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態度(信念)のバランスシート
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psychotoolbox
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- 別名
- 態度(信念)の損得比較
- フランクリンの損得分析表
- 用途
- 動機付け、迷いの整理
- 用例
- タバコ/アルコールをやめたい、でもやめたくないといったアンビバレントに陥ったとき
- 会社に行かなくて、でも行きたくないといったアンビバレントに陥ったとき
- 使用法
- 1.用紙の一番上に分析したい態度/行動/信念/感情などを簡潔に書く。
- 2.その下に、左右二つの欄をつくり、左側に「その態度・行動をするデメリット」あるいは「その信念・感情を持つデメリット」をできるだけたくさん書く。
- 3.右側の欄には「その態度・行動をするメリット」あるいは「その信念・感情を持つメリット」をできるだけたくさん書く。
- 4.メリットとデメリットを比較し、合計100となるように、メリットとデメリットに点数を配分する(20と80というように)
- 解説
- 落ち込んでいる時や危機に陥ってるときには、物事の片方の側面に目がいきがち。ネガティブだと悪い側面に、ポジティブだとよい側面だけを見がちである。バランスシートをつくることで(つくろうとすることで)、両方の側面に光を当てることができる(うまくできなくても、自分の偏り加減に気付くことができる)。
- その上で、
- 1.物事に取りかかる前に躊躇しているならば、動機づけになる。押し隠していた「やりたくない理由」が明るみに出、やった方がよい理由も明確になることから。
- 2.できなかったこと、失敗したことでも、損得両方があることがわかるので、後悔も少なくて済む。
- 参考文献
- デイビッド・D. バーンズ (著) 『いやな気分よ、さようなら—自分で学ぶ「抑うつ」克服法』
