概要
比較的オーソドックスな2D対戦格闘ゲームであり、NESICA LiveおよびPlayStation Networkによるオンライン対戦に対応している。
特徴的なシステムとして、キャラクター毎に対応した特性を持つ「属性攻撃(エレメンタルブレイド)」と、
発動する技を自由に組み替えて使用する「騎士召喚(ミリオンナイツ)」がある。
属性攻撃はその名の通り火・氷・風の三属性のいずれかが乗った特殊攻撃であり、
火属性攻撃はスリップダメージの付与、氷属性は凍結による拘束、風属性はダメージの一部を吸収する効果を持つ
(なお、この手の属性の概念があるゲームの一般的な実装と違い、属性による耐性・弱点化は無い)。
騎士召喚は後述する「サポート騎士」のカードを自由に3種類選び、対戦中に「コスト」を消費して攻撃を行わせる事ができるというものである。
特にコスト3のカードは強力な範囲攻撃を持っている事が多く、上手くコンボに組み込む事で大ダメージが期待できる。
本作には2014年1月に発表され、琢磨氏プロデュースのもと開発が進められていたが、『拡散性』と大してシステム面も変わらないため、
開発中止で終わった『デッキメイクミリオンアーサー』から主人公のゼクス・ジークフリードと複製型アーシア・クリームヒルトや、
同じスクウェア・エニックス繋がりで『聖剣伝説3』から
リースと
ホークアイ、
『ロードオブヴァーミリオンIV』から咲山小梅(逆にLoVの方にもニムエやリース等が参戦している)、
押切蓮介氏による
90年代のゲーセンを舞台にしたラブコメ漫画『ハイスコアガール』から
主人公の矢口ハルオを差し置いてヒロインの大野晶、
そしてSNKの『
THE KING OF FIGHTERS』シリーズからライバルキャラの
八神庵が参戦している。
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ちょっとネガティブな余談 |
ただ本作には賛否両論点があり、『ミリオンアーサー』シリーズの格闘ゲームとして登場した割に、
『拡散性』から参戦したのは剣サーのみ、『乖離性』からも盗賊のみが参戦と、
複数の主人公で展開するゲームである『ミリオンアーサー』の格闘ゲームとしては各作品の主人公の扱いが悪い。
例えば剣サーをプレイアブルに、サポートとして技ーサーと魔ーサーを使う事で拡散性チームを組む事もできるが、
「設定上、騎士はオリジナルのそれとは別人(クローンみたいなもの)」であるため、「主人公本人」が登場していない事には変わり無い。
盗賊アーサーについてもそれ以前からもそれ以降も『乖離性』は主人公が4人いるのに彼女ばかり依怙贔屓されていると言わんばかりに扱いが良く、
本作でも彼女だけがプレイアブル参戦した事へ非難するユーザーもいた。
ただし、開発中止で終わった『デッキメイクミリオンアーサー』のゼクスとアーシアの参戦については奇跡の復活とも言える。
逆にコラボキャラクターは非常に豊富であり、プレイアブルキャラ13人中、コラボキャラが3人もいる。
稼働開始当初のプレイアブルキャラ10人中コラボキャラ1人という中で、いきなりリースが参戦していた点について、
上記の通り主人公なのにプレイアブル参戦していないキャラばかりの中で参戦している事へ賛否両論だったが、
アップデートで追加されたキャラも3人中2人がコラボキャラであり、もはや何の格闘ゲームを作ろうとしているのか分からないレベルであった。
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参戦キャラについて |
プロデューサーの琢磨尚文氏は2019年に行われた『乖離性ミリオンアーサー』5周年記念座談会の中で『聖剣伝説3』のリースを参戦させた理由について、
「『ミリオンアーサー』っていろいろな作品とコラボをしていて、
もはやなんのゲームなのかわからないということですらもアイデンティティだったりするじゃないですか。それは生かしたいなって思いました。」
と語っており、上述の「もはや何の格闘ゲームを作ろうとしているのかわからない」という状況は、
プロデューサー自らの意思で意図的に作られたものであった事が明らかになっている
(結果的にはそれがユーザーからは受けなかったのか、続編が作られる事は無かったのだが……)。
スクエニ発行の『 少年ガンガン』に連載されていた『ハイスコアガール』が(編集部の怠慢から *1)SNKキャラを無断使用したとして、
SNKプレイモアと裁判沙汰レベルで揉めていた件で 和解した事をアピールするための参戦と思われる
(サポートキャラとして、『ミリオンアーサー』とコラボした事が無かったにもかかわらず、
件の作品のキャラがゲスト参戦している事もそう考えられる理由の一つ)。
逆に近い時期にSNKが出した『SNKヒロインズ Tag Team Frenzy』にもこちらからのコラボ参戦として盗賊アーサーが出張している。
なお、どちらの作品も、
「他に出すべきだろうと言われるキャラを出さずに少ないプレイアブルキャラの枠に複数人のコラボキャラを入れた
(さらに『SNKヒロインズ』には元男性の女体化キャラまでいた)」
「本作独自の特殊過ぎるシステムを導入した」「続編が作られることなく終了した」
という点が共通しており、色々な意味で惜しい作品となっている。
追加参戦キャラであるが、彼女が登場した作品は悉く終焉に向かっていっており、ある意味で曰く付きと言えなくもないかもしれない。
具体的には彼女が主人公の一人である『叛逆性ミリオンアーサー』ではサービス開始から1年未満でサービスが終了。
本作でも彼女の参戦したver.1.20の後は彼女らが持っていたバグの修正などを行ったver.1.21を最後にアップデート等は行われていないため、
不具合修正であるver.1.21を除けば彼女の参戦が『アルカナブラッド』における最後の更新であるとも言える。
そのせいで『叛逆性ミリオンアーサー』と『乖離性ミリオンアーサー』の主人公の一人である錬金アーサーが登場していない。
なお、『乖離性』は彼女の参戦後もサービスこそその後も暫く続いたが、彼女達がコラボ参戦した時からインフレが大幅に加速する事となった。
デッキ内に入っているレア度毎等に設定されたステータスの合計がアーサーのステータスとなるのだが、
『叛逆性』からのコラボ組はそのステータスがそれまで出ていた最強クラスのものよりも2回りは高く、
かつカードの効果も低コストかつ超高性能というぶっ壊れなカードばかりであり、
過剰なインフレを招いた『叛逆性』コラボのカードへのヘイトも攻略wikiやネット上の掲示板等でそれなりに見受けられる程であった。
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ストーリー
マーリンにより第2期戴冠作戦、
そして第3期戴冠作戦が阻止された頃───
違う時空の異なる時間軸で交換留学のため英国を訪れていた男女2人の学生が、
観光で訪れたアーサー王の遺跡の1つで『時空の歪み』に巻き込まれてブリテンに飛ばされてしまう。
謎の妖精に導かれるまま、エクスカリバーを抜いてアーサーとなった2人。
手にしていた観光用ガイドブックを神の歴史書『アカシックレコード』と誤解したグィネヴィアにより、
未来の歴史家がキャメロットに現れたという噂が瞬く間に広がってしまう。
アーサーを名乗るもの、はたまた好奇心に駆られた妖精たちが次々と主人公達の下に訪れる中で、
いつの間にか大武道大会が開催される事に。
どうやら『未来の歴史家にアーサーと認めてもらう事で、最強の英雄として後世に語り継がせよう』という意図らしい。
2人は困惑するが、元の時空に戻るためには他のアーサー達の力を借りなければならないという、妖精の提案を受け大武道大会に参加することを決意する。
こうしてして、歴史に語り継がれたいもの、元の時間に戻りたいもの、単なる好奇心で参加するものなど様々な思いを抱えながら、
ブリテン大武道大会が幕を開けるのであった。
(以上、公式サイトより抜粋)
キャラクター
弱酸型エル、支援型エニード、異界型 大野晶、複製型アーサー -技巧の場-、複製型ファルサリア、統御型グィネヴィア、複製型アーサー -魔法の派-
複製型フェイ、複製型リーフェ、複製型エル、第一型ランスロット、第一型ガウェイン、第一型ガラハッド、第一型モードレッド
王位型コンスタンティン、第二型ペリドッド、複製型傭兵アーサー、複製型富豪アーサー、複製型歌姫アーサー、複製型スカアハ、複製型ウアサハ
複製型オイフェ、複製型クーホリン、炎夏型エヴェイン、姫憂型輝夜、支援型クレア、第二型トール、第二型ベイリン、特異型リトルグレイ
複製型アーシア・クリームヒルト、
異界型ホークアイ
システム
A(弱攻撃)、B(中攻撃)、C(強攻撃)、D(属性攻撃)の4ボタンで操作する。
ガード中に→+AB同時押しで、因子ゲージ100消費。
通常の攻撃回避にある動作後の隙が無いため、より安全に逃げられる。
通常攻撃を弱・中・強とタイミングよく押す事で連続攻撃ができる。
弱攻撃ヒット後に弱攻撃を連打することで、自動で連続技を繰り出す事が出来る。
因子ゲージが100以上ある時は超必殺技、足りない時は必殺技でフィニッシュする。
途中で連打を止めて必殺技などでキャンセルする事も可能。
Dボタンで3種類の追加効果のある技を繰り出す。
性質は必殺技に近く、通常攻撃や特殊技をキャンセルして出す事ができ、超必殺技以上の技でさらにキャンセルできる。
炎属性攻撃でスリップダメージ、氷属性攻撃でダメージ硬直延長、風属性攻撃で体力小回復等、属性攻撃事に効果が違う。
同じ属性を続けてヒットさせるとその攻撃のダメージが増えていき(最大2倍)、
反属性の技を続けてヒットさせる(炎→氷→風→炎)とカウンターヒット扱いになり、追撃がしやすくなる。
一部の必殺技や超必殺技にも属性効果がついている。
↓↙←+A or B or C(空中可)
召喚コストを消費して
サポート騎士を召喚し、属性攻撃を繰り出す。
発動時は自キャラがポーズを取り隙が出来るため、感覚としては必殺技に近い。コストが残っていれば動作中に別の騎士を喚ぶ事もできる。
コストは騎士ごとに決まっており、コスト1は通常攻撃と属性攻撃、コスト2は加えて必殺技、
コスト3はさらに超必殺技をキャンセルして召喚できるが、キャンセル後は一定時間コストが回復しなくなる。
ABC同時押しで因子ゲージを100消費して自キャラを強化する。
一定時間タイムカウントが停止し、通常攻撃に属性効果が追加、殆どの通常攻撃がジャンプキャンセル可能になり、属性攻撃が必殺技でキャンセル可能になる。
攻撃やガード中でも発動可能で、ガード中に発動した場合は衝撃波で相手を吹き飛ばす。
連続技の繋ぎや隙のフォローに使ったり、固められた時の切り返しにも使える。
D+攻撃ボタン同時押しで相手を吹き飛ばす衝撃波を発生させる。1ラウンドに1度だけ使用可能。
因子ゲージの最大値が200から300に増加し、体力の減少に比例して因子ゲージが回復する(最低100、最大200)。
ガード中やダメージ食らい中にも発動可能で切り返しや連続技からの脱出にも使えるが、投げ技や後述の超必殺技(ミリオンスキル)、
絶対王剣(ミリオンエクスカリバー)の喰らい中は発動できない。
因子ゲージを100消費する強力な必殺技。
コマンドは必殺技コマンド+攻撃ボタン2つ同時押しと超必殺技としては簡単な部類。
↓↙←+攻撃ボタン同時押しで、因子ゲージを200消費する超強力な必殺技。
発動時やヒットさせた時にアニメーション演出が入る。
MUGENにおけるミリオンアーサー アルカナブラッド
二刀アーサー、居合アーサー、山猫アーサー、盗賊アーサー、第二型ビスクラヴレット、帰化型ニムエ、虚無型エターナル・フレイム、特異型スノーホワイト、
そして『アルカナブラッド』仕様の八神庵とリースの10体がMUGEN入りしている。
多くは海外製作者の手によるもので、
MUGEN1.0以降専用。
この他にも、国内ではルピ氏が居合アーサー、
ゴンドワナ氏が第二型ビスクラヴレットや帰化型ニムエ、及びゆっくり氏との共同製作によるリース、ゆっくり氏の山猫アーサーの狂改変キャラを公開中。
*1
ゲーマー男女のボーイミーツガール作品だったHSGは、クレジット表記だと作中に登場したゲームの版権元全てから許諾を得ているかの様に書かれていたが
(なにせメインヒロインは
ザンギエフ使いである。
で、主人公は待ちガイル)、
SNK(新日本企画)の版権を持つ(が、SNK倒産後に起業した(とは言えHSGよりは古い)別会社である)「SNKプレイモア」だけは「聞いてない」と揉めた為。
この問題はTVアニメ化の際にアニメ製作会社が許諾を得ようとした(原作漫画で許諾を得ていてもアニメ化の際には再度許諾を得る必要がある為)際に発覚した。
最終更新:2026年08月24日 14:33