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信じてはいけない40の教え
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信じてはいけない40の教え
- 別名
- よくある不合理な信念リスト
- 用途
- 人を縛る思い込みに気付く
- 用例
- ネガティブな考えをチェックしたいとき
- 使用法
- 〈まじめすぎる人に〉
- 気晴らしは時間の無駄遣いである。
- 完璧を目指すべきだ。
- なせばなる
- ちゃんとやりたいのなら、自分でやるのが一番だ。
- 苦労と辛い仕事は人格を作る。
- 自分に厳しくするのは自分のためになる。
- 人生はフェアであるべきだ。
- 自分を変えるためには、自分の行動の理由を知らなければならない。
- 〈単純すぎる人に〉
- 完全に正直であることが、最善のやり方だ。
- 第一印象でその人がどんな人かわかる。
- 成功とお金が幸せをもたらす
- 無視していれば、問題は消える
- 直感に従えば、間違いはない
- 幸せな結婚をしている人は、他の人に性的な魅力を感じることはない
- 謝れば、すべては水に流せる
- 〈強さにこだわる人に〉
- 人を支配した方がうまく行く
- 「感情を爆発させる」のは健全なことだ。
- 「ノー」と言え。一歩でも譲れば、いくらでもつけこまれる。
- 最後通牒を突き付ければ問題は解決する。
- 間違いを正すには、言わなければ分からない。
- 望みは高いほど力が出る
- やるなら勝たなければ意味がない。
- ルールを決め、それに従うべきだ。
- 重要なのは自分が間違っていないことだから、ミスは隠さなければならない。
- 約束は契約である。決して違えてはならない。
- 〈愛にこだわる人に〉
- どんな行動をしようと家族との愛は変わらない。
- 思いやりの無い親戚や友人には口をきいてやる必要はない。
- うまくいかないのは相手のせいだ。
- しつけには罰が必要である。
- 妻(夫)が私の両親を愛するのは当たり前だ。
- 本当に愛しているなら、私が必要なものは言わなくてもわかるはずだ。
- 〈人に合わせ過ぎる人に〉
- やさしさは暴力に勝つ
- 人の気持ちを傷つけるようなことは言うべきでない
- 感情は自分の中にしまっておくべきだ
- 両親を悲しませないことがいちばん大切なことだ
- 一度ひどい扱いを受けた人は、ずっと立ち直ることができない。
- 謙虚であれ、自慢しては行けない。
- 自分勝手はいけない。他の人たちを第一にしなさい。
- 侮辱されることで、心は傷つけられる。
- みんなに好かれることが大切だ。
- 解説
- 人を縛る「思い込み」は、まったくの誤りではない。一部または半分は(時と場合によっては)正しい。だからこそ、ひとをいつまでも捕まえ、危険なのである。
- 実に多くの悩みや心の不調や精神疾患までもが、同じ「おもいこみ」の上に成り立っている。上のリストは、なかでも多く見られる「思い込み」をリストにしたものである。
- 認知療法や論理療法で、非合理的な自動思考や信念、非機能的な考えをチェックするのに使える。また、「なぜこれらの考えが非合理的/非機能的なのか」を考えると(そのときは歪んだ認知検討質問集や認知の歪みリストを参考にできる)、認知療法、論理療法の練習にもなる、
- 参考文献
- ア−ノルド/クリフォ−ド・ラザルス他『あなたを縛る「思い込み」から脱け出す法—信じてはいけない40の教え』ダイヤモンド社 (1998/12)
