ムゲンドラモン




  • 世代:究極体
  • タイプ:マシーン型デジモン
  • 属性:ウィルス
  • 必殺技:∞キャノン
  • 得意技:ブースタークロー
                  カタストロフディ

ゲーム『デジタルモンスター』シリーズに登場する、架空の電子生命体デジタルモンスターの一種。
『デジモンワールド』にてラスボスとして登場したのが初出であり、その後携帯機でもペンデュラムVer.5で実装された。
既存のサイボーグ型デジモンで培われた技術と、開発された兵器を結集して制作された純粋なマシーンであり、
感情などは一切持たないが、製作過程でデジコアに悪意を抱くようプログラムされており、
名前の通り無限に破壊を続ける殺戮兵器となってしまったらしい。
確認できるだけでも、
  • メタルグレイモンの胸部パーツとトライデントアーム
  • メタルマメモンのサイコブラスター
  • アンドロモンの頭部パーツ
  • メガドラモン(もしくはギガドラモン)の頭パーツとメガハンド
  • メタルティラノモンの下顎のパーツと腹部
が転用されており、サイボーグ型デジモンの集合体とも言えるデザインとなっている。


進化ルートはダークリザモン→ギガドラモン*1からムゲンドラモンに繋がるのが正規として扱われているが、
メタルグレイモンやメタルティラノモンなどの他のサイボーグデジモンからも進化するルートがある。

+ メディアミックスにおける活躍
  • 『デジモンワールド』
ラスボスとして登場。ムゲンマウンテン最深部にて、物語の黒幕アナログマンの操る「究極最強デジモン」として主人公と戦う事になる。
自分で育成はできないが、ゲームクリア時に対戦データは獲得可能。ステータスはクリア時の自分のデジモンのステータスとなる。
技は敵対時そのままの「メガトンパンチ・サンダージャスティス・オールレンジビーム」。
一見近距離・中遠距離のサーチ技・範囲攻撃とバランス良く見えるかもしれないが、全て発生までの隙がある。
野生のデジモン戦の無い対人戦専用のものなので、アイスニードルの様な発生の速い技で完封可能でそこまでの強みは発揮できない。
そもそもメガトンパンチがそれを使うなら近距離でも発生保障のあるオールレンジビームで良い、
麻痺狙いならサンダージャスティスで良いと死に技の様な状態になっている。
これは裏次元の強化版では積み技のフルポテンシャルに変更されている事から、難易度調整のために意図的に入れられた使い所の薄い技であるととれる。

  • 『デジモンワールドカードバトル』
無印のパラレルである本作において特に状況が違うデジモンの一体。
ムゲンマウンテンに居るのは同様だが、正式なその地域の管理者デジモン。
しかし、何故か他の管理者から(舞台となる)ファイル島崩壊の危険を孕んだ「バグカード」の対処についての協力要請に応じていない。
そして後半にバグカードがムゲンマウンテンにある事が判明。
要請無視の件もあった事から、ムゲンドラモンがバグカードを所持して島の崩壊を目論んでいると見なされる。
その後対峙した結果戦う事になり、ラスボスとして立ちはだかる。
+ ネタバレ
しかし、戦闘前も戦闘後も本人はバグカードについて一切知らないの一点張りで、どうも様子がおかしい。
……それもそのはず、本当に知らなかった上に全く関係無かったのである。
答え合わせとしては、
  • 協力要請無視→寝ながら最低限の管理するモードだった
  • ムゲンマウンテンにバグカードがある→偶然飛んできただけ
  • 主人公との戦いに応じた理由→主人公が戦う気だったから
という、向こうの落ち度と不運とコミュニケーション不足のトリプルパンチによる勘違いによるものであった。
そして、バグカード排除のための強硬手段として仕掛けておいたムゲンマウンテンの爆破カウントが、
誤解が解けても解除できない状態になっており、住処を冤罪で爆破されてしまう羽目に

その後はカードショップの店員となるが、この強面で店員モードの時は敬語を使って接客し、
幼年期のデジモン(タネモン)に注意を受け委縮する姿は一度見たら忘れられないだろう。
なお、実力そのものは落ちていないため、依然としてカードバトルにおいては強敵となっている。

作中で使用可能な完全体のカードとしても登場(本作には究極体が存在せず、完全体が最終進化となる)。勿論本人もデックに搭載している。
そのステータスは圧倒的で、作中最高の攻撃力を誇る〇攻撃「ムゲンキャノン」や、
同じく最高値のHPを代償に放たれる自爆技「カタストロフディ」(仕様上ほぼ妨害出来ない即死攻撃と化す)で敵を蹂躙する。
一方で正攻法での進化は非現実的と言える程に進化条件が厳しく、基本的に進化カードでコストを踏み倒す事が前提となる。
さらに他のデジモンカードと違い「ムゲンドラモンに進化する」以外の用途が封じられており、手札事故を招きがち。
上記の通り、ピーキーなカード性能が豊富な本作の頂点を飾るに相応しいカード。
『デジタルカードアリーナ』ではコスト面が多少緩和された上で、同様の立ち位置をアポカリモンに譲っている。

  • 『デジモンアドベンチャー』
ダークマスターズの3番手として登場。担当声優は 江川央生 氏。
無口だが、喋れないわけではない
多数のサイボーグ型デジモンを配下として従えており、その組織力と統率力をフルに生かして選ばれし子供達を追い詰めた。
加えて、光子郎がアクセスを逆手にとって攪乱した際には街諸共の絨毯爆撃という大胆な作戦を取り、
最終的に自らが出撃して移動場所を失った子供達の居るビルを破壊した。
しかし、子供達は地下水路に崩落して生き延びていた事が発覚。
狭い地下では持ち前の多数のサイボーグ型デジモン達を投入するのに無理があったため再び自ら出撃し、
天井や壁を突き破りながら、地下故に補給もままならず疲弊した子供達とパートナー達を追い詰め、
奴隷として働かされていたヌメモン達がヒカリに感化されて抵抗したのも腕の一振りで一蹴したが、
その時不思議な事が起こり、ヒカリから放たれた力で疲弊していたはずのアグモンウォーグレイモンに進化し、
ドラモンキラーによりバラバラに切り裂かれ消滅した。

  • 『デジモンアドベンチャー:』
太一のパートナーのメタルグレイモンの暗黒進化態という衝撃の登場を果たした。
なお、太一がダンデビモンに殺されたと誤認したメタルグレイモンが負の感情に飲まれ到った形態であり、
歴代のように、テイマーの負の感情とシンクロしたが故の暗黒進化ではない。
太一達が当時はメタルマメモンとだけ出会っていなかったため、
データ不足でムゲンキャノンを搭載していない不完全形態であったが、
その状態でもダンデビモンを圧倒するだけの戦闘力を発揮していた。

これらゲームやアニメの方でファンに印象を強く残したためか悪役デジモンの中では高い人気を誇っており、2021年にはプラモデル化を果たしている。

  • 『デジモンサヴァイブ』
百束タクマのパートナーであるアグモンの激情ルートにおける究極体として登場。
暗黒進化ではない純粋な進化体としての登場であり、クリアデータを引き継げば2週目以降もムゲンドラモンに進化可能となる。


MUGENにおけるMUGENムゲンドラモン

Tohru Sama氏により、『JUS』風ドットで製作された新MUGEN専用のちびキャラが公開された。
一時期公開停止されていたが、バグ対応の後改めて再公開された。
飛び道具の性能が優秀で、必殺技の「∞キャノン」は非常に派手な演出となっている。
また、突進攻撃も持ち懐に飛び込みやすい。
超必殺技では、高火力のビームを放つ技と「∞キャノン」で弾幕を張る技がある。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画(リンク先のデータは削除済)
DLは下記の動画(下のリンク)から

出場大会

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*1
ギガドラモンによく似たメガドラモンという種もいるが、こちらはガイオウモンが正規進化ルートで、
ムゲンドラモンルートは派生進化である。


最終更新:2024年04月15日 16:45
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