範馬勇次郎


「頭の位置をより高きに置くもの それが勝者だ!」

+ 担当声優
中嶋比呂嗣
『バキ最強列伝』
乃村健次
『グラップラー刃牙(2001年TVアニメ版)』
堀秀行
『餓狼伝 Breakblow』『餓狼伝 Breakblow Fist or Twist』
小山力也
『グラップラー刃牙(BeeTVデジタルコミック版)』
大塚明夫
『バキ』『範馬刃牙』

なお、『バキ』では乃村氏も末堂厚役で出演している。なんか一気にキャラのグレードが下がったとか言うない

板垣恵介氏の漫画『グラップラー刃牙』シリーズの登場人物。「はんま ゆうじろう」。
主人公・範馬刃牙の父親であり、作中における最強人物兼最終章のラスボス

作中で「地上最強の生物」「オーガと呼称されており、とんでもなく強い。
技術や工夫、果てはスタミナさえも全て「弱者の小細工」と言って憚らず、
自らの闘争本能と身体能力のみを使用したファイトスタイルである。


「ち ょ う し こ か せ て も ら う ぜ !」

特に背中の筋肉が凄まじく、フルパワーを出すと背中の筋肉がまるで鬼の顔のように見える事から「オーガ」の異名が付いた。
…ちなみにこの姿を勝利ポーズとして出していたは、原作単行本のおまけ漫画で勇次郎直々に超高速踵落としで制裁された。

また、プロボクサーをボクシングの技術で、柔道家を柔道で子供扱いにしたり、
琉球王家の秘伝「御殿手」や、中国武術の達人が半生を懸けて習得した技術「消力」をいとも簡単に再現して見せるなど、
パワーだけではなく格闘技能のセンスも常人離れしている。
が、それらの技術に頼るのは流儀ではないと語っており、パフォーマンス目的やよほど切羽詰まった状態でない限り、
滅多に使用する事は無い。
使おうとすれば天才的に知恵も回り、格闘技術の知識に関しては毒手の歴史に詳しいなど、かなりの博学さを見せる。
作中最強の男でありながら「宇宙が光速で広がるように成長している」と評される進化する怪物でもある。

ちなみに「周囲の人間(だけなのかどうかは不明)の弱点を自動的に見付ける」という特殊能力も持つ。
これは本人すら気付かないような些細な弱点(未発見の虫歯・癌なども)でさえ無意識的に発見できるというもので、
その診断能力はベテランの医師すら上回るらしい。
何故こんな能力を持っているかというと、「腕力家」として幾つもの戦場を渡り歩いている内に自然と身に付いた為らしい。

実際、幼い頃から恵まれた身体能力と発達速度を持ち、10代前半にして傭兵として戦場で活躍、
その道のプロを上回るゲリラ戦を繰り広げていた。
戦場という、一般世間から見れば「異常な空間」の中で研ぎ澄まされた感覚が勇次郎本来の身体能力と合わさり、
ここまでの特殊な能力を与えたと言えば…多少の説明理由にはなるかもしれない。
本来なら、日常生活に支障が出る者が出てくる様な場所で、それを楽しむという感覚自体、
常軌を逸しているとも言えるのだが、真相は闇の中である。
また当時、16歳にして当時の女傭兵との間に子を設けており、
その子供が刃牙の異母兄に当たるジャック・ハンマー(ジャック範馬)である。

「地上最強の生物」と呼ばれているように、戦う相手は人間に留まらず広く動物全般に及ぶ。
大型のホッキョクグマや3mはありそうな大猿すら倒した事もある。
『範馬刃牙』でも体高30メートルはある巨大なゾウという怪獣レベルの相手を素手で倒している。

放たれるプレッシャーも凄まじく、彼と相対した兵士数名が突如同士討ち(殴り合い)を始めた事もある
(これは兵士達が背を向ければ殺される、かといって立ち向かっても勝機は無い無理ゲー状態である事を悟り、
 苦肉の策として自らを殺傷し許されようとした為。勇次郎も「正しい選択」と認めて手を出さなかった)。

性格は圧倒的なまでに暴力的かつ自己中心的。
闘争本能はもはや快楽を通り越して呼吸と同じレベルにまで達しており、彼に「壊された」格闘家は数知れない。
地震が発生した途端に地面を殴り付け、結果地震が止んだのを「パンチで地震を止めた」とまでしている。

職業は一応「傭兵」となっているが、彼曰く「戦場なんて遊園地みたいなもの」。
「一人で戦争できる」事を証明するために単身で首相官邸に殴り込み、
執務室の机をたたき割るというピッコロ大魔王みたいな事までやってのけている。
戦場における評判がガイアと並び称されていることは、刃牙の近況を聞く内に初めて知ったらしく、
不本意な勇次郎はこの暴挙でガイアを誘き寄せて勝利し実力差を見せつけている。

彼自身は権力や財力など暴力以外の力にはさっぱり興味がないが、
権力者を顎で使える(機嫌を損ねたら勇次郎に殺される)為、アメリカ大統領などコネも豊富である。
作中で殺人も分かっているだけで2件(傷害罪は数え切れないほど)あるが、
「誰も逮捕できない」「国家権力と暴力で渡り合える個人の存在を認めたら、治安が維持できなくなる」
などの理由から完全に野放し状態。
とはいえ、各国とも勇次郎の脅威を恐れているためか、24時間態勢で軍事衛星での監視を行っている程である。
更に言うと、過去の各国首脳が核武装を決断したのは、勇次郎が生まれた際に「極めて大きな脅威が生まれた」と直感した為である。
アメリカ大統領に至っては、就任時にアメリカを代表して勇次郎との友情を確認し、勇次郎に危害を加えないと宣誓するほどである。
一体どうすりゃ刃牙は彼を倒せるのだろうか、分かる者は誰もいない。多分、作者を含めて

+ 麻酔銃?何の事かな

予測もしなかったぜ────!!!
            こんな場所で銃とは……ッッッッ

一応、作中の序盤においては空手の達人に苦戦したり、天才医師に力負けして焦ったりするなど
まだまだ常識的な強さに抑えられていた。
特に、大会中の地下闘技場に乱入した時に網で絡め取られ麻酔銃を撃ち込まれて昏睡した事は黒歴史扱いである
(とはいえ「対大型動物用」の麻酔銃を何十発もぶちこまれた結果だが)。
その為、この作戦を指揮立案した徳川光成老人や、麻酔を撃ち込んだスナイパーこそが作中最強の人物と言われる事もある。

この程度であっさりやられる程度ならどこの国だって捕まえられるし殺せるのでは…という突っ込みに対し、
最近僅かだが伏線の回収などを行った結果、上記の狙撃に関しては、
「勇次郎の存在が世界のパワーバランスを担っている」為にどこの国も行わないという理由付けがなされた。
狙撃して殺す事は可能かもしれないが、やった所で上述した通りアメリカをはじめとする強国が報復に出かねないと言う、
凄いんだかしょぼいんだか分からない理由だが、これで黒歴史は脱したらしい。

なお、『グラップラー刃牙』の話の中でこの麻酔銃で撃たれる前までは、
まだ自身の突きが1に到達していない独歩と善戦したり、何とか人間の枠に収まりそうな強さであったのだが、
麻酔銃での眠りから目覚めた時から強さが跳ね上がり、蹴りの振りだけで建物を両断したり、
石炭を握力で人工ダイヤモンドにしたりと人外の強さを見せるようになった。
そして、この事件の前後で勇次郎の体色にも変化があり、元はベタやトーン無しの白地色だったがこの後からはトーンが基本の褐色になる。

またフォローとして、上記の「宇宙が光速で広がるように成長している」という事で、
何だかんだで暇潰し程度にトレーニングをしている様な描写もされている。
尤も、その内容は断崖から身を投げて防御を鍛える
時速20kmで流れる殺人プールをバタフライで一時間泳ぎ続けるなど、明らかに常軌を逸しているが。
後に描写された所では、雷を受けても死ぬどころか気絶すらしない程の防御力である事が判明した。
それだけでもシュールなシリアスな笑いであるのに、雷を受けている勇次郎は骸骨が丸見えになっており、
それはただの表現ではなく本当にレントゲンのように骸骨が作中の人物に見えているのである。
シリアス作品でもエフェクトで骸骨丸見えを使う作品も少なくはないが、
本当に丸見えになるのはタイムボカンシリーズかギャグ漫画だけのはずである。…バキはギャグ漫(ry
しかも、勇次郎の頭蓋骨の眼の部分は怒った顔の目の様に吊り上がっている。
息子の範馬刃牙は脳が鬼の顔のようになっているため、もしかしたら範馬一族は人間ではないのかもしれない。

+ 実際この作品を知らない人にとっては…

人気バラエティ番組『アメトーーク!』においてケンドーコバヤシ氏がプレゼンし採用となったのだが、
DVD13巻に収録が決定した『グラップラー刃牙芸人』において、
軍事衛星での監視の件において蛍原徹氏に「ギャグ漫画?」とツッコまれていた。
仕方ないねッッッ!!!

また、その後は作中の登場人物がパワーインフレしていくにつれ、勇次郎の実力も色んな意味でおかしくなっていき、
登場した瞬間に相手が倒れるレベルの出オチキャラになりつつある。

+ 最終的に、作者が考え出した倒し方は…(ネタバレ注意)
彼は「強さとは我侭を通すこと」と提唱しており、武力においては圧倒的に刃牙に勝るものの、
刃牙が勇次郎を相手に我が儘を通す事で勇次郎自身が負けを認めるという結末であった。
ちなみにその我が儘の通し方と言うのが、勇次郎の作ったエア味噌汁を刃牙が「味が薄い」とエアちゃぶ台返しで否定するというもの。
あまりに唐突な展開に、独歩をはじめとした観戦者と読者と編集者も言葉を失った。

余談だが、この時の勝負は勇次郎は刃牙の勝利を認めたものの、刃牙は刃牙で自身の敗北を認めており、
結果として両者引き分けと言う形で決着している。

戦いに対するスタンスも「ただ、美味い料理を食らうがごとく」というのが基本姿勢であり、
純粋な闘争そのものに意味を見いだす(そのためか闘う事を「喰う」と表現する場合が多い)。
「愛」や「絆」などを軽視し、それらを闘争に持ち込む事を、
「上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想」と断言するほどに嫌っている。
なお、闘争第一というだけあり「禁欲で得た力などたかが知れている。欲するなら喰らえ」が持論である。
その一方で、自分の強さを捨ててまで弱者のために戦ったマホメド・アライや、
100年を超える生涯をひたすらに武に捧げ続けた中国拳法の最高峰・郭 海皇
(実際に戦ったが勇次郎が結果的に勝てなかったと認めたほどの相手である…うん、嘘はついてない)、
そして勝てないと分かっても息子を守るために己の前に立ち塞がった刃牙の母(自分の妻)の朱沢江珠などには、
ある程度敬意を以て接している。
その他にも、自分を闘争で楽しませてくれる存在にはある程度の謝意を持っているようだ。
食卓でのマナーも意外ときちんとしており、この点に限っては息子に父親らしいまともな教育をしている。

親交として独歩(片目を潰されたり一回死線を彷徨ったが)、ストライダム、オリバとは偶にケンカしたり酒を飲み合ったりする仲。
最近では、息子の刃牙が自分と戦うに相応しい相手となり彼を「親孝行者」と言っている。
というか話が進むに連れてデート中の刃牙をストーカーするなど親馬鹿化が進行している。

これらのぶっ飛んだ要素から、「漫画の登場人物で超能力抜きで最強の人間は?」という問いかけに対し、
『魁!! 男塾』の江田島平八や『ARMS』の高槻巌と並んで彼を挙げる人も多い
(実際「強さ」のジャンルがこの3人で微妙に違うので比べようもないのだが)。
他にも探せば何人か候補が挙がるが、まあそんな中でもワガママ度迷惑度なら彼が最高クラスだろう。

特に神出鬼没ぶりはあまりにも凄まじく、ジャイアニズムを彷彿とさせる行動もしばしば。
時には決着が付いた事柄に対して更に横槍を入れ、事態を悪化させて勝手に帰ってしまうなんて事も多々ある。
勇次郎に挑もうと息巻く者がいると挑戦を心待ちにするような態度を見せるが、息子に敗れたと知るや
どこからともなく現れ、失格とばかりに敗者を一瞬でスクラップにして帰った事も二度三度。
しかしそういう奴に限って後々あっさりカムバックするあたりどいつもこいつもという感じで、
花山薫も一度は完膚無きまでに勇次郎に破壊され、本人自身「もう第一線で張り合うのは無理だ」と言ったのだが、
その後、死刑囚やら原始人やらオカマ変態幻術使いに対して、前より更に強さを増して第一線でぶん殴り合っている。
また他人のプライベートに躊躇せず踏み込む事も多く、特に息子の大切なプライベートの時に堂々と入り込み、
持論(彼なりの祝福の言葉なのだが)を吐き捨てて立ち去るその姿はもはやある種のギャグの域にまで達している。

+ オーガの幼少期から現在に至るまで
勇次郎が生まれた195X年4月、全世界の国家指導者達は、東洋の国にとてつもない兵器が生まれる事を直感し、
核兵器の保有に踏み切ったとまで言われている。
この世に生を受けた瞬間、勇次郎の母の出産に立ち会った産婆にテレパシー(というか威圧)を送り、
実の母親に授乳を強制したり
(これが原因で勇次郎の母は出家。「最初で最後の子でした」と言っていた事から、
 勇次郎に兄弟はいない事が分かる。ちなみに犬歯は生まれた頃から生えていた)、
さらには南米に生息しているはずのヤドクガエル(大人をも死に至らせるという)を素手で握り潰したりと、
赤ん坊の頃からやりたい放題やっていた事が分かる
(ただ、ヤドクガエルは毒虫を食べる事によって毒を蓄えるのであって、仮に日本に生息していたとしても、
 毒虫も生息していなければ全くの無毒である。無論日本でも何かしら毒虫を食べてれば有毒だろうが)。
その後一時期飛騨で、この人に似た安藤玲一と山で暮らし、傭兵になり現在に至る。

確信を持って言おう

この地球上に存在する人間をも含めた─────
強さを拠り所とするあらゆる生物にとっての
千九五X年四月X日──────
自動的に一つだけ「強さ」のランクが下がった

最悪の日!!!

そして、『範馬刃牙』終盤にて勇次郎の父・範馬勇一郎の存在が発覚。
しかもその勇一郎が実際に太平洋戦争で上述の江田島塾長よろしく徒手空拳でガチで米軍を震え上がらせ、
終戦後の1945年9月まで闘争を続ける勇一郎ひとりが立てこもる小島を1000トンの爆弾で爆撃しても
陥落できなかったばかりか勇一郎による指揮官殺害という形で敗北までしているため、ますます笑えない。
その際、去っていく彼の「鬼の背中」を見た兵士により、米軍に後のオーガ伝説が萌芽し始めていく事となる。

同じ『週刊少年チャンピオン』誌で連載されている浜岡賢次氏の漫画『浦安鉄筋家族』(2022年時点では『あっぱれ!浦安鉄筋家族』)には、
範馬勇次郎のパロディキャラ(一応原作者公認)「花園勇花(女性、子持ち母親)」が登場する。
(ちなみに彼女の息子・花園垣もこれまた名前は刃牙、外見はジャックというパロディキャラ)
これも元がギャグマンガだけに破天荒なキャラ作りをされているが、方向性は全く違うのにギャグの性質が似通ってきたと言われている。
というか『浦安』でやっていた「チョキでグーを挟み潰してジャンケンに勝つ」というのを、
後に本家にて勇次郎が忠実に再現した。どういう事なの……。
『毎度!浦安鉄筋家族』に改題後は、更に板垣恵介氏をモデルに勇次郎の要素を追加した板崎恵介というキャラも新登場した。

2007年7月28日と10月11日に行われた、世界フライ級ノンタイトルマッチWBC世界フライ級タイトルマッチ内藤大助対亀田大毅戦にて、
乃村氏がスペシャルゲストとして選手入場のコールを行い、
亀田大毅選手を「この範馬勇次郎が唯一認めた男」と紹介した。ちなみに亀田兄弟はバキファンである。

「強くなりたくば喰らえ!!!
 朝も昼も夜もなく喰らえッッ
 食前食後にその肉を喰らえッッ
 飽くまで喰らえッッ 飽き果てるまで喰らえッッ
 喰らって喰らって喰らい尽くせッッ」

+ 我以外皆 異性也
『バキ道』において、体内で有する男性ホルモン値が常軌を逸する程(常人の十倍以上)であり、
彼を診た内科医は彼の観点を「我以外皆 異性也」と診断している。
…つまり勇次郎から見たら例えジジイだろうがだろうがガリガリに痩せていようがデブでいようが関係なく、等しく女であり「オンナ盛り」と言う、
ある種羨ましい状況である事が連載30年目にして発覚した。

実際にジョー・ウィリアムと言う男性を16年前(時系列的には『グラップラー刃牙』以前)に強しており、彼の内なる女を目覚めさせてしまう。
結果彼は内なる「雄」を探すべく冒険家になったのだとか。
これ以外にも年配女性の首相が勝手に宣誓を結ぼうとした際にはナニをイキり立たせて「勝手に誓ったら何度も犯す」と勧告
徳川のジイさんに対しても相撲取り・宿禰との試合後言伝てを頼まれて「優しいのぅ、オーガ」と茶化したら、
「それ以上喋ったら犯すぞ爺ぃ!」と照れ隠しをした(徳川のジイさんも困惑しつつ顔を赤らめてる辺り…)。

「LGBTもへったくれもねェッッ」と言いたくなること請け合いな体質だが、時折勘違いされがちなので念のため記すと、
上述の通り「ジジイだろうがババアだろうがガリガリに痩せていようがデブでいようが関係なく、等しく女」、
つまり「勇次郎視点から見れば全員女性に見える」というだけ
従って勇次郎はゲイというわけではなく(むしろそれは「我以外皆 同性也」になるだろう)、
あくまでもノンケである。と言っていいものなのだろうか

+ 外部出演
夢枕獏原作の小説『餓狼伝』(板垣恵介氏による漫画版『餓狼伝』もある)の格闘ゲーム版である、
『餓狼伝 Breakblow』『餓狼伝 Breakblow Fist or Twist』では、隠しキャラと参戦。

ニンテンドー3DSで発売したゲーム『シンデレライフ』にもゲスト出演
(内容は主人公がキャバ嬢として店で働き、No.1キャバ嬢を目指すというもの。携帯でアプリが配信中)。
なんと勇次郎はゲストお客の一人として登場するのだ。
このゲームで登場予定のゲストのお客には、あの『ルパン三世』や『あしたのジョー』の矢吹丈、
『のだめカンタービレ』のシュトレーゼマン、タキシード仮面などがいるが、そうだとしてもこの出演は誰が予想しただろうか。
しかも絵はまんま原作に近いものなので、かなりインパクトがある。このままではキャバ嬢達の危険が危ない!
「予測もしなかったぜ────まさかこの俺が────キャバクラゲームに出演だとは────!!!」

他にもCAPCOM産のハンティングアクションゲーム『モンスターハンターポータブル3rd』(PSP)でもコラボ企画で参加。
勇次郎(の背中)が鬼の貌をしたハンマー「鬼ノ貌」として登場している。
元々攻撃力の高いハンマーの中でも最高攻撃力を誇る。鬼の遺伝子は伊達ではないのだ。
+ しかし実際は
しかしこのオーガハンマー、他の攻撃力計算要素である切れ味は緑・会心率-70%と、どちらも上位武器としてはイマイチ。
そのため実数値ではこれより高いハンマーがあり、効率重視のハンターは無視している。まさにロマン品である。
ホウマノツルギ、鉄砕牙とコラボ企画の装備の多くは上位最高峰と比べやや性能が低めの趣味装備
(それどころか、ネタでしかないような紙装甲だったりする防具も)なのだが、ここまで扱いに困る武器もそうは無い。

…と思ったら、上には上がいた。詳細は「仁剣【侠客立ち】」でぐぐるべし。

さて、そのハンマーを作る素材「地上最強の証明」はある上位イベントクエストで入手できるのだが、
このクエストは防具・護石(お守り)装備一切不可。防御力は一桁、スキルも使えない。
しかも、討伐対象のボスモンスターが特殊仕様+異様にデカい。
つまり難易度の高いクエストであるが、今まさに鬼を求める熱心な攻略が行われている
(一応防御は、特定の武器やアイテムで多少補える)。
ところで主人公バキの立場は…?


MUGENにおける範馬勇次郎


「阿 呆 がッッッッッッ!!」

+ tokage氏製作
  • tokage氏製作
花山薫など、多数の刃牙キャラを製作したtokage氏によるもの。
現在は氏のOneDriveに繋がらなくなっているため、茉莉氏によって代理公開されている。
花山と比較すると普通に仰け反るしダウンする分、通常の格闘ゲームキャラに近くなっている。
体力1500あったり弱Pで相手を吹っ飛ばしたりするが。
なお、各種モーションはかなりハイレベルに原作を再現している。
全体的に構えや動きの一つ一つは大振りで荒っぽいが、動作そのものは俊敏という大変珍しいキャラ。
尤も、そんな無茶なキャラ付けが許される御仁はそうそう居ないだろうが。
まあ鬼だし仕方ないねッッッッ!!!

原作があくまでもギャグ格闘漫画なため飛び道具は使えないが、
地面にパンチして地震を起こす「邪ッチェリアアアァッ」(地上全範囲かつガード不能)や、
広範囲攻撃技である「貴様ら全員皆殺しにしてくれるわッッ!!」があるため、単純に離れても安全ではない。
勿論、どちらの技もゲージを使うのでそれほど警戒しなくても良いが、高速のノーゲージ突進技があるため油断はできない。
というか6X、6Bなどの通常技は純粋にリーチが非常に長い(およそ画面の3割をカバー)上に
やたらダッシュも速いので逃げるのも一苦労。
おまけに弱攻撃含むほぼ全ての技が相手を吹き飛ばす効果があるので何か当たる→接近されるのはほぼ確実。
挙句の果てには攻撃時に伸びた足や拳に喰らい判定が無いという暴挙っぷり。素手なのに下手な武器持ちキャラより判定が強い。
3ゲージ使う投げ技「悪魔に授かった筋肉でただ思いきりブン殴る」は即死
ただし通常カラーの時は体力が半分になるまで使えない。
また、原作での周囲を全く顧みない性格を考慮してか、全ての技が味方殺し技になっている。

7P~11Pでは「裏モード」になり、ゲージが常に回復する上にダウンから即座に復帰でき、
通常技にスーパーアーマーや無敵時間が付く鬼性能に。
更には、1ゲージを消費して攻撃のダメージを大幅に無効化する「消力」を解禁、
一部キャラのコンボからもこれを用いて強制的に脱出可能。
おまけに体力が半分になると「本気の構え」が発動し、体力が回復した挙句、
ゲージ回復速度や攻撃力が軒並み上昇するという悪夢になる。
12Pに至っては最初から「本気の構え」かつゲジマユで、即死攻撃すら無効化する。

なお、最新版では原作で因縁のあったアドンバイトとして登場している。
他にも上記の愛などの関係で彼女とも特殊イントロがある。
更には人違いでこんな人とも特殊イントロがあったりする。本人もMUGEN入りしたけど。
また、最新の更新では原作を意識してか電撃やられも追加された。

+ 大会ネタバレ
神々への挑戦トーナメント第3回において「グラップラーmugen」チームの大将として出場。
参加者の中でも一際抜きん出た性能で暴れ周り、数々の狂、神キャラと激戦を繰り広げた。

そして第4章「全ての可能性」において数十人の挑戦者達を壊滅させて無理ゲーを作り出した葬志貴と対決。
その相手の性能から絶望感が漂い、コメントも諦めムードになっていたが、
即死耐性とリザレクションで幾多の挑戦者を瞬殺してきた攻撃に耐える
そのまま反撃とばかりに「悪魔に授かった筋肉でただ思いきりブン殴」り、見事に葬志貴を屠り去って逆転への可能性を作り出した。

凶と狂の境界で台パンするシングルトーナメントでは大会中盤で東方不敗マスター・アジアと人類最強を賭けた戦いが実現。
相手にレア技を決められ1本取られるや次のラウンドでは台パンならぬ「地球パン」でやり返した。
この凄まじい戦いぶりは視聴者に台パンさせる気力を失わせる程の死闘となった。
3:28~

集え!凶者ランセレバトルに出場した際、当初はあまり見向きもされなかった。
しかしある出来事が切っ掛けで彼のイメージは大きく定着する事になる。
それはPart.33での294試合目、間桐桜戦での出来事だった。
お互い負ければ敗退という状況下で1R目こそは取られるも、2R目では相手をハメてラウンドを取得。
そして3R目、激闘の末に桜をゲージ2技の顔パンにて敗退に追い込んだ。
全てはここから始まった(11:47~)

この戦い以降、大会中女性を相手にすればほぼ確実に顔パンで止めを刺す事が日常茶番時となってしまった。
視聴者からはいつしか「顔パンマン」だの「顔パンの申し子」だのと呼ばれるようになり、顔パンされれば女性認定の方程式が出来上がっていた。
その一方男性と対戦した時の勝率は低く、彼の黒星の大半は男性と戦った時のものだった。
特に廿楽冴姫とは因縁の相手となり、初戦では敗れはしたものの、
その後対戦してはさーたんが顔パンで負け、救急車送りになる事が予定調和と化していた
運命の初対面(8:57~)
怒りの再戦、そして…(18:41~)
悲劇は三度繰り返される(19:41~)

だが、Part.62における558試合目(大会通算5戦目)にてさーたんにストレートで敗れ、
続く最終回早々に再戦する事なくさーたんがケンシロウによって敗退。お互いの大会における因縁の対決に終止符が打たれた。
さーたんとの5戦での戦績は3勝2敗で勇次郎の勝ち越しとなった。
勇次郎自体はその後ケンシロウが敗退したため、ケンシロウを敗退に追い込んだみしまこと優勝争いをする事になった。
相手が2敗余裕持てる状態だったため不利な状況での優勝決定戦だったが初戦は「顔パン」とゲージ技のフルコースで勝利。
お互い勝てば優勝の最終戦にもつれ込むが、死闘の末にゲージ技を外した所を相手の「翔破裂光閃」を決められて敗退、惜しくも準優勝に終わった。
最終戦績は16勝8敗、これは大会2位の成績かつ大会のライバルさーたんとタイであった。

続編に当たる大!凶者ランセレバトルにも宿敵さーたんと共に引き続き参戦。
序盤は空気枠とも言える控え室にいたがPart.20終盤にて遂に出陣。
初戦でいきなりさーたんと人違いで当時4戦負けなしだったもう1人のサキと激突、圧倒的なパワーでこれに完勝。
さらにお約束の「顔パン」も決め、顔パンマン健在ぶりをアピールした。
その後、対戦相手に対しヘアバンドしてるから顔パンしたり、青い髪をしてるから顔パンするなど、
さーたんに対してのライバル意識は未だ消えていなかった。
一方で、自身は6勝一番乗りするがライバルであるさーたんはいつの間にか敗退リーチになっていた。
このまま両者の対決は実現しないのかと誰もが思っていた…。
だがPart.44の394試合目にてさーたんを敗退に追い込もうとするランセレの導きにより遂に因縁の直接対決が実現。
お約束の顔パンこそ決めたものの結果は勇次郎の敗北に終わった。
運命の再会(14:44~)

しかし、その後は再戦する事なくさーたんはPart.55でリリスによって敗退してしまい、
結局2大会における両者の対戦成績は3勝3敗の五分という結末となった。
一方勇次郎自身はと言うと……。
+ 勇次郎の結果・ネタバレ注意
さーたん敗退の次パートに当たるPart.56にて、前大会3位だったケンシロウと遂に直接対決が実現するも、
相手の実力の前にテーレッテーされてストレート負け。
その後同パート終盤において、前大会で彼の顔パンで敗退させられた右代宮縁寿の手により、
今度は逆に自分が敗退に追い込まれるという結末を迎えた。
しかもトドメは朱志香パートナー時のメタ合体技「乙女のたしなみだぜ! 今日は集まってくれてありがとォ!」であり、
最後の最後で対応故に妻に変えられるという失態もやらかした。

+ その後、歴史はまた繰り返される…
上記2大会のリスペクトで開催されたこの大会においてまさかのさーたんとの因縁対決が勃発。
この大会でのさーたんは同じく顔パン犠牲者の1人であった髪のアルカナを引っ提げて参戦しており、いつもと違う戦いとなった。
例によって顔パンというノルマは達成したものの接戦の末敗北。因縁の相手に大会敗退させられる結末を迎える事となった。
場を変えての再対決(2:13~)

時は流れ、この胸に 凶中位の闘魂ある限り 【シングルランセレ】にて、両者はお互い敗退リーチの状態で再び激突する事になる。
当然のようにここでもやっぱり予定調和と言うべきか顔パンを決めてしまった。
因縁の再燃(8:17~)

さらに凶の宴 シーズン2 凶中位前後ランセレバトル!でも対面。
ここでも当然のように1R目で顔パンを決めるというノルマを達成する。
しかし、3R目に顔パンではなく「猛獣の連撃」を使ったのが仇となってしまい、無念の敗北となっている。
一体この因縁、何処まで続くのやら…。
予定調和の如く対戦(08:23~)

起承転結サバイバル【おとぎ杯】では、タッグ戦で味方である筈のナイア・ルラトホテップを味方殺しの性質が響いたのか、
顔パンでKOしてしまうという珍事をやらかした。
上記の通り顔パンされれば女性認定の方程式が成り立っていたのか、敵である男性2人もドン引きする展開となった。
この行為が影響したのか試合は敗北、タッグの昔話をもじってその名の通り泣いた神話となってしまったのである。
17:42~

史上最大級 MUGEN界 男性連合軍VS女性連合軍においてはAブロックのボス枠として参戦し、ここでも2人の女性顔パンを見せてくれた。
9:29~

+ ストーリーネタバレ
原作準拠のストーリーKING OF FIGHTERS Xにおいて、番外編で登場。
地上最強の生物vs宇宙からやってきた捕食者という、まさかのクロスオーバー対決を果たした。
実際、原作でもやりかねない程に違和感が無いあたりが、勇次郎の凄い所と言えるだろう。

ちなみに余談だが、うp主の地獄卍固め氏は喧嘩祭【勝てばいい】のうp主でもあり、
その番外編である「勇次郎&エルクゥでのハイスコア選手権挑戦動画」にて、
勇次郎を初めてMUGEN動画に登場させた人物だったりする……本当に勇次郎が好きなうp主である。

原作さながらの暴虐な振る舞いッッッ!!
基本的にタッグを組んだ相方は不幸な目に遭うッッッッッ!!!


ちなみにブリス技や、秋子さんの謎ジャムに対応している。
22:13~

「上等な料理にハチミツをブチまける思想!!! 面白いッッッ!!!」

2010年11月18日には、ですからー氏作の『餓狼伝 Breakblow』仕様(声:堀秀行)のボイスパッチも公開された。
また、ディオボロ氏による性能改変パッチも存在したが、現在は公開されておらず、動画使用も禁止となっている。
代わりにkakeyぷらい氏によって、このディオボロ氏のパッチを参考に作られた改変パッチが公開されている。こちらは動画使用可能。
また、noneGravity-FreedomDETONATOR氏(609z氏の別名義)の改変パッチも存在する。
ディスプレイネームが"yujiro-hanma(nG-FD)"となっているため判別は容易。

+ GGG氏製作 本気勇次郎
  • GGG氏製作 本気勇次郎
オロチG3、フェリックスの作者である、GGG氏がtokage氏製の範馬勇次郎を凶悪改変したもの。
12Pは完全並列混線+親変更+強制宣告持ちと、ランクは神上位。相当な殺傷力を持っている。
また耐性も高く、ここ最近の技術である親捏造にも耐えられる。流石地上最強の生物は格が違った。


他にはOgreという勇次郎をモデルとした豪鬼の改変キャラも存在している。詳細は当該項目を参照。
また、幻想郷の鬼の中にも彼に似たアレンジキャラがいるようだ。


「競うな 持ち味をイカせッッ」

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出演ストーリー


  「苦ぇッッッ!!!」


最終更新:2024年01月11日 21:25