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片方誉め
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psychotoolbox
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片方誉め
- 別名
- 無視のない無視
- 用途
- 望ましくない行動を減らす
- 望ましい行動を増やす
- 用例
- 無視するのが難しく感じるとき
- 使用法
- 兄弟など二人以上がおなじところにいて、片方が望ましくない行動を取っているなら、望ましくない行動を取っていない方を誉めることで、「無視による消去」のワザをつかうことができる。
- このとき両者を比較するような誉め方は絶対にだめ。ただ片方を簡潔に誉める。
- 片方がぎゃーぎゃー騒がしいなら、もう片方に「静かな声で話してくれてありがとう」と誉める。
- 解説
- 社会的比較は人間の感性の基本パタン。
- 自分以外の者が目の前で誉められている(好意的な注目を与えられている)ことは、ただ無視される(注目をとりあげられる)よりも,強く感じられる。
- 効果絶大であり、無視という(慣れないうちは)苦行と感じられるワザのかわりとして余りある効果がある。
- 参考文献
- シンシア・ウィッタム『読んで学べるADHDのペアレントトレーニング』(明石書店)
- →邦訳名に偽りあり。ADHDの本ではない。むしろADHDをも含めたすべての子どもと親に役立つ、ペアレント・トレーニングの名著。記述がシンプルで、1章づつ試しながら、読み進めるのがよい。
