分類:ドラゴンポケモン
タイプ:ドラゴン・ひこう
高さ:2.2m
重さ:210.0kg
特性:せいしんりょく(怯まない。「いかく」を受けない【第8世代以降】)
隠れ特性:マルチスケイル(HPが満タンの時受けるダメージが半分になる)
海の化身と呼ばれる カイリュー。
広い海を飛び回って 疲れ果ててしまったのか
おなかを丸出しにして 熟睡する とてもめずらしい姿も 見つかっているよ。
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担当声優 |
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小西克幸
- 1997年アニメ版、『ポケパークWii』
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小形満
- 『ミュウツーの逆襲』
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佐藤健輔
- 『ベストウイッシュ』(アイリスの手持ち)、『神速のゲノセクト ミュウツー覚醒』『XY 光輪の超魔神フーパ』
- 森永彩斗
- 『Romanticスパイス カプサイジ伝説』
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高橋伸也
- 『カイリューとゆうびんやさん』
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三宅健太
- 2019年アニメ版(サトシの手持ち)
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任天堂の育成RPG『
ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹で、第1世代(『赤・緑』)から登場している最古参。
ミニリュウがハクリューを経てレベル55で至る最終進化態。
東洋の竜のような姿をした進化前のハクリューから一転、手足と翼を備えた
西洋のドラゴンのような姿となり、
体色も青から山吹色へになるなど大きく外見が変化する。
約16時間で
地球を1周できるほどの速さで飛ぶことができ、知能も人間に匹敵する。
荒れ狂う海を物ともせずに飛び回り、
難破した船を助けることもある。
その力から海の化身や破壊の化身とも言われるが、本質は心優しいポケモンで、
広大な海原のどこかにはカイリューだけが暮らす楽園があるらしい。
ゲーム内では四天王のワタルが切り札として使用しており、メディアミックスでも強者が所持することが多い。
ワタルの手持ちは通常個体が習得不可能なバリアー(ぼうぎょ2段階アップ)を修得している為、チート疑惑を持たれたり*1
戦闘以外では
『金銀』で生身のロケット団を相手に「はかいこうせん」ぶっぱしたり、
『BW』でカイリューらしき化石が博物館で登場する他、『SV』で地方を跨ぐ際にジェット機を追い越して飛ぶ光景が登場したりする。
アニメでは第13話「マサキのとうだい」で初登場したが、本エピソードの個体は全長数十mの超巨大個体で、
原因は不明だがマサキの住む灯台付近の海域へ毎年回遊してくる、そもそもカイリューなのかも曖昧な謎の存在だった。
脚本家の首藤剛志氏によると、本エピソードは
小説『霧笛』の
パクリオマージュであり、
ゲームに登場しない未知のポケモンとして描いたつもりだったのだが、他スタッフの判断でカイリューという扱いになったようだ。
後にオレンジ諸島編のオレンジリーグのヘッドリーダーであるユウジの切り札として本格的に登場した他、
『ベストウイッシュ』ではアイリスによって捕獲された個体がレギュラー入りし、
さらに第7シーズンでは主人公の
サトシが捕獲、第8シーズンではメガシンカ使いの少年であるウルトのポケモンとして登場している。
ちなみにこのうち、アイリスのカイリューは他の個体に比べると好戦的且つ表情も厳つく、視聴者に強烈な印象を残している。
ハクリューから容姿が激変する件について、アニメではサトシがハクリューから進化した個体が自分を抱き締めて助けた経験から、
「カイリューに手が生えるのは誰かを助けるため」という仮説を立てている。
また、劇場版の『
ミュウツーの逆襲』においては、郵便配達ポケモンとして登場。ミュウツーからの招待状を配っていた。
出番は少なめながら、その姿が印象的だったためか郵便配達をしている二次創作イラストも多く作られている。
原作中の性能
HP:91
攻撃:134
防御:95
特攻:100
特防:100
素早さ:80
合計:600
一部を除く非伝説・幻級の中で最強クラスの種族値を誇る600族の一角にして元祖。
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600族について |
伝説級を除いて、種族値の合計が600になるポケモンの総称。ファンの造語であるため、公式の用語ではない。
ポケモンの世代が更新されるたびに1体か2体の頻度で追加されており、
現時点では本項のカイリューの他、
バンギラス、ボーマンダ、 メタグロス、 ガブリアス、 サザンドラ、
ヌメルゴン、ジャラランガ、ドラパルト、セグレイブ、ブリジュラスがこれにあたる。
個体によって差はあるが、総じて高い能力値の他に
- 優秀な特性と技を備えている
- 世代を跨いで600族入りしたブリジュラス系列を除き二段階進化
- 入手時期が遅く、育成も時間がかかる
- ほとんどがドラゴンタイプ(そうでないのはバンギラス、メタグロス)
以上4点も特徴。
種族値500を超えるのがメジャー級の入り口とされるポケモンにおいて、
種族値合計600で対戦の禁止区域に入らないこいつらは対人戦の最強集団であり、
オンライン対戦では非常に高い頻度で見かけることになる。
孵化を利用した個体値厳選が可能なため、廃人によって厳選された個体は考え無しに育てた伝説級以上の強さを発揮できる。
一方で育成には大量の経験値を必要とし、孵化するまでの時間も長く、さらに出現率や入手経路の問題もあり、育成には相応の労力を要する。
なお、数値だけで見れば伝説を除いた中で種族値合計が最も高いのはケッキングの670であるが、
1ターンおきにしか行動できないというマイナス特性を抱えているので600族には含まれない。
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初出の第1世代では種族値の高さに加えて覚える技も豊富で、ドラゴンタイプがカイリュー系列しかいない事もあり、
「はかいこうせん」のごり押しが主流だった一方で、「ふぶき」で弱点を突かれる危険性を抱え続けていた。
第2世代では特殊が特攻と特防に分かれたがカイリューの場合はどちらの能力も減らされず、
「ふぶき」の弱体化によって最大の天敵だったこおりの勢いが落ち着いたことが追い風になり、
さらに『
クリスタル』でのイベントで入手できる個体が覚えている先制技「しんそく」が強力だった。
ただ、当時のドラゴン技は低威力の「たつまき」、追加効果は優秀だが決定打に欠ける「りゅうのいぶき」、
当時威力90の「げきりん」と決定打不足で、やっぱり「はかいこうせん」を入れた、
もしくは「おんがえし」や「すてみタックル」をメインにした物理方向が採用されがちだった。
第3世代では「じしん」を覚えるようになり、強力な積み技である「りゅうのまい」も手に入れたことで、
以前よりも使い勝手は増した。
しかし、与えられた特性「せいしんりょく」は、そこそこ速いカイリューにとっては対「ねこだまし」程度の用途しかなく、
この世代で登場したボーマンダ、ラティオスと比較して霞みがちであった。
また、公式大会参加可能がレベル50までとなったため、進化の最短がレベル55なのが祟り公式大会に出られなくなってしまったのも評価を下げた。
第4世代では技がタイプではなく個別に物理特殊が分けられるようになった事、フラットルールの導入、
「げきりん」の強化、「はねやすめ」の獲得などにより使い勝手が大きく改善した。
しかし、この世代で登場した
ガブリアスが猛威を振るい、さらにマイナーチェンジ版であるプラチナの教え技にてボーマンダが「げきりん」を取得、
ラティオスもこだわりメガネの登場で猛威を振るい、彼らへの対策のため「めざめるパワー」含めたこおり技やはがねタイプ達の流行など、
これでもかと不利な状況が重なり、素早さが80のカイリューは事実上採用枠争いから脱落していた。
以前よりは格段に使いやすくなり、そこらのポケモンは圧倒できるだけの地力は備えていたが、
物理アタッカー性能はガブリアスに、特殊アタッカー性能はラティオスに、カスタマイズ性はボーマンダに劣り、
カイリューならではの強み「しんそく」も対ドラゴン用のはがねに交代受けされる危険が高く使い辛いのが難点であった。
だが第5世代で転機が訪れる。この世代で獲得した隠れ特性「マルチスケイル」により、
安定して「りゅうのまい」で積んだり、「はねやすめ」との併用でサイクルすることが可能となった他、
『HGSS』再習得した「しんそく」の優先度が+2に強化された事で、シングルでは実質600族最強の評価を受けるようになった。
さらにひこうタイプ技も長らく「つばさでうつ」が関の山だったがこの世代で「ぼうふう」を会得。
特殊技かつ命中率が低いが天気が雨だと必ず命中するという特徴があり、「かみなり」「なみのり」を覚えるカイリューは、
当時猛威を振るっていた
雨パに組み込まれて活躍することもあった。
第6世代では「マルチスケイル」と相性が良い弱点を突かれると攻撃・特攻が2段階強化される「じゃくてんほけん」が登場。
だが、フェアリータイプ登場に伴いドラゴン技通りが悪くなってしまい、構成を見直す必要が出てきたが、
起点作りのカバルドンと、
ルカリオ、カイリューで相性補完を行う「カバルカイリュー」構築が猛威を振るうなど環境には残り続けた。
第7世代ではまだ新参だったフェアリーが超強化された事でドラゴン達は大きな弱体化を余儀なくされ、
とりわけ「しんそく」が通じない
ミミッキュの存在がカイリューの痛手となった。
Z技の適性自体は高く、「げきりん」「りゅうせいぐん」を一発安全に撃てるのは間違いなく強みであったが、
ひこう技が乏しいのが祟りメガボーマンダやガブリアスのようにフェアリーにドラゴンじゃない方のメインウェポンZ技を使う選択肢が無く、
カプ・テテフの特性「サイコメイカー」で「しんそく」も封殺されてしまうため、かなり動き辛い環境であった。
第8世代では、当初はリストラ組だったがDLC第2弾「冠の雪原」で復帰。
「めざめるパワー」がリストラされるなど以前より動きやすい環境になったのに加えて、
基本技に「しんそく」が追加、物理では「ダブルウイング」や「スケイルショット」、特殊も「ハイドロポンプ」を習得するなど全体的に強化された。
ダイマックスの適性は高く、「マルチスケイル」と併用した高い耐久や「ダイジェット」による素早さ上昇を活かして活躍した。
第9世代のテラスタルの適性は最高と言えるほどに高いものであり、環境で大きく躍進した。
他の600族にも言えるがこのお陰で最大のネックだった4倍弱点が消えることにより、
「マルチスケイル」との併用で耐久性が大きく向上。
とりわけノーマルテラスと「しんそく」とのコンボが猛威を振るった。
しかしそれ以上に厄介だったのが相手の行動を縛る「アンコール」で、一度でも撃たれてしまうと「りゅうのまい」を連打される危険があるため、
カイリューの素早さを下回るポケモン全般は相対したら嫌でも変化技を牽制されることになった。
メガカイリュー
分類:ドラゴンポケモン
タイプ:ドラゴン・ひこう
高さ:2.2m
重さ:290.0kg
特性:マルチスケイル(HPが満タンの時受けるダメージが半分になる)
HP:91
攻撃:124
防御:115
特攻:145
特防:125
素早さ:100
合計:700
メガシンカのエネルギーが
優しい 気持ちを 過剰に パワーアップ。
慈悲の 心で 敵を 葬る。
『Pokémon LEGENDS Z-A』では満を持してメガシンカ態「メガカイリュー」を取得。
頭部には大きな白い翼が生え、更に長くなった尾には青い宝玉のようなものが付いており、
面影が無いと言われていた進化前のハクリューが持っていた特徴をカイリューに追加したような姿となっている
(色違いでは身体が青くなるため尚ハクリューっぽくなる)。
元々溺れている人や遭難者を助けてくれる心優しいポケモンだが、メガシンカによりその優しさはさらに高まった……のだが、
故に戦闘を素早く終えることを慈悲と見なし、強化された力を以て敵を速やかに葬ろうとするようになる。せめて痛みを知らずに安らかに死ぬがよい……
誰が呼んだか天国のモンスタースプー
『ポケモンチャンピオンズ』において明かされたメガカイリューの特性は隠れ特性と同じ「マルチスケイル」。
元が強力だったので却って歓迎された。
意外にも原種と比較して攻撃がやや下がり特攻の方が145と飛躍的に高まった特殊アタッカー向けの種族値になった。
特殊型には「りゅうのまい」のような強化する補助技が乏しいが、カイリューはただでさえ強いのでバランス調整としては妥当だろう。
物理特殊が見直された第3世代以来となる懐かしの「はかいこうせん」も実用圏内。
ガチ勢はやりたがらないだろうけど
「マルチスケイル」により耐久に努力値を振らずとも等倍の攻撃はもちろん、タイプ不一致のこおり技程度では一撃では到底落ちない受け性能、
そこから積み技や「はねやすめ」サイクル、「しんそく」による抜き性能など数々の戦術により押し通してくるため、
いずれも強豪ぞろいな600族の中においてサシで戦う場合に最も厄介な相手としてはまずカイリューの名が挙がる。
対戦上位のガブリアスですら大抵は仕留める「こおりのつぶて」も隠れ特性カイリューの場合は初撃だけは凌げるので、
一発攻撃した上で「しんそく」を使うなどで反撃や対抗の芽がある。
対策方法としてはまず何かされる前に最大の強みである「マルチスケイル」を潰すことが最も効果的であり、
オノノクスのような十分な火力を備えた「かたやぶり」持ちで弱点を突き強引に突破したり、
事前に「ステルスロック」を撒いたり、「ねこだまし」「すなあらし」に頼ったり、「ゴツゴツメット」を持たせた耐久型で削り合うなどが挙がるが、
カイリュー使いも当然ながら「ラムのみ」「あつぞこブーツ」「おんみつマント」などの道具を持たせて警戒してくる上に、
守りではなく「じゃくてんほけん」「いのちのたま」で押し通そうとすることもあるため画一的な対策法はほぼ無い。
「マルチスケイル」が人気だが「せいしんりょく」も第8世代で「いかく」を無効化できるようになってからは、
あちらと相性が微妙な「いのちのたま」と併用して使われる型も一定数増え始めているため場合によっては虚を突かれてしまう。
ひとまず複数の対抗策を組み合わせつつ、ドラゴン技を無効化できるフェアリーや「しんそく」対策&物理に強いはがねなどで勝機を作りたい。
MUGENにおけるカイリュー
Ismael The Epic氏の製作したキャラが某所で公開中。
空中から「りゅうせいぐん」を落としつつキャラ本体がダイブするなど
原作再現の技も一部はあるが、
瞬獄殺が使えたり、
勝利演出で踊りだしたりメガカイリューに進化したりするなどカオスなキャラとなっている。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
*1
実はこの仕様、設定ミス説がある。
当時の四天王とチャンピオンは切り札のポケモンの3番目の技をわざマシンで習得できる技に置き換えているという仕様だった。
カンナのラプラスは「ふぶき」(わざマシン14)、シバのカイリキーは「じわれ」(わざマシン27)、
キクコのゲンガーは「どくどく」(わざマシン06)、
ライバルのフシギバナ、リザードン、カメックスは「メガドレイン」(わざマシン21)、「だいもんじ」(わざマシン38)、「ふぶき」(わざマシン14)。
これでレベルアップで習得する技以外も覚えさせて、一味違う育成をしている強敵という演出をしていた形。
そして、ワタルのカイリューは「バリアー」が該当する……と言いたい所だが、ここで一つ問題がある。
「バリアー」のわざマシンが存在しないのである。
「バリアー」のわざマシンが没になったのか、「10まんボルト」(わざマシン24)等の強力な攻撃技を入れる予定だったのを打ち間違えたのかは不明だが、
結果としてワタルのカイリューだけ法則から外れてしまっている。
ちなみに初代ポケモンは内部番号がすでに解析されており、「バリアー」は10進数で112・
16進数で70。
10進数の70には「かいりき」、
16進数の7Eには「だいもんじ」が存在するので特に後者が怪しい。
これでワタルおよびカイリューに妙なキャラ付けがされたのは幸運なのか不幸なのかは微妙なラインだが……。
公式としては
積極的にネタにしていく方針のようで、
「バリアー」を覚えているワタルのカイリューがインターネット大会・カントークラシックの参加賞として配布された事がある。
最終更新:2026年07月22日 18:33