デストロイガンダム

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デストロイガンダム - (2024/02/17 (土) 14:52:53) の編集履歴(バックアップ)



「怖いものはなくす…ステラが全部、やっつける!」

アニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場する大型可変モビルスーツ。
劇中での正式名称は「デストロイ」。メカニックデザインは大河原邦男氏。
破壊」を意味する地球連合軍の強化兵士用大型兵器である。

ユーラシア連邦の軍事企業アドゥカーフ・メカノインダストリー社が開発。
同社が手掛けたしたモビルアーマーのザムザザーやゲルズゲーなどの技術を生かした兵器で、他のMS(およそ17m~18m台)の約2倍(38.07m)もの体躯と多彩な重火器を特徴とする。
型式番号「GFAS-X1」はGressorial Fortress Armament Strategicを略したもので「戦略装脚兵装要塞」を意味する。
専用OS「G.U.N.D.Am. Fortress(そこまでして略称をGUNDAMにしたかったんか)」によって制御され、
機体の全身にビーム砲門を装備しており、具体的には口吻部・胸部・両腕部・両手5指先端・背面の円盤型バックパック横側と背中の砲身全てがビーム兵器、
という過剰ぶりでたった一機で都市を壊滅出来るほどの火力を誇る。
また防御力もトランスフェイズ装甲に陽電子リフレクターを備え、鉄壁の守備力を誇る。
攻守共に大量のエネルギーを要するであろうことが容易に想像出来る兵装だが、特にNJCを使っている描写や記述が無いことや、
ザフトがNJCにより稼働している核分裂エンジンを暴走させる兵器を過去に使用したことから、動力源はバッテリーである可能性が指摘されていた。
事実、放映から数年後に発売された公式監修の設定資料集でもこのMSの動力源のカテゴリ分けはバッテリーに分類されている。
大小併せて40砲門あるビーム兵器群と戦艦の主砲を防ぐ陽電子リフレクターをバッテリーで稼働させているというのは信じ難い話であるのだが…。

ただし巨体からくる動きの遅さのせいで近接戦闘に弱い。
背面の円盤型バックパックは4基の高出力ホバースラスターを内蔵したフライトユニットとして機能し、
飛行時はこれを上半身に被り、下半身を180度回転させ脚部を鳥脚状に変化させたモビルアーマー形態へと変形する。
通称「二本足の毒キノコ

その戦闘力は戦術レベルを超えた戦略兵器とも呼ぶべき代物で、単機での要塞攻略・殲滅戦を可能としている。
しかし、その代償として機体制御や火器管制システムの複雑化を招いており、
本機の性能を100パーセント引き出せるのは人為的に身体機能を強化されたエクステンデッド兵士のみとなっている。
複座式にすりゃいいんじゃね? というツッコミは無しの方向で。前述のザムザザーやゲルズゲーが3名搭乗する兵器なので尚更複座式にしない理由が…

本機は地球連合軍、そしてブルーコスモス、ロゴスがプラントとの再戦の切り札として用意していた秘密兵器であるが、
その存在と概要、開発施設の所在地はプラントのギルバート・デュランダル最高評議会議長に把握されており、
逆にザフトのプロパガンダに利用されてしまった。
劇中ではエクステンデッド専用機とは言及されていないが事実上の専用機であり、ヘブンズベース、ダイダロスに配備されていた機体は、
ファントムペイン以外の特殊部隊等から徴用したエクステンデッドが搭乗していたとされている。

作中では記憶操作を受けたステラ・ルーシェ(CV: 桑島法子 )が乗り込みインパルスフリーダムと対決。
説得しようとするシンと撃破しようとするキラとの乱戦となり、最後はフリーダムの一撃を受け倒されステラは戦死。
このことによりシンとキラの対立が決定的なものになる
(しかしザフトの公式記録ではフリーダムはその場に居なかった事にされており、
 デストロイを撃墜(ステラを殺害)してベルリンを救ったのはシンと言う事になっている)。
そして何とこの後は少数とはいえ量産され、ヘブンズベース攻略戦において
実は生存していたスティング・オークレー(CV: 諏訪部順一 )の搭乗機を含む5機が出撃し、反ロゴス連合軍に多大な損害を与えたが、
十把一絡げ扱いでデスティニーレジェンド、インパルス率いるミネルバ隊にあっさり倒されてしまう。
初陣がアレだったデスティニー的にもこっちを初陣にしたいかもね
スティング機も最後はシンのデスティニーにコクピットを対艦刀で直接串刺しにされ撃墜、スティングも今度こそ死亡する事となった。

「へへ…俺の…」

レクイエム攻防戦においても3機が出撃するが、その頃には既に「懐に飛び込まれると何も出来ない」という
重大な弱点が露見していたため、瞬く間に全機撃墜されてしまった……。所謂“再生怪人”の宿命とも言える。

それ以前に変形しない方が強かったのでは?とか言わないで。
当時ジャンプで連載中だった某ギャグ漫画からも駄目だしされたくらいだし…
+ 抜粋
博士「エロのない美少女ロボなど変形しないデストロイみたいなものだというのに…」
宏海「そのほうが役に立ちそうだが…」

そもそも懐に飛び込まれた時のためのMS形態ではなかったのか?

外伝作品『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』では、
ファントムペインに手を貸しオーブに居られなくなった氏族の一人、ファンフェルト・リア・リンゼイが搭乗。
初登場時はスカした感じだったのが、以前の戦闘で受けた傷を撫でながら不気味に笑うキレたキャラに変貌していた。
…スティングもそうだが明らかに人格が変わっている辺り、なんか処理を受けたのだろうか。
主人公アグニスのターンデルタと交戦し、撃墜されている。

そのデザインや変形機構はまさしく「ビグ・ザムからサイコガンダムへの変形」であり、
当初は『サイコビグザム』なんてあだ名がついたりもしていた。変形前はウォドムにも似てなくもないが
パイロットのステラのフォウ・ムラサメっぽさも含めてのオマージュと言えよう。
なおカタログスペック上のサイズはMS形態の頭部まででも30m台(サイコガンダムと同程度)、背面のユニットの武装を含めても50m台である。
精々普通のMSの2倍から3倍程の高さしかないのだが、劇中ではそれを遥かに上回る巨体で描かれていた。なんでもこれは威圧感を表したものらしい。
後の対戦ゲー『連合vsZAFTII』では演出再現の無茶苦茶な体格差をプレイヤー自身で体感することが出来る。

+ 『VS.シリーズ』では
アーケード版『連合VS.ZAFTII』ではCPU専用機体としてベルリン市街やヘヴンズベースステージに登場。
家庭用である『PLUS』ではアーケード以外でプレイヤーも使用出来る。コストは最高値である700。

原作通り圧倒的な射撃性能を持っており、どこにいようと飛んでくるシュトゥルムファウストや
極端すぎる銃口補正と威力を誇るチャージショットの「スーパースキュラ+ツォーンMkII」により、遠距離戦は完全に不利。
更に、原作通り接近戦を挑もうとするとしっかり蹴り上げやスライディングなどの格闘技を使ってくる。
とはいえ、モーションが遅いし前面にしか放てないため、落ち着いて背中に斬りつけたり近距離射撃で対処が出来る。
というか迂闊に前面に出るとCSをマトモに食らって涙目なことになったりするので注意が必要である。

MA状態にも変形可能だが、この状態になると射撃武器を完全に無効化するバリアが張られる
実質的に格闘戦を余儀なくされるのだが、つまりLストやカラミティのような射撃武器しか所持していない機体は変形された時点で詰む
アーケードなら再変形してくれるまで待てばいいが、家庭用の対人戦では…。
厳密にはバズーカなどの爆風系はバリアを無効化出来るのだが、バズーカ如きの小さな爆風ではバリアを超えて本体にダメージが届かない。
そのためウィンダム(核ミサイル搭載)などの核爆発クラスでなければダメージは通らないのだが、
通ったところで異常な耐久力を持つデストロイには微々たるダメージでしかないわけで……。
もっと言えばバグか仕様か不明だが、普通の射撃でも本当にゼロ距離の密着状態で放てばダメージが通るらしいのだが
(原作設定的には仕様と思われる。ビームサーベルは効くんだし。上記のバズーカの件を考えてもバリアは本体より少し浮いている)、
そんなことをすると尋常じゃなく攻撃範囲の広いグルグル回転する格闘攻撃で迎撃される。

以上の特徴から大体分かると思うが、MA状態は全機体でぶっちぎり最強の存在である。
なあんだ、やっぱり変形しない方が強いんじゃないですか
遠距離ではCSを交えた各種射撃で消耗戦を強い、相手が突っ込んで来たら格闘で迎撃すればいい。
というか、格闘とCSを適当に連打してるだけでほぼ全ての機体が為す術もない。
誰だよこいつが近接戦闘に弱いとかほざいた奴は!いや事実ではあるのだが……。
無論、こんなことをすれば友人からリアルで「アンタって人はぁーっ!!」とキレられるのは必至である。
リアルファイト、ダメ、絶対。
とはいえ、鬼の如く暴れ回るLストやストライクノワールを無効化出来るのは非常に大きいのだが……。
全国のザウート乗り達の悲哀

ちなみに元ネタのサイコガンダム(エゥーゴVS.ティターンズ)が無効化出来るのはビーム射撃のみなので、こんな無体なことはない。
殆どの機体の主射撃はビームライフルだけど

+ 一応、限りなく一矢報いることが出来る機体も存在しないわけではない
グフイグナイテッドのサブ射撃で用いるムチ(スレイヤーウィップ)は射撃でも格闘でもない属性であり、
デストロイのバリアを貫通して着実にダメージを与えることが出来る。
おまけに、デストロイ側からすればCSを撃つには近い、格闘をするには遠いという、絶妙な間合いからサブ射で攻め立てることが出来る。
無論、本気になればデストロイには対抗手段が幾らでもあるのだが、他の機体よりは遥かにまともに勝負が出来るのである。
友人がデストロイばかり使ってくるのなら使ってみるのも悪くないかも知れない。
……グフの主なパイロットがハイネであることを考えると、ステラの乗機に相性がいいのは皮肉な関係である。

また、無論だがCPU戦でも大きな壁として立ちはだかることになる。
特にステージによっては複数がまとめて登場し阿鼻叫喚になることもある。
デストロイのCSを別のデストロイを盾にして防ぐなんてことも可能になったりするが
更に、多くの場合デストロイ戦ではカオスやフリーダム、デスティニーにストライクルージュといった敵僚機が登場するため、
デストロイにかまけすぎてると覚醒した敵僚機にフルボッコにされたりする。状況を見て味方僚機と役割を分担しよう。
基本的には性能でゴリ押し出来る高コスト機が敵僚機を担当し、低コスト機がパターンを読んでデストロイを相手にした方がいいが、
インフィニットジャスティスなどの強力な挌闘機であればデストロイを瞬殺出来るため、その場合は任せた方がいい。
また、アカツキはヤタノカガミでデストロイの射撃の殆どを跳ね返せるため、安定して挑むことが出来る。

『ガンダムVS.ガンダム』では『SEED DESTINY』系機体のGクロスオーバー(ゲージ消費で使用可能な範囲兵器的なストライカー)として出演している。
「ネフェルテム503」を照射しながらMA形態がステージを横切る。
運が悪いと範囲内の敵にすら当たらないこともあるが、上手くヒットすれば結構ダメージを稼げる。
さらに『EXTREME VS.』では家庭用にてCPU専用機として復活。本作でもMA形態は射撃完全無効である。
オマケに元々の弱点だった懐に入られての近接攻撃も、ネフェルテム503や膝蹴りなどによって克服しており、事実上更にパワーアップしている。
ただし、一部機体が所持しているアシスト(ストライカー)の突撃系は格闘属性なのでバリアを突き破る。変形してくれるまではこれで凌ごう。
一部ミッションでは味方僚機としても登場するが、誤射のダメージが半端無いので位置と射線には充分注意するように。
『EXTREME VS.FULL BOOST』にもボスとして登場。家庭版での性能そのままなのでMA形態は射撃無効のまま。
しかし一番の問題は比較的簡単なAルートに登場することである。一応ルート選択は可能なので回避も出来るが。
デストロイの厄介な性能もさることながら、このステージは前座のインパルス、∞ジャスティスを倒してからデストロイが出るのだが、
その際ストフリも敵増援として登場。
一人プレイ時だとプロヴィデンスが味方CPUとして出るが相性は最悪。MA形態でも射撃をしたりするので指示で上手く扱おう。
初見殺しな所が多く、何も知らぬ多くのプレイヤーを絶望に叩き込んだ。とりあえず射撃メインの機体を使っている場合は選ばないのが吉。
続編『EXTREME VS. MAXI BOOST』では高難易度コースであるDコースに登場するため上記のようなことはなくなったが、その分ルーチンが強化されている。
ステージとしてはインパルスとガイアが登場し、ガイアを倒すとデストロイが登場するというもの。
なお、インパルスは倒しても再登場する。
運が悪いと一人プレイ時の味方CPUのフリーダムがミーティアに換装した後デストロイに攻撃され、あっという間に倒されることがある。
『EXTREME VS. MAXI BOOST ON』では前座がフォビドゥン、レイダー、カラミティになった以外は大体同じ。

+ 『Gジェネレーション』シリーズでは
『Gジェネ』では高火力と堅牢な守備を持つが、デカい図体が災いして機動力(回避率や命中率に影響する)と移動力に難を抱える。
また、過去の作品で似たようなコンセプトの機体とは違い、変形しても飛行することは出来ないため、
進軍する上でも色々と考えさせられる扱いの難しい機体となっている。
よっぽどの高い性能を持たない限り、デストロイと同じくらいのサイズの機体はこのゲームでは色々と冷遇されがちなんだがな!!

と、自軍ユニットとしては扱いにくいの一言だが、敵として出てくれば話は異なる。
前述の通りに高い火力と防御力、更には長い射程とMAP兵器まで備え、移動する必要も殆ど無いと正に要塞の様な存在。
特に初登場の『ポータブル』のSEED・Dステージ6では4万という高いHPを誇る上に、
同マップに出現するネオ・ロアノークを先に倒すとステラが超強気状態になるという鬼畜仕様。
こうなると一発でも当たれば撃墜か、満身創痍に追い込まれてしまうのは確実である。
あまりの強さに、デストロイガンダムがトラウマになってしまうプレイヤーも多かった。

+ 『スーパーロボット大戦』シリーズでは
初参戦の『Scramble Commander the 2nd』においては、
数少ない必殺技持ちの敵の上、本作の仕様上必殺武器は必中のためかなりの暴れぶりであった
(通常シリーズにおけるMAP兵器相当の高火力武装が、
 機体正面のみと範囲は狭いものの効果範囲内にこちらを二機以上捉えた瞬間必中でぶっぱされると書けば、
 そのご無体ぶりがお分かりいただけるだろうか。なお確率は多少低くなってもタイマンならぶっぱしないとは言っていない)。
対策としては、敵の必殺武器発動待機状態を解除出来るが習得者が希少な精神コマンド「脱力」で封殺するか、
殺られる前に殺れとばかりに、スーパーロボット達の必殺技の集中砲火で撃たれる前に削り切るかの二択なので、
大抵の場合はデストロイよりでかいスーパーロボット複数に袋叩きにされるのが、本作におけるステラの最期になると思われる。うん、いつものことだな!
なお、スティング最後の出撃の際は、原作通り複数のデストロイを引き連れての大盤振る舞い(但し出撃するのは月面のレクイエム攻防戦)であり、
モブの乗ったデストロイも容赦なく必殺武器をぶっぱしてくるので、主力級のスーパーロボットを配置し忘れると泣きを見ることになる。
また、スクコマ2の世界では特機法と呼ばれるスーパーロボットの運用に制限をかける法が制定されているが
デストロイガンダムやサイコガンダムといった圧倒的火力を持つMSは法的にはスーパーロボットに該当しない為、
法の欠陥を突いてこれら2機を運用するロゴスやティターンズの狡猾さが強調されている。

その後も『SEED DESTINY』が参戦する際は何度か登場し、
原作通りステラやスティングが乗る他、地球連合軍の戦力として運用されたり無人機にされたり複製されたり擬態獣に乗っ取られたりと、
雑魚ユニットとしても活躍(?)している。

スマートフォンゲーム『X-Ω』(現在はサービス終了)では、なんと自軍のユニットとしてステラ搭乗機が運用可能。
また、あるイベントではヘブンズベースで死んだはずのスティングが再調整され、デストロイに乗って再びシン達の前に現れるが、
同じく奇跡的に生きていたステラ達の説得により洗脳を解かれ、五体満足で生還する…という『DESTINY』ファン感涙の展開が見られた。

+ 真・ガンダム無双』では
真・ガンダム無双』では他の大型機体と共に自機参戦。
公式動画にて圧倒的サイズ差で敵を薙ぎ払う姿に期待をした人は多かったはず。
肝心のデストロイの性能はというと全範囲かつSPゲージ回収も良好な通常攻撃、通常攻撃からキャンセル発動出来る強力なチャージ攻撃、
全範囲で高威力のSP攻撃を持ち大型MSらしく基本性能も高め…、
早い話最強クラスの機体というか通常攻撃連打しているだけでなんとかなるレベル。
とはいえ大型機体らしく隙も多いので、最高難易度では油断しているとレクイエム攻防戦のデストロイの如くあっさり沈むことも。
メインパイロットは当然ステラ。ガイアも参戦している。デストロイの超性能のおかげで若干空気気味だがな!
実際にはステラとガイアの方が相性が良いのだが…
ちなみにスティングも最初から搭乗可能。&(s){アウル?早々に退場したのでアビスで我慢しなさい}

+ 『ガンダムトライエイジ』では
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』では「ビルドG 4弾」より参戦。
パーフェクトレアの一枚、並びにボス敵の一体として登場。
HPが4400と凄まじく高く、一定以下のダメージを無効にするアビリティ「装甲」も相まって下手な攻撃ではかすり傷にもならない。
アタックも高いがスピードは最低クラスの硬い、強い、遅いの三拍子揃った機体になっている。
地形適性は地上◎、宇宙○、それ以外全部×と極端ではあるものの、割と扱いやすい部類に入る。この辺りはMAの宿命と言うべきか。
必殺技は「エクステンド・デモリッション」。
両腕を敵に飛ばして指ビームで攻撃し、胸から発射される特大ビームでなぎ払う。

ボス敵として登場した際の専用アビリティ「撃滅」は、MA形態に変形しビーム砲で爆撃、範囲内の機体にダメージを与える。
複数回攻撃する上にダメージ判定が蓄積されるのが地味にきつい。
『トライエイジ』ではMA形態はここでしか登場しない(なのでプレイヤーは使用できない)。

パイロットのステラ・ルーシェもパーフェクトレアとして参戦。
高レベルアタックバースト持ちでありながら、スピード上昇値が高いため先攻が取りやすい。
それでいて他の能力値も低くないのは流石パーフェクトレアと言うべきか。
パイロットスキルは攻撃する度に敵のアタック・スピードを20%減少させる効果になっている。
デストロイはもちろん他の機体に乗せてもそのスピードは脅威となり、
複数の敵を攻撃出来るアビリティと組み合わせれば、反撃の機会すら与えずに敵を撃破可能。
なお、スティング・オークレーも敵専用パイロットとして登場している。

OPERATION ACE 05ではキャンペーンカードで登場。
アタック高めのステータスとロックオンした敵を攻撃するアビリティ「全射」を持つ。

DELTA WARS 04ではガイアガンダム、カオスガンダムが参戦したのに伴い、
ステラが再度パーフェクトレア化し、スティングもパーフェクトレアで参戦した上でデストロイの専用機パイロットに設定されたが、
デストロイガンダムの方はコモン止まりだった。

+ 主なパイロットであるステラ・ルーシェについて

「死ぬのは…いや…」

  • 年齢:不明(推定16歳)
  • 血液型:A型
  • 身長:163cm
  • 体重:43kg
  • 髪:黄金
  • 瞳:赤紫
  • 趣味:(独自の感性のままの)ダンス
  • 好きなもの:海

RGX-03(ZGMF-X88S)ガイアガンダムのパイロットとなった少女。
地球連合軍第81独立機動群ファントムペインに所属。軍服は肩を露出した改造軍服を着用。
「死」に関連する言葉、「死」に繋がる状況を極度に恐れ、この言葉を聞くとたとえ戦闘中でもパニックに陥ってしまう。
戦場でそれはどうよというツッコミは既にあっちでされてるんで割愛

年不相応の幼い口調で話し、普段はおっとりとした大人しめの性格をしている。
思考力や精神年齢も幼いため、地球連合軍が敵対しているものを全て「悪い奴」「怖いもの」と刷り込まれるがままに敵機を撃破していた。
戦闘になると普段とは打って変わって攻撃的な言動になり、恐怖を忘れて戦っている。ナイフでの近接戦が得意。
軍内ではラボから共に過ごしてきたスティングとアウル、ファントムペインでの上官ネオの3人にしか心を開いておらず、
他の人物とはほとんど会話しない。特にネオには上官と部下の関係以上に信頼をよせている。

シンとは互いに特別な好意を寄せるものの曖昧な関係で、強く惹かれ合ってはいるが恋のような描写はされない。
その一方で、彼はネオと同じくステラにとってブロックワードを克服させる存在であり、
ステラは彼らから多大な安心感を得ているが、シンから得られる安心感はネオから得られる安心感とは異なると言及され、
恋であるかのような示唆がされている。

アーモリーワンをスティング、アウルと共に襲撃し、セカンドステージシリーズのMS・ガイアを奪取、以降搭乗機とした。
この作戦で、侵入したアーモリーワンの街中でシンと遭遇しているが、施設での身体調整に伴う記憶操作により記憶に残っていない。
シンも偶々ぶつかってラッキースケベな状態で慌てたためか、顔等は覚えていない。
そしてMS奪取を阻止するため出撃したシンと互いに相手を認識しないまま、戦闘を行っている。

ディオキア近辺の岸壁の上で踊っている内に海に転落し、溺れそうになった所を偶然そこに居合わせたシンに救助される。
シンが何故崖から落ちたのか理由を聞く際に、ブロックワードである「死」を口走ってしまい、パニック状態に陥るが、
シンに抱き寄せられ「君を守る」と約束されたことによって、精神の安定を取り戻すことが出来た。
これ以後、「守る」は彼女にとって「死」と対を成す言葉となり、両者共にその約束を固く信じるようになる。
その後、二人は救助が来るまでの間、付近にあった洞穴の中で火を焚き、束の間の時間を共有することになる。
この時に、怪我を負った足に、シンが巻きつけたハンカチをもらい、ステラはシンに拾った貝殻を渡した。
救助された二人は別れ際に再会の約束をするが、シンとの思い出はファントムペインの処置により消されてしまう。

黒海沿岸の戦闘で介入してきたフリーダムに逆上し、ガイアのグリフォンブレイドを展開させて襲い掛かり、
同じくフリーダムに接近していたハイネのグフイグナイテッドを真っ二つにした。
ロドニアの研究所がザフトに見つかったと聞き、ロドニアへ単独出撃するが、シンのインパルスとアスランのセイバーに撃墜され、
ガイアのパイロットがステラであると気付いたシンによってミネルバの医務室へと運び込まれる。
生きたエクステンデッドのサンプルとしてプラントへ連れて行かれることが決まり、医務室のベッドに拘束されてしまうが、
シンと触れることによって消されたディオキアでの記憶を取り戻した。
定期的に薬剤投与などが必要な特殊体質になってしまっているため、ミネルバでは処置の施しようがなく瀕死状態に陥る。
「ステラを守る」と誓ったシンによって身柄をネオに引き渡され、彼女を「戦争とは絶対に遠い優しい世界」へ返すことを約束させる。
別れの際にシンからディオキアで渡した貝殻を受け取る。その後、ファントムペインで治療を施され、一命を取り留めた。
しかし回復後、再度シンに関する記憶を消されてしまう。

ファントムペインに復帰した彼女はロシア平原からデストロイに搭乗し、ベルリンまで無差別破壊活動を行いながら移動する。
それを撃墜しようと現れたフリーダムにネオのウィンダムが撃墜されたことで恐怖に支配されてしまうが、
シンが必死に呼びかけ「守る」と叫んだことにより、シンと過ごした記憶を取り戻し、
死の恐怖から開放され安堵したステラは戦闘を中断し、身体を置いて魂でシンと邂逅するもフリーダムが視界に入り、再び恐怖が蘇ってしまう。
シンの説得も届かず、デストロイのスーパースキュラをシンに向けてしまい、それを止めようとしたキラは、
フリーダムのラケルタ・ビームサーベルによってスーパースキュラの砲台を貫きデストロイを撃墜。
その際の爆発に巻き込まれ重傷を負い、シンとの最後の会話で「シン、好き」と自分の想いを告げ、彼の腕の中で力尽きて死亡した。

彼女の遺体は、これ以上誰かに彼女を弄ばれたくないという思いから、
シンによって雪の降る山中の湖底へと沈められた。ステラの首にはシンとの間で行き来した貝殻がネックレスとしてつけられていた。

約束を果たせなかったことはシンの心に暗い影を落とし、キラとの対立が決定的なものとなってしまう。

ボンボン版では最期の経緯が少々異なり、ステラが正気を取り戻した直後にデストロイのスーパースキュラが発射体勢に入ってしまい、
発射をキャンセルする操作も受け付けなくなっていたため、ステラはシンに逃げるよう呼び掛けるが、
シンはステラが腕に巻いてくれていた自分のハンカチに気を取られてそれに気付かず、
やむなくキラのフリーダムがデストロイへ攻撃を行いデストロイは完全に爆散、ステラもそのまま死亡…という流れになっている。

「シン…ステラ、守るって…シン、好き…」

そして最終決戦直後、昏倒したシンの夢に現れ*1、感謝を告げて笑顔で消えていった。

声を演じた桑島女史は、監督である福田氏に「このキャラクターだけは殺さないで」と頼んだという。
これは前作『機動戦士ガンダムSEED』で氏が声を担当したキャラ、
ナタル・バジルール、フレイ・アルスター、ヴィア・ヒビキの3人が全員死亡したためである。
しかしその願いは聞き入れられずステラは死亡する展開となったため、氏はこれに非常にショックを受けたと言う。
噂にはその死去シーン収録中にあまりにステラに同情しスタジオで泣き崩れて進行が一時出来なくなったとも。
更に、桑島女史は本作ではレイ・ザ・バレルの幼少時代の声も担当しているのだが、レイも最終話で死んでおり、
シリーズで同女史の担当キャラは5人も死んでいることになる。
尤も、元ネタを考えればステラが死ぬのは最初から決まっていた様なものなのだが。
とはいえまるっきり同じ展開にする義務は無いし、桑島女史を死なせ過ぎなのは確かにアレだが
実際、ガンダムシリーズの「強化人間」は死ぬのがお約束と言われており、『SEED DESTINY』終了時の段階では、
機動新世紀ガンダムX』の人工NTであるカリス・ノーティラス(男性)が唯一の例外として存在するだけだった。
しかし、次回作の『機動戦士ガンダム00』でソーマ・ピーリスとルイス・ハレヴィ(とアレルヤ・ハプティズム)が生き残ったので、
強化人間=死亡という方程式は崩れ始めているようだ。仲間が増えるよ!やったねカリスくん!
(一応、プルツーは倒れはしたが生死不明(小説版ではそのまま死亡)。しかも主人公達はエピローグでもスルー
 カテジナさん(小説版では強化人間)も生存だが。「死より重い罰」ということで廃人にされたけど

ちなみに、桑島女史は上記の件がすっかりトラウマになってしまったのか、
福田氏がクリエイティブプロデューサーとして携わったアニメ『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』に出演し台本を読んだ際に、
「私、死ぬんだ…」と思い「いつ死んじゃうんですか?」とスタッフに訊いたという逸話が出ている。実を言うと多くの視聴者も死ぬものとばかり思ってたよ
結局『クロアン』では杞憂に終わったばかりか、生き別れとなった両親と無事再会するなど作中人物の中でも特に幸せな結末を迎えており、
『SEED』シリーズで桑島女史が演じてきた役とは真逆の扱いとなった。


MUGENにおけるデストロイガンダム

+ ミフ氏製作
  • ミフ氏製作
現在の完成度はβ版とのこと。
『スーパーロボット大戦Z』のスプライトを使用しており、しかも拡大されているようでサイズがかなりデカい。
また常時アーマーで、ガードの代わりのバリアや対飛び道具バリアを張ることも可能。
MA形態への変形も可能で、腕のビットで攻撃しつつバリアで相手を押すことも出来る。
巨大キャラらしく動きが鈍重なのと、アーマーキャラの宿命で多段ヒット攻撃に滅法弱いのが難点。

更新によりシールドとバリアの残量を表すゲージボイスストライカー、12Pの強化カラーなどが追加され、
AIもデフォルトで搭載された。

+ axois氏製作
  • axois氏製作
こちらは『GジェネレーションWARS』のスプライトを使用しており、パイロットはステラで固定。
バランサーゲージを持ち、ある程度被弾してゲージが無くなると怯むという特殊なスーパーアーマーを持つ。
各種武装が再現されており、MA形態への変形は超必殺技として使用可能となっている。
また、陽電子リフレクターはガード中や歩行・ダッシュ中などに展開してダメージを完全に無効化、
トランスフェイズ装甲は被弾時に一時的に防御力が上昇する形で再現されている。

AIはデフォルトで搭載済み。
鈍重ながら広い攻撃範囲を持ち、対応ランクは狂ランク全般となっている。


「ステラ…シンに会えて良かった…だから前を見て。明日を…」

出場大会

更新停止中


*1
前作でキラとフレイで似たような場面があったが、公式的には見えちゃうとキラが救われちゃうからというなんとも鬼畜な理由で
「キラにはフレイが見えておらず、声も聞こえていない(そのためよく聞くと会話が噛み合ってない)」とされており、
つまり「『SEED』の世界には幽霊の概念があり、キラは霊感が無い」と言う事になるのだが、
そうなると夢の中でシンとステラの対話が成立したのは、
逆説的にシンの夢に現れたステラは空想ではなく本人の霊魂であり、シンには霊感があるのでは……?と言われている。
エクスカリバーの先端までビーム刃が伸びたのはシンの気合、とか言われてるし、実は彼、ニュータイプか何かなんだろうか?