みんなの道具箱 @ wiki
脱=名詞化
最終更新:
psychotoolbox
-
view
脱=名詞化
- 別名
- メタ・モデル
- 用途
- 悩みを解決可能なものにする
- 固定観念をときほぐす
- 用例
- 悩みが抽象的なとき
- レッテル貼りに陥っているとき
- 恒常的なアパシー状態をなおしたい
- 性格をなおしたい
- 消極的な自分をなんとかしたい
- 使用法
- 「恒常的なアパシー状態」とか「なおしたい性格」とか「積極的でない私」というのはレッテル貼りであり、名詞化の誤りである。これは問題を固定化し、解決の取り組みを困難にさせる。
- 名詞化による固定観念に対しては、名詞のもとになった一連の行動やプロセス を、その過程(や行動)を表わす表現に戻すような質問が有効。4W1H(い つ、どこで、だれが、なにを、どのように)の質問も有効。
- 例「結果がはっきりとしない行動に意味は無い」 という思い込みをなんとかしたい
- 「結果がはっきりとしない行動に意味は無い」って、いつ、どこで、なにしてるときに、そう思うの?
- =>こたえを、ダブルカラムや日常思考記録表にぶちこむ
- 「結果がはっきりとしない行動に意味は無い」って、いつ、どこで、なにしてるときに、そうは思わない(感じない)の?
- =>こたえの行動、シチュエーションをもっとやってみる。増やす。
- 「結果がはっきりとしない行動に意味は無い」と、どれくらい(頻繁に/強く、何%くらいの確信度で)思うの?
- =>メモしておいて、認知療法をしばらくつづけてみて、どれくらい減るか(増えるか?)確認する。
- 解説
- 「名詞化=定義「行動や一連の 過程が固定的なモノとして扱うこと」
- 人はなぜか、ネガティブな現象が起こると名前をつけたがる=名詞化。名前をつけると、不思議とその現象について「わかった気」になるが、その代償と して、その現象が恒常化する。変化する可能性を見失ったりしたとしても、わかったつもりになることが大切か?
- 名詞化による固定観念に対しては、名詞のもとになった一連の行動やプロセスを、その過程(や行動)を表わす表現に戻すような質問が有効。4W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、どのように)の質問も有効。