"Don't struggle. You'll only hurt yourself."
(抵抗するな、余計苦しくなるぞ。)
ダークホースコミックスが出版した
アメコミ『シン・シティ』に登場するヴィラン。初出は1994年の『A Dame to Kill For』。
実写映画版での演者は
マイケル・クラーク・ダンカン氏が担当。
同氏の死去後に公開された続編の『復讐の女神』では『メジャーリーグ』シリーズ等でお馴染みのデニス・ヘイズバート氏が演じた。
日本語吹替声優は
銀河万丈
氏。
『シン・シティ』はアメリカ西部の内陸にある治安がとても悪く、司法がまともに機能していない犯罪都市
*1が舞台のサスペンス映画。
スーパーヒーローやスーパーヴィランはおらず(一度だけ肉体を改造された怪人が出たことがあるが、怪我の治療で異形化しただけで強いわけではない)、
殺伐した世界に抗うように生きる人間達を描いた作品で、マヌートはこのうちエピソード2「ビッグ・ファット・キル」に登場する。
右目の金色の義眼(見た目は金色の一色の玉で目を模しているようには見えないが)がトレードマークのアフリカ系アメリカ人の大男。
裏社会の用心棒を生業としており、雇用主には絶対の忠誠を誓う。
何度銃で撃たれてもすぐに立ち上がるタフネスぶりを誇る他、
拷問のスペシャリストでもある。
原作はダークホースコミックスに連載されていた漫画で、作者は『
ダークナイト・リターンズ』等で有名な巨匠フランク・ミラー氏。
いくつかのオムニバス的なエピソードで構成されており、特定の主人公はおらずシン・シティに住む人々の群像劇といった内容になっている。
実はマヌート達の住んでいる町も、本当は「ベイシン・シティ(Basin City)」というのが正式名称なのだが、
あまりにも政治・司法の腐敗が著しいため(道徳的な)罪の町を意味する「シン・シティ(Sin City)」と呼ばれている設定である。
MUGENにおけるマヌート
レイ氏とエルム氏による共同製作のマヌートが公開中。
ドットは
セスの改変。
ボイスは英語だが、レイ氏によって日本語化ボイスパッチも別途公開されている。
ちなみにマヌートのボイス以外にも、同じ声優(俳優)繋がりからか『
スコーピオン・キング』のベルタサルのものも使われている。
操作方法は6ボタン方式で、システムは『
GUILTY GEAR』風となっている。
高火力のパワーキャラに仕上がっている反面、動きが遅いのが玉に瑕。
AIは搭載されていない。
外部AIはFlowrαlliα氏によるものが存在するが、最新版には非対応。
出場大会
凍結
*1
どれくらいシン・シティの治安が悪いかと言うと、大半の警官は賄賂をもらって金持ち達の用心棒として高級住宅街だけ守っている状態。
そしてそこの次に治安が良いのが、普通の街なら犯罪率が高い「繁華街」で、酒場の用心棒などが自警団をやっているので比較的マシで、
逆に「警察と繁華街の自警団はお互い手を出し合わない」という掟でやっと平和になっているという有り様。
言うまでもないが、他の地域はマフィアの抗争が常態化している世紀末な状態である。
最終更新:2024年10月19日 17:51