猛獣の島
ゲーム開始時からエリア内の神社にクマが出現したり、笹林でパンダが笹を食べていたりとカオスな状況となった初島。
ゲームを遡る事数分前。
気絶していたトラックのドライバーが住民に助け出されていた。エリアの一角でトラックがドラム缶に衝突する事故を起こし、その衝撃でドライバーは気絶していたのだった。
トラックの助手席には「島に動物たちがやってくる!」というチラシが。どうやら初島に移動動物園としてクマ・ゴリラ・パンダを連れてきたのだが、動物たちが暴れた事でハンドルを取られ事故を起こしてしまったようだ。
と、慌ててトラックを降り荷台を確認するが、そこにいるはずの3頭は全て逃げ出していた…
消防団による捜索も行われ、初島上空にヘリも到着。カメラで動物を捜索するが、シズカはミッションを発動しヘリからのカメラを逃走者の監視・通報として利用する。
(ヘリ監視停止ミッション発令)
消防団の捜索と
山田恵里によってクマが捕獲、
西洸人がパンダを見つけたことでパンダも捕獲に成功。残すはゴリラとなり捜索が続けられるが、そんな中島民から携帯電話が繋がらなくなったことを伝えられる。慌ててアンテナに向かうとゴリラが暴れてアンテナを破壊していた。焦る消防団だが、消防団の1人から「鈴木さん家が『これ持ってけ』って…」とバナナを差し出す。それは
水田信二が鈴木さん家からゴリラを追い出す時に使ったバナナだった。
「結構簡単だったな…」
やはりゴリラはバナナに夢中になりあっさりと捕獲に成功。これで3頭全て捕獲に成功した一方、破壊されたアンテナの修理には20分ぐらいかかるとのこと。
モバイルが使えなくなる不測の事態にシズカもいら立ちを見せるが、せっかく生まれた状況にさらなる難関ミッションを発令する。
(ハンター9体放出阻止ミッション発令)
最終更新:2024年09月26日 23:37