「ヤマトダマシイ!」
設定
本名は
ケンイチロウ・ハラダ*1。日本のヤクザであるシンゲン・ヤシダの非嫡出の子として産まれた。
国際的テロリストであるヴァイパーの護衛などもしていたが、異母妹のマリコ・ヤシダの死
(
ウルヴァリンの婚約者であり、結婚式当日に敵対するヤクザにより河豚の毒で暗殺された)をきっかけにヤシダ一家の総帥となった。
このあたりからがヒーローとしてのシルバーサムライが活躍する時期であり、
政府が結成した日本初のヒーローチーム「ビッグ・ヒーロー・シックス」のリーダーにもなった。
しかし、ブラインドスポットによって洗脳されてしまい、再び犯罪行為を開始する。
そして捕まってしまい刑務所に収監されていたが、ヴァイパーとザ・ハンドによって救出される。
この二人に仲間に誘われもしたが、それを拒否し、アベンジャーズと協力して彼らを打倒した。
そして、再び日本人のために戦うことを決意し、ヒーローとして復帰した。
その後は日本の首相の警備チームのチーフを担当していた。
ウルヴァリンとは先述の通り義理の兄弟であるという以外にも因縁が強く、最初は対立していたが戦いの中で実力を認め合い、
時としてウルヴァリンに協力し、ウルヴァリンからは彼の持つ銘刀と引き換えに養女アミコの養育を頼まれるような仲になった。
最近では別の理由から再び対立し、ウルヴァリンに片腕を奪われる結果になっている。
ちなみに、その戦いで腕と引き換えにウルヴァリンの
心臓を貫いたが、例の能力によってウルヴァリンには傷跡すら残っていない。
なんという不公平。まあ、死なれても困るけど。
ヒーローとしての能力は、物体に対してミュータント・エネルギーをチャージする能力であり、
メインウェポンである刀にチャージすることで、アダマンチウム以外の物質なら大抵斬り裂けるほどの切れ味を持たせられる。
当然だが、刀を使った戦闘技能自体にも非常に長けている。
他にもテレポーテーションリングを装備しており、瞬間移動も可能。
さらには出身と経緯から、犯罪組織の活動についてもよく知っている。
着ている鎧は近年になって作られた軽量のスチール合金製で、別に戦国時代からどうこうといった品ではない。
また見た目通り
日本観が勘違いされていた頃に創造されたキャラクターなため、城に住んで大名を名乗ったりしている。
近年では制作側も正しい日本観を持っているため、大阪の街並みなどは非常にリアルなのだが
そのリアルな街並みの中に
シルバーサムライの天守閣が佇む光景は非常にシュール。
ちなみに、上記の首相の警備チームなどの収入が中々良いものなのか、
高級マンションに住み巨大スクリーンで映画等を見ながら悠々自適な生活を送っていた。
まあ、そのせいで現在指名手配中で根無し草状態の
スパイダーマンや敵対しているハズの
ウルヴァリンがいるチームにたかられたり、
避難所に利用されたりしていたが……。
ちなみに硬派を気取っているが実は
アイドルオタクだったりする。
自宅の一室でアイドル映画を見ているところにニューアベンジャーズが侵入、ドルオタなのがばれてしまった。
また近年では
ザ・ハンドの忍者に襲撃され、大量の忍者を道連れに戦死した。
死後も地獄に来たウルヴァリンに恨み言を言ったりしている。
その後、息子のシン・ハラダ
*2が二代目シルバーサムライを襲名。父親とは別のアーマーで戦っている。
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ディスク・ウォーズ:アベンジャーズでは |
日本で製作・放映されたアニメ『ディスクウォーズ:アベンジャーズ』にも登場。
この作品での声優はOP曲を歌っているT.M.Revolutionの西川貴教が担当。
そのためか主題歌CDのパッケージアート中央にはシルバーサムライの衣装を身に着けた西川が描かれている。
第10話では日本での活動の相互不可侵のためにアイアンマンが彼のもとに交渉に赴き、少しいざこざがあったものの、
かつて妹がアイアンマンに助けられた事とディスクに封じられたアイアンマンのパートナーであるアキラの覚悟を見て彼らの活動を黙認した。
最終回ではアイアンマンを救いに参上した。
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格闘ゲームでのシルバーサムライ
『
X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』と『
MARVEL vs CAPCOM 2』に出演。やはり刀を使用した戦法を得意としている。
巨大な手裏剣を投げたり、刀にエレメンタルプロパティを注ぎ込むことで炎、冷気、雷を宿したりと多岐にわたる技を扱う。
全体的にリーチが長く攻撃回数も多いため、攻めの一手で押してゆくタイプ。刀を使った
通常攻撃?に削り能力まである。
中でも
超必殺技「雷鳴剣」は
ストーム同様の実質
全画面判定攻撃である(ただし意外と判定に隙間があるので小柄なキャラに相性が悪いが)。
ミュータントとしては珍しく、個々の技自体にクセが少なく使いやすい。
但し
下段技が一切ないため、慣れたプレイヤーの対戦同士だと勝つには一工夫必要になってくる。
使用人口もかなり多いのだが、初出の『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』で使われた一番の理由が
「隠しキャラの豪鬼を出すコマンドに失敗すると選ばれるから」という悲しいキャラクターである。
ジャッ ジャッ ジャッ … ビシッ シルバァサムラーイ
今は亡きゲーメストの攻略記事に、「豪鬼を出すのに失敗したあなたも!」とか書かれたことも。
…いや、単純に向こうの作品では珍しい日本人(という設定の)ヒーローキャラクターという点や、
純粋に彼が好きで持ちキャラにしていた人も結構いた、そこの所を理解した上で楽しんでいただきたい。
なお、これは1P側の話であり2P側だと
スパイラルになる。
また『MARVEL vs CAPCOM 2』ではマーベル側のキャラクターで英語を喋らない二人の内の一人であり、日本語を喋る。
ちなみにもう一人はロシア語を喋る
コロッサスである。
『X-MEN COTA』参戦キャラがVS.シリーズに参戦(アシスト専用キャラ含む)していく中
スパイラルと共にMVC2で復活。
防御力は通常キャラの一段階上(被ダメが93%)、二段ジャンプや空中ダッシュなどの移動系がないスタンダードなキャラ性能となっている。
ビーム系
飛び道具や無敵対空を持たない、また特別なアシスト性能もないので
切り返せない、遠距離から固められるとどうしようもない…が
実質全画面判定+高威力の雷鳴剣で相手側のアシストを巻き込めるのが強みぐらいである。
キャラランクは大体中堅といったところ。近いところに
リュウや
ケンがいる。
(このゲームの場合、「中堅=ガチ対戦ではまず使われない」なのだが。詳しくは
ここで)
またシルバーサムライはX-MEN COTAから続く削り能力に特化しており
飛び道具の手裏剣、HC版の超手裏剣と安定した削り能力は衰えていない。
そんな彼に本作で追加されたハイパーコンボ『氷牙陣』は
画面中央に飛び刀を地面に突き刺し全地上判定飛び道具を出すハイパーコンボなのだが、
相手を飛び越えるように
めくり攻撃でガードさせた場合
キャラクターによっては最大で体力が
6割消し飛ぶ。
もう削りとかそういう次元じゃない!
※相手キャラによっては正面密着で削り当てた場合にも同等の削りダメージを与える事が出来る。
また『X-MEN COTA』からある「闘気」という平たく言えば魔法剣になるハイパーコンボがある。
これは重ね掛けが可能で最大三段階まで重ねることが出来る。
(三段階中でさらに重ねた場合は闘気モードの時間延長)
効果はチェーンコンボ数アップ、攻撃力上昇、防御力上昇とある。
重ね掛けをしない場合攻撃力は上がるが防御力が減少、防御力が上がるが攻撃力が減少といったデメリットもある。
そして上述の氷牙陣を発動出来るのがこの氷モードである。
他に強みを上げるとすれば、しゃがみ状態のシルバーサムライには投げ技が効かない。
端的に説明するとこれは食らい判定(MUGENで言う所の青枠)と投げ判定(投げられ専用青枠)の二つがあり
この投げ判定が主軸の後方に位置するため、巨漢キャラの投げ技でないとこの投げ判定に当たらないため投げが通用しなくなっている。
MUGENにおけるシルバーサムライ
一部国産もあるが、主に海外の製作者によって製作されている。
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Kong氏製作、MVC2+アレンジ |
攻撃力とリーチが原作通り高く、お馴染みのガン攻め AIのラッシュ力と相まって氏のキャラの中でもかなり強い部類に入る。
kong氏のものはMVC2原作通り、刀刃部分にも喰らい判定がある。
またこのシルバーサムライにはHDドット版もある。
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Corntortillas氏製作、MVC2+COTA仕様 |
Corntortillas氏によるMVC2+COTA仕様でAIはない。
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Juan Carlos氏製作、COTA仕様 |
Juan Carlos氏によるCOTA仕様でAIはない。
アーケードモードでX-MEN COTAのエンディングが見られる。
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Iwakick氏製作、MVC2原作再現仕様 |
それまで『Xross Scramble』のキャラを製作していたIwakick氏によって突如投下された、MVC2キャラ。
妹キャラ、 妹キャラ、 妹キャラ、と来て甲冑着たオッサンである。 ・・・・すごい方針転換だ。
ほぼ 原作再現ではあるがスナップバック、ヴァリアブルコンビネーション、ディレイドハイパーコンボなどの一部機能はない。
ヴァリアブルアシストには 毒電波と 岩の高性能アシストを搭載。
また開幕のイントロでは、上述のX-MEN COTAの原作再現イントロ(豪鬼失敗コマンドまで再現)が見られる。
特殊イントロにも対応しており、対応記述を導入すればX-MEN COTAキャラクターセレクト画面にmugenキャラクターを表示させることも出来る。
デフォルトでAIを搭載しており、アシストとの連携に加え ハイパーコンボの雷鳴剣や闘気『氷』を巧みに使う手強いAIとなっている。
AIレベルは無いが、その代わり3段階のモード設定により強さが調節できる。
アシストなしのモード1、アシストありのモード2、
アシスト+常時闘気状態+アーケードモード防御補正25%UPのモード3があり、デフォルトはモード2。
常時闘気状態は闘気『雷』『氷』『炎』LV3状態のいい所取りとなっており、かなり強化される。
(具体的に言うと雷Lv3の手数と空中超手裏剣、氷Lv3の ハイパーアーマーと防御力200%、炎Lv3の攻撃力150%と通常技削りダメージ)
プレイヤー操作なら試合開始前にもアシストの有無が選択可能。
モード1の時点で 凶クラスに迫る実力がある。
モード2は凶上位の強さ。プレイヤー操作で挑むならこちらもそれ相応に高性能なキャラでないと勝つのは困難。
モード3は エルクゥや マスターギースをハイパーアーマーのゴリ押しで圧倒する狂キャラ。
同氏の 他のキャラ達のモード3よりも遥かに強く、狂中位に迫るほどの強さとなる。
無敵のガイストに土をつけたほどの実力
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アシスト無しでも難敵
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またこのモード3には常時ハイパーアーマーという特性から
攻撃を受けるとヒットストップ+アーマー硬直時間分動作が止まる
雷鳴剣中に細かい攻撃を食らい続けると広範囲飛び道具垂れ流しという状況が成立してしまう。
さらに雷鳴剣はMVC系ハイパーコンボにあるボタン連打対応でハイパーコンボ時間延長効果となるため
モード3の雷鳴剣中にちょっかいを出すと上のハイパアーマー効果と相まって自殺行為となる
(ボタン連打効果にはハイパーコンボ時間延長、ヒット数アップ、ダメージアップ等がある)
参考動画 00:27からゴールドウォーマシン
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出場大会
削除済み
凍結
出演ストーリー
*1 ただし本家マーベルコミックでの表記は「Kenuichio Harada」。
このままローマ字読みすると原田
けぬいちお(けんういちお)という
我々日本人にとっては謎な名前になってしまう。
なんというマツオ・ツラヤバ。
一応、漢字表記は「
原田剣一郎」らしい。
また「ヤシダ」というあまり馴染みのない姓も「ヨシダ」か「ヤスダ」の誤り、というのが定説で、
現にアメコミ『ウルヴァリン』の短編では「安田」と読めるような文字も登場していたのだが、
2011年放送のマッドハウス製作のアニメ『ウルヴァリン』にて「矢志田」という漢字があてがわれ、
後のアメコミ本編でも「矢志田」表記が正式に逆輸入された。