アレン・スナイダー






「空中で5発決めて、うぉっしゃー!!」


  出身国:アメリカ
  格闘スタイル:アレン流空手道(FL)
  身長:184cm(FL) / 179cm(シャド研)
  体重:86kg(FL) / 81kg(シャド研)
  血液型:B型(FL) / O型(シャド研)
  誕生日:3月21日(シャド研)
  年齢:28歳(FL)
  職業:格闘家(FL)
  趣味:修行(FL)
  好きな物:勝利(FL) / 蛙(シャド研)
  嫌いな物:敗北(FL) / 電化製品(シャド研)

+ 担当声優
細井治
『ストリートファイターEX』シリーズ、『ファイティングレイヤー』
横田大輔
『ファイティングEXレイヤー』

細井氏が演じているだけに、言われてみればダンに雰囲気が似ている気がする。

カプコンの3D対戦格闘ゲーム 『ストリートファイターEX』に登場するキャラクター。
ナムコの3D対戦格闘ゲーム 『ファイティングレイヤー』 にもゲスト出演している(どちらも開発およびキャラ版権はアリカ)。
後述のストーリーからいかにもダンやショーンなど「わざと弱い枠」っぽい印象を受けるが、
ゲーム中のキャラ性能はリュウ・ケンと同等に渡り合えるほぼコンパチちゃんとした強さを持っている。

長いもみあげと紫の胴着が特徴の格闘家でアメリカ空手界最強と言われるほどの実力者
だが、トーナメント初戦でケン・マスターズと戦い敗北。
「井の中の蛙」と言われた彼は、「井戸の中から外へ飛び出せるほどの、もっと強い足腰を持たなくては…!」と、
日本の諺を変な方向に解釈してより強くなるために世界へと旅立つのだった。
その中で技を磨き直し、波動拳昇龍拳をほぼ完璧といっていいレベルで習得している。
アメリカ空手界最強の名は伊達ではないという事か。

シリーズではブレア共々『EX』『EX plus』(並びに家庭用移植版の『EX plusα』)にしか参戦していない。
ブレア共々『EX2』以降登場しなくなった理由は、同年12月稼働の『レイヤー』へのゲスト参戦が既に決まっていたため、版権の都合らしい。
『レイヤー』でも「井の中の蛙」設定はそのまま引き継がれているのだが、当然ケンの名前は一切出てこない。
こちらでは自ら「井の中の蛙」と称して誇りを抱いているなど勘違いの暴走が激しく、
本作の舞台である謎の島「ザウスアイランズ」を「井の中」に見立て、その中で最強の「蛙」になろうとしている。

ストZERO』のバックストーリーで「ケンが全米格闘技戦の決勝戦で戦った道着の男に昇龍拳を見切られてその試合の中で昇龍裂破を編み出した」
という設定があるが、一部ファンはそれがアレンではないかと噂している。
しかしケンとアレンが対戦したのは決勝戦ではなく一回戦だし、語られている設定は「ケンに一回戦で敗北した」という事だけで、
昇龍拳を見切ったというようなエピソードは特に無い。

プロフィールは『EX』当時には無く、1999年発売の『ファイティングレイヤー』オリジナルサウンドトラックで明かされたものと、
2017年に『ストリートファイターV』公式サイトの「シャドルー格闘家研究所」のキャラ図鑑で発表されたものの2種類がある。
このためブレア同様に過去のプロフィールと一部齟齬が起きている。

お調子者なキャラ付けは設定画によると、
エルビスジョジョの奇妙な冒険』のジョセフ・ジョースターと『銀河漂流バイファム』のバーツ・ライアンを意識したもの。
その他に「寺沢武一系に描いてもらえるとありがたい。です」とも。


原作での性能

上記バックストーリーでケンに敗れた後、彼の技を研究して修行したという設定通り、
波動拳昇龍拳に相当する「ソウルフォース」「ライジングドラゴン」を習得している。
それ以外の技構成もリュウケンに近いものになっており、初心者にも扱いやすい。
最大の特徴は前進しながら正拳突きを放つ「ジャスティスフィスト」。
ただでさえ威力が高い上に根元で当てれば威力が増加する。その威力は爽快の一言。
更に飛び道具の反射も可能、と至れり尽くせりの技になっている。
流石に避けられたりガードされた時の隙は大きいため、いかに正確に当てられるかが鍵になる。
ゲージに余裕があればスーパーキャンセルでフォローしてもいいだろう。
なおケンの模倣のはずなのに、スーパーコンボ「ファイヤーフォース」はどう見ても真空波動拳まんまな技である
『レイヤー』では3ゲージ消費する大技「アレンギャラクシー」を習得した。

なお、彼の通常技は「凄いフック」「押し込むパンチ」「見事なキック」「粋なジャンプキック」など全体的にネーミングセンスがぶっとんでいる。
英語で表記したら普通っぽい技名を無理矢理機械変換で日本語にしたような感じである。
特殊技や投げ技も「うりゃー!キック」「ストレートにボディ、投げて極める技」といった独特なセンス。
中でも一番印象深いのはこのページの見出しにもなっている必殺投げ「空中で5発決めて、うぉっしゃー!!」であろうか。
何故か続編『EX plus』と『plusα』では「ヴォルティングキック」と当たり障りの無い名前に変更され、『レイヤー』では「ボルティングキック改」と、
三度技名が変わっていたりする。

上述の事情で『EX2』以降は出演しておらず、『EX3』では彼の技の幾つかがエディットパーツとして、
キャラクターエディットモードのエースの技として使用されている。


MUGENにおけるアレン・スナイダー

+ Dragon972氏製作 原作再現仕様
MUGEN1.0以降専用。
原作の3Dモデルを根性キャプチャーで取ってきたようで、
技を出した時のエフェクトまでしっかり『ストEX』のものになっているので基本2DのMUGENの中に入れるとちょっと不自然に見えたりもする
また、専用のアドオンに入れる予定なのか、小ポトレが異様にでかい。
下の紹介動画ではおかしなことになっていないのだが……。
外部AIはColosse氏によるものが公開中。
Colosse氏AI

+ chuchoryu氏製作 2Dドット
  • chuchoryu氏製作 2Dドット
CVS』風のドットで作られたアレン。
現在は海外サイト「MUGEN Database」にて代理公開されている。
なお、同氏製作のカイリをセルフ改変したものらしく、Readmeもカイリそのままであるため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認しておこう。

操作方法はシンプルな6ボタン方式。
ガードブレイクやエクセルなど原作のシステムは再現されていないが、ダッシュやバックステップ、スーパーキャンセル、ブロッキングが可能。
原作の色を薄めて一般的な格ゲーの仕様になったと言う所か。
技は原作再現のようだが、投げ技やヴォルティングキックが未実装で、超必殺技もファイヤーフォースのみと少々寂しい。
ジャスティスフィストもコマンドが何故か竜巻旋風脚になっており、
レバー部分はともかくパンチボタンとキックボタンが逆なので、人操作だとしょっちゅう間違えるから困る。
おまけに発生がやたらと遅いので通常技キャンセルで連続技にならず、これ本当にジャスティスフィストか?と泣ける。
一応威力はそこそこあり、スパキャンも可能と光る部分はあるのだが……。
ちなみにこのジャスティスフィスト、何故かゲージが満タンで無い時に中Pと中K同時押しでも出せるのだが、
ボタンを押しっ放しにしているとゲージが溜まり切るまで延々出し続けられるという謎仕様となっている。

逆に波動昇龍が優秀。
波動拳にあたるソウルフォースは発生8F・全体34Fとかなりの隙の無さを誇り、
飛距離こそ短いものの、前の弾が消えた直後に即次弾が撃てるため、中距離に陣取ってレインボーガイルのソニック連打のような事が可能。
……明らかに両手を前に出すよりも早く弾が発生してるんだが
昇龍拳にあたるライジングドラゴンは発生が11Fと遅めだが上昇中完全無敵で空中ガード不可能と、
空中受け身を取られる可能性に目をつむれば対空技として抜群の信頼感。
これらを軸に戦えば相当な強さのはずである。……アレンらしくは無いが。

AIはデフォルトで搭載されており、上記のソウルフォース連射が侮れない。
だが、技を繰り出す時の間合いの認識がやけに広く設定されており、
当たりもしない距離で技をぶんぶん振り回してはその隙にやられるという感じになってしまう。
外部AIができればもっと活躍を見込めると思われる。あとジャスティスフィスト強化してトリプルブレイク追加して……

+ Nexus Gaming氏製作 PotS氏風アレンジ仕様
  • Nexus Gaming氏製作 PotS氏風アレンジ仕様
MUGEN1.0以降専用。
上記『CVS』風ドット版を改変したもので、ドットにも手が加えられている。
なお、氏のキャラ全般に言える事だが、MUGEN1.1のズームアウト時にあまり離れすぎると飛び道具が消失する不具合があるので注意。

システムはPotS氏風の6ボタン方式にアレンジされており、ブロッキング、ゲージ溜め、EX技、攻撃避け、MAXモードなどが使用可能。
「空中で5発決めて、うぉっしゃー!!」ことボルティングキックがK通常投げとして実装されている他、
ジャスティスフィストも性能が見直されてコンボにも組み込めるようになり、
攻撃後に地面を踏み締める動作も追加され、原作再現度が大幅にアップ。おかげでガードされると反撃確定だが
残念ながら威力はそれほどでもなく、根元当て時の火力や飛び道具反射といった仕様も再現されていないが、
何故か空中でも使用でき、EX版は壁バウンドを誘発して追撃可能となるので、これはこれで十分優秀な技と言える。
反面、改変元では強力だった波動昇龍が下方修正されており、ソウルフォースは硬直増加で連射不可、
ライジングドラゴンは空中ガード可能と弱体化しているが、そこはコンボの〆に使うなどしてフォローしよう。

超必殺技は新たにトリプルブレイクが実装された他、まんま昇龍裂破な「Triple Dragon」や、
炎を纏ったジャスティスフィスト2連発→ライジングドラゴンで〆る「Justice Force」といったオリジナル技も追加されている。
AIはデフォルトで搭載されているが、後先考えずにジャスティスフィストを連発してきたりとあまり強くはない。
DLは下記動画のコメント欄から

+ chuchoryu氏製作 SVC風ドット
  • chuchoryu氏製作 SVC風ドット
こちらは『SVC』風ドットのアレンで、SEも『SVC』のものを使用。
『CVS』風ドット版と同じく海外サイト「MUGEN Database」にて代理公開されている。
なお、defファイルのキャラ名と作者名がカンフーマンのままになっているが、中身はきちんとアレンなので安心されたし。

ドットこそ『SVC』風だが、投げが専用ボタンに割り振られている以外は至ってシンプルな4ボタン方式。
技数は『CVS』風ドット版よりも多く、ボルティングキックやスーパーコンボのトリプルブレイクも実装。
……と言いたい所だが原作再現ではなく、ボルティングキックは5発ならぬ2発で打ち止め、
トリプルブレイクに至っては『レイヤー』で追加された「ラッシングレイド」っぽい乱舞技になっていたりとほぼ別物である。
また、真空波動拳っぽかったファイヤーフォースの気弾が覇王翔吼拳ばりのビッグサイズになっているのだが、
ダウンを奪えない上に威力もショボいという哀しみを背負った性能になってしまっている。
そしてボルティングキック共々何故かボイスが「トリプルブレイク!」
他の技もジャスティスフィストは発生が遅い上に威力も低い、ライジングドラゴンは空中ガード可能で無敵も無しと、
軒並み性能が厳しめになっているが、ソウルフォースは『CVS』風ドット版同様に連射が利くので頼りになる。
AIは搭載されていない。

+ AnimugenZ氏製作 KOF風アレンジ仕様
  • AnimugenZ氏製作 KOF風アレンジ仕様
上記『SVC』風ドット版の改変で、AnimugenZ氏のアレンジシリーズ「KOF XI UN」の内の一体。
ボイスが追加されており、イントロや挑発時にも喋るようになった。ネルコハァソォダツゥー!
なお、同氏製作の別キャラをセルフ改変したものらしく、Readmeが改変元のままであるため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認しておこう。

システムは『KOFXI』風となっており、回り込みやスーパー(ドリーム)キャンセル、ゲージ溜めが使用可能。
技構成及び性能も変更され、ボルティングキックが削除された代わりに竜巻旋風脚っぽい突進技を会得している他、
本家とはモーションが若干異なるもののきちんと3回蹴るトリプルブレイク、本気モードの天狗のごとくファイヤーフォースを三連射する2ゲージ技、
ダッシュ正拳突きから乱舞を叩き込み、〆にゼロ距離からファイヤーフォースをぶち込む3ゲージといった新技が追加。
……何気にジャスティスフィストも削除されてしまったが、ボイスは吹っ飛ばし攻撃に流用されている他、
上記の3ゲージ技の始動の正拳突きがジャスティスフィストそのものなので、こちらはある意味超必殺技に昇格したと言えなくもない。
また、ソウルフォースの隙の少なさは健在であり、距離を取って連射する戦法が相変わらず強力である。
AIは搭載されていない。
DLは下記の動画から


これらの他にも、MUGENではアレン本人に先駆けてレン改変キャラとして参戦していた。

出場大会

  • 「[大会] [アレン・スナイダー]」をタグに含むページは1つもありません。


最終更新:2025年04月06日 01:28