「弱い者いじめ……大ィィィー好きッ♥
オレってえらいネェ───」
『
ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダスト・クルセイダース』(旧題:大いなる未来への遺産)に登場した
スタンド使い。
エジプト九栄神の一つ、嵐と暴力の神「セト神」の暗示を持つ
DIOの刺客。
38歳独身。名前の元ネタは米国の兄弟ポップデュオ「Alessi Brothers」。
子供をイジめるのが大好きな
サディストで、しかし大人
*1に対しては弱いという、
例えるなら
ずるがしこいイジメっ子がそのまま大人になったような性格。
初登場時にぶつかってきた子供を(
親が近くにいないのを確認した上で)ボコボコにした。
汚いなさすがアレッシーきたない。
「大きい声じゃあいえねーがな……おれは弱いものをイジめるとスカッとする性格なんだ……フヘヘヘヘ
自分でも変態な性格かなァと思うんだがね……でもよく言うだろ?自分で変と思う人は変じゃあないってな……
だから おれは変じゃあないよな……子供には絶対に負けないという安心感もあるしよ…」
どう見ても
変態です、本当にありがとうございました。
声はカプコン版では
垂木勉
氏。
ポルナレフと兼役だが、こちらの声色は「ブラックバラエティ」なんかで聞くような感じである。
TVアニメ版及び『アイズオブヘブン』では
1部ゲーでスピードワゴンを演じていた
小野坂昌也
氏が担当になった。
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原作ネタバレ |
若返らせたポルナレフを銃や斧で襲い、 破ったドアから顔を覗かせたりしながら徐々に追い詰めつつさらに若返らせるが、
2歳児相当まで若返ってしまっていたポルナレフの策にまんまとはまり、
顔を切り刻まれて逃走した所を 承太郎に遭遇。
機転をきかせ承太郎も7歳児相当の子供にすることには成功するも、
子供の頃からやる時はやる性格だった承太郎に殴られて *2気絶しスタンドが解除、
元に戻った二人の オラオラで遥か彼方までフッとばされて 再起不能となった。
…第3部冒頭のいい子で穏やかそうな承太郎少年からはとても考えられないような気もするが、 気にするな!
そもそも「力では勝てない」と策を巡らせてアレッシーを翻弄したポルナレフとは逆に、
承太郎は(油断していたとは言え) 力技でアレッシーを気絶させている。… なんなんだこの7歳児。
まあジョースター家の血統のなせる業なのかもしれない。 てめーがッ!泣くまでッ!(ry
「家に帰って かあさんの料理の方がいいな」
アイディアを持ちかけたのはCAPCOMスタッフ。作者の荒木氏は「JOJO-A-GOGO」にて、
最初の企画段階のときに開発スタッフから「アレッシーを登場させる」と聞いて「スタッフのこだわりを感じる、これはいいぞ!」
と思ったんですよ。強いヤツだけじゃなく、素早いヤツやズルいヤツ、そういうキャラクターのツブを揃えてるわけで
このように語っており、スタッフを評価すると共に、「口出しする必要はないな」とまで語っている。
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スタンド「セト神」 |
破壊力 - D |
スピード - D |
射程距離 - E |
持続力 - C |
精密動作性 - D |
成長性 - D |
地面に落ちる人影のような姿に、二つの目が付いたスタンド。
スタンドの像に触れたものを若返らせる能力を持つ。
どれぐらい若返らせるかは交わった時間に比例し、長い時間触れれば触れるほど大きく若返ることになる。
若返らせる限度は無く、長時間交わっていると胎児の段階にまで若返ってしまう。
本体の影と一体化しているが伸縮させることが可能で、地面や壁に沿って伸ばすことができる。
若返ると若返った年齢より後に得た記憶もそれに伴って失われ(うろ覚え程度には残るようである)、思考能力なども若返った年齢と同程度になる。
スタンド使いを若返らせた場合は精神力から発現するスタンドの能力が大きく弱まることになる。
また、スタンド発現が先天性のものではなく後天性によるものであった場合は、その年齢より幼くなってしまうとスタンドも使うことが出来なくなる。
強力な能力を有する一方で直接戦闘力はあまり高くなく、若返らせた相手を本体が直接痛めつけるという戦闘方法を取る。
普段は両腕の無い胴体の影だけの姿をしているが、「アレッシーの影である」という特性からか、
アレッシーが武器を持つとその武器の影がスタンドにもコピーされスタンドも同じように持つことができる。
作中ではアレッシーが斧を持ったのに対し、セト神の手にはその数倍のサイズの巨大な斧が出現した。
銃を使用した際に、パワーダウンしたシルバーチャリオッツの剣を銃弾でへし折ったことから単純な仕組みの武器に限らず、
銃器などの複雑な武器もスタンドの武器としてコピーすることが出来るという考察もある。
「影のスタンド」だが地面に張り付いているだけでなく、根元から起き上がるようにして直立のような姿勢で立つことも可能。
その場合は、本体と同じ程度の背丈になる。この際、スタンドの手のみを出現させることも可能となっている。
若返らせるスピードは非常に早く、原作では数秒交わらせたただけで当時25歳の ポルナレフを5歳児程度に、
別の大人の女性もわずか数十秒で胎児にまで戻してしまった。
しかしアレッシー本体が気絶するなどして能力が解除されると即座に元の年齢に戻る。
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ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』におけるアレッシー
格闘ゲームにおいては、まず基本部分はどの距離でも戦えるキャラ性能になっている。
近距離においては良い性能の小技がある本体モード、中距離においてはリーチが長いスタンドモード、
遠距離においては照準を移動させて前方にも対空としても使える銃で…と、とりあえず全距離においてやれることがあるキャラである。
しかし、どの間合いもやれるとは言ってもそこまで強くないため、相手の苦手距離に移動などの慎重な
立ち回りが求められる。
またスタンドが特殊で、スタンド
コンボがなく、近距離と遠距離で技が変わる。
実は座高がかなり低く、
太郎の厄介なフィンガーなどをしゃがめば避けられる。
さらにスタンドも影でかなり低姿勢となっており中距離においては牽制で圧倒できるキャラもいる。
その代わりに(スタンドを含めて)横幅がやや広く、他のキャラと比べると若干めくられやすい。
このキャラの
タンデムが前に移動しながらできるタイプで
それでいてスタンドのリーチが長さを利用してかなり遠距離から生で当てるタンデムを決めることが可能。
このゲームにおける強力要素であるタンデムが強いことにより他のキャラには得られていない特権をも持っている。
特殊性能についてもスタンド出現攻撃、
必殺技の「ガキんちょがッ!」、
スーパーコンボ「ウシウシウシッ!」、「絶望ォォォだねッ!」のいずれかをヒットさせると相手が子供になるという、
裁き技の形で能力が再現されている。(どちらかと言えば
コンフュージョナーに近いか)。
但しいわゆる
格ゲー補正がかかっており、
気絶させずとも時間経過だけで元に戻る。
子供化したキャラは必殺技・スーパーコンボ等が使えなくなりガードも出来ず、攻撃も独自のものになる。
また、アレッシー側も本領発揮とばかりに本体が斧を手にするため攻撃パターンが変化する。
この子供化状態したキャラクターはガードや無敵技がほぼなくなるのでまるで拘束技みたいにダメージを稼げるシステムである。
やはりスタンド技で相手をガキ状態にしてダメージを奪うのがこのキャラクターの基本戦術となる。
そのため、いかに相手をガキにできるかの立ち回りが最重要。
ただしスタンドを始め、他キャラとは共通している部分が違うことがあるためややとっつきにくい。
慣れるまでにはある程度の時間を要することになる。
ついでにこのキャラにはバグやらネタが多くスタンド攻撃2個同時出しとかスタンドを伸ばせる(攻撃のリーチも伸びる)とか最終段がガード不能などもあり、
使うにしても戦うにしても知識が物を言うキャラクターである。
ダイヤグラムでは中堅に位置している。
ちなみに本作での子供化は一部キャラが何故かそのまま子供にならず原作に登場した脇役などになる。しかも結構マニアックな人選である。
どうも開発側は一部キャラの子供化だけは「原作再現<ネタ」で考えていたようだ。
ちなみにDC版では、おまけ要素として試合中はお互いにずっと子供化/変身した状態で戦う「アレッシーモード」というものが存在している。
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子供化対応表 |
上記の内、本人以外の別人の姿に入れ替わるキャラを改めてまとめると、
- DIO:ヌケサク(※攻略本によれば、身代わりにしているらしい)
- 邪悪の化身ディオ!!:ワンチェン(&一応本人の生首ケース) (※「若返る=過去」という解釈らしい)
- ホル・ホース(通常版):ポルに目潰しされた無関係な子供
- アヌビス系全員:アヌビス拾ったこれまた無関係な子供だったり牛だったり
- マライア:足に共通点があるだけの婆さん
一応上記以外のキャラは本人である(ラバソはただの変装)が、もはや全く別物のスタンド能力になっている気がしなくもない。
特に最後のなんかむしろ逆の効果っぽく見えるし
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参考動画集 |
DC版アレッシーモード
おまけ
このアレッシーの子供化にはバグがあり、子供になってる間でもスタンドとの同時操作ができたり、使えない筈の必殺技が使えたりする。
デーボなんかこのバグを使ったコンボムービーまで作られたりする。
ありえん(笑)。つーか キモイ。
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MUGENにおけるアレッシー
2体ほど確認されている。
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H''氏製作 |
現在は代理公開先のOneDriveのアカウント凍結により入手不可である。
子供化させる技も再現されているが、一部のジョジョキャラを除き、子供化した際の姿は インド人の子供で統一されていた
(そのため、相手が女性キャラだった場合は「性転換」と言われ、人外キャラの場合は「擬人化」或いは「進化」と言われる)。
PS版仕様(遺産では中堅なのがここでは強キャラ)のためか子供化の時間が長くガキにした状態で最大7割減らせる恐ろしい技になっている。
が、そんなことをしなくても ノーゲージでモリモリ減らせる奴がいるのが悲しい現実である。
J・J氏の AIパッチもあり、銃撃メインの戦法が結構強いのだが活躍の場は少ない。
ちなみに、照準に合わせて銃撃を放つ「蜂の巣だッ!」は原作の4倍も削れてしまったりする。
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にまめ氏製作 |
2014年11月に公開された新たなアレッシー。
HD版を参考に作成されており、再現度がかなり高い。もちろん子供化も完備。
詳しい対応方法を記したファイルも同梱されているので、腕に覚えのある方は挑戦してみてはいかがだろうか。
2015年5月にはちゃんこ氏による外部AIが公開された。
この他、SANZU SANRI氏が音声をTVアニメ版及び『アイズオブヘブン』のものに変更するボイスパッチを公開している。
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この他、アレッシー本人ではないが、
アレンジ版の
チャカを製作したパッパラパー氏が、かつて上記の子供化されたキャラ達を製作・公開していた。
出場大会
出演ストーリー
*1
高校生の承太郎を含む。まあ承太郎は心身共にかなり未成年離れしているのも事実だが。
*2
ポルナレフは幼少当時にスタンド能力を覚醒させていたので何とか切り抜けたが、
一方の承太郎はスタンド能力覚醒年齢が最近(物語開始時の17歳)であったため、少年当時はそういった能力は一切無い。
しかしながら
高祖父(ひいひいお爺ちゃん)譲りの拳撃ラッシュを生身の肉体で繰り出している。
しかも、原作では一応パンチではなくブッ飛ばされた先にあった石に頭を打ち付けての気絶のように描写されていたのに対し、
アニメでは
明らかにオラオラのラッシュだけで気絶まで追い込んでいる。
お前のようなガキがいるか。
まぁ硬い石に頭をぶつけると最悪死にかねないからね、しょうがないね。
気が付いた後のダメ押しのラッシュ?聞こえんなぁ~
最終更新:2025年04月13日 18:59