アン

「諸君、緊急出動じゃ!」





 闘え!

  正義の勇者ダダンダーン



 「あなた達が人騒がせなチカンね!
   天に代わって成敗してやるわ!!」

1993年発売のコナミの格ゲー風アクションゲーム『究極戦隊ダダンダーン』の登場キャラクター。
アバターとは無関係だし、赤毛でもない。
+ 説明しよう!
『究極戦隊ダダンダーン』とは、
隠忍 THE NINJA MASTER』(1995年)や『ウォーザード』(1996年)と同じく、1対1で巨大ボスキャラと戦う対戦格闘風のアクションゲームである!
(古くは『ファイティングファンタジー』等もあるが、こちらは『ストII』以前の「対戦アクション」なので「格ゲー風」と呼ぶには賛否がある)
いまいち売れず家庭用移植版が発売されなかったのも『隠忍』や『ウォーザード』と同じ(ただし『隠忍』の原作は家庭用CRPG)。
一応『ウォーザード』は26年も後に『カプコン ファイティングコレクション』(10作品セット)として初移植を果たしたが。
なお、ばいきんまんが乗る巨大ロボは「だだんだん」だが、当然無関係。

二人プレイ時は対人戦とはならず協力プレイになる(『隠忍』も同じ。『ウォーザード』は対人戦。対戦アクションは基本的に交互プレイ)。
戦闘前には「人外大秘境! 恐るべし呪いの巨神」「暗闇の罠! 地底湖に眠る古代幻獣」
などサブタイトルが声入りで表示されたり、悪役ハッピードロッパーズが三悪だったり、
主題歌「闘え! ダダンダーン」を子門真人氏が歌っており、しかもゲーム中に流れたりするなど、
テレビアニメ(特にタイムボカンシリーズ)を意識した作りになっている。

またモアイやダッカーなど、ボスキャラの一部はコナミの他のゲームからゲスト出演している。

+ 余談
かつて誤植の多さで有名だった『ゲーメスト』誌において、
校正担当が「今度誤植があったら(アンの仲間の)小鉄の格好(ふんどし一丁肩パッド)をして謝罪します」
と書いたのと同じページに誤植が発生、読者から小鉄の大合唱が起きてしまった。
その為「ダダンダーンは知らないが小鉄ってキャラは聞いた事がある」と言う読者が多数生まれてしまい、
『ファンロード』誌におけるアミバみたいな存在と化してしまった。

その後、校正担当(男性)はふんどし姿よりも女装の方が恥ずかしくなかったのか春麗のコスプレ写真を載せて許しを乞うたものの、
小鉄コールは止まず、更にはアラビアンムーンで許してつかわす」と投稿されるなど要求がエスカレートしたが、
流石にそこまでは実行されず、結局小鉄のコスプレ写真を掲載する事になりましたとさ。

国籍:イギリス
身長:174cm
体重:58kg
年齢:22歳
趣味:ヨガ、クッキング

3人組である「ダダンダーン」の紅一点として、世界征服を目論む悪の軍団「ハッピードロッパーズ」と戦いを繰り広げる。
イギリス出身の22歳で、趣味は料理とヨガだが、手足が伸びたりはしない。

必殺技は空中で撃つ飛び道具「シューティングスター」と全身から電撃を放つ「サンダーフラッシュ」の2つ。
そして二人協力プレイでのみ使える2Pと力を合わせて出す協力技「ダブルサンダー」も持つ。
シューティングスターは隙が少なく空中で撃つため軌道制御にもなり、何より良く当たってくれるため使い勝手がかなり良く、
サンダーフラッシュはボタン連打技なものの、一部ボスキャラの起きあがり等に重ねてハメる「サンダーハメ」が非常に強力。
しかし彼女の真骨頂は、なんと言っても驚異の投げ間合いを誇る空中投げのパイルドライバーである。
空中の相手はもちろん、タイミングさえ合えば地上の敵をも吸い込んで投げる事が出来る。
ドラゴン戦では投げて投げて投げまくれ!

また基本性能も高く、素早い動きと使いやすく隙の少ない通常技を持っている。
このためダダンダーンのプレイヤーキャラ3人の中で最もクリアに近いキャラクターである
(ただしスコアアタック的には一番稼げないキャラ。尤もこの時代になるとキャラ別集計が行われているので如何でもいい話かもしれないが。
 なおキャラ別エンディングは存在しない)。

本作の事なんてすっかり忘れ去られた28年後にコナミのアーケードゲーム『ボンバーガール』に、娘のテッカが登場。
父親は小鉄で(なのでテッカは漢字で鉄華「鉄火」だと思われる(ボンバーガールキャラは色をモチーフとしており、テッカは灼熱の赤))。
小鉄とアンが結ばれたという設定も含め、全体的にゲーメストで連載された漫画版の設定がベースとなっている模様。
両親からは究極の格闘術を叩き込まれており、父親直伝の必殺技「衝天砲」も会得している。
……が、反抗期の不良で男打弾「打弾団」なるレディースチームを立ち上げているとか。
不良チームではあるが一応本家「ダダンダーン」の後継組織でもあるようで、「超究極戦隊ダダンダーン」とも呼称されている。

『ボンバーガール』の公式Twitterではアン似の妹・アンナや、親友の鷹子(アンと小鉄の仲間であるイーグルの娘。母親は日本人なのだろうか?)、
ライバル関係のネオ・ハッピードロッパーズも公開されている。ネオHDは生徒会役員のガミガミ屋だが、一応は悪の組織らしい。
更にはガルガの娘・ガルガルはチャムチャム似で父親と似ても似つかない可愛さである。チャムチャム以上にアホの子っぽいが
当然と言って良いのか、Mr.珍(ボヤッキー枠)の娘のミス・ターチンも父親とは似ても似つかない美少女である。
ハッピー2世?先代も(一応は)美女なので無問題。てかハッピー2世の名前だけ手抜き過ぎじゃね?
打弾団も含め全員同じ「茶屋町女学院」に通っており、ガルガルとアンナは初等部の同級生なのだとか。
なおこれらの設定の殆どは担当者が頼まれてもいないのに勝手に設定画を作っていた(そのためゲーム中には未実装)との事で、
どうもこの担当者が個人的に『ダダンダーン』(特に漫画版)に相当な思い入れがある人物だった模様。


MUGENにおけるアン

サクラカ氏の製作したものが存在していたが、現在はリンク切れにより入手不可。
原作で使用した技の他、オリジナルの技も搭載されており、
ダダンダーンのメンバーである小鉄やイーグルと協力して放つものもある。
また、イントロでは原作と同じサブタイトルが表示され、戦いを盛り上げる。
さらには主題歌「闘え! ダダンダーン」のON/OFFの設定なども可能で、
実に愛の籠もった作りとなっている。

AIも標準搭載されているため、動画での使用も問題無いだろう。
ただし、脱衣KOをONにするとアウトなので、その点だけは注意。


「地球の平和を守るのじゃ! 行けーっ!」

「「「了解(ラジャー)!!」」」

出場大会



最終更新:2025年06月10日 14:53
添付ファイル