「おかわりまだか!?なくなりそうだ!!!」
漫画『ONE PIECE』の登場人物。
アニメの担当声優は当初は
木内レイコ
女史だったが、後に
高木礼子
女史が引き継いでいる。
ボニー海賊団船長にして、シャボンディ諸島編で登場したルーキーながら億越えの懸賞金が懸けられた海賊「11人の超新星」の一人。
「大食らい」の異名を持ち、
モンキー・D・ルフィにも匹敵する大食いなのに加えて、性格も言動もがさつかつ男勝りであり、
偶然居合わせた同じく超新星である
カポネ・ベッジからも「下品な女」と称された程。
一方で、新聞を読んでいる描写が多く情報収集を欠かさない様子が見られたり、
シャボンディ諸島で考え無しで天竜人を斬ろうとした
ロロノア・ゾロを止めるなど思慮深い一面もある。
また、超人系悪魔の実「トシトシの実」の力を持ち、自分や他人の肉体年齢を操作する能力の使い手で、
これによる変装で潜入や諜報、
敵を無力化させての一方的な戦闘や撤退を得意とする。
11人の超新星の中でも際立ってその身の上に謎が多い人物で、
頂上戦争編では戦争の中継を見て号泣し、戦争の終結を見届けた際に「何もかもあいつのせいだ!!!」と意味深な言葉を残して新世界入りを決意。
その後、
黒ひげに捕らえられて政府との交渉に失敗して置き去りにされた後、駆け付けた
赤犬の口から過去に世界政府の監視下に置かれていたがそこから逃げ出し、
あの赤犬ですら彼女が逃げた事に「ヒヤリとした」と発言する程に重要視されていた人物だった事が示唆されていた。
その後、舞台が新世界に移ってからは再び政府から逃れ、海賊仲間達とも離れて単身動いていたが、
世界会議編では登場した際に、天竜人から奴隷として扱われていた
バーソロミュー・くまを目撃して涙を流しており、
さらにこの際、上記の年齢操作によりかつてくまが治めていたソルベ王国の統治者であるコニー王太后そっくりの姿になる場面が描かれ、
くま及びソルベ王国と何かしらの関わりがある事が確証された。
また、単行本68巻の質問コーナーで超新星の年齢について質問が来た際に、作者は彼女の年齢「22歳(新世界以降は24歳)」と明かした上で、
「ボニーの年齢は能力の為、推定です」と、まるで普段の姿が実年齢と異なるとも取れる言い回しをしていた。
そして、エッグヘッド編でルフィと邂逅すると同時に、その驚愕の出自が明かされることになる……(詳細はくまのページを参照)。
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戦闘能力(ネタバレ注意) |
上記のトシトシの実の能力により相手を幼体化・老人化させて無力化できるため、
能力そのものに殺傷性こそ無いが戦闘では非常に厄介な存在。
応用として、生物の意識だけ一気に加齢させて臨死体験させたり、無機物を経年劣化させて武器を無力化することもできる。
ただし、生物に対して永続的な効果は無く、年齢操作は一定時間で解除される
(この為、ゾロの雪走を破壊した「サビサビの実」、触れた 人間を若返らせたり固まった溶岩をマグマに戻す「モドモドの実」と比較される事もある)。
武装色の覇気を使用すれば他の超人系能力と同じく弾けると思われるが、ボニー自身も覇気の使い手で、
海軍中将クラスにすら能力の効果を及ぼせる程の手練れのため、大将や四皇幹部クラス以上の覇気でもなければ防ぐのは難しいと思われる。
しかし、この能力の真価は自身を加齢させる際に「確定していない未来の可能性の内一つを選んで自身に反映させる」ことができる点にある。
ボニーの普段の容姿はこの能力で順当に加齢した姿であり、くまの過去の回想から実年齢はエッグヘッド編時点で12歳である。
しかしこの能力を使用すれば、能力者がなれると思えるなら前述のコニー王太后など血縁のない他人や異なる種族になった「未来の自分」の姿を、
生物学的な常識や現実的な法則を無視してその身に反映させることが可能。
この「未来の自分」を再現できる能力で、ルフィのギア5・ニカのような姿に変貌したことも。
とはいえ、この能力は成れると信じられるならいかなる未来にも変身できるが、現実を知る度に選べる未来が狭くなっていくらしく、
ボニーがまだ経験や知識を積む前の、未来に夢を見られる子供だからこそ活用可能な力である。
劇中のボニーの戦闘シーンはほぼこの能力で加齢した姿で行っているため、能力抜きの基礎戦闘能力は不明。
ただし、普通の大人状態でもルフィの攻撃を相殺できるなど、なりたい未来の姿のスペックだけに任せた戦い方はしておらず、
海賊活動を長くやっていたこともあり戦闘技量自体は低くはないようである。
なお、ボニーが能力を自覚したのは幼少期だったものの、いつどこで悪魔の実を食ったか本人も自覚がなく、
教会から出られない彼女がどうやって能力者となったのか、くまや周囲も首をかしげていたが、
その真相は世界政府の最高権力五老星の1人ジェイガルシア・サターン聖が、
生まれて間もないボニーに対して密かに「物を食えない赤子に悪魔の実をエキスとして注入すれば能力を宿せるのか」
という人体実験を行っていたためであった。
つまり当人が無自覚だっただけで、くまがボニーを引き取った時には既に彼女は能力者だったのである。
能力が発現したのは、くまから「10歳になれば病気は治る」と嘘の話を聞かされたことで、
早く大きくなりたいと願い、それが原因で図らずともトシトシの実の力を使用したためであった。
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MUGENにおけるジュエリー・ボニー
Laborious氏による、『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
外見はエッグヘッド編準拠で、徒手空拳やベガパンク製のビームサーベルなどを用いた近接戦が得意な性能となっている。
また、ギア5のルフィやセラフィムを
ストライカーとして呼ぶ技も持つ。
超必殺技では巨大な姿に成長して攻撃を行う他、更新によりニカみたいになった未来となり攻撃する技が追加された。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2025年03月30日 14:23