「我が名はめぐみん!
アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法<爆裂魔法>を操る者!」
ライトノベル『この素晴らしい世界に祝福を!』の登場人物。
担当声優はドラマCDでは
内田真礼
女史、アニメ版は
高橋李依
女史。
カズマのパーティに所属している、「紅魔族」
*1という優秀な魔力適正のある人種の少女。
異世界人のカズマ以外の他キャラ達と比較して浮いた珍妙な本名だが、
紅魔族は全員こんな感じの名前であり、彼らにとっては普通のセンスとして扱われている他、
目が悪くないにもかかわらず左目に意味ありげな眼帯を着ける事がある。
職業は上級職である「アークウィザード」で、総じて生まれつき高い知力と強い魔力を持つ紅魔族の中でも、
同世代と比較して頭一つ飛び抜けた天才と評されていたが、
スキルポイントを全て爆裂魔法に注いでいるため使える魔法は爆裂魔法のみである。
年齢は登場時点では13歳、最終的には15歳
(彼女達が住んでいるベルゼルグ王国で飲酒や結婚が法的に認められる成人年齢は14歳)。
外見は赤い瞳の黒髪ショートだが、今は亡きweb版では
黒髪前髪ぱっつんロングとされており(通称
「webみん」)、
メンバーの中でも特にweb版との容姿と設定に差異がある。人気キャラだった為、この件では賛否両論あったようだ。
なお、商業版でも後に髪を伸ばそうと決意するなど、web版を意識したような発言が見られる。
また、紅魔の里にいるweb版に存在しなかった同級生「あるえ」
断じてR.Aではないはwebみんの面影を感じさせるキャラであるためか、
出番は少なめながら人気がある。
家族には魔道具職人の父・ひょいざぶろーと母・ゆいゆい、妹のこめっこがいるが、
ひょいざぶろーの制作する魔道具は実用性に乏しい珍妙なガラクタアイテムばかりなため売れず、
実家は「紅魔族随一の貧乏」と称される程に困窮している。
このためかなりの貧乏性で、報酬の殆どをカズマに預けてお小遣いとして受け取った金は実家に仕送りしている。
戦闘能力
「爆裂魔法」の威力自体は凄まじく、熟達した使用者が使えば地形すら変える破壊力があるが、
それなりの魔力を持つ者でも消費魔力の凄まじさに一発も撃てない代物であり、
めぐみんの爆裂魔法もその例に漏れず膨大な魔力消費を起こし、使う度に魔力不足で倒れ満足に動く事ができなくなり、1日に1発しか使えない。
さらに、高すぎる威力から接近戦では
自分や仲間を巻き添えにする危険がある他、
発射時の轟音でモンスターを呼び寄せる危険性、ダンジョンなどの閉所では倒壊の危険性を招くなどのデメリットもあり、
爆裂魔法は作中世界で威力だけなら最強の魔法として有名だが、使い勝手の悪いネタ魔法として扱われている代物である。
某ゲームで例えるとマダンテしか使用できない魔法職のようなものと考えて差し支えない。
後衛系とはいえ上級職であり、大物にとどめをさしてどんどん高レベルになっていくので、
駆け出し冒険者の前衛職やレベル十台で運以外の能力値がほとんど成長の上限に達して伸びなくなった最弱職のカズマよりもよっぽど力が高く、
カズマが剣で斬るよりめぐみんが杖で殴る方が強い。
スキルポイントは爆裂魔法の威力上昇と詠唱速度の向上に使っていると発言していたが、これは取得予定だっただけであり、
この頃はまだ爆裂道に迷いがあったため、いざという時「上級魔法」を覚えられるよう何も新しいスキルを取得せずスキルポイントをため続けていた。
紅魔の里での事件を経て、温存していたスキルポイントは全て爆裂魔法の威力上昇につぎ込んでいる。
高速詠唱のスキルは結局取っておらず、スキルの補助無しで早く唱えられるように研鑽を重ねて詠唱による補助無しでも魔法を安定させられるようになり、
威力は下がるが無詠唱で使用する事も可能になっている。
詠唱は正式なものが存在しているが、めぐみんは威力とカッコよさが増すように詠唱にアレンジを加えているため、使う度に詠唱はバラバラ。
レベルを上げて魔力量が上昇していけばいずれは爆裂魔法を使っても倒れなくなる筈だったが、以降もスキルポイントは威力上昇系のスキルに全振りしたため、
レベルアップで最大魔力が増えた分だけ威力上昇スキル取得で消費魔力も増すいたちごっことなっている。
しかし、元々資質に恵まれていためぐみんが持てる才能を全て注ぎ込んだ事で、
彼女の爆裂魔法は魔王軍幹部格ですら直撃すれば無事では済まない代物となっており、
さらに一見役に立たないものでも用途を見出す事に長けているカズマという司令塔を得た事で、
フィニッシャーとしての戦績自体はカズマパーティの中でもトップとなっている。
一日一発しか撃てないんだから一日一爆裂を日課にしたいなどと言い出すめぐみんの日課に律儀に付き合ったり、
ドレインタッチを利用して
無駄に魔力ある奴から二発目分の魔力を捻出したりと、カズマとの相性も性格・能力の両面で大変よく、
恐らくメンバーで一番いい空気吸ってる奴である。
その分セクハラ被害にもよく遭うけど
「勿論、他の魔法も覚えれば楽に冒険ができるでしょう…。
でも、駄目なのです! 私は爆裂魔法しか愛せない!!
例え1日に1発が限度でも、魔法を使った後に倒れるとしても…」
「だって私は、爆裂魔法を使う為だけに
アークウィザードの道を選んだのですから!!!」
ちなみに、めぐみんの同級生で自称ライバルのゆんゆんという少女は、めぐみん同様アークウィザードなのだが、
彼女と違いちゃんと幅広く有用な魔法を使いこなす「正統派のアークウィザード」となっている。
奇人変人の空騒ぎがデフォである本作の例に漏れず、こちらもこちらで難儀な人物なのだが……それはまた別の話。
知力も高く、故郷の魔法学校時代は首席で5歳の頃に賢者級の大人でも解けない邪神ウォルバクの封印のパズルを秒で解く天才だが、
勉学はともかく戦闘でこの知性が活かされる事はあまりない。
むしろ上記の邪神ウォルバクの復活をもたらすなど、優秀さが仇となりロクでもない事態が起こりがちである。
頭の良い馬鹿って要は白蛇のナーガ枠か?性格は逆だけど
少なくとも、咄嗟の機転や指揮能力などはカズマに及ばない。
余談ながら、高橋李依女史は
プリキュアでも魔法使いを演じて爆裂魔法を使った事で一部話題になった。
公式のラジオでもネタにしている。
MUGENにおけるめぐみん
この他に、bus氏の製作した
神キャラも存在。
急ごしらえ勢の方のアップローダーにあるので探す際は注意。
下記の大会に出場しているのはこちらのめぐみんである。
「光に覆われし漆黒よ。夜を纏いし爆炎よ。
他はともかく、爆裂魔法のことに関しては私は誰にも負けたくないのです!
行きます!我が究極の破壊魔法、エクスプロージョン!!」
出場大会
*1
魔王を始めとした「魔族」ではなく、実はカズマ以前の転生者に作られた
改造人間を起源とする人種である。
一族全員が中二病的な感性の持ち主なのも、この人物が原因である。
最終更新:2025年02月11日 00:42