このページでは【ゼノブレイド2】の種族、
ブレイド
を解説する。
【星のカービィ2】のキャラクターは【ブレイド(星のカービィ2)】を参照。
ブレイド |
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他言語 |
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種族 |
亜種生命体 | |
初登場 |
【ゼノブレイド2】 |
適性のある【人間】「ドライバー」がコアクリスタルに触れると、武器を携えながら誕生する亜種生命体。
ドライバーと同調することで、空間に存在するエーテルエネルギーを用いて様々な能力を発現できる。
またドライバーに自身の武器を使わせてエーテルエネルギーを供給することで、ドライバーに超常的な力を発揮させる。
日本版においては基本的には漢字変換可能な日本風の名前が付けられている。
人間の細胞と融合したブレイドの亜種。
通常のブレイドは同調したドライバーの側にいないと力を完全に発揮できないのに対し、マンイーターは単身でもブレイドの力を発揮することができる他、本来ブレイドとして備わった力に加え、特異的な能力を得ることができる。
しかし失敗した場合、新たな力を得ることはなく、ブレイドの不死性も失ってしまい、人間と同じように老いるようになってしまう。
ただし、不死性がなくなったとしても寿命そのものは人間よりはるかに長いようで、【ミノチ】(【コール】?)は【マルベーニ】と同調して500年以上たった今もなお衰えながらも生きている。
また、能力を得ることに成功はしても、人間の細胞が拒絶反応を起こすことがある。
外見的な違いとして、通常のブレイドでは青色となるコアクリスタルに、赤色が混じるようになる。
なお種族はブレイドであるが人間の細胞が入ってるためかマンイーター自体がドライバーになる形でブレイド同調が可能。
マンイーターとは逆に、ブレイドのコアクリスタルの一部を人間に埋め込むことで、ブレイドの強力な回復力と、ブレイド自身の能力を兼ね備えた「ブレイドイーター」になることができる。
また、ブレイドのように不死とは言わないまでも寿命も極端に伸びるようで、イーラ編では幼い少年だった【サタヒコ】は500年経った本編でも青年程度にしか成長していない。
また、ただ単純に人間にコアクリスタルを埋め込むだけだと異形の怪物になってしまうようで、500年前のアーケディアでは秘密裡に人体実験が行われ、多くのイーラ難民が犠牲になった様子。
その名の通り、アルストの住民の手により人工的に作られたブレイド。【ノポン族】の【センゾー】とその息子【タテゾー】、更に孫のトラが三代にわたって制作にあたった。
ドライバー適性がない人間やノポン族でも操る事ができる。
自律型の兵器としても運用できるようで、イーラの戦力として【ブレイド・ボッド】?が大量生産された。
他のゲームにおける武器種(または職業)のポジション。
1人のドライバーにつき、メインブレイド1体と同調したブレイド2体を引き連れることができる。
これらのブレイドに付ける「コアチップ」が他のゲームで言う所の武器の役割となり、攻撃力を上げられる。
「アシストコア」を付けるスロットもあり、様々な効果をブレイドに付与できる。
レベルという概念は存在しないが、信頼度などの様々な条件を満たして「キズナリング」の「キズナギフト」を習得する毎にパワーアップして行き、バトルや探索で役立つスキルを獲得できる。
バトルではメインのブレイドに応じた武器種やアーツの攻撃で攻撃し、ブレイド自身は歩き回ってドライバーに力を与える。
必殺技の使用時は立ち位置が逆となり、ブレイドが必殺技で攻撃する。
メイン以外のブレイドはバトル中に交代すれば使用でき、ドライバーの武器種やアーツも変更先のブレイドのものへと変わる。
獲得するにはドライバーを選択して各種コアクリスタルで「ブレイド同調」を行い、ランダムで排出されるというスマートフォンアプリのガチャのようなシステムで入手できる。
いわゆる低レアにあたる汎用デザイン(男性型・女性型・巨漢型・動物型の4種)の「コモンブレイド」の他、低確率で同調できる固有デザインの「レアブレイド」、ストーリーで加入する「エピックブレイド」の3段階のランクが存在する。
レアブレイドは専門デザイナーが存在しないモノリスソフトが外注で多数の有名イラストレーターに委託しており、発売前から何かと話題になった。
基本的に同調したドライバーにしかブレイドを連れる事ができず、他のドライバーのブレイドを引き連れるには「オーバードライブ」を使わなければならない。例外的に第8話でレックスがマスタードライバーになった後はレックスのみ他のドライバーのブレイド(ハナ以外)を自由に引き連れられる。DLCの【ハナバスター】?も例外で自由に付け替え可能。
大量に同調すると当然ながら余るためか、「傭兵団」というスマートフォンアプリの遠征のようなシステムで派遣も行える。最初の所持できる数は限られているものの、傭兵団レベルを上げていくと上限を増やせる。
邪魔なブレイドは別れる事で整理しつつアイテムが手に入る。コモンブレイドでも傭兵団や一部のクエストで使い道があるため数が少ない時は適当に別れないように注意。
超越的な身体能力や特殊能力を持ち、いくら体が傷ついても再生可能。更に肉体が老化して衰えることもない、というかなりハイスペックな生命体。
ブレイドによって容姿から能力までそれぞれ全く異なるが、共通する基本的な能力として自身とドライバーの前にバリアのような防御壁を展開することができる。
第1話でホムラが展開した物は戦艦の主砲を防ぎきっていたため、かなり強固な様子。
ただし一定以上の衝撃が加わると破壊されてしまうようで、ヒカリがマンイーターとしての力を開放したシンの連撃を防ごうとした際にはなすすべもなく破壊されていた。
基本的には一般的な生物と同じように飲食、睡眠、排泄を行って生きているが、エーテルが少ない場所に行くと力を発揮できなくなり、更に濃度が薄い所だと衰弱してしまうという欠点もある。
ドライバーが死亡するとそのままコアクリスタルに戻り、再び同調した際には以前の記憶をすべて失ってしまう。
また、ブレイドの身体には必ずどこかしら(額や胸元が多い)に自らの元となったコアクリスタルが浮かんでいるのだが、そこを破壊されるとドライバーの生死に関係なく消滅し、コアクリスタルに戻ってしまう。
ドライバーの死と共にコアに戻り記憶を失い、また新たなドライバーと同調することで再びブレイドとして目覚める。
これを繰り返すため、ブレイドはコアが破壊されない限り永遠に生き続けると思われていたが、実際には寿命が存在する。寿命を迎えたブレイドはコアクリスタルに戻らず、ブレイドであった頃の記憶を失って【巨神獣】に変化する。
コアクリスタルから生まれたブレイドはいずれ巨神獣になり、巨神獣は死の間際にコアクリスタルを産み落として消滅することから、この三者は循環する存在であり、巨神獣から成り立つアルストは、言い換えればブレイドそのものが大地となって成り立つ世界である。
その正体は生命の進化促進用の送受信端末である。
ブレイドの中核であるコアクリスタルは外界からの淘汰圧や同調した人間の生命体としての情報から、その人間との間に培われた経験や感情と言ったあらゆる情報をトリニティプロセッサーであるロゴスと【プネウマ】に送信する機能がある。
トリニティプロセッサーは蓄積した情報を元に新たな進化コードをコアクリスタルへと送り返す。送り返された進化コードは更なるブレイド生み出し、そのブレイドはやがて巨神獣となり、次なる生命体を創出していく…という人為的な生命の進化を生み出すための、命の循環を担っていた。
元となった知識や大本の人格は別のドライバーと同調しても引き継がれるが、性格はドライバーの影響を受け大きく変貌することもある。
第3章に登場する地属性レアブレイドの【ヂカラオ】は初登場時、大蜘蛛モンスター【エルダー・スパイド】?と同調しており、知性すら持たない大蜘蛛に従いこちらに襲い掛かってくる始末だった。
水属性レアブレイドの【ミクマリ】は元々コアクリスタル狩りと呼ばれる窃盗団の一員と同調していたブレイドであり、当時は人殺しも躊躇わない冷酷な女ブレイドだったものの、レックス達と同調して以降は明るく快活な優しい少女へと変貌している。
同調した直後から直接ドライバーから人格に影響が出てしまうことがあり、天の聖杯【メツ】はマルベーニと同調した際、彼の世界に対する絶望と怒りを刷り込まれ、猛烈な破壊衝動を身に宿してしまった。
「自由意志はあるが基本的にはドライバーに従う」「同調したドライバーが死ぬと記憶を失いコアに戻る」という特性から悪用もたやすく、コアクリスタルを強奪しドライバーに売りつける闇取引もなされている。
特に人に近い容姿の女性型ブレイドは下世話な方面の需要も高く見本写真を撮影してからドライバーを殺害し、コアを回収するといったことが行われていると作中で語られている。顔写真付きで売りに出された女性型ブレイドが何をされるかはもはや言うまでもあるまい。
ドライバーの死は自身の死(記憶と経験のリセット)を意味するため、否応がなしにドライバーを守る必要に迫られるが、必ずしもドライバーに絶対服従というわけではない。
作中では氷属性レアブレイドの【セオリ】が、かつての仲間だったミクマリを自身のドライバー・【オズワル】?の凶行から守るため、オズワルをその手で殺害し、自らコアクリスタルに戻っている。
また雷属性レアブレイドの【テンイ】?はドライバーの手を離れて暴走状態に陥り、彼女らが住んでいた当時のルクスリアを滅ぼしかけたが、彼女のドライバーが自殺してコアクリスタルに戻すことで強引に暴走を食い止めている。
上記のようにドライバーに対して弱い立場にある存在だが、現アルストにおいては「ドライバーとブレイドは対等な関係を結び、強い絆を結んでこそ力を発揮できる」という考えが浸透している。
そのため「ドライバーさえ無事ならブレイドはいくらダメージを負っても再生できる」という理由でブレイドを盾にして戦うようなドライバーは酷く非難されている。
また【メレフ・ラハット】によるとスペルビア軍はドライバーもブレイドも同じ規律に従って生活をしている。
本作における「ブレイド」とはアイオニオンの人間が使う、必要に応じて出現させられる武器のことを指しており、作中で使われる意味合いとしては『2』のブレイドとは大分異なる。
一見すると『2』のブレイド達が使用する武器によく似ているが、『1』の世界を元に生まれた国家「ケヴェス」出身の人間も関係なく使用可能である。
その一方、『2』の世界を元に生まれた国家「アグヌス」出身の人物はその殆どが、前作のヂカラオのように極端に人間と違う容姿の者こそいないが、『2』のブレイド達同様、胸元等にコアクリスタルのような結晶体が付いている他、
体表にエーテルラインを思わせる光る線が走っていたり、セオリのように頭から小さな角を生やしている者もいる。
またケヴェス側の兵士がパワーアシストと呼ばれる装置で身体能力を大きく底上げして戦っているのに対し、アグヌスの兵士は素の身体能力でケヴェス兵と互角に渡り合うことが可能。
そしてアグヌス出身の登場キャラのほぼ全てが日本風の名前であり、国民全体が『2』のブレイドを思わせる性質を有している。
ただし、あくまでも身体能力が高いだけで、『2』のブレイド達のような超常的な異能は持っていない。
また、胸についている結晶体がコアクリスタルと同一の存在というわけではなく、外傷を負えば結晶体に関係なく死亡し、加齢による成長速度も普通の人間相応である。
ただ完全にコアクリスタルとしての機能が喪失したわけではないようでDLCの『新たなる未来』でアルファがナエルを依り代とした理由の一つとしてレックスは「自分たちとの戦いで欠けた自分のコアクリスタルの修復のためにナエルのコアクリスタルを使ったのではないか」と予測している
アイオニオンにおいては亜種生命体としてのブレイドの概念は失われているようで、
DLCで解禁されたイノが自身を「人工ブレイド」と称した際にはミオやセナは「ブレイドって私たちが使ってるあのブレイド?」「人型のブレイドが存在するの?」と首を傾げられた。
『2』の時点では「かつては人間と結婚するブレイドも珍しくはなかった」と触れられるだけで、両者の間で子供が出来るのかは不明瞭であり、そういった出自のキャラクター等も登場していなかったのだが、本作のエンディングでは『2』の後にブレイドであるホムラ・ヒカリ・ニアの三人がレックスとの間に子供を作っていたことが判明している。
この三名はブレイドとしてイレギュラーな存在ではあるのだが、『新たなる未来』においては通常の青いコアクリスタルのブレイドである【サイカ】と【ジーク・B・極・玄武】の間に生まれたと思わしきリンカという女性も登場している。
前述の通り『2』本編ではそれまで影も形もなかった人間とブレイドのハーフと言える存在が、『2』終了間もない頃から生まれていることになるため、ゲートが消えてクラウスがこの世を去ったことで、アルストの世界そのものの仕組みになんらかの変動があった可能性がある。