ビースト

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ビースト - (2020/12/31 (木) 21:37:15) の編集履歴(バックアップ)



アメリカのマーベルコミックスの人気シリーズ『X-MEN』に登場するヒーロー。
初登場は1963年の『アンキャニィX-MEN』vol.1。
つまり初回からの古参メンバーであり、サイクロップス達他の四人と合わせて「ファースト・ファイブ」と呼ばれる。

本名はDr.ヘンリー・フィリップ・"ハンク"・マッコイ
イリノイ州にて、父ノートンと母エドナの息子として生まれる。
父親は原子力発電所勤務であり、その事がミュータント化した原因としてカウントされている。
幼少時から肉体面・頭脳面ともに優秀であり、成長するに従ってそれはどんどん加速してゆく。
その為、人間社会での生活も潮時かと考えていた時にエグゼビア教授と接触し、『恵まれし子らの学園』へと入った。
そこで更なる教育とトレーニングを受け、X-MENの初期メンバーの一人となった。
「ビースト」の名の通り、どことなくゴリラっぽい姿だった。

だがその後、X-MENから一時期離れ、民間の研究所でミュータント化する薬を開発する。
その後のトラブルでそれを自分に使用して事態を解決するが、元に戻れずに外見が変異したままになってしまった。
この外見から、通称「毛玉」。

それ以降はしばらくアベンジャーズやディフェンダーズで活動していたが、後にX-MENに戻った。
近年の展開では、人類と距離を置いてミュータントの独立国家「ユートピア」を建国したり、
暗殺部隊「X-フォース」を極秘で組織していたサイクロップスの方針についていけずX-MENを離れ、
現在はウルヴァリンが主導するX-MENに参加し、フェニックス事件以降暴走するサイクロップスを静止するために過去から若い自分達を呼び寄せる。
しかし若い頃の初代X-MENは混迷を深める現代(彼らにとっての未来)の状況に戸惑い、ビーストの行動は事態をさらにややこしくしてしまっている……。

ミュータントとしての能力は、オーソドックスな基本能力のパワーアップ。
パワー、スピード、反射神経、スタミナ、平衡能力などの面において常人を遙かに超えている。
薬を飲んで更に変異した後は強靱な歯とかぎ爪を持ち、更に獣に近くなった。
その代わり、全身が灰色(後に青色)の毛皮に覆われ、人間の姿には戻れなくなってしまったが。
(このため人前に出る時はホログラフで外見を変える装置を使っている)
同時に野生動物特有の衝動にも悩まされており、押さえる為に努力を必要とする。

これだけだと単なる戦闘特化のパワーキャラであり、ハルクほどのインパクトは与えられないが、
彼は世界的に有名な生化学者であると同時に絵画や創作などの芸術活動にも通じている。
実際、作中でも「レガシーウイルスの治療」という一大イベントをこなすなど、活躍の機会は多い。

『AOA』ではアポカリプス側の研究者として人間(デク)に実験しまくるマッドサイエンティストと化していた。
正史世界へ逃げ延びた三人の一人で、こちらの世界のビーストを拉致監禁し本物に成りすました。
当然本物と同じ体色だったが、区別の為だろう灰色になった。こいつをダークビーストという。
現在は本編のビーストが二次変異によってさらに獣っぽい姿になったため、外見からも区別可能。

アマルガム・コミックスにおいては、ビーストボーイと合体して「ビーストリング」というキャラクターになっている。

ちなみに、アニメ『X-MEN』では番組の最後のミニコーナー「X-FIGHT」で
X-MEN Children of The Atom』の対戦動画の実況をし、楽屋オチを連発。
千葉繁 ならば仕方ない

カプコン製ゲームでは『MARVEL VS. CAPCOM』に背景出演するが、
プレイヤーキャラになったのは横スクロールアクション『X-MEN ミュータントアポカリプス』のみ。

2006年公開の映画『X-MEN:ファイナルディシジョン』でも、政治の分野で活躍するX-メンの
OBとして登場。一種冷酷なほど理知的な観点からミュータントと人間の関係を考察するなど、
外見からは想像もつかないほどのインテリ振りを見せつけ、当然ウルヴァリンには毛嫌いされた。毛玉だけに。
事件後は米国の国連大使に任命されるが、小説版などの設定によればそれを辞退して学園に戻り
教師として後発の指導に当たることにしたようである。
2011年公開の『X-MEN:ファーストジェネレーション』ではメインキャラとして登場。
共に初期メンバーとして研鑽を積んだミスティークと恋仲になるものの、外見へのコンプレックスを捨てられなかったことが元で破局。
しかも、ミスティークの遺伝子サンプルから試作した外見を正常化する血清を自分に使用して失敗し、例の毛玉のような外見に悪化してしまう。
かなり踏んだり蹴ったりの扱いである。
日本語吹き替えは、劇場公開版で 有本欽隆 氏、テレビ朝日版で壤晴彦氏がそれぞれ担当している。

続編『ファースト・ジェネレーション』では 浅沼晋太郎 氏が吹き替えを担当。

また2011年に放映されたマッドハウス版アニメ『X-MEN』にも、レギュラーキャラとして登場。
上述した二次変異後の獣人姿でお目見えし、さらに声は 田中秀幸 氏と旧アニメから打って変わったイメージに。
すごい知的さを感じる。今までにない何か安心する知性を。

MUGENにおけるビースト

海外の制作者であるslotman氏とacglass氏によるものが公開されている。
全体的には近接型のキャラクターであり、飛び道具の類は持っていない。
少々技が少ないが、十分にキャラクターとして使用できる。


Infinity Mugen TeamのAcey氏のものも存在する。こちらは近接技以外にも、地雷設置や爆薬投擲(たまに間違えて本を投げる)、
更にはアイアンマンから拝借したと思しきプロトンキャノンを撃つ「Borrowed Technology」なども搭載されているため射程に穴がない。
壁張り付きからの攻撃も可能であり、またエリアルがかなり自由に繋がるのが特徴(J中K→J中PやJ中P→J弱Kも可)。
なお、↓+J中Kで出る特殊技「Head Stomp」にバグがあり、空中での打撃をキャンセルして発動すると
本来一発で相手を蹴っ飛ばして終了する筈が降下蹴りのままめり込んで自動かつ補正なしで多段ヒットする。
Head Stomp自身をキャンセルしてめり込んだ場合、対KFMの最大ダメージは18ヒットで9割強
KFMより大きいキャラならば+2ヒット以上稼いで即死。どうしてこうなった……

Acey氏のキャラのAIに定評のある「うるちの人」こと黒須氏によりAIが公開された。
上記のHead Stompのバグも解消されている。
また、「なんとなく」という理由で爆薬投擲技「Gadget Toss」で投げるものを本のみ/爆薬のみに変更するスイッチもついている。

出場大会

出演ストーリー

無限戦記(Acey氏版)