"You poor, simple fools,
thinking you could defeat me…The mistress of all evil."
(おめでたい愚か者めが。
私を倒せると思ったのかい…私はすべての悪の支配者だ!)
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日本語吹替声優 |
- 北林谷栄
- 『眠れる森の美女』(1960年公開版)
- 沢田敏子
- 『眠れる森の美女』(1995年公開版)、『ハウス・オブ・マウス』、『KINGDOM HEARTS』シリーズ、『ファンタズミック!』
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日野由利加
- 『ワンス・アポン・ア・タイム』シリーズ
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深見梨加
- 『マレフィセント』シリーズ
- 唐沢潤
- 『ディセンダント』
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ディズニーのアニメ映画『眠れる森の美女』に登場するヴィラン。
マグニフィセントではない。「Angelina Jolie is magnificent as Maleficent」なる記事はあるが。
金色の瞳を持ち、
緑色の肌に黒いローブを纏っている怪物然とした容姿をしている。なお、二本角は頭髪らしい。
ヨーロッパのさる王国に棲まう優れた魔法使いであったのだが、
他の三人の魔法使いが王女誕生の祝宴に招待されたにも拘らず自分一人だけ招待されなかった事に怒り、
主人公であるオーロラ姫に
16歳の誕生日の日暮れまでに糸車の針で指を刺さして死ぬという呪いをかけた張本人である。
魔力を緑色の炎として纏い、他にも雷を操ったり
ドラゴンに変身したりする等、直接的な戦闘力も高い。
部下として「ディアブロ」(
恐竜や
スタンド使いではない)というカラスと、獣人である「グーン」という兵士がいる。
しかし祝宴に招待された三人の魔法使い達のうち最後の一人がまだオーロラ姫に贈り物を与えていなかったため、
呪いを解く事はできないまでも「死ぬのではなく眠るだけで、運命の相手からのキスにより目覚める」という加護を授け、
さらにオーロラ姫を守るため自分達の魔法を封じて身を隠し、彼女をただの村娘として育てた事で計画は頓挫。
……したかに思えたのだが、16歳の誕生日の日、自らの素性と婚約者である隣国の王子の存在を教えられたオーロラ姫は、
そのせいで片思いしていたフィリップ青年と結ばれる事ができないと悟って悲嘆に暮れてしまい、
その動揺をついたマレフィセントによって、国に唯一残された糸車の針に指を刺して昏倒してしまう。
さらにマレフィセントはオーロラ姫を目覚めさせぬようフィリップを拉致して魔の城の地下牢獄に監禁、
彼が魔法使い達の支援を受けて「真実の剣」と「美徳の盾」を手に脱出した事を察知すると、
茨の茂みを張り巡らせた上で自身も竜に転じ、フィリップ、即ち隣国の王子との決戦に挑むのだった。
正直パーティに呼ばれなかった腹いせとして命懸けで此処までやるのは如何なものかとはちょっと思う
同作は生前のウォルト・ディズニーが関わった童話原作の最後の映画品であり、
制作年月6年、費用600万ドル、アニメーター300人、セル画数100万枚など、
当時のディズニー社としては最大規模のスケールで作られた映画で、その美しさは今なお色褪せてはいない。
マレフィセントはその強さと存在感からディズニー・ヴィランズのリーダーとして登場する事も多い。
ディズニーの自己パロディに溢れた映画『魔法にかけられて』でも、ヒロインの宿敵にしてエドワード王子の継母である魔女ナリッサは、
黒衣に濃いアイシャドウ、そして最終局面でドラゴンに変身するなどマレフィセントの影響が強く見られる。
ディズニーヴィランズをモチーフとしたアプリゲーム『ツイステッド
メタルワンダーランド』では、
メインキャラの1人であるマレウス・ドラコニアがマレフィセントをモチーフとしている。
同作は女性向けソーシャルゲームなので陰のあるイケメンになってるけど
また、『
DQ1』の
ラスボス・
竜王も、
人間形態時の特徴的な頭の形状や、竜に変身するといった要素から「性別は男だがマレフィセントがモチーフではないか」という説がある。
本人が登場したゲーム作品としては、『ミッキー&ミニー 魔法の国の大冒険』の海外版で
ラスボスを務めている
(国内版ではトランプの女王がラスボスだったが、海外版では大人の事情で一部の敵キャラクター(ボスに至っては全員)が差し替えられ、
更にはミッキーとミニーの顔も修正されている)。
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みなさんもよく知っている物語を、私が改めてお話しましょう |
実写映画『マレフィセント』シリーズでは、タイトル通り主人公となっている。演じたのは アンジェリーナ・ジョリー女史。
強大な悪役として描かれてきたマレフィセントだが、本作では元々善良な妖精であり、怒りに任せて呪いをかけてしまったオーロラ姫を陰ながら見守っている。
やっぱりディズニー側もちょっとカッとなったにしてもやりすぎたのでは……?と思っていた模様
『眠れる森の美女』のリメイクという体裁だが、実際のストーリーは別物であり、最終的になんと オーロラ姫をキスで目覚めさせる。
百合物語…というわけではなく、血の繋がりを超えた尊い親子愛として描かれている。
そして諸悪の根源はオーロラ姫の父のステファン王にされたしフィリップ王子の活躍場面は全部かっさらわれました
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マレフィセントの真実 |
本作では実はマレフィセントはステファン王の恋人だったという驚きの設定がされている。
かつて妖精国の若く美しい姫君だったマレフィセントは、人間国の若者ステファンと恋に落ちるも、
欲深い先の人間王が妖精国に攻め入り、さらに前線で戦う姫騎士マレフィセントを討った者に王位を譲ると宣言。
ステファンはマレフィセントを裏切るが殺す事はできず、その力の源である翼を奪って討伐の証として王位を得たのだった。
以後ステファンはマレフィセントの報復を恐れるあまり人格が歪んでいき、やがて暴君へと変貌を遂げ、
一方のマレフィセントは愛を信じる事ができず、愛する者のキスで目覚めるという絶対に解けない呪いをオーロラ姫にかける
(本作では魔法使い達の機転ではなく、最初から「永遠に眠る」呪いをマレフィセントがかけている)。
しかしオーロラ姫を守る魔法使い達がまるで子育てをできないのを見かねて、ついついオーロラ姫の世話を焼いてしまい、
マレフィセントは彼女への愛と、ステファンへの憎悪、そして呪いをかけた後悔という三つの心に苦悩する事になるのだった。
フィリップ王子のキスで目覚めず、彼が魔法使いたちから偽物扱いされるのは、ちょっと脚本の都合すぎる感はあるよね
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ちなみに幼いオーロラ姫を演じているのはアンジェリーナ女史の実子である。
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MUGENにおけるマレフィセント
AIはデフォルト搭載されている他、ホルン氏による外部AIが公開されている。
恒例のコンボ・
立ち回り・反応・ガードレベルに加え、ディアブロ&グーンの召喚の有無やワープ自重スイッチ等、細かい設定が可能。
特にグーンは強力なAI殺しとして機能するため、解禁すると本体性能と相まって凶悪な強さを発揮する。
想定ランクは強~凶上位との事。
出場大会
最終更新:2023年04月27日 20:38