セキタンザン

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セキタンザン - (2020/01/21 (火) 06:01:04) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2020/01/19 (日) 20:50:31
更新日:2023/10/22 Sun 23:00:10
所要時間:約 4 分で読めます




普段は穏やかだが人間が鉱山を荒らすと怒りくるい1500度の炎で焼きつくす


セキタンザンとはゲーム『ポケットモンスター ソード・シールド』で初登場したポケモンである。


【データ】


ガラル図鑑№:163
英語名:Coalossal
分類:せきたんポケモン
高さ:2.8m
重さ:310.0㎏
タマゴグループ:鉱物
性別比率:♂50%、♀50%


タイプ:いわ/ほのお
特性:じょうききかん(みずタイプかほのおタイプの攻撃技を受けるとすばやさが6段階上がる。手持ちに入れているとタマゴの孵化歩数が半分になる)
   ほのおのからだ(相手の攻撃が直接攻撃の場合、30%の確率でやけど状態にする。手持ちに入れているとタマゴの孵化歩数が半分になる)※タンドンの時「たいねつ」(ほのおタイプの攻撃技とやけどで受けるダメージを半減)
隠れ特性:もらいび(ほのおタイプの技を受けてもダメージや効果を受けず、その後は自分がほのおわざを使う時のこうげき・とくこうが1.5倍になる。手持ちの先頭にいるとほのおタイプの野生ポケモンが出やすくなる)



HP:110
攻撃:80
防御:120
特攻:80
特防:90
素早さ:30

合計:510


努力値:防御+3


進化:タンドン→トロッゴン(Lv18)→セキタンザン(Lv34)

【概要】


タンドンの最終進化系。
岩の塊に車輪が付いたような姿をしたタンドンが進化すると石炭を積んだトロッコに顔がついたようなトロッゴンとなる。
ここからはほのおタイプが付随し、4つの足を回転させて時速30キロで移動する。
落ちた石炭は人々の大切な燃料として重宝されてきた。

そしてさらに進化したセキタンザンは、怪獣のような姿で2足歩行し、背中に大量の石炭を積んでいる。
その見た目によらず、性格は穏やか。だが外敵には1500度の炎で攻撃してくるようだ。
この1500度はマルヤクデの800を超える温度だが、これでもバクーダの体内温度6000度には遠く及ばない。
参考までに現実世界における焚き火の炎が800〜900度ほどで、ガスバーナーの外炎が1700度程度なので、1500度の炎はかなり熱いと言える。
こんな温度の炎を受けたり手懐けてるポケモンやトレーナーの凄さを改めて思い出させるポケモンである。

【ゲームでのセキタンザン】


進化前のタンドンやトロッゴンが洞窟等に出現する、所謂イシツブテポジションのポケモン。
タンドンは鉱山周辺でごろごろ出るほか、トロッゴンは鉱山のレールを爆走している。
トロッゴンはスタート地点に突如現れゴールに着くと姿を消す上、走行速度がかなり速いので走って追いかけても捕まらない。
自転車で追いかけるか、レールの上で待ち伏せしよう。

トロッゴンになるとほのおタイプが追加されるので、最初にヒバニーを選ばなかった時のほのお枠にできる。
特にゴリランダーと一緒にいれば正に某ネクタイゴリラのようだとか言ってはいけない。


また、通常特性はどちらもタマゴの孵化歩数を減少させるので、お馴染み孵化要員としても重宝する。
他にはシャンデラ系と隠れ特性のマルヤクデ系しかいないので、入手のハードルが最も低い。
トロッゴンなら卵を乗せて走ってる姿が容易に想像できるだろう。ただし、タンドンは「ほのおのからだ」ではなく「たいねつ」なので注意。ちなみにこの特性を持つ最終進化ポケモンはドータクンのみ。
入手は遅いが「けむりだま」を持たせておけば接触事故も防げて安心。


ストーリー中ではソードのみ登場するジムリーダーのマクワが使用、キョダイマックスを披露する。
また、ほのお使いのカブもトロッゴンが登場するイベントで登場するが、手持ちには入れていない。


【対戦でのセキタンザン】


マグカルゴ以来となる、いわとほのおの複合タイプ
見た目通り、HP・防御が高く、素早さが低い耐久タイプのポケモン。
ただ、みずとじめんというメジャーなタイプが4倍弱点なのが難点。特にじめんが重いので、他でどう補うかが課題。

攻撃・特攻は同程度で高くも低くもないので、どちらか相手に読みあいを強いることができる。
攻撃重視だといわ技が使いやすくなり、特攻重視だとほのお技が使いやすくなる。
素早さか特防あたりを捨てて両刀にするのもいいだろう。

メインウェポンは「ストーンエッジ」「いわなだれ」「フレアドライブ」「だいもんじ」「かえんほうしゃ」「もえつきる」
サブウエポンは「ジャイロボール」「アイアンヘッド」「じしん」「ソーラービーム」「だいちのちから」「ねっとう」等を覚える。
いざという時の「だいばくはつ」も使える。

専用技として、「タールショット」を覚える。
これは相手の素早さを下げつつ、ほのお技を弱点にする補助技。
これで苦手な相手を突破したり、元々ほのお弱点の相手を確実に仕留めたり、後に託したりできる。
いわ技だがほのおタイプのわざに近い性質を持つが、多分これで「もらいび」をスルーできている。

他にも補助技として、「ロックカット」「ステルスロック」「おにび」「てっぺき」「リフレクター」なんかも使える。

そして、セキタンザン最大の個性は専用の特性「じょうききかん」の存在。
これはみずかほのお技を受けると、素早さを6段階も上昇させる特性。
努力値を素早さ優先で振っておけば、あのドラパルトですら抜くことも夢ではない。
ほのお技読みで交代するか、ダブルで「ふんえん」を使ってもらうのも有効。
みず技は苦手だが、「じゃくてんほけん」を持たせたコンボができるので、
ダブルで特攻の低いポケモンに「なみのり」を使わせるか、「もえつきる」で威力を和らげる、「こらえる」で耐える等の方法もある。
もし、じょうききかんが邪魔でトリパで使う場合は他の2つの特性にすればよい。

対戦においては「じょうききかん」の発動を狙って大暴れさせるのがメジャー気味。
サブウェポンもひっくるめて耐えられるケースが多い、ほのおタイプやフェアリータイプに耐性を持つ点も評価されている。

【キョダイマックスのすがた】


胴体は巨大なかまど。キョダイマックスパワーに煽られ2000度の炎が燃え盛る

ワイルドエリア「巨人の腰かけ」の巣穴から出てくる一部の個体が使えるキョダイマックス。
体が大きくなり、背中の石炭も増加している。
体内の炎も溢れ出しており、まるで巨大なストーブのような姿となる。
かつて大寒波に襲われた人々を助けたこともあるらしい。

この姿では岩技が「キョダイフンセキ」となり、攻撃後4ターンの間、いわタイプ以外のポケモンにダメージを与え続ける。
普通の「ダイロック」の砂嵐と違い、はがねタイプやじめんタイプのタスキをも潰したり、そのダメージ量で負担をかけれるので攻めに関しては優位性が高い。


【余談】


  • 名前の由来はそのまま「石炭」+「山」だと思われる。 また、セキタンザン自体がどっしりとした体格なため力士の四股名っぽいと言われる事も。

  • 名前が「セ」で始まるポケモンとしては、金銀クリスタルで登場したセレビィ以来、実に20年ぶりの登場となる。



追記、修正はトロッゴンに乗りながらお願いします。

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