パワードゴモラ


1993年に円谷プロがアメリカで製作した特撮作品『ウルトラマンパワード』に登場した怪獣
初代『ウルトラマン』に登場した怪獣達のリメイク版である、通称「パワード怪獣」の1体で、
古代怪獣ゴモラを原典にしている。

日本人の長谷川博士がミイラ状態のゴモラをチリのアンデス山脈にて発見、
恐竜館に置かれることになったのだが、大量の雨を吸って復活した。
現代の水牛の様に暖かくて湿った気候に生息していたらしく、水場を好むようで川を泳いで移動していた。
また、原作のゴモラのように地中を掘り進む性質は見受けられない。

凶暴な怪獣では無かったため、 W.I.N.R. はスカイハンターのアームで捕獲する作戦を取ったが失敗して暴れた。
ウルトラマンパワードと戦うが、その命は既に風前の灯であったため戦闘中に寿命が尽き事切れる。
死にかけている状態で、人間に翻弄され続け死ぬという初代以上の悲惨な待遇であり、
長谷川博士には「生き返らなかった方がゴモラは幸せだった…」と言われ、 ケンイチ・カイ隊員(=パワード)には、
「ゴモラには、我々が怪獣に思えたのかもしれませんね」と同情されていた。
こちらも死後、博物館に剥製が展示された。


デザインは角が水牛に近付ける形でアレンジされているが、
デザインを担当した前田真宏氏によれば、元のデザインがシンプルだったのが災いし、
アレンジがし辛かったとのこと。


ゲーム作品におけるパワードゴモラ

6:57から

3DO『ウルトラマンパワード』ではプレイアブルキャラとして登場。
本編の虚弱状態が嘘のようなパワー系のキャラとなっており、
攻撃の動作はやや遅めだが、尻尾攻撃のリーチが長く隙を狙いにくい。
また、ボディプレスからのかち上げやキックに繋げる攻撃は隙も少なめで強力。
ただし、飛び道具が無く遠距離戦は不得手。
必殺技は尻尾攻撃の他に、角によるかち上げや突進技がある。


MUGENにおけるパワードゴモラ

ゴモラIIも製作したカーベィ氏によって製作されたパワードゴモラが公開されている。
ドットは3DOの『ウルトラマンパワード』のものが使用されており、実写取り込みでヌルヌル動くのが特徴。
ゲーム版を基にしているため、映像作品よりも軽快に動くことができるのが特徴。
技もゲーム版の動きに基づいており、原種のゴモラ同様尻尾で攻撃したり突進する技が搭載されている。
一方で原作同様飛び道具の類は持っていないので、その点は注意が必要である。
原種のゴモラに比べてもアニメーションも細かいため動画的にも見栄えがいい。
AIはデフォルトで搭載されている。

出場大会



最終更新:2023年07月21日 17:26