アレクセイ・ザラゾフ

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アレクセイ・ザラゾフ - (2011/01/16 (日) 17:51:54) の編集履歴(バックアップ)



「時はきた!

  我々の実力を試すチャンスだ!!」


  "赤い獅子"

    ザラゾフ  -Zalazof-


+ FIGHTERS PROFILE
所属:CWA
身長:192㎝
体重:120㎏
年齢:25歳
出身地:ロシア・モスクワ
得意技:ブレーンバスター、バックドロップ
好きな物:ピロシキ

カプコンのプロレスアクションゲーム・マッスルボマーシリーズおよびプロレス風格闘ゲーム『スーパーマッスルボマー』の主人公。
ショーマンシップを嫌う、ストロングスタイルの天才レスラー。
ニックネームは「赤い獅子」。海外版での名前はBiff Slamkovich(ビッフ・スラムコビッチ)。

キャラクター設定


ロシアの裕福な家庭に生まれ、幼い頃からレスリングの英才教育を受けており、
生真面目で努力を惜しまない資質もあって、若くしてCWAのエースに登り詰めた。
マイク・ハガーのジムでプロレス修行を積んでおり、その時の同期にして親友兼ライバルにラッキー・コルトがいる。

エピソードとしては天然さを持つ一面もある。
武者修行のため、ロシアの雪山で3週間の山篭りをしたが、いつまで経っても山から降りてこず、周囲が捜索願いを出したことがある。
しかしザラゾフはしばらくして後、CWAチャンピオンカーニバル前日に何食わぬ顔で下山。そしてひとこと、「熱中し過ぎた」。

「誰がこようと関係ない。俺はただ自分の目の前の奴を倒していくだけだ。

それがコルトだろうとハガーだろうと誰だろうと関係ない!」


シリーズ二作目『マッスルボマーDUO』ではコルトとのタッグで「ハイパーキャノンズ」を結成、
アストロ・キマラの「サイレントアサッシンズ」を下して優勝したが、
タッグ王者の地位に就いたことで、チャンピオンとしての焦燥・孤独・重圧を意識してしまい、
絶対王者ヴィクター・オルテガ失踪の理由もこれだったのかと気づき、自身の精神的未熟さを痛感して思い悩むようになる。
一方のアストロも、ザラゾフとの熱戦で氷の精神が溶かされつつあることに動揺し、
それを振り切るべく、もはやプロレスではない新ルールでの決着を提案、
それにオルテガが乗る形で『スーパーマッスルボマー』の物語が始まる。

……個別EDを見る限り、オルテガは孤独やら重圧やらでヘコむようなおっさんではなかったようだが、
ザラゾフは『スーパー』のEDでオルテガと直接対決したあとにもその孤独について語っているので、
どうもあのおっさんザラゾフの前では本性出してなかったようである。
それはともかく悪のカリスマ・アストロ様と実に静かで熱い関係を結んでいることに注目したい。

戦いへのストイックな態度や、軟派だが天性のセンスを持つライバルの存在など、リュウの系譜に位置する正統派主人公。
ゲーム内の性能も高く、初心者に使いやすく、熟練者ならますます強くなる。
原哲夫が描いたイラストでも正統派美形の顔立ちであり、どこをどう取っても申し分ない主人公である。
しかしながらプロレスラーとしてはいささか地味というか、いじりようがないせいで今ひとつ人気が足りないフシがある。
『マッスルボマー』の話題で出るのは「ハガーが出てた」とか「千葉繁のCMがイカれてた」とかばかりで
彼のことを思い出してくれる人はごく少ない現状である。
なお名前や容姿や設定からよくアレックスとの類似を指摘される。
ザラゾフは確かには地味だがゲーム内での扱いはきちんと主人公なので「主人公(笑)」ではなく、
他のキャラが濃すぎるせいでインパクトに欠けるハヤトあたりの立場に近いが、どっちにしろ知名度は低い。南無。

もう少し深く突っ込むと、マッスルボマーはストリートファイターと同じ世界観を共有している。ストZEROのようなパラレルではない。
そして、ハガーの弟子であるザラゾフの相棒、ラッキー・コルトはコーディーに喧嘩を売ったことがある。
その理由は試合後にハガーの娘であるジェシカをナンパしたため。この頃はコーディーはまだジェシカと別れていない。
アレックスが初登場したストⅢよりも時系列が前になるスーパーストリートファイター4で、コーディーはジェシカと別れている。
……さすがに、アレックスとザラゾフの年齢が合わないのではないか?という話。
そもそも、アレックスはアメリカ国籍でザラゾフはロシア国籍で違うのだが。
仮に国籍を変えていたとしても、たぶん別人かな?……という可能性は高い。

「とうとうオルテガを倒すことができた!これもたゆまぬ修行の成果だ。」
「だが今ならわかるような気がする。オルテガの味わった王者の孤独が・・・」


+ 原作での性能

原作での性能


  • マッスルボマー
主人公らしく高いレベルで性能がまとまっており、どのような局面にも対応できる。
コルトとは一見コンパチキャラだがそこはカプコンであり、細部の判定や隙の少なさなどでより扱いやすいキャラへと仕上げてある。
特に顕著なのは追い打ち性能。通常攻撃の「ローキック」がダウン中の相手にも当たり、出も早く連打可能なので地味に効く。
隠し投げや必殺投げだと相手にふりほどかれる恐れがあるため普通に「ボディスラム」で投げ、
もしくはやけに判定の強いダッシュ攻撃の「ラリアット」で突っ込んでダウンを奪い、
ローキック連打で気絶値を稼ぐという、あまりにも地道な攻撃が実は一番恐い。
ストロングスタイルにも程がある。

そのほか、ボタン連打で出る必殺技「ソニックフィスト」はフルヒットで気絶させられる。
普通に当てようとしても通常攻撃でヒットバックしてしまいまず当たりきらないが、
リング端に追い込んでダウンさせ、起き上がりに直接重ねることでハメが成立しないこともない。
実際には気合いで連打しなければならないうえタイミングがシビアなのでそうそう決まらないが。

必殺投げは「サンセットスプラッシュ」。コマンドはつかんで↑↗→アタックボタン。
格ゲーだとモリガンの空中ソウルフィストくらいしか見覚えのないコマンドだが
マッスルボマーではかなり素直な方なので出しやすくはある。
相手の腕間接を決めながらねじり上げ、一本背負いでブン投げつつ体を浴びせるというもので、
新日本プロレスの佐々木健介が使っていた「逆一本背負い」がモデルだろうか。
主人公の必殺技としては格好いいのだが、前述の通り狙わない方が強い。困ったもんである。

「ロシアの誇りにかけてピンフォールでケリをつけてやる!」


  • スーパーマッスルボマー
コルトとのさらなる差別化が図られ、パンチ技が強化された。
ソニックフィストは気絶もダウンもしなくなったが、コルトよりヒットさせやすい。
そんな状況はあまりないが、ヒート状態でフルヒットしようものなら体力ゲージを一本消し飛ばす。
新必殺技の「トリニティウェーブ」は拳で空気を切り裂いて生み出す真空波で、
イラストがイラストだけに南斗の人を思わせるものになっている。
しかしどいつもこいつもジャンプ攻撃が鋭く飛び道具を撃ってる場合ではないゲームのため、
待ちレスラーをするわけにもいかず、恩恵は微妙なところ。

一方で、『DUO』から追加されていた蹴り技「レッグクラッカー」の強が小足から繋がらず、
逆にキック技を強化され小足→ヒート強レッグクラッカーでゲージ一本近く蹴り飛ばすコルトとは
どうしても連続技性能で見劣りするようになってしまった。

「鍛え直してもう一度勝負だ!」


MUGENでのザラゾフ

ですからー氏の製作したアレンジ仕様のザラゾフが公開されている。

とりあえずボイスが原作のものではない(『キン肉マンII世』のイリューヒン)が、なによりなんだか ふとましい
他のMUGENボマー勢の例に漏れず、CPS2基盤のドットが縦長なのを調整した結果であり、
そもそも192㎝120㎏ならこの体型でおかしくはないのだが、原作の印象からするとやっぱりどこかふとましい。

システムとしてセービングアタックガードキャンセルのほか、
攻撃がヒットしないと攻撃力が最大1.9倍まで上がり続けていく「我慢補正」などが追加されている。

オリジナル必殺技は、対空投げの「アバランチスープレックス」のほか、
相手を壁際まで押し込んでソニック乱打からサンセットを決める超必「ヒートアップエクスプロージョン」が追加。

本来の必殺投げである「サンセットスプラッシュ」は一回転コマンドの超必殺投げに変更。
ゲージ残量により攻撃回数が変わり、1本なら原作通り1回、2本なら2回、3本だとやたらめったら投げまくる。
KO時の地面めりこみもあるので、締めはやっぱりこれを狙いたい。

連続技を狙うより、ドロップキックで押さえ込んだり、ハイキックで蹴落としたりと一撃一撃当てていき、
トドメは派手になったサンセットスプラッシュ!
と、よりプロレスラーらしいプロレスラーになった印象がある。

AIはですからー氏謹製のものが実装済み。11段階に調整可能。
強さの目安は、レベル11で虻蜂氏オルテガのレベル4と互角くらいといったところ。



「トレーニングを怠っているな。

  そんな奴がリングに上がる資格はない!!」



出場大会


出演ストーリー