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マグカルゴ

登録日:2010/02/15 Mon 21:56:05
更新日:2026/02/13 Fri 11:50:18
所要時間:約 7 分で読めます





体温は 約10000度。マグマが 固まって できた 殻の 隙間から 炎を 噴き出す。


ポケットモンスターシリーズに金・銀から登場したポケモン


■データ


全国図鑑No.219
分類:ようがんポケモン
英語名:Magcargo
高さ:0.8m
重さ:55.0kg
タマゴグループ:不定形
性別比率:♂50♀50

タイプ:ほのおいわ
特性:ほのおのからだ(接触攻撃をしてきた相手を30%の確率でやけど状態にする)
  /マグマのよろい(こおり状態にならない)
※上記の特性二つは本来の効果に加え、手持ちのタマゴの孵化歩数を半減する効果がある。
隠れ特性:くだけるよろい(物理攻撃を受けると防御が1段階下がり、素早さが2段階上がる)

種族値
HP:50→60(SMから)
攻撃:50
防御:120
特攻:80→90(SMから)
特防:80
素早さ:30
合計:430

努力値:防御+2

4倍:みずじめん
2倍:かくとう/いわ
1/2:ノーマルこおりどくひこうむしフェアリー
1/4:ほのお


■概要


マグマッグがレベル38で進化する。
進化する事でいわタイプが追加された。

身体がマグマで出来たカタツムリのような姿をしたポケモン。
だが本物のカタツムリと違って雌雄がそれぞれ存在している。
その背中の殻は身体のマグマが固まってできたもので、少し触れただけでボロボロと崩れてしまうがマグマの中に入る事で何度でも再生できる。
マグマの身体は冷えると固まって動けなくなるため、火山等の熱い場所に好んで生息するらしい。
『エメラルド』の図鑑によると、何万年もの間火口で暮らす内にマグマになったとされる。つまりマグマじゃなかった原種がいたらしい。パラドックスポケモンとして登場したりはしなかった

そしてなんとその体温は1万度にも達する。
エネルギー量ではランターンの光ほどではないが、ブーバーやブースターはおろか、ウルトラネクロズマすら比較にならない高温である。
現実のマグマの温度は地表だと1200度位、地球の内核ですら6000度ほどで、1万度というのは太陽の表面から少し潜ったあたりの温度に匹敵する。もはや誤植を疑うレベルである。
6000℃の時点でこの世のあらゆる物質・化合物は気化、10000℃ともなると大抵プラズマ化し、人間なら数百m圏内で炭になる。これに耐えられるマグカルゴの殻は本当にマグマが固まってできたものなのだろうか。
こんだけ熱いとぶっちゃけ戦った相手どころか繰り出したトレーナー自身、果てはどんどん足元を溶かしてしまうマグカルゴ自身も危ないような気がするが気にしてはいけない。
そのトンデモ解説のせいで空想科学読本の題材にもなった。
ランターンやこんなのがうろついているカントーやシンオウ離島はどうかしている。

■ゲームでのマグカルゴ


溶岩のような体つきや生態をしているためか、火山そのものや火山周辺で出会える作品が多い。

  • 第二世代(金銀・クリスタル)
『金銀』から登場したポケモンなのだが、進化前のマグマッグに出会えるのはジョウト地方クリア後であるカントーサイクリングロード。
グレン火山噴火の影響にしては遠い場所だが、なぜここに現れるようになったかは謎。
マグマッグを繰り出してくるトレーナーが誰もいないことに加え、特に入る必要がない草むらにしか生息していない事から当時はとても影が薄かった。
主要トレーナーではカツラがマグカルゴを使用する。

進化前のマグマッグが「ほのおのぬけみち」にて比較的早めに出現。
……前世代における影の薄さから、マグマッグを第三世代初出のポケモンと勘違いするプレイヤーも冗談抜きでたまにいる。
シナリオ上で野生遭遇・捕獲できる炎タイプ。炎御三家のアチャモを選ばなかった場合は、彼かドンメルをほのお要員として使う事になるか。
ただ、マグマッグ系統は習得技のバリエーションが乏しい事からどうにも使い辛く、両刀気質な能力を持つドンメル系統の方がシナリオ攻略用のアタッカーとしては適している。

第三世代内での主要トレーナーだとアスナ等が使用する。
…なお、「マグマ」なのにマグマ団の連中が誰一人としてマグマッグ系統を使わない事にツッコんではいけない。

「ともしびやま」に生息しており、ぜんこく図鑑導入後から行けるようになる地下エリアにて野生出現。
ここまでに寄り道やスプレーで敵避け等をしていなければ、カントー図鑑外で初めて出会うポケモンは大体、彼となる。
出現個体のレベルには高低差があり、中にはあと数レベル上げればマグカルゴへと進化できる個体が出てくる事も。
ちなみに、この地下エリアには「いわくだき」で壊せる岩が多く配置されているが、地下3Fにある岩を砕くと低確率でマグカルゴが出てきたりもする。

  • 第三世代(エメラルド)
火山灰が降り積もる「113ばんどうろ」にも野生出現するようになった。
マグマッグおよびに同場所に出現するパッチールはどちらも特攻努力値+1のポケモン。
そのため、火山灰を集めながら特攻の努力値が稼げる場所として使えるようになった。

また、本作から一部特性がフィールド上で効果を発揮するように。
マグマッグ系統が持つ「ほのおのからだ」と「マグマのよろい」はどちらも『手持ちにいる間、タマゴの孵化歩数を半減する』という効果を持つ。
これもあってマグマッグは簡単に入手できるタマゴの孵化要員として重宝されるのであった。

外伝作品の本作ではマグマッグがダークポケモンとして登場。
本作だと数少ない炎タイプのポケモン。もしフェナスシティでダーク・マグマラシをスナッチしなかった場合、しばらくの間、彼しか仲間に出来る炎ポケモンがいない。
リライブが進むとタイプ一致かつ高威力・命中安定の炎技「かえんほうしゃ」を思い出してくれる。リライブ完了後に思い出す「にほんばれ」もあれば「かえんほうしゃ」のダメージを底上げ可能。
「あくび」も遅効性ながら、効く相手であれば確実にねむり状態にできるため、スナッチ要員としても役立てる。

しかし使用上の欠点が中々に多く、特性が「ほのおのからだ」だと敵のダークポケモンが使う「ダークラッシュ」を食らった時に攻撃相手をやけど状態にしてしまう事がある。
このやけど状態による定数ダメージで意図せず倒してしまったり、ねむり・まひ状態に出来なくなるといった弊害が発生するため、主力で使いたいなら特性が「マグマのよろい」の個体を狙うと良い。

また、進化前後問わず攻撃と素早さが低く、特攻もさほど高くない事からアタッカーとしては使いにくさが目立つ。
素早さが低いという事は敵から殴られやすいという事であり、回復アイテムの使用数が嵩む。
レベルアップ・わざマシンともに覚えられる技も少ないため、「かえんほうしゃ」一本で戦うポケモンになりがち。
単純に使いやすい炎タイプのアタッカーが欲しいなら中盤で入手できるエンテイを使う方がよく、ダーク・マグマラシがいるならそちらでも良い。

特にキツいのはマグカルゴに進化すると岩タイプが追加され、水技と地面技で4倍弱点を突かれてしまう事。いくらマグカルゴの防御が高いといっても「じしん」なんか食らった日には致命傷か瀕死待ったなし。
ただし、この欠点は中盤から賢くなる敵AIによる技の選択候補を絞りやすくなると考えれば利点にもなる。咄嗟に防御できる「まもる」は、ほぼ必須技。
水技と地面技を両方すかせるポケモンとしては特性「ちょすい」のマンタイン*1が適しており、彼と組めば交代しながらの戦いもやりやすくなる。
元々攻略難度が高く、入手できるポケモンも限られているゲームでありながら、相手の行動を考えて使う必要があるため上級者向きのポケモン。だが決して弱くはないため、使ってみるのも一興。

『ポケモンコロシアム』の続編である本作はマグカルゴがダークポケモンとして登場。
第三世代では不定形グループが誰も習得できなかったためにタマゴわざで遺伝不可だった「ねっぷう」を覚えた貴重な個体。性別が♂であれば「ねっぷう」を遺伝したマグマッグをタマゴで作れる。
リライブ完了でXD限定技の「リフレッシュ」を覚えるが、正直これは「まもる」など他の技に変えた方がいいだろう。

前述の「ねっぷう」に「じしん」と相手全体が対象の攻撃技を2つ*2も持つのでダブルバトル主流の本作においてはなかなか頼りになる…
…と言いたいところだが肝心のスナッチ場所がニケルダーク島と終盤。入手時期があまりにも遅すぎる上、元々アタッカーとして使うのが難しいポケモンなのもあり、今作のシナリオ上での出番は無いに等しい。
そもそもマグカルゴに限らず、本作終盤でスナッチ可能なダークポケモンをリライブ完了させてまでシナリオ攻略に使う人はそんなにいないと思われる
ダークポケモンのまま運用するにしても、覚えているダークわざが微妙なのでスナッチのサポート要員としては使えず、ダークポケモンに対する壁役として消去法で運用するのが関の山。
その場合でも特性が「ほのおのからだ」だと「ダークラッシュ」や「ダークブレイク」など物理のダークわざを食らった際に相手をやけど状態にしかねないので、壁役としても極力使わない方が良いが。

殿堂入り後かつ、ぜんこく図鑑導入後から行けるようになる「ハードマウンテン」に生息。
ここでは進化形のマグカルゴの方が出やすく、進化前のマグマッグはたまにしか出てこない。

『ダイヤモンド・パール』は殿堂入り前に出現する炎タイプの総数が少なすぎた事で有名であり、
特性「ほのおのからだ」「マグマのよろい」を持つタマゴ孵化要員の入手が面倒な作品でもあった。
そのため、「パルパーク」経由でGBA版からポケモンを連れて来れない・交換相手がいないプレイヤーは、「ハードマウンテン」に生息する彼らを孵化要員として調達する事になる。

マイナーチェンジ版の『プラチナ』では殿堂入り前からブビィが入手可能になったため、マグマッグ系統を使う必要がなくなった。

『金銀』のリメイク作品となる本作だが、リメイク前同様にカントー地方内でしか野生出現しないため、影が薄い。
付属のポケウォーカーでは「かざんのこみち」というコースに出現するが、ぜんこく図鑑導入後でないと遊べないコースのため、出番の救済措置にもなっていない。
なお、そのコース内ではレアポケモン枠。彼以外はさほど珍しくないポケモンしか出て来ないので、わざわざこのコースで捕獲入手に励んだプレイヤーは殆どいないと思われる。

それ以外だとキキョウシティのポケモンセンターにいるハジメおにいさん*3に特定のあいことばを教えると、マグマッグのタマゴが貰える事があった模様。
これ経由で入手できるなら、他者との通信無しで序盤からマグマッグを旅パへ加える事も可能ではあるが……使った人はどれほどいたのだろうか。


さりげなく金銀以降の全てのシリーズで皆勤賞をつとめていたが、第七世代で途絶え、第八世代では(特性的な意味でも)後輩に立場を譲って欠場した。
第9世代では「碧の仮面」で久々に本編復帰。何気に使い回しの多いポケモン図鑑の説明もなぜか新規のものが与えられた。

レンタルポケモン

【ポケモンスタジアム金銀】
共通:だいもんじ/いわなだれ/スモッグ/ドわすれ

強力な一致技を両方揃えているなかなかの強豪レンタルポケモンの一体。
「ドわすれ」を積むことで特殊技も受けやすくなる。バリヤードからバリアーみがわりバトンを受け取れば耐久力はもうピカイチ。

【エメラルド】
型1:のんきのおこう:おとなしいHD:ひのこ/いわなだれ/とける/すなあらし
型2:せんせいのツメ:れいせいHD:オーバーヒート/いわなだれ/じしん/のしかかり

型1はほのおの一致技は最弱だが、いわの一致技は「いわなだれ」と強力。なお本作の時点では「すなあらし」を使っても特防が上がらないので注意。防御なら「とける」で補えるが。
型2は「せんせいのツメ」持ち。「のしかかり」+「いわなだれ」でまひるみも狙える。「オーバーヒート」は最大火力で撃てるのは基本一度きり。

【プラチナ・HGSS】
型1:のんきのおこう:ひかえめHC:ふんえん/げんしのちから/とける/すなあらし
型2:せんせいのツメ:れいせいAC:オーバーヒート/いわなだれ/じしん/のしかかり

型1はエメラルドの型1に比べいわ技が「げんしのちから」になり威力面では弱くなったが、たまに全能力アップ効果を引くことも。一方ほのお技は「ふんえん」にパワーアップ。本作から「すなあらし」下のいわタイプは特防が上がるようになったので「とける」と併せて使えば両受けも熟しやすい。型2は努力値配分の変更を除けばエメラルドの型2の流用。

■対戦でのマグカルゴ


高い防御力を持つが、それ以外の能力は平均かそれ以下。
タイプはほのお/いわの複合であり、第八世代(剣盾)でセキタンザンが登場するまでは固有の複合タイプだった。
攻撃面では優秀な組み合わせだが、鈍足耐久型である種族値との相性が最悪。
何しろ弱点がみず・じめん4倍、かくとう・いわ2倍とメジャーどころがズラリと並び、特にじめん4倍が致命的である。
物理の超メジャー技「じしん」で楽々落とされてしまうため、最大の長所であるはずの物理耐久を活かし切れない……

データを見比べても分かる通り、耐性面は同じマグマ系のポケモンであるヒードランの下位互換。
具体的にはくさ・ほのお・どく・ドラゴン・フェアリーという実に5つのタイプの攻撃に対して差がついている。
相手が『もらいび』を無効化する『かたやぶり』等を持つ場合に限り、ほのお耐性ではマグカルゴが勝るが…。

ぶっちゃけ、対戦において比較的不遇なポケモンが多いほのおタイプの中でもブースターやクイタランと最不遇を争うポジション。

一応「じこさいせい」「おにび」「ステルスロック」「たくわえる」「どわすれ」「てっぺき」「あくび」「ひかりのかべ」「リフレクター」「おきみやげ」等、
ほのおタイプ屈指の補助技のバリエーションを持つのがせめてもの救いか。
使う前に落ちるとか言わない。

どうしても使いたいなら、こおり状態になることは滅多に無いので特性は『ほのおのからだ』推奨。接触技を使ってくる相手はほとんどが物理タイプなので、やけどにしてしまえば機能不全にできる。

じめんタイプの技を持たないハッサムマニューラ等なら結構耐える事ができるので、そいつらを起点にステロやおにびを蒔いてやろう。
コータスでやれ」なんて心ないツッコミは無しの方向で。

初登場の第二世代では特性無し、使えそうな補助技も「とける」、「どくどく」、「にほんばれ」程度しか無いなど割とどうしようもない性能だった。
タイプ相性だけ見るとファイヤーに強く草タイプにも勝てそうに見えるが、ステータスがあまりにも足りないためフシギバナには普通に粘られ、ナッシーにはサイコキネシス2発で落とされかねない。
ではファイヤーはどうかというと、タイプ一致4倍弱点の「いわなだれ」でさえ確定2発という有り様である。なおマグカルゴ側は等倍の「めざめるパワー」で4発な上、レベル差最大かつきせきのタネを持っていた場合は3発で落ちかねない。どうしてこうなった…
とにかく4倍弱点が足を引っ張っており、カビゴンのようにメインウェポンなら受けられてもサブウェポンで大ダメージを受けてしまうポケモンが多い。
素早さも低くほとんどのポケモンに先手を取られてしまうため、サブウェポンが判明した時には手遅れとなりやすくどうにも使いづらい。

4倍弱点持ちではあるが、その4倍弱点がどちらもある程度読みやすい相手であるというのが特徴。そのためパラセクトと同じように、「相手の4倍弱点技を誘って後続を降臨させる」という使い方ができる。
第四世代ではこういった運用で使われたのだが、しかしこういったテクニカルなことができるのはいいとしても、肝心の「マグカルゴ自身を相手と戦わせる」のが難しいというのが最大の難点。
例えば、貴重ないわタイプの特殊アタッカーとして活路を見出そうにも、第7世代までは「パワージェム」を習得できない。
低い素早さを活かして「トリックルーム」下で戦わせようにも、「ふんか」などの高威力技を覚えることができず、「きあいパンチ」だとか「だいばくはつ」はもちろん、意表をついて確実に1匹持っていくような小器用なことができるわけでもないのである。マイナー使いのプレイヤーにとってもハードルの高いポケモンなのだ。

だが、実はマグカルゴ(マグマッグ)の特性は両方とも手持ちのタマゴの孵化歩数を半減させるという隠し効果がある。
この特性のおかげで日々タマゴ厳選に励む廃人達に引っ張りだこにされている。
今日も廃人達はマグカルゴを引き連れ廃人ロードを駆け巡る。
おかげでほとんどのマグカルゴは特に戦闘に出してもいないのになつき度MAXに。
その姿はさながら卵を見守る保母さんである。

一応ブーバーンバクーダも同じ特性を持つが彼らと違って入手がお手軽なのが最大の魅力。
マグカルゴ(マグマッグ)は出現率が高く特性はどちらでも良いので全く手間が無い。


…しかしBWからの新ポケモンウルガモスが特性『ほのおのからだ』持ちなうえ「そらをとぶ」まで覚えるためマグカルゴの価値が激減。
多くのマグカルゴが路頭に迷う事に…。
マグカルゴは犠牲になったのだ…ウルガモスの犠牲にな…
さらにXYから、より入手しやすく、進化の早いファイアローが登場する羽目に。
第七世代からはひでんわざが廃止される傾向になり、この差は埋まったものの、前作経由でないと手持ちに入れられない。
代わりにポケリゾートのシンボルとしてタマゴやポケモン達を見守っている。




これが何を意味するかおわかりだろうか。
そう、これらのポケモンたちの種族値の合計はみな410。
第六世代以前のマグカルゴと同等の数値なのだ。
進化前ながら『しんかのきせき』型で活躍できるポニータ、種族値の配分に無駄のないウソッキー、
特性のおかげで高い火力を誇るチャーレム、マリルリ。

それに比べ、進化後にもかかわらず無駄しかない配分、バトル向きではない特性、しかも唯一の役割すら完全上位互換の燃える蛾に奪われてしまった。
彼がいかに大変な思いをしているか感じ取っていただきたい。

そんなこんなで不遇街道まっしぐらの彼もBWにて「からをやぶる」を習得。
これにて遂に不遇脱却!…と思われたが、
素の火力の微妙さや有用な攻撃技の少なさ、最速で殻を破っても意外と抜ける範囲が微妙等の点で意外と落とせない相手は多い。
(タイプ自体は攻撃面で優秀でも特殊いわ技の威力が貧弱、確実に抜けるのが化身トルネロス&ボルトロスまでで112族とは同速勝負になる等)
さらにそのパルシェン以上に不安定なタイプや耐久力からアイテムや仲間のサポート無しでは積みの起点が作り辛い…と欠点はかなり多く、
劣化にはならないながらも「からをやぶる」を中心に戦うポケモンの中では特に扱いが難しい部類でもある。

とは言え、

「俺炎弱点だけど俺の方が速いし地震覚えてますからwww残念wwwww」

と、調子に乗ってた連中の殆どが、巻いたりしてない限り、
ホイホイ消し炭に変わっていくというのは数年前には考えられなかった光景である。
マグカルゴにとっては大きな進歩と言えるだろう。

さらにSMでは『くだけるよろい』による素早さ強化が1段階から2段階になった上、HPと特攻の種族値が10ずつ上昇した。
『くだけるよろい』発動後に『からをやぶる』で「こだわりスカーフ」持ち111族まで抜けるので先制される心配は限りなく少なくなる。
この場合、持ち物は「きあいのタスキ」推奨。

攻撃技は「だいもんじ」「かえんほうしゃ」「げんしのちから」「パワージェム*4」「だいちのちから」「めざめるパワー*5」から選択したい。
めざパの有力候補は氷か草あたり。

ただ同じくほのお複合の積みアタッカーとしてはやはりウルガモスの壁が厚く、バクガメスにも全ての種族値で劣っている。
またウルガモスと違って接触技を受けない限り積んでも抜かれる場面が少なくないのが辛い。
一致岩技や「だいちのちから」、フェアリー耐性等で差別化を図りたい所か。

愛を持って使用すれば、きっとこいつは期待に答えてくれるはず。
でもスカーフ巻いた連中の相手は勘弁な!


■ポケダンでのマグカルゴ


「本家シリーズでは地味なポケモンが強くなる」というジンクスがあるポケダンシリーズでもよく登場し、プレイヤーを戦慄させる。

デビュー作である救助隊では、敵としてはストーリー後半、Lv1ダンジョンでは中盤から終盤にかけての関門の様な登場をしていた。
この頃は「あくび」「スモッグ」という不思議のダンジョンでは致命的な追加効果をもたらす技で厄介がられる一方で、プレイヤーキャラとしては
「進化すれば岩タイプ複合により「すなあらし」で削られない」「防御力を上げる技が多い」「一定の頃から爆発的に成長する」点を買われる、隠れて強いポケモンあつかいだった。
しかしマグカルゴ自体は進化形のために直接勧誘が出来ず、進化レベルも38と高いので入手は少々面倒な部類。
「ほのおの だいち」に出現するマグマッグなら初期レベル28と高めなので、そちらで勧誘した個体であればレベリングの手間が少し省ける。

そして、探検隊から強敵として覚醒。
部屋全体攻撃「だいちのちから」を習得した事で同じ部屋にいると彼方から「だいちのちから」をぶっぱなすように。攻撃面が強化され、厄介さがアップ。

マグカルゴの強化はこれだけにとどまらず、世代が進むごとに攻撃技の「やきつくす」で命綱の食べ物アイテムをパーにしてきたり、
「からをやぶる」で単独暴走を図ったり、特性「ほのおのからだ」「マグマのよろい」で飛び道具を無効化したりと、ストーリー道中で戦うポケモンとしてはデンジャーな相手となっている。
ターン制バトルには向かない能力傾向、やたら豊富な技の引き出し、それらがローグライクゲームのシステムで補え、技の種類の多さが長所になるからこその強いポケモンであるといえる。

なお、プレイヤーが使うキャラとしては『青・赤の救助隊』以降の作品だとタマゴわざや教え技で「ねっぷう」を習得可能なため、通常ダンジョンにおける全体攻撃要員としては更に使いやすくなっていたりする。
まぁ探検隊以降は彼以外にも「だいちのちから」を使う敵が増えたり「じしん」習得者も増加傾向にあるので、地面技1発で大ダメージを食らいかねないマグカルゴは運用するのが難し目だが。「やられる前にやる」を徹底しよう。

■ポケモンカードゲームでのマグカルゴ


原作ではかなり不遇なマグカルゴだが、一転してポケモンカードでは強いカードが多いのが特徴。
初登場した旧裏面時代は「炎エネルギーを任意の数トラッシュでき、その数に応じてダメージを加速できる」というワザ「ようがんりゅう」を持っており、
HPが少なく高火力技を出すのも難しかった時代において「お手軽に火力を出せる上にダメージ調整まで可能、オーバーキルすることなく殺せる」という利点で強ポケの一角として君臨し、堅実な炎デッキにおける強ポケの座を射止めている。
2021年現在のローカル殿堂ルールでは★1、最も少ないとはいえ規制の対象となっている。

ADV時代は「山札の好きなカードをサーチしてデッキトップに置く」というポケパワー「じならし」を持つカードが活躍した。
次のドローが好きなカードになる。これだけで弱い理由がないが、これにドローソースを組み合わせると事実上ノーコストの《パソコン通信》である。
特に「毎ターン1枚の追加ドローができる」というポケパワー「すいすいダンス」を持ったルンパッパとの相性は抜群によく、この組み合わせは「ルンパカルゴ」と呼ばれて一世を風靡した。

さらにこのカードがスタン落ちして10年以上後、2018年5月3日発売の「チャンピオンロード」でこのマグカルゴのリメイク品が登場して出て環境に顔を出しているようだ。
「じならし」のテキストはもちろんイラストまで同じという徹底した懐古っぷりである。


Pokémon Trading Card Game Pocketでのマグカルゴ


何種類かリリースされているが、総じてHPが高い代わりに逃げエネが重い。
たねのマグマッグもHPが70前後と高いが、こちらも逃げエネが2と進化前たねにしては重いので取り扱い時には注意。

特に強カードなのが空と海の導き版。
炎1無1エネで発動する「ぶちまけファイヤー」は、マグカルゴ以外の全員(相手と自分のベンチ含む)がランダムに3回選ばれ、選ばれた回数50ダメージ。
サポートなしで期待値2エネ150という破格の攻撃力である。

デメリットとして自分のベンチポケモンが選ばれる可能性があるのだが、自分のベンチに他のポケモンを置かなければこのデメリットは発生しない。

よって、とにかくなんとしてもいち早くマグカルゴを完成させ、ひたすらにぶちまけファイヤーをぶちまけまくって制圧するというのがアグロ戦術として成立するのである。
デッキを限界まで圧縮し、ポケモンはマグマッグとマグカルゴ1枚ずつのみにして単騎で出すことを前提にする運用がメジャーであるらしい。
また、マグカルゴの起動準備が整うまでの間にレッドカードやシルバーで相手の構築を遅らせるのも重要。

注意点として、先行不利の影響をより受けやすい。
あとこの戦術、やられたほうは不快度が非常に高い戦術であるため、オンラインならともかく対面でやると一瞬で勝てるが、同時に一瞬で友達をなくすという点には気をつけて。



■余談


その見た目や、タマゴと常に一緒な姿から「某ヒゲのパートナーの某緑色の恐竜」に似ている事を度々ネタにされる。
だが、ダイノーズとは弱点が重複し、特にダブルでは両者に4倍かつ全体攻撃の「じしん」でまとめて倒されるので相性は最悪である。

マグカルゴ「でっていうw」


追記・修正は10000℃の高熱に耐えながらお願いします。

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最終更新:2026年02月13日 11:50

*1 マンタインは特性二種持ちのポケモンで「すいすい」だと水技を吸収・無効化できないが、第三世代当時の水技は全て特殊攻撃であり、マンタインはタイプ半減込みかつ持ち前の特防の高さから余裕で耐えられる。なので「すいすい」個体でも特に問題は無い。

*2 「じしん」は厳密に言うと味方も巻き込むのだが、味方が「まもる」持ちかひこうタイプ、特性「ふゆう」のポケモンなら「じしん」が当たらなくなる。

*3 第三世代『ファイアレッド・リーフグリーン』の「おしえテレビ」内に登場したテレビのおにいさんの事。

*4 第9世代以降

*5 第7世代まで