「あいにくだが、カードは持っていると燃やしてしまうもんでね」
マーヴルコミック『X-MEN』に登場するX-MENのメンバーの一人。
本名はレミー・ルボー。どこぞの
イケメンタメキャラとか
モケーレムベンベとは関係無い。前者とはフランス系という点で共通してはいるが。
赤い瞳を持つフランス系移民のキザな女たらしの風来坊。
軽口をたたく性格と、たまにとる非協力的な態度から白い目で見られることもあるが、根はいい奴である。
日本ではアニメ、ゲームの出演で有名となり、その戦闘スタイルから一躍人気キャラクターとなった。
アメリカの暗部に巣食う盗賊シーフギルドの出身で、一時期義賊として彼と共に盗みを働いていた
ストームの復帰と共に、
一緒に付いていく形でメンバーに加入した。X-MENのメンバーの
ローグとは恋仲であるが、
過去に関与したミュータント虐殺事件のことを知られたりしてギクシャク気味。
(彼は知らされずに道案内をしただけで、虐殺が始まると止めようとして
こいつに返り討ちに遭い、半殺しにされていたのだが)
ちなみに、この時に唯一助けることができた少女が
マロウである。
おまけに変装した
マグニートーにそのことを他のメンバーにもばらされ、裁判で決まった私刑として上半身裸で南極に置き去りにされてしまった。
それでも
自力で生還しX-MENのピンチに颯爽と駆け付けるものの、ローグの猛反対に遭いチーム復帰は叶わず……
このように原作通して何故か非常に扱いが悪く、いつも肉体的にも精神的にも酷い目に遭って(たまに本当に死んで)ばかりいる。
流石に不憫に思われたのか、その後別次元に飛ばされて単独主役シリーズを持った後帰還し、
能力を失い魔人
アポカリプスの四騎士の一員になったりしたものの離脱。
サイクロップスに追放されたプロフェッサーXと共に旅をする中でローグと再会、よりを戻しているなど微妙に扱いがよくなってきている。
近年の彼の迷走の歴史を簡潔にまとめると、
ローグとぎくしゃくしたりよりを戻したり→失明→荒れてローグとぎくしゃく→予知能力っぽいものを見せる
→やっぱりなかったことになって目も見えるように→能力を失う→
アポカリプスに改造されて黒くなる
→元に戻って
ケーブルを襲う→そろそろ善人に戻ってきてX-MENを離れ去っていくローグについていこうとして拒否られる
→自分探しの旅を始めた教授の護衛→ローグと再会してよりを戻す→ローグと一緒についにX-MENに戻る
→実は今でも黒くなれることが判明したけどみんなには内緒←今ここ
ごめん、迷走しすぎでちっとも短くなかった。頑張れレミー。製作側から嫌われてるだけでファン人気は高いぞ。
自らの体の中に破壊エネルギーを持っており、
様々な物体に溜め込んで爆破することができる。
彼は主に
トランプのカードを爆弾に変えて相手に投げつける戦法を得意とする。
が、どうやらこの破壊エネルギーは物体の質量に比例するものらしく、トランプはあまり適していないらしい。
小石に爆破エネルギーをこめて攻撃した際に、「この方が威力があるのが悲しいところだ」などとも発言している。
また棒術の達人でもある。
アニメではケリー上院議員暗殺の犯人として、未来からきた戦士
ビショップに命を狙われる(真犯人はガンビットに化けていた
ミスティーク)。
また別のアニメ「X-MEN エボリューション」では
マグニートーの仲間となっている
「アルティメット X-メン」では能力を手品のように見せて金を稼ぐ、その日暮らしのような生活をしていた。
映画でも登場すると言われつつ結局名前と姿が一瞬だけ出ている程度の扱いという原作通りの不遇な扱いだったが、
ウルヴァリンの誕生を描いたスピンオフ作品になんと、メインキャラとして出演。
破壊エネルギーを篭めたカードの投擲や棒術と破壊エネルギーを組み合わせた衝撃波など原作通りの能力を見せ、
最後にいいところを持っていく
も微妙に扱いが悪い非常に美味しい役回りとなっている。ファンの方は必見。
『
るろうに剣心』の
鵜堂刃衛の外見のモチーフである。
さらに同作の
四乃森蒼紫が着用しているコートはガンビットが着用してたコートがモチーフ(一応、明言はされていないが)。
そのためか、アニメの日本語訳でのガンビットは蒼紫の声と同じであった。
「バン!お前は死んだ」
「ケイジャンストライク」などのお得意の棒術技も使える。
前方または後方の壁際に飛んだ後、巨大な爆風を起こす超必殺技「ケイジャンエクスプロージョン」も強力である。
ちなみにMARVEL vs CAPCOM2では、通称ケイジャンバグと呼ばれる致命的なバグが確認されている。
やり方は、「スナップバック(MVC2で全キャラが持つ強制交代技)」を相手に当てた後、すかさず「ケイジャンストライク」を出す。
するとガンビットが遥か上空に飛んでいったまま戻ってこなくなるのである。
こうなると相手はタイムアップまでどうにもできず、体力勝ちしている時にこのバグを成功させるとそこでガンビットの勝利が確定する。
イメージ的には、相手を巻き込まない
バグ昇竜といったところか。
だてに北極から上半身裸で帰還してないぜモナミ。
残念ながら家庭用PS2版では修正されてしまっている模様。
…いや、別に残念でもないか。
MUGENにおいては、海外での作成が非常に盛んである。
もっとも、それはガンビットに限らずほとんどのMVCキャラに言えることだが。
REDHOT氏製作のMVC2仕様のもの、kong氏製作の同じくMVC2仕様のもの、
M Ken氏製作のMVC+アレンジ仕様のMASTA GAMBIT(マスターガンビット)あたりが有名か。
ニコMUGEN動画ではやはり
鬼紳士と抜群のコンビネーションを見せたマスターガンビットが最も有名だろう。
先日、貞氏によりkong氏版の
AIが公開された。
そのため、こちらの活躍の機会も増えてくると思われる。
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