2013年9月29日放送の「最後のサムライ」編の前に、9月14日深夜に事前番組を兼ねた特番「逃走中でトーク番組やってみた。」が放送されました。今回はそのログを紹介。

パネラー

ご存知、最多参戦回数と2回の逃走成功経験を持つ「Mr.逃走中」。
2010年代前半の逃走中といえばこの男。自首を許さない闘志の男。
女性ベテラン逃走者の代表格。この時点で戦闘中を制覇、そして4か月後には逃走中も制覇することに。
当時、史上最高金額での自首成立者。そして1年9ヶ月後には同じエリアで2度目の自首を達成。10年近く経った今でも「自首」「炎上」の代名詞の男。
参加回数もそこそこあり、ミッションに翻弄し続けられるある意味「引きのよさ」が魅力の男。

進行担当。彼女もまた土壇場でのお奉行様自首を達成した人。

企画概要

幾度の逃走中を経験した5人に「逃走中のココがおいしい!」をテーマにプレゼンをしてもらう。
ゴリ「賞金だけがおいしいと思ってるかもしれない、視聴者は。逃走中はおいしいことがいっぱいある。」

最後に相互投票で一番プレゼンが良かった人には逃走中・戦闘中グッズを贈呈(ハンターサングラスや旧バトルボール、3DS逃走中や逃走中&戦闘中ボードゲームなどかなり豪華)。

眞鍋かをりのプレゼン

女性ながら勇敢な戦いぶりで知られるの眞鍋のプレゼンは

逃走中はハンターがイケメンすぎる

ゲーム前ずらっと並ぶハンターボックス。普通ならそれだけでも恐怖だがよく見るとスタイルも良く、サングラスをかけててもイケメンと分かるほど。ゲーム前には品定めして「どうせ捕まるんだったらこのハンターに捕まりたい」と逆指名状態。

鈴木「ドMの発想だよ…」

が、そんなドM女子の中にも「ハンター萌え」も大量発生中。
確かにハンターは走れる以上太っている個体はない。さらに体脂肪的にも顎のラインがすっきりしている(通称「男性ホルモン多めの顎」)のが萌えポイント。
ある程度理解できるゴリ・澤部に対し「ハンターを確認する余裕も無い」という鈴木のために、ハンターコレクションVTRを紹介。
先程紹介した「ツーブロックで鳩胸が凄く足も速いハンター(ハンター1号機)」が登場すると全員大盛り上がり。走る姿もカッコイイハンターだが鈴木は「ハンターのPVみたい」とツッコミ。
眞鍋「海で黒スーツこんな似合うのいないでしょ。」
男性陣はハンターに追われている時は当然恐怖の感情しかないが、眞鍋曰く「ハンターが捕まえる瞬間ってものすごく優しい」という言葉に男性陣は全員崩れ落ちて呆れるばかり。
とはいえさながら本物の指名手配犯のように追われ続け、確保された瞬間にその緊張から解放される所で感じる安心感は男性陣も納得。

田中「(確保後は)牢獄でテキトーにトークしてりゃいい。」
鈴木「あそこでもアンジャッシュの児嶋さん毎回本気で(トーク)やってる。すぐ捕まるから。始まる時から牢獄で何をしゃべろうか考えてる。」
田中「本気なの児嶋さんだけだよ。」

話題は「女子がキュンキュンするハンター」がいるのなら、そろそろ「男子も好きになる女子ハンター」の登場の期待について。ゴリは「迷彩ビキニのアマゾネス系」、田中は「確保後倒れてる自分にひざ枕してくれる」、澤部は「か弱い印象を与えながらもめちゃくちゃ強い」など自分好みの女性ハンターを妄想する男性陣に逆に呆れる眞鍋。そんな中、鈴木はスピードは遅いが母性本能溢れるぽっちゃり系を希望。

田中「お母さんとやっとけよ!」
ゴリ「(そうなると)これから逃走中に参加する人達の実の親に追いかけられる…」

ちなみに2015年の中国版「全員加速中」にてレザースーツ姿のレディースハンターがようやく登場。日本版も2020年に通常のハンターと同じ姿で登場している。

田中卓志のプレゼン

最多参戦回数からくる経験と判断力で逃走成功経験も持つベテラン・田中のプレゼンは

戦闘中は恋愛中だ!!」

って今回は逃走中限定なので肝心な出だしを間違えるミス。全員から突っ込まれヤジが飛ぶ中TAKE2。

逃走中は恋愛中だ!!

眞鍋のようにハンターに恋できない男はやっぱり恋愛中に行きたくなる…とはいうものの、既婚者のゴリ・鈴木、そしてこの放送の直後である12月に結婚する澤部ら男性陣からも共感を得られず。
例えばゲーム前の控室には体をほぐすためにヨガマットとヨガの映像が準備されており、そこで吉木りさが無防備にストレッチする所を隣に行ってストレッチするとのこと。これにはゴリも「急に(女性の)両サイドで柔軟する芸人多い」と同意。
さらにゲーム中は各逃走者に支給されるモバイルには当然女性も含めた全逃走者の電話番号が入っておりそれに興奮する田中。はしゃぎすぎとはいえ、普段は連絡できないような人達にいつでも連絡できるというのは確かに夢のような状況。

田中「いつでも(電話)できるし、かけたら女の子必ず出ちゃうのよ!」
ゴリ「仕事中だからな。」

もちろん電話を拒否することも可能だが、恐怖のゲームの最中は吊り橋効果からか女性は男性の電話に出てしまうとのこと。
とはいえいくら何でもあまり面識のない女性には電話しづらい…と思いきや、逃走中にはミッションが。ミッションにかこつければどんな人にも女性に電話することができる…
と力説する田中に「気持ち悪い!」と澤部がツッコみ、「向こうから電話をしてくるのなら『求めて来る』のは分かるが、自分からかけて来るのならお前が求めてんだよ!」とゴリに論破。
とはいえミッションをクリアすればその後に女性から電話が来るなどモテる…と続けるが、これはあくまでプライベートでの電話ではなくゲーム中でのお話。
一応「新浦島太郎物語」にてエリア拡大に成功した時の映像を確認。梅田彩佳から喜びの声を受け「卒業したら付き合おうよ」と大はしゃぎするが、電話をかけたのは田中からでした。

逆に電話がかかってくる側の眞鍋からの視点。眞鍋としては電話に出る人は「本能で選んでいる」。極限状態ではやはり女性同士の連帯よりも男性1人に守ってもらった方が心理的に安心できるとのこと。
ちなみに眞鍋と田中は過去逃走中で3回共演(ジャンプ!お台場・池袋・アルティメット。後に奥様とかぐや姫を含め4回。ただ池袋・アルティメットとも別グループ。)しているが電話をかけたことはなし。田中曰く「ハードル高そう」「眞鍋さんが付き合ってる系の男性のラインを考えると俺じゃない」。恋愛も百戦錬磨の眞鍋を選ぶよりはまだ付き合った経験の少ない子を狙う方が確率が高いということで

田中「最初のメンバーリスト見て今日誰狙うか決めます。」
鈴木「最低だな!」
眞鍋「そんなリストじゃないですからあれは!」
澤部「お店感覚で来てんじゃない!」
ゴリ「お店に来てんじゃねぇか!」

田中にとっては恋愛もミッションのモチベーションの一つとし、そこで奮闘して切り開いたエリアを何のありがたみも無く逃げる他の逃走者に逆ギレ。
ここまで逃走中に私情を持ち込みまくる田中に澤部は「このまま逃走中に出し続けちゃうと私生活と逃走中ごっちゃになっちゃう。」と心配。さらに鈴木からは通常は「確保されたらそれで(関係性は)終わり」なはずなのに牢獄に入っても口説いていることを暴露。実際に「戦闘中 欲望と戦場の絆」編では牢獄でも篠崎愛にずっと付きまとい藤本敏史にツッコまれる始末。

田中「牢獄トークは自由トークコーナーだから。」
鈴木「ダメだよ!カメラ回ってるんだから!」
ゴリ「仲間逃げてる時なんだから応援しなきゃいけないじゃん。」
田中「ちゃんと見てる横目で。

とはいえそんな田中も10年後の2023年に晴れて結婚。「グレートコラボSP」では「恋愛中」に対して「そんなことしてたら奥さんに怒られちゃう」と卒業宣言。こんな時代があったのも逃走中の歴史の長さ。

鈴木拓のプレゼン

金の為なら好感度はいとわない。当時史上最高金額での自首を成し遂げた「自首王」鈴木拓のプレゼンは

逃走中は世界一楽して稼げる!

これまでの経験を知る眞鍋は「楽じゃない」と言いつつも、1秒100円でも60分(=時給)36万円。設定やミッション次第では90分程度でも100万円稼げるのはまさに夢のような番組。
そして前回獲得した賞金は釣り好きということもあってシーカヤックの購入代金に。

ゴリ「すげぇ楽しんでんじゃんプライベート!」
鈴木「あれだけ嫌われたんですからその対価は頂いて形にしないと。」

とはいえ鈴木といえばその時の番組、いや芸能史に残るTwitter大炎上事件だが…

鈴木「あんまりこういうのもなんなんだけど、なんか悪いのかな?って思うんだよね。」

もちろん自首はルールの範囲内。さらに鈴木の炎上で番組の知名度が大幅に上がったのも事実。

鈴木「僕に感謝してもらいたい!」

話題は鈴木の炎上術について。炎上といえば受け身で喰らい続けるものだが、オンエアの昼頃に「今日はなにしようかな~?あ!そうだ!炎上しよう!」と煽りツイートをすればオンエア後に炎上。が、それがある程度落ち着くと「どうですか皆さん、そろそろスッキリしましたか?はい!炎上終了!」とある意味芸能界初となる「炎上操作」を達成。これまで「はねるのトびら」では「目立たない」「地味」など影の薄いキャラだったが、番組のおかげでヒールキャラを確立することにも成功した。
が、「ヒールキャラは逃走中だけ」みたいなニュアンスの話し方に対し澤部からは「もともとクズ人間じゃないですか」と指摘。一緒にロケがある時ロケバスの中で人の悪口ばかり言っており「根っからのクズ」だと思ったとのこと。さらには眞鍋からも「私の悪口を言っていた」と告発。どうやら番組で一緒になった時鈴木が挨拶をしたが眞鍋が無視したのを芸人の飲み会で文句を垂れていたのが眞鍋にも届いた様子。しかも田中もその話を聞いたことがあり、先輩・鈴木の話に田中も信じていたとのこと。眞鍋は「無視したことはない」「挨拶が聞こえてないだけ」としこれには鈴木も謝罪するも既に悪口を言いふらしたためその後始末は大変なことに。

澤部「芸能界にいちゃダメ。危なすぎるんですよ。」
鈴木「それ言っちゃうと陰でどうなるか知らないよ?」

澤部佑のプレゼン

気合は十分だが空回りすることも多い澤部。そのプレゼンは

逃走中は若手芸人の実験場

理解できない眞鍋に対し納得する芸人勢。幅広いジャンルの逃走中において逃走者には若手芸人も多数。そして逃走中はどんな人であっても必ずカメラ1台がついてくれるというある意味大サービス。なので「自分がどういう芸人なのか」「どういう面白さがあるのか」というのをアピールできる大チャンス。また、エリア内との住人と上手く絡めるかも対応力を見せることになり、それによって芸人自身にもキャラがついてくる。
とはいうものの、ゴリ・眞鍋のような「正義感タイプ」、田中のような「試合巧者タイプ」、鈴木のような「クズ野郎」タイプ(鈴木「マジ悪口言うからな。人力舎にまず広めてやるからな。」)は分かるが、そんな澤部自身にはあまりキャラがあるようには…

ということで「正義感タイプ」に憧れる澤部のために急遽シミュレーション。
まずは「逃げている最中に牢獄の前を通り確保者に向かってかっこいい一言」に挑戦。が、2度挑戦するも完全に芝居すぎてザコ風味が出てしまい失敗。
続いて眞鍋の提案で「普段は弱虫だがミッションに向けて勇気を振り絞る碇シンジタイプ(byヱヴァンゲリヲン)」を目指すべく、「眞鍋を救出する場所の近くにハンターがいるという危機的状況」でシミュレーション。が、気合を入れて叫びながら向かったところで気づいたハンターに見つかり確保されこちらも失敗。
続いては女子がキュンとする「いざという時に囮になる」を実践するも、囮どころか眞鍋を犠牲にして逃げてしまったため失敗。
やはりさりげなく、そしてかっこよく魅せプレーするのは難しい。

そして若手芸人にとって活躍の場はゲーム中だけではない。確保後の牢獄でのガヤや盛り上げも仕事の一つ。「最後のカウントダウンを大きな声で言う」など細かい所も大事だが、そもそもあのタイミングでは全員叫んでるので「誰も気付かない」と総ツッコミ。

眞鍋「そんなキャラないでしょ。『カウントをでかい声で言うキャラ』。」

また、牢獄での進行を担当する「牢獄回し」も実は重要。序盤で確保されまだアイドルなどしかいない場合は確保情報の読み上げやトークを回すことも多いが、先輩芸人が確保されて入ってくるとスタッフから携帯の返却を求められ先輩が担当。もちろん先輩の力量は確かだが「ああ、さっきまで俺回してたのに…」というショックを受けることも。が、田中からは「確保情報とかの読み方が甘い」と指摘。確保情報を読み上げるだけでも間の取り方次第で牢獄を盛り上げることができる。
やはりベテラン田中はゲーム中からゲーム後まで様々ななテクニックを持ち合わせているが、そのやり方は門外不出。ここから話題は「それぞれの逃走中におけるテクニック」に。
好成績の常連であるゴリ・眞鍋は「絶対両側が見える場所にしかいない」。それに感心する澤部に「捕まるやつはわかってねぇな」と指摘する鈴木にイラっとする澤部。とはいえこの鉄則は最早「基本中の基本」であり、いい場所を見つけると大体熟練者と会うらしく、鈴木も選んだ場所が田中・ゴリ・眞鍋のような好成績者と被ると自信を持ち、逆に澤部のような微妙な成績の人だと「今日はやばいな」と落ち込むとのこと。

鈴木「水先案内人だよ。死の。」
眞鍋「澤部に会うと捕まる。」

が、ここでようやく「死神キャラ」の開拓に成功。ゲームとしていいかどうかはともかく、結果オーライということで…

ゴリのプレゼン

ミッションにも果敢に挑み、常にゲームに全力で挑むゴリのプレゼンは

逃走中はヒーローになれる!

キッズ人気も非常に高くなり「逃走中を観ていない小学生はいない」と言えるほど。ゴリのお子さんも逃走中が大好きであり、普段仕事に行く時も見送らないが逃走中の時だけは見送りに来るほど。放送日は逃走成功できなくても好成績を残せばお子さんが喜ぶなど家の中でもうヒーロー。そして放送翌日。学校に子どもを見送りに行く時に外に出るだけで他の子どもたちも集まってくるほど。

ゴリ「逃走中のオンエアの次の日だけはAKBと並んでも子どもは俺に寄って来る。AKB+ももクロ+向井理を束ねてもこっちに来る。」

が、そうなると逆にお子さんがいるのにあんな炎上をした鈴木家を心配する田中。
鈴木家も逃走中の日はお子さんが見送りに来るが、過去の大炎上を知っているであろうお子さんを心配する他のパネラーだが、まさにその通りの反応。見送りに来て
「父ちゃん今日はちゃんとミッションやってね…」
というえぐい一言。とはいえ鈴木もお子さんに対し、ゲームなどいろんなものを買えるのは「父ちゃんがミッションをやらず自首をするから買えるんだよ」と語りかけると覚悟を決めて送りだすとのこと。

ゴリ「何にも共感できねぇな…」

話を戻し、子ども人気があるということは一緒にテレビを見ているお母さん方からの人気も出るという事。

ゴリ「若いママって今すっごい綺麗な人多いの知ってる?」

お子さんと共に逃走中での活躍を褒めたたえるお母さんに思わず自分が「ハンター」になっちゃいそうだが…

ゴリ「それをやっちゃうと多分俺の鬼嫁に一生逃走中を続けなきゃいけなくなる…」

まあ、話は脱線したものの、子どもたち、そしてその周りの人たちからヒーローとして見られるのは素晴らしいことなのは間違いない。

エンディング

それぞれ自分以外で最も共感できた人に投票。一番票数を集めたのはゴリ(3票)。事前のルール通り賞品として逃走中・戦闘中グッズを贈呈。

改めてゲームをしていないにもかかわらずトークが広がる事に驚く一同。もちろんまだまだ言い足りてない事も沢山。
ただ「ハンターから逃げる」だけでなく、みんな様々な思惑を持って逃げているのはまさに「心理逃走劇」。そして各々が持つテクニックもほぼ一緒なのも実感。

鈴木「だからやっぱ澤部くんとかは『ああ、ないんだな』って思ったりとか。」
澤部「うるせぇ!」

ちなみにゴリ以外は田中・澤部が1票ずつ、眞鍋・鈴木は0票でした。

鈴木「あなた方は本当偽善者だよ!金でしょ!」
最終更新:2024年09月29日 23:31