【シーク】

シーク とは、【ゼルダの伝説 時のオカリナ】のキャラクター。

プロフィール

シーク

他言語

Sheik (英語)

正体

【ゼルダ】

種族

【シーカー族】(自称)

声優

『時のオカリナ』:水沢潤
『ゼルダ無双』:世戸さおり
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』:藤村歩

初登場

【ゼルダの伝説 時のオカリナ】

シーカー族の末裔を自称する包帯に巻かれた謎の青年。一人称は「ボク」。
その正体は魔法で姿を変えた【ゼルダ】

作品別

ゼルダの伝説シリーズ

【ゼルダの伝説 時のオカリナ】

青年時代に登場。行く先行く先で曲を教えてくれる。曲が終わった後はデクの実らしき閃光弾を放ってから消える。ゾーラの里では【ルト】を救出していた。
最終的には賢者が揃った後に時の神殿で正体を明かすが、その直後に【ガノンドロフ】に捕まってしまう。

宣伝やイメージイラストでは「敵か味方か分からない謎の存在」という仮面キャラ?のお約束を踏襲するかのような扱いをされていたが、終始味方キャラである。そもそも戦闘自体一切行わない。

【ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス】

当初は登場する予定があったが没に。この際に作られたデザインが『大乱闘スマッシュブラザーズX』に使用される事になった。

【ゼルダ無双】?

リメイクを除けば実に16年ぶりにゼルダの伝説シリーズに再登場を果たす。
今作のシークは『時のオカリナ』のシークではなく『ゼルダ無双』世界のゼルダが変身している。

使用武器はハープ。通常攻撃ではクナイと蹴りを組み合わせた体術を中心に戦う。
基本属性は雷だが、各強攻撃が全て別の属性を持つという特徴があり(強2は水・強3は炎…といった具合)、強攻撃後にハープにそれぞれの技ごとの属性が宿る。
その状態で特殊攻撃を使うと属性に応じた曲をハープで演奏し、攻撃からバフ・デバフまで様々な効果が発動する。
それぞれの楽曲はかなり優秀な効果を持つので使いこなせば戦局を有利に運べるが、当然演奏中に敵の攻撃を喰らえば無効になってしまう。
また素で戦うと火力も殲滅力も並以下のキャラクターなので積極的にハープ演奏を使いこなしていきたい。

ゼルダ無双シリーズにありがちな「原作で戦うシーンなど影も形もなかったキャラクターを単独で戦えるキャラクターにアレンジしてしまう」という無茶ぶりキャラの一人ではあるのだが、後述のスマブラシリーズで印象的だった忍者のような戦闘スタイルと『時のオカリナ』で印象的だったハープの演奏を上手いこと戦闘に取り入れているため、かなり違和感なく前線で戦えるキャラとして成立している。

シナリオでは『時のオカリナ』同様ハイラルが混乱に陥った中でゼルダがその正体を隠すために変身した姿であり、陰ながらどころか表立ってハイラル軍を支えるために戦っていた。
しかしウィズロがニセのゼルダに変身して軍を混乱させていた際に正体を明かすこととなる。

当初は『時のオカリナ』同様「シーカー族の生き残り」を名乗ってハイラル軍に同行していたものの、本物のシーカー族の生き残りであるインパにはその正体を疑われていた。 そりゃバレるだろ。

ゼルダの伝説シリーズ以外

【大乱闘スマッシュブラザーズDX】

初期キャラクターで【ゼルダ】のもう1つの姿。
下必殺ワザで堂々とチェンジしており、『時のオカリナ』未プレイユーザーに対して思いっきりネタバレしている。
原作では一切戦っていなかったため戦闘スタイルは完全にオリジナル。対戦ゲームでは必須なのに任天堂では不足気味の「【忍者】枠」を補うために引っ張り出されたキャラクターという印象が強い。
攻撃力やふっとばし性能がゼルダより弱いワザは多いが、素早さや手数の多さでダメージを稼ぎやすい。
素手で戦うキャラにもかかわらず「全身が武器判定」と称えられる程全体的な技の性能が非常に優秀で、リーチが長く判定も強め。
コンセプトとしては前述の「ダメージソースが豊富なシークでダメージを稼ぎ、フィニッシュソースが豊富なゼルダで止めを刺す」というキャラのはずなのだが、ぶっちゃけシークだけでも十分すぎる程フィニッシュソースが豊富であり*1、特に空中前攻撃のとびかかりながら前方に手刀を振り下ろす技「鉈」は「どう見ても判定が腕より大きい、単発の威力も高い、発生が速い、後隙もほぼ無い、コンボとしてつなげやすい、 斜め下ベクトルに吹っ飛ばす 」という理不尽な性能を持つ。
これだけ接近戦で優秀ながら通常必殺ワザの「仕込針」も非常に優秀な飛び道具であり、最上位に届かんばかりの強さを持つとされている。

逆に「あらゆる所が食らい判定」と称される本作の【クッパ】との戦いは見るも無残な蹂躙戦となり、基本性能で完敗している上に、よりによって対クッパ用の投げ連まで持っているせいでダイヤグラムで9:1で有利とされる。*2
要するに10回やって9回勝てるどころではなく10回やったらほぼ10回とも一方的にクッパに何もさせずに倒してしまうレベル。
全スマブラシリーズ見渡しても他にないレベルの「詰み」の組み合わせと言われている。

【大乱闘スマッシュブラザーズX】

初期キャラクター。原作では没になった『トワイライトプリンセス』のデザインで登場。今回もゼルダから変身する。
重量は「85」に減少した。
下空中攻撃が「百舌改」、つかみ攻撃が「肘打」に変更された。横必殺ワザ「鉄糸舞」でワイヤー復帰が出来るようになった。
最後の切りふだもゼルダと共有の「光の弓矢」だが、こちらはベクトルが異なり水平にぶっ飛ばす。
前作に比べると投げ連の没収やふっとばし力の低下等で弱体化したものの、依然として中堅以上の実力を持つ。

「亜空の使者」では【戦艦ハルバード】にて初登場。フィギュアから戻ったゼルダが動きやすいようにとこの姿に変身する。知らなかったとはいえ、【ピーチ】を巻き添えにしそうになったフォックスとは一触即発になるが、ピーチの差し出した紅茶をフォックスと一緒にあっさりいただくなど少しコミカルである。
「戦艦ハルバード ブリッジ」ではファルコ/【ルカリオ】/スネークと合流し、【デュオン】と交戦した。
「亜空間突入口」ではゼルダの姿に戻っている。

【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】

初期ファイター。仕様変更もあって、本作からゼルダとは別キャラ扱いされるようになった。
横必殺ワザが「炸裂丸」、下必殺ワザが「跳魚」に変更された。百裂攻撃フィニッシュの「連突終」が追加された。
ワイヤー復帰が再度出来なくなった。重量は「81」に減少した(ゼルダより軽い)。
前作からさらに攻撃力が低下した代わりに、スピードが上昇。本作は前作に比べて、全体的に空中攻撃の着地隙が大きくなるようされている中で、シークは相変わらず着地隙が少ないままのため、相対的に強化されている。
「鉈」は更に威力が低下したものの、吹っ飛ばしのベクトルが変化したことで使い勝手はよくなった。
ゼルダに変身できなくなったことで高い復帰力を持つ「フロルの風」が使えなくなってしまったものの、代わりに加わった「跳魚」と「浮身」を組み合わせることで同じくらいの距離を稼ぐことが可能。
結果的には、状況に応じてゼルダに変身できるという強みを失ってなお余りある強さを得ている。

エンジェランドのスマッシュアピールでは【ピット】が「シークの正体、だれなんでしょうね~。」とわざとらしく話題に上げ、【パルテナ】は「えぇ、まったくわかりませんねぇ~。【自然王ナチュレ】は「ナゾがナゾを呼ぶのう。今世紀最大のミステリーじゃのう~。」と2人揃って笑顔で返す。言うまでもなく「一体何者なんだ…」ネタである。

特設リングでの通り名は「闇に舞う旋風」。

【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】

隠しファイター。重量は「78」に減少した。バランス調整のためとはいえ【カービィ】よりも軽くなってしまった。
ゼルダが【ゼルダの伝説 神々のトライフォース】基準になった事で更に別人のファイターとなり、最後の切りふだが「宵闇乱舞」へと変更された。つかみ攻撃が「膝打」に変更された。
デザインは【ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド】の忍びスーツをベースとしたものへとリファインされ、オリジナルキャラクターとしての印象がより強くなっている。
依然として上位キャラではあり、各種地上攻撃の威力の向上などの強化点もあるものの、シークに限らず本作では比べて全体的なファイターの空中攻撃の着地隙が減少傾向にあるため、前作の相対的な強みが失われた。
『DX』のころから猛威を振るっていた空前の「鉈」は相変わらず発生が早く使いやすいが、威力が3%にまで抑えられており、何発当てても大して減らないのがザラ。

「灯火の星」では、「光の世界」のスタート地点付近で解放可能。
【マルス】【むらびと】の母体と共に進行ルートを塞いでおり、シークを解放した場合、マルスやむらびとは道の反対側から回り込まないと解放できない。

スピリッツバトルでは男女問わずクールな雰囲気のキャラや暗器で戦うキャラのスピリッツバトルの相手として登場する事が多い。

ファイタースピリットのアートワークは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のもの。

【Girls Mode 4 スター☆スタイリスト】

FANTANIAのマフラーに、このキャラをモチーフにしたシーカー族のスカーフがある。

『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』のワザ

  • 小太刀
    弱攻撃1。右手で横に薙ぎ払うようにチョップを繰り出す。
  • 逆小太刀
    弱攻撃2。右手で逆に薙ぎ払うようにチョップを繰り出す。
  • 連突
    百裂攻撃。左手で素早い突きを繰り出す。『for』以降はフィニッシュワザの「連突終」が追加され、左手で掌底を放つ。
  • 円弧
    横強攻撃。蹴り上げながら回し蹴りする。『DX』におけるクッパキラー。
  • 真弓
    上強攻撃。右足を後ろから蹴り上げ、前方へ踵落としする。
  • 双蛇
    横スマッシュ攻撃。前進しつつ右足で蹴り、反時計回りに回転してから左足で蹴る。
  • 大車輪
    下スマッシュ攻撃。逆さになって開脚しつつ、時計回りに回転しながら蹴る。

  • 前空中攻撃。左手を振り下ろすようにチョップを繰り出す。『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』におけるシークの代名詞的なワザ。
  • 百舌
    『DX』での下空中攻撃。左足を斜め前方下に伸ばして蹴る。
  • 百舌改
    『X』以降の下空中攻撃。斜め前方下に急降下するようになった。
  • 光の弓矢
    『DX』~『for』での最後の切りふだ。ゼルダの同ワザより低めに貫いた相手をふっとばす。
  • 宵闇乱舞
    『SPECIAL』での最後の切りふだ。相手をナイフで斬り付け、最初に当たった相手をパンチ/キック/ナイフで連続攻撃し、最後にナイフで斬り払い背中側へふっとばす。

関連キャラクター

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最終更新:2024年01月15日 13:20
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*1 というかゼルダ自体本来売りにしているはずの吹っ飛ばし力の高さが攻撃判定の狭さのせいでイマイチ生かし切れていない

*2 ダイヤグラムというのは同じ腕前のプレイヤー同士が違うキャラ同士で対戦した場合「理論上どちらがどれだけゲームを支配できるか」の指標であり、どのキャラがどれだけの強さに位置するかの「キャラランク」とは異なる。ダイヤグラム9:1というのは「同じ腕前のプレイヤーのシークとクッパが戦ったらシークが9割勝つ」という意味ではなく「同じ腕前のプレイヤーのシークとクッパが戦ったら一試合の間にシークが9割主導権を握る」という意味である。