「だけど、俺すごく興味あるな。
だってさ…生きた恐竜が蘇ったら、科学の歴史が塗り替えられる事になる」
1993年に円谷プロがアメリカで製作した特撮作品『
ウルトラマンパワード』第11話「よみがえる巨獣」に登場した
怪獣。
初代『ウルトラマン』に登場した怪獣達のリメイク版である、通称「パワード怪獣」の1体で、
古代怪獣
ゴモラを原典にしている。
日本人の長谷川博士(日本語吹き替え:
藤本譲)が
ミイラ状態のゴモラをチリのアンデス山脈にて発見、
恐竜館の屋外に置かれることになったのだが、夜中に大量の雨を吸って復活した。
この時監視を命じられた警備員(日本語吹き替え:塚田正昭)はゴモラにビビりまくっていたにもかかわらず、
翌日のインタビューでは「勇敢に戦った」と大ボラを吹いていた。
現代の
水牛の様に暖かくて湿った気候に生息していたらしく、水場を好むようで川を泳いで移動していた。
また、原作のゴモラのように地中を掘り進む性質は見受けられない。
恐竜館から消えた後、長谷川博士の協力を得たW.I.N.R.により、川を北上していた所を麻酔弾で捕獲される。
凶暴な怪獣では無かったため、 W.I.N.R.はスカイハンターのアームで輸送する作戦を取ったが、
乾燥していたため麻酔の効果が薄く、初代同様に途中で切れて暴れ出した。
「撃つな!絶対に撃つなよ!?」→「撃てって!?了解!」というダチョウ倶楽部じみたやり取りの末、
スカイハンターからゴモラだけを切り離す事に成功するが、運悪く住宅街付近に落ちてしまう。
住宅街から川を目指す中、ケンイチ・カイ隊員が変身したウルトラマンパワードと交戦。
しかし、その命は既に風前の灯であったため、傷付けまいと手加減したパワードの攻撃にも耐えられず、戦闘中に寿命が尽きて事切れる。
死にかけている状態で、人間に翻弄され続け死ぬという初代以上の悲惨な待遇であり、長谷川博士やカイには同情されていた。
「生き返らない方がゴモラは幸せだった……」
「ゴモラには……我々が怪獣に思えたかもしれませんね……」
こちらも死後、恐竜館に剥製が展示されており、女性レポーター(日本語吹き替え:
深見梨加)が重々しい口調で一連の事件を振り返る中、
W.I.N.R.と共に剝製となったゴモラを見上げる長谷川博士の姿で締め括られた。
デザインは角が
水牛に近付ける形でアレンジされているが、
デザインを担当した前田真宏氏によれば、元のデザインがシンプルだったのが災いし、
アレンジがし辛かったとのこと。
『ウルトラマン超闘士激伝』のおまけ漫画でも虚弱体質がネタにされており、
W.I.N.R.のワイヤートラップで転んだ結果あっさりと死んでしまい、パワードが肩透かしを食らっていた。
ゲーム作品におけるパワードゴモラ
3DO『ウルトラマンパワード』ではプレイアブルキャラとして登場。
本編の虚弱状態が嘘のようなパワー系のキャラとなっており、
攻撃の動作はやや遅めだが、尻尾攻撃のリーチが長く隙を狙いにくい。
また、ボディプレスからのかち上げやキックに繋げる攻撃は隙も少なめで強力。
ただし、飛び道具が無く遠距離戦は不得手。
必殺技は尻尾攻撃の他に、角によるかち上げや突進技がある。
MUGENにおけるパワードゴモラ
ゴモラIIも製作したカーベィ氏によって製作されたパワードゴモラが公開されている。
ドットは3DOの『ウルトラマンパワード』のものが使用されており、実写取り込みでヌルヌル動くのが特徴。
ゲーム版を基にしているため、映像作品よりも軽快に動くことができるのが特徴。
技もゲーム版の動きに基づいており、原種のゴモラ同様尻尾で攻撃したり突進する技が搭載されている。
一方で原作同様飛び道具の類は持っていないので、その点は注意が必要である。
原種のゴモラに比べてもアニメーションも細かいため動画的にも見栄えがいい。
AIはデフォルトで搭載されている。
「ゴモラは死ぬ必要があったのか?再び地上を歩く事はあるのか?
それは謎です。しかし、ゴモラの復活はまさに…驚くべき出来事でした……」
出場大会
最終更新:2026年01月14日 18:31