ロック・ヴォルナット

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ロック・ヴォルナット - (2012/02/07 (火) 21:13:15) の編集履歴(バックアップ)


鋼の冒険心
フリーランニングRPG『ロックマンDASH』シリーズの主人公。
CVは『ドラゴンボール』のクリリンや『ONE PIECE』のモンキー・D・ルフィ、『天空の城ラピュタ』のパズーなどで知られる田中真弓女史。

プロフィール

ある遺跡でディグアウターのバレル・キャスケットによって拾われた謎の少年。
その後、成長したロック・ヴォルナットは忘れられた過去の遺産を掘り起こし、それを糧とする「ディグアウター」として各地をまわっていた。
シリーズ第一作『ロックマンDASH 鋼の冒険心』にて自分の正体を知る謎の人物「ロックマン・ジュノ」に出会ったことで、自分の正体についての片鱗を知ることになり、
第二作目『ロックマンDASH2 エピソード2 大いなる遺産』では大いなる遺産を巡る冒険の中で、ついに真実を知ることとなる。

+ ロックの正体、ネタバレ注意
ロックの正体はかつて古代人が作り出した楽園「ヘブン」の一等粛清官(イレギュラーハンター
ロックマン・トリッガー」。
人類最後の生き残りであるマスターによって作り出され、イレギュラーを始末する役割を持っていた。

現在の『DASH』の世界に住んでいる人間は地球環境再生のために生み出された「デコイ」と呼ばれる人型ロボットであり、
古代人は自分たちの「遺伝子コード」を遠い未来まで保存し、いつか理想の世界が創造された時にそれを使って復活しようとする計画「人類再生計画」のためにデコイを作り出した。
つまり、ロックマンDASHの世界はロボットしかいない世界である。
パラレル設定になってしまったがDASHの時代に一番近い数百年前~数万年前のZXの時代でも人と機械の一体化が進んでいた。
ただし、後述のようにマスターの手により人間に極めて近い状態まで改良されているため、
自己の経験・判断を根拠とした自律的な行動、感覚、感情を有し、有機物による栄養摂取、それに伴う身体の成長、果ては生殖行動による増殖を行う事が出来、挙句、幽霊として化けて出る。
ぶっちゃけ、人間とほぼ全く同じ能力を有しており、実際に人間と変わらぬ生活を営んでいる。
違いと言えば、初期のベースがロボットだっただけに、機械のパーツとの融合が容易らしいというところぐらい。
ボーン一家の末っ子ボン・ボーンや、バレルの顔半分などがわかりやすい例か。
以上の事から、プレイ中のプレイヤーからすると、デコイ=人工的に作られた人間と捉えた方がわかりやすいと思われる。

そのうちにマスターはデコイに手を加え、デコイはより人間に近い機能を有する様にする。
そしていつしか、デコイもまた命ある存在であると考えるようになり、地球を彼らの星にすることを決心する。
トリッガーと共に故郷である地球に降り立ち、トリッガーに「人類再生計画」を阻止するためにヘブンのシステムの破壊を依頼した。
その後、ヘヴンの特殊な環境の中でしか生きられない身体となっていたマスターは光となって消え、人類は滅亡する。

トリッガーはマスターの意思を受け継ぎ、システムを破壊しようとしたために「システム史上最大のイレギュラー」と呼ばれる様になり、
最期はヘヴンの管理用システム(マザー)「セラ」と地上での壮絶な死闘の末に相打ちとなる。
瀕死となったボディを再生する手段として、初期化して記憶を失い、赤ん坊の姿になる
その後ロールの祖父:バレルに拾われ、今に至る。

『ロックマンDASH2 エピソード2 大いなる遺産』で自らの過去を知り、「人類再生計画」のために
現在の地球の人類を絶滅させようとする計画を阻止するべく、ヘブンに戻り最後の戦いへと赴く。

+ 考え方を変えると
 人間に使われる奴隷的存在で有りながら、人類を悪の科学者から守り続けた初代
 ロボットとしての無限の可能性を秘め、それ故の危うさも抱えながらテロリスト達を駆逐し続けたエックス
 人類とロボット、そしてエックスの最大の敵として生まれながら、自身の信じる正義を貫き、守るべきものを守りぬいたゼロ
 その身に宿る狂った運命を否定し、狂った世界をありのまま(=狂ったまま)受け止め、守り、生きたヴァン、エール、グレイ、アッシュ

こう書くと中々厨二だが(大分誇張表現も含みます)、彼ら歴代ロックマンは共通して人類(とロボットの共存社会)を守るために戦っていた
しかしこのロック・ヴォルナットは、 彼らが守ってきたかつての人類(人間)全てに引導を渡し、新しい人類(ロボット)だけの世界としてしまった
…まあ、それこそが彼がかつて仕えた最後の人間、マスターの望みだったのだが…

そんな「システム史上最大のイレギュラー」が生きる世界が、歴代ロックマン達の世界とは比べ物にならないくらい平和なのは皮肉以外の何者でもない
ロックマンシリーズそのものへの、というか2つの種族が争いを続けているタイプの世界観全てへの盛大な皮肉である


+ マスターについての余談
回想シーンでのみ登場する人類最後の生き残り、マスター。
長い金髪にゆったりとした空色の衣と、どことなく某商人と似た雰囲気(あくまで見た目だけ)の持ち主。
ただし、である(CV:子安武人氏)。

「おっ、美人だ」と思った0.5秒後に子安ボイスで喋りだしてガックリきた、なんて人も結構居るのではないだろうか?

主人公キャラだが、プレイヤー次第で良い人にも悪い人にもなる。
悪いことばかりすると段々体色が黒くなり、町の人に嫌われたりアイテムショップでふっかけられたりする。
しかし、黒くならなければ起きないイベントのために悪事を働いたプレイヤーも多いだろう。

他の達と違って基本的には髪の毛が露出しているが、装備アイテムとしてヘルメットも存在し、被ることも出来る。
むしろヘルメットを被らないとダウンした際に追加ダメージを受けるため、常に被っているのが理想的ではあるが、
「メットレスでこそのDASHロック」という事で敢えて被らないプレイヤーも割と居る。

NAMCOxCAPCOM』や『タツノコVSカプコン』にも登場し、後者のエンディングではドロンボー一味と競演していたりする。
…中の人が『イタダキマン』の主役だったせいだろうか。

ロール・キャスケット

相棒でありメカニック担当でありガールフレンドでもある。
CVは『ラピュタ』でシータを演じたよこざわけい子女史。
まぁ、狙ったキャスティングなのは間違いないだろう。

飛行船フラッター号の整備・操縦の他、ロックの武器を開発したり改造したりすることも出来る。
但し、その改造費用はかなり高い。
どのくらい高いかと言うと、一段階改造するのにボーン一家が背負った多額の借金より高い。
この借金を返済する為にトロンが活躍するゲームもあるというのに、一つのゲームクリア目標よりも高い金額を請求される。
最強武器であるシャイニングレーザーに至っては、最大まで改造するのにおよそカンスト二回分の資金が必要になる。
というか、弾数の最終段階で実際にカンスト資金を要求される。

その為に部外者であるトロンにまで「費用をピンハネしてるんじゃない?」なんて言われてたりする。
性能を重視し、一切の妥協を許さないためではあるのだが……好感度によって値段が上下する辺り、
全く無いとは言い切れない。
スタッフとしても流石に高すぎると思ったのか、後に移植されたPSP版では必要資金がかなり減っている。

ちなみに『DASH2 EP2』冒頭では、フラッター号の改造のため、ロックが前作で手に入れた特殊武器を 無断で全部売り払っていた
せめてシャイニングレーザーくらい残しといてくれても……

この辺りから「ロールちゃんは可愛いけど腹黒」というネタが二次創作では殆ど定番と化している
DASH1でライバル達の乗る飛空艇を航行中に攻撃して「おかしいなあまだ堕ちない…」と心から不思議そうに言い放つとか
ナムカプで心から楽しそうに手榴弾(型の特殊武器)を投げるとか、その手榴弾は原作で悪の限りを尽くさないと手に入らない武器とか
ぶっちゃけそうにしか見えないけど

データ

いつも一緒でロックの行く先々でセーブなどを行ってくれるサル
ロックの良き相棒である。
データの話す言葉は他の人にはどう聞いてもサルの声にしか聞こえないのだが、
なぜかロックだけが言葉を理解することができる。
データもまた、ロック同様に大きな秘密を持っている。
+ データの正体、ネタバレ注意
データはトリッガーの外部記憶装置であり、彼のメモリー(主にマスターの遺伝子コード)をマザーにスキャンされないよう、重要なメモリーの避難先として作られたものである。(ゲーム中では話しかけると回復やセーブを行ってくれるため、ある意味正体まんまの機能を発揮している)


『ロックマンDASH』シリーズについて

大陸のほとんどが海へと沈んだ未来の地球。
かつての文明が忘れられた地で、人々はまた独自の文化を形成し、生活を営んでいた。
しかしながら、あえて忘れられた過去の遺産を掘り起こし、
それを糧として生きる者もまた存在し、人々は彼らを「ディグアウター」と呼んだ。

ある日、ディグアウターであった「バレル・キャスケット」は、遺跡で一人の赤ん坊と謎の猿、データを拾った。
彼は赤ん坊に「ロック・ヴォルナット」と名づけ、
生まれたばかりの孫娘である「ロール・キャスケット」と共に育てることにした。
それから14年後。共に成長した二人は、行方不明となったロールの両親の遺志を継ぎ、ディグアウターとして旅をしていた。
彼らが捜し求めるのは、ロールの両親の唯一の手がかりである、「大いなる遺産」である。

(以上、wikipediaより抜粋)

「フリーランニングRPG」というジャンルのゲームで、簡単に言えば「RPG要素のある3Dアクションゲーム」といったところ。
タイトルの『DASH』とは「DIGOUTER'S ADVENTURE STORY in HALCYON DAYS」の略。
別に「ダッシュ」という名前のキャラが存在するわけではない。

+ 悲しい事件だったね……
2000年に『ロックマンDASH2』が発売されて以来、長らく続編が出ていなかったが、
2010年9月29日、ついに『ロックマンDASH3』がニンテンドー3DSで製作されていることが発表された。
ちなみに『DASH3』はなんと、無印シリーズ以外では初?のユーザー参加型での製作である。興味のある人は参加してみてはどうだろか。

……が。
2011年7月19日、開発のための諸条件を満たしていないとして、開発中止が決定された。
同じくロックマンシリーズ新作である「メガマン ユニバース」も同様に開発中止となっており、
多くのロックマンファンが悲しみを背負う事となった。
何だよ、諸条件って……!!

MUGENにおけるロック・ヴォルナット

D4霊夢悪Qで知られるmaitake氏によるものが存在する。
MVC版ロックマンをベースに髪の毛や上半身のアーマーが描き足され、ダッシュや投げなどの動作も『DASH』を再現したものに変更されている。
当初は腕や足のパーツが元のロックマンのままだったが、09年11月09日の更新でその辺りもDASHらしく描き直された。
また、攻撃を当てると相手がディフレクター(エネルギー発生物質にして通貨。ライトットに渡すネジのようなもの)を落とすというのが最大の特徴。
これを取得するたびに画面上に表示される所持金ゲージが上昇し、決められた金額が貯まるとロールちゃんに車に放り込まれ、武器を改造してもらえる。
武器レベルは1~3まで存在し、オプションで初期レベルを変更することも出来る。
ただし、タッグ戦で特定のキャラが相方だとロールちゃんと喧嘩状態になってしまい、武器を改造してもらえなくなる。
しかし、相方がトロンの場合は1ラウンド取られた後自動で改造してもらえるので、こちらの方がお得……?しかもこっちは無料。
ただし、試合に勝った後には
まぁともかく女の子は怒らせないようにしましょう。
オプションで喧嘩しないようにも出来るので一安心。

なかなかの強さのAIも標準搭載されているため、今後の活躍にも期待出来るだろう。

出場大会

シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み大会

出演ストーリー