ルナマリア・ホーク

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ルナマリア・ホーク - (2024/02/25 (日) 20:59:38) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/08/01 Sun 15:22:03
更新日:2024/03/14 Thu 21:27:03
所要時間:約 7 分で読めます





「忘れてた?私も赤なのよ!」


機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のヒロイン。


人種:コーディネイター
生年月日:C.E.56年7月26日
星座:獅子座
血液型:A型
年齢:17歳
身長:164cm
体重:46kg
髪色:紅
瞳:濃い青紫


◇概要

今作のヒロインでミニスカ巨乳のエロ担当。
ガンダムにしては珍しく、最初から最後まで軍人のヒロインでもある。

ザフト・ミネルバ隊に配属された赤服で、ミネルバオペレーターのメイリン・ホークは実の妹
同じくミネルバ隊配属の赤服であるシン・アスカレイ・ザ・バレルとは士官学校の同期。

赤服特権で制服を自らの手で改造しており、ピンクのミニプリーツスカートに黒いニーソックスというスタイル*1
あんな姿で動き回られたら周りの男性諸君は堪ったものでないだろう。

「赤髪」「ショートカット」という、見た目通りの明朗活発な少女で、いわゆるイマドキの女の子。
一時上官となったアスラン・ザラに対して、妹のメイリンと共にアプローチをかけていた。
また、シンやレイとは同期にあたるが年齢は彼らより一つ上であり、感情的なシンを子供扱いすることもあった。
二次創作ではこの年上ということと妹がいるということを加味してか、面倒見の良い姐御肌のキャラクターとして扱われることもある。


◇経歴

ミネルバのモビルスーツパイロットとして最初期から活躍し、最初は専用色である深紅のガナーザクウォーリアに搭乗していた。女性版シャアとか言うな。
アーモリーワン出港時にミネルバに乗っていたゲイツ2機はデブリ帯での戦闘で撃墜されてしまった事で、以降ミネルバの数少ないMSパイロットとして二度目の大戦を戦い抜く事になる。

ボギーワンの追跡からユニウスセブン破砕作戦にかけては積極的に前線に出ていたが、地上に降りて以降の海上戦では前衛はシンとアスランに任せ、自身はレイと共に専らミネルバの甲板上で対空射撃に専念していた。
後衛として母艦の直掩に徹していた事もあって多数のMSや敵艦を撃破したシンと異なり目立った活躍は無く、
ガルナハンのローエングリンゲート突破作戦も、作戦の軸がシンとアスランだったためレイ共々特に出番は無し。
インド洋戦ではレイと共にアビスの迎撃に海に潜るも、相手になる筈はなく、軽くあしらわれた挙句乗機の片腕を奪われる有様であった。

最終的にクレタ沖戦にてミネルバに特攻を仕掛けたババ一尉の駆るムラサメのミサイル攻撃が直撃してしまい、乗機は大破し自身も重傷を負ってしまう。
損傷の激しい彼女のザクは、同じくフリーダムにバラバラにされたセイバー共々事実上修理不可能と見做され、ルナマリア自身負傷した事もあって以降レイと共にヘブンズベース戦に至るまで(話数にして実に9話もの間)ミネルバで留守番を余儀なくされる。
因みに余談に近いが、ディオキアでシンがステラと再会したエピソードにて、救難信号を発したシンの迎えに来たのはTV放送時はアスランだったがスペエディではルナマリアになっていた。

ヘブンズベース攻撃に向けてジブラルタル基地で待機していた最中にはアスランが軍を脱走、その手引きをメイリンが行った上に撃墜命令を受けたシンが二人の乗るグフを撃墜、
その結果、同期の親友によってかつてのあこがれの人と最愛の妹を同時に失うという悲劇に見舞われる事となり、
事件後の事情聴取でも憔悴した姿を見せ、帰投したシンを前に泣きじゃくる事態となった。
同じく本件で精神的に追い詰められていたシンとはお互い心に深い傷を負った者同士、次第に傷を舐めあうような形で恋人関係となる。

ヘブンズベース攻略戦、「オペレーション・ラグナロク」に向けてデスティニーに乗り換えたシンから譲られる形でインパルスガンダムに乗り換える。
今までとは異なり積極的に前衛に出るようになった事で、今までとは異なり空を飛んでいるにもかかわらず下方向への注意がおろそかになっていた場面もあったものの、
デストロイをソードインパルスで一刀両断するなど本人も言う通り中盤までの扱いがのようなザフトレッドの面目躍如と言うべき活躍を見せた。
オーブ侵攻作戦、「オペレーション・フューリー」では脱出しようとするジブリールのシャトルを撃墜しようと追い縋るも、流石に高速で離脱するシャトルには命中弾を与えられず取り逃がしてしまった*2

終盤では、シンに対してもメイリンを撃墜した張本人という思いが残りながらも、ザフト軍の兵士としての義務を果たしたのだと自分を納得させ、最終的に彼についていく決心をする。
宇宙に上がってからはダイダロスのレクイエム攻略作戦にて、ブラストインパルスでシンとレイに途中までは護衛されつつ以降は単独でレクイエム発射口まで潜入、発射寸前というタイミングでレクイエムの破壊に成功する活躍を見せる。

最終決戦時にはシンとレイがメサイア所属となったため、ミネルバ唯一のパイロットとして奮戦、ミネルバと共にレクイエムを破ったアークエンジェルとエターナルの追撃に向かうも、
死亡したと思われたメイリンが生きてエターナルに乗艦している事に気付き妹の生存と説得により混乱、それでも戦闘を継続しようとして∞ジャスティスに攻撃を仕掛けるも敵うべくもなく一蹴されインパルスは右手足を切断され中破する。
その後暫くはシンとアスランの戦闘を静観していたが、精神不安定が極限に達し錯乱したシンの正面に割って入ってしまった事でそのままシンに殺されかかるも、アスランがデスティニーを大破させた事で一命をとりとめる。

月面に落下したデスティニーからシンを助け出すと彼に寄り添い、その無事を確かめ涙した。
シンを膝枕しその目覚めを待っていた姿はまさに名のとおり、ルナ(月)マリア(聖母)のようであった。
その後は月面上で終戦と花火の如く打ち上がる撤退信号を見届けた。

FINAL-PLUS「選ばれた未来」ではオノゴロ島の慰霊碑にシンと赴いている。
「シン…」としか喋ってないような気がする?それは気のせいだ。
エピローグを見る限り、どうやらシンと一緒に軍に復帰した様だ。

ドラマCDで明らかになった内容によると、ルナマリアとメイリンもやはりラクスのファンだが、ルナマリアはラクスがメイリンと一緒に茶話会に招待した時、アスランがアークエンジェル一行と接触したのを盗撮し、また以前プラントにいた偽のラクスが迷子であることを知ったことをラクスが口実に報復するのではないかと大いに緊張していたという。
しかし幸いにもシンとアスランに関する話の主題にたどり着いた。
シンがキラに自分の恋人だと紹介し、ルナマリアがキラに礼を尽くし敬礼をすることから、シンと共に彼の下に配属されたようだ。

SEED FREEDOM

劇場版に於いては新しく発足された部隊に配属されているようだが、この作品特有の女性キャラの特殊なデザインにより、やけに唇が肉感的になっている。

乗機は新開発のゲルググメナースを与えられており、キラ配下のパイロットとしてシンやアグネスと共に各地を転戦している。
ちやみに射撃の腕前は超高速で接近するミサイルを一撃で狙撃出来る程には向上している様子。

劇中ではアグネスと痴話喧嘩したりシンとイチャイチャ未遂*3したり彼氏が笑えない冗談を仕掛けて殺しかけたりと出番はかなり多め。
終盤ではインパルスに乗り換えてシン達に負けず劣らずの鬼神の如き無双ぶりを披露する勇姿を拝める。是非ともその目で確かめよう。

◇技能について

「あたし射撃苦手なのよねー」と自嘲する通り、エースである赤服にして射撃専用のガナーに乗っている割に命中率はあまり高いとは言い難く、その命中率は消費税と同率とまで言われた程
生身での射撃訓練でもアスランから欠点を指摘されるなど、射撃が苦手なのは生身もMSも同様な模様である。
何で砲撃機体に乗ったし、と突っ込むのは視聴者の誰もが通る道*4

本人の曰くによると苦手なのは「射撃」「デブリ戦」「水中戦」……と、「じゃあ何が得意なんだ」と言われる事もままあるが、一方で射撃の腕については実は言う程悪い訳ではなかったりする
あまつさえ味方を撃ったような場面は無く、巷で言われるような誤射マリアなどという渾名を付けられる謂れは全くない。
実の所、地上に降りるまでは命中弾が少なかったのは確かだがこれは「相手が所謂ガンダムタイプに乗ったエースかつ主要敵キャラだった」という作劇の上の都合という面が大きく、
本人の言と砲撃機に乗っているという点で悪目立ちしているだけで実際にはシンとレイも命中率で言えば大差ない。
更に言えば、命中しなかった攻撃も外したのではなく躱されたりシールドで防がれたりといったものが主で、「弾を外してばかりいた」などといった評は多分にイメージか、悪評に尾鰭が付きまくった結果と考えられる。
ミネルバの甲板上で砲台化していた時期にしても、対空砲撃で向かってくるMSを多数撃墜しており、一射で2機同時に撃墜するという器用な真似をした場面さえあるなど、
攻撃を外してばかりでまるで役に立てていないかのような評価を下せるほど命中率・撃墜成功率が低いような描写は見られない。
オーブから脱出するジブリールが乗るシャトルに攻撃を命中させられず仕留め損ねたのは事実ではあるが、地球を離脱しようとするロケットを、同じく高速で飛行し追撃しながら攻撃するのは困難どころの話ではなく、こればかりは仕方ないだろう。

一方、序盤では白兵戦に秀でたガイア相手にザクで善戦し、アクロバットな動きで攻撃を躱す、蹴り飛ばして怯ませた隙にビームアックスを投げ付けてビームブレイドの片翼を切り裂く、
ソードインパルスでデストロイを切り刻むなど、どちらかと言えば格闘戦でこそ魅せる場面があり、本人の適性はむしろそちらかもしれない。
もしスラッシュウィザードを使用するか、彼女にもグフが支給されていれば、或いはより活躍が見られたのだろうか。

序盤のデブリ戦にしても中盤の水中戦にしても、苦手と言いつつ味方のMSが次々に落とされて行く中で自身は時に損傷しつつも生き延びているなど、決して技量自体は低くないことが劇中のあちこちでうかがえる。

また一方で、キラ・カガリと密会に向かうアスランをタリアの命令で尾行したことがあったが、この際キラにもアスランにも全く気付かれないまま会談を盗聴するという場面があり、生身のスパイ活動でもそれなり以上の能力があると見られる。

以上を総合すると、あれこれ苦手と言いつつも全体的に緑服より余程出来る様子があり、時々揶揄して言われるような「優れているのは見た目だけ」というような人物ではないと言っていいだろう。
まずもって赤服の時点で一般兵をかなり上回る能力を持っているのだから「射撃が苦手」というのも赤服の中では、という基準で見るのが正しいだろう。一般兵を含めた総合的には上位にランクされているに違いない。


◇各ゲームでの扱い

Gジェネシリーズ

『PORTABLE』から参戦。
どの作品においても射撃値が伸びにくく、反面格闘値がかなり高く設定されている。にもかかわらず初期搭乗ユニットは射撃系。
『WARS』からは「コーディネイター」「熱血」等といったアビリティの補正がかかる為、中々に強い。

ちなみに彼女を覚醒させるには射撃値の上昇が不可欠。それと初期射撃値がメイリンに負けている。……嫌がらせ?

スパロボシリーズ

シリーズを通して必中の扱いがおかしいのが特徴。

◇Zシリーズ

Zでは基本的に原作準拠であり、シンとの関係も同じように進展するが、シンがZAFTから自らの意志で離脱するifルートではシンと共にZEUTHに投降する。
セツコ編でステラの生存フラグを満たした場合、シンとステラが仲良くするのを見て嫉妬を覚え、他のキャラにフォローを入れられている。
しかしステラ本人には何の悪感情もない様子で、すぐに仲間と認めた。まあ姐御肌と妹系だし、相性が良かったのだろう。

能力は大器晩成型。上手く育てれば終盤まで主力で使えないこともない。

第2次Z破界篇では『続投組は主人公格のみ参戦』と明言されていたが無事参戦。
再世篇ではアッシュフォード学園の恋のキューピッドイベントではシンに「狙ってくれないの?」といたずらっぽく尋ねる場面も。その際シンの口から「俺達もう恋人同士だろ」と語られた。
一応Zの終盤に、ファの「最近急接近した」という旨の台詞があるが、明確に恋人同士と語られたのは今回が初めてである。

無印、破界篇では必中の消費SPが30と燃費が異常に悪い。再世篇は25と少しマシになった。
だがエースボーナスが、破界篇:必中消費SPが15になる、再世篇:気力130以上でターン開始時に必中がかかる。とやっぱりネタである。

第3次Zでは残念ながらNPCの上に出番は殆ど一瞬。新規顔グラの出来が滅茶苦茶に美人なだけに残念である。次回に期待しよう。
なおDLシナリオにも一部登場する。
なお、当のシンは彼女がその場にいない事を良い事に、ビンゴ大会でのテッサのキスゲットに燃え上がっていた。ルナマリアさんこっちです。
天獄篇ではシンと共に加入するが、NPC枠で召喚攻撃のザフトレッド・コンビネーションIでは、ビームライフルが尽く当たらないとやはりネタである。

K

原作の流れで最初は敵だが中盤で味方になる。
今回はなんと「必中」を最後の最後で覚える。しかも先に「必中」の効果がある「愛」を覚えるという有用性を組み合わせたネタっぷり。
恋愛面ではおそらくスパロボ史上最も扱いが悪く、ステラが仲間になると激しく嫉妬する。
他の見所はKガリさんにアスランの女性関係を暴露して修羅場に突入させたところか。

L

基本的にミネルバ視点で進むので、正式参戦後はずっと味方。
今回は「必中」を覚えるレベルは普通だが、愛が消えたのが地味に痛い。

中の人ネタで、マクロスF組との絡みが見られる。グレイスとの戦闘前会話もあるのでチェックしてみよう。
シンとの関係はミネルバを守る相棒といったところ。お互いに異性として気にはなっているようだが、
本作ではステラがデフォルトで生存する(参戦するかはフラグ次第)こともあって、微妙な関係に留まっている。
ただし、ステラ個人とは『K』と違って険悪どころか仲が良い。シンとステラと3人で「みんなを守る為に戦う」と誓い合う場面は非常に微笑ましい。

UX

原作終了後の設定で参戦。遂にシンとの合体技「コンビネーションアサルト」を習得した。通称ダイナミックケーキ入刀→ダイナミックお色直し。
原作と同じような流れでシンと恋人関係になったようだが、それから長い間付き合っていたためか、その関係の深さは夫婦同然。
シンの理解者としての行動が堂に入っており、シンの背負ったものを自分にも背負わせて欲しいと訴えるまでに彼を想っている。

アスカさん』ほどではないが、ファフナー勢ともよく絡んでいる。
戦闘の辛さから逃げ出してしまった一騎をシンと追いかけた時には『心配した反動で一発殴るとまで怒るシンをなだめる』という、まるで父親と母親のようなやり取りをしていた。

精神は相変わらずスーパー系寄りで、プロローグのフェストゥムに攻撃が当たらないのはよくあること。
まぁ、プロローグのフェストゥムは読心レベルがおかしい(何せイドゥンや操よりも読心レベルが高く、命中回避に80%の補正が入っている)のでルナマリアが悪いとは言えない。
ちなみにプロローグでは必中を持っていないが、普通にやっていれば正式参戦時には覚えている。
そしてその戦闘で射撃の訓練をやり直したと発言する。

ちなみにあるエピソードでジョウに想いを寄せるロミナとレニーを諭すシーンがあるのだが、その際の発言はなんと中の人の結婚報告からの引用である。
あと、コンビネーションアサルトの初披露時に「パートナー」発言をしている。もうお前ら結婚してた。 

V

この作品でも原作終了後の設定。参戦シナリオからシンと合体攻撃が用意されたが、やはりというべきかビームライフルが当たっていない。

・連合vsZ.A.F.T.シリーズ

一作目の家庭版より、シンやレイと共に参戦。この時はまだ『SEED DESTINY』が終わってなかったため、ほとんどゲストキャラ扱いだった。

本格的に参戦したのは二作目から。
メインクラスのヒロインであることや真綾ボイスを堪能できることもあって、アーケードモードでのプレイヤー使用率はなかなか高かった。
一方、敵として現れる場合はシンやレイと共に現れることが多く、ガナーザクやブラストインパルスで登場してくることがほとんど。
遠距離から威力の高い攻撃でこちらをガシガシ狙ってくる関係上、ルナマリアを最優先で落とさないとゲームオーバーになりかねないため、かなり油断ならない存在。
また、一部ステージでは彼女がデストロイに乗って暴れる姿もあり、一見の価値あり。
……と、プレイヤーとしても敵としても、結構な活躍を見せてくれていた。

しかし、家庭用に移植された『Ⅱ PLUS』で突如として評価が一変。
その原因は、追加されたPLUSモードにあった。

もちろん、そのPLUSモードでも登場しており、相関図では唯一最初から登場。
ゲームを開始したプレイヤーに機体の操作方法を教えてくれる、いわばチュートリアルの存在でもある。
アニメ放送終了後*5に発売されたということで、シンとの関係性がはっきりしていたこと、多くのミッションで一緒に戦ってくれる点が容易に予想できたことなどから、誰もがメインヒロインになると思っていた。

が、以下の面から扱いは悪い。

  • ストーリーの序盤はシン(主人公であり、プレイヤー自身)がZ.A.F.T.にいる関係上、彼女もほぼ確実に味方になってくれる。
    しかし中盤以降はシンがZ.A.F.T.から離反する展開になるため、彼女もシンと敵対。自分を裏切ったシンと対決するものがラストミッションになる。
    当然、それ以降彼女の専用ミッションは発生しなくなるため、『裏切ったシンに倒される上、それをフォローするような展開がない』という、後味の悪い状態に。

  • 好感度を上げれば可愛らしい笑顔を見ることができるが、なぜかシンと恋人同士の専用会話やカット絵が存在しない。*6
    なのに、シンとステラにはそれらが設定されている。
    一応、彼女もシンとの専用会話は存在するが、それはレイ・アスラン・ハイネを入れたミネルバ隊全員のものであるため、少なくとも恋人らしいものとは言えないだろう……。

  • おまけにPLUSモードは『シン(主人公)が各キャラクターと絆を結ぶ』モードであるため、シンと親密な女性がどんどん増えていくという、ルナマリアにとってなんともアレな展開になる。
    それもラクスカガリのように恋愛関係にならなそうな相手ばかりならまだしも、ステラアストレイ三人娘等、完全にフラグが立ってしまっているキャラも…。
    特にステラは前述の通り信頼度を上げると専用会話が発生する上、そうでなくてもストーリーを進めるうちに、勝手に好意を示すようになってしまう。

  • レベルを上げても中コストの機体*7までしか得られないため、そこまで強くならない。
    一方で、ステラやアストレイ三人娘のマユラ・ジュリは高コストの機体*8を受領できるため、強さに溝ができてしまう。
    敵になった時は強力なデスティニーで登場することがあるのに、味方の時ではなぜか使えるようになってくれない。
    こうなると、自機としても僚機としても愛がないと使えないレベル。

……と、はっきり言ってヒロインとして相当辛酸を嘗めさせられていると言わざるを得ないほどの扱いである。とは言え、これだけならまだ良かった。
問題となるのは、彼女を僚機にすると途端に誤射兵器に変貌する点。
このせいで、評価がますます下がる一方に。

  • 彼女のミッションでは大抵専用のガナーザクで一緒に戦ってくれるが、これがクセモノ。
    メイン射撃のオルトロスで誤射ってくることがやたらと多い。しかも、チャージショット(CS)*9でもほぼ同様。
    彼女の「狙いは完璧よ!」によるCS誤射の裏切りを喰らわなかったプレイヤーはいないだろう。
    CSをメインに戦うキャラクターとして他にディアッカがいる*10が、彼はルナマリアほど誤射しない。

  • 同様に、彼女の専用ミッションの一つに「戦艦を護衛する」というものがある。
    しかしアクションゲームにもかかわらず、なぜか彼女は移動してくれない。護衛対象の戦艦の上に乗ったまま、ずっと戦おうとする。
    繰り返し述べるが、本当に彼女は移動しない。*11現実的な戦法として間違ってはいないのだろうが、仮にもアクションゲームである本作の味方僚機が移動してくれないのは、それだけでも相当な苦戦を強いられる。
    にもかかわらず当の本人は射撃ばかり使うため、敵に全然当ててくれない。
    困ったことに、プレイヤーがいちいち追いかけて敵を倒さなくてはならないのだ。
    それなのに、護衛対象にはしっかり誤射してくる。ガナーザクのオルトロスで。

  • そもそも誤射されるということは、詰まる所「HPが減る」こと。
    よって、誤射でプレイヤーや他味方機のHPを容赦なく減らしてくる存在とも言える。
    流石にダメージ量は調整されているが、瀕死時など、状況によってはそのまま撃墜させられることも。
    そうでなくても動きを止められてしまうため、集中攻撃のリスクが高まったり、プレイヤーの考えを妨害することにもなる。
    特にアクションゲームに慣れていないプレイヤーの場合、ルナマリアの誤射のせいでミッションを失敗する可能性すら浮上してくる。

  • というか上記護衛ミッションは、護衛対象のHPの低さも相まって、ルナマリアが護衛対象を撃墜させることも決して珍しくない。
    そのため本ミッション最大の敵は、冗談抜きで彼女(による誤射)。

…何と言うか、原作よりも悪化してしまっているような気が。
むしろ、一周回ってネタとして愛されることもままある。良い活躍ではないのは間違いないが。

さして強くもなく、ストーリーも彼女に寄り添ったものではなく、ヒロインの座も実質ステラに追われ、とどめと言わんばかりにプレイヤーへの誤射で悪目立ち。
こうなると愛着のあったプレイヤー以上に、彼女を厄介な誤射兵器とみなす人の方が正直多かっただろう。

こんな活躍ばかりするせいで、付いた渾名が誤射マリア。
上記のように、原作では苦手と称していた射撃もそこまで酷いものではない。それどころか主役格とほぼ同等レベルで、誤射マリアとはとても言いがたい。
この渾名が広まってしまった最大の原因は、十中八九、この作品からなのではないだろうか……。


・機動戦士ガンダム ガンダムvsガンダム

『NEXT』より、シンのインパルスガンダムのアシストとして自分専用のガナーザクウォーリアで登場。ただし喋らない。
相手を正確に突き刺すゲロビはとんでもなく頼りになるアシストであり、連ザ時代の悪名を完全に返上したと言って良い。
しかし余りにも優秀すぎることから中の人が違うのではないかと疑われることも。
「ルナァァァァァァ!!」

機動戦士ガンダム Extreme vs.シリーズ

なんとシンを差し置いてEXVS最初期から参戦した*12
勿論双方への固有台詞はあるが、それ以外は汎用台詞ばかりでオールスター系ゲームにしては掛け合いが乏しい。
一方でインパルス版の台詞はSEED系キャラクターへの反応が多い。
ヤキン戦役を生き残った英雄のイザーク、伝説のパイロット?として認識されているクルーゼ、砂漠の虎やキラなどにも反応する。ディアッカは?
本作で追加された覚醒技が『インパルスガンダム呼出』なのだが、敵機に食らいついている間に後ろから砲撃するとシンの悲鳴と共に「シン……ごめんね」と懺悔する台詞が用意されている。なお後にインパルス版でもルナマリアは登場するのだが、そちらの覚醒技が『デスティニーガンダム呼出』なので当然同様の事ができてしまった。

顔グラフィックがEXVSアーケード版⇒家庭用⇒EXVSFBと二度も変更されている。
最終的なものは真正面からの姿なため、証明写真と揶揄されている。
EXVS2からはそのイラストも再度変更。かなり劇中に近しい雰囲気になった。


◇余談

  • 二次創作での彼女の暴走率は異常。
    作品によっては、
    腐女子になったり
    貴腐人になったり
    産廃になったり
    肉食系女子になったり
    モウダメダコイツ。ハヤクナントカシナイト…

  • 「ミニスカ」「巨乳」という容姿、「真綾ボイス」などなど、序盤は人気が高く、公式グッズ等も数多く出ていた。

  • 一部ファンからはブルマリアとも呼ばれている。
    これは作中における着替えのシーンで穿いているパンツが黒っぽい色だった事、フィギュアのパンツの色が大抵黒か紺であることに由来する。
    HDリマスターでは、わざわざ新規書き下ろしでパンツが丸見えになるシーンが追加。さすがに初回放映後はSNSがザワついた雰囲気になっていた。

  • 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」放送終了後、しばらくして担当声優の坂本真綾女史とシンの担当声優である鈴村健一氏が結婚したことを発表し、話題になった。
    作中で恋仲であった声優同士が結婚したとあって、ファンからは概ね暖かく祝福され、ゲーム等でもそれを意識した掛け合いがあった*13




シン!レイ!赤の追記・修正、見せてやりましょう!

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