アイリス

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アイリス - (2011/07/02 (土) 16:31:41) の編集履歴(バックアップ)


「兄さん…私を守って」


「ロックマンX4」に登場するキャラクター。
ゼロでプレイすると登場するX4のヒロイン。
帝国歌劇団のエスパー少女や最近のアニメポケモンのヒロインとは無関係。

CVは『ぷよぷよシリーズ』でウィッチ(他多数)を演じた水谷優子。
「ミニーマ○ス」「ちびまる子のお姉ちゃん」といったほうがわかりやすいかもしれない。

レプリロイドの軍隊「レプリフォース」のオペレーターで、
レプリフォース陸軍士官のカーネルと同じCPUを使用し作成されたカーネルの妹。
本来はエックス(漫画版ではロックマン)のように強い戦闘力と平和を愛する心を併せ持った一体のレプリロイドとなる予定だったが、不可能だったため「力と正義」を兄に「慈愛と平和」を妹にわけられた。

平和を愛する優しい性格だが、間違いと知りながらもカーネルの理想である「レプリロイドだけの世界」に密かに共感を抱いている。
ゼロには密かに思いを寄せているが、思いを打ち明けてはいない。
なお「ロックマンX3」の僅かに前の話である番外作品「ロックマンX2 ソウルイレイザー」でも登場している。
この当時から見習いのオペレーターとして勤めており、エックスとゼロのサポートを行っていた。
ゼロのことを度々心配する様子から、この時から既にゼロに恋心を寄せていたと思える。
また、エックスと面識がある事もこの作品で判明している。

「X4」オープニングにてイレギュラーに捕まって置き去りにされている所をゼロに助けられ、
イレギュラーハンター司令部に保護されていた。
兄がゼロに倒された後は悲しみと絶望のあまり、司令部を去り行方不明となる。
その後レプリフォースの宇宙要塞にて、回収したカーネルのデータチップを使い自らの封印を解き
復讐のためにゼロに襲い掛かるが、最期はゼロの手によって倒され、彼に看取られる形で死を迎えてしまう。
この時も、「レプリロイドだけの世界で暮らしましょう」というアイリスにゼロは「レプリロイドだけの世界など幻想だ」とぶった切るなど、最期まで2人が分かりあう事はなかった。

なお補足しておくと、彼女以外にもX1のシグマやゼロ2のエルピスなど、「レプリロイドだけの世界」を理想郷とする者は少なくない。

上記の経緯から、彼女も今では「」として扱われることがある。*1

かのボンボン版では、かなり描写が変わっており、最後にゼロと対決する展開は変わらないが、
カーネルが破壊された影響で暴走を起こしたという感じの描写で、ヤンデレ展開とは言い難い。
また、ゼロがこの時ほとんど愛の告白同然の台詞でアイリスを救う闘いに臨むなど恋愛関係に関しては思いっきり強調されていた。
…しかし、ゼロのその想いも虚しく、救出されたアイリスはゼロの腕の中で機能を停止する。
原作通りとはいえ、アイリスが一体何をした。せめてもの救いは原作とは違い、最期までアイリスとゼロが分かりあっていた事だが…
それ故にゼロの救われなさが半端なく上がっている。

「そして私はこの『想い』を信じる…いつか皆で笑いあえる日がまた来る―――って…

 どんな障害にも負けない『愛』がきっとあるって」


彼女の最期のシーンはゼロの台詞も合間ってXシリーズ屈指の名場面と言われる。*2
ちなみにこのシーンはCMにも使われていたので未プレイの人も知っているかもしれない。
ロックマンX4発売当時、お茶の間のTVCMで流れた、ゼロの「俺は、俺は、イッタイナンノタメニタタカッテイルンダー!」のシーンはこれ。
+ 「アレです!アレです!」

「…ごめんなさい、ゼロ」


劇中では飛行型ライドアーマーのような姿に変身し、コアの紫色のクリスタルを攻撃しないとダメージを与える事が出来ない。
最初はクリスタルが体の中に入っており、何度か攻撃しないとクリスタルが外に出てこない。
攻撃は極太のレーザーで攻撃し、またアイリスを攻撃すると浮遊機雷が現れるため、
下手に攻撃しまくると機雷だらけになってしまう。この機雷は攻撃で破壊することが可能。
クリスタルもレーザーを撃ってき、アイリスのレーザー攻撃に連動して、
ゼロの足元に潜ってレーザーを放ってくるので、上手く誘導しないとダメージを受ける。

ちなみにボンボン版では破壊されたカーネルの残骸とアイリスが合体してこの姿になった。
攻撃するとクリスタルが出現、などというゲーム中の仕様は再現されていないが
いちおうクリスタル自体は登場し、ゼロを傷つけた……のだが。
なんとアイリスへの想いを自覚し、迷いを吹っ切ったゼロの裏拳一撃でコナゴナに。
その後ゼロは、アイリスをライドアーマー(っぽいもの)の中から引きぬいて救出している。

+ ∑5(シグマウィルス末期症状)感染注意!
最近、アイリチュアベリス アヘリス 等のネタキャラが誕生した。

そして、∑5(シグマウィルス末期症状)に感染、悪化した柊・竹・梅氏が、この動画をステージとして製作、アップローダーで公開中。

そしてクリスマスの夜に、また新たなステージがアップローダーで公開されている。

MUGENでは漆黒氏が製作。
攻撃を与えたときの機雷の出現や、クリスタルに攻撃しないとダメージを与えられないなど原作性能をしっかりと再現している。
漆黒氏製作のX4仕様のゼロとは戦闘開始前のイベントもついている。

なお、AI戦においてはこれらの仕様が恐ろしくAI殺しとして働くため、並のキャラでは体力を削ることすらできず狂キャラとされている。
ただし常に全画面攻撃を行っているような神キャラ相手ではあっさりと倒されてしまうため、大会動画に出すには微妙な立ち位置となっている。
まあ本来そういう楽しみ方をするキャラではないので、ちゃんと自分操作で攻略してみてみましょう。

出場大会


*1:名前の由来となったアイリスの花は花言葉がいくつか有るが、その中には「愛」、「消息」、「復讐」など、アイリス自身に関わる花言葉が多い。

*2:ゼロ編では上記の名場面以外にも「カーネルとの交戦中にアイリスが止めに入る(エックス編ではアイリス自体が登場しない)」や、
対シグマ戦直前に「シグマが自分とゼロが初めて出会った頃の昔話を語りだす」など専用のムービーが多く、更に上記の名シーンも含めてゼロばかりが目立った。
そしてこの圧倒的な扱いの違いに、エックスがX4以降から「主人公(笑)」扱いされるようになった。

X4とX5は「ゼロの誕生秘話」がテーマの、ある意味「ロックマンゼロ」な作品なので、エックスの影が薄れるのは仕方が無いのかもしれない。