デスストローク


"Smiling?You like pain, Batman?"

(笑ってるのか?痛いのが好きらしいな、バットマン)

+ 日本語吹替声優
宇垣秀成
『ティーン・タイタンズ』
竹田雅則
『ARROW/アロー』
白熊寛嗣
『インジャスティス:神々の激突』
乃村健次
『LEGO スーパー・ヒーローズ:ジャスティス・リーグ〈ゴッサム大脱出〉』
遠藤大智
『DCエクステンデッド・ユニバース』
諏訪部順一
『ニンジャバットマン』

DCコミックに登場するヴィラン。初出は1980年の『THE NEW TEEN TITANS #2』。
初出のタイトルにもなっているヒーローチーム「ティーンイタンズ」の宿敵であり、特にディック・グレイソンとの因縁が深い。
かつては暗殺者として名高い事からデスストローク・ザ・ターミネーター(Deathstroke The Terminator)と呼ばれることも多かったが、
通り名部分(「終わらせるもの」という意味)は後にヒットした同名の映画と紛らわしいためか言われなくなってきており、
アニメ版の『ティーン・タイタンズ』などでは常時本名の「スレイド」で呼ばれていた。
それにコードネームが「死ぬほど前後」と凄い下ネタみたいに読めてしまう事も無関係ではないはず

その本名のフルネームはスレイド・ジョセフ・ウィルソン。身長193cm。体重102.6kg。
16歳の頃に年齢を詐称してアメリカ陸軍に入隊し、韓国での任務に就く。
やがて異動先のワシントンで教官を務めていたアデリーン・ケインと出会い、スレイドの技量に一目置いたのをきっかけに恋仲となり結婚。
子供も授かり父親となったが、軍が極秘に進めていた超人に改造する非人道的な実験によって昏睡状態になり、除隊。
退役後は傭兵となり、暗殺稼業で家族を養っていくも、商売敵に次男ジョセフ・ウィルソンの声帯を切り裂かれてしまう。
その後、息子を危険に晒されて激怒したアデリーンに銃撃され、右目を失う。以降スレイドは眼帯とマスクを付けるようになった。
元来身に付けていた身体能力や技量に加え、改造された結果、脳の90%を活用できる様になり、体力・敏捷性・スタミナが10倍にもなった。
また、簡素な物から最新鋭の物まで様々な武器を使いこなせる。
これらの事から、公式サイトでは世界最強のアサシンと評されており、地球上で最も恐れられている人物の一人とされている。

その人気は高く、ゲーム情報サイトIGNが開催した「The TOP 100 COMIC BOOK VILLAINS」では、
ドゥームズデイサノスといった名だたる強豪ヴィランを抑え、32位にランクイン。

MARVELのデッドプール=ウェイド・ウィルソンとは見た目や名前、傭兵という設定などそっくりな点が多い。
時折勘違いされるが、始めからデスストロークのパロディとして考案された訳ではなく、
新しいキャラのデザインがたまたまデスストロークに似ている事に気付いたMARVEL側が、一種のパロディとして後から設定を似せたとの事。
DC側も当然認知しており、平行世界のエピソードで、その世界のデスストロークをモロにデッドプールを思わせる設定で登場させている。


MUGENにおけるデスストローク

原作の旧コスチューム及び格闘ゲーム『インジャスティス』でのデザインを基にしたものが存在する。

+ chuchoryu氏製作 旧コスチューム版
  • chuchoryu氏製作 旧コスチューム版
原作の旧コスチュームを纏ったデスストローク。
後述のインジャスティス版共々下記の動画や海外サイト「The MUGEN Multiverse」にて公開されていたが、現在はリンク切れにより入手不可。

原作同様に刀や銃火器を用いて戦うが、得意技の一つであった棒術は使用しない。
操作方法は6ボタン方式で『MVC』と『CVS』をミックスしたような仕様となっており、
ゲージ溜めやブロッキング、ZEROカウンターなどが使用可能。
スーパージャンプやチェーンコンボも可能だが、エリアル始動風の打ち上げからホーミングジャンプに移行してくれず、
残念ながら本家『MVC』のようなエリアルレイヴは不可能。
一応急いでスーパージャンプすれば追撃は可能だが、コンボが繋がらない上に空中強攻撃でダウンを奪えないので狙う意味はほぼ無い。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdを開いて確認する必要がある。

必殺技は刀での斬撃やナイフ投げ、マシンガンによる銃撃など。
中でも刀で突進突きを繰り出す技は発生・突進速度が非常に早く、中・近距離で出すとほぼガードが間に合わない上、
画面端以外ならガードされても相手を突き抜けるので反撃も受けづらく、コンボにも組み込めるという優れもの。
超必殺技はロック式の突進乱舞、マシンガン連射、連続突進突き、連続ナイフ投げの4つで、乱舞技以外は必殺技の強化版と言った所。
いずれも1ゲージ消費で使い勝手が良く、コンボの〆や打ち上げからの追撃に重宝する。
ただし、通常版・超必版共にマシンガンの打点がやや高く、背が低い相手には当たらない事が多いので注意。
AIは搭載されていない

この他に改変版として、volzzilla氏ら「The Mugen Multiverse」の製作者達によるものと、DarkLuigi氏によるAIを搭載したものが存在。
前者はvolzzilla氏のフォーラムで公開されており、技構成は改変元と変わらないが、
ニュートラルポーズが変わったり、スーパージャンプが不可能になったりと微妙に差異がある。
MMV改変版紹介動画(リンクは古い物なので注意)
DarkLuigi氏改変版(公開サイトへのリンク有り)

ちなみに何故か改変素体として選ばれる事が多いらしく、
海外では彼と技構成が似通っているというかほぼ同じキャラがちらほらいたりする。

+ chuchoryu氏製作 インジャスティス版
  • chuchoryu氏製作 インジャスティス版
     
こちらは格闘ゲーム『インジャスティス』でのデザインを基にしたデスストローク。
上記の旧コスチューム版と同じく現在はリンク切れにより入手不可。
ちなみにフォルダ名が「MvC_Deathstroke」となっているので一見『MVC』風キャラに思えるが、仕様自体は旧コス版と変わらない。
また、通常版と素顔版の2種類が存在するが、性能は全く同じ。

技構成は旧コス版と差別化されており、マシンガンの打点の高さが改善されている他、
新たに刀で回転斬りを繰り出す2種類の突進技を会得している。
……が、その突進技の内、縦回転しながら斬りかかるものが連続ヒットしない死に技だったり、
ナイフ投げや突進突きが無くなり、超必殺技も乱舞とマシンガン連射の2つのみと技数が減っているなど、性能的には弱体化している面もある。
AIは搭載されていない

+ Mammalman氏製作 インジャスティス版
  • Mammalman氏製作 インジャスティス版
上記のものの改変版。
defファイルを切り替える事で、WinMUGENとMUGEN1.0以降双方に対応可能。
すれ違い様に手榴弾を投げ付ける技や、ナイフをばら撒く対空技、超必殺当て身などの新技が追加されている。
加えて死に技だった縦回転斬りがしっかり繋がるようになり、ヒット後も追撃可能と大幅に性能が向上。
これによりコンボルートが増えたため、ザクザク爽快に相手を切り刻めるようになった。
また、乱舞技が回転斬りを連続で繰り出す非ロック式のものへ変更されているなど、既存の技も一部性能が変化している。
この他にエリアルレイヴも可能になっている…が、空中技の判定に難があり、相手によってはコンボが繋がりにくいのが難点。

AIはデフォルトで搭載されており、cmdファイルを変更して2段階に強さを切り替える方式となっている。
デフォルトの「Normal」でも中々の強さを誇るが、乱舞技が非ロック式になったのが災いし、途中で落としてコンボが途切れてしまう事もしばしば。
DLは下記の動画から

出場大会



最終更新:2024年07月20日 08:52