神楽ちづる

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神楽ちづる - (2010/04/03 (土) 15:52:11) の編集履歴(バックアップ)





「鏡の中の

  本当のあなたが見える…」



格闘スタイル: 神楽流古武術
出身地: 日本
誕生日: 6月26日(22歳)
身長: 169cm
体重: 52kg
スリーサイズ: B85 W57 H84
趣味: 寝ること、バイクレース
大切なもの: 飼っている文鳥のチーちゃん
好きな食べ物: 辛いもの(酸味の効いたもの)
嫌いなもの: 理不尽なこと
得意スポーツ: バイクレース(趣味も兼ねている)
旧絵は コチラ

THE KING OF FIGHTERS』 のキャラクター。 '96の中ボスとして初登場。 '96、'97、2003のKOF主催者。「かぐら-」。
神楽というのは表向きの姓で正式には八咫( やた )といい、「祓う者」 草薙、「封ずる者」 八神(八尺瓊)( やさかに )とともに
1800年に渡りオロチ封印の任を担ってきた。 同じ使命を帯びた双子の姉、神楽マキがいる。
名前の由来はちづるが 「千鶴」、マキが 「万亀」 という語呂合わせ。
キャラクターのイメージは漫画 『あしたのジョー』 の白木葉子から取られている。
担当声優は'96~2000までが斉藤亜紀子氏、2003は須川由紀子氏。 マキはまりん桃子ローズを演じている猪砂和世氏。

 オロチに対抗する 「三種の神器」 の 「鏡」 を司る神楽(八咫)流古武術の継承者、「護りし者」。
 八咫家は1800年前のオロチとの戦いから呪術の能力に長けた家系で、
 代々一卵性双生児の女性が生まれこの能力を受け継いでいる。
 長年に渡る草薙家と八神家の争いに直接介入することはなかったが、
 オロチの封印を監視するという立場上三種の神器本来の使命をよく理解しており、
 彼女も双子の姉・マキとともに継承者としての強い自覚を持っていた。

しかしオロチ復活を目論んで行動を開始したゲーニッツによってマキが殺害され、封印が解かれたことで事態は急変。
いまだお互いを憎しみ合う草薙と八神の結束ではオロチ一族に対抗できないと考え、急遽彼らをサポートする人材を得るため、
かつてルガール個人が開いた闇の大会であった 「キング・オブ・ファイターズ」 を世界規模のエンターテイメントとして開催する。
当然オロチ一族にもその居場所が特定されたため決勝戦後にゲーニッツの襲撃を受けるが、
一時的に京と庵の力を結束させてゲーニッツを打ち倒し、姉の仇を討った。
が、オロチの復活は既に止められない段階に入っていたため、直接決戦に備えるため翌年にもKOFを開催。
この大会は結果的にら残りの四天王に利用され、オロチの覚醒を促す精神力を与えることになってしまうが、
再び三種の神器の力を集わせて正体を現した彼らを退け、オロチが完全な形で復活することは阻止。
ついにはオロチ本体も封印することに成功した。
なお京と庵はこの戦い以降行方不明になっているが、彼女は無事に生還している。
嬉野小説版の'98ではこの事に関して「草薙と八神を見殺しにしてしまった」と後々まで後悔するようになってしまい、
紅丸に「今にも首をくくりそうで怖い」と心配されるほどだった。
まぁそれは2人が早く脱出しなきゃならない状況で決闘始めたのが原因(小説版)だし、結局2人とも生きてたから結果オーライだけどな!

その後のネスツ編ではストーリーに全く絡まないが、2003で三度KOFを開催。
しかしこれは彼女の本意ではなく、かつてマキを殺されたことで生まれた微妙な心の隙間を
「遥けし彼の地より出づる者たち」 の一人、牡丹に付け入られ、無意識に操られていたため。
鏡の力を用いてKUSANAGIとマキの幻影を生み出し、KUSANGIは小ボス、彼女とマキは真ルートの中ボスとして登場した。
なんとか無界の襲撃には耐えたものの、突如現れたアッシュによって鏡の力を奪われ、予期せぬ形でオロチの封印はまたも解かれてしまう。
XIでは真吾に後を託し、XIIでは紅丸とデートに出かけつつ、彼に京へのフォローを感謝している気持ちを伝えた。XIII以降の結末に注目が集まる。
なお、それまで話の絡みがなかった二人とちづるがなぜ関わっているのかと言うと、彼ら三人が小説版'98でチームを組んだためと思われる。
特に、紅丸との親密な関係は(ストーリー担当が小説版作者の嬉野氏という事もあって)小説版を彷彿させるものとなっている。



オリジナルストーリー色が一気に強まった'96で 「三種の神器」 を完成させるにあたり投入されたキャラ。
開発当初のコードネームは 「鏡のねーちゃん」、その後なぜか 「ユナ」 になったらしい。
設定が固まる前は京・庵に続く三人目の炎使いになる案もあったようで、
先天的な能力ではなく 「唇に塗った火薬で火を起こす」 ということになっていたようだ。
グラフィックは集中的に作業を行い1ヶ月で完成させたとのことだが、個性的な動きのドット絵の完成度は高い。
2003で登場するマキはよく見るとちょろっと出ている前髪がちづるは1本、マキは2本になっている。 波平と海平ですか。
+ マキ プロフィール
マキ プロフィール

 格闘スタイル: 神楽流古武術
 出身地: 日本
 誕生日: 6月26日(22歳)
 身長: 169cm
 体重: 52kg
 スリーサイズ: B85 W57 H84
 血液型: AB型
 趣味: 寝ること、ちづるのバイクのメンテナンス
   大切なもの: 湯呑み茶碗
 好きな食べ物: 辛いもの(甘辛いもの)
 嫌いなもの: 神楽家の宿命
 得意スポーツ: バイクレース(ちづるに誘われ、しぶしぶ参加しているだけ)

嫌いなものに神楽家の宿命を挙げているあたり、京と同じように奔放な性格だったのかもしれない。
またちづるも根は真面目だが時々弱気さや精神面の甘さを見せており、姉妹関係はどことなく園崎姉妹に似ている。
なお、先述の通り、このマキはちづるの八咫鏡の能力で生み出された幻影であり、
自らの力不足ゆえに姉を死なせてしまったというちづるの自責の念や
ちづる自身の姉に対する個人的な印象などが投影されて生み出された存在でもあるため、
必ずしも生前の「神楽マキ」そのものという訳ではないらしい。
ちなみに、「神楽マキ」がゲームに初登場したのは2003ではなく、家庭用'96だったりする。
この時は、三種の神器チームを選んだ際に現れる中ボスのちづるがマキ(の霊)という扱い。

年齢は22歳と京・庵より2つ年上で、現役の大学生という設定。 KOFの女性キャラの中でも特に大人びた雰囲気を備えている。
性格も非常に落ち着いており、京と庵を一時的にではあるが協力させたのは彼女の功績が大きいだろう。
しかしそんな彼女にもなにやらドジという設定があるようで、料理の際調味料を間違える、入れ歯の安定剤で歯を磨く、
波止場で暴走族とチキンレースをやってそのまま海に突っこむなど、およそゲーム中からでは考えられないことをしでかしている。
ちなみに、嬉野小説版とはまた別の'97の小説版『京と庵 炎を統べるもの』ではKOF開催の裏工作にかまけてレポート提出を期限前日に思い出し、卒業が危ぶまれるという
京の事を本気で笑えなくなるような事をしでかしている。

衣装の露出が皆無…というか肩パットが主張し過ぎるためかあまり印象に残らないが、かなりスタイルが良かったりする。
なにやら前衛的だが、この衣装は巫女の着物をイメージしたもの。
腋フェチがグッときたりパンチラしそうになったり短パン生脚だったりはしない。 というか、普通はしない
オロチ一族との対戦前にはちゃんとした巫女の衣装でお祓いの動作をする掛け合いが用意されている。
バイクが趣味なのは京と同じだが、彼女はレースで優勝するほどの腕前。
もう1つの趣味であること寝ることに関しては一日平均8時間(居眠り含む)で最長はバイクで17時間走った後の22時間とのこと。
なお、バイクが趣味故にスカートを穿く機会が少ないらしく、小説版'98ではスカートを穿いてきた事に紅丸が驚いている場面がある。

神楽家自体にKOFを何度も開催するほどの財力はないが、かつて天皇に直参していたこともあり
いまだ政界で強い発言力を持っているらしく、これらの人脈を駆使して資金を集めたものと考えられる。
大会の運営自体は彼女が執り行っているため、経営手腕はかなりのものを持っていると見て良いだろう。

オロチとの決戦の際に何もしていなかったとも言われるが、能力の特性を考えると致し方ない。*1
状況から考察すると、本来オロチもろとも塵となってしまうはずだった京と庵を保護する結界のようなものを張っていたと見られる。
'96では 「三種の神器チーム」 でCPU戦をプレイすると、専用EDを見ることができる。 詳しくはゲーニッツの項参照。
ちなみにボスチームでCPU戦を進めた場合、流石に相手が悪かったのか戦闘後に死亡してしまう。
当然他のチームとは大きく異なる展開で、この場合はギースがオロチに関する説明を行う。
幸いこのストーリーは正史ではないが、もしも彼女が死んだままだったら「護りし者」の役目は誰が担うことのなっていたのだろうか。
'97では日本チームで勝ち進み、かつオロチを京で倒すと京と庵が決闘し、消息不明になるエンディングが存在する。
ネスツ編との整合が取れていることもあり、嬉野小説やアンソロジーコミックなどこれを正史とする作品もあるが、
こちらのエンディングでは彼女は本当に何もしていない。

   「これが見切れて?」


原作中の性能

スタンドのような動きをする幻影を呼び出すトリッキーでテクニカルなキャラ。
いずれの動きもクセが強いため一筋縄では使いこなせないが、幻影と残像を駆使した攻撃は非常に強力。
分身を利用した必殺技は全て本体で攻撃するか分身で攻撃するかを使い分けることができ、
モーションが同じなため技の終わり際までどちらが本体なのかを見分けることができず、上手く使えば相手を翻弄できる。
ただし分身はあくまで 「鏡」 によって生み出された分身で飛び道具判定ではないので、受けたダメージは本体も食らう。
この辺りの性質もスタンドによく似ている。

'96では中ボスで登場したため対空技 「百活・天神の理」 の無敵と判定が異常に強く、超反応で地上割り込みにも使ってくる。
連戦ではないものの、ちづる・ゲーニッツと卑怯臭いアルゴリズムのボスが続く'96のボス戦の難易度は高い部類に入ると言われる。
それでも96の通常キャラ戦は前二作に比べてやりやすくなったが。
嫌いなもの: 理不尽なこと なのに自分の性能は理不尽とはこれいかに。
しかしCPUの反応があまりにも良することを逆手に取って「小技で攻撃を誘う→そこに反撃」というパターンにはめやすく、
コマンド投げに弱いという弱点もあるため慣れれば倒すのはそこまで難しくない。
ジャンプ攻撃の判定が強いキャラは垂直ジャンプ攻撃を繰り返すだけでパーフェクトが取れたりもする。
ジョーの垂直JBやラルフの垂直JAなど)
ネオジオCD等の家庭用移植版では隠しコマンドでゲーニッツと共に使用可能になるが、CPUよりも攻撃力が大幅に下がる。

'97ではさすがに弱体化が施されたが、それでも上位に入る性能。
バランスが整った'98でも強力な固めとゲージ効率の良さ、立ち回りの自由度の高さで最強候補の一角に数えられる。
常に中間距離をキープし、突進技 「弐百拾弐活・神速の祝詞( のりと )」 や 「弐百拾弐活 乙式 頂門( ちょうもん )の一針」、
中段特殊技 「除活・錚錚( そうそう )」 などでの牽制や通常技での押し込みが軸。
「神速の祝詞」 は追加で 「天瑞」 に繋ぐことができ、どのボタンで出しても本体で距離を詰めれるため接近手段としても有効。
ただし安易に振りすぎるとあっさり反撃を食らうので、振り分けが重要になる。
対空は'96からさすがに弱体化したものの強 「天神の理」 が優秀なため、相手に跳び込まれる危険は少ない。
これらを駆使して画面端に追い込み、隙を見て本体での攻撃を混ぜて攻め込みたい。
ゲージがあれば相手の技を使用不能にする超必殺技 「裏面八拾五活・零技の礎」 に繋いで大ダメージを与えるとともに、
さらに相手を押し込むことができる。 ただしこの特殊効果はキャラによってほぼ意味がない場合もある。
分身を乱舞させながら突進させる超必殺技 「裏面壱活・三籟( さんらい )の布陣」 はガードさせても削りが大きく、
持続中に通常技で追撃ができるため無理矢理中下段で崩すこともできる。
本体の動きが分身の動きと重なって見えにくいため、発動時のボイスに偽りなく見切るのは難しい。
2003以外は分身に食らい判定が出ず切り返すのも困難なため、出してしまえば非常に強力。
他に鏡の能力を利用した飛び道具跳ね返し技 「百八活・玉響( たまゆら )瑟音( しつね )」 も持っているが、隙が大きいため使用価値は低い。
全体的に見ると割り込みと起き攻めに課題はあるが、自分のペースに持ち込めればかなりの強さを発揮する。

ネスツ編では出場機会に恵まれなかったが、2003で再び中ボスとして登場した際はそれほど強くなかったものの
チームメイト扱いのマキの性能がかなり凶悪。 いかにマキに交代させずちづるを倒すかが攻略の鍵になる。
'98UMでは無印で目立った角が概ね取られ、マイルドな調整が行われた。

 勝利ポーズでは珍妙な踊りを披露することが多く、
 動画では「不思議な踊り」「MP吸われた」などのコメントがよく書き込まれる。
 実際、巫女的に由緒ある神聖な舞なのだろうが(先祖代々伝わる神楽の舞とのこと)、
 クールな彼女が無言かつ得意気ぐにゃぐにゃと動く様ははっきり言ってかなりシュール。
 因みにこの踊り、2000ではストライカー動作となっており、踊って体力を回復するというもの…
 …なのだがその回復量は雀の涙程度で、はっきり言ってロマン技である。

「その力、封じます!!」


MUGENでのちづる

  • Sander71113氏製作 '98仕様+アレンジ
動画で最もよく見かける。
超必殺技の際に背景のデモ演出が追加されており、珍しく控えのチームメンバーも再現している。
(ただしメンバーはキングの固定で、援護攻撃は行わない)
「裏面八拾伍活・零技の礎」 はMUGENでの再現が難しいのか、一部の技を発動直後強制的に終了させる仕様となっている。
この時ゲージ技を使うと場合によってはゲージ消費のみで終わらせられる場合もあるが、
一撃が大きいタイプの技にはあまり効果がないこともある。
デフォでHard、Mediumと使い分けができる適度な強さのAIも入っており、斑鳩氏によってAIパッチが作成されている。

  • RYO2005氏製作 ROTDアレンジ仕様
KOFドットだが、操作感覚やシステムは氏お馴染みのレイドラ。
誠治氏によってAIパッチも作成されている。

  • 別府氏製作 神楽マキ
原作での神楽マキだが氏お馴染みのXI仕様にアレンジされている。
しかし、肝心のリーダー超必が搭載されていない。
AIも完備。

  • アフロン氏製作 ちづる&マキ
03ベースとなっており、姉と交互に入れ替えて戦う仕様となっている。
ちづるとマキはそれぞれがライフを所持しているが(デフォルト:1500)、原作同様片方が倒されるとそのまま負けになってしまうので注意が必要。
ちづるの性能は一部(昇龍など)'96準拠となっており、マキは零技の礎が削除されている代わりに超必が2個追加されている。
技を封印するという特性がmugenでは再現が難しいため、「零技の礎」は
『通常版は相手のパワーゲージ2000消失、MAX版は3000消失+攻撃を当てるたび相手のパワーゲージを減らす』
という仕様に変わっている。
デフォAIは実装されていないが、Aggli氏がAIを公開した。

「立ち回りの制御を殆どしていない」との事で、ちづるはまだ有情なAIなのだが
マキが思う存分に性能を生かした動きで分身を山ほどだしまくる為に、えらい事になっている。
なんとfxm508氏のゲーニッツ96レベル11を軽く撃破することが可能。
ちなみにこのAIはAttackの値が50になっている(ちづる・マキ両方に反映)にも関わらずコレである。
・・・どうやってアンタゲーニッツに殺されたんだよ、と小一時間問い詰めたい気分である。
まあ2003のマキはあくまで幻影なので、きっとちづるの中では「姉はこんなに強い」という印象があったんだろう、うん。
分身の攻撃判定が飛び道具扱いの為、反射技に弱い・・・のだが、
分身を出した後ほぼ隙無く行動する事が可能になる為トキですら迂闊に近寄れない。
更にワープ技や前転などで近づこうにも、無敵が無ければ即座にコマ投げで投げられパワーゲージをごっそり削り取られると、
凶には確実に位置している状態となった。
まぁKOFの中ボスだし仕方ない。ゼロとか似たようなのいるし。

  • MDK氏製作 ちづる&マキ
こちらもアフロン氏のものと同様にちづる&マキで1キャラとなっているが、交代は出来ず、スタートを押しながら決定するとマキを選べる仕様になっている。
ほぼ原作通りの性能で完成度は高い。AIは未実装となっている。

他には如月銃駆氏がちづるとマキを製作されていたが、未完成の上現在は公開されていない模様。

また、アフロン氏製作のちづる&マキの改変キャラクターとして、tokage氏製作のpossibility of Chizuruが存在する。カオス。

出場大会


出演ストーリー



*1 一説によればある重大な行動をしていたとも言われる。
詳しくは個人サイト「墓標」の考察を参照。