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肯定文で指示する

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psychotoolbox

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肯定文で指示する
別名
用途
望ましくない行動・(人や自分を傷つけるなど)許しがたい行動を減らす
用例
使用法
一般には、「〜しないで!」と否定的にいうよりも、そのかわりになる行動について「〜してちょうだい」と指示する方がうまくいく。
(例)
 「テーブルを(はさみで)傷つけないで!」→「はさみをテーブルの上におきなさい」
 また疑問文のかたちで指示すべきでない。「〜してくれない?」と頼むことは、「いや」「やりたくない」という答えを許している。冷静に、怒ることなく、明確に指示は与えよう。
解説
やめさせたい行動を口にすることは、子どもたちに乱暴な行動を思い起こさせるかもしれない。子どもたちは乱暴な行動を繰り返し、親は叱らなくてはならず、子どもたちは叱られることで注目を手に入れる。したがって乱暴な行動は繰り返されるだろう。
 反対に、望ましい行動の方を口にすれば、子どもはとにかく何をすればいいのか、正しく知ることができる。このことは、子どもに言葉にしたがう機会を与え、親には子どもをほめる機会を与えるかもしれない。

参考文献
シンシア・ウィッタム『読んで学べるADHDのペアレントトレーニング』(明石書店)
→邦訳名に偽りあり。ADHDの本ではない。むしろADHDをも含めたすべての子どもと親に役立つ、ペアレント・トレーニングの名著。記述がシンプルで、1章づつ試しながら、読み進めるのがよい。











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