特撮『
ウルトラマンティガ』に登場する
怪獣。
第49話「ウルトラの星」に登場。
別名はあの
ゼットンと同じ「宇宙恐竜」で、名前は金城哲夫氏センス風に沖縄で「ブサイク」を指す方言から付けられている。
着ぐるみは
ゴルドラスの改造で、
ベムラーをモチーフにしている。出現個所の竜ヶ森湖もベムラーと同じ。
「ニャー」という特徴的な鳴き声は、ベムラーの鳴き声の逆再生に円谷のスプリクターだった
河島順子
氏の咆哮をミックスさせたものらしい。
胸から腹にかけてのオレンジのラインは「円谷」の文字をデザイン化したもの。
宇宙一の暴れん坊と呼ばれている通り、非常に凶暴で好戦的。
パワーはマルチタイプのティガを上回っており、怪力だけでなく尻尾を使った攻撃や頭突きも得意。
また、エネルギーを吸収する能力を持ち、劇中でもティガのエネルギーを額のティガクリスタルから奪っていた。
この他、劇中ではそれらしき場面は無いが強力な
再生能力を持っているらしい。
フロンティアスペースでも1965年に現れたが、初代
ウルトラマンによって青い玉の中に閉じ込められ、
竜ヶ森湖の湖底に封印された(おそらく上記の再生能力からこの時点では倒し切れなかったための措置と思われる)。
なお、余談だがフロンティアスペースの円谷英二氏がたまたまこの光景を目撃しており、
この時の出来事が彼が後に「特撮の神」と呼ばれる道を歩むきっかけとなった模様。
その後、タイムスリップした宇宙魔人チャリジャによって封印を解かれて暴れまわり、
上記のエネルギー吸収能力でティガを疲弊させて追い詰めるが、
円谷英二監督の想いがかつてウルトラマンが彼に与えた赤い結晶体「ウルトラの星」に通じて
ウルトラマンが実体化。つまり妄想マン?
ウルトラマンからエネルギーを与えられて復活したティガのゼペリオン光線と、ウルトラマンのスペシウム光線を胸に受けて完全に爆散して倒された。
今でこそ当たり前となったが、本来世界観が違うはずの存在同士である初代ウルトラマンとティガの競演は当時多くのファンを驚かせた。
それに伴い、ヤナカーギーの知名度もティガ怪獣の中ではかなり高い。
ヤナカーギーを封印した初代ウルトラマンは長らく『ウルトラマン』の彼とは異なる並行世界の別人、
つまりM78ワールドではなくフロンティアスペースにおける同位体かと思われていたが、
マルチバースの設定が確立されるに伴い、公式でM78ワールドの初代ウルトラマン当人だったと断言され、
何らかの理由で(チャリジャ関連?)マルチバースを渡っていたことが明らかにされた。
MUGENにおけるヤナカーギー
怪獣キャラでお馴染みの
カーベィ氏により製作されたキャラが公開中。
原作同様ゴルドラスをベースに作られている。
主に尻尾攻撃やのしかかり攻撃など用いて戦うインファイター寄りの性能をしている。
超必殺技はいずれも1
ゲージ消費で、「霞切り」、敵からライフを吸収する「エネルギー吸収」、
ベムラーのような「青色球状発光体」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2024年04月09日 23:38