最終・狼牙


「最終狼牙!!」

幕末浪漫 月華の剣士』及び続編の『幕末浪漫第二幕 月華の剣士~月に咲く華、散りゆく花~』に登場するキャラクター、
鷲塚真田(兄)の使用する潜在奥義(MAX超必殺技某ナスとは無関係)。
刀を構えた後、相手を思いっきり貫く技で、溜めることによりガード不可になる。
早い話が牙突である。真田小次郎の類似技、「狼牙・」はもっと露骨。ガトチュゼロスタイル!!
背景に大きな「誠」の文字が浮かび上がり、作品中でも一、二を争うカッコ良さとして非常に人気が高い。
ちなみに真田(兄)の方では誠ではなく「零」の文字が浮かび上がる。……まったく兄妹揃ってギリギリな奴らだ。
鷲塚のキャラ製作者のIldanaf氏も、最も好きな技としてこの技を挙げている。
この演出は彼のパクリ…もといインスパイヤ元、るろうに剣心の作者・和月伸宏氏も絶賛したという。
なお和月氏もかなり露骨なSNK格ゲーのパク…もといこの場合はオマージュをやらかしているため、
両者はパクりパクられしながら互いを認め合っているという奇妙な関係になっている。
元々和月氏がSNKの作品(というか『サムスピ』)が大好きだったため、むしろ喜んでいたらしい。
最終的には『サムスピ零』の慶寅雲飛我旺のデザインも氏が担当した
(ちなみに『堕落天使』のラスボスカルロスも同様の技を使っていたりする)。

しかしこの技、原作では出が遅いためにいかなる連続技にも組み込めず、弾きからでも確定しない。
おまけに使用条件も厳しい(体力1/4以下で剣気ゲージMAX)ので、完全にロマン技となっている
(ただし『NBC』では狼牙・直式からのスーパーキャンセルでのみ連続技にできるようになった)。

そのためMUGENの鷲塚は、通常版でも真・狼牙から繋いで最終狼牙で〆るコンボが使用できるようアレンジされている。
フィニッシュの虚空殺の前で繋ぐため、余分にゲージを使うにもかかわらず、
実は最終狼牙に昇華せず 真狼牙 → 追い討ち を普通に決めた時とダメージ差はほとんど無い(ダメージについては下記も参照)。
つまり「誠」の演出を見るためだけの魅せ技であり、マスター版とは根本的に違う仕様となっている。キャーヤリタカッタダケー

この通常版の最終・狼牙のダメージ調整は、デフォルトのSuper.TargetDefenceMulが働くことを基準に設定されているため、
根性値などをdefencemulsetで設定しているキャラには、このデフォルトの補正が働かないため、
そういうキャラ相手には物凄い減り方をしてしまう。
しかし、defncemulsetを使用しているキャラは前述のように根性値を設定していることが多いので、
実際はバーの減り方が大きいだけで、実際にその後の体力を削りきるのに必要なダメージ自体は大差ない。
…ただし、根性値の設定とは関係無く、キャラのモードの選択などでdefncemulsetを使用している場合のダメージは通常版でも凶悪になる。

なお、最終狼牙でトドメを刺した時の演出は、通常版とマスター版で異なっている。
通常版は相手を貫いた後、刀を振り下ろしてからKOのラウンドコールが出る(原作『二幕』通り)のだが、
マスター版は相手を貫くと同時にKOのラウンドコールが出るため、より一層、技のかっこよさに磨きがかかっている。

「全ては忠義のため、貫くまで…」
            デーンデーンデーン
  「おおおお最終狼牙!!」

また、B-Styleが使用する一撃必殺技に、真最終狼牙「誠」という技がある。
北斗七星ゲージのかわりに「誠ゲージ」を搭載。
特定の技を当てると溜まっていき、13画溜まり切ると誠の文字が発光。
超速度の疾空殺を繰り出しロック完了。
尚この始動技はガード不能と思われがちだが、実は地上ガードは可能(空ガは不能)。
基本的にAIが連続技に組み込むせいで、ガード不能と思われがち。
疾空殺部分がヒットすると暴れん坊将軍のテーマが始まり、赤く点滅しながら力いっぱい溜めて最終狼牙を撃つ。
この突き部分はガード不能である。
ちなみに全画面判定と思われがちだが、基本的に突き攻撃なので、鷲塚の背後や比較的高い位置にいる相手には当たらない。
ただし、始動時にちょこんとバックステップするせいで、地上にいる場合は大抵巻き込まれるのだが……。

全ては忠義のため、貫くまで → オオオー、サイシューローガー → さらば。 → これも運命、許されよ……
ちなみに『暴れん坊将軍』のイントロから通称はデーンデーンデーンになりつつある。
「そもそも『暴れん坊将軍』の時代設定は幕末じゃないだろ」とは言わないでおこう
(暴れん坊将軍のモデルは徳川吉宗第8代将軍なので、大まかに幕末と100年以上のズレがある)。

また、「誠」繋がりなのか、この技が決まった時稀に氏ねのコメントをする人がいるが、もちろん全く関係無いネタなのでご利用は計画的に。
ちなみに同様のネタは中国のbilibili動画でも定番らしい。

そしてこの技、決まった時の演出のインパクトが大きいからか、サムネホイホイにも使われやすい。

+ サムネイル集

ちなみに、にも「最・狼牙」というオリジナル技が搭載されている。
ちなみに出てくるのは「誠」ではなく骸のEDに一瞬出てくる あのマーク である。


最終更新:2021年09月28日 19:49
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