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炎虎


「この俺にすら及ばぬのに、最強がどうのとは笑わせる」


プロフィール

  • キャッチコピー:“一打萬壊”
  • 名前:炎虎(ヤンフー)
  • 性別:男性
  • 年齢:46歳
  • 身長:185cm
  • 体重:90kg
  • 国籍:中国
  • 血液型:B
  • 職業:非合法地下格闘技王者
  • 趣味:酒
  • 特技:弓
  • 好きなもの:惰眠
  • 嫌いなもの:今
  • 大切なもの:もう無い
  • 苦手なもの:子供
  • 好きな食べ物:酒(最近日本酒に手を出し始めた)
  • 好きな音楽:二胡
  • 得意スポーツ:そんなものはしない
  • 格闘スタイル:中国拳法
  • イメージボイス:安井邦彦

+ ストーリー
かつては、天を目指していた。
己の武を信じ、修練を積み、死合いに臨み、数多の流派と拳士を破り、天をその手に掴まんと只管に駆けた。
名を号して、炎虎。

しかし、彼は敗北した。

齢二十代半ばも過ぎた頃、力の盛りに、若輩と侮った相手に、七日七晩立ち上がれぬほどに叩きのめされ――

──そして心はそのまま立ち上がれなかった。

酒に溺れた彼は身を持ち崩し、いつしかヤクザの用心棒のようになっていた。
彼を拾った親分はどういうわけか彼を気に入り、彼を自分が主催していた地下格闘技興行の王座に据えた。
ヤクザの仕切る大会、もとより賭けの上りが目当ての八百長試合で、かつて血を滾らせた戦いの世界とは程遠い。
もっとも、炎虎自身は試合に参加することは滅多に無かった。
凡そは、大会の名分としてのみ居ればいい、いわばお飾りの、名目上の王者だったのだ。

だが稀に、そんな彼が駆り出される時もある。
ごくたまに、或いはまあまあの頻度で、主催者の意に沿わない戦いをする「跳ねっかえり」が現れると、
「王者」への挑戦試合が組まれることがあった。
そんな時に組まれる試合に、一切の筋書きは存在しない。
挑戦者の望む通りに真剣勝負の試合が行われ──それは全て王者の一撃で呆気なく終わらされた。
こうして彼は王者の面目を保ってきたのだが、その心が再び燃え上がることはなかった。


さらに十余年が経った頃、彼の地下闘場に迷い込んだ小鳥。

月影なのは。

空手を使い、ストリートファイターであるという触れ込みでありながら、明らかに彼の「場」にはそぐわない少女。
しかし彼女は地下闘技場で勝ち上がり、そして彼と対峙した。
誰も炎虎の勝利を疑わぬ中、あの日以来の「あり得ぬ敗北」を彼は喫した。


大番狂わせの結果によって賭けは荒れ、組織は少なくない損害を出した。
負ける筈が無い炎虎が負けたことで、組織は彼が手心を加え負けを選んだと判断した。
組織は彼に恥と損害を贖わせるべく、なのはとの再戦と打倒を命じた。
逃亡と遅延を許さぬよう、彼には特殊な毒薬が投与された。
長い潜伏期間を持つこの毒薬は、抗力が現れる前に解毒剤を処方しない限り、時が来ると急速に身を蝕み、死に至らしめる。

与えられた期限は、1年。

毒が発現する前に、再びなのはを見つけ出し、倒すのだ。

組織の無粋極まる御膳立てに苦々しさを覚えながらも、
彼は少女の正拳の痛みと再戦の望みとに、どこか懐かしい高揚を感じるのだった。

(以上、キャラクターに同梱のテキストより引用)

「Fists Of Wings」の企画である「Fist With Wings」の登場キャラクター。
キャラクター原作は月影なのはクロウ=セイルなどのナニコロ氏、MUGENキャラ製作は島村鰐氏。
「Fists Of Wings」の詳細についてはこちらを参照。

義仲が出るより以前、なのはの作者本人によって最初に製作されたライバルないしは対比ポジションのキャラで、
なのはと同じく一撃の必殺性を重点した格闘スタイル、どこまでも「はばたき続ける」なのはに対し、
天に「至る」ことを目指した結果転落し飛ばなくなった男、と対比的なキャラクターコンセプト。
ナニコロ氏はこのキャラの後も形は違えど「現実の前に挫折したり擦り切れたりしながらも、結局のところ心から捨て去り切れない思い」
を抱えて立ち上がっていくというコンセプトのキャラを様々生み出し、得意のキャラ造形となっていた。
2025年4月1日、ストーンフェイス龍大姐の2キャラと同時にMUGENキャラが公開された。


キャラクター概要

大陸南岸から日本列島にかけて広範囲に影響力を持つ、中華系黑社会の組織の一つが主催する非合法地下格闘技場の「王者」。
かつてはその剛拳で名を馳せたこともあると言われるが、現在は既に中年に差し掛かり、
試合に出てくるわけでもなく日々酒を煽ってくすぶっており、既にその拳も錆びついているのではとも言われており、
既に10余年の防衛を続ける王者でありながら、賭け人気は一定の低さを保ち続けている。
しかし、一度試合に駆り出されると、毎度ラッキーパンチとしか思われないような一打で挑戦者を悉く粉砕している、
一打必倒の恐るべき剛拳の主。

ある時、格闘大会と聞いて非合法地下格闘技場に紛れ込んでしまった月影なのはと闘うことになり、
誰もが炎虎の勝ちを疑わない中、なのはの右正拳の前に逆に一撃で敗北してしまう。
大損害を出し組織の怒りを買った彼は、特殊な毒薬を投与され、期限付きでなのはへの再戦勝利を命じられる。


キャラクター性能

同氏製のオリキャラ勢同様、「Fists With Wings」のコンプゲーというコンセプトでの製作なので、
基本的なシステムについては月影なのはの記事を参照。

基本的には八極拳などをイメージした「剛系」の中国拳法キャラで、
激しい震脚を伴う豪快な単発打撃に、所々コンビネーションによる変化も付けられるといったスタイルだが、
このキャラの最大の特徴は「飲酒」。
画面下、超必殺技用のPOWゲージの上に「酒量ゲージ」が存在しており、
これが溜まっていると「酔い」、無くなると「素面」に変化するというモードチェンジキャラ。
しかも中国拳法で飲酒というと大体は酔拳系、「酒を飲み酔いが回ると強くなる」というキャラが多いのだが、このキャラは逆で、
始めは酒が回り酔った状態から始まり、相手からダメージを受けるごとに酒が抜けていき、酔いが醒めて素面になることで
本来使えていた強力な技を使い出すようになる……という一風変わったコンセプトとなっている。

大まかに言って、「酔い」モード時はダッシュがステップタイプだったり歩行やジャンプが遅かったりと機動力が低いが、
酔ってる故か捨て身の攻撃の威力は凄い……といった単発パワー型のキャラ。
酒量ゲージは溜まっている(酔いが深い)と攻撃力が微量上がるという要素まであるので、高い攻撃力を活かし、
「猛虎硬爬山で跳ばせて揚炮やしゃがみ強Pで落とす」所謂「飛ば落と」スタイルでじっくり戦うタイプ。
アクセントとして特殊な挙動の当て身返し技も持っているので、どちらかと言うと待ちスタイルのキャラ。
一方、「素面」になると基本動作からして機動性が高まり、
地上空中両方で高性能な突進技が解禁、これを軸にゴリゴリと横から押していける上、高性能な中段攻撃、やたら高いコンボ火力、
さらに酔いモードで当て身を持っていたものが、素面では能動的に相手を崩してコンボを決めに行けるコマンド投げになっているなど、
こちらはあからさまに自分から攻めて攻めて積極的に相手を殺しに行くスタイルのキャラに変化する。

+ 技解説・酔い

爆寸勁

その場でリーチの短い中段突きを出す。
見たまんまリーチは短いが、攻撃範囲はそこそこ広めで、威力も高い。
当たれば相手は吹っ飛んでダウンする。
が、この技の最大の特徴はその発生の早さで、なんと3Fという弱P並みの速度で技が出る。
リーチが短いので実際使いどころは限られるが、強引な割り込みや当て投げによる二択を拒否など、
一応活かし所は考えられる。

猛虎硬爬山

踏み込みつつリーチの長い中段突きを出す。
突進技ではないが、弱中強で技後に戻る位置が変わり、弱だと最初の位置まで戻るが、強だと少し前進した位置に移動する。
弱中強で発生が若干変わるが、いずれにしても弱攻撃キャンセルからでも繋がる程度の早さで、
判定が強くリーチがあり、隙も少なめで反撃は受けにくいので、飛び道具に近い感覚で威力の高い牽制技のように使える。

揚炮

震脚を伴う威力の高いアッパー。
見た目通りに対空技で、弱は胸下、中は上半身が無敵。
強は無敵時間は無いが2段技となっており、いずれもヒット時には相手が高く浮き、画面端なら追撃も可能。

砕鋼脚

空中から踵落としで突っ込む空中突進技。
出す時のジャンプの方向で前進する量が変わり、バックジャンプ中に出した場合は前進せず、その場に垂直落下するようになる。
ジャンプ攻撃ということでかしゃがみガード不能で、当て方によって多少変わるものの基本的に隙が小さく、当てれば有利。
ジャンプの登りで出すことで中段突進技のように使うことが可能。

虚歩

酔ったような千鳥足でふらふらと前後に歩き、この状態の時に膝より上に打撃を受けると回り込みに移行、
さらにこの時間合いが近ければ相手と位置を入れ替えつつ相手を肩で押して体勢を崩す崩し投げに変化するという、一種の当て身返し技。
崩し投げになった場合は、当然有利時間が取れるので背後からコンボを決められる。
千鳥足中は膝から上が当て身判定になっているにもかかわらず、足元は何と無敵となっているため足払いも喰らわない強みがあるが、
逆にジャンプ攻撃(空中判定の技)を取ることが出来ないという無視できない弱点が存在する。
相手に攻撃を受けなかった場合、かなり長い間千鳥足を続けてしまうため隙も非常に大きいが、
動作中にP二つ以上同時押しで動作をキャンセルでき、また千鳥足中にKで上段蹴り、2+Kで下段足払いの派生技を出すことが出来る。

+ 超必殺技・酔い

疾火燎原

始めにリーチの長い中段突きを一撃、これが相手に触れると続けて前進しながら連続攻撃を繰り出していく、
CAP系スパコンによくあるタイプの非ロック系乱舞技。
初撃が空振りした場合は派生が出ずに一撃で終わる。
技の性能的には可もなく不可もない感じだが、空中ではフルヒットしにくい、
追撃が入るわけでもなく攻撃力の高い炎虎の技の中では相対的に威力が低く感じてしまうなど、いまいちパッとしない技。

絶招通天砲

威力と浮きの高さを増した、揚炮の強化版。
超必殺技ということで出掛かりに無敵時間が付いており、揚炮同様に追撃も可能。
ただ、揚炮もそうだが浮きがあまりにも高過ぎるため、追撃を決めるにはタイミングに多少の慣れが必要。

萬壊虎咆拳

潜在能力(3ゲージ技)。
見た目は軽く踏み込んで中段突きを一発出すだけの地味な技だが、これが当たれば一撃で体力半分近くを持っていく超威力。
発生はそれほど早い方ではないが、攻撃発生後まで無敵時間が持続するため、カウンター狙いのぶっ放しや割込みに向いている。
ガードされた場合の隙は当然小さくはないが、モーションの地味さのおかげでなんとなく見逃されやすい気もする。

酒気散滅

潜在能力その2。
体から気を発し、自身の酔いを醒ます。
酒量ゲージを一気に空にすることが出来るが、3ゲージ使う価値があるかは微妙(酔ったままでもそれなりに強いし)。
一応発する気の部分にダメージ0、ガード不能、飛び道具相殺可能の攻撃判定があるが、あまり実用的ではないだろう。
トレーニングモードで簡単に素面になるための技かもしれない。

+ 技解説・素面

絶招歩法~疾歩衝拳

瞬時の踏み込みからリーチの長い中段突きを繰り出す突進技。
発生、突進スピードが速く、一気に間合いを詰めつつ攻撃できる。
しかもこのスピードの割に隙も小さめで、反撃も受けにくい。
ただし、攻撃判定が出たまま突進するタイプではなく、移動の終了間際に打撃を繰り出しに行くタイプなので、
牽制技を置かれているとやや弱い。
追加入力で突進肘打ちの疾歩連肘、肩で打ち上げる疾歩連靠の二種類の派生技を出すことができ、
前者はノーマルヒットで衝拳から連続ヒット、後者はカウンター限定で連続ヒットだが隙が小さくガードされても無問題。
また、コマンド入力後ボタンを押しっぱなしにしていれば攻撃を出さずに移動(絶招歩法)だけで終わるフェイントもあり、
こちらは移動の素早さも相まって投げなどへの連携が非常に見切りづらく、凶悪。
素面モードでの攻めの中心となる技。

穿弓腿

低い姿勢から空中へ飛びあがりながら蹴り上げる対空技。
無敵時間もあり、対空技としての信頼は高いが、酔いモードの揚炮と比べると頭上~飛び越し気味の相手をやや落としにくい。

粉砕脚

体を回転して勢いをつけ、思い切り踏みつける中段攻撃。
弱→強で発生が遅くなっていく代わりにリーチが伸びる。
ヒットすれば相手は受け身不能で目の前にダウンする。
また、狙う機会は少ないが、この技自体にダウン追撃判定もある。

黄伝無影脚

空中から斜め下へ蹴りを出しながら突っ込み、これが当たると着地まで連続蹴りを浴びせる攻撃に移行する、飛翔脚系の技。
弱→強でだんだん遠くへ飛ぶようになっていくが、あまり大きな違いは無い。
着地の隙が少なく、ヒット時にはタイミングはシビアながら一応地上技に繋げることも可能。

砕月

捕まえた相手を後方へ崩して位置を入れ替わり、背中合わせの状態から背面肘打ちを決めて突き飛ばすコマンド投げ。
投げられた相手はダウンせず、お互い背向けの状態で長時間よろめいて硬直するので、背後からコンボを決めることが出来る。
発生は遅めで間合いも狭いが、決めた後は間合いが離れているとはいえ有利時間が非常に長く、ジャンプ攻撃からのコンボすら間に合ってしまうため、
この技自体のダメージ量も少なくないのも相俟って壊滅的なダメージを与えることが出来てしまう。

+ 超必殺技・素面

崩撃雲身通天砲

粉砕脚のように勢いをつけての打開~鉄山靠~通天砲でシメる3段攻撃。
通常技キャンセルからでもしっかりつながる発生の早さがありながら、フィニッシュは通天砲なのでここからさらに追撃も可能。

槍殺極星

こちらは穿弓腿の強化版で、穿弓腿による蹴り上げの後さらに連続蹴りを浴びせながら上昇していき、
最後に空中踵落としで叩き落としてフィニッシュ。
体躯技としての特性は穿弓腿とあまり変わらず、頭上~飛び越え気味の相手に当たりにくいのもそのままだが、
攻撃発生位置が低いので空中コンボの最後の拾い技として使える場面もある。

真・萬壊虎崩拳

「酔い」の萬壊虎咆拳同様の中段突きを繰り出すが、こちらは突きが相手に触れるとそこからそのまま寸勁による追撃を加える。
「酔い」の萬壊虎崩拳と異なり発生が非常に遅いのだが、初撃がなんと確定ガードクラッシュとなっており、
ガークラさせた所に間髪入れず寸勁がぶち込まれるので実質的なガード不能。
発生が遅いとは言っても遅いのは暗転(時間停止)が始まるまでの話で、暗転後の発生は10Fとそこまで遅くはなく、
無敵も一応攻撃発生の6F前まではあるので、暗転を見てからだと咄嗟に避けるのは中々難しかったりもする。

AIは未搭載だが、ちゃんこ氏による外部AI&改変パッチが公開されている。
とにかく素面状態での爆発力が凄まじく、一度ペースを握れば相手を一気に気絶へ追い込んで勝負を決めてしまうことも。
この他に、カサイ氏によるボイスパッチも公開中。
カサイ氏ボイスパッチ&ちゃんこ氏AIの挙動



「もういい、俺は疲れた」

出場大会

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最終更新:2026年02月14日 00:51