Ni^nen-shapcha^shka pnaut
シャプチ時代はSint1342年から1431年までの
ニーネン＝シャプチの時代の一つである。
新国家樹立期特有の慌ただしさと混乱が垣間見える。
シャプチ教徒を率いた建国の父
マグラン＝ガランらタイユ＝ウェグナは、ダン＝ラ＝ハン皇帝アイニを拘束し、ダン＝ラ＝ハン帝国第二王朝を滅ぼした。なお、アイニ帝はその後政治活動の一切を禁じられた代わりに、生活と保護が保障されて軟禁されることとなる。マグラン＝ガランは、彼女との交友を終生続けていた。
1342年 ニーネン＝シャプチの建国
シャプチ革命が終結し、同年ニーネン＝シャプチ成立。
公式記録によると翌1343年頃まで無政府状態である。
1343年 ニーネン＝シャプチ政府の樹立
マグラン＝ガランは星衛評議会並びに星衛参事会を設立し、マグラン＝ガランは初代星衛主席に就任した。ここで正式に
ニーネン＝シャプチ政府が発足する。
1344年 第一ユーネン憲法公布
ニーネン＝シャプチ、ひいては
チャグマ＝ダプラ文明初となる第一ユーネン憲法を公布。歴史上初めてニーネン人に本格的に基本的人権が保障される。この頃から反体制派組織の活動が活発になり始め、懸念されるようになる。
1345年 天命院発足
後の正教院である。
1345年 プダージ救命委員会発足
シャプチ革命で致命的な損害（戦闘によるデブリで地表が危険状態になる等）に対する復興・福祉活動が着手される。
1346年 スガイユン管理局設立
各産業
スガイユンを統合管理する国営スガイユン管理局が設立される。
1353年 第一回天命祭の開催
マグラン＝ガランが死去。建国の英雄とされ国葬された。盛大な式典を行い、偉大な者の死を弔うため第2代星衛主席スヤータウは10日の間、喪に服すため臨時休日とした。
1353年 第一評定院設立
軍事星衛法の制定
スナートプナウト臨時宰相によって初の国防政策「軍事星衛法」が制定され、反体制派の鎮圧作戦が決行される。一応の終息を見るのは4年後の1374年であった。
宗教対立
第5代星衛主席ピェンス＝マル政権時代には潜在的懸念事項だった宗教対立が激化の一途を辿り、解放されたパハニヴィエ＝ネグエ世界人の差別が激化、横行する。
天罰運動の容認
1380年、シャプチ教過激派によって結成された天罰団が他宗教への膺懲活動を開始。ピェンス＝マル星衛主席はこれを容認した。
シャプチ教の分離
第8代星衛主席ミシ＝イ＝ツェートマン政権時代にはシャプチ教教義の見直しが図られ、シャプチ教が「ツェートマン派」と「トープト派」に分離する。
シャプチ正教の成立
第10代星衛主席ツィトゥムトゥーチが1419年にミシ＝イ＝ツェートマンのシャプチ教改革を受け継ぎ、「ツェートマン派」を「シャプチ正教」として独立した宗教として誕生させる。しかし、他宗教に関してツィトゥムトゥーチは関心を示さなかったばかりか、更なるシャプチ系宗教の強権化を招いたために、ピェンス＝マルが生み出した民族・宗教闘争は更に激化。目に見えて治安の悪化が見られるようになった。
宗教と民族の和解
このような治安悪化は社会基盤の荒廃と深刻な失業率低下を招いたため、星衛評議会では「強い権力」を以て社会の復興と発展を目指す動きが見られた。
恐怖政治の始まり
当選した第12代星衛主席モンケンプトゥームはこのような問題を解決すべく、最初シ＝ギーラム開拓の移民政策や開発、それらを実行・監督する部署である招民院開拓庁の設立、そして公共事業等に着手した。このような改革を成功させるため、Sint.1427～1431年の間在任していたモンケンプトゥーム星衛主席は権力による押さえつけを実行した。それはすなわち、「恐怖政治」の始まりということだった。
招民院開拓庁の設置
モンケンプトゥーム星衛主席は就任初年の1427年に入植事業の強化のために招民院開拓庁を設置した。
国営集産市場の開設
1428年、モンケンプトゥーム星衛主席は国内の民生市場を全て撤廃し、統合。国内の統一された「集産市場」を設立する経済改革を断行し、経済格差を埋めることに成功し、また経済の立て直しに尽力した。しかし、国民は強権的で理不尽な連行、略式裁判、処刑などのおぞましい行為に怯えていた。国民の嘆願を見て義憤のために動いた軍部は離反しはじめた、モンケンプトゥーム星衛主席を告発。星衛裁判所で死刑判決を受け、処刑された。
しかし、権力による押さえつけは民族・宗教闘争を一時的には抑え込むことはできたが、根本的な解決には至らなかった。
関連項目
最終更新：2020年12月14日 06:06
