ケンゾー

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ケンゾー - (2022/09/10 (土) 12:30:56) の編集履歴(バックアップ)



ジョジョの奇妙な冒険』第6部『ストーンオーシャン』の登場人物。
なお第6部の多くの人物名は実在ファッションブランド由来とされており、彼も高田賢三のブランド「KENZO」がネタ元と見られる。
アニメでの担当声優は 麦人 氏。

作中前半の主な舞台であるG.D.st刑務所に収監されている男囚。78歳の老人。
囚人番号はME25846で、罪状は大量殺人(刑期280年)。
プッチ神父が送り込んだ4人のスタンド使いの内の1人。
元はカルト宗教の教祖。教団員34名とともに心中を図り、他全員焼死させておきながら自分だけ生き残った。
ただし、大火傷は負ったので裁判では「本当に皆で死ぬつもりだったが偶然助かった」とされた。
裁判で死刑にならなかったのは「幸運にも」ケンゾーの所だけ建物の壁が崩れ落ちた事で炎と煙がケンゾーに届かなかったために生き残った、
ことも影響している。
これらのことから、ケンゾーは風水を極める事で聖人になれると確信している。
「暗殺風水」という才能としてスタンド能力を身に付けている。拳法の使い手。
口の中に手を突っ込み、頚椎に直接打撃を加え副腎の機能を狂わせて、喉の分泌液を大量に出させて溺死させるという、北斗神拳的な必殺技を持つ。
犠牲者は水枕のようにブヨブヨになって死ぬ。
6部は敵味方共に黒幕であるプッチ神父のスタンド能力によるDISCでスタンドを身に付けた者が多いが、
ケンゾーのスタンドは「自身が極めた技術と才能がスタンドとして発現した」タイプである。
ちなみにトップ画像でも自己申告している通り、健康長寿の秘訣は安定した睡眠毎朝一杯の飲尿療法との事。
この健康法のお陰か、78歳にしては身体能力は非常に高い。

+ スタンド「ドラゴンズ・ドリーム(龍の夢)」
破壊力 - なし スピード - なし 射程距離 - なし
持続力 - A 精密動作性 - なし 成長性 - なし
水晶玉のような球体に包まれた龍の頭を持つスタンド。
風水の理論に基いて対象を中心とした吉凶の方角を指し示す能力を持ち、本体の近くにある場合は安全な方角を示し、離れると相手のの方角へと移動する。
凶の方角から攻撃する(あるいは凶の方角にいるドラゴンズ・ドリームに触れる)事でその攻撃を必中させ、
たとえ凌いでも何かしらの不幸を相手に確実にもたらし(驚いたねずみがスイッチを押す→ドアが閉まる→ドアに挟まれた死体の眼鏡が飛んできて顔に刺さる等)、
逆に吉の方角にいれば相手の反撃を受ける事なく攻撃が出来る(死体が転がってきて攻撃を防いでしまう等)。
ドラゴンズ・ドリームに接触するとその部位をドラゴンが食いちぎり、凶の方角へと転移して攻撃するため、
腕だけを分離させる形でロケットパンチのように殴り付ける事も可能(これはMUGENのケンゾーに技として再現されている)。
安全な方角からの攻撃は一切当たらないため、ドラゴンズ・ドリームが相手の方を向いている限りは絶対無敵である。
前述の焼身心中で助かったのもこの安全な方向が分かったためだというから地味に凄い能力である(スタンド能力として発現したのは刑務所に入ってから)。
ただし、あくまで「風水に基いた吉凶の方角を教えてくれる」スタンドであるため、
何らかの理由でその方角に行けない場合はその恩恵を受ける事が出来ない。

また、ドラゴンズ・ドリームは自律型のスタンドであり、自我を持っていて軽快な口調で勝手に喋る。
しかも本体であるケンゾーの命令にも我関せずで、「風水は皆が利用すべきもの」という独自の考えを元に
敵に安全地帯やラッキーカラーを教えるなど中立の立場をとるため、
読者からも弱い(使い難い)スタンドとしてよく名前が挙がる。
本体のケンゾー以外もドラゴンズ・ドリームの吉凶は利用出来てしまうし、
ドラゴンズ・ドリームを攻撃してもすり抜けてしまうために本体を守る事も出来ず(逆にダメージの反映も無い)、
ドラゴンズ・ドリーム自体にも攻撃手段が一切無い。
最終的には本体が再起不能になっても消えずにどこへともなく飛んで行ってしまった。以降出番無し。

このように本体との同一性が低いスタンドであるためか、
喋るスタンドの声は本体と同じ声優に担当させるスタンスだったアニメ版でも別の声優が充てられており、
第3部でウィルソン・フィリップス上院議員(DIOに歩道を運転させられた人)を演じたチョー氏が担当している。
なお『オールスターバトル』(PS3版)では西脇保氏が演じているが、本体のケンゾーは台詞不採用


MUGENにおけるケンゾー

     
天国に到達したDIOなどジョジョキャラ製作で知られるHeal The World氏が製作したものが公開されている。
ドット絵豪血寺バアをベースにしているようだ。
Men'sClub氏の若ジョセフを素体に作られているらしく、本体・スタンド共にボイスも完備。
ただし、CVは『オールスターバトル』で演じた西脇保氏ではなく酒仙克氏が担当している。
『未来への遺産』と同様のボタン方式で、さらに独自の「風水ゲージ」が存在する。
スタンドon時は風水ゲージの上昇量が低下するが、風水ゲージの量次第で二種類の特殊技が自動発動する。
一つは常に画面内を眼鏡またはブーメランが飛び回るというもの。二つ目は相手の背後にワープする当て身技
原作通り拳法で攻撃したり、電気椅子でダメージを与えるという技もある。
AI起動コマンドはあるものの、デフォルトAIは搭載されていない。

カサイ氏によって外部AIパッチが公開されている。
レベルを11段階に変更可能で、最大レベルにすると当て身をフル活用した不気味な立ち回りを見せる。
性質上、投げ技には弱く、超反応で投げを決めてくるような相手は苦手。
一方で画面内の制圧力が高いため、生半可な動きをする相手には大ダメージ技でしっかり叩き潰してくる。

また、カサイ氏はケンゾー専用ステージとして「懲罰房棟」を公開している。
懲罰房棟は直前に戦っていたサバイバー戦の舞台でもあるので、
プクプクなどで水浸しにしたり味方殺し技を使うキャラ達による乱戦で「ファイトクラブだ!!」の再現をしてみるのも面白いかもしれない。

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